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2005年07月29日

オイラ疲れました

ただいま帰還。

鹿角から、前にも訪ねた養豚経営の最先端事例に大刺激を受けつつ、盛岡に出て冷麺をすすって新幹線で帰ってきました。

書きたいことは山ほどあるんですが、頭の奥の鈍痛がとりされず、、、今週末もほぼゆっくりできない状態なので、写真付き更新はしばらくお待ちを。あー 貯まりまくってますよ、エントリが。

昨日の日刊ゲンダイには予想外に大きく就農塾の記事が掲載されていましたね。Oneさん読んでくれてありがとう。

それと僕のコメント、メールに最近ご連絡いただいた皆さんどうもありがとうございます。なかなかレスできずごめんなさい。不本意ながらコミュニケーション力の限界を感じつつあります。

明日はゆっくりしたいがそうもいかない。
朝からアメ横のスパイス屋さん「大津屋商店」にて、カレースパイスの取材&調理。季刊誌「ハーブスタイル」に連載している「スパイスボーイズ」(←笑)のネタです。

その後、3時くらいを目処にごった返しているであろう 新宿伊勢丹に、琉球料理の山本彩香さんのブースを覗きに行くのであります。皆さん 豆腐ように対する目が変わりますよ!超絶品だから、、、

その後、某所で漬け物「べにふじ」の石川さんと密談。ていうか、このエントリにある漬け物をマジで製造するぞ会議です。皆さん、食べたいと思いませんか?

日曜日は僕が母校でやってた「八百藤」の納会で、農業の師匠にご挨拶です。
んー 頭痛いの直るんだろうか、、、

Posted by yamaken at 17:59 | Comments (5) | TrackBack

2005年07月28日

ただいま講演終了

講演終わりました。
秋田に移動する時間が余裕あるのでインターネット喫茶にて接続環境を得ました。
地方都市で重宝するのがインターネット喫茶ですね。本当にありがたい限りです。

昨晩は頭と喉が痛かったけど、津軽三味線を聴かせてくれるお店に連れて行っていただいて、久しぶりに津軽民謡を堪能しました。津軽はいい人が多いなぁ、誰と話してもいい感じです。

で、いい加減に書かなきゃいけないことが山積、貯まりまくっているのですが、富良野の唯我独尊編は書かねばならない内容なんで、もうちっとお待ち下さいませ。

Posted by yamaken at 14:13 | Comments (3) | TrackBack

青森にて

今、青森にいます。
連戦が続いたせいか体調を崩しました、、、熱が出て喉が腫れてきています。本日も講演なんだけどね、、、
しかも電波状態悪く繋がる時が少ない。
更新、お待ち下さい。
本日夜は秋田に回ります。

Posted by yamaken at 08:40 | Comments (3) | TrackBack

2005年07月26日

本日は滋賀県

大津に来ています。
台風はまだゆっくり移動しているようで小康状態ですが、帰京予定の19時あたりどんなことになるのか戦々恐々。

そして明日の夜は青森出張、、、うーむ 台風と共に北に向かうルートだ、、、
どうなるのであろうか余談を許さない状況だが、本日しっかりと、日本を代表する発酵食品であるフナ寿司を堪能してきます。農家さんが家で作ってるのを所望しました。

Posted by yamaken at 12:54 | Comments (4) | TrackBack

2005年07月25日

もう一つのインデアン伝説 帯広インデアンカレーはやはりオリジナルで旨いのであった。

昨晩タップリ肉を食いすぎたせいか、朝になっても目が覚めない。眠い、、、シャワーを浴び、昨日の話を反芻する。JA幕別町との今年の取り組みは面白いことになりそうだ。今までよりググッと深い付き合いになり、同JAの誇る絶品農産物を世に問うお手伝いができそうだ。ムズムズしてきた。このブログでも連動企画としてやっていきたいのでぜひ御支援いただきたいと思う。

さて帯広と言えばインデアンカレーである。

「なに?インデアンカレーって、大阪でしょ?」

と言われるかも知れないが、なんと帯広に、大阪のインデアンカレーとは全く違うカレーチェーン「インデアンカレー」が存在している。しかも、「全く違う」とはいうものの、どうやらこちらのインデアンは、大阪のインデアンをリスペクトするあまりにできた店であるということだ。その辺のくだりは、僕がこの帯広インデアンに初めて行った時の驚きの記録をご覧いただきたい。

■2003年12月08日 なんと帯広にもインデアンカレーを発見
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000129.html

さて
この帯広インデアンのカレーも実に旨い。十勝生まれで十勝育ちの岡坂さんやノムラさんにとっては「カレーの味と言えばインデアン」ということだ。そのインデアンだが、実は源流となるのは「ふじもり」というレストランというか食堂なのだそうだ。

「もともとはふじもりっていう店があって、そこの社長がカレー好きなもんで新しく創ったチェーンがインデアンなんだよなぁ」

ということなのである。よし、それじゃあ今回はその源流であるふじもりのカレーを食べてみようではないかと思ったのである。

帯広駅前からすぐの場所にあるふじもりは、真っ先に豚丼のノボリが目に付く、割と立派なこしらえの店構えだった。そういえば豚丼は今回一度も食べていないな、珍しい、、、と思いながら入店。内装は立派なものである。10時過ぎでまだ昼には時間があるため、店内には複数のおばちゃん連れが点在しているのみの平和な空間である。

ビシッとしたウェイター服のおっちゃんが来た時に「ここってインデアンカレーの元祖なんですよね?」と訊くと、ニッコリ笑って「左様でございます」と返してくれた。

メニューにはビーフカレーとカツカレーなどあるが、帯広内に点在するインデアンカレー各店とは違い、シーフードカレーや野菜などのバリエーションはない。インデアン各店では、インデアンルー、ベーシックルー、野菜ルーという3種のルーを使い分けた細分化されたメニューが楽しめるのだが、さすがは本流、さすがはレストラン。本道で攻めるという意志が見えるのであった。

さてビーフカレーを頼むと、今度はウェイトレスがお冷やを持ってくる、、、ここで驚愕の一品が!そう言えば昨日の晩、岡坂さんに言われていたのだ、、、

「え、ヤマちゃんふじもりに行くの? クックック、、、びっくりするよぉ、まずお冷やと一緒に緑色の液体が出てくるから、、、」

おおおっ!
メロンソーダがコップ一杯運ばれてきた!
なんたるサービス精神であろうか。

思えばメロンソーダというこの緑色の液体は、全くもってメロン由来のものが入っていなさそうにもかかわらず、ホンモノのメロン以上にメロン的魅力を湛えている。僕は今でも喫茶店にいくとたまにクリームソーダを頼んでしまうくらいである。それがお冷やと同じ扱いで出てくるとは、、、恐るべしふじもりである。

郷愁に満ちたメロンソーダを飲みながらしばし待っていると、ステンレス皿に盛られた、みるからにネットリ感の強そうなカレーが運ばれてきた!これが元祖(帯広))インデアンカレーである!

これは単なる好みの問題だろうけど、カレーを盛る皿は真円のものよりも楕円の方が美味しそうに見えるのは、気のせいだろうか。さてこのネットリ感の強いルーにはホロホロに繊維に沿って煮くずれたビーフ片が多く入っている。帯広インデアン各店舗では辛さ指定ができるのだが、今回は普通の味が知りたかったので会えて何もせず(通常僕は「辛口」を頼む)。

一口運ぶと、なんともまったりした、インパクトの強さではなく、まろやかさを感じる味である。これが本店のインデアンルーか。カレーブームの中で、辛さやスパイス香を極限に突出させたものが多く観られるが、そうしたカレーと違って静かにまっすぐの道を歩いているという感じの、美味しいカレーだ。

先日、週間アスキーの連載で取材した帝国ホテルのダイニング「ユーレカ」のビーフカレーにも煮たような感想を抱いたが(味は全く違いますよ、念のため)強い個性はないものの、一度食べたら忘れられない深みのある味である。野菜を多用し、調理しあがったルーを相当時間寝かせて出る味のように感じた。

いやしかしこのようなまろやかカレーを食べると、下はもっと刺激を、アタックの強さを求めてしまう。なんだか食欲増進されちゃうのである。このふじもりで豚丼を食べてみるか、それとも僕が愛用している、駅の反対側にあるスーパー長崎屋の店内にあるインデアンカレーに行って、シーフードカレーを食べるかしばし迷う。こうした時、僕は迷う時間に妥協をしない。この時も5分くらいじっと空になったカレー皿を眺めながら黙考し、「やっぱシーフードカレーを食おう!」と決意するに至った!

