さあて、檮原町ではこれからが本番だ。前のエントリからずいぶん時間が空いちゃったので、どんな流れだったかは一つ前のエントリをご覧下さい。
■晴天の下、高らかに土佐あかうしの産地を巡るシェフツアー開催! このメンツが集まったこと、素晴らしくね!? 新たに生まれた横の繋がりへ、まずはあかうしに逢いに津野山畜産公社へ!
https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2022/03/30419.html
檮原と書いて「ゆすはら」と読む。この街は本当に美しい。そして、その街並みの美しさに建築家の隈研吾さんが感銘を受け、隈研吾作品が街中のそこここに建っているという稀有な地域なのだ。なので、料理人たちの饗宴の前に、こんな準備してましたということで一服。
気づいた方もいるかもしれないが、電柱がない、、、それだけでほんと、街は美しく見える。
とにかく清らかな水が豊富で、空気が清々しいことこの上ない!
この神社の中の空気が、実に静謐。
このあたりの山道から、坂本龍馬は脱藩したのではないか、ともいわれているそうな、、、
この役場もそのひとつ。
役場のすぐ横には木造の芝居小屋であるゆすはら座。古い建築をここに移設して修復したもの。
いいなあ、ここで芝居見物したい!!!
そして、こちらは図書館。
わー、なんて素敵な、、、俺、ここで一週間以上過ごせるね。
檮原でバカンスしようかな!?マジで、、、
ということで、役場に戻ります。
今回参加のシェフたちには、可能な限り料理道具を持参してもらった。それは、土佐あかうしをはじめとする高知食材を、ぜひ自分流に料理してもらいたかったからだ。しっかし、それが九人集まると、エラいことになるな!とも思っていたのだが、、、
舞台となるのは、この調理室。
この設備で、あんなすばらしいシェフ達を迎えて大丈夫!? いやまあ、料理人てのは火口さえあれば、腕でなんとかしてくれるでしょう!と強引に(笑)
ただ、炭火は構えとかないといかんよねえ、ということで、ツアーの事前に炭火チェック。
なぜか高知県庁の公文ちゃんが、炭火チェック係です。
それを見守るのは、檮原町長に、津野山畜産公社のレディース部隊。
焼けちょります! この日は、津野山畜産公社で生まれて、肥育までされた黒毛和牛と、土佐あかうしを両方焼くという贅沢な食べくらべ。
この時焼いた黒毛が、実に美味しかった! えっ やまけんさん黒毛のこと美味しいって思うの?っていう変な声があるけど、美味しい黒毛はおいしいよ! あたりまえだけど。
たしかA3だったと思うけど、実に香りと味わいのある肉だった、、、
これだとあかうしが苦戦する!?かと思ったが、、、
やはり安定の土佐あかうし、黒毛の脂とはまったく違って、赤身の味と香りがひきたつようになっている。うん、この日は引き分けだな。
やっぱりね、生産者自身が、自分の育てた牛の肉を食べて、自分自身でフィードバックをすることが大事!
津野山畜産公社にせっせと牧草飼料をはこんでくれた秋澤君(中央)、柿衛門くんの体調管理をしてくれていた尾石さん(右)、県庁の入交くん(左)、ありがとう!
無事、設備点検(?)も終わって、夜の部へ。
肉を食べた後に焼肉店です(笑) 実はこの店の隣が、、、
精肉店!もちろん一緒の経営です。
ちゃんと檮原産の牛をフィーチャーして売ってくれている!
ということで、、、
タレ漬けの焼肉ってほんとご飯が進むよね!実に美味しいです。
ちなみにここ、かなり攻めてるメニュー。
四川風チャーハンがうまい!
そして、麺で食べる四川風麻婆豆腐!
こいつがですねえ、超絶本格派でうまいんですよ。
じつは中国料理を修業した料理人さんがいたそうなのだが、、、
「来月でその人が辞めちゃうんですよ」
えええええええええええええええええええええええええ
残念過ぎる、、、このメニューは維持していて欲しい!
という檮原町でした。さて、ようやく料理人の夜となります、、、