菅くんは以前、広島のとある有機農業生産法人に在籍し、そうとうな面積の圃場を生産・管理していた。その頃に出会ったのだが、彼は柑橘栽培で独立。瀬戸田の圃場はいまや200アールを超えたという。
農薬と化学肥料を使用しない彼の循環型農業の中で重要な位置にあるのが、発酵堆肥。山口県の肉牛農家・梶岡秀吉くんの牧場からでる牛糞をきちっと発酵させ、なおかつ多様な微生物が棲まうようにした資材「ヒューマス」を施用している。ちなみに彼らの出会いを作ったのは僕だったりするので、ちょっと誇らしい気分。
同梱されていたのはネーブルを搾ったジュースと、レモン100%の果汁。
レモン果汁は100%なので、もちろん酸っぱいけど、しっかり糖度も乗っている。心地よい味わいのを、炭酸で割ると最高だ。
ネーブルジュースも皮のほろ苦さがほどよく出ていて、炭酸で割ってスカッシュにすると実に旨い!
自宅にて、アジをそぎ切りにして軽く塩をしたものに、レモンの皮をいやというほどおろしてふりかけ、そののちレモン果汁でジュバッと〆て、オリーブオイルでいただく。
レモンは果汁だけじゃなく、皮も使いたいよね!菅君のレモン皮、すばらしくクリア。収穫はすでに終わり、貯蔵ものなので、香油成分も落ち着いていて苦みが少ない。いや、旨いね!
相変わらず個人販売までは手が回っていないたいだけど、ぜひ彼の哲学を覗いてやって下さい。
■citrusfarms たてみち屋
http://www.tatemichiya.com/
菅くん、ごちそうさま!