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2006年10月30日

とうとう松下さんのケーキが世の中にお目見えする!


僕はあまりケーキとかを買って家で食べる人間ではなくてどちらかといえば辛党。でも、甘いものも嫌いなわけでは全然なくて、それなりにシュークリームとかエクレアとかをついつい買い食いしてしまったりする。あまり生クリームは好きじゃなくて、卵とバニラ風味の強いカスタード好き。ということで洋菓子についてはけっこう音痴の部類に入るだろう。

しかし、例外的に昔からフルーツと洋酒たっぷりのパウンドケーキには目がない。できたてを食べるよりも少し置いて熟成させたほうがより深い味わいになるフルーツケーキを、惜しみながら薄めに切り付け、じわじわと食べていくあの快楽。ああ、よだれが出る。

そんなパウンドケーキの超・名手が京都にいる。松下さんというその女性との出会いは、京都の一乗寺にある焼肉店「いちなん」との出会いとオーバーラップする。その出会いについては、このエントリを読んでいただければ概略お分かりいただけるだろう。ただし下記エントリ、焼き肉が食べたくてしょうがなくなるので要注意である。

■焼き肉「いちなん」のエントリ
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2005/06/post_557.html

この松下さん、関西のごく一部に存在を知られているのだけれども、知ってる人たちからは絶大な信頼を得ているお菓子上手なのだ。で、この松下さんが、とうとう洋菓子類の販売を始めたと言うことなのだ!

「趣味だから、お金はいただかないんですよ」

とずっと仰って、身内やごくごく親しい人にだけ菓子を作ってきた松下さんが、とうとうお金をいただいて世の中に対して洋菓子を焼こうというお気持ちになったと言うことである。ネット販売も勧めているのだけれども、その前にまずは実店舗においてもらえることになったとのこと。とにかくめでたい!

やまけんさん、お元気の事と思います。

ケーキを「ネット通販」始める前に、「いちなん」と自宅近くの「雑貨屋さん」での販売を始めました。
「フルーツケーキ」と「マロンドショコラ」と「ライムのパウンド」と「ブチギャレット」と「フイナンシェ」などをお送りしますので食べてくださいね。

送られてきたケーキ群の総量をみて思わず声が漏れた。食いきれねぇ、、、

このようにラッピングも綺麗に仕上げるのが松下流だ。ケーキ類だけではなく、小さな焼き菓子も焼いている。とくにフィナンシェは絶品。この写真は仕上げに失敗して、なんかちょっと堅めの画像になってしまった。実際はもっとふんわりしたテクスチャの、可愛い菓子達だ。

そして、ぜひ一本買いをして寝かせて欲しい、フルーツケーキ。

我が家ではもう1/2になってしまった。ここからは配給制にしてちびちび食べるのである(笑)

「いちなん」は先の過去エントリを観ていただくとして、雑貨屋さんの場所は下記のとおりだ。雑貨屋さんの名前はよくわかりません(ごめんなさい)。

大阪府交野市天野ヶ原町2-14-16
072-892-6871

お近くに住んでおられる方、おやつに買ってみてくださいな。
松下さん、ネット販売始めたら連絡くださいね。

追記:
、、、とはいっても、やっぱり一番お奨めなのは、「いちなん」で焼き肉をガンガン食ってから、松下さんのお菓子を買って帰るというコースだろうか。考えてみるとそれが一番楽しいかも知れない。だって「いちなん」うまいもん。

■ナムル盛り合わせ。 韓国カボチャ(ズッキーニみたい)のナムルが激烈に旨い!

■肉盛り合わせ 皮付き蒸し豚に内臓類を唐辛子酢味噌を塗りたくって食べる。

■牛ロース塩焼き

■超新鮮ホルモン。とろけるような味の味噌だれが堪らない、、、

■そして塩ユッケをご飯に載せてフィニッシュ。

しかし満腹のおなかに上質な松下さんのお菓子をデザートにするのはちともったいないかも。家に持ち帰って、心ゆくまで味わおう。という、追記でした。

Posted by yamaken at 19:05 | TrackBack

日本経済新聞の農業に関するコメントは本当に腹立たしい。

以前から数回言及しているけれども、日経新聞の農業関連の記事というか視点はあまりにもレベルが低く、偏向している。本日の一面記事「成長を考える・第一部 もっとできる」を読んで、読者を誘導する動きにあまりに腹が立ったので、食い倒れとは関係ないけど書いておきたい。

中段くらいに「規制緩和で経済底上げ」という小見出しがある。その後に語られる部分で、ブルーベリー畑を造成し農業に参入しようとしている建設業者の例を引いた後、

「改革の波が及び、規制緩和が進めば当事者は生き残りをかけて動き出す」(同記事より引用)

とある。これは日経新聞や経済界がよく使うフレーズで、農業についてもいつもステレオタイプにこのようなことを書くのが通例だ。しかし、事例解説の中で「農業の規制緩和で異業種参入が容易になった」とあるが、そうした異業種参入で成功している事例がどのくらいあるのか、記者は理解しているのだろうか。ワタミファームさんなど、農産物を販売する出口を持っている企業が成功しているのが目立つくらいで、異業種参入組が全て規制緩和のおかげで利益をだしているという図式は日本にはまだ成り立っていない。

それより大事なのは、この後の記事の書き方があまりに見え透いた世論誘導になっていることだ。

「その産業の生産性があがるだけではない。軸足を国内農業の保護などから自由化に移し、市場を開放すれば、貿易量の拡大を通じて他の産業を含む経済全体が底上げされる。」(同記事より引用)

まず「その産業の生産性があがるだけではない」と書いていることで、読者は「規制緩和で生産性は上がるんだな」と判断するだろう。ここが引っかけになっている。農業に関しては、「規制緩和」といわれているものによって生産性が向上した事例は無い

だいたい規制緩和と言っているのは、何を指しているか全くわからない。これまでも農外の異業種が農業に参入することは可能であった。ただ単に農地を所有することが難しいというだけであって、農業をすることが目的なら、借地で農業はいくらでもできたのだ(この辺は長くなるので割愛する)。

それに続く

「軸足を国内農業の保護などから自由化に移し、市場を開放すれば、貿易量の拡大を通じて他の産業を含む経済全体が底上げされる。」

は、「農産物貿易の自由化を受け入れれば、工業製品等をこれまで以上に輸出できるので、経済的にはメリットが出る」ということである。この新聞はやはり経済のことしか考えていないのだな、ということがよくわかった。

BSE問題や鳥インフルエンザ問題を丁寧に観ていけば、今日、国際的な流通の枠組みの中で、自国の安全基準を満たした食糧を確保していくことが大変に難しくなってきていることがわかるはずだ。おそらくこの記事を書いた記者は、日本農業を縛っている規制(一体何がその規制なんだろう)の緩和をどんどん進めれば、経営能力に長けた農業経営者達の参入が興り、今までより安価で安心できる食品を提供できるだろう、それでまかなえない分は国際的に輸入すればいいという脳天気なシナリオがあるのだろう。

そんな楽観的な未来が本当に来ると思っている人が、果たして農業関係者および食品事業者の中でどれくらいいるんだろうか。

日経新聞がこうした傾向を持っていることは、それはそれでスタンスなのだろうけど、「農業は規制緩和すればうまくいく、国際的に市場開放すればうまくいく」という書き方で世論を誘導するのはやめてほしいものだ。正面きって「農業は日本ではプライオリティ低いんじゃないの?」って書けば潔いのに、そう書くと非難されるから、世論誘導型の記事を書くのだろう。全く腹立たしい。

それともう一つこの記事について。
福岡県の女性が制御板の設計システムの仕事をしている写真が掲載されているが、この女性の紹介のされ方が「農園で畑仕事を営む」とされている。写真の見出しには「畑仕事の合間に」と書かれている。これも「畑仕事の合間に、こんなに生産性の高い仕事をやっている」という、農業を揶揄するような意地の悪い書き方のように思うのは僕だけだろうか。 そうかもしれない。僕はこの記事については相当頭にきているからなー

日本という国は先進国中、自給率が最下位(40%)だ。同じ島国のイギリスでも日本より遙かに高い(70%程度)。一方、スイスやシンガポールといった、耕地面積が非常に少ない国は、食料輸入先諸国との関係良好化を図っている。 一方、日本は何をしているというのだろうか。

やっぱり僕には日本経済新聞の農業関連情報は信じられない。

「食卓の向こう側」という超・名連載記事を書き続け、食が直面している問題を冷静に大きく採りあげ、そして継続的なシンポジウムを開催してきた西日本新聞社とは偉い違いである。

Posted by yamaken at 15:55 | TrackBack

2006年10月27日

大分の県南・佐伯市~蒲江の海の幸を味わい尽くす! その4 蒲江の漁師・村松さん宅で漁師の朝飯をいただいた!

