dancyuで編集長を務め、そののちウェブ版のdancyuを軌道に乗せた江部さんから、陣中見舞いが届いた。
さて、本日到着の宅急便で、陣中見舞いとしてお酒をお送りしました。
昨年、僕らが佐渡で造ったものです。
詳しくはこちらに。
https://dancyu.jp/series/d19/
製造免許の関係で酒類はリキュールなのですが(最後にちょろっと杉の木をつけています)、実際には純米酒として造っています。家飲みが多い昨今、晩酌にでもー。
そう、dancyuのスタッフ、そして日本酒を書かせたら日本一の藤田千恵子さん、日本酒の魅力を世界に伝える日本酒輸出協会会長の松崎晴雄さんが佐渡島の廃校を改築した蔵で一から仕込んだ酒だ。dancyuもとうとう酒造りするようになったか、、、としみじみ思った企画である。
だいたいこういう企画は、酒米を何にするか、どういう造りにするかということを決めたら、あとは蔵に任せきりとかそういうのが多い。でもさすがdancyu、その作りにはしっかり参加し、それ自体をコンテンツ化するというところまでやっている。関心のあるひとはぜひdancyuウェブで顛末をごらんあれ。これまた日本酒クレイジーな神吉佳奈子さんの手による連載だ。
■2019年も「d酒」を造りました!
https://dancyu.jp/series/d19/
ラベルをみればおわかりの通り、情報量満載!
これだけ気合いが入ってるのだからということで、今日はちゃんとセットを組んで撮影してしまった。
もちろん呑みました!
ちなみに言っておきますと、わたしがテイスターとして記事協力した2020年3月号でもプロフィール欄に書いてあると思いますが、好きな酒は食中酒として美味しい酒で、「るみ子の酒」「扶桑鶴」「竹鶴」「杜の蔵」といったところ。
酵母でいえばいちばんしっくりくるのが7合酵母かな、という感じ。
今回のd酒は熊本酵母。吟醸香のあるフルーティーな酒ができやすいということで、うーん、若干苦手感がある酒にあたることも多いんだよな、と思っていた。
が! う、うま~い!!!!!
これ、しっかり食中酒のつくりじゃん!
そりゃそうだ、我らが藤田千恵子さんが眼を光らせてるしね、浮ついた酒になるはずがない。穏やかな酸があって、全体を引き締める心地よい渋みもあり、香りは支配的でなく柔らかだ。なにより旨みが効いている。これは燗酒にもよいなぁ。
ちなみに酒造免許の関係上、リキュールとして販売されているのだが、その正体はまぎれもなくおいしい日本酒です。
例年行われるイベントで販売する予定だったこのお酒、オンラインで販売されているが、もう残り僅かだ!とりあえずこの無濾過火入れは美味しいゾ!
江部さんありがと! すばらしき陣中見舞いでした。