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2005年02月27日

なんばん粕漬け追加注文を開始しました!

200セットしかないので、お早めに!

アドレスは下記です!
http://tenant.depart.livedoor.com/t/ldshop-anex/item_detail?id=472677

Posted by yamaken at 08:33 | Comments (13) | TrackBack

2005年02月25日

神足さんのblogにインデアンカレーが!

神足さんのblog(http://blog.livedoor.jp/kohtarin/archives/14881858.html)に、インデアンカレーを攻めた!という話が載っている!

彼自身書いているように、大阪阪急梅田地下街にあるインデアンカレーが旨い!山田チーフの盛るカレーが一番旨い!という話をしたら、関心を持って頂いたらしい。

しかし
この神足さんのエントリを読んで、非常に感銘を受けた。名コラムニストの名に違わぬ抑制の効いた中に、ブフッと吹き出してしまうような笑いとペーソスを感じる文章。美しい、、、インデアンカレーの、甘さの後にマシンガンのような辛さが炸裂するあたりの表現が、たった一言で劇的な表現化されているのが素晴らしい。シャッポを脱ぎます。

僕にはまだあんな文章はかけんな。「うおおおおお」とか書いているようじゃダメなんだろうな。でもまあ、「うおおおおお」と思うので仕方がないのであった。

Posted by yamaken at 21:09 | Comments (3) | TrackBack

こういうのに出ます。

小売業者向けのイベントであるリテールテック(RETAILTECH JAPAN 2005)というのが3月、開催される。

その中でセミナーが開催されるのだが、僕も講師としてお声がかかった。ま、聴衆は数人だろうとたかをくくっていたのだが、なんと15000円もとる高額なセミナーで、かついろんなところから「やまけん出るんだろ?」と訊かれる。ひえええ

しかも僕の後に農水省の参事官さんがお話しされる。まずいことを話さぬよう(笑)心がけねばなるまい。関心のある人(いないか!?)はどうぞ。

そういえば今発売中のSPA!に、神足さんと対談で載っている記事が、農水省内でけっこう回覧されているらしい。ひええええ

来週は3月2日にもTBSラジオで神足さんの番組に出るし、すごいなぁ。ま、なんにしても、本職は農産物流通コンサルタントです。

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3月3日(木) 10:00-13:00 申込番号:RT-7

食品トレーサビリティにおけるRFID活用の未来

会 場 会議棟6階会議室
受講料 15,000円(税込み)
主催など 主催:日本経済新聞社
協力:日経RFIDテクノロジ


頻発する偽装表示事件により、”食の安全”に対する消費者の不信感が高まっています。こうしたなか、食品メーカーや食材を扱う流通業は、消費者からの“安心、信頼”を獲得すべく、生産・流通工程における食品のトレーサビリティに関する実証実験に取り組んでいます。本セッションでは、食品トレーサビリティの実現に向けてバーコードやRFIDがどのように活用される可能性があるのか、議論を行います。

10時~10時40分
講演1)「進化する食品トレーサビリティ」
日経RFIDテクノロジ編集長 高田 隆氏

10時45分~11時30分
講演2)「食品トレーサビリティとRFIDの現状と今後」
慶応義塾大学SFC研究所 上席所員/グッドテーブルズ 代表取締役社長 山本 謙治氏

11時40分~13時
パネルディスカッション 「食品トレーサビリティにおけるRFID活用の未来」
パネリスト:
農林水産省 消費・安全局 参事官 須藤 徳之氏
慶応義塾大学SFC研究所 上席所員/グッドテーブルズ 代表取締役社長 山本 謙治氏
モデレータ:日経RFIDテクノロジ編集長 高田 隆氏

Posted by yamaken at 21:02 | Comments (1) | TrackBack

こいつぁ三本とられた!宮崎地鶏料理をリファレンスした傑作創作料理! 茅場町「ぼんぼり」

頭がボーっとする程に忙しいし、しかもシチリア行きで書けなかったいくつかのエントリに取りかからないといけないのに、ちょっと衝撃の店に出会ったので書かずには居られない。

久々に一本、二本、三本くらいとられた!という感じである。

「やまけんさーん、ちょっとPR頼まれてる店があるんだけど、一緒にたべにいかない?」

とチャーミングに誘ってくれたのは、フード関連のPR・プロデューサの小川女史である。女性一人で行くとあまり食べられないし、それだとPRのネタが収集できないから、ということだ。そんなの俺にマカセトケ!

「でね、そこは昔からの知り合いがオーナーをしてる店なんだけど、宮崎の地鶏が大好きで大好きで、研究して歩いて店を出したらしいのよ、、、」

ここでピクンときてしまった!

「宮崎」そして「地鶏」。この二つのキーワードを告げたら、僕はもう少しテンション上がってしまうのだ。折しもこの日午後に、宮崎の生産者をオフィスに迎え入れたばかりだし。

「ふぅううううううううん、、、宮崎の地鶏にはちょっとだけウルサイよ。」
宮崎に行ったことがない人は知らないだろうが、あの辺では地鶏といえば、長期間肥育して旨味が乗り、かつ肉質がみっちり堅く引き締まったものを炭火で「こ、焦げてるよ!」という手前まで焼いた「腿焼き」や、皮目だけ炙った腿をそぎ切りにした「地鶏のたたき」などが定番だ。特に僕はタタキは大好きで、宮崎に行った時には一日一回は食べるようにしていたものだ。

ということで、この店に行く前の僕のモードとしては、「どれどれ、ちょっと様子を見て上げようか」というくらいの、斜に構えた嫌な感じだったのである。

日本橋の僕のオフィスから自転車で4分くらい。新大橋通りを人形町に抜ける途中を間借り、ホテル法華インという渋いホテルの向かい側にある。この辺は、スリランカカレーの「カレー革命」もあり、なかなかにソソル通りであるが、この店のように中に入るとチョイスが少なく、目立たないので穴場である。
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■ぼんぼり
東京都中央区日本橋蛎殻町1-5-1 オイスター1-5ビル1F
03-3664-2777


実はここのオーナーさんは建築家・デザイナーであるそうで、この店構えは確かに無茶苦茶カッコイイ。一度来てみれば分かるが、外見は古い民家調、中はモダン民芸とかなり考えられた造りなのである。

この店のオーナーは小林さん。実は彼は、今をときめく某飲食店グループのデザイナーをずっと務めていた人だ。あの、紅い虎の鉄鍋の餃子とかが有名なところ。現在は独立して、すでに京橋に海鮮料理の店を出し、ヒットさせている。

「本当は建築家なんです。ビルのリフォームとかが本業なんですよ、、、」

と言うと、小川女史が

「小林さんって、デザイナーといっても、フライパン握るデザイナーなんですよ!まああのグループの人は全員料理もできる人だったからなぁ。」

という。そうか、ただのオーナーではなくて料理好きなら信頼がおけるな!

飲み物メニューはやはり芋焼酎中心ではあるが、とくに宮崎モノにこだわっているわけではないようで、芋・麦・米その他洋酒と、必須アイテムは全て揃っている。僕は「やまねこ」のお湯割りを所望。

食べ物メニューを観ると、一品料理に加えて豊富な串焼きメニューが並ぶ。

「宮崎ではモモ焼きが主体ですが、やっぱり東京だと串が沢山出ますね。」

うん、それはおそらく文化の違いなんだろうなぁ。小林さんは宮崎料理が大好きで、食材を求めてさんざん歩いたらしい。

「本当に美味しい地鶏はどれかな、と思って、養鶏農家さんのところをいろいろ廻ったんです。で、結局今取引させて頂いているのは、『○○○い』さんと同じ養鶏農家さんが主体で、量が足りなくなった場合はまた違う業者さんから補充しています。」

おおおおおおおおおお
伏せ字にしておいたけど、あそこの鶏なら信用して良いんじゃないの?というビッグネームである。

実は宮崎が誇るモモ焼きも、人気をあてこんで、肥育期間の長くした肉用の鶏ではなく、採卵鶏(卵を採るための鶏ね)の年取ったのを焼く店が多い。それだと、堅さはあるけど味は豊かでなく、一目瞭然なのだ。観光客はその堅さにびっくりして喜んで帰るけど、本当の宮崎のモモ焼きはそんなもんじゃないのだ。ということで、仕入れは重要なのであった。

「ただ、宮崎山地鶏は旨いんですが、煮たり親子丼にしたりするための肉質ではないように思いました。関東のお客さんだと特にそう思われるでしょう。ですから、用途によっては肉質の柔らかい、鳥取の地鶏を使い分けています。」
なるほど!それでか。
この店、宮崎山地鶏を食べさせると謳ってはいるものの、「宮崎料理」とは前面に出していない。小林さん自身が宮崎料理をリスペクトしているのは言葉の端々に出てくるが、それを関東流にアレンジしたものを提供しているわけだろう。

「さて、まずは食べて頂きましょう!」

■刺身三点盛り

ササミ、胸肉、砂肝が綺麗に盛り込まれている。この艶と色でだいたい鮮度がわかるものだが、砂肝がビチビチに新鮮そうな色合いだ!