朝4:00目を覚ます。今日は漁師の村松さんの船でブリの養殖の現場を観に行くのだ。しかし窓の外からは、かなり大きな雨音が聞こえてくる。

「雨かぁ、、、」

僕は晴れ男の部類にはいるので、出張先での雨は本当に珍しいことだ。さてどうなることやら。

「清水マリン」は実に最高だった。今度は普通に泊まってみたいと思う宿だ。玄関で村松さんのお迎えを待っていたら、先に清水マリンの朝ご飯準備部隊が到着。昨日のヨーコちゃんが鍋釜類を運ぶ。

「もう本当に普通に、ご飯と味噌汁と魚の干物の朝食なんですけどね」

いや清水マリンの朝食は凄まじく旨いはずだゾ!
そうこうしているうちに、漁師の大将・村松さん到着!

「いやぁ、定置(網)の魚を獲りに行ってたら送れちまったわ。今日揚がったばかりの魚を食べさせたくてなぁ!」

車で10分ほどで彼の家に到着、、、家というよりは要塞のような3階建ての構造物である。1Fは漁のための設備・整備庫になっている。もちろん海に面していて、驚いたことに家の目の前に自分の船着き場があり、養殖の生け簀まであるのだ!

これが3代続く漁師・村松さんの城だ。しかもお子さんは3人男!


「もうみんな海の男になっとる」

さすが、後継者難は無縁という感じである。

「蒲江の海は本当に豊かでなぁ、魚が無くなる時がない。漁師をやっててよかったち思うとる人間がおおいんじゃぁ。 さあ、上に上がって朝飯を食べようか!」

海を見下ろす2階の居間に通していただき、台所で立ち働く奥さんの後ろ姿をみながら、村松さんが「これ、面白いもんだぞ」と木札をポンと机の上に置く。

村松家の先代に出された漁業組合証である。いわゆる鑑札だろうか、「村松」の「松」の漢字が昔の字になっている。昔の漁風景はいったいどういうものだったんだろうか。

「蒲江の湾では魚だけじゃなくて、バカ貝(青柳)が大量発生したりしてたんだ。その都度、バカ貝の占有権を主張する集落があったり、いろいろ争いごともあって大変だったんじゃ」

豊かすぎる海ならではの問題で、その資源の権利争奪合戦が繰り広げられていたということだ。漁業に関する法整備も順次行われてきたので、その都度いさかいが生じてきたという。

「さあ、そんなことより飯にしよう!」

と、机の上に奥さんの料理がうわーんと並ぶ。ここで確認しておきたいのだが、あくまでこれは朝飯である

「これはな、アオリイカ。今の時期のアオリイカは旨いぞぉ!」

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
朝から高級なアオリイカの刺身である!

むろん毎日こんなのが食卓に揚がる訳じゃないらしいが、それにしても東京の料亭でちょびっと切られて刺身になってくるアオリイカの風情とはとにかくボリュームが違うんである。

鮮度良すぎて、弾力が強くて、身を噛みしめるという感じである。

「一日おいとくと、今度はトロッと柔らかくなってきて、味ものってくるんだけどな。今日は歯ごたえを味わうイカじゃ」

いや、この味は漁港でしか味わえないだろう、ご馳走である!

そしてカマス。昨晩の清水マリンでは一塩したものが焼かれていたが、これは生を塩焼きしたものだ。しかも、つい先ほど定置網から揚げてきた魚なのである!

「この時期は定置にカマスばかり引掛る。定置網には一週間単位でかかる魚が変わるんだ」

このカマス、身がホックリして、何より干物では味わえない爽やかな香りがある。大分名産のカボスを絞りこんで食べると、これだけで最高の酒肴としていただける味わいだ。

さてその横に、トンカツか?という揚げ物が。

「これがな、わしら活き粋船団のブリカツじゃあ!」

「活き粋船団」は「いきいきせんだん」と読む。村松さんら養殖ブリの漁師達が出資金を出し合って立ち上げた会社で、蒲江湾の海の幸を加工して販売する会社なのである。その商品の一つがこのブリカツなのだ!読んで字のごとく、ブリの身をフライにしたカツである。

「これをな、小学生の学校給食でブリカツバーガーにして食べさせたりすると、子供がムチャクチャに喜ぶンじゃぁ」

そりゃあそうだろう、傍らにある活き粋船団のチラシには、このブリカツとレタスにタルタルソースを一杯つけたものがバンズに挟まれてバーガーになっている写真があって、ムチャクチャ旨そうなのである!
ちなみにこのブリカツ、魚とは思えないコクのあるしっかりとした身肉のブリのため、実に食いでがある!トンカツの肉を魚をつかって代用品にしたものは多々あるが、はっきりいってこのブリカツはこれだけで一ジャンルを形成できる味である。

さて!
ここからが漁師料理の本番である!

この、醤油ヅケにされたブリの身、実は単体で食べるものではない。

「じゃあ、温めし(あつめし)にするかぁ!」

とやおら中腰になり、各自の分の白飯の上にこのブリのヅケを並べ始める。

このヅケのことを、大分全域では「りゅうきゅう」という。醤油だけではなく酒・みりん・ごまのすり下ろしなどを適宜混ぜ(この辺、各家庭でレシピが違う)、漬け込んでご飯にかけて食べるものだ。これを蒲江一帯では「温(あつ)めし」と呼ぶのである。

「熱々のご飯に載せて食べるから「あつめし」というような気がするんだけど、ほんとのところはようわからん」

そうそう、この村松さん、わからなかったり記憶が確かでないことになると、このようにきちんと「わからん」と話してくれる。こういうところからも誠実な人なんだなぁ、と思うのだ。

さて、りゅうきゅうがご飯の上に並べられ、青ネギの小口切りと海苔、わさびが載せられて「あつめし」のできあがりである!

「ポイントはなぁ、ブリの身を欲張って厚くしないことなんじゃ。薄い方が旨い」

なぁるほどぉ!
さてこのあつめし、実に最高に旨い!

薄切りブリの身にしみている村松家特製のタレが絶妙な加減なのである!

「でな、そのまま食べるのはちぃっとにしといて、この熱々のカツオダシをかけるんじゃ」

と、でかい急須にたっぷり入った、本当に熱々のダシをここに注ぐ!

瞬間、ブリの身は半生に火が入り、ブリとタレに入っていた胡麻の油分で透明なダシが白く濁る。かき混ぜてすすってみると、カツオの風味が醤油ダレにとけ込んで旨い!そしてブリの身の味が、加熱されたことで活性化して凄まじい旨さになっているのだ!

