NIKON Z9 + SIGMA 20mm F1.4 DG HSM + Profoto B10X
さて、表題の通りだが、、、現在、世界最高の紅茶は熊本県芦北町にある! というのが今回の専門料理「やまけんが聞く!」のテーマだ。
紅茶の本場ともいえる英国のロンドンで昨年10月に開催された茶の品評会The LEAFIES 2022において、紅茶製造に長い歴史を持つ産地を抑え、なんと日本の紅茶が最高位に選ばれたのだ。英国で誰もが知る紅茶メーカーの審査員が「欠点がない、、、」と評したというその生産者こそ、梶原敏弘さんだ。
受賞したお茶が点前の夏摘みべにふうき。残念ながらもう買えません!うちにはもう一袋あるけど、ゴメンこれは後生大事に自分で飲みます。
じつは梶原さんとは、芦北町・水俣市の食のイベントでここ10年ほどお付き合いをしていた。フロリレージュ川手シェフやラシーム高田くんといった素晴らしいシェフと一緒に、梶原さんの茶を飲ませていただいたりしていたのだ。
どーだみんな、この時、梶原さんが世界一になるって思ってなかっただろ!? いや、俺もまさかそんなことになるとは思ってなかったけど、、、(汗)
ということで、熊本までひとっ走り行って、梶原さんに日本における、というより芦北における紅茶造りについていろいろ伺った。
料理人を連れて観に行く梶原さんの茶畑がこんな感じなのだが、、、
今回、「結構大変だからあまり連れて行かない」と言われた、べにふうきの茶園に。
マジで車を選ぶ山道を上って、たどり着いた夢のような茶園。
アッサム系のべにふうきの茶葉は分厚くて大きい!
じつはこれに先立ち、東京で英国ロンドンのお茶資格機関の日本校「ティーアカデミージャパン」が開催した、梶原さんとスチュワード麻子先生のトークイベントも取材させていただいたのだが、なんとそこではこのべにふうきの茶葉を自分で揉む体験をさせていただいた!
これが萎凋させた茶葉を自分で揉んだもの。これをなんと電子レンジで乾燥させることで、紅茶が出来る‼
これを煎れると、、、
これがですねえ、ホント驚くようなおいしい紅茶だったんですよ。って、もちろん茶葉が高品質で、萎凋がシッカリされていたからなんですけれどもね。
ということで、詳しくはぜひ「専門料理」を。紅茶のこと、そして日本で生産する紅茶のことなど、レアな情報満載です。興味があれば梶原さんのWebをご覧あれ。在庫切れが多いけど、まだ帰るものもあります。べにふうきはもちろん、香駿(こうしゅん)や在来種など、日本茶品種の紅茶もとてもおいしい。烏龍茶もおすすめなんですが、在庫切れですな。今年の梶原さんの茶は争奪戦だろうな、、、(遠い目)