「砂肝はショウガ醤油でどうぞ」と仲居の子が言ってくれたのでそうしてみる。新鮮な砂肝の生は、火を通さなくてもザクリとした食感だけど、焼いたそれで感じる独特の香りが押さえられて貝の刺身のような食感だ!ササミ、胸肉も当然ながら新鮮。これは言うこと無いね。

■ハツのニンニク醤油漬け

「これがねーけっこう自信作なんですよ!」

うん、初めて観る!ハツ(心臓)を割り、血抜きをしてからニンニク醤油につけ込んでいるのだろう。

とっても綺麗な断面。ニンニクの香りがブワッと来るのかな、と思いながら口に運ぶ。

うわ、ビックリした! まず最初に来るのは甘さだ!ハツの少しコリッとしながらフワッとした食感の次に、甘さがジュワッと感じられ、そして抑えの効いたニンニクの香りが追随するのだ!

「うおー これは初めて食べましたよ!旨いな!」

「ありがとうございます、、、」

これですでに一本。獲られました、、、内臓をこうして様々な方法で食べさせるというのは、あまり宮崎でも楽しんだことがなかった。来月の出張時には本場宮崎では内臓の取り扱いがいかなるものか楽しんでこよう!

「串、行きますか、、、」

串焼きは、腿肉の串が一本260円でその他は240~180円と、リーズナブルな価格に抑えられている。仕入れの話を訊いた後でこの価格をみるとちょっとビックリである。

■レバー

レバーは本当にわかりやすい食材だ。だれでも一目瞭然だもんね。

案の定というかなんというか、砂肝の時点で分かっていたことだけど、鮮度がいい。かつ、いい育て方をしている鶏のレバーの味がする。健全な肥育を受けているな。

「はい、鶏が歩き回るスペースが確保されている飼い方です。」

内臓系は特に鶏のストレスが味に出てしまうから、密集飼いをしない、など注意が必要なんである。

■ツナギ

あれぇ~ ツナギってなんですか???

「これはハツに連結した部位です。そこだけ切って串にしてみました。」

ああああああああ あれってツナギって言うんだ!?そう、昔から鶏の肝の時雨煮とか食べると必ずハツとレバーの横に旨い部分がくっついてきていたんだけど、これがそうなのか!

食べてみる。鶏とは思えない濃厚なトロトロ感。この串は甘辛いタレで焼かれており、その香りの濃厚さもよく、肉の旨さを引き立てている!

「旨いよ、旨い!」

一緒について来たからしにんにく味噌みたいなのをなすりつけて食べるとさらに味が複雑になって旨い!

■鶏皮キムチ

最初観た時には切り干し大根のキムチかと思った!でもこれは鶏皮なんである。

鶏皮のザクザクした食感がキムチ味に合っていてこれも旨い!

「食べた人は結構やみつきになる感じらしいですよ。この皿もよく出ますね。あ、そうだ、野菜も食べて下さい。」

と言って小林さんが「キャンディキャベツね」と店のコに言うと、山盛りの生キャベツが出てきた。これを先のニンニク味噌をつけて囓る。

甘いねぇ、、、甘い。しかし、300円でこの山盛り度合いはいいな。本当は野菜が一番好きな僕としては、こうやって生の野菜をそのままドンと出してくれるところは有り難いのである。

「小林さん、地鶏のたたきはないんですか?」と訊くともちろんあるとのこと。出てきたそれを見てびっくり!

■地鶏のたたき

なんか、宮崎バージョンと違う~
上に載っている白い物体は、もしや山芋でないの??

そう、山芋であった!ミョウガと山芋を薬味にポン酢で食わせるタタキ。

「これもアリですね!」

肉を噛みしめる。タタキの好みは色々あって、僕は噛み切れないほど堅いのも好きだが、ここのはやや優しい食感。これも東京を考慮して戦略的に練られた結果だろう。これもアリ!

「でも私には、普通に食べてる鶏肉にくらべて堅さを感じますよぉ」

と小川女史が言うのだから、おそらくそうなのだろう。関東の人には相当に驚きの味わいになるはずだ。

さて、二本目をとられる時間がやってきた。

「小林さん、チキン南蛮ないんすか???」

「あっあります。ただ、これも私流にアレンジしているんですが、、、」

そのアレンジたるものが、僕の想像を超えていたのである。まず、チキン南蛮という料理を知らない人は、こちらの記事をご参照の上で進まれたい。

■宮崎にいくならチキン南蛮と釜揚げうどんを食べよう
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000114.html

宮崎のチキン南蛮は面白い衣の付け方で、鶏肉→小麦粉→卵液という順番なのだ。最後に卵をつけるのがポイント。これが、南蛮酢によくからむ揚げ方なのである。しかし、それを全く違う文脈に置き換えたのがここの一皿であった!
■ぢどり南蛮タルタル添え

おわかりだろうか、衣がフワフワとしたフリッター衣なのである!

「おおおおおおおおおおお そうきましたぁああ???」

メレンゲを使っているのだろう、衣部分がさくさくフワッとした厚みのある仕上がりだ。しかしこの繊細な衣だと地鶏の堅さに合わないのではないか、、、と思っていたら、「この料理には宮崎山地鶏ではない、柔らかい肉質の鶏を使っています。」という。

食べてみてそれがわかった!もも肉だが無茶苦茶柔らかい。モロリと崩れる肉質だ!肉汁がじわっと来ているのが写真でもおわかりだろう。これをタルタル一杯のせて、ピーマンのピクルスを載せていただく。皮がサクリとし、その後は本当に柔らかいモロモロと崩れる食感。これに合わせているのだろう、タルタルは優しめの味だ。全体的に柔らかな味に仕上げる意図があるのだろう、もう少し線の太い味だとご飯のアテになるのだが、逆にこれは一品料理としてのラインを狙った結果だと思われる。ピーマンのピクルスを一緒に食べると、薄かった酸味が補強されて、ちょうど良い味になった!

「二本目、獲られましたよ!」

ニヤッとする小林さん。

「いやぁ 不安だったんですよ、美味しくないって言われたらどうしようかって、、、」

いやもうここまででかなり高得点です。
しかもこの料理にはチキン南蛮という名前は使われていない。そう、先に書いたように、彼の宮崎料理をリスペクトしている気持ちが、安易なネーミングを避けているのだろう。だからこういうのが一番ふさわしい。「この料理は、宮崎料理をリファレンスにした創作料理である」宮崎県人にとっても、「ふうん、こういうのもアリなんだ」と思えるだろう。それほどに宮崎のチキン南蛮とは違うモノに仕上がっているのである。

■玉子豆腐

「やまけんさん、これ自信ありなんですよ!」

というこの卵豆腐、なにが違うのかなぁ、と思ってスプーンをさすと、確かにビックリ!

中から湧き出てきたのは玉子の黄身である!どうやって作っているのかわからないが、生の黄身が下に仕込まれているのだ。卵豆腐の加減もふわふわトロリのプリン状で、これも文句なしに旨い。この一皿が450円は安いな!

「これ、絶対にオンナノコが好きな味!」

と小川さんがうなずく。いや、オレも好きだよこの味!

さて、では正統派地鶏のモモ焼きを食してみたい!

■地鶏モモ焼き

出た!黒々としたこの地鶏のハードな焼き加減。しかしこれはごく近火の炭火で焼いているから着く色で、コゲているわけではないのであるのでご注意。食べてみたらビックリするよ!

ジワッと染み出る肉汁に地鶏と炭の香り。バチバチという強い食感の皮。肉質は堅すぎない、しかし全く柔らかくはない、あの宮崎山地鶏の味である。

「いや、宮崎中の色んな店にいって焼き方を盗み見しましたよぉ~」

厨房にいるのはとても若い人たちばかりで、東京出身の人が多いそうだ。しかし実にきっちりと良い仕事をしている。これはオーナーであり料理レシピを考える主体でもある小林さんの目が行き届いているということだろう。この炭火焼きは、正統派の味である。この部分は汚さない、という小林さんの意志が現れているようだ。

そして、今回のクライマックス、三本目を獲られる時がやってきた。

「最近はいろんな親子丼がありますけど、うちのはおそらく業界初、炭火焼きを親子丼にしたんです。」

うーむ 宮崎地鶏を炭火焼きしたのを具材に親子にするのか。あんましうまそうじゃないな、、、けど、話題作りのためにはやむを得ないんだろうな、と思いながら皿を待った。

そして、驚愕の時間がやってきたのである。

■ぼんぼり親子丼

うおおおおおおおおおお
なんだこれ、マーボー丼?かと思うような漆黒&チャコールの丼が出てきた!なんだなんだなんだこれは?