「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお こいつぁ 旨い!」

おかわりをしたかったんだけど、「すまんなぁ、りゅうきゅうの分量を間違えて、これしかないんじゃあ」ということだったので、一杯をありがたくいただいた。いや、超絶絶品である。

あつめしについてはこのページに詳しいので、関心のある方は読んでいただきたい。

■大分合同新聞の動画サイト
http://www.oitatv.com/ippin/index.php?id=72

もうひとつ、僕の心にしみた料理がある。それは「ぶえんじる」。

「無塩汁」と書くそうで、昆布やカツオダシは何も使わずに生の魚を煮てダシと具とし、味付けは味噌で薄くするだけ。漁師が沖で漁の最中に作って身体を温める汁なのだ。この日の魚はアジだったが、これがしみじみ、旨かった。

「いっとくけど、いつもこんな豪勢な朝飯じゃないからな(笑)。 さあて、出かけるかぁ!」

いよいよ海、である。

Posted by yamaken at 10:32 | TrackBack

2006年10月25日

オフ会後のひととき

さすがにあれだけの規模のオフ会だったので、かなり放心。
ていうか現地スタッフの人たちは、無事に仕事復帰できたろうか、不安だ、、、
今週はずっとエントリ書いている余裕がなさそうなので、どういう模様だったかは、トラックバックしてくれている参加者さんのブログなどで様子を見ていただければ。いずれ僕も書きますよ!
IMG_87437,1.jpg
家に届いたリンゴ。長野県の産地から早稲種が出てきている。送ってくれたのは大阪東部市場の三谷君だ。

やまけんさん このリンゴは、一年間で、1~2週間しか出そろわないんです。 ニックネームは、「長野三兄弟」 真っ赤な奴が、秋映(あきばえ) 出荷時期は9月下旬 普通のが、シナノスイート  出荷時期は10月上旬 黄色い奴が、シナノゴールド   出荷時期は10月中旬 高いけど美味しいリンゴです。

真っ赤な「秋映」が最も個性の強い味かと思ったが、実はシナノゴールドがとがった味で気に入った。
山形からも早稲種が届いている。しかしリンゴの本当の味は晩生種になってからだ。いよいよここ2ヶ月でリンゴの時期になる。楽しみだ、、、

Posted by yamaken at 11:14 | TrackBack

2006年10月22日

食い倒れ日記史上最大のオフ会in富士宮 敢行! 富士宮は食の谷・フードバレーであった! 速報版

いやー
スタッフ入れて総勢200名くらいだっただろうか。本当に皆さんお疲れ様でした!
ボランティアで迎えてくださった静岡の皆さんに本当に感謝です。
そして最後まできちんと意志を持って参加してくださった参加者皆様にも感謝。
ひとまず画像アップ!













































Posted by yamaken at 23:37 | TrackBack

オフ会に行ってきます!

ふわー 昨日22時半には就寝し、本日は5時起き。
これから工藤ちゃんの車にて、富士宮オフ会に行ってきます!

晴れると佳いな、、、
さて190人規模のオフ会がどんなことになるやら。
レポートしますね。では!

Posted by yamaken at 05:37 | TrackBack

2006年10月20日

とうとう銀塩カメラを買ってしまったぁ、、、

先日、某百貨店の仕事で中野を訪れたとき、中古カメラ店であるフジヤカメラを覗いているうちに、銀塩一眼レフカメラがどうしても欲しくなり、2時間の逡巡の後、思わず衝動買いしてしまった。

モノはオリンパスのOM4TiBである。
IMG_8194.jpg
銀塩カメラを持つのはこれが初めてと言っていい。デジカメが登場する前は、現像代が高いので写真などほとんど撮らなかった。大学時代に初めて手にしたデジカメは、AppleのQuickTake150という、超懐かしい時代のデジカメだ。このカメラではJpegという画像フォーマットで撮影できず、アップルの独自フォーマットで不便だった。しかし、コンピュータの画面で写真を見ることが出来るということに興奮し、結構はまった。大学卒業後、当時ベストセラー機となったFinPix700を所有し、それ以降もはSANYOの速射デジカメを愛用し、それ以降は都合数台のデジカメを使用した。2003年にカシオのエクシリムシリーズの初代機を購入した頃からこのブログを開始し、キヤノンのIXY Digital Lを二台使いつぶし(これは素晴らしい名機だった!)、今はデジタル一眼レフカメラであるEOS Kiss Digital Nをメインに使用し、重い荷物を持ちたくないときはリコーのGR-Dを使っている。

EOSを購入したのは、初めての食い倒れ本を出版する際に、これから取材するところは、可能な限り佳い画質で撮影したいと思ったからだ。被写界深度とか絞りとかシャッター優先とかの用語が全く理解できず、もっぱらプログラムモードで撮影していた。そのうちに、絞り優先にして数字を大きく設定していくと、画面の広い範囲にピントが合うようになるゾ!とか、暗くても三脚に固定して絞りをF11とかにして30秒くらいかけて撮影すると綺麗にピントのあった写真がとれるぞ、とかいうことがわかってきた。

レンズの焦点距離や画角についても全くわからず、一本目の交換レンズは超広角レンズを買ってしまった(ES-S10-22mm。これは素晴らしいレンズだ!)。僕がIXY時代から好きだったマクロ撮影のために、一眼レフ用にもマクロを買った。EF-S60mmマクロというレンズだが、これによって開眼するところが多々あった。野菜や果物の写真をビシッと撮影するときは今もこのレンズを使用することが多い。そして、標準ズームと言われるレンズで、今年初春に出たEF-S17-55f2.8ISという、高級レンズ並の価格の一本を買い、ひとまずEF-Sレンズのラインナップとしては過不足のないものが揃った。僕は望遠で撮影する被写体を持たないので、これでOKなのである。店の外観や内観を広く撮る広角レンズと、料理をカリッと解像してくれるマクロレンズと、人物をスナップする標準ズームという構成である。

カメラの使い方がわかりレンズが揃うのに併行して、周辺機器にも関心が出てきた。まず、週刊アスキーの連載の仕事でご一緒させていただくようになったカメラマン八木澤さんのお仕事ぶりをみるうち、ストロボが不可欠であるということに気づく。カメラに装着するクリップオンタイプのストロボでのバウンス撮影の方法を知り、それに飽きたらず、自宅で綺麗な野菜写真を撮影するために、モノブロックストロボという機材を買ってしまった。しかし今現在は一灯でのライティングなので、もう一本ストロボが欲しいなぁ、と思っている。

しかしこの間、銀塩カメラを持ったことはなかったのだ。
デジカメは現像しなくても佳いし、フィルム代も必要ない。これでいいじゃないか! と思っていた。
しかし、八木澤さんの中判カメラやニコンの35mmカメラで撮影する料理写真は、艶めいていた。しかも、週刊アスキーのカラーページに印刷されるのを観ると、明らかにデジカメの画質よりも粒子が細かいような、色乗りがいいような感覚がある。実はこの連載では、数枚僕のデジカメ写真も採用されているのだけど、画面上では申し分ない発色なのに紙面では「あら?」という仕上がりになってしまっていた。

そう言うことから、銀塩カメラへの関心が強くなっていったのであった。
しかし、銀塩であればEOSと同じキヤノンのカメラを買えばいいものだ。レンズも共用できるしね。けれども、中古カメラの本で情報収集するうちに、オリンパスOMシリーズに強く惹かれるようになった。まずこのシリーズ、他の銀塩一眼よりもコンパクトなのである。前も書いたかも知れないが僕の手は小さい。グリップが小さくて小指がはみ出してしまうともっぱら評判の悪いEOS Kissのグリップは、僕にはちょうどよい。だから銀塩もコンパクトなものがよいと思っていたのだ。

そして冒頭に立ち返って、中野のフジヤカメラでぼーっと棚を観ているうちに、評価ABクラスの個体47800円がどうしても欲しくなった。ちょうど打ち合わせで同行していた、農業関連出版社の編集者ミソノ氏が「どうせならいいの買わないとダメ!」と後ろから僕の背中を押す。

店員さんにボディと50mmF3.5マクロレンズを出して貰ってファインダーを覗く。

ぐあっ なんだこの広いファインダーは!
キヤノンのEOS Kissシリーズは入門機としては不満がない。しかし、ファインダーのみえなささ加減はいい加減に腹が立つ。その世界からすると、昔の一眼レフのファインダーの広さには本当に快感だ。

「これください!」

と思わず言ってしまった。そして、僕は銀塩カメラユーザになったのだ。
IMG_8204s.jpg
ミソノ氏に勧められるがままにポジフィルム コダックのエクタクロームと富士のベルビアを買って、家で撮影テストを行う。ここではたと困った自体に。外部のストロボとのシンクロ接点はあるのだけど、露出はストロボの明るさをカメラが測ってやってくれるのであろうか?うーむ謎。もしそうでないならば、適性な露出を設定しないとアンダーかオーバーになってしまう。

