
武藤佳恭(たけふじ・よしやす)先生は、慶應SFCで学んでいたときのゼミの指導教官であり、そのまま修士課程に進んだ際に所属したVSR研究室の先生でもあった。最初のゼミは惜しまれつつ昨年ご逝去された石井威望先生の研究室に入れてもらっていたのだが、「農業でもなんでも面白いからやりなさい」と言ってくださった石井先生がゼミを持たなくなる、ということで、「どーするよ、どこに行こうか?」と同期生と迷っていた。そうしたらなにかの拍子に「農業?面白いじゃん、うちでやんなよ」と声を掛けてくださったのが武藤先生なのだ。
なお、武藤先生のご専門はニューラルネットワーク。つまりバリバリのコンピューター科学者なので、僕なんぞが入るべきではない場違いな研究室だったのだが、さすがはおおらかな先生、なんでも許容してくださった。
その武藤先生が、慶應の後に務めた武蔵野大学もご退官とのことで、囲む会が開かれることとなった。一目見てお礼を言いたいと思って銀座の資生堂本社のホールへ。なんでここで?と思ったら、武藤研の後輩君が資生堂の若旦那なのだった。ふくちゃんありがとうね。
もうね、大爆笑。一ミリも変わっていない、いや30年前よりもはるかにアグレッシブになっているかもしれない武藤先生に驚いた、というか「やっぱりな」と思った。こうでないといけない。話しはコンピューティング、日本人のセンス、AI研究のあるべき方向性などあっちにいったりこっちにいったり。
ご妻君のみちよさんとも会えてうれしかった!
「やまけんさん!そうそう聞きたかったのよ~ トマトって連作しちゃだめなんだっけ?」
と、学生時代に畑サークルをやっていたので、家庭菜園のことばかり聞かれていっちょ前に教えていたのだが、まさか30年経っても同じ感じだとは(笑) 驚いたのは、娘さんのみっちゃんがもう三児の母だとのこと。可愛い赤ちゃんだったのになー。時の流れを感じました。
偉大な武藤先生、いつまでもお元気でいてくださいね! 末席の弟子より。