ここのところ大阪に立ち寄るイベントが多かった。そのたびに「おーい、いくぞー」と声をかけるのが悪ダチのにしがいち。
といっても一緒に悪いことをする、ということではありません(笑)
最近はもっぱら彼のセレクトによる大阪の佳い店を廻る日々。
この日はお初天神まわりを徘徊。
この風情ある横丁で先日、けっこう大きな火事があったとのこと。規制線が貼られていて、まだ生々しい現場だ。
お茶を楽しんだのは、ビル地下にある喫茶店「マヅラ」。
すげえ昭和!ながらも、当時こんな店があったなんて、すげー最先端だったんだろうなというビジュアル。それなのに、若い男女、圧倒的に女性比率多い!でほぼ満席。
だってこんなに嬉しいお値段なのですもの。
ドライカレー500円が気になったのでオーダーしたら、キーマカレースタイルではなく、由緒正しきこんな感じの炒めドライカレーでした。干しぶどうが効いてます。
ちなみにコーヒーがちゃんと美味しい。煮染めたヤツではなくきっちりしてました。
夜は、カメラの大林の梅林社長と、敬愛するカメラマン阿部秀之先生が呑みに行くというので、「ぜひ連れてってください!」と懇願。だって阿部先生が「大阪で一番好き!」とおっしゃる店なんだもん。
このお二人は本当に仲良し!
それにしてもこの魚はん(うおはん)さん、実に実に素晴らしい!
「はい、きょうはいいサンマとカワハギが入ってますから、お作りにしますね~」と。どんな魚をどういう風に料理するかを板場から逐一声かけしてくれる。
しかもお造りの提供スタイルがこんなふうに分散型(?)で、コロナ時期にも気軽に箸を延ばせる気配り!
あーーーー やっと今年に入って美味しいといえるサンマを食べた、、、身肉プリプリ、薫りよく脂質よしです。
お次はカワハギ!
これも最初からカワハギの刺身に肝を乗っけてくれて、最高に食べやすい!肝の取り合いで喧嘩にならないからよいね!
いや、ホント、美味しいとしかいいようがない。鮮度抜群にして魚の香りがとても清冽。
サンマは刺身もいいけど焼いたのもね、ということで肝醤油を皮目に塗ってこんがり焼いたものが。
素敵、素敵です、、、この店は、提供する際の味の完成度が高く、僕たち食べ手が味をコントロールする要素があまり無いのだけれども、それで大満足できる。
●●(←察してください)の白子をいただきつつ、、、
土瓶蒸し!
そしてこれは絶対に次もリピートしたい、ポテトサラダ。おいしいわぁ、、、
〆は鯛飯。
このお店のご主人、ある名店に勤めておられて、そこで修業して独立した人達はその店の名物である鯛飯をかならず締めにだすのだそうだ。うーむ、確かにこの鯛飯、ビシッと決まっていて美味しい! 味噌汁とお新香とのバランスが最高である。
気持ちよい接客、サービス精神旺盛な店主の声掛けを十二分に味わって、しかもお勘定をきいたら、東京都は比べものにならない良心的なお値段(梅林さんごちそうさまでした!)。これは再訪決定だな。
「あのね、ここは予約必須だからね!」と阿部先生。心に刻みます!
実にいい大阪の一日でした。がいち、梅林さん、阿部先生、どうもありがとうございました!