非常に丁寧な対応を受けながら勘定をしてふじもりを出る。地方の銘レストランという感じの、非常に好印象を受ける店であった。そのまま帯広駅内を突っ切り、反対側に出ると長崎屋がドドンと建っている。エスカレータで2Fに上がり、生鮮食品売り場を抜けてフードコートへ。懐かしのインデアンのスタンドが見えてくる。

この店にはちょっとだけ馴染みの眼鏡君がいつもいるのだが、ここ数回訪れている時には会っていない。今回厨房には女性陣ばかりであった。女子中学生や家族連れ、おっちゃんなどが食べている中、レジで「シーフードカレー、いやカツもつけます」とオーダー。そう、シーフードカツカレーは、この店で一番値の張るメニューなのである。JA幕別町農産部の凄腕課長、相澤さんが「俺は一番高いのが好きなんだよ」ということで編み出した高級メニュー(笑)である。

ご覧の通りメニューには色々あるのだが、インデアンルー、ベーシックルー、野菜ルーを使い分けしている。これにプラスして、辛さのチョイスが可能だ。

だから地元の人は、自分の好きなルーが使われているカレーをチョイスするのが通例だ。東京で、大衆店でこんなに複雑なオーダーができる店もそう無いだろう。

さてレジでお金を支払いカウンターに座る。もうすでに顔見知りの女性が手際よくカレーを作り出す。この店は、できあがっているカレーを温め直すだけではなく、仕上げ行程をきちんと入れるのが好ましい。特にカツについては、トンカツ屋と張るのではと思わんばかりの立派な、そして美味しいカツを揚げてくれる。

やはり十勝の地域性ゆえだろうか、トンカツは豚肉の質が圧倒的に良いいためか、実に素晴らしいのである。あがったカツをサクサクサクと6分割程度の短冊に切った後、一口で食べられるよう、横に包丁を入れて12分割にする。この大きさが本当に食べやすいのだ。そうしてカツを載せたご飯の上にシーフードルーをタップリとかける。カツは見えなくなりこのようなプレゼンテーションになるのだ!

みてお分かりだろうか、シーフードルーには、関東では観られないほどにタップリの魚介が詰まっているのだ!

観よ、この海老!

観よ、このプクンプクンしたアサリ!

この他ホタテ、イカなども入って、まさしくシーフードである。
そして香ばしくあがったカツがまた旨い!僕はカツカレーには、カレーがかかっていても別にソースをかけて食うのが通例だが、ここのカツカレーにはそれは必要ない。ソースがあまりに濃厚なので、厚みのあるカツもそのルーで食べられてしまうのである!

いやぁ こいつはマジで旨い!
シーフードカレーはベーシックルーという、タマネギの旨味をプラスしたルーである。まろやかでおとなしめのインデアンルーよりも旨味が濃いような気がする。ちなみに辛さは「辛口」にした。程よい辛さで、食べ終わる頃に額にうっすらと汗が滲んでくるくらいのスパイシーさである。

魚介の旨味をたっぷり吸ってネットリ加減を増したルーが硬めのご飯に絡みつき、カツの豚肉の上品な脂と淡泊さが合わさるとコクをさらに増す。間違いなく超絶品カレーである。サッポロを中心にスープカレーが流行っているが、それよりなによりまずは帯広インデアンカレーを味わうべきであろう(←私見)。

大満足して席を立つ。
しかしながらいつ観ても、この帯広インデアンのロゴマークは、大阪インデアンマークとそっくりである。どうひいき目に考えても意匠侵害の恐れがあるのではないかと不安になる。この先問題にならないことを祈るばかりである。なんといっても帯広インデアンは十勝のスタンダードカレーなのだから。

しかし朝10時からカレーを食べて、そしてシーフードカツカレーを食べて、これから僕は富良野に向かうのである。富良野といえば、、、そう!カレーで有名な唯我独尊である! つまり僕は夜もカレーを食べるのである、、、

Posted by yamaken at 15:44 | Comments (9) | TrackBack

2005年07月23日

うおっ 気付かない内に3年目突入してた!

そろそろだったかなぁと思って一番最初のエントリをみてビックリ、いつの間にかこの食い倒れ日記も3年目に突入してました。ていうか、7月8日ですね、公式な初エントリは。

■2003年7月のエントリ
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2003_07.html

最初は画像の使い方を知らなかったんですねぇ、、、
この頃使っていたデジカメは、カシオのExclim。当時としては画期的な薄型デジカメで、発売翌日に買いました。かなり使い込みましたが、残念ながら40cm以上の近接撮影ができなくて、料理の写真を撮りにくくて困ったものです。

しかし最初のころのエントリを見直してビックリ。この翌月には怒濤の帯広編が始まったんですね!ちょうど2年前も同じ頃に北海道に渡っていたわけですよ。いやなるほど、そうだったか。

あの頃から随分と自分を巡る環境も変わりましたね。会社を辞めて独立し、食い倒れの本も出て、プライベートも充実しと、境遇が大きく変わりました。しかし食い倒れ日記を書く心根は全く変わりませんねー。

ということで遅まきながら2周年でした。

さて今週は大変です。日曜日に福岡。火曜日は滋賀。水・木曜日は青森、金曜日に秋田に回って帰京します。

さて、食いまくらないとな!

Posted by yamaken at 23:46 | Comments (8) | TrackBack

2005年07月22日

金ちゃんの店 吟寿司再訪 牛トロ寿司の新天地に驚愕&旨い! そして牛トロの秘密が明かされた、、、(その2

(その1から続く)

さてこの金ちゃんの吟寿司を吟寿司たらしめているのは、何と言っても牛トロ寿司と牛トロ巻きである!

霜降り牛肉をネタに握る寿司は全国色んなところで目にする。けれども基本的に美味しいと思ったことはない。魚とは脂の融点が違うので、口の中でベッタリと蝋(ろう)が残ってしまうような感じがして、美味しいと思えないのだ。霜降り肉を使うより、タルタルステーキに使うような赤身肉でやった方がいいのではないか、と思っていた。

そう思いながら、この店に初めて来た時には、半信半疑で牛トロ寿司を食べた。そして、すべての先入観が消し飛んだのである。

金ちゃんが、ネタケースの裏のクーラーボックスを開け、丁寧に一枚ずつしゃぶしゃぶ肉のようにラッピングされた牛トロの薄切りを取り出す。どうやら超低温で瞬間凍結させているようだ。なるほど牛肉はマグロ以上に大型だから、一頭の個体からかなりの肉が出る。その中で品質がよいものを目利きして買い込んで冷凍しておくのだろう。

しばらく置いて凍結を解いた後にラッピングを外し、握り大に切り分ける。そしてシャリをとり、キュッと握ったところへ、素早く秘伝のミソを塗り、その上に牛トロを載せて握るのだ。

そうして出てきた牛トロ寿司の威容が、冒頭の画像にある魅惑的に美しいまだらピンクの画像である!

「醤油つけないでそのまま食べてね!」

といわれるがまま、一口に食べて驚愕すること間違いないのである!
まず、口の中の温度で牛トロの脂がしっとりと溶け出すのだ。それも、蝋のような脂ではない、トロリと濃い風味を持ちながらサッパリとした脂が、だ。そこに、秘伝のミソの味が絡んでくる。このミソが何とも言えない風味で、肉の旨さとシャリを媒介するのだ。

牛トロ寿司を食べてビックリしていると、たたみ込むように次のネタが出てくる。牛トロ巻きである。

牛トロを細い短冊に切ったものを軍艦の上に載せたものだ。このように切り方が変わり軍艦になるだけで、味の表情は大きく変わる!淡く消えていった牛トロ巻きより、海苔の風味が加わり、牛肉の切り込みのせいもあって立体的な口当たりになる。

ちなみに牛トロの短冊の下には、秘密のミソが塗られている。じっくりこのミソを観察していると、金ちゃんが

「はいよ、舐めてみる?」

とミソだけ指先にチョンと塗ってくれた!