よーく観ると写真のこちら側にあるのは、玉子だけを親子丼つゆでトロトロ半熟ににしたものに、さらに甘辛そうなタレがかかっているというものである。そして反対サイドには、炭火焼きの真っ黒肉が盛り込まれ、そこに白髪葱が盛られているという威容なのである!

こいつはもう食ってみるしかない!

「僕としては、地鶏の部分を食べて、玉子を食べて、という交互に食っていくのをお奨めします」

と小林さんがいう。まず地鶏部分を木さじですくって口に運ぶ。ガシッと堅い食感が来るかと思いきや、、、

「柔らかい!」

そう、この親子丼には宮崎山地鶏の堅さは合わないと小林さんは判断、肉質の柔らかい地鶏を炭火焼きにしているのである。これがかなり功を奏していて、白飯に合う味になっている!

そしてトロトロの玉子部分を口に運ぶと、一気にその鶏肉の旨味が増幅された!なるほど確かに交互に食べる方法だと、お互いが旨さを増強し合って佳い!ちなみにこの玉子部分にかかっているのは「鶏ダレ」だそうだ。これが適度に濃厚で旨い!

これはもうヤラレタ感が強い!いさぎよく三本目を進呈しよう!と思いながら一気呵成に掻っ込んでしまった。

実に旨い! ただし、この丼の中では、横に拡がる旨味部分は強いが、立ち上る対角の味覚があるともっといいだろう。具体的には酸味が欲しい。よく漬かった酸っぱいぬか漬けが脇に添えられているだけで、くどさがなくなって食後感が軽やかになると思う。

反対に、一緒に出てきたぢどり南蛮タルタル丼は今ひとつであった。さきのぢどり南蛮タルタル添えは、一皿料理としては完結しているが、丼で白飯を食べさせる原動力は持っていないように思う。けど、帰りながら考えたのだけど、白飯の部分に南蛮酢を少しかけて酢飯風にして、そこにチキンを載せたら味の補強ができていいのではないかと思ったのだけど、いかがでしょうか小林さん?

あー しかし喰った食った。

「いや ホントに喜んでいただけてよかったですよ!」

いやまじでビックリしました。訊けば開店して1年経つということだったが、灯台もと暗し。自分のテリトリーなのに全くこの店のことを知りませんでした。グルメガイドのWebにもいろいろ載っているようだけど、的を射たコメントはついぞ観られない。ここは面白い店である。とにかく

「宮崎料理を最高にリスペクトし、リファレンスした創作料理」

である。この言葉の意味を理解してくれた人は、必ずここで満足を得られるだろう。宮崎料理が食べたい人は、渋谷か赤坂の「魚山亭」に直行すべき。安定した火力の郷土料理が楽しめる。そしてここ「ぼんぼり」は、マタ違うニューウェーブ東京風の地鶏料理が楽しめる店なのである。

そうそう言い忘れた。この日3人でさんざん食べまくって(ほとんど僕が食べてたけど)、会計は一人5千円を少し出るくらいだった。通常なら4人で割るボリュームだ。非常に戦略的にリーズナブルさを出している。ランチもやっていて、親子丼を出しているらしいので、試してみて欲しい。僕も近く、自腹で行って確認するつもりである。

Posted by yamaken at 06:40 | Comments (24) | TrackBack

2005年02月23日

F岡さんと堀江君とバードコートでメシを食う。

前日夜から京都に泊まり、米と野菜の出荷団体にヒアリングを行った。午後になると卸売市場は業務を終え、閑散としてくるので寂しい。ヒアリングを終えて大急ぎで京都駅に戻り、のぞみに乗って一路東京へ。今回は残念ながら大阪で途中下車→インデアンカレーというコースは成らなかった!

なんで帰りを急ぐかというと、ライブドアの堀江君から「バードコート行きたいッスよ!」というラブコールを受けていたので、この日の予約を取っているのである。アスキー元編集長のF岡さんも一緒だ。

北千住に着き、バードコートのカウンターでギネスのドラフトを飲んでいたら、堀江君が間もなくやってきた。こんなにいろいろと騒がれているのに時間通りくるとは、感心なやっちゃ!

ほどなくしてF岡さんも到着!豪華な布陣だなぁ。

酒を飲み、地鶏に舌鼓を打ちながら、話はやっぱりいろいろとライブドア社の動向などに踏み込んでいった。ちなみに僕は堀江君のことは食い倒れ友達と思っているので、はっきり言ってライブドア社の行く末やメディア戦略には関心がない。唯一、オンラインショッピング部門であるライブドアデパートでは、なんばんの粕漬けやウェザーバケットを販売してもらっているので、それに関しては大感謝だし、できることは支援していきたい!

あ、そうそう 堀江君の社長日記でも僕のページと同じく気象情報が配信されているが、これを実現している仕組みである「ウェザーバケット」が、ライブドアデパートで購入できるようになった。個人が買うということは難しいだろうが、実は食品製造業者さんからの引き合いが強かったりする。関心のある人は観て下さい。

■ウェザーバケットのライブドア販売ページ

さてこの日もバードコート野島さんマジック炸裂!数週間まえから「肉、一杯残しておいて!」とお願いしていたので、奥久慈シャモのかなりの部位をたべることができた。

■ペタ

ペタとは、鶏のお尻の「ボンボチ」の少し上の部分だそうだ。ボンボチは脂がギッシリ詰まっているのだが、ペタは皮と脂のバランスがとれていて、こちらの方が旨いかもしれないと思える。

■燻製シャモの手羽揚げ

おお、野島さんの静岡ツアーの成果が出ている!スモークした手羽元と手羽先は、控えめな塩加減が絶妙、燻煙も程よくて旨い!燻製を揚げていることで皮目がパリッとして、食感までも旨くなる。しかも熱を通すことで燻煙香と旨味がバランス佳くなるかんじである。

「スモーカー、買っちゃいましたよ!」

と野島さんが指さす方向を観ると、燻製用のスモーカーが二基並んでいた!

「教えて下さった関さんにも食べて頂きたいんですけどねぇ、、、」

大丈夫、次回オフ会でそれが成りますよ!

「いや旨いな、旨いなぁ~」

と串をばくつく堀江君とF岡さん。F岡さんはそれほど量を食べない人なのだが、その彼がかなりの本数を食べている!

出版大手の幹部であるF岡さんと堀江君の会話は、やはり刺激的だ。農産物の業界以外はまったく疎い僕には、二人の間に座って話がスルーしていく感じなのだが、上の方に行けば行くほど、面白い人脈、魑魅魍魎のような人脈に触れざるを得ない状況になっていくのだな。うーむ 俺は近づかないでおこう。

と、厨房を観ると、先日の「チューボーですよ!」で未来の巨匠として出演したリキちゃんが、旨そうなものを作っている!

「なにそれ?」

「鶏茶漬けです!」

お、それじゃ親子丼の後にそれも食うよ!と言って確保してもらった。それがこいつだ!

なんと旨そうだぁあああああああああ
鯛茶漬けをイメージして作っているそうだが、ササミをゴマやクルミなどのペーストに和えてご飯の上にのせ、地鶏のスープを注いでいる!

いやぁ なんで俺はいままでこれを食べなかったんだろう!? と強い後悔の念が襲うほどに旨い!このゴマベースのタレが濃厚で、鶏スープと合わさって無茶苦茶に旨いのだ!ふおーーー F岡さんと堀江君も悶絶中。

結局、一品料理数皿と串を7本くらい、親子丼大盛りと茶漬けを1.5人前(堀江&F岡さんは食いきれなかったのだ)食べて満腹である。店内にはもう僕らだけ。野島さんたちとお話しをする。

さてここで面白いことが起こった。実は堀江君が入店後、バードコートの外からカメラで彼を狙う男二人がいた。パパラッチである。

「なんかそんなのまで出てきちゃったのかぁ、、、 あんなコソコソしてないで、飯でも食いに入ればいいのに。」

と言っていたのだが、本当に堀江君、ドアを開けて二人を招き入れる。

「寒いでしょ?中にはいってプリンでも食べたら?」

その二人は週刊ポストの編集者とカメラマンであった(と名乗っていた)。恐縮しながら店に入る二人。

「写真撮っても良いですよ」

と堀江君。編集者がいろいろと質問をし出し、予期せぬインタビューになった。こうなったらパパラッチなんて成立しないな。完全に堀江君のペースであった。カメラマンが「あの、こちらのお二人は、写真が雑誌に載ったりするとまずいですか?」と訊く。まずくないよ、とF岡さんと僕とで言っておいたので、次号の週刊ポストは買うことにしよう(笑)

この日の様子、堀江君も自分の日記に書いている。

■ライブドア 社長日記
http://blog.livedoor.jp/takapon_jp/archives/14907135.html

僕は堀江君が、食べ物や農業関係でさえなければ、何を買おうと関心がない。もし食べ物、農業関連の事業に手を出そうとするならば、僕から観て現実性がなければ指摘をしようと思うが、それくらいだ。で、一言だけ彼の人物評をするならば、これだけは言える。

「堀江君は、俺ほどではないけど、沢山メシを食べられる人間である。」

よく食うヤツはバイタリティがある。従って堀江君は生命力の強い、食べることが僕と同じかそれ以上に好きな人間だと言える。その一点で、僕は彼を友達だと思っているのである。

Posted by yamaken at 17:43 | Comments (6) | TrackBack

明日、イトーヨーカドー木場店にて、宮崎県西都市のピーマンを販促!

