やまけんの出張食い倒れ日記

激戦区飯田橋のイタリアン「スクニッツォ!」のランチコースは心からお値打ちだと思う!!

6f4b549bd85e47a80e9b5106f6f601b28d39b8a1.jpg 飯田橋の病院で、久しぶりに足の検査。もうほぼ骨折の影響もなくなり普通にダッシュもできる状況なのだけど、剥離した部分をギュッと結えたワイヤーをほどいて抜く手術をしないといけない。一年後(8月)くらいといわれていたが、術後の状況もよいので来月にでも、ということになった。ヒョイっと抜けるのかと思ったけど、全身麻酔するそうなので(ブロック麻酔で起きながら手術でもよいみたいだけど、起きててもなー)、2泊3日の入院だそうです。 さて昼にかかったので、駅から少し歩いて「スクニッツォ!」へ。 182926be3fdc609af9b66dfa68df2189c9e1a8c2.jpg イタリア語で悪ガキという意味のこの店、大地を守る会が懇意にしていて、山形村の短角牛を使ってくれているヘビーユーザーということで、紹介してもらった。月齢と餌違いの短角の食べ比べをしたのだけど、その後に出てくる料理が実に美味しくて驚いたのだ。 a08b9e61ab3212aeba591ad27513329f5684c06e.jpg 通院中に、そういやスクニッツォがあるなと足を向けた。一度しか会っていなくて、しかもマスクしているのに、マネージャーの橋本くんが「あっ」とすぐに気づいてくれるのに驚き。接客業の基本は顔を覚えることだなあ、僕には無理無理。 さてここでパスタランチとかあるけど、ちょっとだけ贅沢してランチコースにすると驚くほどの満足感。というのも、魚のマリネがとてもいい仕入れで、美味しい! a2d97b5ece6aebe7b6781a86ff41050b99e1a1eb.jpg この日は野菜も食べたかったのでコースとは別にオーダー。これが実に美味しい。サラダって、野菜が大事というのはもちろんだけど、そこに動物性蛋白質が入ることで旨さが倍化する。この盛りだくさんの具材に、特製のドレッシングがまたとてもよい! db10f8a2a3aa32ab3adb0060624d49e89567292d.jpg パスタが数種類の中から選べる。 この日は乾麺とトマトベースで食べたかったのでアンコウのアラビアータを選択。これが実に旨い!プロが作るとやっぱり構成要素と味のまとまり、辛味のまとわせ方が素晴らしくて、感動する。 879b18301c2efb65940cd9b38ea8c4dea1d0dc99.jpg ちなみにパスタには手打ちもあり。店としては、テレビでも取り上げられたジェノベーゼがおすすめされている。すり鉢で丁寧に作られたペストはもちろん美味! 00e47cd6c4408598eb61c5351636161fa08ff156.jpg さてこの日のセコンドには何を頼もうか逡巡。子羊もいいね、でも昨日ジンギスカン食べたんだよな。カッキーの育てた短角牛も昼から追加料金プラスで食べられるが、家でよく食べているからな。ヒラスズキもいいが、魚という気分でもないしなということで馬肉のハラミのタリアータを選択。 mt-20220303130158.jpg うん、おいしい。 しかーし!妻が選んだ子羊を一口もらって後悔。むちゃくちゃ美味しい!皮をしっかり焼き切っているパリパリの中から、ローズマリーやニンニクのマリネの痕跡がふわりと浮いてエキゾチック。やはりよい素材を揃えるだけではなく、料理人の技術が合わさって美味しい料理が生まれるのだと再確認。 mt-20220303130956.jpg ドルチェには、何も言ってないのに誕生日メッセージが(店に行ったのは誕生日前日)。Facebookで確認してくれたらしい。橋本くん、気が利きすぎます。全ての所作、気遣いが「これぞサービス!」という感じ。 イタリア帰りの湯本シェフの料理は、全体的に優しい雰囲気の中に鋭い切れ味をみせる。全体的に柔らかすぎて、悪い意味で家の料理を食べてるみたいな店とは一線を画す。そこに温かみが加わって、昼から豊かな気分だ。 飯田橋界隈のランチ候補は潤沢すぎて選ぶのが大変だが、スクニッツォ!はオンリストして間違いありません。ご馳走さま!