先のエントリで紹介した、まあどんな会の新作なんばん含む6種セット、当初限定の100セットはまたたくまに売り切れ(1日かからなかったなぁ、、、)てしまった!
洋子さんに「追加できる原料はないんでしたっけ?」と聴くと、50セットくらいならなんとかなる、とのことで、50セット追加しました。今年度、新作の「山椒味噌なんばん」はこれで終了してしまうので、この機会がラストになります(次は秋以降ですね)。ゆめゆめお買い逃しなきよう、、、
ところで
先日、豚肉数種を食べ比べしたが、その際に福島のエゴマ豚の肩ロースと、山形の米沢三元豚のロースを少しずつとっておき、強い塩をして2週間ほどおいて熟成、塩豚にしてソテーした。
肉は熟成すればするほど旨くなるけど、その分周りがガビガビに傷んで歩留まりが悪くなる。どの辺で食べるかの見極めが重要だ。
エゴマ豚の脂と周辺の傷んだ部分を切り落とし、片面5分ずつ、側面2分ずつ、そしてベンチタイムを少々置いて焼き上げた。

完全に熟成しきった肩ロースは、尋常ではない旨みの塊になっている!
しかもエゴマ豚の特製か、獣臭はほとんどせず、コクがあっても下品さはみじんもない。素晴らしい一品になってくれたのである。
かたや米沢三元豚。こちらはロースなのであっさり仕上がった。

肉の組織が非常にきめ細かく、脂部分の匂いがほとんどしない端麗系の豚。品種構成はL+W+?ということで、最後に掛け合わせているとめオスが何であるかがわからない。肉の断面を見ると中型種っぽいので、中華系の豚か?とも思うがわからん。気になる、、、
ともあれ、非常に美味しい。ただしこの米沢三元豚のスペシャル肉だけは価格もかなり高いので、他の豚肉と同じ土俵では評価できない。肉の貴公子という感じである。
ちなみに同じく山形県の平田牧場の三元豚と今回の米沢三元豚は別のものであるのでご注意を。
はぁ、 やっぱり肉は旨いね。
食べられるように回復して、本当に幸せです。
えーと
スミマセンこれは浮き世の義理上、書かねばならないことなので、原稿を後回しにしているわけではありません。(以上業務連絡)

まあどんな会の「なんばんの粕漬け」に、とうとう新しい味が出た!
今度の新しい味は「山椒」と「味噌」を加えたもので、これまでのファンも、そうでない人もかならずや「旨い!」と言っていただけるであろうできばえ。もちろん山椒は、まあどんな会代表の佐藤洋子さんの庭先に生えているものである。


