
肥育農家の漆原さん、そして精肉卸の山長ミートさん謹製のステーキセット、、、素晴らしかった!
まさにグレート! これでひとつ肩の荷が下りた、、、

肉は本当に大幅増量。
焼肉セットは150g余分に入っていたくらいだ。予想より肉がとれたという、嬉しい誤算。
我が家はもう、どんなに換気しても焼き肉の香りしかしません。
ブログアスキー出張所の方に詳細報告アリ。とくとご覧くださいませ↓

本日は日帰りの大分出張。
大分空港からタクシーで一時間かけて別府まで行き、講演90分、温泉にもつからずにとんぼ返りでまた戻って空港で寿司だけつまんで東京へ戻るという強行軍。疲れたー
その間に、アスキー365の担当アダチさんから嬉しいメールが。
「無事に15:40、出荷完了という連絡が入りました!」
よかった、、、
短角をお買い求め頂いた皆さん、1kgでの販売でしたが、おおむね1.1kgくらいになっているようですので、お楽しみに!
そして山長ミートの槻木専務、お疲れ様でした!
で、もう一つ重要な連絡が。
「BSE検査も合格しました!」
そう、だんだんと沈静化しているように見える、狂牛病と言われていたBSE問題だが、日本ではほとんどの食肉処理の段階で、BSE検査が行われている。今回出荷する短角牛、まあ当然ともいえるが、この検査は楽勝でクリアした。その証明書がこれだ。

短角牛は、産まれてから8ヶ月くらいを牧野に放牧されて育つ。この間は、母牛の乳と草のみを食べて育っているわけだ。その後、しっかりした骨格が出来た段階で肥育農家に引き取られ、牛舎で穀物や乾草などの飼料を与えられて育つ。
ちなみに今回の肥育農家は漆原さんという、二戸で最も大規模に短角牛を肥育している方だ。

彼の牛舎では可能なかぎり配合飼料を使わず、麦原料をベースにした飼料を与えている。それをこの目で見てきたから、BSE検査など大丈夫だと思っていたので、まあ、よかったよかったという感じだ。
で、このBSE検査は、2000年代前半は国からの補助金で行われていたが、今後は打ち切りとなる。
補助の打ち切り後どうなるかというところに焦点が集まっていたわけだが、各市町村の対応としては「消費者が不安視するから継続した方がいいだろう」とかいうものが多いように見受けられていた。
しかし、新聞各紙でも報道されたが、農林水産省がわざわざ各県に「どっかが自主的に続けると消費者が混乱するから、一斉に辞めて欲しい」というような通達を出した。これは非常におかしなことだ。BSEのリスクは「極めて低くなった」ということは明らかだと思う。しかし、それはそれで不安が残っている消費者も多いわけだ。それに対して自主的に検査を続けようとする意向を、国が通達をして潰そうとするのはさすがにまずいでしょう。この辺、皆さんはどう思われますかね。
ということをちょっとだけでも考えながら、今回の短角牛を味わっていただけると、より一層今回の企画に参戦していただいた意義があるような気がする。
まあ、小難しい話しはどうでもいいや、という気もするけど、僕としては今回の短角牛企画は、そもそも黒毛和牛一辺倒の世の中に対するアンチテーゼという意味も持っているのだ。
黒毛和牛の飼育で食べさせる餌は、その大部分が輸入穀物のコーンなどである。対して短角牛は、岩手県で育っているものに関して言えば、彼らのライフサイクルの1/3は、その土地の草を食べて育つ。どっちが本当の意味の「和牛」だろうか。
ということで、明日みなさんぜひきっちり味わってくださいませ。
私は久しぶりに七輪に炭火をいれて肉を焼くつもりです。
そうそう
アスキーの方で、「短角牛セットを写真に撮ったのを送って下さい企画」を行うらしい。
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やまけんさん、
焼いた!喰った!の速報を書いていただく際に
実際に食した方の
「食い倒れフォト&コメント」も送っていただくよう
ぜひブログにお書き添えください。
フォト&コメントの送り先は
asc365-929@ml.ascii.co.jp(応募締切2007年10月8日)
です。
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とのことなので、ぜひたくさんのご応募お待ちしております!
では、明日に向かって寝るぜ!
おやすみなさーい。
朝、いったん事務所に行ってスーツに着替え、東京駅から新幹線に乗る。
車窓から見える田んぼの風景があまりに美しく、写真を撮ろうと思ったら、、、カメラを事務所に置いてきちまった!なんてこったい、、、まあこういうことはよくあるのです。
牛肉どまんなか弁当を食いつつ山形駅に到着。会議まではまだ時間があるなぁ、と思い、いろいろと検索して、蕎麦でも食いに行こうと思ったわけだ。僕の心の琴線に触れて、なおかつ駅から歩いていけそうな店として、「日月庵」という店を発見。
再開発でホテルが林立している、山形駅西口から7分ほど歩く。Mapfan.comの地図を見間違えたか、みあたらない。強い日差しで汗を流しながら往生して、半ばあきらめて会議の会場となるホテル方面に歩いていたら、住宅街の中にヒソッと立つ店を発見!
看板には「新蕎麦入荷」と書いてある。入店し、辛み大根蕎麦とかき揚げ丼を頼む。
程なくして出てきた蕎麦は、うん、ざらつき感のあるテクスチャの手打ち蕎麦。何もつけずにすすり込む。まだ早生品種だからか、香りがブワッと立つほどではない。けど風味と舌触りは実にいい。この店、もっと時間をとってゆっくり来たいと思う。カメラも忘れちゃったしね、、、
さて
前にも書いた山形県の米新品種「山形97号」の戦略会議に出席。僕の隣には「吉兆」総料理長の徳岡さんが座る。ひえー 雑誌やテレビでみかける通りの人である。物腰は柔らかくバイタリティのある好漢という感じであられました。
さて終了後、ホテルのラウンジで、朝日町のリンゴ農家、鈴木くんと会う。
昨年におじゃました、あの超絶の密入りリンゴを生み出した鈴木君である。

