やまけんの出張食い倒れ日記

賛否両論ある、世界への和牛の遺伝資源の輸出。日本の和牛と世界のWagyuの今後を考えるための朝日新聞の記事連載全5回に協力しました。ぜひみていただきたい!

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本日10時から公開になりました。朝日新聞が映像コンテンツも交えて、相当な力を入れて取材した「追跡メイドインジャパン 和牛編」の全5回がスタート。この記事に取材協力し、また動画の提供、そして4回目あたりにインタビューで登場します。

本日は第一回目の公開が始まっていますね。しかも有料コンテンツですが、予告編の動画だけでも見ると、最後まで読みたくなると思います。

■猛反対はねのけ和牛を輸出 美食の功労者か、それとも…:朝日新聞デジタル
記事はこちら → https://bit.ly/3atWHu1

もう一昨年のことになるのだけど、農業ジャーナリストの山田勝さんと二人で渡米し、参加したテキサスでの全米Wagyu協会の総会。出発直前、ここに北海道は白老の肉牛生産者である武田さんが招かれ、世界にWagyu資源を提供した功労者として表彰されるということがわかった。総会でのアワードの模様を動画で撮影し、ブログで公開しているわけだけれども、これを観た朝日新聞社の熱血記者さんが「使わせてもらえないか、あと取材もさせて欲しい」と打診してきた。

僕が公開した武田さんの動画には、口汚く罵るような、まさにヘイトコメントがいくつかついた(もちろんヘイトなので削除)。

おそらく和牛関係者は「またこの人か!」と、名前を観ただけで断じる人が多いだろう。でも、いま世界で何が起きているかを直視して、日本がこれから何をできるのかを考える方が建設的だ。

じつは、武田さんのしたことに対しては僕も複雑な気持ちを持っている。「世界に和牛の種を提供したのは素晴らしい!」とは、今でもいえない。ただ、武田さんと対面で話しをした時、「あなたのしたことは罪深い」とも言えなかった。それはなぜか。

おそらく、朝日新聞のあの記者さんなら、ちゃんとその部分も理解し、記事に落とし込んでいることだろう。

ということで、全5回を読んでみることをお勧めする。