ということで、まずは適正露出を求めるために、ミカンを撮影しながら、そのフレーム枠内に絞り値とシャッタースピードを書いた紙を入れる。10パターンくらいの組み合わせで撮影し、現像すればどの値が適正化がわかるということだ。

八重洲地下のサクラヤに初めて現像に出した時は何かドキドキした。帰ってきたポジフィルムを、カメラマンさんからお借りしているライトテーブルに載せてルーペで覗くと、きちんと写っている!感激してしまった。デジカメならば、撮影後すぐに画像を確認できる。しかし、カメラは(リバーサルフィルムの場合は)2日かけてようやく観ることが出来る。このタイムラグが快感だ。

露出は、僕のセッティングではf5.6でシャッタースピードが1/16というのがストロボに合っているようだったが、これは被写体によって変わるだろう。しかし先の疑問 「外部ストロボ光を使う際、カメラに内蔵されている露出計はそのストロボ光を測って適正露出に調整してくれるのだろうか?」という問いはまだ解決していない。もしご存じの方がいらっしゃったら、メール等にてご教示いただければありがたいです。

ていうか、露出計を買わないといけませんね。秋葉ヨドバシにいっていろいろ物色。セコニック社のフラッシュメーターを買おうと思います。

銀塩カメラで撮影をする時、どうしてもやってしまうことがある。それはシャッターを切った後、カメラ背面に液晶があるものとして、ファインダーから目を離してそこを確認しようとしてしまう癖だ。銀塩には液晶はない。シャッターを切ったら、あとはカメラを信頼して任せておくしかないのである。まったくデジカメとは全く違う緊張感だ。

しかしデジカメの秋モデルは各社ともに魅惑的ですな!
キヤノンのEOS KissDigitalX はとりあえずパス。そつのない出来だとおもうけど、次に買うカメラはもう少しハイクラスのものにしたいと思っている。それより今とても関心があるのは、オリンパスが欧州限定で発売しているE-400というカメラだ。これは現行デジタル一眼レフの中で最も小さいボディらしい。食い倒れカメラ道においては、なによりもコンパクトであることが優先されるのだ。もしこのブログ読んでるオリンパスの社員さんがいらっしゃったら、ぜひE400の国内販売をお願いします。

そんな、今日この頃なのであった。

Posted by yamaken at 09:33 | TrackBack

2006年10月18日

大分の県南・佐伯市~蒲江の海の幸を味わい尽くす! その3 蒲江町の素晴らしき海人達との饗宴!

さてブリ養殖を営む村松さんの車に乗り、佐伯市街から橋を渡ってひた走ること数十分。リアス式海岸をぐんぐるぐんぐると廻り、日が暮れる頃に宴席となる民宿「清水マリン」に到着した。車を降りて、とにかくこの素晴らしい風情に「うおっ 撮影撮影!」とカメラを構えたのであった。

■清水マリン
大分県佐伯市蒲江 竹野浦河内
0972-43-3887

この「清水マリン」という、なんとも腰が砕けそうな名前と、海っぺりに建つ普通の家のような風情といい、最高ではないか!しばらく暖簾をくぐって中に入る前に佇んでいたいと思ってしまったのだ。

「今日はここで、蒲江の海で働く仲間と飲みましょう!うちの町の芸能人がたくさんいるから!」

と村松さんに言われるまま座敷に上がると、いかにも濃い人たちがすでに座していた。

蒲江(かまえ)という町は、大分市から車で1時間半程度、佐伯市から30分程度かかる、宮崎県との県境近くの漁村だ。従って大分の海である豊後水道だけではなく宮崎の日向灘にも面しているという立地。リアス式海岸は延長85kmにも及び、うねる外海に反して湾内はどんなときも凪いでいるという。

「蒲江の海は、ほんっとに豊かなんじゃ!」

と村松さんが言うとおり、伊勢エビもアワビもサザエもウニも、とにかく豊富に捕れる海だ。ちょうどこの時、蒲江町の民宿では「伊勢エビフェア」をやっていて、格安で伊勢エビが並ぶという。

「ほうれ、これ、ぜーんぶ蒲江の海の幸じゃぁ!」



この時期は、定置網にカマスがかかる時期らしく、ひと塩したものが毎日テーブルに並ぶそうだ。ユーモラスな形状のうちわ海老も蒲江で揚がるものだ。

手前の串は、なんと真珠を植え付けるアコヤガイの貝柱である。

「こんなもん、わしらが子供の頃は毎食たべとったけどなぁ」

と笑いながら手渡してくれたのを食べると、シコッとした歯ごたえ、ギュッと染み出てくる旨みがほどよくて旨い。

そうこうしているうちに漁師軍団が集結。乾杯とあいなった。
この日は顔合わせ的なもので、実はこの蒲江の漁師軍団たちの素晴らしき個性は明日にならないとはっきりわからないのであった。しかしそれでも最初から強い輝きを放っていたのが、この写真手前の女性、橋本正恵さんだ。この方については明日以降のエントリで詳細に語っていきたい。

そしてこの写真手前にいるのが、今回の蒲江編の主役、ブリ養殖をメインに行う漁師二代目・村松一也さんである。レスラーかと思わん体躯と、豪快にげらげら笑いながらも知性をキラリと光らせるその大きな人間性、僕も一瞬でその魅力に引き込まれたのである。

そして次から次へと出てくる漁師料理の数々。ここ「清水マリン」は地元でも有数と言われる料理屋兼民宿らしい。おかみさんの手料理が評判高く、いやホントに旨い。刺身が旨いというのは当然だが、手を入れた料理がまた旨いのである。例えばウマヅラハギの煮付け。

こっくりと煮付けてあるが、ほろほろと崩れる淡泊なウマヅラハギにはこっくりさ加減がぴったりだ。肝の部分が非常に大きく、「まるでフォアグラじゃろ?」(←正恵さん)というのがオーバーでないくらいのトロトロの肝である。この肝をハギの身肉に塗りつけて食べるのが堪えられず旨い!

そしてさきほど刺身でいただいた伊勢エビの頭が味噌汁になって出てきた。
この辺の味噌汁は麦がタップリ入った甘めの味噌で、僕はこの九州独特の麦味噌が大好きなのだ。独特の麦の発酵した香りと、滋味あふれる甘味がたまらない。この味噌風味に伊勢エビの甲殻類特有の旨みスープが合わさって、これはもう最高である。

しかも伊勢エビのガラにはまだ身肉がタップリ詰まっているのだ!

「おっ 漁師の食べ方を教えてやる! そこの半分下の部分を手でバリッと割るんよ!」

と実演してくれる村松さん。

殻を外して食べた、味噌汁の具となった伊勢エビは、加熱され旨みを増して非常に美味しい。ご飯が食べたくて仕方がないのである。

そして極めつけのすごいものが出てきた!

これ、なんと海ウナギである。
ウナギの種類のなかには、川へ遡上せず海で定着するものがあるそうだ。長さにして1メートル胴回りが通常のウナギの数倍になるものも多いそうだが、これがまた特有の味わいがあるということだった。

「決して大味じゃないんです。うちではこれをさっと焼いて頭と骨を醤油とみりんで煮詰めたタレに絡めてだしてるんですが、美味しいですよぉ~」

とこれを持ってきてくれたのは、この旅館の娘であるヨーコちゃんである。

しばらく前まで福岡で美術教師をしていた彼女は「どうしても魚が恋しくて」戻ってきてしまったという、根っから食べることが好きな、そして実にこの人も知性の溢れる女性なのであった。

「おおおお じゃあ、とりあえず白飯ちょうだい!」

と叫び、持ってきてくれたご飯の上にこの海ウナギの身を載せる!