■2006年11月28日
出た! 山形県朝日町・和合平の「蜜ばっかりフジりんご」 発売である。http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2006/11/post_938.html
「今年もぜひ密入りリンゴ販売、やりましょう!」
ということになったので、11月中旬を楽しみにしていてほしい。
ちなみに今年の作柄は、小玉傾向だけども、味はそのぶん凝縮されておいしいはずだ。
贈答用にはやたらと大玉が重宝されるけど、正直、大きい玉になればなるほど味はぼやける。
小玉~中玉の方が旨い実は多いと思うので、今年もその辺をねらっていきたい。
「やまけんさん、まだ早生品種の出始めですけど、持って帰ってください」
と、千秋、信濃スイート、津軽フジの三種をおみやげにもらった。
会議もお話も予想より早く終了したため、帰りの新幹線を一本繰り上げる。
山形97号の会議の後、山形県庁蕎麦打ち師匠の芳賀さんがずしりと重い包みを渡してくれる。
「一戸さんから、やまけんが好きな秘伝枝豆を言付かってきましたよ。しかも一部はもうゆでてますから、帰りの電車で食べてください」
やった!
ということで帰りの新幹線で、ひたすら豆をプチプチいただきました。
「秘伝」は山形で好まれている大豆品種で、緑豆であり、しかも香ばしい香りのする茶豆だ。
秘伝の枝豆、とてもおいしい、、、だだちゃ豆ほどの茶っぽさはないが、その分、清冽な印象の味と香りだ。
東京駅から、日本橋小舟町の事務所まで歩く。日銀の裏を通っていると、なんとファッション関連の雑誌撮影か、外国人モデルを路上で撮影している一群が!
遠目にしか見えなかったが、デジタルの中判カメラをMacBookにつないでリアルタイムで撮影画像を表示させている。フラッシュは大光量のが3灯くらい、しかもディフューザなしで直にモデルさんに当てている。スタッフだけで8人くらい、モデルちゃんのマネージャらしきヤサオトコ系白人男子も加えると大パーティである。
おおおおっこんなふうに撮影してるのかっ
と興奮を引きずってしまい、俺もカメラでなにか写したい~とムラムラしてきて、事務所についたら速攻でまたもや現実逃避(笑)
リンゴのヘタはよく見ると色っぽい。
リンゴを割った中身も、よく見るとすげー色っぽい、というか少しエッチに思うのは僕だけ?
そしてこれが秘伝。
ゆでたのは全部、車中で食べちゃったので、生の豆。
やっぱりマクロレンズ、最高だ。
ということで
とりあえず天下分け目週間はまだ続く。
明日、ていうか本日は大分日帰り出張ですわい。
あー 10時間くらい寝たい。
週アスと展開している、岩手県二戸市の短角牛一頭山分け販売企画、なんと4日間で全セット完売したわけだが、とうとう本日出荷! 山長ミートでカットされた肉とタレが、今回購入者にむけて発送されるのである。
しかも今回、朗報が。なんと肉が思ったより多くとれたので増量するとのこと!


今回頼んだ人は本当にラッキーだ、、、マジで今回の価格は捨て値ですよ。捨て値。
俺も両方のセットを頼んだけど(もちろんお金はらうんだよ)、喰いきれるか?という量だ。
それにしても、特殊な販売方法だ。もしこれで予想より肉がとれなかったら、、、他の牛の肉を混ぜる、ということは今回の趣旨からは出来ない。そういう、シビアな読みが必要だったので、実はかなり胃が痛くなるようなヒリヒリした感覚だったのだ。でも、農畜産物は全部、とれてみないと、中身を割ってみないとわからないというのが真実だ。それを許容してくれないと、消費者もいい目を見られないということがあるように思う。
そう言う意味でも、今回このリスキーな企画にのって買ってくれた人たちには感謝したい。
岩手県の短角牛関係者の人たちも、かなり今回の件は注視してくれているそうだ。
少しでも短角牛が拡がるステップになればと思う。

今回の増量の件、詳細はアスキー出張所↓にて。

すべての仕事が終わらない、、、
本当に今週は天下分け目の決戦的週間です。
上期が終わるからか、、、
おかげで本の原稿も書けない、オフ会の準備もできない。やばい、本当にやばいです。
といいつつ
現実逃避をするわけです。
オリンパスE-410は、アダプタをかますと往年の名機であるOMシリーズ用のレンズをつけることができます。
コアなオリンパスファンには、昔のレンズを現行機種につけてすごい写真を撮影している方もいらっしゃいます。このサイトをみてください! すばらしい写真たちに圧倒されます。
で、僕もヤフオクにてようやくこのアダプタを自前で購入。OM50mmf3.5Macroという、まあそれなりの性能のレンズをはめてみました。

、、、
悪くない写りだ!
被写体が手持ちのキヤノンのレンズだというのが笑える話ですが。
この画像だと、たしか絞りはf5.6。
かなりきれいにシャープに写ってて、背後のボケもやや堅いけど悪くはない。
当然ながらマニュアルフォーカスしか効かないので、お世辞にも広いとはいえないファインダーでピントを合わせるのは難しいが、決まるとけっこう快感だ。
、、、と、現実逃避をしてみましたとさ。
明日は山形で、例の新品種の米についてまた議論をしてきます。
明後日は大分だ、、、
うーむ
時間がほしい。

で、話しはそこでは終わらないのである。
「やまけんさん、ちょっと呑みましょう」
ということで、森先生との会食終了後、お帰りになる森先生を岡田弟が送り、僕は向いがわのホテルパコにチェックインして、岡田兄こと十勝やっちと一緒に帯広の路面屋台街である「北の屋台」にて呑むことにしたのである。それにしてもこの岡田ブラザーズ、いい感じの兄弟だ。兄は馬鈴薯農業者として屋台骨を支え、弟は東京のジャガイモ販売会社の頭脳兼営業として走り回っている。いずれこの二人がどのようにまた一緒にジャガイモのマーケットを切り開いてくれるのか楽しみだ。
さて0時を廻り、屋台も閉まる時間。
「やまけんさん、飲み屋が一杯はいってる五番館ってビルあるでしょ。あそこの立ち食いソバやのカレーが旨いんですよ、、、いってみませんか?」
おっとそう来たか!
五番館とは、帯広の駅近くにある歓楽街の中でもひときわ目立つ、パブやらクラブやらラウンジやらが入っているビルである。JA幕別の方々との商談が終了すると、強制的にこのビル内に連れ込まれ、転々とすることになっているのである。その1Fに、、、そうだな、確かに立ち食いソバやがあった!
「ホントに旨いの?」
「いやもう俺はよく酔っぱらった最後にあそこのカレーで〆るんですよ。やっぱりインデアン風にルーがトロトロしてて、コッテリしてて旨いんス。俺のダチがこないだ、酔ってないときにも旨いかどうかを確認してるんですが、やっぱり旨かったって言ってました。」
ほほーう
そうか、それなら食べてみたいジャン!
とはいっても、森先生と食べたジャガイモづくしでかなり腹はくっちいのだけど。
でもカレーと聞いたら行かずには居られない!
ということで五番館に向かったのである。

おお、いつも素通りしていた立ち食いソバやである。店番のおっちゃん一名。
カレーライスは450円である。

「俺たちは一人一皿は無理だなぁ、、、二人で分けよう。取り皿下さい」
と言っている兄弟を尻目に僕は一皿食べるぞ。
さて出てきたのは、日本風トロリとしたルーのタップリかかったカレーである。

割と肉もゴロゴロと入ったカレーで、よくある立ち食いソバ屋のいい加減なカレーとはちょっと違う風情。
一口食べて驚いた!
「むおっ こいつぁ旨い!」
これがなかなかにイケるカレーなのである!
単純に業務用ルーをそのまま使ったカレーではなさげなコク。
そうか、めんつゆをスープに使ってるのかな。ようわからんが、この小麦粉タップリのモターッとしたトロトロ感が堪らない。ご飯によく絡みまくるのである。タマネギの甘味も十分。これはダークホース的に旨いカレーである。
翌日、JA幕別のノムさんと相沢課長に「五番館の立ち食いソバ屋のカレーが旨かったですよ!」と報告したら、ニマーっと笑いながら、
「あのな、かき揚げ天蕎麦にカレールーかけてもらってさ、天ぷらに汁を染みこませてカレーも絡めて食うのが旨いんだよ!」
だそうだ。
うーむ旨そう!
次回いった折にはぜひぜひ喰いたい!
そうそう今回の出張中、
札幌在住の読者さんからもう一つ「帯広にいったら中華チラシというのを食べてください!」というメールをいただいた。しかしパンパンに忙しかったのでいけなかった!ぜひ次回、攻めてみたいと思います。