このニューフレーバーと、オリジナルなんばん&つぶあぶらなんばんの2種を加えたものに、まあどんな会自慢の漬物3種を加えたのが限定セットだ。
ちなみに
このニューフレーバーである山椒味噌なんばんは、今年度はこの100セットで終了だ。どうやら売れるかどうかもわからないので、山椒の収穫をそれほどしていないという。
「もし好評だったら、今年の山椒たぁっくさん獲りますよぉ~」(by洋子さん)
とのことである。
ということで、100セットはなんとなくすぐに売れちゃいそうな予感があるが、コアななんばんマニアの皆様はぜひお早めにお買い求め下さい。値段、相当お買い得になってると思います。
そうそう
なんばんの粕漬けのオリジナル版の味も、皆さんの声を反映し、少しチューニングを変えてあります。
詳細は下記をごろうじろ。
昨日からようやく喉の痛みもとれてきた。なんとか食事をとることができるようになってきた。
口中があまりに痛くてメシを食べる気が起きないというのは前代未聞の出来事だった。
歯茎や上あご、下あごの組織が腫れまくってでこぼこになり、体感的に口内の容積が1/2になってしまった感じだった。歯ブラシが歯茎に少し当たっただけで身もだえする程の激痛。そして何もしなくても血が滴る。
困ったのは、本当に食事を採れないということだ。
ある程度の硬さを超える物は、噛むときに歯茎に突き刺さり激痛を産む。生のカブをサラダにした物はとてもじゃないが痛くて食べられなかった。
また、フルーツトマトのごとき酸の強いものは、とにかく喉の腫れに染みる沁みる。痛いのと痒いのとやっぱり痛いのが重なってどうしようもない。
「私、あまり沢山食べられないんです」という人の気持ちはいままで全く理解できなかったが、今では理解できる。
「こんなに痛いなら食べたくない」
という感情と選択を初めて実体験したのであった。おかげで少し腹回りがスッキリしたのです。でもこんなダイエットは佳くないよ。
一方遅々として原稿は進まず。果たして間に合うのか!?
と思いながらも、仕事場に向かう途中の古石場にて、桜が咲いているのをパチリ。
EOS KissDN + EF50mmf1.8
買ったものの、APS-Cサイズのデジカメにつけると画角がちょっと望遠になるので余り使っていなかったのだけど、いいレンズだなぁ。開放にするととろけてしまう。この写真はf4までちょっと絞りました。
食べ物以外の写真を撮るなんて久しぶりだ、、、
よし、仕事に戻る。
月曜日午後から下半身中心にいやな寒気。夜の会食後、帰宅するタクシーの中で激烈な悪寒に襲われ、帰宅次第、熱い風呂に飛び込み布団の虫になって寝るが、翌朝から39~38度をいったりきたりする状態に。
しかし火曜日、超重要な会食の予定があり、それまでなんとかコンディションを整え銀座某店へ。3時間半の充実した会食の後、またも熱い風呂に入り布団にくるまる。
この時点で体中の痛みに加え明確に喉(扁桃腺)が強烈に熱を持ち始める。水曜日、この祭日をこれまでできなかった作業に使おうとあてこんでいたのに、立ち上がることすらできず。本日ようやく、喉の痛みとふらつきを覚えながらもなんとか立ち上がれるようになりました、、、
原稿をお待ちいただいている皆様、本当にご迷惑をおかけして申し訳ありません。
火急のものは必ず明日書きます。
そして4月末発刊予定の本の作業、遅れが出て申し訳ありません。
ということで、超大スケールになりつつある岩手編のちょうどいい場面なのだけれども、少し更新を休止させていただきます、、、めどが付いたら再開します!
やっぱり人生、身体だけが頼りですね、、、

さてちょっと間が空いたが、福田パンのオリジナル野菜+照り焼きチキンを食って腹一杯になりながら向かっているのは陸前高田である。ちなみに本日のコースは、
盛岡→陸前高田→久慈市
というものである。
とこう書くと「ふうん」というくらいだろうが、岩手県を知っている人なら「えええええっ 一日でそんなに廻るの?」とビックリされるコースなのである。ていうか僕も知らなかったのだけど、、、
「だいたい、盛岡から陸高、久慈までいくと420kmくらいですねぇ。けど、やまけんちゃんをぜひ陸高に連れて行きたいんですよぉ」
と、強烈に陸高をプッシュしてくれたのがS藤さんである。何でも彼が岩手県庁に務めた中で「沿岸警備隊」という隠語で呼ばれる海側への勤務で陸前高田に数年居たらしいのである。
「もうね、最高よ。陸高の素晴らしい人たちに会って欲しいんだよ!だから今日は強行軍ね。ぐわっと廻って15時くらいには」陸高を出て、久慈に向かうよ!」
この時点ではどれくらい離れているのか僕にはイメージできていなかったのだ、、、
「でね、陸高で今日連れて行く八木澤商店っていうお醤油の醸造元があるんだけど、そこの社長さんが今日すれ違いで盛岡にいくんだってさ。だから、途中の大迫町の直売施設で一瞬だけランデブーするよ!」
おお! 大迫町(おおはざま)といえば、岩手県の郷土芸能でも重要度が極めて高い早池峰神楽(はやちねかぐら)を観に行く時に通っていたあの町ではないか! ひゃあなつかしい。
僕は高校時代に和太鼓をやっていて、全国の郷土芸能に熱中していた時代がある。早池峰神楽を観に自転車で山を登ったのである。あのとき夜通し観た早池峰神楽の様式美には本当に感動した。ついでにそこから降りて盛岡に向かう途中で食べた「はらぺこ亭」の十割蕎麦の味も忘れられない、、、
「実はね、いまから会わせる八木澤商店の河野さんは、陸高で毎年開催されている太鼓フェスティバルっていうイベントの中心人物でね、それもあって紹介したかったのさ。はい、つきましたぁ」
と降りたのは、大迫町の街道沿いにあるミルク工房 ボンディア。島根県の木次乳業と同じく、ブラウンスイス種の乳牛を飼い、牛乳製品を販売している直売施設である。
「あ、あそこの車に乗ってるのが八木澤商店の河野和義さんです!」
こ、この人か!

