やまけんの出張食い倒れ日記

新宿西口で昼飯といえば、学生時代はここだった! ご飯と豚汁おかわり自由にして値段がほとんどここ20年変わらない豚珍館!

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この風景を「みたことがある!」人は、ニコンユーザーですな。

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新宿のニコンのサービスセンターのエレベーターホールからの光景。あ、よしみかめらの忍者レフを持ってこないと、窓にいろいろ映っちゃってるね。

今回はZ9の挙動のチェック。ちょっとやらかしがありましたが、なんとか終える。センサークリーニングをお願いしたら、休み明けだったこともあって一時間以上かかるという。昼飯の時間なので、新宿で食べて行こう。さてどこに行こうかと思ったが、ここは久しぶりのこの店に行くことに。

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大学時代、ずっと新宿に週二回通っていた。神奈川県藤沢市の六会(現在は六会日大前)駅に住んでいたので、新宿までは1時間20分くらいかかる、結構遠い道のりだったけど、ほとんど欠かさず。

何に通っていたかというとヨガであった。当時のメンターの一人であったフジハタ先生が紹介してくれたヨガの先生であるまさみさんのレッスンに通うことにしたのである。まだ、オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件の余波が残っており、まともなヨガ教室も「ちょっと怖いよね」と言われてしまうような空気だった。いまのように若い女性がヨガマットを小脇に抱えてカフェでお茶するなんてのは、当時からすると隔世の感がある。

まさみさんのレッスンは腕立てや腹筋、スクワットなどの基礎体力作りから入り、多くのアーサナをガッツリやって、呼吸法で終わる濃密な90分で、終わると運動会後のような心地よい開放感。ちなみに私、いまもヨガのアーサナ(もちろんまさみメソッド)を自分で週二回はしてます。ヨガやってウェイトトレーニングと有酸素。本当に心と体に効果のある健康法だと思う。

一時間ほど開けて新宿でメシを食べて帰るのが通例だった。でも、学生なので金は無し、腹は減り。そんな中でヘビーユースしていたのがここ豚珍館(とんちんかん)なのである。

なぜヘビーユースだったかというと、、、

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ご飯と豚汁がおかわり自由! あの頃はご飯三杯、豚汁二杯食べてたね。

トンカツが看板だけど、少しでも安く済ませたい人向けに、メンチカツとか串カツ、イカとキスフライとかの定食があって、当時は600円台で食べられたと記憶している。写真には写っていないが、ソースは壺に店でブルドッグのソースに手を入れた辛口ソースと甘口ソースがあって、僕はこの甘辛ソースをご飯にかけて食べるのが好きだった(笑)

客数もむちゃくちゃ多いので店は常に満席、バンバン相席させる方針で、食べ終わったらすぐに出る雰囲気なので回転がいい。そして、店の番頭的なおっちゃんが店の入り口で「はい、ロース一丁!」とか「ミックスとヒレね!」などと采配をしているのだが、だいたい15分に一度くらいトンカツ揚げてる職人さんに「おい遅いんだよぉ!」とかダメ出しをする。落語家さんみたいな声なんだよな。と思ったら、以前のおっちゃんと同じような声質の若い人に変わってた。息子か!?

当時、トンカツより値段の安い串カツとかメンチとかばかり食べていたけど、たまに食べるトンカツはやっぱり旨いなあ、という感じ。今回はオトナになったこともアリ(笑)、上ロースを頼んだ。豚の厚みがちょっと増えます。

厨房の様子がうかがえないような作りなので、どんな風に揚げているかはわからないんだけど、だいたい5分も待たずに速攻で出てくるのがスゴい。

トンカツ高級店とは比べられないけど、でもトンカツはこれがいいんだよと思える食後感。

Z9を受け取って満ち足りて帰ったのでした。