もうね、悲願だったのですよ。いままでの撮影画像のデータが11TB。これを一元的にバックアップしたい。いまのところ、2重のバックアップはできているものの、新しく導入したメインカメラであるNikonD850は4200万画素なので、これから撮影する画像はすんごい勢いで増えていくことが予想できる。
ちなみにいまの写真データ状況。
年 | GB | 使ってるカメラ |
~2005年 | 38 | コンデジ |
2006年 | 80 | Canon EOS Kiss Digital N |
2007年 | 120 | Canon EOS Kiss Digital N , OLYMPUS E-410 |
2008年 | 336 | OLYMPUS E-3 |
2009年 | 565 | Nikon D700 , OLYMPUS E-P1 |
2010年 | 582 | Nikon D700 , OLYMPUS E-P2 , Ricoh GXR |
2011年 | 710 | Nikon D700 , Panasonic DMC-GH2 , Ricoh GXR , |
2012年 | 1,310 | Nikon D800 , OLYMPUS E-M5 |
2013年 | 1,070 | Nikon D800 , D90 , OLYMPUS E-M5 , E-M1 |
2014年 | 1,160 | Nikon D800 , OLYMPUS E-M1 , SIGMA dp Merril |
2015年 | 850 | Nikon D800 , OLYMPUS E-M1 , SIGMA dp Merril |
2016年 | 1,470 | Nikon D800 , OLYMPUS E-M1 , SIGMA dp&sd Quattro |
2017年 | 2,500 | Nikon D800 ,D850, OLYMPUS E-M1mark2 , SIGMA dp&sd Quattro |
計 | 10,791 |
うーむ、やはり将来を見据えて、20TB程度のデータを置いておけるシステムをいれなければ、と思ったのですね。計画を練り、目星をつけておいたメーカーの新製品が出たタイミングで動きました。
総額15万円以下で、RAID5構成した上で20TB以上のディスク容量を持つことができること。外部からネット経由で接続しデータ授受をできること。編集者さんに連載用のデータをダウンロードしてもらえること。これがニーズでした。
NAS本体は台湾メーカーであるSynologyのDS418j。
ビックリするほど安くて、税込み37692円。
ビジネス向けではないのだけど、ちょうどCPUが旧モデルから刷新されたので、発売4日後に購入!ただしこの選定については「もう少し待っとけばよかったかな」と思ってます。理由は後述。
大事な大事なHDD。信頼性でいえばHGST社のDESKSTARシリーズであることは間違いないと思うけど、予算オーバーしちゃうんだよね。ならばWDのREDか?と思ったのですが、「WDのHDDはHGSTの選別から漏れたものを流用」という悪い噂をきいてしまった。シーゲイトは過去に信頼性の低い製品を出していたことでいまもって評価が悪いようだけど、とあるHDD流通関係者から「あの状況は一瞬で、いまは信頼性高い」という情報をもらった。
ということで、NAS用のIronWolf8TBを4つ買いました。この時の価格は税込み28056円。4つ買ったので11万2224円! いやーこんな大容量、ビビルね。
単純に計算すると8TB×4=32TBですが、信頼性をあげるためにRAID5と言う仕組みにします。4つのうちの1つのHDDをチェック用に使うため、容量は3台分(24TB)に減るけど、どれか一つのHDDが壊れても、復旧が可能になる。
HDDの組み込みはとても簡単、ドライバーもいりません。
組み込んだら有線LANでつなげて電源を入れ、ネットワーク上からアクセスしてソフトウェアの設定。
RAIDの設定などをして、使用可能な状態に。
ちなみにこの画面はNASのOSの画面。ウインドウズを使っているような使用感。さっそく10TBある画像データをここにコピーしていきます、、、
なんだけど、結論からいうと、なぜかこのコピーが完了するまで十日間以上かかりました(汗)
100baseTのギガビットイーサネットだから有線LANだから速いだろう!と思っていたのだけど、なぜか画像の転送が300Kbps程度しか出ない。なんで!?もう、すっげー焦れました。原因はいまだにわからない。その後、100Mbps程度のスピードは出るようになったけど。
まあしかし、ちゃんと動いてます。
SynologyのOSはとても使いやすく、パッケージを導入することでいろんなことができるようになる。Webサーバーを立ち上げて、WordpressでWebを構築し、公開することもできる(しないけど)。
超絶便利なのが、やはり外部の人にファイルを公開し、ダウンローダブルにできること。編集者に200MB程度の画像ファイルを送るの、宅ファイル便とかギガファイル便とか使うの、イヤだったんだよね。容量も期間も制限ないし。
で、ds418jという本体についてなんだけど、、、発売後すぐに購入して、「やった、なんていいタイミング!」と思っていたら、二週間後には小企業オフィス向けのモデルも新型が発表された。
実は、僕が欲しかった機能のいくつかは、コンシューマ向けのモデルには載っていなかったと言うことが、購入後に判明(涙)。まあ、仕方が無いけど。それと、やはりCPUの性能は低いです。いろいろと動作がのろい。3万円程度しか違わないので、できればビジネスモデルを購入した方が満足度が高いと思います。
でも、まあ満足。15万円で収まったしね!なにより24TBあればかなり安心!ということでした~