「おーヨシヒコ(←S藤さんの名前)、久しぶり! でさぁ、陸高の町って言うのはね、、、(以下、マシンガントーク炸裂)」
このとき河野さんは、僕とS藤さんと同行していたI坂さんのことを「ヤマケン」と勘違いしていたようである。時間にして5分半程度、たっぷりマシンガンを撃ちまくった後に「で、あなたがヤマケンさん?」「いえ、ヤマケンはこちらです」と相成った。
「あれれ、なんだなんだ」
とくるりと僕を観た社長に、S藤さんが「この人も太鼓打ちなんですよ」と言った瞬間、目が変わった。
「そりゃあ陸高に来なきゃダメだ!それも祭りのときに来なきゃダメだ! ちょっと待ってて。ゴソゴソ、、、(電話を取り出し)おいあのさ、今からいくヤマケンて人が太鼓打ちだったんだってさ。だからあの俺の本、あれあげといて!あと、旨い飯食わせてあげてな! ピッ ん、うちのに電話しといたから。」
と、矢継ぎ早にやることをやって「じゃ、俺は行くから」と去っていったのである。河野社長、ものすごいラッシングパワーの持ち主である。しばし茫然。
しかしこの出会いが本日の序曲だったのである!
ボンディアにてブラウンスイス種のアイスと、直売施設で売っていたイチゴを食べながら、出発!



昨日の三重県での講演、津の隣駅で開催するというので、一度津駅で降りて大観亭にて鰻を食べる。
やっぱりこの辺の鰻は旨い!表面がカリリと焼けておりクランチ感がまたたまらない。蓬莱軒の鰻をすこし上品にした感じの逸品だった。
さて今回は講演終了後に「松坂牛のホルモンを食べられますヨ!」という、講演を仲介してくれたT氏の言葉に大・期待をしていったのだが、、、
会場について先方担当者さんとお話しをすると、メインのお客さんは鶏卵の生産者さんであった。
「あっ松坂牛の生産者さん達は少ないんですか?」
「ええと、山本さんの講演を聴きに来るのは一名くらいだと思います、、、」
この辺で暗雲。
「ふーん、、、で、懇親会で松阪牛のホルモンが出てくるんですか?」
「え? (←いぶかしげなお顔)」
やられた、、、
全然、話が通っていない、、、
かくして松阪牛ホルモンは幻となった。
でも講演の中で笑い話としてこの話を披露したら「先生、そんなに食べたければ本物をおくったるわ。」と声をかけていただいた。いやー 三重県の生産者さんたちは、優しい。
ちなみに養鶏業界で何が起こっているかというと、鶏インフルエンザというリスクへの対応と穀物価格の高騰だ。
鶏インフルエンザには開放系の鶏舎では対抗が難しい(鶏が強い免疫力を持っていれば別だが)。けど、ウインドレス鶏舎は消費者には受けが悪い、、、なんてアンバランスがあること。
穀物価格の高騰はとにかく畜産における飼料価格に直結し、それどころか便乗値上げのような現象が起こっているそうだ。これからは卵も今までより高くなるな。
その他、色んな情報をいただいたので、ホルモンがあろうとなかろうと、非常に有意義な講演だった。お聞き下さった皆さん、ありがとうございました!
帰りがけ、翌日の岡山行きだから少しでも距離を稼ごうと名古屋泊。
いきがけにむちゃくちゃ気に入った「カルボナーラ」をリピート購入。
これがCOROROのカルボナーラである!