海ウナギの皮はさすがに厚く、しかしそれがパリパリに焼けているので、噛みしめるとバリッとダイナミックな音が立ち、芳ばしくて旨い! そしてほろほろの身肉は意外に淡泊な風味、脂でギトギトしているかと思いきや、そんなことは全くない! ホコホコした肉、そしてウナギのあのワン&オンリーな香り。よく見ると山椒の実が煮汁に入っていて、これが絶妙な香り付けとなっている。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお 旨い! 海ウナギもオツだね!」

こんな素晴らしい皿が出てくる民宿、1週間くらい泊まりたいものだ。

このほか、緋扇貝(ひおうぎがい)というホタテのような貝を蒸し焼きしたものも卓に並ぶ。

(すでに食べてしまった殻です、モウシワケナシ)

これを生産しているのがこの宮脇さんだ。

「あのねヤマケンちゃん、この宮脇っちゅうおとこも、実は濃いんだよ~ そうだ、明日、緋扇貝の現場を観に行こう! その場で焼いて貰おうね! こういう店で食べるのより断然旨いから!」

ということにあいなった。

村松さんの口癖は 「かかってこい!」 「ぶぁ~か!」 で、豪快にガハハハハと笑いながらそれが連発される。小気味よく焼酎を飲みながら、宴席は続いたのであった。

さてその後、離れにある宿泊部屋に通され、風呂に入り寝る前。
そーっとお夜食を取り出した。

これぞ大分名物、吉野鶏めし(よしのとりめし)である。大分市吉野地区の、伝統料理で、お母さん達が保存会をつくって伝承している味だ。実は移動中にお願いしてスーパーによってもらい、地元の食べ物を少し買い込んだ中にこれもあったのだ。

■吉野鶏めし保存会
http://www.yoshitori.jp/


いやもうこれが最高!
ウナギご飯で満杯だった腹に、しっかり握り混まれた鶏めしおにぎりが3つ入って、ちょっと死にそうになる。この味はブロイラーでは絶対に出ない。採卵鶏の廃鶏なのか、それとも特別に飼っている鶏なのだろうか、とにかく飼養期間180日以上は経っていそうな鶏の味であった。ご飯のたき加減と食感も最高。

超満腹になり、画像アップ等をして1時間半くらいしてから眠りに就いたのであった。明日は海である。

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2006年10月17日

オフ会参加者へ 事務連絡

いよいよ過去最大規模のオフ会(総勢180人以上になりそう)が今週の日曜日に開催されます。
下記、お読みください。

■当日食材
・鱒(マス)の刺身、若シャモ、スペシャル親子丼、富士宮焼きそばなど多数出てきますのでお楽しみに。
・富士宮のご案内エントリで、LYB豚(るいびとん)の生産者として松沢さんを挙げましたが、諸般の事情から松沢さんの牧場の豚ではなく、LYB豚の育種もとである富士養豚サービスさんの牧場で肥育された豚肉を出品することになりました。ただし、放牧豚の第一人者である松沢さんには当日会場でお話をいただこうと思っています。

■当日の集合
※新幹線~バスの人
9時00分に新富士駅に大型バスが1台集合・出発します。
バスは8時45分に新富士駅に到着します。
新幹線の最終到着時間は(上り:9:00 下り:8:43)
遅刻した方は自力で「まかいの牧場」へ来てください。

※自家用車で来る方
10時までに「まかいの牧場」へ来てください。現地では9時半から受付しています。

■会場での受け付け・名札渡し等
9時30分 会場受付開始
(場所)第一券売所前(正面玄関)

班分け等があるのでかならず受付をすること!

■注意:
レジャーシート等、敷物を持ってきてください!

■当日スケジュール
10時00分:新富士からバス到着、開会式、注意事項
10時30分:ものづくり体験(バターづくり)
11時30分:食のサミット(食育を考える、食による地域おこし 他)
      ヤマケン VS 小室富士宮市長
富士宮新名物<富士宮親子丼>お披露目会 説明:ヤマケン
12時30分:昼食会(挨拶、乾杯、歓談)
      食材説明<各ブースの方々>
      自由時間(牧場探検、マヨネーズづくり等)
15時00分:余り物オークション
16時00分:ゴミ拾い(全員)、閉会式、解散、お土産配布
      *青木養鶏場シャモ農場視察後、新富士駅・富士駅へ輸送
16時30分:資材撤収(逸品会・まかいの牧場)

以上よろしくです!

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2006年10月16日

大分の県南・佐伯市~蒲江の海の幸を味わい尽くす! その2 あの大友宗麟カボチャを食べた!

講演は無事に終了。居眠り率が非常に少ない、佳い反応の聴衆さん達だった。途中、やたらとデカイレスラー体系の人が入場。目の輝きが他の人と違う。最後の質疑のところで水産の人だとわかる。講演後に挨拶をしたら、なんと明日お世話になる漁師はこの方だとわかったのである。

さて夜の部までに一件イベントがあったのだ。
ごまだしうどんとぜんごの鰺寿司を堪能した「つね三」のすぐ斜めの小径に入り、洋食カナールというレストランに入店。
IMG_7034.jpg

「やまけんさんに、宗麟カボチャを食べていただこうと思って、、、シェフにデザートををお願いして居るんです。」

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

これは素晴らしい!

宗麟カボチャとは、なんと日本に最初に伝来したカボチャである!!!
IMG_7044.jpg

キリシタン大名と言われた大友宗麟(そうりん)が、難破したポルトガル船団から献上されたのがこのカボチャなのだ。その船はカンボジアにてカボチャを仕入れていたので、船員が「カンボジア」と言ったことで「カボチャ」と呼ばれるようになったという逸話があるけど、ホントかどうかはしらん。しかし、「宗麟カボチャ
」と呼ばれた種が結実したのをこの目で見ようとは思いもよらなかった。

「すでに大分では栽培されていなかったんですが、他県で育成されてきた種を分けてくださったんですよ。いま大分県内でも採種中です。」

その貴重な採種用の実がここにあるのだ。うーむ歴史ロマンである。

テーブルのうえに載っているいるカボチャはすでに熟して茶色とオレンジの中間色に染まっていた。なるほど、日本カボチャの形質に多い菊座型だ。

「味はですね、外皮が青いうちは粘質なんですけど、粉をふいてオレンジに変わることになると、繊維質で水っぽくなります。実は熟さない方が美味しいですね。どちらにせよ全般的に甘さは低いです。カットするといきなり、細胞から水分がしたたってくるんですよ!」

と送ってくれた写真には、本当に水分がしたたっている!
sourin3.jpg

「大分では「カボチャ」のことや「役に立たない人」のことを、年配者は「ぼーぶら」と揶揄するのですが、
実はこれ、ポルトガル語の「アボブラ(かぼちゃ)」が語源なんだそうです。」

ほおおお
ぼーぶらと呼ばれないように頑張らねば!

さてカナールのご主人が用意してくださっていたカボチャデザートはプリンだ。
西洋カボチャないので、ホクホクしてないし甘くもないので、かなり難しかったのではないだろうか。
IMG_7045.jpg
しっとり水分の多い身質に合わせてか、プリンも西洋種っぽい粉質系の食感はない。香り強めのカラメルソースと合わせるととっても美味しい。しかし、宗麟カボチャの特性をストレートに表現しているとは言い難い。シェフも大変だったろうな。

個人的にはこのカボチャはやはり日本料理に合うと思う。どのような料理法が合うだろうか、大分県内でケンケンがくがくの議論が起こるだろうが、サンプル配布できるようになったらぜひ東京にも送っていただきたいものだ。いろんなお店に使って貰おうではないですか。

「ごちそうさまでした!」

悠久の歴史を生き抜いてきたカボチャに出会って、いざ出陣である。

Posted by yamaken at 13:13 | TrackBack

2006年10月15日

22日のオフ会in富士宮 最終参加者確定!

標記の件、今回の抽選はなかなか大変でした。バスの人数と車で現地に入る人たちのバランスをとるのが難しかった!

で、当選者には昨日の時点で連絡をオフ会幹事の佐藤君からメール連絡を差し上げています。メールの無かった皆さん、申し訳ありません!いずれ申し込みしてくださったひと全員がこられる会もあればいいのですが、、、

ということで
よろしくお願いいたします。
あとは晴れを祈っていてください!