ふうむ、いったいこれはどういうものなんだろう?鼻を近づけると、なんだかとても身近に使っているスパイスのような香りがする。そして舐めてみると、ベースはどう考えても味噌である。麦味噌系の、甘めの味噌がベースになっているようだ。しかしそこに洋風のスパイスや胡椒が練り込まれているのに加え、決定的に味を決めている要素があるようだ。それが何かは、全く見当が付かない。とにかくこの味噌と牛トロが合わさることで、激烈なマッチングになっているのである。

さて、実は僕はここの太巻きを食べたことがなかったのだが、先日僕の友人の野崎が、北海道でチーズの大会の審査員を務めた帰りにこの店に寄ったらしい。そしてその時電話をかけてきて「お前も食ったことがない太巻きを食ったぞ。旨かった」とのたまうのだ。むー何てヤツだ。俺も食ったことがないものを食べるなよ!と思いながら今回は忘れずにそれを頼むのである。

金ちゃんがギシッギシッと巻き簀を締めていく。観ていると、何だか豪勢な具ばかりが巻き込まれていくぞ、、、

「はいっお待ち!これも醤油つけないでそのまま食べてね!」

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
これはベリーゴージャスリッチな太巻きじゃないかぁ!

海老、イカ、マグロ、とびっこ、そしてウニを牛トロが巻き、あの秘伝味噌が二筋アクセントに加えられている。ゴージャスな具がはみ出んばかりのこの太巻きにかぶりつくと、これはマジでヤバイ味である。激旨なのだ!牛トロは実は全てをまったりと包み込んで旨味を増すための介在役で、海老・マグロ・イカの旨さを強く引き出している。そしてウニと秘伝味噌が絶妙のコンビネーションでそれらの具に味を付け、世界を拡げているのである。

旨い!


「ヤマちゃん、まだだよ、これから出てくる牛トロの細巻きが旨いんだよ!」

と岡坂さんが言う。家に土産に持って帰る定番がこの牛トロ巻きなんだそうだ。


この牛トロ巻きには、ネギの細切りが仕込まれている。

「あれっいつもより肉が太いぞ!ヤマケンサービスされてるな!」

というその牛トロ巻き、これもまた絶品なバランスだった。

驚いたことに、牛トロ寿司に牛トロ軍艦巻き、太巻きと細巻きの全ての味がまったく違い、飽きることがない!これは本当に素晴らしい創作寿司だと思う。

しかし本当にこの牛肉が謎だ。一頭の牛からそのまま採ったものなのだろうか、どれくらい熟成させたものなのか、、、等々、頭を色んな推理がよぎる。

「あのね、うちの牛はもう買い入れる農家さんが決まってるんだよ!ほら、この記事を読めばなんでとろけるのかもわかると思うよ」

と言って、金ちゃんがある雑誌の特集記事を読ませてくれた。

なーるほどー
不飽和性脂肪が多量に含まれるような和牛生産をしている農家が、道内にいるのだそうだ。マジックだな、本当に。

しかし、そういった食材を発掘し、それにベストマッチな味噌を創り上げ、独自の路線を確率した金ちゃんは本当にエライ!普通の寿司を握らせても旨いのだけど、ここにきたらやっぱり牛トロ寿司を食わずに帰ってはならないと思う。

「いや、旨かったッス!」

「よかったよ!やまけんちゃんまたおいでよ!」

金ちゃんと、息子さんのケンちゃんと別れを交わす。またすぐこよう。冬はここでタチ(真鱈の白子)の握りを食うのが楽しみなのだ。

さすがに焼き肉と寿司を食って限界。皆さんと別れ、ホテルパコの自室に戻り、ベッドに崩れ落ちたところから、記憶がない。

Posted by yamaken at 01:07 | Comments (13) | TrackBack

2005年07月21日

のわっ! 新宿伊勢丹に、琉球料理の山本彩香さんがいらっしゃる!

この夏は沖縄には行けなさそうだなぁと残念がっていたらスゴイ情報が!

僕が再三涙を流していただいている、琉球料理の山本彩香さんが、伊勢丹の物産展にいらっしゃるという!

■新宿伊勢丹 沖縄フェアのWeb
http://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/store/shinjyuku/event/
okinawa/index.jsp

彩香さんについては僕の過去ログをごらんいただければ、その素晴らしい伝統的琉球料理の伝承者であることがわかると思う。

■琉球料理逍遙~未来に繋がる郷土の魂を堪能させていただいた 「琉球料理乃 山本彩香」
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000456.html

■沖縄再訪! Back to The 超絶のめんそーれ空間!! 二日目 「琉球料理乃山本彩香」
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000696.html

今回は、あの絶品の豆腐ようを販売するらしい。どぅるわかしーが食べたいがそれはかなわぬ願いだな。でもいいではないか、彩香さんに会えるだけでいい。

土産店などで豆腐ようを買ってガッカリした人も多いだろうが、彩香さんのそれは、おそらく豆腐ようの考え方が変わるであろう味だ。なんといっても全て手作りで丹念に作っているのだから、、、

ちなみに豆腐ようのパッケージの題字を書いているのは、僕の食い倒れ日記の題字を書いて下さっている川端パパこと吉郎さんである。下の画像で彩香さんのとなりにいるダンディおじさんである。

期間中、行ける方はぜひ彩香さんに逢って、沖縄の空気を味わっていただきたい。

Posted by yamaken at 17:19 | Comments (0) | TrackBack

金ちゃんの店 吟寿司再訪 牛トロ寿司の新天地に驚愕&旨い! そして牛トロの秘密が明かされた、、、(その1)

帯広関連の過去ログの中でも、異色の存在が「吟寿司」である。

「ヤマケンお前、帯広の寿司は日本一旨いんだぞ!」

というノムさんの声に疑問を感じつつ入ったその店で、店主の金ちゃんが握る牛トロ寿司に完璧にノックアウトされたのである!

■豊饒の大地・北海道帯広編その3 仰天の牛トロ寿司は帯広にあり
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000191.html

■帯広の夜はまだまだ続くよ 牛トロ寿司 吟寿司再訪、そしてそれは起こった。
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000354.html

そういうわけで帯広の夜の〆はやはりここしかないんである。

■吟寿司

予め「今日、いくよ!」と連絡していたこともあり、入店すると「おおおお~来たね!」と出迎えられる。遠く帯広で、こんな風に迎えてくれる店があるのは、とても嬉しいものだ。

買って頂いた方はご存じの通り、僕の「食い倒れガイド」の北海道編で、吟寿司は重要な位置を占めている。店主である金ちゃんはとても喜んでくれ、出版社に僕の連絡先を訪ねてくれ、そして絶品のイクラの醤油漬けを送ってくれた。

「やまけんちゃんの本とインターネットを観て来てくれるお客さんがいるんだよ!」

その言葉が一番嬉しいのである。

さて金ちゃんの握りと言えば、驚速のスピード握りである。本当に目にもとまらぬ早さで、かつ正確に握り込んでいくのである。

いつもどおり、〆サバ、穴子、シャコを握ってもらう。焼き肉800gではちきれんばかりの腹がいつのまにか空いている!

■シャコ

いつもながらこのシャコが絶品なのだ。殻付きのまま茹でて、注文を受けてから調理ばさみで綺麗に剥き、ツメを塗って供されるこのシャコ、甲殻類味の強さと香りと甘さが効いて、本当に旨い。

■穴子
そしてこれが演歌歌手○本譲治が15貫食べたという伝説の残る穴子である。

表面がカリッと焼かれており、魅惑的なツメが塗られている。

この穴子がほんっとに実に最高なのだ!穴子は香りが高く、煮すぎていないので締まった身肉で歯応えもあり、甘すぎず濃すぎないツメの加減がこれにマッチしている!