ちょっと焦げちゃってるけど、中にはぎっしりタマネギとソーセージが詰まっている。二回食ってもやっぱり旨い!
そういえば津でも駅の中によさげなベーカリーがあった。近畿では駅ナカにベーカリーというのは定番なんだろうか?
という疑問を抱きつつ名古屋の喫茶店で小倉あんトーストを食べ、これから岡山に向かうのである。
新幹線中で原稿書きながら、津に向かってます。なんと松阪牛の生産者さんたちに講演。終了後は松阪牛のホルモンが食べられるというのに連れられてやってきた。霜降り肉はほどほどにしておきたいけど、ホルは関心あるなぁ
といいつつ
いま近鉄特急に乗る前に目に付いた、パン屋さんCOROROで衝動買いした「カルボナーラ」激旨だ!
切ったフランスパンの中に穴を開け、そこにカルボナーラの具(ソーセージ、タマネギをクリーム系卵ソースで絡めたモノ?)を詰めているこの惣菜パン、実に素晴らしい。帰りにも買っていこうと決心したのであった。
今日は三重、明日は岡山県の高梁。まだまだ旅は続く。
こんなに出張続きなのに、出張先でまで知り合いに会うというのはものスゴイ確率である。
名古屋宿泊の夜、京都府宮津のお酢屋である飯尾醸造5代目見習いである飯尾彰浩君から電話があった。
「やまけんさん、名古屋におるんですか?しかもマリオットに泊まってるんですか?今ぼく、そのとなりの高島屋の催事で1週間名古屋滞在中なんですよ!」
そういえば以前も、てくてくと日本橋を歩いていたら彼とバッタリであったことがある。何かしら縁があるのだ。なんでそんなに偶然だと思うかといえば、飯尾醸造は京都府の日本海側、丹後に位置する。京都駅からさらに2時間もかかるロケーションなのだ! そんな遠方から上京したり全国を回っている彼と会う確率のほうが、なんだかんだいって会えない東京の友人達よりも遙かに高いのはいったい何故?
嬉しくなって翌日のランチをご一緒。今回行ったのは、名古屋在住で僕の仕事を不定期に手伝ってくれることになった小林君がイチオシするあんかけスパゲッティ屋、「ユウゼン」である。
「ヨコイやチャオといったあんかけスパの名店が最近、なにか物足りないんですよ!コクがないって言うか、、、このユウゼンのスパは濃いです!」
ときっぱり言いきるので、是が非にでもと思い、行ってきた。冒頭の写真は僕が頼んだミラカンB(大盛り)、ポークピカタと目玉焼き載せである。ここで軽く失敗。ポークピカタは豚肉フィレ肉を卵でとじたものだ。加えて目玉焼きを追加するってのは、卵食べすぎである。
一方、飯尾君は堅実に普通盛りのミラカンに目玉焼きのトッピング。うん、こっちの方がシンプルビューティーだ。
この店のあんかけスパは噂通りコッテリ感の強いものだった。
極太スパゲティ麺を茹で置いたものをさらにラードで炒め、特殊なあんかけソースをかけて供されるそれは、じくじくとラードが麺脇から染み出てソースに混ざろうとするしぶとさだ。
味は、、、
確かに濃ゆくて旨い。
けど俺はやっぱりヨコイのソースが好きかな。という感じだ。ヨコイの、奥の方から少しぴりっとくるようなアノ感じがやっぱり好き。
でもユウゼンのこのスパも、確かに旨いということは間違いなしである。ちなみにランチタイム、ひっきりなしに客が訪れて広い店内に行列ができている。サラリーマン6割、肉体労働者2割、たまに女性という感じの客構成であった。
さて
腹がくちくなってコーヒーを飲みに行く。
「やまけんさんにはこんど送りますけど、こういう本が出たんですよ」
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おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
お酢のレシピ集じゃないか!
しかもアスキーから? なんだなんだすごいなぁ。
飯尾醸造の通販ページでお酢を買うと、オリジナルのお酢のレシピが同封されてくることがある。これは、Web上で連載されているものだ。レシピはもっぱら、素晴らしい料理を創出するお母さんと妹の淳子さんの共同制作だ。
飯尾醸造には二回、取材を兼ねて行かせていただいて、その二回とも飯尾家にてご飯をいただいた。
もう、絶品である。
正直言って料亭とかよりも全然旨いのだ。
こんな感じである。


