やまけんの出張食い倒れ日記

あの九州パンケーキの一平グループが新たなチャレンジ!九州産の7つの穀物からつくった「セブングレインパスタ」が意欲作だ!

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宮崎県が誇るたべものといえばレタス巻き。お寿司にマヨネーズを使用した、公式に日本で初めての料理を生み出したのは、宮崎市の大衆寿司店「一平」であることは、ここで何回も書いてきたとおり。

レタス巻き

宮崎で僕が一番好きな食べ物といってもいい料理がこのレタス巻きといっても過言でない。

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その一平寿司グループを率いる村岡浩司さん、寿司店だけではなくタリーズコーヒーの有力なフランチャイジーであり、飲食店を複数店舗経営している。のみならず、九州パンケーキという大ヒット商品を販売しているのはご存じの通りだ。

村岡社長2

これは寿司屋バージョンだが、彼本来のすがたはこっちだ↓

村岡社長3

アメリカで起業にチャレンジした青春時代、そして日本で一平を継ぐまでの苦労、そして一平のみならずタリーズや飲食店、そして九州パンケーキをヒットさせるに至るストーリーは、さまざまな番組やメディアで流れたのでご存じの方も多いだろう。なにをかくそう、僕が宮崎県の人たちと関係が深いのも、もとはといえば浩司さんが仕事を作ってくれたからである。熱の人、村岡浩司。

その浩司さんが、九州パンケーキにつづき、商品開発をしていることは耳にしていた。つい先日電話があって「やまけん、できたよ!サンプル送るから、公正な目で評価してくれるかな?」と。

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これが、彼のプロダクト「7 grains Pasta セブングレインパスタ」である。

中身についての紹介は、下のキャンプファイヤーでクラウドファンディングを展開しているところなので、そちらをご覧いただきたい。

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九州産の7種類の穀類をベースにしたこの麺、バリエーションは断面の丸いスパゲティタイプと、平麺のフェットチーネタイプ。

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寄ってみると、まあツブツブツブツブしています。そして、ところどころ湾曲していたり、切り口もふぞろい。

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さきのキャンプファイヤーの映像を見てもらえれば分かると思うが、この麺、そうめん作りの製法で作られているのだ!

そうめんは生地を伸ばしてカットする方式で、スパゲティのように型から押し出す製麺方式ではない。だから、均一の工業製品的食品では、まったくない。でも、それこそが味わいのベースになっているのだろうと思う。

こちらがフェットチーネタイプ。

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わりと、こっちはビシッと決まっている。これはそうめん製法とは違うのかな。

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まずは会社で、茹でてみました。

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この麺、パスタのように塩を湯にいれる必要はありません。どちらかといえばうどんやそば的な麺だと思うといいかもしれない。ここでひとつ注意!写真のように向きが揃ったままお湯に入れちゃダメ。なぜかというと、、、

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くっつきます。パスタ茹でのときよくやるように軽く捻って、パラパラと麺がおたがい離れるように鍋に入れとくのがよいでしょう。

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フィットチーネタイプは茹で時間12分間。ゆであがりの麺を見ると、何もつけなくていいんじゃないか?という、穀類の存在感が匂い立つような麺肌でござる。

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初めての人は、麺そのまま食べることをお薦めします

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湯量にもよるけど、今回はフライパン利用だったので少ない湯量のため、かるく塩味が残っている感じで、それが逆にちょうどよい味わいになっていた。麺肌はザラついた感じなのかな、とおもっていたが、そんなこともない。もちろんツルツル感はないのだが、ざらざらという感じでもない。食感と香り双方に存在感があるという印象だ!

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パスタと銘打ってはいるけれども、おそらく和風の味付けがマッチするだろうとは思っていろいろ用意しておいた。どんな味付けがいいんだろうかと思ったが、、、

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オリーブオイルとは、むちゃくちゃ合いますな!それも、ごらんのとおり、肉に合わせる用の香りも刺激も強いオイルだけれども、それがまたバッチリあう!風味があるものには風味を合わせた方がいいのだね。

もちろん、麺つゆ類にはすべてマッチした。美味しいです。

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で、逆にちょっと微妙かな、と思ったのが意外にもトマト風味。

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肉を使わない、トマトトマトしたラグーを作ってスパゲティタイプと合わせてみたのだが、モチモチ感が強く、風味もあるのが、ラグーの味わいとバッティングする感じがした。

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でも、ラグーが特殊だったからかもしれない。これはまたちょっと違う感じで試してみたいと思う。そこはそうだったけれども、結論としてこの麺はとても美味しいです。パスタと言っちゃわない方がいいかもなってきもしたけれども、まあ「麺」だもんな。それはいいと思う。

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とりあえず今の段階では、オイルベースのパスタにするのがベストマッチですよ、と思う。

まあしかしなんといってもですね、いろんな穀類が入っていることもあると思うが、食べて眠くなりません

さいきん、これ重要だと思ってるんですよ。グルテンの持つ特性が話題になっていて、科学的な評価もいろんな意見が出てきているけれども、事実としてパンやパスタを食べた後、だるくなったり眠くなったりすることが多いのは、個人的には少々思うところがある。

けれどもこのセブングレインパスタにはその「眠くなる感」がない。おかげでしっかり食べたけど、午後も仕事がバッチリできています。

浩司さん、また佳い商品つくったね!九州でなければ作れないこの商品が成功することを祈ってます。