「さあそろそろ牛トロ行くかい!」

(つづく)

Posted by yamaken at 09:59 | Comments (6) | TrackBack

2005年07月20日

帯広に来たら焼き肉を食え! 絶品トロトロ熟成肉を腹一杯堪能! 「羅山」

時間がないので、本文の後半は後ほど加筆します。

豚スタ・牛スタを食って眠くなりながら打ち合わせを終わり、JA幕別御用達の温泉ホテル「パコ」にチェックイン。2時間後に迎えに来てくれて夜の部である。通常ならここでどこかの豚丼でも食べてしまうところなのだが、本日はおそらくかなりの質量作戦に出てくるであろうことを予知し、静かにホテルで仕事を終わらせる。ノムさんから携帯に連絡があり、降りてこいという。

「やまけん、肉と魚どっちがいい?」

「んー 最後に吟寿司にいって寿司を食べたいんで、肉ですかね?」

「そっかそっか、わかった!」

といいつつタクシーは空港方面へ。

「帯広市内に本店がある、バカ旨の焼き肉屋があるんだけどよ、そこのもう一つの店に行こう。」

帯広まで来て何で焼き肉?と思うかも知れないが、実は十勝にきたら焼き肉が超穴場である。本州の人間からみたら、 「う、うそっ」 というクラスの肉が、非常に安価に食べられるのである。僕も最初に帯広に訪れた夜に焼き肉屋に連れて行って頂いたが、入店前は「もっと帯広らしいもんが食べたいなぁ」と思いながら、食べてビックリという状態だったのだ。

さて訪れたのは、今や帯広で飛ぶ鳥を落とす勢いという焼き肉「羅山」の稲田店である。

■羅山
本店:北海道帯広市西一条南10丁目名門通り 0155-27-5558
稲田店:北海道帯広市西三条南35丁目1-2 0155-47-5677


個室に座ると、ノムさんがメニューに載っている「極上」とか「吟」とか「霜降り」とか、とにかく特別メニューに書かれているのを端から端まで頼み出す!

「まあヤマケン、十勝の肉の旨さを思い知れ!」

そして饗宴が始まったのだ、、、

※以下、メニューに載ってる正式名称は確認しないで来てしまったので、お店でチェックしてくださいね、、、
■霜降り牛タン

この端整な牛タン、実に分厚くカットされている!

どうだ!この迫力である!
これくらいの厚みになると、通常の熟度では噛み切れない。しかしこの店では独自のエージングをしているらしく、かな~り熟成が進んでいてトロトロである!

焼き網で表面だけコロがしてさっと火を通しただけで、「ヤマケン食べろ!」と肉が回ってきた!

タレは梅肉の入ったサッパリ塩ダレと、醤油ダレだ。タンには塩ダレをつけて頂く。肉を噛みしめると、もう本当にトロトロの食感で、歯が色っぽい筋繊維をムチムチと切り裂く心地よい感触に、甘い肉汁が染み出てくる!

「おお!ウマいっす!」

「だろ?ヤマケン!お前、帯広は何でも旨いけど、特に肉は最強なんだよ!よしっ三枚食え!」


牛タン三枚肉厚布団炸裂! ここから、ノムさんと大串課長は一口ずつしか食べずに、僕だけが食べるというローテーションになるのであった。

さて時間がないので、ここからはコメント無し連貼りでご容赦。

■霜降りロース

■サガリ(ハラミ)

■特上ロース?


■牛タン、ロースの刺身


■ホルモン

■ジンギスカン

「ヤマケン、ジンギはなぁ、こうやって空気を逃さないようにお互いにくっつけて焼くと、しっとり旨く焼けるんだぞ!」
といいながら肉を返していくと本当にしっとりと表面だけ旨く焼けている!

■塩ネギタン

これら肉に加えて飯ももちろん食べている!

ナムルとキムチを載せて即席ビビンパである。

いやもう食いまくり食いすぎである。およそ800gくらいの肉を食べた気がする、、、

しばらくもう肉は食いたくない、、、

こうして夜の最初の店での饗宴が過ぎていった。もちろんまだ終わらないのである、、、

Posted by yamaken at 10:54 | Comments (4) | TrackBack

2005年07月19日

狂乱怒濤の北海道は、豚スタ・牛スタから幕を開けたのであった!

さて北海道である。

今回の出張は、まずはJA幕別町での商談だ。JA幕別町といえば、十勝の帯広で、長いもと大根、レタスについては有名な産地だ。そして、僕の食い倒れ日記を昨年から読んでいる人であれば、あまたある豚丼関連のエントリが、このJA幕別町の岡さんとノムさんというお二人による導きで実現していることを思いだしてもらえるだろう。

彼らとは3年前に、農林水産省関連のプロジェクトを一緒にやらせていただいて以来のお付き合いだ。ナガイモの箱にRFIDタグを貼り、農協~卸~仲卸~小売までトレーサビリティ情報を流通する実験をしたのだ。かなり困難を伴う実験で最初は躊躇されたが、東京と帯広を何度か往復する中でなんとか実験を成功裏に導くことができた。その過程でだんだんと仲良くさせて頂けるようになったのだ。

「まあ、あれさ。実際に足を運んでくるヤツには、俺らは優しいョ。一度も顔出さないで『大根くれ』っていわれても出さないけどなぁ」

とそういうことなのだ。で、その後もいろんな相談を僕にしてきてくれる。ありがたいことなのだ。

さてこのJA幕別町で有名なのは、なんといっても個性的なジャガイモであるインカのめざめだ。栗とサツマイモとナッツを合わせたような、とびきり旨いジャガイモ品種。これを日本全国で一番大きく栽培しているのがJA幕別町で、およど50haくらいの作付面積を誇っている。

「やまけんがよ、前にホームページで、浦幌の漁師から送られたインカのめざめが旨いって書いてあったろう?ふざけちゃいけないようちのを食わせてやっからよ!」

と言ってノムさんが車中で携帯でJAの女性に指示を出していたからだろう、挨拶をすませた僕が椅子に座ると、ほかほかの芋が出てきた!

これがインカのめざめという品種のじゃがいもだ。切り口が鮮やかな真っ黄色になっているのがおわかりだろう。通常、9月に収穫されたジャガイモを低温貯蔵して越冬させると、でん粉が糖化して甘くなる。そう、ジャガイモは堀たてよりも、貯蔵したほうが旨くなるのだ。

しかしこのインカのめざめは越冬どころではなく、10ヶ月も経っている。こんなのは食べたことがないぞ!

「まあ食べてみろよヤマケン。そんな芋、全国でもここにしかないぞ。」

といわれるがままに一口食べて仰天した! 甘い!

ここまで甘いインカのめざめは、お世辞抜きで本当に初めてである。ただし10ヶ月も貯蔵していると、表面にはカビが浮くので、それを払わねばならないが(芋自体がかびるわけではない。芋に付着している土が黴びるのです)。

こんなに旨くなるなら全ての芋を貯蔵すればいいのに、と思われるかも知れないが、貯蔵すればするほど芽が出てきてしまったり、傷んで腐ってしまったりというリスクと、貯蔵コスト(場所と冷蔵)がかさんでしまうのである。ということでこの奇跡的な貯蔵芋を食べることが出来たのは僥倖といえるだろう。

「やまけん、これを消費者にもっと知って欲しいんだよ!なんかやろうぜ!」

ま、まじ?
そんなんいくらでもやれそうじゃん!
ということで今年度はインカのめざめを知って頂くキャンペーンを実施することに決めたのである。無論、このブログで紹介してきた浦幌のししゃも漁師である近江さんや、更別でジャガイモを生産している十勝やっちのも紹介する。ジャガイモ饗宴といこうではないか。

「じゃあメシ食いに行くかい。ヤマケンに今回なにたべさそうっかなぁ。そうだな、夜にあんまし食べられないように、昼飯でガツンといっとくかぁ!」

といいながら15分ほど車でぶっとばしたところに、いかにもトラックの運ちゃん御用達のドライブインがあった。

■ドライブイン八重洲
住所・正確にはわからず。「国道38号線新川」あたり。

店内には、ガテン系労働者がいるわいるわという感じだ。そしてなぜか、タバコの煙とは違う、スモーキーでジューシーな白煙が、そこここで立ちこめている。

「あれが牛スタだぁ」

牛スタ=牛スタミナ定食である。そう、鉄板の上でジュワーと焼けているその白煙が、各テーブルからたなびいているのである!