↑この、万願寺とうがらしの炊いたんが死ぬほど旨いのダ!ああまた食べたい、、、


メインシェフはお母さんである飯尾さとみさん、そしてセカンドでアイデアメーカーになっているのが淳子さんだ。

ちなみに淳子さんは彰浩君と二卵性双生児。全国の百貨店催事で営業の最前線にたつが、そのときは和服(むちゃくちゃ着こなしがいい)である。古くからのファンには、彼女の顔をわざわざ見に来るひとがいるくらいだそうである。
で、このレシピ本、飯尾醸造のお酢を随所に使ったレシピ集だが、「お酢料理」という狭い枠ではない、非常に広範囲に使える料理本になっている。いつも作っているアノ料理にお酢を、という感覚で捉えた方がいいかもしれない。特に、余分な化学調味料など全く入らず、かつ薬味に葱なども使わないというシンプルな肉団子甘酢がらめなどは、腹が鳴る。母娘で中国を旅行し、本場の麻婆豆腐に打たれ、しかし結局和風に落ち着いたというお酢やの麻婆豆腐など、よだれがとまらない。写真も、ピントが一箇所しかあってなくてあとはボケボケの昨今の絵作りではなく、ビシッと撮れているものが多く美しい。
僕は謹呈していただいちゃったのだけど、この本は強くお薦めします。
やっぱり本当に旨い料理を作る人が書いたレシピ本が本物である。
さてレシピ本とともに、強烈に貴重なものが送られてきた!
リンゴ数個とリンゴジュース、そしてそのリンゴを使って醸した、飯尾醸造のスペシャル果実酢「にごり林檎酢」である。
このリンゴは、せんだってNHKの「プロフェッショナル」で放映された、青森で無農薬りんご農家である木村さんのものだ。もうこの人のことはあまりに有名なので説明はいらないだろう。りんごを無農薬で作るということはあまりにも至難の業で、僕の友人の生産者も「リンゴの無農薬は100%無理だべな」と言い切るほどだ。
しかしこの木村さんはそれをやってのけた。
NHK放映後、ひっきりなしに木村さんに引き合いの連絡がくるらしいが、もともと量がないし、これまで真摯に彼を支援しつづけてきた取引先で手一杯だから、そっとしてあげた方がいいと思う。
リンゴジュース、非常にまろやか。
よく混入されている、ごくわずかな苦み、渋みが一切みあたらない。
リンゴは時期を少し過ぎているが、しっかりした味のものだった。
しかし木村さんのりんごの味を表現するのはちょっと難しい。その存在自体が奇跡なのだから。
それにしても無農薬とは思えぬ美しい肌のリンゴであった。貴重なものをありがとう!
で、この木村さんが有名になる前から飯尾醸造ではこのリンゴを使った果実酢を仕込んでいるのである。

宮津はとにかく美しい、海の町だ。

その海っぺりから50メートルしか離れていないところに、飯尾醸造の蔵がある。

ここで、蔵人達がちょうど今の時期にりんご酢を仕込んでいるのだ。

丁寧に現れたリンゴは、業務用のミキサーにかけられ、超・多量のりんごすりおろしになる。

これに酢酸菌を加えてお酢にするのである。超・貴重な木村さんのリンゴを、昔から支援し続けてきた飯尾醸造が渾身のりんご酢にする。強者は強者を識るというがそのいい例ではないか。
飯尾君との名古屋での邂逅とリンゴ酢、リンゴそのものとの出会いは、実に味わい深い余韻を残したのであった。

何度も書いてるけど、僕にとっては鰻は関西風に限る。蒸して脂を落とした鰻が美味しいと思えるのは、きっと40歳越えてからだろう。いまはジットリと脂の滲む、捌いた鰻を炭火で直接グワッと焼き、甘ダレに漬けて濃厚な香りを放出させる、西日本の鰻に夢中である。
さて本日は愛知県の農業者さん達に講演。場所は何と熱田神宮会館!

熱田神宮といえば、これはもうひつまぶしの元祖といわれる「蓬莱軒」があるその場所ではないか!
もう朝から居ても立っても居られない状態で、大好きなPOLYSICSを聴きながら新幹線車中を過ごしていたのである。
「いやー 今日は昼飯にひつまぶし食えるのが楽しみで、、、」
「あ、昼はこの会場のお弁当を予約しているんですよ」
ガーン!
そ、そうでしたっけ?どうやら連絡行き違いか!?
ショックを受けていたら、部長さんが
「いいじゃないか!弁当なんていいから、お連れしなさい!」
という大変わがまま勝手ないきさつで、連れて行っていただきました。反省。
熱田神宮の近くにこの蓬莱軒の本店があるのだが、どうやら本店は風情はあるけど、懐石中心の店になているらしい。
「ひつまぶしをさっと食べるなら、神宮の南門を出たところにある南門店がいいらしいです」
と、招聘元のIさんが連れて行ってくださる。このIさんが、実家は愛知だが栃木の大学に通っていて、宇都宮で青春時代を過ごされたらしい。
「いやーやまけんさんのブログを観てたら、正嗣(まさし)のことが載ってたので、嬉しかったんですよ!僕もミンミンよりも正嗣の方が好きです!」
と激しい一致!
餃子ネタでグワッと盛り上がったのである。