「専門料理」の柴田書店とエコール辻 国立校、そしてうちの会社のコラボレーションで開催される「料理人のための食材研究会」の第三回が10月28日(日)に開催されます!これまで、平日だと営業のための仕込みがあるのでゆっくり参加できないというところに配慮して、日曜日開催にするという試みです。
詳細はこちら↓
http://www.shibatashoten.co.jp/modules/eguide/event.php?eid=73
今回とりあげる品種は
ホッカイコガネ
サヤカ
シンシア
インカのめざめ(新芋と一年貯蔵芋の双方)
シャドークイーン
ノーザンルビー
こがね丸
+2品種くらいとなる予定。
聞いたことがない品種が多いと思うが、最後の3品種は昨年度、北海道の試験機関が発表したモノで、ばりばりのニューフェースなのである。ジャガイモは実は年間3万品種程度が作付けされ、選抜されている。毎年新品種が世に問われているのに、まだ世間では「男爵」か「メークイン」と言われている、変な構造になっている。本当のところ、男爵とメークはもう時代遅れもいいところなのだ。
さて実は今回の帯広出張は、そのジャガイモに関しての日本最高の研究機関にいろいろご協力をいただくためのものだった。

何度来ても、帯広の風景は最高だ。都府県では味わえないダイナミックな広がりとうねりに圧倒される。


オリンパスE-410、510のWレンズキットに付いてくる、望遠ズームの方で撮影。
標準域のレンズよりも味のある風景が撮れるなぁ。持っていって佳かった!

さて
ジャガイモの育種については、北海道農業研究センター 芽室研究拠点の森先生が権威であられる。この先生には以前、季刊「やさい畑」誌面でご協力いただいたことがある。その森先生の研究室で2年半、研究助手の仕事をしていたのが、なんとこのブログにも数回登場し、ジャガイモ販売もした十勝やっちの弟さんなのである!

今回、森先生の研究室を訪問する際に「ちょうど彼も帰っているから、足になってもらいましょう」と、車で空港まで迎えに来てくれたのである。

せっかくなので、森先生の研究室に向かうまえに、更別市の岡田家の農場を訪問。

ちょうどトヨシロの収穫期にぶち当たった。でかいハーベスターが4ヘクタールの圃場で収穫作業をしているのだ。

機械が掘り出した芋が車上に流れてくるのを、一部太陽に当たって緑化してしまったものや腐敗果を眼でみて捨て去る作業をしているのだ。

通常、スーパーで並んでいるジャガイモはM~Lサイズの中くらいのものだが、業務用向けに出回っている大玉はとにかくでかい。この写真のもので2Lくらいか。まだまだ上がある。

ちなみにこれだけの広さがあると、ハーベスターも一往復するのに一時間半かかるそうだ。ハーベスターには灯がついているので、夜になっても作業は続く。
「久しぶりに帰ってきて、昨日は午前中から作業手伝いで筋肉痛です」
と笑う岡田君だった。
生食用の芋畑から数キロのところに、種芋畑があった。

ここでは岡田君が務めるジャパンポテトという、キリン系のジャガイモ販売企業の取り扱い商品だ。
赤いのがシェリー。黄色いのが、、、名前を忘れた!実は日本には多数のジャガイモが入ってきているのだ。それこそ覚えきれない。


さて森先生の研究室へと急いで移動だ。
ほいほいっと10分くらいで着くかと思ったら、40分くらいは車をぶっ飛ばしていた。北海道はやっぱりだだっ広い。

ここが、日本のジャガイモ育種の総本山だ。

先にも書いたが森先生とは、4年前に家庭菜園家むけの雑誌「やさい畑」のジャガイモ食べ比べの記事執筆の際にお話しを伺って以来だ。

このたびの「食材研究会」のために、座学部分のご指導と新品種のご提供をお願いしに来たわけだが、本当に快く受けて下さった。暗くなりかけていたのだけど、青空はとてもダイナミックなグラデーションで綺麗という状況で、ストロボを焚いて撮影。やった!意図していた絵を撮れた!

実験圃場では想像を遙かに超える年月をかけてジャガイモが育種されていた。この辺の詳細は研究会当日に詳しくお伝えしたいと思う。とにかく毎年、研究のためにどれだけの品種数が植えられているかを知ったらビビルよ!ものすごい選抜の中、くぐり抜けてきたエリートのみが品種名を与えられるのである。
「あー もうお腹減ったな。うちの育成試験中のジャガイモをいろいろと料理に使って評価してくれるレストランがありますから、そこに行きましょう」
その店は、僕が帯広の定宿にしている温泉ビジネスホテル「パコ」の道を挟んだ向かいにある福井ホテル2Fにある「バイプレーン」というレストランだ。岡田君の兄貴である十勝やっちも合流。

あいにくシェフはご不在だったが、森先生との関係を勝手知ったるスタッフにより、素晴らしいジャガイモ料理のオンパレードとなった。

↓この料理に使われている薄切りジャガイモは北海97号という新品種だ。

ジャガイモといえばチーズ。ここでジャガイモに合わせるのは有名な協同学舎のチーズだ。
芋は、紫色のが今回とりあげるシャドークイーン、赤いのがノーザンルビー、黄色いのがインカのめざめである。

出てくる料理はジャガイモが使われており、かつ豪快。

どでかい鮭の筒切りのグリルの上にはグアッとイクラがのっている。付け合わせは三色のジャガイモのサワークリーム和え。

今回の白眉は、牛ヒレステーキとフライドポテト。

皿の左側のポテトが今回の研究会で採りあげる「こがねまる」。フライドポテト適性が異様に高く、ホクホクしていて実に旨い!それもそのはず、この品種の父方はあの名品種「トカチコガネ」なのだ。冷めても旨いという特性まで受け継いでいる。
向かって左側のポテトが新品種の北海97号。ネットリ系の肉質のはずなんだけど、フライにすると若干のポクポク感がでて、煮物にして味わえるようなネトネトした食感なくなる。メークが苦手な僕でもこれは旨い!しかもこの店の技術で、この二品種は全然違うあげ方をしている。北海97号にはどうも軽く粉がはたかれ、味付けも塩のみではなくなされているようだ。こんなに旨いフライドポテトにはなかなか出会えない。しかも、ヒレ肉のステーキはモロに赤身肉で、しっかりミディアムに火が通されている。さすが北海道、牛肉の旨い食い方を熟知している!