Posted by yamaken at 08:31 | TrackBack

2006年10月13日

大分の県南・佐伯市~蒲江の海の幸を味わい尽くす! ここにはまた独自の魚文化があった! その1


大分県の県職員で農業担当をしていた奈良さんから「講演に来てください!」というご依頼をいただいた。この時期の大分にいけるのは小躍りものだ!なんて言ったって魚介王国、そしてツマもの王国の大分の秋だから、旨いものがてんこ盛りなのである。

大分は偉大なるツマもの王国である

と僕に言ったのは、大分出身で某大手スーパーの青果担当をしているニノミヤ君だ。ツマものとは刺身のツマなどに使われる植物一般だが、小ネギや大葉、カボスなど薬味系のものが多々出荷されている。たしかにツマもの王国だ。

しかしそれだけではない。大分は大いなる海産物王国でもある。先回、臼杵市に行ったときにはふぐ三昧だったが、豊後水道は鰺、鯖などの青魚や、平目などの白身も充実している。今回は会場が海っぺりということで、ムチャクチャ楽しみな気分で臨んだのである。

大分空港から市内まで、おそらく日本でも珍しいホバークラフトで行くことが出来る。ちなみにバスだと約一時間のところを25分で移動可能。初めて乗ったが、驚いたことに発着場は陸である。車輪がない
船そのものの見た目のホバークラフトがコンクリート敷きの発着場にあるのはすごく不思議だ。

意外なことに、PHSデータ通信カードの電波がかなり長いこと通じる。沿岸近くを走っているからか、おかげでずっと東京での仕事を処理することが出来た。ホバーの駅に着くと、会場である佐伯市の農林水産課の担当者さんが待ってくださっている。農林水産関連だと、必ずみてそれとわかる作業着を着ていることが多いので、すぐにわかるのだ。

車で20分ほどすると、山間の道を通り出す。

「大分は海の県といいますが、道はほとんどが山なんですよ」

というが、本当にそうだ!
大分県は平地が少ないいため、農業にとっては非常に条件の厳しいところだ。山間部で植えることが出来るのは果樹がおおいため、みかんやカボスといった柑橘農家が多い。

条件のいい平地にはハウスなどが密集して、様々な品目が栽培されているのだけど、総量としてはそれほど大規模とはいえない。だから、量で勝負するような品目には向いていない県なのだ。

さてホバーの発着所から1時間少しかかって佐伯市に到着。

「今日のお昼なんですが、うどんと鰺寿司を食べていただきます」

おおおっ
その組み合わせ、何かあるな?
ワクワクしながら車を降りる。ここは、「佐伯市の繁華街ですね」という地域で、確かに飲食店が密集している。


店にはいると、カウンターに人がすでに満員である。

「はいよっ 座敷にどうぞ!」

と威勢のいいご主人。

「やまけんさんここはですねぇ、ごまだしうどんと鰺寿司っていうのが名物なんですよ。ごまだしうどんというのはですね、普通のうどんと違って、ごま味噌をうどんとお湯にのせて、お好みでそれを湯に溶いて食べるというものなんですね。」

ほおおおおおおおおおおお

「で、そのごま味噌というのは、かまぼこの原料になるエソという魚を焼いたのをすり鉢ですりつぶして、ごまと味噌を混ぜて焼いたものなんです。」

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
それはもしや!
宮崎県の冷や汁の素となる冷や汁味噌の造り方と酷似しているではないか!
冷や汁の味噌も、アジや煮干しなどの魚を焼いた身をすり鉢であたってごまと味噌を混ぜ、すり鉢の底に均等になでつけたのを、コンロのうえに逆さにひっくり返して焼いたものだ。これを水でのばし、具材をいれて冷や汁にするのである。

「へぇええ 宮崎ではそういう食べ物があるんですか。」

なぬっ お隣の県なのにご存じない?
いや 九州では食文化の差異がまだ色濃く残っているということか。
それにしても興味津々である。

ごまだしうどんと鰺寿司のセットで740円は安いような気がする。当然僕は大盛りをお願いする。店が混んでいるので少し待ったが、待った甲斐があったのだ!

「はい、お待たせしましたぁ~」

ぬごおおおおおおおおおおおおおおお
こいつぁ旨そうである!
試しにごま味噌を溶かないままに汁をすすってみると、少し出汁の味がする。「お湯」とおっしゃっていたが、料理やでは出汁を張っているのではないだろうか。しかし味はついていない。これにごま味噌を溶き混んでいく。

一口出汁をすすってみると、、、
旨い!
エソの身をすりつぶした、魚の味とごま、味噌の香りが一体となって、それが淡泊な出汁の旨みに合わさり、いきなりソロピアノが五重奏になったような立体的な味になるのだ!

うどんは、九州に多い柔らかめのふかふかのうどんで、これがまたごま味噌味に合う。讃岐うどんの腰ブリンブリンの食感ももちろん旨いけど、柔らかめのうどんもこれまた捨てがたい。

ごま味噌を全体に溶き、うどんに絡めてすすりこむ。いや、これは非常に美味しい。こんなうどんがあったとは、まだまだ日本の食文化は奥が深いと嘆息してしまう。

「はい、遅くなりましたけど、鰺寿司です」

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
これまた超・美麗な寿司である!
一目見て、「釣り鰺」であることがわかる。
鰺は、網で一網打尽にとったものより、釣った鰺の方が断然旨い。それは身が崩れていないからだ。釣り鰺の身と網で獲った鰺を食べ比べると、もう絶望的に味が違う。釣り鰺はビロードのような食感なのだ。甘めの地醤油につけて口に放り込むと、釣り鰺のキュルッと歯が肉に食い込む食感が素晴らしい。シャリも爽やかな甘めで好感。

「す、素晴らしいですねぇ、、、おかわりして佳いですか?」

時間はタップリあると言うことでおすしお代わり。非常に気に入りました。

「このくらいの大きさの鰺を、”ぜんごの鰺”っていうんです。寿司にするには一番美味しい大きさなんですね」

ふぅむ、と思っていたら、ご主人が板場で「あのね、釣り鰺1ケース持ってきて!」と仕入業者さんに電話している。やはり釣り鰺なのであった。

「ごま味噌は持ち帰りようの瓶詰めがありますよ。」

まじですか?
当然買い求めて帰ったのであった。

「いや、本当に美味しかったですよ!」

「そうですか?ありがとうございます、、、」

と迫力のある見た目の割には優しそうな感じでご主人がご挨拶をしてくださった。

いやー
初っぱなからかなりハイレベル。かなり高揚した気分で講演会場に入ったのであった。

Posted by yamaken at 11:39 | TrackBack

2006年10月12日

唸るしかない、ゴージャスフレンチの夕べ ル・ブルギニオンで堪能


いや~
レストランで本当に美味しいものをいただくためには、常連さんと一緒に行くのが吉だと言うことを思い知った夜だった。

「ブルギニオン、ちょうど行こうと思ってた処ですからご一緒しましょう!」

と、北千住バードコートの野島さんが言ってくださったので、すかさず便乗。ご交友関係としてはブルギニオン菊池さん→バードランド和田さん→野島さんという風になるのだろうと思うけど、非常に親しくお付き合いされているのである。しかも料理人同士。ガチの勝負皿が並ぶに違いないという思いは全く正解だった!