僕の弟分である宮崎県の西都市の農協職員、沼口君が上京しているという連絡があった。

「アニキ、生産者さんの販促イベントがあって、明日(24日)イトーヨーカドーの木場店の売り場に立つんですよ!」

なんだよそんなのもっと前に教えろョ!と、移動中の沼と生産者さんにお越しいただいた。

青果物に限らないが、売り場にマネキンとよばれる販促担当者がつくと、売上げは確実に伸びる。そしてそのマネキンさんが生産者だった場合の販促効果は計り知れなく高い。

明日イトーヨーカドー木場店で行われるのは、僕も関わったイトーヨーカドーのPBブランド「顔が見える野菜。」の販促イベントだ。コーナーができて、西都のキュウリとピーマンを販売するそうだ。沼口君も並ぶので、193センチの巨体をみかけたら、「やまけんWebで観たよ!」と声をかけて上げて欲しい。

で、色々話をしていたら、西都のピーマンにも面白い品種があるらしい。

「パプリカピーマンくらいの大きさなんだけどグリーンの品種で、生でもさくさく食べられて美味しいのよ!私たちはこれをオーブンとかで丸焼きにして、丸ごとのまま食べるのが一番おいしいわね。あと、『豚ピー丼』っていってね、豚とピーマンを味噌味で炒めたのをご飯にのせたのが、最高に美味しいのよ!」

それは旨そうだぁあああああああああ

彼女が作っている「ちぐさ」という大品種がそれだそうで、今度送ってくれるという。楽しみだ!とどいたら恒例の食べ比べイベントを開催したいと思う!

ということで明日、10:00~16:30くらいのあいだにイトーヨーカドー木場店にいける人はぜひぜひ顔を出して上げて下さいね!

Posted by yamaken at 13:38 | Comments (1) | TrackBack

訂正!

扶桑鶴の桑原酒造の大畑専務が船橋東武に来ている、ということをお伝えしたが、日程を間違えてしまった!23日までではなく22日(つまり昨日)までだった!ゴメンナサイ。本日いっても大畑さんはいらっしゃいません、、、でもお酒は売っていると思うョ!

Posted by yamaken at 11:26 | Comments (0) | TrackBack

昨日発売のSPA!に神足さんとの対談が載っている

コラムニストの神足さんからのお願いを受け、対談をした。その内容が昨日22日発売のSPA!に掲載されている。

■扶桑社 SPA!

http://spa.fusosha.co.jp/

対談内容はもちろん食い倒れ!、、、ではなくて、日本の農業を今後どうする?の話しだ。

面白いかどうかはわからないけど、関心のある人はどうぞ読んでみてください。
で、ちなみに神足さんが出ているラジオ番組にも、ゲストとして出ることになってしまった! 

■3月2日 TBSラジオ アクセス 夜10時~

ラジオなんてここ数年聴いていないけど、実は未だに熱い双方向メディアらしい!面白そうだ!声を磨いていきます。こちらの番組では食い倒れの話が沢山出てくると思いまーす!

ちなみに神足さんって本当に面白い方だ!「恨みしゅらん」の印象通りってかんじ。週間アスキーの元編集長・F岡さんと門仲フルコースにいって、きっちり晴弘のつけ麺までも完食したというのは、素晴らしい胃袋の持ち主であることを証明している。

3月2日、ぜひラジオ聴いてみてくださいね。最近のラジオだと、リスナーからのメールとか紹介されるんじゃないだろうか。誰か、ぜひメッセージ下さいな。

Posted by yamaken at 08:27 | Comments (3) | TrackBack

2005年02月22日

君は小田急新宿に行ったか!? 富良野・唯我独尊のカレーと富川のラーメンは完成度を増していた!





新宿小田急での北海道展の会期は21日(月)までだ。日曜日はさぞかし混むだろうと思ったのだが、やはり食べておかないといかんなと思い、行ってきた!
実は富良野に行った時に食べたカレーは、マスターではなく店の若い衆が作ったものである。その時D黒さんは、

「やはりマスターが作るのとは少し違うような気がします」

と言っていた。やはりその日使うルーを伸ばす時の加減、気象条件等で変わる人間の味覚に対応するための微調整は人により差が出てくるはずだ。

で、はっきり言って今回の唯我独尊の出店ブースでのカレーは、富良野で食べたものよりも完成度が高く、文句なしの旨さだった!

「ただ、小田急の環境や水で作っていますから、同じ味にはどうしたってなりません。米も数回は私が研ぎましたから、その辺の差もでてくるでしょう。ですから、富良野でマスターが作ったのを食べるのがベストなのですが。」

とD黒さんが言う。確かにホームグラウンド富良野で食べるのが一番だろうなあ。けど、D黒さんは謙遜するが、学生時代から唯我独尊でバイトをし、20年近く付き合いを続けているD黒さんの塩梅加減は俺は信用するぞ。

「はいよぉお やまけんさん仕様のカレー!」

と出てきたのはこれだ!

「豆カレーをかけたからねっ!」

おお、マスターの大得意、豆カレーがかかったソーセージカレーである!こいつぁ素晴らしい!ちなみに今回、ソーセージと豆カレーの組み合わせはメニューになかったのだが、マスターが気を利かせて作ってくれたらしい。

前のエントリのコメントにも「人によって出すものが違う、、、」という人がいたが、誠に申し訳ない。けどこればっかりはどうしようもない。僕はこのblogで書くことについて、どの店からも何らの見返りも求めないから、マスターとしてはこういうところでお返しをしてくれているのだろう。ご勘弁を。


ちなみにマスターの豆好きは徹底している。富良野で収穫されたウズラ豆、大正金時、白インゲン、小豆、大豆、虎豆などなどなど6~7種類は入っている。水煮缶などは一切使わない!

「この豆ってのが手がかかるんだよぉ!水を吸わせすぎると割れちまうしな、一つ一つに癖があるから、それに合わせて煮てやらないといけないんだよ!」

えっ マスターこの豆類、全部べつべつに煮上げてるわけ?よく考えてみたら粒の大きさが違うからそれが当然なのかもしれないけど、すんげぇ手間だ、、、そこまでこだわり抜いているのである!この豆カレー、豆類が実に主役を張っているのだ。スカスカの豆ではなく、適度な澱粉質、味と香りの豊かな豆類であった!

そして、僕のblogにトラックバックをくれている、すでにこの会期中に訪れた人たちも一様に書いているように、今回は唯我独尊のソーセージの旨さが際だっていた!併設されている販売コーナーで売られている燻製類が、サラミのようにしわしわになっているのをみて「なんだなんだ」と思った人も多いだろう。

唯我独尊の燻製肉類は、かなりの長時間燻される。最後のタイミングで温度を強めにかけ、脱水と燻煙香をつけているので、冷めるとしわしわになるのだ。しかしそれを湯煎でじっくりと戻すと、ガシッとした歯応え、ブワッと立ち上る燻煙香と肉の強い香りがたちまち蘇ってくるのだ!今回は本当にマジックを観た思いだ。

もちろんルー追加の荒技「ルールールールー」をやって、一通り食って大満足!三日間きてよかったぁ!

