じつは家族がグルテンアレルギーになっちゃってまして、我が家はグルテンフリー（GF）生活を余儀なくされております。もうね、最初の頃はマジで大変でした。こういうのって、家族がなってみないとその大変さがわからないものだと心から実感しております。
信頼できるクリニックでアメリカのラボに毛髪・血液・尿・便を送って高精度に体質の分析をしてもらったところ、小麦と乳製品のアレルギーがドカンと出ていました。驚いたのは、一緒に分析した僕も、グルテンと乳製品に関してはアレルギー度合いが高かった。でも「消化能力が高いため、腸に届く前に分解されているので問題が出ていない」とのこと。うん、それは心当たりある（笑）
んで、小麦製品を可能な限り自宅の厨房から除去しているのだけれども、どうしても菓子類を渇望することがあるわけです。
「パンとかケーキが食べたい！」というやつね。もちろんGF食品、とくに米粉をつかったものの選択肢がけっこうあるわけだけど、、、
美味しいと思えるものが少ない！
というのが問題だと思っております。僕も妻の手前、あまり小麦ものを家に持ち込まない様にしているので、GF食品は一緒に食べるのだけれども。やっぱり長い歴史の中で、小麦粉で造ることで洗練されていったものを米粉に置き換えても、美味しくないんだよな、と思ってしまうことが多かった。
そんなある日。9月某日、高知県でJAの女性組織の方々に講演をした時のこと。
このとき、控え室に遊びに来てくれた方がいました。
高知県のJAれいほく（えーと、先日JA高知県という巨大JAに合併したのですが、まだ米粉のブランドはJAれいほくなのでこう表記します）の管内で、米粉パンや米粉ケーキを作って販売している、真辺由香さんだ。
「わたし、いつもラジオ聞いてるんですよ！」
と。ラジオというのは、毎週日曜日の早朝5:32分からお届けしているNHK第一ラジオの「マイあさ！」の「全国たべもの旨いもの」ですね。
https://www4.nhk.or.jp/my-asa/
いやー あんな早朝の番組なのに、聴いていただいてありがとうございます！
「これ、わたしがつくった米粉マフィンです、嶺北の米粉でつくっているんですよ。」
と。おお、米粉製品はありがたいです。妻がGFなもので、、、と御礼を伝え、その日持って帰ったわけです。これを自宅にて妻といただいたわけですが、、、
おいしい！
なにこれ、その辺のGF有名店のお菓子よりだんぜん美味しいじゃないの！
と大感激。
早急に真辺さんにお願いして、マフィンをいろいろ作っていただいたわけです。
写真はゆずマフィンですが、いろんなレパートリーをお持ちです。いちご、りんご、四万十のお茶、などなど。どれも美味しいけどリンゴがナンバーワンかなあ。
質感も小麦で作ったような感じに仕上がっています。
ほら！米粉で作ったもので、中身がペタッとなっているのをよくみかけるけど、実にフワッと感があり、また小麦っぽいみっしり感もあって、食感最高。
実に美味しい！
こちらは紅茶。
ちなみにマフィン、ふつうのケーキより好きです。あのバフッとした食感が好きなんですよね。それがこの米粉マフィンには出ています。
真辺さん、数年前までれいほく町で米粉パンのお店をやっていたらしいのだけれども、現在はクローズ。出店の形でイベントなどに出しているらしいのですが、、、
ぜひレギュラーで買える様にして欲しいと本気で願います。
ちなみにJAれいほくブランドで販売している米粉は、アルファー化したした米を配合して粉にしているそう。だから、小麦グルテンをいれなくてもふんわりしたマフィンになるらしい。僕も真辺さんにおくっていただいたその粉でパンを焼いてみたら、たしかにイーストで膨らんだ！パンはけっこうやっつけで焼いてみたので、味はまあまあ、という感じでしたが、、、工夫次第でいろいろできそう。
ただし、JAれいほくのWebみても、JA高知県のWebみても、この製品がどこで手に入るかさっぱりわからない。こういう部分がJAのダメなところですね。
「土佐れいほく ふっくら米粉 パンが焼ける 国産 米粉だけ」
でキーワード検索してみてください。
真辺さん、ほんとうにありがとう！定期便でお願いしたいです。