それにしても菊池シェフは、格闘家の桜庭和志に似ていると思うのは僕だけだろうか?
やわらかな笑顔から醸し出される雰囲気、そして明確な世界観が表現された料理から、菊池シェフも格闘家だと、無理矢理こじつけ的に思ったのだ。

この日は総勢八名。野島さんご一家と、バードコート常連組にしてワイン愛飲家K井さんとK塚夫妻。これだけ人数が居るとワインをかなり楽しむことが出来る。セレクトもしてくれるので安心!K井さんどうもありがとうございました。

アミューズは、シューの中にタルタルのようなサラダの入ったもの。

ここからして旨い。この日は満席だったので皿が出てくるのにちょっと時間がかかり、腹は減る一方。

その間、ワインのセレクトをK井さんがしている。正直僕にはわからないので、ラベルのみ掲げておきます。

さて前菜は魚料理二種。4名・4名で二種だしていただき、「どうぞシェアしてください」と言ってくださる。ありがたし!そしてこの魚の前菜がどちらも秀逸なのだ。

実はメニューがなく、口頭でメートルドテルさんが言うのを聴くだけだったので、なんていう料理だか覚えていない!魚介をブラマンジェのようにしたもの。フュメのジュレの中にはウニと極細モズクがちらされていて、磯の香りがきちんとしている。

下部には細かく切られた魚介がちりばめられている。えてして優しく柔らかい味わいに流れがちな繊細な印象ではなく、きっちりとアタリの効いた一皿だった。

そしてこれがまた秀逸。イカとマカロニをパテのようにしたものなんだが、イカのワタも練り込んであって、実に濃厚な風味をまとわせている。

ワタを使う場合、その香りと旨みを残しながら、生臭みをどう消すかが問題になるわけだけど、この料理では臭みが一切無く、香りに昇華している。そして意外に、見た目ほどコッテリ感がなく、あくまで軽い印象に仕上がっているのだ。

うーむ
前菜からして秀逸、今夜は素晴らしい予感です。パンもきっちりと美味しい。

バゲット生地のように、料理の風味を消さないあっさりしたもので、コース中に4個くらい食べてしまった。
さてお次はもう観るだけで強烈にそそるフォアグラ、そのしたには季節のキノコ群。

セップ茸とマッシュルームが薫って旨い。フォアグラの強い油分が茸の風味と合わさって、鼻孔が刺激されて仕方がない。「フゥンム、、、」と唸ってしばらく咀嚼を続けるほか無くなるのだ。

もう一皿は手が込んでいて、魚のソイのソテーに豚足が乗り、下に白インゲン(→違ったかな?記憶あやふや)が敷いてあるというもの。

元来淡泊なソイに豚足の油分と旨みを与え、滑らかな豆のマッシュ感が加わることで、どこにも隙のない料理に仕上がっていた!

この辺から赤に切り替え。結果的に二本飲んだのだが、徐々にボディのしっかりした強いものへと変化していく。

さて
これが出てくると聞いて、同席のK塚夫妻が「きゃぁー あれが食べられるのね!」と騒いでいる。
「あれ」とは、大ぶりのサザエの貝殻に湛えられたブイヤベースだ。

いやもう
絶品としか言いようがない。
マルセイユ風のブイヤベースではなく、貝の旨さを凝縮したような感じの透き通ったブイヤベース。僕はコンソメよりもブイヤベースのほうが好きなのだけど、それはコンソメがイノシン酸中心で、日本人に味のキメ感を与えるグルタミンやアルギニンの旨みに弱いからだ。菊池さんのブイヤベースはしかしそんな旨みの由来となるアミノ酸を全て満たしたような、完成した世界観を見せてくれる味なのだ。K塚夫妻が騒ぐのももっともだ。素晴らしい一皿である。

ちなみにこの日テーブルに座っていたカップルが、このブイヤベースが出てきたときに「なにあれ!?」という顔でこっちを観ていたらしい。うーん よほどのことがないとでない料理なんだろうなぁ、マジで最高です。

さて、メインはブルギニオンお得意の内臓系と羊。
内臓系の一皿は、牛ハツと、豚の脳みそをジャガイモの千切りで包み揚げ焼きしたもの。

この日は、EOS Kiss Digital Nを持ちこんではいたけど、フラッシュを焚くことができない。なので、かろうじて撮影はできたけど、被写界深度が甘くなってしまって手前のポテトがぼけているけどご容赦。


ジャガイモに包まれた豚の脳みそは、とろけるような白子のような食感に、もっと濃いまろやかな旨みを湛えた上質な味だ。ポテトの衣がパリっとしているのがマッチして旨い。

しかしこの日、僕が最も夢中になったのが、羊だ。ここ数年来で一番旨い羊だった!

アバラ肉をかたまりで焼き、ローズマリーとタイムで軽く風味をつけたものだが、周りはカリカリ、そして中の柔らかさとジューシーさが凄まじい対比となっている!ジュースが口中でデュッとわき出て来るのだ。あまりに絶妙な肉焼き加減。めまいがするほど旨い!塩の塩梅もギリギリのラインで、羊の旨さを最大限に引き出している。骨についた肉を全てこそぎながら平らげ、骨の箸をかみ砕いて髄液を味わうと、意外に淡泊でこくのある味わいがした。

いやー
堪能した!
チーズワゴンからは、よくばって5種。

ワインはこんなラインナップでした。どれも素晴らしい。気の利いたコメントできず申し訳ない。


そして最後のデセール、これで再びノックアウトされてしまった。

和栗のモンブランは、洋菓子店で食べるそれとは構築要素が全く違う。甘味を除いた栗のマッシュに、ソースも栗の淡い風味。持ち帰りを前提とした洋菓子では出せない味を堪能した。洋なしのコンポートやブラマンジェなどもあったが、僕にはこのモンブランが最高。正直、死にそうになりました。

他テーブルのお客さんが皆さんお帰りになった後、菊池さんご登場。

今をときめくブルギニオン、しかし全く偉ぶらない。素晴らしい夜を過ごさせていただいた。

「ブログ、優しく書いてくださいね、、、」

と言われたのですが、優しくって言うか賞賛の言葉しか出ません。

質量ともに満足度最高。たまにはお金がかかっても一流を食べて舌を磨く方がいい。
勉強させていただきました。野島さん、また一緒につれてってください、、、

Posted by yamaken at 12:03 | TrackBack

ぐあっ 財布ワスレタ!

ひゃー

二週間ぶりにインデアンカレーを食べに行こうかと思ってリュックをまさぐると、あるはずの財布がない!
そうか昨日、トレーニングに行くときの手提げに入れたまま寝てしまったのであった、、、

ぐああああああ

と思ってたら、ポケットにクオカードが1500円分。これで乗り切るしかない。
使えるのはセブンイレブンか、、、本日はコンビニです。いやはや、、、

Posted by yamaken at 11:38 | TrackBack

2006年10月11日

種子島より 長野さんと、ぴちぴちのキビナゴ来る!

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種子島を訪れたときにお会いした、あの印象的な黒糖を産み出している沖ヶ浜田をバックアップしている市会議員・長野広美さんが上京された。

「朝に獲れたキビナゴを持って行きますから!」

ということで錦糸町・井のなかにキビナゴを持ち込んで、板前の五十嵐君に「はいよっ」と渡して早速捌いて貰った。

「うわっ この辺で市場で仕入れるキビナゴと全然違いますよ!これはものすごく身がしっかりしてる、、、これがキビナゴなんだなぁ、東京で食べるキビナゴと現地のものじゃ、品質が違うってことがわかりました」

という五十嵐君の感想通り、そのキビナゴの透明度は素晴らしいものであった。
昨晩はカメラを持参していなかったので、それから一日冷蔵庫に置いておいた状態のものを撮影したのが上の写真だ。1日たってもギンギンに照り輝いている。

サバきかたは簡単で、カタクチイワシと同じように手で腹をしごき割って内臓と背骨を取ると、頭も抜ける。開いたものを水洗いしてペーパータオルで水気を切って、醤油だけで食べてみた。
IMG_7691.jpg

うーん、、、

一日たってもこんなにフレッシュな鮮度なのか!!!

確かに東京の料理やで酢味噌和えなどで出てくるキビナゴなどとは全く違う、フレッシュな風味だ。いつも感じていたキビナゴ臭さは、実はあれは鮮度落ちの臭いだったのだということを確認してしまった!
十数匹を手開きにしたものが、瞬く間に胃の腑に消えた。食後感もすっきり。素晴らしい味覚である。

しかし、開く努力が必要。それがネックだな。
長野さん、ごちそうさまでした、、、
また種子島に、今度はゆっくりと行ってみたいものだ。そろそろ安納芋の季節だしね、、、

Posted by yamaken at 20:59 | TrackBack

2006年10月10日

ウィルコム新社長に、ウィルコムのマツケンこと喜久川さんがご就任! おめでとうございます!!

食い倒れとは直接関係ないけど、、、

PHS通信会社であるウィルコムの役員人事でなんと!

