愛媛のエントリで一緒に騒いでた友人から、僕が使っていた撮影グッズをさっそく購入した!という連絡があった。そのグッズとは、宮崎県のよしみカメラが出している「でんでんディフューザー」。上の写真のように、フラッシュにかぶせて光を面光源にできる、円形のディフューザーだ。
じつはこれ、ちょっとした料理写真の撮影に使用できる優れもの。だって、この↓写真だってでんでんディフューザーでに撮っているんだもん。
なんか、本格的にライティングしたような感じに見えるけど、じつはすっげー簡易なライティングで撮影しています。こーんなかんじ。
写真:藤山健さん提供
反対側からみるとこんな感じ。
写真:河野秀伴さん提供
わかりますかね。料理をでんでんディフューザーと自作レフ版で挟んで撮影しているだけ。それで、こんな結果になります。
どうですか、まあお店の人や周りにフラッシュ使わせてねという許可をもらったりしなければならないのはどこでもやらないといけないことだけど、そこを超えられれば、美しくライティングして撮影することができてしまう。よしみカメラさんスゴいのつくったね!
ちなみにこの製品、折りたたみ式で、収納する際にはおとなの拳ていどの小ささにギュッと畳むことができて、軽くて、持ち運びがやたら便利なものだ。僕は、手元にあった小型ディフューザーの円形の袋に入れて持ち歩いている。
これを展開するとこんな感じで、直径35cmの円形のうちわのようなスタイルになる。
この中にフラッシュの発光部を突っ込んで光らせると、円形の面全体が発光するので、影を柔らかくする(ディフューズ)効果を得ることができるわけだ。
フラッシュ差し込み口はこうなってます。かなり考えられた作り。
ワイヤレスで発光できるニッシンのDi866markⅡを入れましょう。
ベルクロできっちりとめます。その上からマジックテープになっているひだひだをくっつければ、固定できる。
あとは、発光させるだけ!
被写体に対して色んな角度、距離から光を浴びせることができるわけです。
僕の友人は、カメラとフラッシュの間をケーブルで接続して撮影している。そうすると、TTLという仕組みで、カメラとフラッシュが勝手に通信しあって、なにも考えなくても最適な光量で光るように調整できる。て書いてもよくわからないかもしれないが、つまりシャッター押すだけでそこそこ撮れてしまうと言うこと。
僕も最初はケーブルで繋いで撮影していたが、最近ではワイヤレスフラッシュで撮影している。ちなみに、ワイヤレスでの撮影時は、日本のメーカーであるNissinが出している製品か、KPIなどの日本の代理店が輸入販売しているコントローラーを使わないと、電波法違反になることもあるので注意が必要だ。
中国製の製品が安価にアマゾンから買えるけれども、技適マークがついていないので、日本での使用は違法になる。代理店が日本正規版として販売しているものは技適マークがついているので、安心して使えます。ニッシンが最近力を入れている電波式のフラッシュは、最初からその辺をクリアしているし、さすが日本製の安定した技術なので信頼できる。
フラッシュを使うってことは、カメラの初心者にはちょっと障壁が高い行為だということは僕自身がよくわかっている。けれども、使ってみたらこんなに素晴らしいものはないと感じるものだ。料理撮影にはとくに。
よしみカメラのでんでんディフューザー、アマゾンでは在庫なしと出てくる。ヨドバシドットコムでは買えるようだが在庫稀少。廃番になるのかモデルチェンジするのかわからないけど、これいい製品なので、お薦めしておきます。
ところでこういう、簡易なライティングで料理写真を撮る講座、ニーズあるんですかね。やってよと言われているんですが、、、