それにしてもジャガイモを巡る状況は非常に面白い!
とにかく消費者にとってはまだ「男爵」「メーク」の世界なわけだけど、育種の世界からすれば「こんなに旨い品種がたくさん出てきているのに、なんで誰も売らないの?」という感じだ。料理人がみたら、「こんな特性のジャガイモがあるのか!」と目を輝かせること間違いなしのキャラクターが勢揃いしているのである。
ということで10月28日、関心のある料理人さんはぜひ国立に集合!していただきたい。まだ食べたことのない品種が絶対にあると思います。
二戸の蕎麦文化は本当にスゴイ!
ということを、アスキーブログの出張所にアップしていますので、ご覧下さいませ。
私はこれから北海道は帯広に行ってきます。
ジャガイモ畑で芋にまみれてきます!
先日、京橋近辺で会議の後に、休憩時間中の東京バルバリに顔を出した。
「ちょうど今、メニューとか材料案を書いていたんですよ!」
と言って見せてくれたのは、予想を超えるメニュー群だった!
・ジンフォアロックのアンドゥイエット(モツの腸詰め)
・ジンフォアロックのモツ煮込みカレー
・ジンフォアロックロース肉のローストもしくはボイル
・駿河シャモを使った何か
・どんどこあさばの豆腐を使ったドルチェ(ティラミスとか)
などなど、、、
小池君はできれば事前に仕込んで、当日は肉のローストや簡単なものだけ現地で作れれば、という意向だそうだ。
さてどうなることやら。
オフ会の募集〆切ですが、今週の金曜日中としたいと思います。すでに申し込みメールをいただいている皆さん、個別に返事ができなくて申し訳ありません。ちゃんと受理して読んでますので。
取材で神奈川の伊勢原の菜園を巡ってきた。
底抜けな空の青さが心に沁みいるような一日だった。すっかり日焼けして顔が真っ赤になり、心の中では、愛するムーンライダーズのアルバム「青空百景」の楽曲がリフレインで流れっぱなしになる。
すっかりシーズン後半に入った冬瓜がドンと畑のそこここに横たわっている。
実はこの冬瓜、ウリ科だからブルーム(白い粉)を吹くし、もう一つ表面に産毛のように毛が生える。

実はこの細い毛を無防備に触ると刺さってちょっと痛痒いのだ。店頭に並べられている冬瓜はほとんどがこれを布巾などでぬぐい取ってしまっているのだけど、菜園ではこのチクチク冬瓜が普通なのである。
この菜園にはわき水を汲める水場があって、その土手にこぼれたのであろうニラが花を咲かせていた。
まだそれほど黄金に色づいていない稲穂をみようと坂を上っていると、なんと小豆を干している光景が。
東京から1時間程度の場所でこんな風に農村が息づいているのをみると、心の底からホッとする。
タイでは過去、経済危機の際に、都市部のホワイトカラーが故郷の山村に帰り、一時的に農業に従事していたという。有事の場合に都市人口を吸収できる農村が存在していたと言うことだ。果たして日本にはそんな緩衝地帯が今後も確保されるのだろうか。
伊勢原はミカンも栽培されている。
この辺のミカンはほとんどが年明け以降の普通~晩生ミカンとなるので、超絶品というわけではないけれども、近場でみかんが食べられるというのは変な感覚だ。というのも、東京市場に年内に出回る早生ミカンは愛媛県産または熊本県産が多いので、ミカンは南のものという感覚があるからだ。実は足下でもミカンは採れているということに驚く人がいる。それどころか桃だってブドウだって沢山とれるのだけどもね。
とある農場の横に、山からのわき水を引いた用水路があった。この水路にドジョウが沸くらしい。
水路は佳い。綺麗であれば和むし、汚れていると、いやがおうにも雑排水の改善意欲が沸くからだ。ここの水は本当に綺麗。
たわわな稲穂が風にそよぐ。

シャッタースピードを速めにしないと停まらない。黄金色の稲穂は幸せな予感だ。後半の日照が佳かったから、今年の米はかなり旨いはずだ。寒暖差があまりない平地では少し食味が落ちるかも知れないが、、、