さて南門店はけっこう新しい造り。本店はやたらめったらに風情のある料亭のような外観なのだけど、お目当てはひつまぶしだからどうでもいいや。
入店するが、電話予約はしたものの、満杯で5分ほど待たされる。ひっきりなしに客が訪れている。多くが予約をしてきているようなので、狙っている人は要注意。

ちなみにひつまぶしと一半ひつまぶしというのがあるが、これは1.5倍の大盛りということ。当然、この一半をオーダーした!

まず薬味セットと香の物が運ばれてくる。海苔、わさび、青ネギである。
「一杯目はそのまま、二杯目は薬味をかけて、三杯目は熱い出汁でお茶漬けを楽しむ」
これが蓬莱軒のひつまぶしのうたい文句である。
ちなみにもちろん蓬莱軒はこれが初めてではない。名古屋市内では松坂屋に支店があるので数回食べた。もう一店、有名な以ば昇という店が街中にあるのだが、ぼくは蓬莱軒のほうがギットリしていて好きである。
しかし、、、
やっぱり鰻は待たされる。待ってる時間がいいんだけど、それでも待たされる。うーむ腹が減った。
腹が減ったから栃木とか名古屋の最近の旨いもんネタを聴く。そうするともっと腹が減る。
鰻というのは空腹を醸成するシステムなのではないだろうか?これならどんなのが出てきても旨いはずである。
「おまたせしました」

でたぁ!
この木の蓋をとると、、、

もわっとした熱気と、テリテリに輝く素晴らしきプレゼンテーションが眼前に!

もうたまらないセクシーさである。蒸されていないから、表面がソリッドだ!刻まれた鰻なのに、ビンと尖った感じがたまらなくソソル!

一杯目はそのまま茶碗によそって、見栄えの観点から海苔を少しかけてワンショット。美しい!
美麗とはこれをいうのだな。4ショットくらい撮影して、もうたまらなくなってかぶりついた!
口に入れた瞬間、蒸さない鰻特有の強い香りがする。この香りを匂いと称して嫌うひとも居るのだけど、鰻の香りがしないと僕はどうも物足りないのである。関西風の焼き方はとにかく皮の下の脂がネッチリと歯にからまって、それがまた野獣のごとき空腹感をそそるのダ!
旨い!

そしてこのこゆいタレが絡まったご飯がまた最高!
正直、このタレだけでどんぶり一杯食べられると思う。
さてこれにわさびを載せ、葱をふりかけ、こんもりと海苔をのせる。

そして、、、
熱々の出汁をかけ回すのダ!
意外に脂っぽくならないのが不思議だが、この茶漬けというか出汁漬け、もう何も言うことのない完成感である。一昨年くらいから名古屋食ブームのなかでひつまぶしも世に出てしまったが、やっぱり蓬莱軒のこの味は何ものにも代え難い。

一半ひつまぶしの分量、昼飯に適正である。
やっぱりもう東京では鰻を楽しめない、、、
ちなみにベテランの仲居さんに「本店と味が違ったりするんですか?」と聴いたら、意外や意外な返事が。
「うちの店が一番美味しいと思いますよ。職人さんもいいですし!本店は懐石を楽しみたい方が行かれるといいと思いますよ。ひつまぶしをさっとお食べになりたいなら、ぜひまたおいで下さい」
その真偽はともかく、むちゃくちゃに旨いひつまぶしであった。ちなみに同行のI氏は「ちょっと今日はご飯が柔らかい」と仰っていた。そうですか、そうですか!