「ここはね、牛スタと豚スタがあってね、ヤマケンはどっちも食え」

とノムさんが言う。いいねぇ、高校時代からとにかく「スタミナ定食」などスタミナという言葉が付くモノには目がない。店のおばちゃんがやってきて、先ず一言目に「ノムラさんは豚スタだよね?」という。なんだ、決まってるんジャン!

「ん、でこいつはね、よくたべっから、豚スタと牛スタ持ってきて!」

驚くおばちゃんをヨソに、各テーブルにたなびく煙を観ていた。調理場ではガタイのいい親父がフライパンをガシガシと振っている。

「おまちどおさま!」

うおおおおおおおおおおおお
出てきた!白煙どころじゃないぞ、噴煙が立ち上っている!!!!

「はいこっちが豚スタね」

ぬおおおおおお
牛スタと豚スタは全く違うではないか!
牛スタはタマネギと牛肉を、ニンニク入りの醤油ダレで焼き付けたもの、豚スタは、どちらかというと豚丼のタレのような甘辛い味付けで炒めたモノだ!芸が細かい!

実に壮観な風景だ。ご飯はもちろん山盛り。事務所で芋を5個くらい食べたにもかかわらず食欲の頂点に達している僕は、狂乱しながらむさぼり食べる!

いやしかしこの豚スタが実に旨い!牛スタも旨いが、とくに際だっているのは北海道の豚肉の旨さだ!フンワリして、脂が上品で、そして味が濃い。北海道の豚肉はあきらかに本州のと違うと思う。その肉に豚丼を思わせる、ほのかに甘い醤油ダレの味が絡まっているのだ。甘過ぎかと思うと、瞬間にタマネギのシャクシャク感がアクセントになり、嫌みを感じさせない!

「ヤマケン、そのマカロニサラダとキャベツを、マヨネーズかけて混ぜると旨いんだよ」

おお、恒例のノムさんチェックが出た!このノムさん、モノを如何にして旨く食べるかということについてはエキスパートなんである。

いやしかし 豚スタ&牛スタはかなりの分量である。食いきってしばし呆然。ご馳走様でした!
これを読んでいる方の数%は、本日の飯はスタミナ定食で決まりだろう(笑)

帰り道、長いもの畑を視察。

こんな感じで百メートル以上も長いもが植えられているのをみることができるのは、北海道か青森だけである。

さらにその帰り道、先ほどのインカのめざめの畑へ。あいにく曇り空だが、やっぱり緑はいい。完全な自然状態もいいが、僕は農地が大好きだ。

人間が区画し自然の摂理に沿って植えた植物群。自然とは克服すべきものではなく協調するものということだろうか。

なんてことを考えながら商談に戻る。今晩はこれ以上に食べることになるんだから、頭を使ってカロリー消費しないといけないのダ!

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2005年07月18日

糖度19度の極々早生みかんの衝撃を受けた!

息子との毎日のふれあい(?)を描くブログ「父親的生活」の津田君から極々早生みかんというか、ハウスみかんが届いた。彼は和歌山の有名スーパー向けの青果物の仕事をしている、超大手の専務である。と同時に、和歌山の有力なみかん生産者をまとめ「みかんの会」という生産者組織の長でもある。僕と同じ年代なのになかなかにスゴイヤツなのである。彼のブログでは結構、スーパーがどういう青果物流通をしているのかということをたまーに明かしているので、観てみると面白い。

んで、みかんである。5キロ箱に入ってきたそれは、小玉で色づきがまだら(上部が淡い黄色で側面がオレンジ色)、まだパフォーマンスを発揮していないかと思われるみかんだった。

「ふうん。ま、早生みかんが出てくるまでのつなぎって感じだな」

と思いながら皮を剥く。と、ここでお?っと思った。

「じょうのう」と呼ばれる、みかんの皮の部分がやたらと薄いのである。これはちょっと期待できるかなと思ってパクリとやった。

その瞬間、衝撃が走った!

あ、甘いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい

なんだこりゃ!
ハウスみかんで凄まじく甘いのは過去にも食べたことがあるけど、そのどれよりも甘い!

津田ちゃんからきたメールを観ると、なるほど納得である。

みかん美味かった?? 夏なのでクールで送るから、どうしても水分を吸って糖度が落ちると思うけど、それでも甘いとは思うよ。この生産者のハウスみかんは、酸度が残っている事が特徴なので、冬のみかんの様な味がすると思います。  会社で測った時はなんと、糖度が19度あったんだよ。果汁が手に着くと、ベトベトするでしょう、これは15度以上じゃないと、そうなりません。 信じられないけれど、本当です。

糖度19度!

それはスゴイ、、、ちなみに10月から始まる早生みかんで、糖度が14度以上あれば十分に甘いとされる。だから、19度というのは例外的に甘いのである。

和歌山みかんは関東圏ではあまり知られていない。関東には愛媛みかんがメインで出荷されるからである。しかし、昨年度は愛媛みかんは品質的にも大苦戦した。今年のみかん分布図はどうなるのだろうか、今から楽しみになってきた。

なお、和歌山近辺のひとは、某大手スーパー「○ークワ」店頭で買える、、、かもしれない。買えないかも知れない。探してみて下さいね。

Posted by yamaken at 16:16 | Comments (7) | TrackBack

2005年07月17日

暑いところの魚は旨いじゃないか! 宮崎焼酎の里・日南は油津で凄まじい魚介をイヤと言うほど食い倒れた!

このブログには何回も書いているとおり、宮崎の日南にある焼酎メーカである京屋酒造とは長くお付き合いをさせていただいている。商品の販売可能本数を登録するだけで月間500万円以上をたたき出すに至った、同社のWebサイト立ち上げに関わってから、社長の渡邊さんは僕が宮崎に入ると必ず厚くもてなして下さるのだ。

「ヤマちゃん いらっしゃるならぜひお会いしましょう!魚食べたいでしょ?美味しい店に連れてくからさ!」

おおおおおおおおおお
宮崎の魚、油津の魚が食える!

昨年のエントリにあるように、実はこの日南・油津の地魚は最高にうまいのである!怒濤の美味魚群をご確認いただきたい。

■夏真っ盛り! 宮崎出張編 チキン南蛮と日南海岸の魚料理を堪能しまくりhttp://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000371.html
まったく「暑いところの魚は身が締まって無くて不味い」だなんて誰が言ったのだろうかと改心せざるを得ない、劇的な感動が待っているのである。

さて鰻をたらふく食べた僕らは、沼口家にて小さな子供達と戯れた後、速やかに京屋に向かうこととしたのである。

西都市街から1時間15分程度、日南に入り京屋酒造に直行する。あまり声高には言われていないが、しばらく前のNHK連続ドラマで、ヒロインの実家の酒蔵となったのが、この京屋酒造なのである。

「やあ ヤマちゃん!奥さんも沼口君もようこそ!」

と渡邊社長が迎えて下さる。慶應卒で某銀行に勤めた後に蔵に戻ってきた彼は、本当に経営感覚をもちつつ、古いやりかたを継承し、地域振興とは何かを考えながら戦略を練る強者である。

蔵を案内してもらうのももう何回目になることだろう。麹を仕込んでいる室を見せてもらう。日本酒の酵母とは少し違い、雑菌をはねのけるクエン酸が発生するように育成するらしい(違ってたらゴメン)。

これが同社の特徴である甕(かめ)仕込み用の甕だ。土中に大きな甕を埋めているのだ。


「いやぁ、新しいタンクとかを買おうとすると大規模な設備投資になっちゃうからさ、踏み切れなくて古い甕を使っているだけですよ」

と謙遜するがもちろんそんなことではないんであった。この方式で小さく作っていくから旨いというのがあるはずだ。お茶なんかもそうだが、処理する機械が小さければ小さいほど旨いという。大きい機械だと原料全部の個性が取れて均質になってしまうのだ。焼酎も同じことが言えるかもしれないな。いや全然違ったらゴメンナサイ。


これが同社のシンボルとも言える旧型のボイラー。熱効率的には悪いらしいけど、象徴的な存在で、使い続けているということだ。

焼酎の仕込みについては、僕と利き酒師のチエちゃんが書いていた京屋ブログに詳しいので、関心のある方はチェックを。

■京屋酒造ブログ
「京屋酒造の醸造場に潜入!おいしさの秘密を探った!!」
http://blog.e-shouchu.com/archives/2004/10/post_3.html


「さて、メシを食べに行こうかヤマちゃん!」

待ってました!魚だぜサカナ!
油津の幹線道路から細い商店街の脇の小径を入っているのにもかかわらずぶっ飛ばしまくる渡邊社長の運転に必至に沼口君がついて行っているうちに、日南の繁華街の中の一軒家に出た。

■四季の味 「みどりや」
宮崎県日南市材木町6-2
0987-23-6201

「ここはねぇ、最近僕がずっとご飯を食べに通っている店なんだよ。ココのマスターとはホントに長い付き合いでね」

とカウンター内の精悍なマスターをみやると、マスターもニヤリと返してきたのである。

「じゃあ先ず、刺身をどうぞ!」

と運ばれてきたのが、このビンビンのマグロ、ヒラメ、戻り鰹、イカである!