「8時頃に上がるからさぁ、飲みに行こう!」

やった!そうしましょう!
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時間を潰して小田急の下で待ち合わせ、一行と合流。とはいっても、実は今回富良野から来ているのは宮田マスター、唯我独尊の若衆、そしてラーメン富川の富川マスター、その従兄弟のショウタ君だけである。そう、その他の人たちはなんと首都圏にちらばる、唯我独尊門下生達!学生時代に富良野でバイトをしていたり、そういう人たちが駆けつけて手伝っていたと言うことなのだ!これも一重に、マスターの人徳だろう。

「よしっ じゃあ歌舞伎町の面白い中華料理の店に行こう!」

と入った店は「北京」という店で、日暮里のラーメン「馬賊」のように手打ちというか手延ばし麺を供する店だ。

「ここの麺延ばしが凄いんだよ!お、今奥から出てきた姉ちゃんが伸ばすんだよ!」

と宮田マスターが言うと、富川マスターが「俺、勉強してきますよ!」とダッシュで厨房前に。明るくデカイ声で「こんにちわ!」と叫んで、女麺点師の手元を凝視する。

いや、この二人のバイタリティー、そして向学心には本当に驚いた!素晴らしい!

ちなみに富川のマスターは、もとフェザー級のプロボクサーだ。

「いやぁ、2ヶ月に一回しか試合が無くて、ファイトマネーが3万8千円くらいだから、人生ってなんなんだろうって思ってましたよぉ。だから、料理の世界に入ったら、皿洗いでも何でも、キツイはきついけど10数万もらえて、なんか凄いな社会って、って思いましたよ!」

実はこの富川さんの話がすげぇ面白かった。

「俺はね、旨いラーメンが食べたいな、家族にも食べさせてやりてぇな、って思ってね。それだったら俺がつくりゃいいじゃんかってラーメン屋始めたんですよ。最初の頃はヒドイの作ってましたよぉ、、、」

「けどね、どうせ作るなら仕事しようって思ったんですよ。人が作った麺を茹でたんじゃ、そりゃ仕事量としては半分じゃないですか。だったら俺が麺も作ってみようってね。人から教わって石臼も買って、色々試行錯誤してるんですよ。まだ極めたなんて全っ然思ってないですよ!まだまだですよ、、、どんどん旨いの作っていきたいんですよ!」

富川マスター、死ぬほど熱い!
これは確かに極陽性のほとばしるパワーだ!眉間が完全に開いている感じで、周りの人たちを強制的に陽に変換してしまうパワーを持っている!

そして、宮田マスターも同じくらい熱いのだ!

「いやぁ、 時間をみつけて百貨店を廻ってるんだけどさ、今、和菓子が凄いんだよなぁ!ハス粉を練ったプルンプルンの皮で黒蜜を挟んだのをクマザサで包んで300円とかだよ。俺だったらさぁ、豆でなんかやりたいね!俺が使ってる富良野の沢山ある豆をぜーんぶつかってさぁ!」

こっから先のアイデアは宮田マスターのものだからマル秘にしておくけど、もう口からアイデアが滾々と湧き出続けるのだ。本当にこの二人には脱帽した。
、、、そして、、、まあどんな会のなんばん粕漬けに続く第二の食い倒れプロデュース品の計画が、始動したのである!

「よし、じゃあやまけんちゃん、○○○○○○○創ろうよ!」

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
それは欲しいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!

なるほど、あれをカレーで創るのか!そいつぁ絶対に旨いし、嫌いな人は居ないはずだ!

決まった! 今年中に、唯我独尊&食い倒れ日記のコラボ商品を世に出すぞ!期待していて欲しい!

最初からそんなことを考えていたのではなく、まあどんな会のことを宮田さんに話をしたら、その商品のアイデアの話がふっと出てきたのだ。

「それ、絶対にやりましょう!」

うーむ このままだと僕は商品プランナーになるのかもしれない、、、ま、それもいいな。俺は旨いもんが食べられればそれでいいんダ。

ビールをグビグビ、紹興酒をカパカパと空け、店を後にする。両マスターのとてつもない熱気に押されて、僕も頭がボーっとするほどに熱い。

いいじゃないか。人間、つきつめれば熱だ!人が熱を発しなくなった時、それを死と呼ぶのだ!このほとばしる熱にしばらく頭を灼かれていよう、と、そう思いながら歩く、新宿の夜だった。

宮田さん、富川さん、D黒さん、そしてスタッフの皆さん。本当にお疲れ様でした!

Posted by yamaken at 20:12 | Comments (6) | TrackBack

2005年02月21日

良い素材と美味しい料理を楽しめる店はどこだ? 広尾「山藤」では旨い短角牛が食べられるゾ!(後編)

「まずは前菜盛りからどうぞ。」

前田さんが言うと、厨房から綺麗な皿が運ばれてきた。

大地の和食というと、結構ドカンとしたのを思い浮かべていたのだが全然違った!

■くわいのきんとん

■自家製カラスミと大根

■天蕪千枚漬け

妙なる美しい取り合わせではないか。

「やまけん、酒は何を飲みたい?」

「あ、そりゃ日本酒ですよ純米酒。おおっ 『春鹿』があるじゃないですかぁ!じゃあそれを、、、」と続けようとしたら、前田さんが先回りして「お燗にしますか?」と言ってくれる。ビンゴだ!

旨い酒はこの他にもあって、大地オリジナルの「種蒔人(たねまきびと)」というのがイケル。たしか大地の生産者さんの米を使ったものだと思ったのだが、骨太な米の味がブワッと香ってくる秀逸な酒なのだ。

■鯛のお造り

大地は実は驚いたことに水産部門も持っていて(本当に第一次産業を支える会、といって良いと思う)、漁場にしてもなんにしても情報開示型の食材を提供している。

で、素材ももちろんだけど、板前さんの腕もいいな。この鯛のお造り、スパンと細胞が断ち割られた断面はあくまで滑らかで、ムッチンプリプリというふくよかな鯛の食感が官能的なのだ。

■ヒラメのしんじょの椀

お椀はもちろん和食の華なんだけど、この店の椀も非常に素直な味がする!一流の料理店になればなるほど、化学物質の入ったものを作らなくなるから、素直な味の出汁にありつけることが多いが、ここでもあの後を引かない仄かな昆布と鰹の風味が立ち上った!

ヒラメのしんじょはフワフワとしていながら、白身の上品かつ地味ながら強い旨味が閉じこめられていて、本当にご馳走だと思ったんであった。

椀の彫りをみてみれば、これも高いんだろうなぁ、と思う美しい細工である。んー この店、こんなお金かけて大丈夫?っつう感じもするが、これが大地のセンスっていうか藤田会長のセンスなんだろう。

思えば大地のイベントには必ずジャズや太鼓などの音楽パフォーマンスが付き物だった。それもいい加減なものではなく、例えば梅津和時のサックスと板橋文夫のピアノのカルテットとか、そういう一流どころが吹きまくりにくるのである。それも、藤田さんが「やっぱお祭りには音楽だよね」という、その感覚に基づくものなんだろう。六本木の御膳房もそういえばピカピカにカッコイイ高級な店である。洒落もの・藤田会長の面目躍如といったところだろうか。


そういえばこの日は、広報担当のOちゃんと、企画・ライターをしているカワゴエさんが同席しての飲みなのであった。どーでもいい馬鹿話をして盛り上がる。こういうのも悪くない。

■アンコウの唐揚げ

うわーもう言うことはない、、、

レモンを垂らして塩をチョイと付け足して頬張ると、ふわっともっちりした肉質で、汁がジュワッとわき出してくる。

■聖護院大根のふろふき

抑制のきいた白味噌ベースのふろふき味噌で、ほどよい堅さを残しながら煮上げられた聖護院大根の持ち味が引き出されて旨い。

上品な蕪か?と思うほどの肉のみっちり度だが、大根なのであった。青首ではこの煮上がりにはならないんだよね。

さて、いよいよ短角牛のおでました!

「今日は、通常と違う料理をお出ししようと思って。」

と前田さんが運んできてくださったのは、ゴマだれをかけたしゃぶしゃぶ風のサラダだ。

「これに、自家製のトウガラシたれをつけていただいても結構です。」

と、カンズリのようなペーストを出してきてくれる。トウガラシを講じと一緒に発酵させたような感じの香りとテクスチャーだ。

はたしてこのタレが、脂ぎってはいないが、本来的な赤身のコクを十二分に内包した短角牛にビチッと合う。適度な塩気と酸味が味わいを重層的にしてくれたのであった!

さあそしてこれがまた最高な一品だ!短角牛のヒレ肉に旨そうな焼き目をつけた炭火焼きだ!

■短角牛ヒレ肉炭火焼き

くおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 この串を25本食べてぇえええええええええええええええ

と叫び出したくなるプレゼンテーションではないか!
しかも短角牛のヒレだけを食べるなんて、これまで体験したことがないゾ!

肉片にガシッとかぶりつくと、短角のもつ濃い旨味成分を含んだ細胞カプセルが弾けて、炭火で炙られた醤油ダレの香りと肉の香気が重って旨い!