ウィルコムのマツケンこと喜久川さんが代表取締役社長になられることになった!

以下、同社プレスリリースより。

2006年10月10日 株式会社ウィルコム 役員人事に関するお知らせ

 株式会社ウィルコムは、このたび代表取締役社長に 現執行役員 喜久川 政樹 を任命することを内定、また、執行役員副社長に 土橋 匡、近 義起 を各々任命することを内定しましたのでお知らせいたします。
 なお、本件異動により代表取締役社長 八剱 洋一郎 は副会長に就任予定です。


■ 役員人事について

1. 取締役の異動(2006年10月26日付け)
(1) 代表取締役社長の選任
きくがわ まさき
 代表取締役社長 喜久川 政樹 (現 執行役員)

(2) 代表取締役社長の退任
やつるぎ よういちろう
八剱 洋一郎 (現 代表取締役社長)
※同日付けで副会長に就任予定

うわああああああああああああああああああああああああ
も、ものすごいことになってしまったものだ!

食い倒れとは関係ないと言いつつ、地方出張時にも速報で大量の画像をアップすることができるのは、ウィルコムのW-OAM対応通信カードがあるからだ。あれがなければ全然食い倒れ日記は成立しないのである。

思えばバードコートで初めてお会いした以来、いろんなところでメシを食べに行かせていただいたが、社長に成られるのはもう数年後だと思っていた。だってまだ43歳だよ!?しかし、仕事の厳しさ・的確さは評判を呼んでいるとおりだ。なるべくしてなったともいえる。

もうこれからあまり一緒にご飯食べられない天上人になってしまったかもなぁ、、、それが少し残念だが、10年以上のウィルコムファンとして、心から祝福させていただきたいと思う。

喜久川さん、おめでとうございます!

Posted by yamaken at 17:40 | TrackBack

水茄子の漬け物 浪速野菜セリ人の販売を応援!

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以前に紹介した、大阪の市場人・三谷君が扱う泉州の水茄子を漬け物にした商品が販売されるので、応援として紹介文を書かせて貰った。


WS000002.jpgYahoo! ショッピング 旨市 伝統の泉州水茄子漬け物
http://gourmet.yahoo.co.jp/0002758867/M0040010231/

参考までに言っておくと、僕には一銭もはいってきません。純粋に応援。
この水茄子漬け物ももうしばらくで終了するはずだ。
どれもかなり美味しいけど、お奨めはぬか漬け。「うそっ」と言うほどの量のヌカが入ってくるのだけど、ぬか漬けにとってはヌカは皮と同じ。これでぴっちり包まなければ劣化してしまうのだ。届いてから少しおいて古漬けにし、酸っぱくしたのもまた旨い。

興味があればどうぞ。
三谷君、商い、がんばってね!

Posted by yamaken at 10:59 | TrackBack

本物のハーブティーがきた。


熊本県阿蘇郡長陽村のぽっこわぱ耕文舎からハーブティーが届いた。
前にも書いたが、このぽっこわぱ(フランス語で”Why not?”という意味だ)のドニーさんと佳子さんが僕の農業の先生である。僕の農業の先生は大きく3方いらっしゃるのだけど、その一番最初で、最も影響を受けた先生なのだ。もう何年も行くチャンスがないのだが、自分の方向性を考えるときに必ず頭に浮かぶ人たちがそこにいる。

ワイン好きの人なら、バイオダイナミックという言葉をご存じだろう。ヨーロッパにおける有機農業の源流であるバイオダイナミック農法で栽培されたものを指すのだが、日本できちんとバイオダイナミック農法を実践している数少ない農場がぽっこわぱである。

バーベナ、カモミール、レモングラス、レモンバーム、ミント、そして二条大麦の麦茶。もう15年以上も化学肥料と農薬を使わず、堆肥と調合剤といわれるバイオダイナミック農法特有の有機手法で栽培されたものを原料としている。おそらくこの世で最も手間のかかったハーブティーではないかと思う。

このハーブティーはぽっこわぱでハーブ担当をしているヨウゾウ君の手によるものだ。今年は佳い物ができたらしい。ハーブティーは至極単純なもので、ハーブを乾燥させただけのものだ。ティーバッグに入ってるのだって本来そうあるべきだけど、なにやらいろいろ添加されているケースが多い。でも本来はハーブそのままだから、その葉や花自体の質によって全てが決まる。またハーブはその栽培方法だけではなく、収穫時期の見極めが重要だ。香り成分は油であり、それが植物の体内で最も生成され、収穫物の中に最大限に残存するタイミングを計って刈り取りをしなければならないのだ。

ヨウゾウ君からの手紙には「バーベナとミント、レモンバームをミックスするのがお奨めだよ」ということだったので早速、湯を沸かして煎れてみた。実に色濃く香油成分が抽出される!お奨めだけあって香りも高く味も極上。バーベナとミントの鎮静効果が実にいい。

久しぶりに静逸な午後を過ごしたのであった。

Posted by yamaken at 10:03 | TrackBack

秋空の元、網走より鮭来る!

この時期、北海道は網走から素晴らしい鮭を届けてくれる美人S女史。

「今年はね、塩がいつもよりは効いていない、小さめの鮭を2匹送りましたよ~」

と連絡があった。小さいとはいっても、切り身が裏表で18枚はとれるサイズだ。

ここのところ毎年恒例となった塩鮭のさばき。ちなみに状態としては「山漬け」になっている。収穫後にどさっと塩をふって重しをして貯蔵したものだ。その塩加減が例年よりは甘めとのこと。とはいっても、かなりビシッと強めの塩分が効いている。

鮭は皮をパリパリに焼いて食べるのが好きなので、鱗(うろこ)をたんねんに除くところから始まる。ベランダに新聞を敷いて、ビール瓶の王冠のギザギザを使って二匹分の鱗を引くのに15分くらいかかってしまった。

カマの部分を大きめに切って頭を落とし、二枚におろす。身が柔らかく、変な風に持つと割れてしまうのに注意しないといけないが、それほど難しくはない。これをやると、スーパーで切り身を買うのがちょっとばからしくなってしまう。大きい鮭一匹を買い求めて自分でおろして、適度なサイズの切り身にしてラップして冷凍しておくだけで本当に豊になれる。塩鮭ははらわたが抜いてあるので、初心者にも扱いやすいのだ。おろすのが不安であれば、鱗だけ引いて、筒切り(二枚にもおろさず、胴体をそのまま骨ごと切る)にするのでもいいのだから。

自分でおろすととにかく好きな幅にカットできるのが嬉しい。
なんつっても市販の切り身はサイズが小さいのだ!ここぞとばかりに幅広に切る僕である。

早速、ロースターで焼いてみる。皮はパリパリ、身はしっとりふっくら。塩がビシッと効いて、ご飯が進んでしょうがない。やはり鮭は旨い。

元来、塩が効きまくった鮭でご飯を3-4杯食べるというのが日本人の食卓だったという。他におかずがなかったということと、今のように暖房が完備されていない寒冷地では、塩分を摂取することで血圧を上げて仕事に向かう必要があったということだろう。こんなに世の中が進んでぬくぬくしている状態で塩分をとりすぎると身体にはよくないわけだが、しかしやはり鮭は強めの塩が佳いなあ、と思う。

S女史、本当にごちそうさまでした!旦那さんにもお礼をお伝えくださいませ。

Posted by yamaken at 00:12 | TrackBack

2006年10月09日

オフ会抽選 さて困った、、、

えーと

出張続きの身体と精神を休ませるためごろ~っとしながら、オフ会の申し込み人数を確認したのですが、静岡の富士宮まで新幹線または自家用車でいかなければならないという制約をはねのけ、実に70人の枠に131人もの人からのお申し込みがありました。

そうですか、、、皆さん行きたいですか。
静岡の受け入れ側の岩澤さん、青木さんに、最終的にどれくらいの人数が収容可能かを訊いてみますね。ここまできたら少しでもたくさんの人に来ていただきたいので、、、
もうしばらく、確定お待ちくださいませ。

Posted by yamaken at 12:37 | TrackBack