な、なんだなんだ なんなんだこのマグロは!?ベリー霜降りのこの肉質に釘付けなのである。

「もちろん本マですよ!この近海で揚がるんですよ。築地に行く前にこっちの市場にも落としてもらって、もちろん生で食べるから最高なんだよ!」

ほ、ほんとうかよ~ 宮崎でこんなマグロに合うとは思っていなかったので狼狽。さっそく小鉢に醤油を落とす。

「あ、ヤマちゃん、それは甘い醤油だけどいいの?辛い醤油もあるよ。」
と渡邊社長。そう、日南では甘草などを使った甘めのトロリとして醤油が一般的なのである。でも、外から来た人はこれを嫌うことも多いため、大概の店では関東風の濃い口醤油も置いている。

これが甘口の地醤油である。

「いや僕は甘口も好きですよ。宮崎にきたらやっぱり甘口でしょう?」

と訊くと、意外な答えが渡邊社長から帰ってきた。

「うーん そうとも言い切れないんだよ。実はねヤマちゃん、うちの蔵では僕が推さない頃までは醤油も少し醸造していたんだ。祖父の時代だけど、祖父の好みで、関東風の醤油を作っていたんだよね。だから僕は昔からそのキリッとした辛口の醤油が大好きでね。甘い醤油は好きじゃないんだ。」

な、なるほどぉ いちがいに宮崎は甘い醤油処だとは言えないのであるらしい。ちゅうことで、甘口と辛口を同割りにした醤油をこしらえて使うことにしたのである。

このマグロがやっぱり絶品!多少筋が入っていたが、その肉質は最高である。

鰹もまた旨い!皮目を炙ってからも水にさらさないのがここのマスターの流儀だ。

「洗うと旨味が流れちゃいますよ!」

ほのかにぬくもりが残り、炙った皮目が香ばしい香りを立てる鰹は、しっかりネットリした身に戻りの旨味を蓄えていて、実に旨い。

「ホントはね、この辺で『コップン』て呼んでる鰹があるんだけど、これを食べさせてあげたいねぇ。この辺の漁師が、漁が終わって港に帰る寸前、自分の家用に鰹を釣るんだ。そのまま持ち帰ると、身が硬直する前だからか、ゼリーみたいにプルンプルンの身なんだよ!包丁で切るのも大変でね。これが数時間経っちゃうと普通の鰹になっちゃうから、ホントに幻なんだよ。」

うおおおおおおおおおおおおおおおおお
コップン食いてぇえええええええええええええええええ
という叫びが虚しく日南の虚空に消えていくのであった。

それとあまりに旨くて写真撮る間もなかったんだけど、ヒラメが最高に旨かった!

刺身はこれだけではない。気になるのを次々に頼んでしまった。

■平子鰯の刺身

江戸前の入梅鰯よりも丸々としているのがわかる!白く脂肪をまとったなまめかしい姿態のまま、舌の上で溶けていった!

■地蛸

■〆サバの炙り

光り物マニアの僕は、サバがあれば必ず頼むが、この〆サバが実に最高だった!

「こっちのサバは本当に旨いですよ。もちろん刺身でも食べられますけど、どんなに鮮度がよくても〆たほうが好きなんで、、、」

というように、絶妙な加減で〆たサバの皮目を炙り、出してくれる。このサバの身が、鮮度がいいのに脂が乗りまくっているのでトロトロなのだ!
「う、旨いよ、、、」

我々三者、絶句である。
そうそう言い忘れたが酒はもちろんのこと、京屋酒造が誇る芋焼酎「かんろ」。しかも「スーパーライトかんろ」という、地元向けしか売っていない大ヒット商品で、軽やかに薫り高い旨口の焼酎なのである!

「ヤマちゃん、遠慮してるんじゃないの?どんどん頼みなよ。実はね、マスターは刺身とか和モノだけど、息子さんが洋食メニューを作ってるんだ。これが旨いんだよぉ!」

ほほう!そういうことであったか!

メニューを観ると、魚介系のグラタンやコロッケの洋食メニューが豊富だったのだ。じゃあじゃあ頼んでみようではないか。

、、、と、これが予想を軽く上回るハイレベルに研ぎ澄まされたカウンターパンチの連続だったのである!

■魚介グラタン

最初に運ばれてきた定番料理グラタンは、一本丸ごとのカニの身にイカ、蛸、デカイ海老、ホタテなどがギッシリと詰まっているのだが、具材をまとめるホワイトソース、いやこれは正式にペシャメルソースといわなければならんだろうソースが実にしっかりとしていて旨い!

■メヒカリの唐揚げ

このメヒカリ、軽く粉をはたいて揚げているだけで、手前にある茶色味がかった塩をつけていただく。これがなんと!

「カ、カレーの香りじゃねーか!」

そう、ほのかに薫るカレー塩なのである。メヒカリの、上品で芯の通った旨味を引き立てる、かなり技ありのチョイスである。天晴れだ!

■カニクリームコロッケ

このコロッケが出てきて「おっ!」と思ったのだ。みてお分かりの通りミートソースの上に俵型の大ぶりなコロッケが載っている。そのボリュームたるやかなりのものである。

中身はカニを先刻のグラタンのペシャメルの濃度をもっと強めたものでまとめているのだろうか、粘度が高い。

これにもカニがぎしっと詰まっている。中身の濃厚な旨さとミートソースの肉の旨味がプラスされて、惚れ惚れするような熱々の一皿に仕上がっているのだ!

■鶏のセセリのチキン南蛮

出ました宮崎料理チキン南蛮!しかし実はこれが、僕がチキン南蛮を食べてきた中でも最高峰といえる一皿だったのだ!
セセリ肉というネーミングは、胸や腿、手羽といった、骨から剥がし易い身肉ではなく、ガラに残った肉を「せせる」というところから来た言葉であったと思うが、これは首肉を中心に剥がしたモノのようだ。細長い、ササミ大のスティック状の揚げチキンに、南蛮酢とタルタルを合わせている。早速一口食べてビックリした!劇的に旨い!

チキン南蛮の鶏肉は、胸肉を使う場合とモモ肉を使う場合でかなり味の傾向が変わる。チキン南蛮の元祖である小倉チェーンでは、胸肉を使う。胸肉には脂があまりないため、バサバサしないよう薄く伸ばして衣を強め煮付け、濃厚なタルタルでたべさせる。モモ肉は弾力があり旨味も濃いため、それに合わせた味付けにする。そして、このみどりやが使うセセリ肉は、それ単体で実に濃い旨味を持ちながら、モモ肉とは違うシコシコした弾力を持ち、そしてモモ肉以上の上品な旨味を湛えているのである。これに合わせる南蛮酢も強めの酸味と甘さ、一方のタルタルには卵を多く用い、フンワリ優しい味に仕上げている。

「こ、これ絶妙だ!」

この時ご飯を頼んでいたら、大盛り2杯食べてしまっていただろうと思われるのである、、、

いや、洋食部門の息子さん、実に素晴らしい!

「ここは家族仲がよくてね。マスターの人徳だろうけど、子供達が親父さんを慕っているんだよ。ほら給仕の女の子も娘さんだしね。」

照れくさそうに笑って顔を斜に向けるマスター。親子仲良しな店なのである!