うがああああ 白飯が食いたい! この強力な短角牛肉片の香りが口中に充満してるところにコメを口を一杯になるまで頬張って、顎がはずれそうになるくらいに噛みしめてコメの甘さと肉の旨味が混ざったところで名残惜しいけど食道方面に飲み込んでやりたい!

どあああああああああ

と思っていたらメシがでてきた!
ていうか「コメ下さい!」って所望してしまったんだけどね。

「ん、これは稲田のコシヒカリだな!」

と藤田会長がズバリ言い当てる。福島県の、僕も大好きな生産者団体のことだ。もちろん大地の消費者会員が買うことのできるコメである。

まあ、言わずとしれたことだが旨い!みるからに端整な粒立ちのコメは、ほとんど有機肥料で栽培されているから、味に関しては一般米の追随を許すわけがないのである。

「やまもとさん、ご飯の友も欲しいでしょう?」

と前田さんがジャコを甘辛く炊いたのを持ってきてくれる。

前田さんあなたはもしかして、僕が全日本ご飯の友追求友の会事務局長兼皇帝であることをご存じなんですか?人の心を読みすぎである!

それでも食い足りないのでさらに追加。

■里芋の揚げ出し

軽く粉をはたいて揚げられた里芋に甘辛い醤油餡をまとわせてかぶりつくと、里芋特有の香りがフワッと鼻を抜けた!そう、良い里芋は香りが佳いのだ!

■下仁田葱のスープ仕立

下仁田葱の甘さがギリギリの薄味に仕立てたスープに溶け出し、これはまた優しい味だ。たかが葱、されど主役の葱なんであった。土の味、土の味。

「お口直しに、、、」

と言って出てきたのが、苺だ!品種はなんだったっけかワスレタ。けど、いちごってこの世で最も肥料の味が出る作物だと思う。昔、あるオンラインショップの仕事で、数種の苺を食べ比べたことがあるのだが、やはり有機資材のみを使用した苺がダントツに旨かった。香り成分に一つか二つ、別次元が加わるのである。

何度も書いてきているが、作物の味を左右するのは農薬を使うか使わないかではなくて、肥料。餌なのである。

あー喰った食った、、、、

「相変わらずよく食べるねヤマケン。この店、まだできたばかりだし、店も少し広尾から入り込んだところにあるから、まあ宣伝しておいてよ。」

了解、了解!

ご馳走になったから書くのではない。意図的にこれまで書かなかったけど、今日でてきた料理の食材はほぼすべてが大地の生産者により、一定の基準に基づいて作られた、正真正銘・顔の見える関係の産物なのである!

実は最後にこれを言いたかったのだ。このように出てくる料理の素材の一角だけではなく、すべてに神経を行き渡らせることは、流通とは関係のない飲食業者にはとても難しい。大地は、農林水畜産業すべてに積極的に関わり、生産と流通を創り上げてきた団体だ。その大地が満を持して出している店だ。これほどに「信頼できる素材で美味しい料理が食べられる店」というのを体現している店は、そうないだろう。そして、言うまでもないが、、、料理のレベルは高い。だれが来店しても楽しめるだろう。

その代わりと言ってはなんだが、一通り食べたいなら5000円以上、1万円程度までのレンジで考えておいた方が良い。何度も言うが、「信頼できて」「野菜が美味しくて」「料理も美味しい」というように要望があるなら、相応の価値を認めなければならない。

ただし、日頃化学調味料に慣らされた舌には、こうした料理は「ん?ものたりないかも」と思ってしまうかもしれない。ただ、舌の感覚にまっとうな部分が残っていれば、導入部の皿だけできちんと本来の味覚にチューニングされるはずだ。それが自己調整能力というものだ。

ということで、僕に難しいお題目を出してきたみなさん、ここが一つの回答です。美味しい和食を、信頼できる材料を使ってレベルの高い料理技術で提供しているお店。これで一つ肩の荷が下りたな。

Posted by yamaken at 23:30 | Comments (3) | TrackBack

兄弟blogにエントリ追加しました

食い倒れシチリア編を読んでくれた長島農園の勝美君から、

「僕もヨーロッパ、ドイツで研修をしていたのだけど、いろいろ考えるところがあるのはヤマケンと同じ。今度まとめてメールするよ!」

といってくれていたのが届いた。兄弟blogである「俺と畑とインターネット」にアップしておきました。

■長島農園からの手紙
http://www.yamaken.org/mt/oreto/

その一つ前のエントリには、

■身体を強める方法はいくつもある。そしてヨガというのもその一つ。

というエントリも書いてます。そう、僕は健康増進のために、ジムでのウェイトトレに加えてヨガをやってるんですねぇ。ていうお話し。

テーマ毎にblogを変えるのはめんどいんだけど、こうした方が考え方も分けられていいかな。てことで。

Posted by yamaken at 13:10

君は小田急新宿に行ったか!? 富良野・唯我独尊のカレーと富川のラーメンは完成度を増していた!

かねての予告通り、新宿小田急百貨店の11階催事場に大北海道展が開催されている。本日月曜日21日が最終日だ(6時までらしいが、きっと早あがりするだろうから急いで)。まだ行ってない人はぜひ駆けつけて欲しい。イートインコーナーが多数あるが、なんといっても大注目は唯我独尊のカレーと、富川のラーメンだ。唯我独尊は僕のblogでもさんざん採り上げてきたわけだが、富川のラーメンも実に注目株だ。なんてったって富良野で獲れる食材だけで構成されている。麺の小麦は富良野産のハルユタカ、それを石臼引きにして自家製麺する。スープのダシもメンマもチャーシューも、すべて富良野の食材で創っているのだ。

で、結果的に僕はこの会期中に3回、足を運んだ。その感想が、表題にあるようなことなのだ。

エレベータで11階に降り立つと、イカめしやらなにやらの雑多な匂いがブンブンと漂っている。その中を、すぐにそれとわかるカレーの香りが漂ってくる!

おおお 久しぶりの唯我独尊、マスターの宮田さんだ!

「おおっ やまけんさーん! なんだよ土曜日に来るっていってたのに、今日も来ちゃったの!?」

と久方ぶりにお会いできたのである。

唯我独尊もかなり長いことこうした物産展に協力出展してきているが、売りはカレーとソーセージなどの燻製類、そしてパンである。


実はこのパンがまた旨い!マスターが気を利かせてくれて、チーズパンをいただいてしまったのだが、天然酵母系なんだろう、粉も気を遣っているのだろう、ホロホロとした食感に甘い酵母の香りが漂い、そしてしっかりとした食感のある逸品だ!

で、この特設ブースで、マスターと2-3人の助っ人スタッフで、カレーが切り盛りされていた。

このようにアクリル板で仕切られた中でデカイ寸胴に漆黒のカレールーがなみなみとあり、それをご飯に盛りつける。その一連を、なんとマスターが自らやっているのである!

ご飯を盛り、野菜類をのっけ、ソーセージを切って載せる。マスター手ずから行うこのカレー盛り、実に貴重だ!

食券を買い(ソーセージカレー1050円)、特設ブース内の席に座り、食券をウェイトレスさんに渡す。

「やまけんさん用ね、わかったわかった!」と叫ぶマスターの声が聞こえてくる、、、程なく出てきたのがこのカレーだ!!

おおおおおおおおお
 旨そうじゃないかあああああああああああ


今回は、富良野で食べたバージョンよりも芸が何段階も細かい!まず、ご飯にルーをかけた上に、ゴマがちりばめられかつ生クリームがかけられている。

ルーはあの漆黒の一歩手前の深い褐色。滑らかであり、口に運ばずとも濃さを感じさせる色だ!とりあえずルーをタップリ浸したカレーを喰う!瞬間的に香りの洪水が僕を巻き込んだ!とろみのあるルーからは想像もつかない、練られたスパイス群の香気と、たとえようもなく深いコクがブワッと炸裂した!そして一瞬後に来る辛さ。富良野で食べた時よりも辛みが上だ!そうしておいて香りとコクの余韻が、後を引いて残る、、、

「うまああああああああああああああああい! 旨いっすよ昨年食べた時よりも!」

満を持してソーセージにもかぶりつく。

唯我独尊のもう一つのウリである燻製。とくにこのフランクなどのソーセージは、肉をかなり細かめに引いているのにも関わらず肉自体の香りが強く、そして燻製香もストロング。個性が極まりまくったガツン系のストロングスタイルソーセージなのだ。

それと、もう一つ気づいたのはライスだ。白米ではなく、うっすらとベージュがかっている。

「ああ、富良野のビール館(唯我独尊の地ビールレストラン)で出しているバージョンなんだけど、ガラムマサラをいっしょに炊き込んでるんだよ!」

そうか!強いスパイス香はこのライスからも立ち上っていたのだ!二重三重の味・香り空間が構築されていたのだ、、、シャッポを脱ぎますよ。

そんな風に食べながら、宮田マスターのでかいこえがブース内を炸裂する。


「お客さーん ルーが足りなくなったら『ルールールールー』って叫んでくださーい!足しますよ!!!」

なんてことを言いながら、きちんと催事へのお客さんにもコミュニケーションをはかるマスターだったのだ!


