いやー ほんとに牛さんって育つのに時間がかかります。2023年にこの豪華メンバーで土佐あかうしを巡る旅をした。
その時、四国カルストで放牧を交えて牛を育てる津野山畜産公社にて「あかうしのオーナーになりませんか!?」とやったところ、4頭の牛さんすべての嫁ぎ先が決まったのである!
その時のあかうしさん達が、ようやく! 肥育段階を経て、出荷となります。
まずトップバッターは「ななこ」ちゃん!
この子達は、子牛時期を愛媛県に接する四国カルストという広大な高原地帯に放牧して育てた。
その後、草をしっかり食べて胃袋ができた段階で、津野山畜産公社の牛舎に入れて育てた。注目すべきはその餌で、できるだけ配合飼料を押さえて、粗飼料を多めにして育てたスペシャル版だ。土佐あかうしファンの方も、あまり食べたことがない味わいになるはずなのである。
ちなみに、僕が愛媛県で事故って入院したときに販売した土佐あかうし「柿右衛門くん」の育て方を改良したものだ。あのときの肉は伝説級においしかったので、この方向で育てれば必ずおいしいあかうし肉になると確信している。
そして、この子が育ったななこちゃん!
実にいい感じに肥育牛になっているではないか!
それもそのはず、34ヶ月齢の長期肥育なのだ! ふつうあかうしは26~28ヶ月齢で出荷することが多いので、これは長い!
ななこちゃん、実はもうと畜して、お肉になったとの報。その断面がこれだ!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
素晴らしい枝肉ではないか! 綺麗なロース芯、筋間脂肪が薄く使いやすそうだ! そしてサシの入り方があかうしとしては理想的、、、
素晴らしい!
この、ななこちゃんのお肉を食べる会がクインディで10月3日(金)に開催される。
いま、クインディで腕を振るう菅原君は、控えめに言って天才です。すばらしい料理を出してくれること間違いなし!
しかも、ワインセレクトは鹿取みゆきさんではないか。すばらしいペアリングを期待できるだろう。
念のために繰りかえしておくが、ここで食べられるあかうしは通常の配合飼料を食べた土佐あかうしとはまったく違う味わいになると思う。肉好きであれば食べておくべきだ!
なお、塩原君とともにななこちゃんの共同オーナーになった、レストランローブの今橋シェフも、お店でななこちゃんのお肉を出してくれているはずだ。食べに行かないとな、、、
ということで、まずはクインディの10月3日のイベントに集って欲しい!