さて、そろそろご飯モノで〆たい。

「マスター、何かごっついものをご飯にどどーんと載せてくれませんか!?」

というリクエストにニヤリと笑い、「はいよ!」と手早く作ってくれたのが、あの超絶の本マグロの剥き身をどんぶりご飯に載せ、卵の黄身を落としたマグロトロ丼である!

ぐおおおおおおおおおおおお
もう何も言うことはない。甘口醤油をタップリと回しがけし、濃厚に匂い立つマグロのトロトロを感じながら掻っ込むだけである。

食った!
しかしまだ俺は物足りない!

「マ、マスター、もう一杯、、、この釣りアジで作ってくれませんか!?」

と、ばかでかい釣りアジ(大型のサバくらい)の丼を所望!

もう狂乱の食欲状態で、かろうじて食いかけを撮影。

コリコリシコシコとした釣りアジの感触は、なぜか江戸の粋筋の女を想起させる!

「いやぁ、、、旨かったぁ!」

「そうか、よかったよかった!まあここならヤマちゃんが旨いっていうと自信はあったよ。」

一同大満足である!ご馳走様でした渡邊社長!

いや本当に大満足の店である。宮崎の日南を訪れる人はぜひ足を向けてみて頂きたい。刺身など和食の旨さはもちろん、息子さんの作る洋食も絶品である。

「ごちそうさまでした!」

渡邊社長とお別れをし、一同シーガイアへと戻る。今日はよく食べたけど、量じゃなくて味に感動しっぱなしである。鰻そして海の魚めいっぱい。どちらも旨い宮崎は、かなり最強度の強い國である。だから、僕にとって宮崎は、老後に住みたい地域のトップ3に入っているのであった。

んー 書きながら腹が減ってきました。でもこの食欲は、その辺の海鮮丼とか食べても落ち着きそうにない。罪な店だ、、、

Posted by yamaken at 11:20 | Comments (6) | TrackBack

2005年07月16日

前略 富良野より

IMG_8479.jpgやまけんです。

富良野にいます、、、電波が入らないところが多いので全然みられなかったのですが、予想通りの展開ですな、、、心配してメールや電話くれた方も居るほどなので、覚悟はしていましたが、、、

まあしかし、本当にこの件はこれで終了にしておきませんか。あ、ちなみに八島の店主さんは、調理をご担当の中国からの方の他に、日本人の方がいらっしゃいます。前回掲載したコメントはその方からのものです。

あと、「ちょっと不信」さんのコメント、ああいうこともあるのかな、ということで削除はしませんが、申し訳ないけど出身国に触れているところは僕が観てあまり気持ちよくないので改変させて頂きます。

宮崎編の残部と、富良野編が凄いことになるので、そっちを楽しみにしててくださいね。
では、では、、、

Posted by yamaken at 14:01 | Comments (3) | TrackBack

2005年07月14日

うーむ

 やはり深夜に書くとダメですね、議論がつきないことを書いてしまう。一晩寝かすべきネタでしたので、ひとつエントリ掲載を取り下げます。
 bullさん、ミネルヴァさんコメントありがとうございました。

Posted by yamaken at 06:05 | Comments (13) | TrackBack

八島のエントリの追記。

ラオタ(ラーメンオタク)さん達が集結する、茅場町の支那そば名店「八島」のエントリで、「チャーハンを頼むことができなかったり、お酒を頼まないと食べられないメニューだと言われたりした」という指摘がありました。

以下、店主さんに確認をとりました。以下、許可を得て掲載しておきます。

==========================
ブログに掲載していただいたおかげでお客様が多い日が増えてきました。本当にありがとうございました。

>もし本当に「チャーハンは初めての人は食べられない」とか、
>「夜は酒を頼まなければならない」という決まり事があるのでしたら、
>私の記事に追加で書いておきますので、教えていただけませんか。

お手数をおかけしまして恐縮です。

お客様からの質問に対して、店主が答えましたが、それに対してお客様が早口で反論されたため、店主は日本語は出来ますが堪能でないことから、うまく説明出来なくて、そのお客様が納得出来なくて怒られたのだと理解しています。

「初めてのお客様には、チャーハンだけの注文は遠慮して頂いています。」

店主は、うちは他には絶対負けない美味しいラーメンを出すラーメン屋さんなので、まず、うちの美味しいラーメンを食べて頂きたい。という強い思いがあるからです。

それと現在、おかげさまで忙しく、手間がかかるため、
「チャーハンはメニューからなくなりました。」

 ただ、もともと常連さんの要望から作ったメニューですので、つまみを食べお酒を飲まれてゆっくりされる常連さん向けの裏メニューとしては残っていて、ご飯があって、店主が忙しくなく、手すきの時に限り、常連さんの要望があれば出すこともあります。
あじのユッケ油そばと同じですね。

「つまみは、あくまで「お酒のつまみ」ですので、基本的にお酒を飲まれる方向けのメニューです。」

メニューが前は単に「つまみ」となっていましたが、明確に「お酒のつまみ」と記載し、お間違いのないように修正しました。
しかしながら、混んでいるときは、ラーメン作るので手一杯ですので、手間のかかるメニューはお断りをすることもあります。

つまみは、夜は、お客様にも時間的余裕があることから、美味しいつまみを食べお酒を飲んでゆっくりしていただき、締めに美味しいラーメンを食べていただきたいということから出していると思います。

(以下略)
=============================

ということでした。
おうさるさんがコメントフォローいれていらっしゃいますが、もしかすると「なんか不信」さんが来店した時点で、チャーハンはメニューには載っていなかったのかもしれません。私があんなに大きく書いてしまって皆さん食べたくなるのも当然なので、申し訳ないです。お酒については、確かに酒を飲みながら食べていたものばかりでした。私一人では頼めないものばかりでしたでしょうが、常連さんといっしょだったので食べさせていただいたわけですね。

ということでした。
それにしても八島はうまい店ですから、ぜひまた行ってみて下さいな。

Posted by yamaken at 06:03 | Comments (21) | TrackBack

2005年07月13日

来たぜシンコの季節だ!

IMG_6075.jpgインデアンカレーの奥内さんが上京するというので、これは東京の旨いものを食べさせなくてはと思い、寿司所 匠~晴弘~オーパというゴールデン門仲フルコースにお連れした。

匠のカウンターに座ったら、隣の若いカップルが僕の本を観て来たという人たちだった。なんと驚いたことに、ブログを読んでから本を買ったのではなく、まず最初に本を買ってからブログの存在を知ったということだった!そ、そんなひと、いるのかぁ、、、ビックリした。

さて
夏の寿司もまた旨いものだが、この季節しか味わえないネタと言えば、シンコである!大阪にはコハダ・コノシロを食べる文化があまりないらしく、従ってシンコも初めてだと奥内さんが言う。それならばと握ってもらったわけである。
IMG_6077.jpg
いや、最高だね!もう堪らなく美味しい!
コハダのように脂が乗っていない、若い身からは本当にフレッシュな生感が漂ってくる!4枚ヅケにされたこの小さな寿司の世界は、完膚無きまで循環型に世界が完結しているのである。

「おおぉ、、、 無茶苦茶旨いですよ!」

と奥内さんも絶句。やったぜ!

そういえば匠を訪れた知り合いから、「やまけんが言うほど安くなかった」というような声を良く聞く。おかしいなぁと思って内容を訊いてみるとたいがい、握りの前につまみを数品とっている。よーく僕の過去エントリを読んで欲しいのだけど、 「握りおまかせコース」 以外のものを僕が書いているだろうか?この店のおまかせは11貫で3800円だ。これ以外におつまみ数品にお酒を飲めば、そりゃそれなりの価格になるでしょう。僕は寿司屋では寿司を食べることしか考えないのだけども。僕は店に入ったら、お任せコースをさっさと頼んで、「るみ子の酒」のお燗を2本ほどつけていただく。それで満足しなかったことはないです。

ちゅーことでシンコの季節、どの寿司屋でもいいから堪能してみてはどうかしらん!

Posted by yamaken at 23:39 | Comments (9) | TrackBack

うなぎファンは宮崎を詣でるべきではないだろうか。 宮崎県西都市「入船」の炭火焼きうなぎは悶死するしかない!

