やまけんの出張食い倒れ日記

ニコンZ6への評価がずいぶんと持ち直している今日この頃。やっぱり画質はD850よりもよい!

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しばらく前に、ニコンの新マウント規格であるZシリーズに対する不満が爆発してしまったのだけれども、最近「まてよ、、、」という感じになりつつある。

というのもZシリーズ、あきらかに画質がいいのだ。あ、もちろん僕は最上位機種であるZ7は持っていないので、あくまで所有するZ6についてということになるのだけれども。

ちなみにわたし、ニコンのフルサイズ一眼レフカメラであるD700→ D800→ D850と正統な進化をしてきている。それが、Zシリーズに持ち替えて「あれ、、、なんか、画質いい」と思うことが多いのである。

とはいえ、D850とZ6で同じ焦点距離のレンズをつけて撮り比べたわけじゃない。だって現場にもっていくのにそんなことするわけない。いまだとZ6に超広角ズームであるZ14-30mmf4を装着し、D850にSIGMA24-105mmを着けるというのがロケ用鉄板の二台体制。そうなると同一画角で試せるわけじゃない。

けどね、なんか、同じシーンをZ6とD850で撮ったのをAdobeBridgeで表示すると、なんか違うんですよ。暗部つぶれや白飛びまでの粘りが、Zのほうが素性がいいというか、、、周辺を比べれば一目瞭然と言う人も多いけど、たしかにそれもある。

何より、Z50mmF1.8を使って人物を撮ったときに「おろっ いいかも!」となる。

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オーガニック認証の世界では識らぬ者のいない、水野葉子先生。ドピーカンですげー逆光のなか、銀レフを右からあてて撮りましたが瞳認証でピントバッチリです。

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久松農園の久松達央くん。これは日中シンクロで右からフラッシュの光を当てています。

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あのオーグードジュールの支配人をしていた岡部一巳さん。いま勤めている神楽坂レストランアロムにて。これも瞳にバチッとピンが来ているのはもちろん、拡大してみてもあいまいな描写がどこにもありません。

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料理を撮るときには、僕はあまり50mmを使いたくないので24-70mmf4の望遠端で撮るけれども、その描写もやはりよいと思う。

ちなみに、Z50mmf1.8を入手する前は、ニコンのAF-S 50mmF1.4を使っていた。F1.4の大口径にもかかわらずあまり人気のないレンズなのだけど、ピントが決まれば実にいい感じに写る。問題はピントで、F1.4で撮るとすっぽ抜けたときが怖いので、f2.8まで絞って撮ることが多かった。

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こちらはコナモン協会会長の熊谷真菜さんをD850+50mmで撮ったときのもの。やはりf2.8では足りない。背景整理のためにはもうすこし絞りを開けたかったところだ。それにしても熊谷さん、チャーミング!

といろいろ載せたけど、小さいサイズではわからないよね。でも、じっさいに画像を持って帰ってきて、27インチのColorEdgeで観ると、全然違うんですよ。

ということで、Z6とZレンズのシリーズはやっぱり、かなりスゴいかもしれない。売っぱらっちまおうかと思ったときもあったけど、ここのところ見直しています。フランジバックが他のどのメーカーよりも短く、レンズ設計の余裕があることは、とにかくスゴいメリットでしかないのだろう。

だから、とにかく、ニコンさんはZレンズをボンボン投入して欲しい。これからポートレートレンズである85mmF1.8が出るらしいけど、ゴメン、おれはそれ、あまり必要としてない。90mm以上のマクロレンズと、24-105mm的なズームレンズを早くお願いします。

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