やまけんの出張食い倒れ日記

巣鴨に絶品シフォンケーキ専門店が生まれていた!のじまさんが焼くシフォンはさっくりフワッでシットリ長持ちの美味しさ。そしてスコーンがまた旨い!


以前、畜産関連団体の仕事をしていた時にご一緒したのじまさんが、なんとシフォンケーキ専門店を開いたという知らせが入ったので、ご高齢の方々がひしめき合う巣鴨へ行ってきた。


コロナ禍で外に出られなかった苦しさはご高齢の方々も同様だったのだな、というのが賑わいから伝わってくる。そんな中、巣鴨駅からとげ抜き地蔵を抜けてちょっと行ったところを左に入ったところに「NOJIHAUS(ノジハウス)」がある。ご覧の小さな立て看板は、逆方向からとっているので矢印が右を向いてるけど、巣鴨駅から来たら左です。

店の前に差し掛かると、のじまさなえさんが迎えてくれた。相変わらずの美魔女である。ホント、お世話になりました。


ちょっと緊張気味ののじまさん夫婦が木・金・土に営むシフォンケーキ店。この日は休みだったので、娘さんもちょっとお店の手伝いにきていた。




ノジハウスは現在、テイクアウト専門のシフォンケーキ店だ。イートインスペースは現時点では設置されていないのだけれども、いずれもしかするとカウンターで食べられるようになるかもしれない(ていうかそうして欲しい~!)



肝心のシフォンだが、10種類前後のシフォンをこの店内で仕込んで焼いているという! 店には2階があるのだが、そこではシフォンに入れ込む具材の仕込みをしていて、例えば店で人気を博している「完熟バナナ」は、大房で仕入れたバナナを自作のハンガーにかけて熟成、スイートスポットの斑点が出てきたタイミングをはかって生地に混ぜているという。


「売れてしまうといけないので、とっておきました~!」と、この日はフルラインナップで取り置いていただいた。


店に溢れるいい空気感を味わったのち、都営荒川線ののどかな線路横の小径を歩いて散歩。巣鴨、いいですな。


さて、帰ってすぐに紅茶を煎れていただきました!


じつを言うとね、シフォンケーキってそんなに「美味しい!」って思ったことがない。ふわふわモッチリしたものが多いけど、水分が抜けすぎでパサッとしているものもあって、飲みものと一緒じゃないとムリムリという感じの物につきあたることがある。逆に、しっとり感というより焼きが足りないのか、または焼成後に水分をぬいていないのか、ペタッとした食感になったものにあたることもある。


ノジハウスのシフォンはまったく違う! フワッと膨満に焼かれた生地は、ミミミミミと心地よく引きちぎれていく。その内部は見事に焼き上げられているのに、しっとり感が絶妙に残っているのだ。その絶妙な水分が、練り込んだバナナやパイナップルといった素材の香気成分をしっかりと保持しているので、10種類のシフォンがどれもまったく違った味わいに焼き上げられている!


一押しはやっぱり完熟バナナだけど、コーヒーマーブルも美味しい。

そんで、もう一つ感激してしまったのが、スコーン!


プレーンとチョコがあるのだけれども、俺的にはこっちが! すっばらしく美味しい!


スコーンって、滑らか過ぎる生地であるよりも、小麦粉がブフォッとバサつくような焼き上がりのものが美味しいと思う。


ノジハウスのスコーン、最高です。まさに英国での酪農業の調査中に食べさせてもらったスコーン級のおいしさ。クロテッドクリームをたっぷり塗りつけて食べたいぜ!


ということで、巣鴨に行くことがあれば、まずはNOJIHAUSで美味しいシフォンとスコーンを買い込んだ後、近くのときわ食堂でエビフライをかじり、家に帰って紅茶かコーヒーを入れて、美味しいシフォンとスコーンを心ゆくまで味わっていただきたいと思う。

のじまさん、また伺いますね!