ちなみにムーンライダーズは日本で最も長く活動を続けているバンドだ。高校時代、寮に住んでいた連中の間で流行っていたのだけど、僕もはまった。ちょうど名盤「Don't Trust Over 30」が出てから長い活動休止をしている最中だったけど、もう毎日毎分のように聴いていた。
![]() | 青空百景 ムーンライダーズ 鈴木慶一 佐伯健三 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「青空百景」はその中でも大好きなアルバムだ。その頃、和太鼓を一緒に叩いていた連中と、狂ったように歌っていた「くれない埠頭」が入っているからだ。また、このアルバムに入っている「トンピクレンッ子」という曲は、もう一つ大好きなバンドであるPOLYSICSの「ピーチパイ・オン・ザ・ビーチ」と並ぶブッ飛び方だ。僕のiPodにはこの両曲が並んでいる。
これを書いているのは宮崎に向かう機上だ。
今日も青空の下、芋畑で遊ぶ。
先日、京橋近辺で会議の後に、休憩時間中の東京バルバリに顔を出した。
「ちょうど今、メニューとか材料案を書いていたんですよ!」
と言って見せてくれたのは、予想を超えるメニュー群だった!
・ジンフォアロックのアンドゥイエット(モツの腸詰め)
・ジンフォアロックのモツ煮込みカレー
・ジンフォアロックロース肉のローストもしくはボイル
・駿河シャモを使った何か
・どんどこあさばの豆腐を使ったドルチェ(ティラミスとか)
などなど、、、
小池君はできれば事前に仕込んで、当日は肉のローストや簡単なものだけ現地で作れれば、という意向だそうだ。
さてどうなることやら。
オフ会の募集〆切ですが、今週の金曜日中としたいと思います。すでに申し込みメールをいただいている皆さん、個別に返事ができなくて申し訳ありません。ちゃんと受理して読んでますので。
表題の通り、私の間違いでした。大変申し訳ない。
昨日、嫁さんがPuiに行って、奥さんと雑談してたら発覚した事実。
僕のブログを信じて11時に店に入った人がいたらしい。仕込み終了まで30分待っておられたとのこと、大変申し訳ありませんでした、、、
では、これから飛騨高山2泊三日の取材に行って参ります。
いやーほんとにビックリした。
3日前、仕事に疲れた深夜に木場駅から家路をとぼとぼ歩いていると、カオマンガイ専門店なる看板が出て居るではないか! なんで? 木場になんでカオマンガイ屋が?
家に帰っていろいろネットで調べたら、すでに7月の時点でこの店がオープンしていたそうでさる。なんたる不覚!全然知らなかったよ~ 通常、家に帰る道の反対側だから気づかなかったのだろうか。
これはもうすぐに行かなきゃと思ったが、連日遅くまで原稿書かないといけない崖っぷちでその暇がない。けど、ラッキーなことに今日は朝から自宅で仕事の日だったので、11時半の開店時間めがけて行ってきたのである!
カオマンガイ専門店
Pui (プイ)
江東区木場6-11-9 1F
03-5606-6119
ランチ 111:30~15:00
ディナー 18:00~21:00(ただし早く終わる日もあり。必ず電話問い合わせしてください)
定休:日・祝
店内はカウンターとテーブル席で、15名~20名くらいで一杯になりそうな小さな構えだ。
カウンター内にいるのがシェフでバンコク出身のタイ人、プイさんだ。
もらった開店チラシを観ると、彼は「バンコクの老舗カオマンガイ専門店『リキット・ガイ・トーン』で修行をしたタイ人オーナーシェフ』とのことだ。
接客を担当するのは、おそらく奥様と思われる日本人女性。彼女もプイさんも、実に明るく親しみやすく、接客態度は最上の部類だ。
店に入るなり「サワディーカァップ」と声をかけた僕にニッコリして、いろいろと話しをしてくれた。
「開店してから、タイ料理お好きな方が『嬉しい嬉しい』といって来てくださるんです」
ということで、すでにタイ料理好きが通う店になっているらしい。
「カオマンガイかぁ、バンコクだったらやっぱりあれですよね、BIG Cの近くの、、、」
と言いかけたら、彼女とプイさんの顔がみるみる輝き出す!
「やっぱり! 私たちもあの店が一番好きな味なんですよ! プイさんの修行した店は違う店なんですけど、、、」
と、いきなり意気投合である。
さてランチメニューはカオマンガイ800円(ご飯大盛りサービス)、パット・キー・マオ700円、ガバオ・ムー定食、鶏肉のレッドカレー炒め定食など4-5品の中から選ぶ。カオマンガイを外すわけにはいかないが、一皿で終わらせる訳にはいかない。ということで、カオマンガイとパット・キー・マオを頼んだ。ご飯と麺である。
まだ僕しか客が居なかったのでいろいろ聞いてみると、各種ソースやペーストは、できあいのものではなくこの店で調合しているらしい。パッタイは出さないの?と聞いたら、「いま、目標にしているお店の味を出せるようなソースの調合を目指していまして、これができたら出す予定です!」とのことだ。うーむ楽しみだ!
さてまずはパット・キー・マオ。焼きそばである。タイではセンレックよりぶっとい米の麺で作るのが普通だと思うけど、この店では日本の焼きそば用蒸し麺の様な麺を使っていた。
味は、、、 タイの味!
しかも、豚肉がたくさんはいってるからパット・キー・マオ・ムーかとおもいきや、海老も入ってるから、クン・パット・キー・マオ・ムーか?
具だくさんでタイで食べるより上品だけど、美味しい。いずれ米の麺でも食べたいね。
そして待ってましたカオマンガイである。
鶏スープで炊いたご飯に茹で鶏を載せ、タオチオやシーユーダムなどの甘さと深みの効いたソースでいただくこの料理、実は全く辛くないので、タイの辛い料理が苦手な人にもお勧めだ。
僕はソース丸掛け派です。このソースももちろんお手製とのこと。
ソースをまぶした鶏肉とご飯を頬張ると、ほのかなジャスミンライスのような香りに鶏の滋味、そして味噌っぽいまろやかなソースの旨さがふんわりと口の中で一体になる。
美味しい、、、
実に落ち着いた味わいのカオマンガイだ。
タイの屋台や食堂で80バーツくらいで食べる、プラスチックの皿に載ってくるカオマンガイもいいが、こうやって落ち着いて食べると、本当にあの底抜けに陽気なタイ料理の一種?と思ってしまうほどに落ち着いた料理だ。シンガポールで食べられる海南チキンライスとそれほど変わらないけど、ソースの風味が違っていて楽しい。
そのうちに夜きて、全メニュー食べないといけないな、と思った。
11時半になると、早飯をしにきた人たちが店に入って来だした。二人しか居ないので、12時過ぎると大忙しになるだろうな。それにしても好感度の高い人たちだ。
場所は、木場駅から徒歩2分くらい?本当にすぐの場所である。
しかしそれにしても、自分の住んでいる街ながら、木場はスゴイ。
フレンチなら、クラシック正統派だけどきっちり美味しいビストロ・ド・リヨン。
イタリアンはなんといっても木場の隠れ家イ・ビスケロ。
タンメン餃子なら来来軒。
餃子だけなら宝屋。
ダイニングバーならEASEがある。
下町庶民派カレーのジャンカレーの支店もあるし、
お好み焼きなら問答無用で池田屋だ。
そこにとうとう、本場の味そのもののタイ料理屋ができてしまったのだ。
水没の危機が来ても引っ越ししたくなくなってきました。
というわけで、もうすっかり恒例となってしまった静岡オフ会、今年もやります!
詳しいことは末尾に開催要領(案)として出しますが、まだ参加費とかいろいろ決まってない部分があるのでご容赦。でももう一ヶ月後の10月14日(日)なので、募集開始します、なんてったって今回は50名限定なんで!
静岡県庁の農林水産関係の有志の皆さんと、静岡一円でスバラシイ食材を生産している方々がボランティアで我々を迎えてくださる静岡オフ会。本当にいつもいつもありがたいことです。
中心人物の岩澤さん、そしてハム師匠の関さんに感謝。
昨年は”フードバレー”と言われる富士宮にて、市長さんまでが出てきて大宴会をしたのでした。ちょっと追想してみましょう。

なんと前回は200人規模。現地集合で行ったのだけど、家族連れなど多数。
食材は非常にレアなものが集まった!
L(ランドレース)×Y(中ヨークシャー)×B(バークシャー)という面白い掛け合わせのルイビ豚などなど。




もちろん富士宮やきそばも熟練の職人さんが焼いてくださった!!




さて
こうして行われた前回の富士宮オフ会だが、いくつか反省点が残った。
まず、人数が多すぎた!
さすがに200人居ると、あまりに入り乱れすぎて落ち着いたお話しができない。よくあるイベントになってしまう。
それと、、、 東京から来てくれた料理人軍団、バードコート野島さん、バルバリ小池君、アルキメーデ重君達のフラストレーションが溜まる!
「やまけんさん、俺たちは料理できないんですか???」
と小池君が言うのだ。野島さんも親子丼を作る人をじーっと見つめて「あ、それじゃ火加減が、、、うーん」と声を出している。
というわけで!
今年のオフ会は、限定50名!
そして、今回は可能なかぎり東京組の料理人がいろいろ作ってくれます!
駿河シャモの親子丼(駿河シャモの肉を、駿河シャモの卵でとじる!)をバードコート野島さんが!
金華豚とデュロックを掛け合わせたジンフォアロックの肉とモツ肉を、東京バルバリの小池君が!
ジンフォアロックのレバーや各種野菜を駆使して、アルキメーデの重シェフがあの絶品レバーペーストを!
そして地元産乳製品を使ってドルチェまで!
もちろん日本酒の燗づけは錦糸町井のなかの工藤君が!
井のなか料理長の佐久間さんは和のテイストでそれぞれの素材を使った料理を!
と、こんな感じなのでした。
関心ありますか?参加したいですか?
参加したい皆様は、下記の参加要領をご覧になり、下記メールに人数と自己アピールを書いて、下記にメール下さい。参加費等は実はまだ確定版ではないのですが、、、(申し訳ない)ブログ上にてまた告知します。先着順ではありませんのでご安心を。いまのところ〆切はまだ設定してません。後日また掲示します!
(参加要領は下記をクリック↓)
「やまけんの出張食い倒れ日記オフ会IN静岡」
<遠江の国・食の交流会>
<目 的>
ヤマケンのブログファンの方々に、静岡県浜松地域を食べつくしてもらう事を目的とします。
新浜松市誕生と故本田宗一郎生誕100年を記念して開催します。
今年のメインは静岡県が開発中の新銘柄豚「ジンフォアフジロック(仮称)」を、静岡の銘酒「国香」にて味わってもらいます。話題沸騰「はままつ餃子」も注目の的です。
<概 要>
日 時:2007年10月14日(日) 10時~15時
場 所:浜松市北区細江町中川1194-1 ミートレストランとんきい(内外)
主 催:(株)グッドテーブルズ(山本謙治)、豚屋とんきい(鈴木芳雄)
協 賛:国香酒造、駿河シャモ振興会、工房炭俵、ネクト、永田農業研究所、キューイフルーツカントリー、浜松高機能野菜作り研究会、丸大鉄工東海オリコミ、K-MIX ほか
募集人数:50名(ブログ募集のみ)、静岡はスタッフオンリー
参加費:8,000円前後(予定、交通費除く) 子供半額
お土産付き(静岡銘柄豚生ハム、本山熟成茶、その他)
持ち物:食器類(箸、食器、コップ等)はすべて持参とする。
エプロン、ビニール袋(手提げ)
※(重要)浜松駅からの交通手段を現在模索中です。もしかするとバスを仕立てるかもしれません。その場合はバス料金を付加させてください。お願いいたします。
内 容
(1部)とんきいのソーセージ・マヨネーズ作り体験
指導:鈴木(息子)・関マイスター 他
(2部)大昼食会 司会進行:山本謙治
食材紹介、シェフの料理説明
(3部)施設見学<とんきい農場・加工施設>
<主な食材候補>
ジンフォアフジロック、浜名湖そだち(ハム)、浜松餃子(とんきい)、駿河シャモ、日本酒(国香)、豆腐(どんどこあさば)、油揚げ(天竜)、キューイフルーツ、浜名湖の幸(ウナギ、のり)、牛乳、乳製品、永田野菜、地元野菜
<確認事項>
※食器類については、全て参加者持参!
※参加費用については増減の可能性ありです!