さて
その2日後、今度は富川のラーメンを食わねば、と思いまたもや登場。唯我独尊のカレーはオペレーションがご飯をよそってルーをかけるだけなので、お客さんからみえるところで作業ができる。しかしラーメンだけは、茹で上げたりしないといけないのでどうしても厨房内になってしまう。ということでブースの中の調理場に引っ込んでしまっているのだ。

ちなみに食券売り場には、通常の麺と全粒粉の麺を並べた鉢があり。これはわかりやすくていいね!


「ちょっと富川のマスターに顔出したいんだ」

と中に入らせてもらう。マスターに声をかけると、一瞬後に

「やまけんさんっすか!」

と目を大きく見開き、握手をしてくれた!

僕がD黒さんと富良野に富川を訪ねた時は風邪で調子が悪いということだったが、この日は万全!額の間から光が出ているようなエネルギーを感じまくった!

「気合いいれて創りますから!」

という言葉に支えられて出てきたのがこの「石臼挽きラーメン」だ!


みよ、この自家製麺・全粒粉で打たれた、これまたストロングスタイルの麺を!全粒粉だから、所々に茶色い点がみられるだろう。こんなラーメン、みたことない!

すすってみてビックリ。富川のラーメンもまた進化している!前の富良野エントリをよく読んでいただければ分かるのだが、実はあの段階での麺とスープとの相性には、まだ発展の余地があると思っていた。それほどに癖のある強い麺なのだ。その癖の部分をきっちり把握し、寄り添うスープになって東京にきてくれた、と今回は思った!ダシは非常にあっさり目、けど全粒粉の麺をヨイショッと包み、奥行きを出すようなスープである。

「いやマスター、前よりウマいっすよ!」

「いつも変わってるんですよ!今年はねぇ、麺がいいコンディションなんでガンガンやろうと思って!」


そう言いながらマスター、面白いものを見せてくれた。

「持ち帰り用、通販用にこういう商品も創りました。さすがに自家製麺ではないけど、粉の配合とかはきっちりやってます。」

おお、ラーメン博物館とかでよくみかける生麺付きセットである!これ、旨いなら買いたいなぁ。

さてそんで今日日曜日にも喰ってきたのである。
(続く)

Posted by yamaken at 02:47 | Comments (12) | TrackBack

船橋近辺の人は、お勤め帰りに東武百貨店に直行! 島根の純米酒「扶桑鶴」が味わえるゾ!

訂正! 船橋東武での出店は23日ではなく22日まででした!
読んで字のごとく、である。以前のエントリで書いた島根県の素晴らしい純米酒「扶桑鶴」を醸す桑原酒造の大畑専務が上京している。

実は本日、富良野の唯我独尊とラーメン富川のマスターと痛飲した後、弟分の日本酒マスター・工藤ちゃんのお母さんの店にいる大畑さんに会いに行ったのである。

「23日まで、千葉県の船橋東武にお酒を持ってきているんですよ。」

おおおおおおおおおお
なんだか百貨店の催事が続いているなぁ。

扶桑鶴は、数ある純米酒の中でも飛び抜けて上品で気品があり、かつどっしりした骨格も持っている酒だ。個性の強い肉に合わせるなら広島の竹鶴酒造の酒だが、繊細な魚に合わせるにはこの扶桑鶴も非常にイケル!

久しぶりにお会いした大畑専務をみると、昨年のエントリにある、長野のイタバシ師匠宅で痛飲痛食をした際にみかけた時と比べ、頬の肉が削げてハンサム顔になっている!

「痩せました?蔵に入ってるからですかねぇ、、、?」

と仰るが、やはり蔵の仕事は力と頭と心を使う繊細な仕事。相当に摩耗し疲弊するのだろうと思う。ん~ 酒仕込みダイエットか!?

弟分の工藤ちゃんは、先週に桑原酒造に足を運び、扶桑鶴の今年度産をすべて利いてきたらしい。その彼が力強く言う。

「今年の扶桑鶴のポテンシャルはすご~い!!絶対に買いです!」

当然のことだが、日本酒もワインのように当たり年というのが存在する。原料となる酒米の質は年ごとに大きく変わるわけだし、その年の気候により大きく酒質が左右されるからだ。工藤ちゃんいわく当たり年ということだが、その前の「ポテンシャル」という言葉がまたニクイ。

彼はきっとこう言いたいのだ。

「この扶桑鶴は、いますぐ飲むよりも、冷蔵庫などできちんと熟成させて秋以降に飲むと、絶対に旨いですよ!」 と。

そう、日本酒とくに純米酒は「秋あがり」といって、できたてよりも熟成を経てからの方が味に奥行きがでることが多い。ただし、熟成に耐えうる酒、そもそも熟成してみたいと思う酒自体がそんなに無いという状況だ。今年の扶桑鶴は、ぜひとも熟成させたいと彼がいっていることだと思う。うー 飲みたいゼ! けど、23日までに行くの、おいらは難しいかも!

ということで船橋方面にお住まいのラッキーな皆さんは東武百貨店のお酒売り場(どこかは知らないんだけど、、、)に行って、ぜひこの大畑専務を捜し出し、味見をし、そして自分の熟成用に一本買い求めて帰って頂きたい。そしたらぜひ感想書いて下さいね。

Posted by yamaken at 01:56 | Comments (0) | TrackBack

2005年02月20日

良い素材と美味しい料理を楽しめる店はどこだ? 広尾「山藤」では旨い短角牛が食べられるゾ!

野菜の仕事をしていると、良く訊かれる質問がある。

「美味しくて安全な野菜が食べられる店を教えて!」

というものだ。そしてこの質問ほど僕を困らせるものはない。美味しい野菜、そして安全な野菜を入手する方法を教えるのは難しいことではない。しかし、それらを使用していて、かつ料理が美味しいといえる店は、東京にもそうそうは無いのだ。これは非常に悲しいことで、プロとしては恥ずかしいことなのだが、無いものは無いので「う~ん」と唸って沈黙するしかなかった。

で、一つみつけたのである。

まず「大地を守る会」という組織をご存じだろうか。7万人以上の消費者会員を擁する専門流通業者だ。そして、大方の宅配業者とは違い、その取り扱う商品はすべて厳密な基準に従って生産されたものである。有機農産物を規定する有機JAS法という法律があるのだが、その成立する遥か昔から活動を続けてきた、この世界のトップランナーである。あ、そういうこと以外にも、例えば昨年話題を呼んだ、電気を消してろうそくに灯を灯すという「100万人のキャンドルナイト」というイベントがあったが、あの事務局をつとめたのが大地なのだ。キョンキョンとかが出たんだよな、みたかったなぁ。

■大地を守る会
http://www.daichi.or.jp/

彼らの素晴らしいところは、消費者も会員だが、生産者も同じ会員である、ということだ。どういうことかというと、大地を守る会とは生産者・流通業者・消費者が同じ高さにいる、とする組織なのだ。会員相互にあるべき食の在り方を考え、そして流通を実現していくというスタイルを確率したパイオニアなのである。

大地が生産者や加工業者に課している基準はこの国の有機・特栽(特別栽培)農産物のスタンダードと言ってよいものだ。長年の取組によって研ぎ澄まされてきた各基準を読むと、その合理性や知恵に感心してしまう。そしてスバラシイのは、この大地では第一次産品だけではなく、数多くの加工食品も産み出しているのだ。大地は卸売も大きく展開しいて、一時期は多くの自然食品屋さんや、中小規模の有機野菜宅配業者などが大地からの供給を受けていたものだ。現在も大手百貨店や有名な自然食品店チェーンに卸を続けている。そう、大地とは、生産・流通・消費のすべての立場をもった運動体なのだ。

ちなみに消費者が生産者と直接結びつく、という発想は美しいが、すべての食をそうした点と点で結ぶことは難しい。だから流通という機能が介在している。その流通の在り方は多様で、形や見た目を気にする流通もあれば、味を追求している流通もあり、そして安全であることを第一義にしている流通もあるわけだ。実は、「何を食べるか」という問いかけの底には「どんな流通を選ぶか」という問いが隠れている。それは通常はみえてこないのだが、、、