 金曜日の夜の講演は、農業者さんが80人くらいあつまり、2時間にわたる僕の講演をほとんど寝ずに聴いてくれた。なかなかに充実した夜だったのである。

 さて、このWebでは何度も書いていると思うが、僕はうなぎについては断然、関西風が好きである。関東風はうなぎを白焼きにした後、蒸して脂を落とし、その後にタレをつけて焼き目をつける。関西風は、蒸すということをしない。脂が乗ったままバリッと焼き上げるのが特徴である。
 たしかに江戸前も、いい店で食べると非常に美味い、とは思う。しかし、なんだか割り切れなさが残ってしまうのも、また真実。まあ、おいらまだ若いしね(34歳、、、苦笑)。脂を落とさず皮がネッチリとした関西風が大好きなんである。まあ、関東近隣であれば、思い切って静岡県の三島で途中下車して、「本町うなよし」に行って一番デカイサイズのを食べるに限るな、と思っている。

「そんなこと言って味がわからねーやつだ」と言われるんだろうなと思うが、俺は第一に江戸っ子じゃないし、東京で満足できる鰻屋にほとんど出会わないんだからしょうがないのである。「ココは美味いぞ!」と言う店があったら、ぜひオゴリで連れて行って頂きたい(笑)

さて では日本で一番好きなうなぎはどこにあるかというと、迷いも躊躇も一片もみせずに「宮崎県西都市である」と僕は言う。

宮崎県、鹿児島県は、日本でもトップクラスと言っていいほど、うなぎの養殖が盛んである。当然、うなぎ屋はそこここにある。この辺のいきさつは、拙著「やまけんの全国出張食い倒れガイド」に書いたとおりなので、ぜひぜひ読んでください。

で、「食い倒れガイド」には「本部うなぎ店」という名店を訪ねている。この店はブログでは書いたことがないので、本でしか観ることができないので悪しからず。執筆中のこのエントリの写真を見て欲しい。

■本の中身をチラッと。絶品鰻重を観てくれ! (2005年05月08日)

はっきりいって最高でしょ?もうこれは視覚の暴力である。
本部うなぎ店、死ぬほど美味い!しかも関東の感覚からすれば激安なのだ。なにせ写真の大盛り特上鰻重にしても、名物の呉汁が付いて2000円以下なのだ!

と、価格にも旨さにも大満足なのだが、実は元々この西都市のうなぎが好きになった入口は、他の店だったのだ。

その名は「入船」。 おそらく西都市近隣いや宮崎でこの鰻屋を知らない人はそういまい。平日だろうと休日だろうと行列が絶えない、超人気店である。久しぶりの西都詣で、この店ははずせない。

沼口君の車で店の駐車場に乗り入れてまずびっくり。

「こんなに駐車場、広かったっけ!?」

駐車場、15台以上が停まれるような広さである!前もこんなだったっけかなあ。
そして店の方に歩いていく。この建物を観て欲しい。

これ、お店ではない、、、

なんと、待合室ならぬ待合い小屋なのである!

あまりにも待つ人が多いので、小屋を立ててしまったということなのである、、、
小屋の中はこんな感じで、テレビが流れている。

時折マイクで、「ヨシダさーん、5名でお待ちのヨシダさーん、どうぞ店へお上がり下さい」というように待ち客を呼ぶアナウンスが入るのである。いやもう ただごとではない。
ただ、この店はうなぎ以外のメニューなぞないので、回転も相当に速い。酒を飲んでだらりと過ごす店ではないのである。20分ほどで呼ばれて、我々一行も入ることができた。

■入船
宮崎県西都市南方3316-3
0983-43-0511


店の中は非常に広く、座敷が2階にも拡がっている。

とにかくこの店のいいところは、メニューが単純であることだ。

うなぎ定食か鰻丼、うなぎのぬたなどしかないのである。

ちなみに定食には、ご飯とうなぎの蒲焼き、白焼きのぬた、肝焼きと骨せんべい、そして呉汁が付く。

うなぎ定食は

並1890円
上2730円
特上3150円

やっぱり安いのである!
お話しにならないリーズナブルさ加減である。

さて僕は当然、うなぎ定食特上のご飯特盛りである。一瞬、鰻丼にしようかと迷った。皿に並べられたうなぎ蒲焼きと、ご飯の上に載ったそれとでは少し趣が違うからだ。しかし、「タレは別に持ってきますから、ご飯に載せても結構ですよ」という。それなら単純に量が多い方に行くしかないのである。

さて、まずはうなぎのぬたが出てきた。

そう、酢みそをつけて食べる「ぬた」を、うなぎ白焼きでやるのである。これは関東でも関西でも観たことがない、宮崎オリジナルではないだろうか。

このバリ感強く焼き上げられた身を観よ!蒸していないため、繊維・組織がビシッと原型をとどめている感じである。

これを酢みそにつける。酢の酸味と、甘めの麦ミソの香りが立ち上り、うなぎの脂をさわやかにしている!

これにつけあわせの晒しタマネギの薄切りを添えて食べると、実に爽やか、コッテリの相反するハーモニーが口にこだまするのだ!美味いぜヌタヌタ!

「はい、特盛りの方のご飯です!」

と、デカ丼に山盛りになったご飯がやってきた。でかいぜ、、、

僕は、うなぎが好きなのではなく、うなぎとご飯が渾然一体になったものが好きなのである。従ってご飯は重要。入船の白飯は地元・宮崎県産のコシヒカリだ。脂も味も濃いので、コシヒカリしか選択できないだろうな。

そして、満を持してうなぎ登場である!


うなぎ定食はこのように重箱に蒲焼きが並べられてくるのである。

みよ、このタレによって全身褐色にコーディネートされたうなぎちゃんの美しい進化形態を!脂を落とさずに皮目もバリッと焼かれているので、身肉の締まり具合がわかる。そして、写真だと縮尺がわからないだろうが、うなぎは「小さめ」なのである

これが重要なポイントで、西都ではあまり大きな太いうなぎは使わない。脂が乗りすぎているので、蒲焼きにすると美味くないからだ。実際には、脂が適度な中型のうなぎを割いて焼いているのである。だから、蒸す必要がないのだ。 関西風は脂がね、、、と言っている人が良くいるが、そういう配慮がなされているのを認識すべきである。ちなみにお隣鹿児島では、太めのうなぎを使うことが多く、「蒸し」が入ることもあるという。

さてもう俺は我慢ならないのである。

「い、いただきます!」


うなぎ片を白飯に載せ、一口に一片と多量の飯を放り込み、奥歯でかみ締める。瞬間、炭火の香ばしいコゲ香と甘辛いタレのロングフック、そして身肉の旨味とあのうなぎの得も言われぬ香りが口腔と鼻孔に充満し、嘆息とともに漏れ出る。

「美味いよぉ、、、俺はこいつを食べるために西都に来たんだよぉ、、、」

もう泣きそうになりながら狂暴な食欲を制するため、ここからはただひたすら掻き込む掻き込む掻き込む掻き込む掻き込む掻き込む掻き込む掻き込む掻き込む掻き込む掻き込む掻き込む掻き込む掻き込む掻き込む掻き込む掻き込む掻き込むのであった。


ちなみに超大盛りの飯には甘辛タレをかけ、絡ませるのが吉だ!汁ダクにしすぎるのは甘くなりすぎていけないゾ。

それと、この辺だけの習慣だろうが、うなぎに呉汁が付いてくるのである。呉汁とは、一晩水に漬けて戻した大豆を石臼などで磨り潰し、みそ汁や澄まし汁にその「呉」を溶き入れた汁である。

こいつが実にうなぎに合う!

粉砕された大豆片が中にタップリ入った呉汁。濃厚でミルキーなこの味が、なぜかうなぎの脂と甘辛いタレを洗い流しリフレッシュさせてくれるのである!リフレッシュしたらうなぎ!ちょっとだれたら呉汁!このサイクルが延々と続くのであった。

もう、このうなぎを食っている間は全くの無言である。ていうか「フムフムウンウンムマイムマイ」と言葉にならぬ言葉を吐くしかないのだ。

いや、久しぶりに食って大満足!

西都市近隣には、この入船や本部うなぎ店だけではなく、こうしたスタイルの鰻屋が多い。関東とか関西とか関係ない、西