いったい、この作物はなんだろう?
みなさんが日常的に口にしている者であることは間違いない。ただし、そのままの形ではなく、いろいろと加工されて口に入っていることも多いだろう。家庭菜園ブームだから、もしかしたら飢えたことがある人もいるかも知れないが、それにしても一年目からを植えようと言う人は余りいないだろうと思われる。だから農業関係者以外でこれを識っているひとは、そうとうなマニアと言えるかも知れない。

冒頭の写真の実が採れた畑ではないけれども、これがその畑の風景だ。

実はかなり可憐な花が咲く作物なのだ。

淡い紫色、トランペットの口ひろがりのような形状で、虫がたくさん寄って来るところをみると、けっこう甘い香りをさせているんだろう。
これが成熟して実を結ぶと、こんな感じで全体的に黄ばんでくる。

関東ではまさに今、このような状態。莢の中には実がほぼ満タンに詰まり、収穫まであと一歩である。
実は、こんな感じ。

横から見ると、このように4つの房に分かれている。

、、、ということで、わからない人は外観写真をみてもずっとわからないと思うので、中身を割ってみる。
こんな感じで、実というか種子がぎっしりと詰まっている!

この形状と微細さでだいたいおわかりだろう、そう、健康にもよいということで、せんべいやクッキーや、色んな商品に使われているアレである。
そう、これが胡麻(ゴマ)なんである。
この写真はマクロレンズで思い切り寄って撮影しているのでスケール感を感じないかも知れないけど、あまりに小さい莢(さや)の中に、ゴマの種子が一直線にビッシリと並んでいるわけだ。さきほど横から観たときに4つの房に分かれていたが、その一つの房の両側に一列ずつ、ゴマが並んでいる。従って小さな一つの莢ではあるが、かなりの量のゴマが内在しているのだ。
ほんとうに小さい、それこそ親指の第一関節くらいの小ささの莢にこんなにビッシリとゴマが並んでいるのをみると、本当に植物のありがたさを感じてしまう。
僕も昔、自分の畑に少しだけ植えたことがあるが、完全に成熟するまで放っておくと莢が弾けて風などでゴマが飛び散ってしまう。だから早めに収穫して乾燥させ、ブルーシートの上でバンバン叩いて脱粒する。とうぜん、莢のカラとかホコリとかが混じってるから、それを取り除くのがむちゃくちゃ大変。栽培するのは簡単だけど、収穫してから食べるようにするための処理が異様に大変な作物なのである。
それを識っているから、ゴマ150gで200円程度で販売されているのをみると、「うそだろおい」と思ってしまう。自分で作ってみたら、とてもじゃないがそんな価格では申し訳なくて買えない。無論、安いゴマはほとんどが海外産のものだが、、、
仕事柄、全国の農村の直売所を訪れるが、あれば必ず買うのがゴマだ。ゴマはおそらく、輸入物と味が全然違うランキングを作ると、かなり上位に入ること間違いない。風味の濃さが違うのだ。
このゴマを栽培したのは、神奈川県の農業を志すNPO団体の方々だ。まだ成熟途上のそのゴマを、何もせずにそのまま口に放り込み、一粒一粒を歯で噛んでみる。50%以上が油分(ゴマ油だ)であるその粒を奥歯ですり潰すと、プンと香りが立つけれども、それは実に生っぽさが残るフレッシュな風味だ。炒らなくても十分にイケル。この貴重なゴマを分けていただき、ありがとうございました。
ちなみにゴマの花と畑の写真は、岩手県二戸市の雑穀の神様とよばれる人の畑だ。この人についてはいずれ書こうと思っている。

アスキー365とのコラボレーションで実施した、二戸の短角牛一頭丸買い企画だが、、、
なんと販売開始日当日中に、ステーキセット9800円が完売!
そしてその3日後、焼肉セット6800円も完売、、、
1頭では足りなかったか!
という感じである。買えた方はぜひ、焼肉食べる日9/29(くうにく)をお待ちいただきたい。
食い倒れ日記 アスキー出張所では、今回の短角セットの「作り手」達について書いているので、ご覧いただければ幸いだ。
熊本のキエツさんから馬刺しが届いた!