で、なんでこんなに大地を守る会のことを書くかというと、僕にとって一番信頼が置け、そして関係が深いのは此処を置いてないからだ。

学生時代、僕は情報系のキャンパスの一角を耕し、畑を創るサークルを興していた。学校に1期生、2期生しかいなかった牧歌的な時代だった。毎日休み時間と放課後に農作業をしていたので体重は今より5キロ少なかった(笑)。3期生が入ってきてようやく後輩ができた。その中で一人、藤田 葉(よう)という、綺麗な名前の女の子が僕のところにやってきて、「やまけんさん、そんなに農業が好きなら、私のお父さんを紹介してあげるよ」と言う。ああ、お父さんが農家なのかと思い、訊いてビックリした。

「私のお父さん、大地を守る会の会長なんです。」

ふおおおおおおおおおおおおおお これにはビックリした!
僕の人生、素晴らしい人たちとの出会いに恵まれ続けているのだが、この時もビックリした。有機農業を志すもの達でその名を知らぬ者はない、大地を守る会だ。もちろん紹介してくれ!と拝み倒し、塩浜にある事務所を訪ねた。

長身でスーツの似合う、温厚そうな人がそこにいた。大地を守る会の会長、藤田和芳さんだ。有機農業の世界は昔、かなり破天荒な人が多いときいていたのでちょっとビックリした。彼は一介の学生である僕を歓迎してくれ、なんと2時間も時間を割いて、色んなことを話してくれた。以来、非常に目をかけてくれ、「はやく大地に入れよ」といって頂きながら僕は勝手なことばかりしている。

で、色々とお付き合いしているからよく分かるのだが、この国で良い食材を入手するということを考えた時、大地を守る会はお奨めできる選択肢の一つである。友人から「どこで買えば安心できるの?」と訊かれた場合には、僕は基本的には大地の名前を出している。「でも、高いからなぁ~」という答えが返ってくる場合には「じゃあ、安い野菜をスーパーで買えば?」と返す。そういうことだ。世の中の主流とは違う流通を実現しているのだから、価格が割高になってしまうのは仕方がない。その代わりに違う価値を提供しているのだから、、、

で、前置きが長くなったが、この大地、あまり知られていないが実は、レストランも経営しているのだ!有名なところでいうと、六本木の芋洗坂を下りたところにある「御膳房」という雲南料理の店だ。本格的な雲南料理が楽しめる店は日本にそうないが、ここは超お奨め。科挙米線(かきょめいせん)という名物料理を食べたら、絶対に忘れられないこと請け合いだ。

もう一つ最近、中国で国賓クラスの客をもてなす時に使われる北京ダックの名店が新宿に開店した。ここのことは後ほどエントリに書こう。

そしてもう一つが、おそらく唯一の和食。今回紹介する広尾の「山藤(やまふじ)」だ。

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■山藤
東京都港区西麻布4-5-8La西麻布3・4F
東京メトロ日比谷線・広尾駅より徒歩7分
営業時間 17:00~23:30(ラストオーダー22:30)
日・祭日休み
TEL.03-5467-5622
http://www.daichi.or.jp/pc/yamafuji/tennai.html

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僕はここ数年、藤田会長に年に数回、飯をご馳走になっている。たまには顔を出せということで、いつも旨いものを食べさせて頂いているのだ。

「やまけん、今度は和食の美味しい店を出したから食べにおいで。」

地図をみると、なんとなんと!広尾にある大学同期の友人の寺田の店、CICADAのすぐ近くではないか!

広尾駅から日赤病院下の信号を渡り、小さな通りを歩いてすぐに山藤の看板がみつかった。

藤田さんがいつもの温厚な顔で笑う。男は笑顔で語るもんだ、と本当に思う。有機農業や食の在り方、社会問題にガツンと四つ相撲で取り組んでいる人なのに、そのアタリはとても柔らかい。そう言うのがホンモノなんだよな、と思い、我が身を振り返ってしまうのであった!

「まあ今日は、いつも通りやまけんをつまみにしながら飲もう!」

そう言って会長、グイグイとビールを空ける。希代のビール好きなのだ、この人は、、、

「やまけん、この店は本当にこだわり抜いてるんだゾ!その箸の木材も、テーブルの木も、全部岩手県の山形村っていうところのを使ってるんだ。」

そういえば出てきた箸は割り箸ではなく、しっかりとした木材を削りだしたものだ。テーブルも、綺麗で剛健な一枚板を使ったものではないか!

ちなみに岩手県山形村というのは、実は日本の食を語る上ではずせない土地である。短角牛という牛を村ぐるみで生産している希有な存在なのだ。
短角牛は、放牧で飼うことができる牛だ。放牧で、ということは、つまり主に草を食べて育つということでもある。日本の牛肉生産の主流となっている黒毛和牛やそれに準ずる牛は、ほぼケージの中で、濃厚飼料とよばれるコーンなどを食べて育っている。人間でいえば毎日ステーキを食べて育っているようなものだ。そのため、脂肪が筋繊維にまで入り、いわゆる「サシ」の濃い状態になるのだ。対して短角牛は、乳用牛と同じように粗飼料(牧草など)を中心に食べさせている。だからサシの入り具合はそれほどではない。しかしその赤身中心の肉には旨味がグワッと凝縮されていて、霜降り和牛とは全く違う旨さを持っているのだ。噛み応えもあり、和牛の「わぁ~箸で切れちゃう!」なんていうようなことはあり得ない。柔らかい肉も旨いが、顎を使ってダイナミックに噛み応えを感じられる短角牛の肉は、ヒトに野生を思い出させる肉なのだ!

ちなみに大地の社員食堂では、たまにこの短角牛の焼き肉がメニューに上ることがある。僕は仕事でお付き合いしていた時、担当のOちゃんに食堂の週間メニューを訊いて、焼き肉が出る時は絶対に打ち合わせを入れるゾ!という姑息な手段を用いていた!

で山形村は、その短角牛を日本で唯一と言っていいほど本格的に村ぐるみで生産している土地なのである。その山形村の特産品を盛り込み、山形村の木などを調度に使い、そして大地を守る会の生産者の食材を使った(←これが一番重要)和食やさん、それが「山藤」なのである!

「実はしばらく板前を山形村に送り込んで修行させました。」

と仰るのは大地からこの山藤担当者として送り込まれている前田さんである。

「とにかく和の味をキーに、食材は調味料の一つ一つにまでこだわっています。ただ、それを前面に出すといやらしいので、お客さんに訊かれるまでは言いませんが、、、」

と、大地らしく奥ゆかしいのであった。

さてさて能書きはいいから飯だ!腹が減ってるんだョ!
とここから、実に滋味深い、素晴らしい食卓の彩りが心を弾ませてくれることになったのである、、、

(続く)

Posted by yamaken at 11:10 | Comments (4) | TrackBack

2005年02月18日

も、もう売り切れてしまった!

なんばんの粕漬け、もう販売終了してしまった!?

昨晩からアップしたのに、24時間以内に売り切ってしまったか、、、買えた人、おめでとうございます。
、、、では、極秘情報です。
まあどんな会より、「あと200セットくらいは追加で作れそうです!」という連絡あり、、、
近日中に発売できると思います。また告知するのでどうぞ!
そうそう箱詰め等が大変なので、発送は3月に入ってからになると思いますのでご了承下さい。楽しみにsしていてネ!

Posted by yamaken at 11:43 | Comments (13) | TrackBack

唯我独尊@小田急百貨店新宿店

いやスミマセン、実は昨日、代々木に用事があったついでに唯我独尊に行ってきちゃいました。
すっげぇ旨かった、、、必食ですよ。時間ができたら詳細レポします。
でも告知通り週末も行きます。土曜日なんですが、ちと時間は寸前まで未定ですね。
それより、日曜日の午後4時くらいとかのほうが絶対に行けるので、変更としましょうかね。
唯我独尊カレーと富川のラーメンが同じ場所で食べられるので、週末は両方食べたいと思います。
では、もし会えたら嬉しいですね。僕を見かけたら遠慮無くお声がけくださいね。

Posted by yamaken at 10:19 | Comments (17) | TrackBack

なんばん粕漬けの価格について話そう

今朝にこのblog見てる人、なんばんの粕漬け、販売開始してますよ。まだ買えると思いますが、堀江君の社長日記にも出ているので、早めにしないと売り切れる可能性大。
買うことができた皆さん、おめでとうございます。

で、その記事の中にギンダラさんという方が、「もともとは1ビン300g入りで350円の商品じゃなかったっけ?それが150g x 3種類で販売価格2,730円とは・・・。」というコメントをしています。

こういうコメントがあることは当然予想してましたので、説明しましょう。
(続きは↓をクリック)

まず過去の「なんばん」関連の記事を全部子細に読んで頂ければおわかりになるとおもうのですが、私が一番最初になんばんを譲って頂いた時の価格350