実は明日も名古屋市内で講演なので、本日は名古屋駅上のマリオットホテルアソシアに宿泊。
以前、週間アスキーのホテルデゴハンという連載で取材をした和食を食べに行く。
そうして、ホテルでごろんと一息ついている時に、前のエントリに書いたPOLYSICSのメンバーさんからのメールが来たのである。
もう、仕事する気が起こらん。
いい日だった、、、(もう終わりモード)
先日POLYSICS(ポリシックス)というバンドが大好きになっちまった、ということを書いた。
テレビの番組にゲスト出演している彼らをみてすぐさま気に入って、3日以内にアルバムとDVDを買いまくった。それ以来毎日聴いてる。本日も名古屋出張の新幹線車中で聴いていた!
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そしたら!
POLYSICSのメンバーのひとからメールが来た!
以前からこのブログを読んでくれていたらしい!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
今日はもう何があっても最高気分。
Polysics or Dieです!
うわ~ とうとう発表されたぞE-410!

これはとにかく軽量コンパクトなデジタル一眼レフカメラなのである!
いま僕が使っているキヤノンのEOS KISS Digital Nよりも100gくらい軽いという、凄まじい軽さだ。これは欲しい、実に欲しい、使ってみたい!
オリンパスのカメラは、前に書いたとおり銀塩35mmカメラであるOM4Tiを中古で買って持っている。

■とうとう銀塩カメラを買ってしまったぁ、、
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2006/10/post_912.html
とはいえ、ポジフィルムで撮影したりすると、現像してプリントしたら5000円くらい吹っ飛んでしまうので、びびって使わなくなってタンスの肥やしになってしまっているのが現状である(ごめんねOM4)。でも、そのOM4も他社の一眼レフに比べるととても小さい! 軽量コンパクトで高品質。それがオリンパスの特徴だったということが、後追いだけどわかってきた。
そういえば上の二つの画像を比べてみると、基本的な作りが非常に似ているのがわかる。たとえばボディ右側のグリップがフラット。これによってかなり体積が小さくなっているように感じるのだ。
僕の食い倒れライフも最初はコンパクトデジカメで画質など気にせずに撮影するところから始まった。2003年に書き始めた頃の過去ログをみると、旨そうもへったくれもないもんで恥ずかしい。EOS Kiss Digital Nを手に入れて、写真用語などほとんどわからない段階でぱしゃぱしゃ撮りはじめてから、いろいろと試行錯誤して、なんとか自分が撮りたいと思う理想的な写真の60%くらいまでは来たような気がする。
しかし!
カメラのセットが重いのである、、、
ちなみにいま僕が使っているセットを紹介するとこんな感じだ。
■気合いが入っている時(たとえば週刊アスキーの取材)にもっていくセット:
・カメラバッグは、先日発売と同時に買ったナショナル・ジオグラフィック社のショルダーバッグ

・これにEOS Kiss Digital Nのボディ、ストロボはSUNPACK社のPZ40X

・レンズは、EOS KISSシリーズや20D、30Dなどにしか使えないが、軽量で使えるEF-Sレンズが3本。
標準ズーム EF-S17-55f2.8IS
マクロレンズ EF-S60mmf2.8マクロ
広角ズーム EF-S10-22mm F3.5-4.5
・ストロボの光をそのまま当てると美しく写らないので、光を拡散されるディフューザー