キエツさんは、週アス「旅三昧」の熊本編で水先案内を務めてくれたナイスガイだ。
来週上京して井のなかで呑むことになっているので、その先触れとして届いたものと思われる。
馬肉は旨い。
先日も、その熊本出張中に買って冷凍しておいた馬のすじ肉を煮込んでカレーにして食べた。
馬は丁寧に飼われているせいか、肉質に嫌みが無くて美味しいことが多い。脂の融点も比較的低く、ベタッというイヤな舌触りがないのもいい。
それにしても送っていただいた馬刺しは極上。取材で行った馬刺しの、全く有名ではない名店での一夜が思い出される。キエツさん、ごちそうさまでした。来週待ってまっせ。
ところで今朝の日本農業新聞で面白い記事を読んだ。
鳥取県内の和牛のランキングを決める鳥取全共で、これまでの肉の審査基準であるサシの入りと歩留まりだけではなく、オレイン酸の含有率を指標に加えることになったそうだ。オレイン酸は旨みに大きく関与する因子であり、つまり牛肉の審査に「旨み」を加えるという判断を鳥取はしたということである。
「え? 旨みってこれまでは基準になかったの?」
という人が多いだろうが、無かったのだ、、、
今回の試みはあくまで鳥取全共独自のものらしく、すぐに全国に広まることはないだろう。
なんといってもガス・クロマトグラフィーによる試験が必要なので、費用もかかるし時間もかかる。でも、肉本来の旨さが指標化されることは重要なことだと思う。
サシ=脂のノリと柔らかさ
歩留まり=販売用の肉がどれだけとれるか、という経済性
という二面の評価が中心だったこれまでの和牛の審査基準に、もっと前進がみられることを望みたい。
消費ニーズはその2つ以外のところにも沢山あると思われるからだ。
ふい~ 二戸から新幹線で帰京中。もうすぐ上野です。
さてさて
週刊アスキーの読者さんならもう今週号の誌面でご存じだと思うが、すごい企画が始まった。タイトルを観てお分かりの通り、僕が大好きな岩手県の短角牛の焼肉セットを販売するのだ!
同誌に僕が連載している「旅三昧」は、ある地方を食い倒れ旅行して、その模様を1ヶ月にわたってレポしていくもの。かなりの強行軍で取材しなければならなくて、一泊二日で10店舗廻るとかそんなのがザラで、いつもかなり楽しくも大変な連載だ。
で、その行く先々で思うのが、「こんなに旨いもんがあるんだから、アスキー誌面で販売すりゃいいのに」ということだ。そう、週アスには「アスキー365」という通販ページがあり、いつも技ありデジタル小物や、時には大物、そして最近では特別限定日本酒などまで販売しているのである。だったら、旅三昧の行く先で出会う様々なものを販売したらいいんじゃないかねぇ、とはこれまでも思っていたのだ。
そうしたら、アスキー365の担当部長さんである望月さんもそう思っていたらしい!
「何かアスキー365で売って意味のありそうな、面白いものありませんかね?」
来た来た来た!
ということで、やることにしたのだ。僕がいまぞっこんに惚れている岩手県二戸市の短角牛を一頭丸買いし、その精肉の全部位を焼肉セットにして販売するという企画を、、、これはきちんとコーディネートをお仕事として受けたので、二戸~東京を宿泊つきで数回できる程度の謝礼もいただくことができるそうだ。正直言って、僕としてもありがたい企画だ。
この辺の詳しいいきさつも含めて、アスキー誌と連動したブログサイトに、「やまけんの出張食い倒れ日記in旅三昧」というサイトを立ち上げることにした。ご存じの通り、僕が外部と連携して書くブログはあまりないんだけど、今回これを立ち上げたのには、実は意味がある。
「旅三昧」の取材旅行で撮影した写真群はいままでも「速報版」としてこのブログにアップしてきた。
でも、「速報版は出たけど、詳細版はいつになったらアップされるのかなぁ、、、」と思っていた人も多いのではないか。そう、速報版は数枚の画像のみをアップし、あとは連載を読んでね、という感じでの告知に押さえてきたのがいままでなのだ。
それはまあ当たり前と言えば当たり前のことで、アスキー誌面用に取材したエピソードを、連載が始まる前に詳細にブログに書くことは道義上許されるものではない。だから自主規制として、あまり書かないようにしてきたのだ(もちろん我慢できず書いた記事もあるけどね)。
けど、残念なことに「旅三昧」の紙幅はとても小さく、とてもじゃないが僕がブログできままに書いているような字数は掲載不可能。ストレス溜まりまくりだったのである。
そしたら、望月さんが言うのだ。
「あー やまけんさん、そしたらウチのサイトで書いてくれればいいんじゃないですか? ぱぱっとサイト創りますよ。その代わり短角の宣伝もお願いします!」
ということで、連載との連動ブログとしてサイトが立ち上がった次第だ。ブログエンジンはMovableType、画像のアップロード環境も整えて貰った。

http://blogmag.ascii.jp/yamaken/
これで「旅三昧」で出会った食べものエピソードを、ガンガンと誰にも遠慮無く書くことができる!
ということで、旅三昧ネタはこれからはこちらで書いていきます。無論、本サイト上に要約とリンクを貼るので、ブックマークの必要はありません。
とりあえず
今回の短角牛の山分け企画は絶対にお得!
アスキー365としても初めての試みなので、ぜったいに成功させたい。だから、かなりもうけを少なくして安い価格帯に設定されているのだ。いわて短角和牛の冷凍ではない生の肉で、焼肉セット1Kgが6800円、特上サーロイン&ヒレの1Kgセットが9800円は、地元の人もビックリするぐらいにリーズナブルなのだ。

マジで昨日、二戸市浄法寺の杉澤ちゃんと話しをしてたら「その価格なら俺、買っちゃおうかな。ステーキセットはすごいお得だと思いますよ」と言われたくらいだ。
しかし、ここで告知しておかねばならないだろう。実は販売サイトがオープンした昨日一日で、ステーキセットは完売してしまった。さらにリーズナブルな焼肉セットはすでに1/3の申し込みが入ったという。おそらくそこから15時間以上経っているから、半数は売れていると思う。もう一頭追加するか?
ということで、本ブログのアスキー出張所にて、この短角牛買い付けに至るドタバタ劇を克明にリポートしていきたい。おそらくその家庭で、牛一頭を丸買いすることがどんなにリスキーなことかがわかってもらえることと思う。
本当に縁とは不思議なものだ、、、

山本まりこというフォトグラファーが居る。今月、下記のごとき個展を開いているので、関心のある方は観に行ってあげてください。
「ちびもも の はるとなつ」
2007.8.27(月)~9.8(土)
会場:神保町「ギャラリー福果」
http://www18.ocn.ne.jp/~fukka/index.html
12:00~19:00
日曜定休

このまりこちゃん、実は、埼玉県にある僕の実家の裏手に住んでいた人なのである。4歳くらい年下で、小学校の時は同じ班で学校に通っていた! とはいえ中学校あたりから近所の子達とはあまり付き合いもなくなり、大学からは一人暮らしをしていたので、まったく接点がなくなって20年くらい経つ。その間に山本まりこ氏は一念発起しフォトグラファーになったのである。
食べることと料理が好きな彼女は、なんかのきっかけて「やまけんの出張食い倒れ日記」を読み始め、けっこうな頻度で読んでくれていたらしい。しかし「やまけん」と、「裏のけんじ君」とは、全く結合しなかったそうだ。そんなある日、実家に帰ってお母さんや妹と話しをしていて、「裏のけんじ君」が「やまけん」であることを知ったらしい。その時は声が出ないほどビックリしたそうだ。で、僕にメールをくれ、久しぶりに顔を合わせたのである。いやー 本当に笑える。
まりこちゃんはカメラマンとして色んな仕事をしているらしいのだけど、見せて貰った中で、鹿児島や大分の旅ガイド小冊子などを、写真だけではなく文章まで含めて全制作してしまう手腕はスバラシイものだった!
そんなまりこちゃんの今回の個展は、彼女が得意とする(と僕が思っている)子供が主役の写真たちだ。
関心ある人は観てあげてください。
先日の個展開催記念パーティーの模様。


並んだ料理はすべて彼女の手作り。
これがお世辞抜きで旨い! 手羽元のカレー、今度もっと食わせてくれ~

それにしてもこの個展の会場からしてスバラシイ。神保町の、純日本風ナポリタンの名店「さぼうる」の2Fである。さぼうるでナポを食べ、個展を楽しんだ後は古本を漁り、エチオピアの野菜カレーを食べて満足。そんなコースが最高な感じである。
まりこちゃん、立派になっちゃってスゴイよ。個展開催、おめでとうございました!
こちらでは蕎麦の花が満開です。
実は岩手県は蕎麦が非常に旨い地方なんだけど、あまりそれが有名じゃないよなぁ。
二戸駅前の「きんじ」にて。
地元産在来種の蕎麦は実にいい舌触り。それが600円で食べられます。
「こっちじゃこの値段でもちょっと高いくらいかな」
というが、東京でこのレベルはちと難しいのではないかと思う味。
水曜日夜に帰ります。山の中なのであまり連絡つきません。