ただしこのサンパックの製品だと、デフューザ面であまり光が拡散されない。僕はトレーシングペーパーをくしゃっとしわしわにしたものを2枚重ねて、内部に貼り付けて更に光が拡散されるようにしてつかっている。
そして、このデフューザをつけたストロボをカメラから離して、被写体の左後ろから反逆光で光りを当てるために、延長コードを使っている。
![]() | Canon オフカメラシューコード2 OFF.C.S.COD2 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これにストロボ用の予備電池に、サンヨーのエネループ単三型を計4本持ち歩く。泊まりの際には、充電器も持参。もちろんカメラ本体の予備電池と充電器も持参する。加えて、画像をPCにダウンロードするためにUSB接続のカードリーダー。
そして更に気合いが入っている場合は三脚。
これらもろもろで5Kgはかるくいってしまうのである! ひえー 重いぜ全く!!
もちろんこれに加えて着替えや資料、ノートPCを持って行くから、総重量は15Kgくらいか。最近腰が痛いはずである。
しかしこんなのは長続きしないのである。とにかく疲れる。もちろんカメラマンさんはもっと機材が必要だけど、僕の場合は職業カメラマンではないからコレが限界。だって写真撮影だけじゃなくて取材もして、テキスト書かないといけないんだもーん
というわけでカメラシステム(レンズも含む)の軽量化は本当に命題なのである。
オリンパスE-410と、今後出てくるであろう高品質なレンズ群には本当に期待する。正直、欲しいレンズはマクロレンズ以外にはないというのが現状なのだけど、先行投資でボディとマクロレンズだけ買ってもいいと思うくらいだ。
本当のことを言えば、キヤノンが数ヶ月後に出してくるであろう、30Dの後継機というのが欲しい。KissDNを使っているわけだけど、正直いうと画質には満足いかなくなってきている。やはり30Dなど、ハイアマチュア向け機種の絵は深みがあると思う。実際に週刊アスキーのテストレポートの際に使ってみて、そう思った。
しかし!
最近のキヤノンは気にくわない。
経団連会長である御手洗氏が、労働者の偽装請負を容認するかのような発言をしていることはよく知られている。キヤノンだけがそういうことをしているわけでもないだろう。しかし、一国の経済界で重要な位置にある人が、極度の低賃金労働を生み出す環境を容認することは、僕にとっては非常に薄ら寒く見える。そして、そんな企業が作り出しているトップシェアのカメラを購入することで、そのシェア拡大の一助となってしまうことに対して、かなりの躊躇を覚えるのだ。
ということで、本気でキヤノン以外のカメラを購入するかどうするか、迷いモードに本格的突入中なのである。
がんばってくださいよオリンパス。できればカメラ試用させて欲しいッス。
週刊アスキーの連載「旅三昧」の取材は月に一度、一泊二日または二泊三日で行われるのだけど、編集部I女史の「できるだけいろんなカットとりたいので、沢山食べてくださ~い」という悪魔のような采配によって、凄まじきカロリーオーバーな日々を余儀なくされる。
で、今回は沖縄南部!4月の紙面を楽しみにして欲しい。水先案内人はやっぱりこの男しか居ない、沖縄キーパーソン的お祭り男・キッペイである。
今回の取材コースもキッペイと、東京在住の沖縄人タクによって立てていただいた。タクは「仕事があるから俺はアテンドできないなぁ」と言っていた。東京在住なんだからこれに合わせて帰郷してもらうなんて考えても居なかったので「あたりまえだよー気持ちだけでもありがとう」と思っていたのだが、初日の夜にキッペイの待つ居酒屋にいったら、なぜかタクが出てきた、、、

「お前を驚かすために、今日の最終便で東京から入って、明日の朝一便で戻るんだよ!」
まったく
この人達の底抜けな「気持ちが大事なんだよ!」サービス精神は、とてもじゃないけど真似できない。これは沖縄の人たちに共通するものなのか?それともタク・キッペイつながりの人たちに醸成されるものなのか?僕にはそのどちらも正解なのだと思える。タク、キッペイ、本当にありがとう!
ちなみに
取材中、宿泊したホテルでタクシー乗ろうとしたら、出張サラリーマン風の方が「やまけんさん、いつもブログみてるよ!」と声をかけてくれるので「ど、どこの方ですか?」と尋ねると「大阪!」とのこと。
そして取材先である、おそらく日本屈指のカレーとタイ料理の旨さを誇るカフェくるくまでは、広報担当の堀田さんが「いつも読んでます、くるくまのことを書いてくださってありがとうございます」。
極めつけはA&Wにて店長さんが「アスキーもブログも読んでます!」!!
嬉しいなぁ、、、
そんなこんなで昨日、私は36歳になりました。 あー ここから10年間が勝負だな、頑張ろう!
■沖縄そば 与那原屋
海辺でしばし散歩。イタリアっぽい建物がまぶしい。
■カフェ くるくま
この人が広報の堀田さんだ。
くるくまのカレーは、やはり間違いなく日本有数に旨いカレーだ!
タイから来てくれているシェフが素晴らしい技を遺憾なく発揮している。タイ人がつくるインドカレー・日本風カレーそしてタイカレーがマジで旨い!
ということで凄まじい3日間を送った。本編はアスキー本誌が出てから書くのでしばしお待ちを。