うちの事務所は日本橋にあるのだけど、独立当初は八重洲にあるレンタルオフィスにて一人で仕事をしていた。自分の席はないけれど、空いている席を使うことができ、電話の受け答え等の秘書代行もしてくれるいいサービスだ。起業したての人にはありがたいサービスだった。
で、昼飯スポット探索となるわけだけど、この周辺には色んな店はあれども、リーズナブルで旨いという店はけっこう限られていた。個人的に好みだったのが、ちょうど事務所裏手にあった「シンガポール・シーフード・エンポーリアム」という、激烈に小さくて、綺麗じゃないのに、出てくる料理はマジで現地的旨さを発揮しまくりといういい店。ここの辛チャオクイッティオ大盛りとかナシゴレン大盛りは、ホントにヤバ目に大盛りになってくるのだ。12時を過ぎるとシンガポールやマレーシアやタイなどあの辺の国々の料理が好きなOLで満杯になってしまう魅力的な店だった。

しかーし!
久しぶりにこの界隈にて飯を食おうと歩いていたら、この店が移転するそうな!
ひゃー かなりの打撃である。やっぱり街は動いて居るんだなぁ。
けど、この店がなくなったら本気でヤバイという店が、その斜め前にある「浮舟」だ。

住所:中央区日本橋3-4-13
TEL:03-3271-9042
この店では昼飯しか食ったことがないけど、どんなに腹が減っていてもここのハンバーグ定食(700円)大盛り(+100円)を食えば絶対に大丈夫。何せ飯がこんな盛りなのだ。

ドンブリ山盛りクラスのド迫力白飯。
そして、どう見ても店で手ごねしてくれたとしか考えられないハンバーグが、実に飯を食い進ませてくれるのだ!

いつもても佳いプレゼンテーション。ハンバーグの大きさも700円とは思えないほどに充実したでかさだ。

このハンバーグの表面はカリカリ系仕上げではなく、ふんわり焼き上げてソースと一緒に煮た感じ。
肉壁をフコッと崩すと、プンとした豚肉特有の親しみやすい香りと、「うおっ」と思うほどに大きめのざく切りにしたタマネギが崩れだしてくる。

ハンバーガーのパティにするなら、ビーフ100%でタマネギ抜き、塩だけで軽く練って焼くだけが好きだけど、白飯に合うハンバーグはやっぱこれでしょう。豚肉ベースでタマネギタップリ。そしてケチャップベースのソースでホロリと煮込んだのが最高である。書いててまた食いたくなってきた、、、
しかし、飯大盛りにすると、最後まで白飯をくいつくすことがちょっと困難であるのも事実。かといって普通盛りだと飯量に対して肉がトゥーマッチで、「ああこのおかずで飯がもっと食えたのにもったいない感」がわき上がってくる。なかなかに悩ましい分量なのだ。この辺、国立市・一橋大学周辺文化が産み出した名品である「スタ丼」の大盛りと同じような感覚である(笑)
だったら「大盛りだけど若干ご飯少なめ」という注文をすればいいのかも知れないけど、俺の、何の価値もないプライドがそれを許さない。かくしてハンバーグのソースに醤油を垂らして塩分濃度を濃くし、少しでも白飯消費のための推進力を確保するのであった。

昨晩書いた木次乳業のプリンのエントリで、創業者の佐藤忠吉さんが「うちの牛乳は美味しすぎない」というようなことを書いていた、という部分、誤解を招いたらいけないなと思って、佐藤さんの話しを森まゆみさんが聞き書きされた本を調べた。
| 自主独立農民という仕事―佐藤忠吉と「木次乳業」をめぐる人々 | |
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(以下、引用)「農村は都市の植民地じゃありゃせんけん。生産するものが不健康で何がまともなものが作れるかいな、と気迫があった。消費者の奴隷にはならない。こびる必要もない。こびると必ずごまかしが入ってくる。ですから、『パスチャライズ牛乳は大量生産できません』『日本で一番うすくて美味しくない感じの牛乳です』と名乗りました」
(引用 終)
ふふふ、佐藤さんはもっと過激なことを書いていたんだなぁ!と思わず微笑んでしまった。
昨年度に木次乳業を訪れた時のことは今でも鮮明に思い出すことができる。


山あいの地にヒョッと出てきた工場で出会った佐藤貞之社長(佐藤忠吉さんの息子さんということだ)は、本当にひょうひょうとした感じの、力の抜けた方だった。難しい話しは一切抜き。

「時間もないみたいだし、牛を観に行こうか!」
と、自らの車で、山に登っていくワインディングロードをぐわんぐわんとばかっぱやく登っていく。

「山地酪農の地」と誇らしげに書かれた看板。しかしその牛舎には一匹も牛がいない。

「そりゃそうだ、今の時間はまだ牛は山にいるから」
ということで、山をとことこと登っていく。

大きなカーブを2回、まわったけれども牛は居ない。
うーん、いったいどこにいるんだろう、、、と思ってカーブを曲がりきったところに、彼らはいきなり居た。

うわっと僕ものけぞったけど、その時彼らの表情からも「なんだなんだ」「だれだだれた」「知らない顔だぞ」「興味津々」というような感情のようなものが見えた!
それにしてもブラウンスイス種は美しい。

長く牛舎用に改良されてきたホルスタインは、骨格や肉付きが運動に向いていない。山地に放牧されると、乳房が地面にすりつけられ、乳房炎になってしまって乳の質が落ちてしまったり、環境になじめずに病気になったりしてしまうそうだ。(ただし、先日高知県で山地酪農を見学したときは、3代くらいかけてホルスタインを山地向けに改良していた、そういうところもあるということだ。)
で、佐藤さんが出会ったのがブラウンスイス種。腰高なので乳房を引きずらないし、骨格も運動向きなのだ。しかし乳量はホルスタインほどは出ないし、あっさりした乳質になりやすい。そうした牛の質と乳質によって、山地酪農牛乳の殺菌法と味がデザインされていったのだ。

「この子達は牛舎に戻りたがっとるんですな。いま、扉を開けますけん。どどっと出てくるから、向こうの方に歩いとってください」
と佐藤さんがいうので最初のカーブで待つ。そうすると、山あいの小路を行進する、なんとも可愛らしい一段が見えてきた。


おおっこっちに来たぞ。あれ、とことこなんてカワイイ歩き方じゃないぞ、さすがに大型家畜。デカイ!どすどすと歩いてくる。

「ん? あの人誰?誰?興味津々!」とばかりにこっちに殺到!うわーーーーーーーーー


あまりに近接遭遇なのでちょっと丘の上に避難。とにかくすごい迫力なんである。
面白かったのは、同行の女性編集者I女史にまとわりついていたこと。彼女は困り切っていたが、牛が鼻をおしつけてくるのだ。きっと香水の香りに関心を示したんだろう。「やっぱ女の子が好きなのかなぁ」と思ったが、乳を出す牛はすべてメス牛である。謎。

放牧が終わってから、牛舎でも健全な餌を食い込ませているようだ。


「さて昼