
5月14日に書いたエントリですが再掲します。
インデアンカレー東京店の店長である山田くんと奥内さんとご飯を食べにいった。山田くんが「門仲フルコース、ぜひ行ってみたいです!」というのだ。もちろんもちろん行こうではないか!ということで僕自身かなり久しぶりの寿司処 匠のカウンターに。
「はいよっ ありぃ~っす!」
といつも通りの加藤ちゃんだが、店のスタッフはここ半年で全入れ替わりをしていた。うーむ馴染むのに時間がかかりそうだ。でも寿司のグレードはいつも通りで安心。旨い!
生しらすの握りは、臭みが無く薫り高く実に旨い。
実はこの日、種子島の市会議員・長野先生より贈り物が届いていた。長野先生は例の最高な黒糖生産をしている沖ヶ浜田を支援している方だ。
「やまけんさん、ナガラメ(トコブシ)とニガだけを送ります!」
と、すごい量の貝と筍が僕のもとに届いたのだ。さっそく加藤ちゃんに「ナガラメ握ってくれないかな」とお願いする。
「こりゃあトコブシって言うか、完全にアワビだね」
といいながらサッとさばいてくれたのがこれだ!

もう旨いとかそう言うんじゃない。さっきまで動いていた(ていうかいまも動いている)ナガラメは、塩で食べても煮切りで食べても最高だ。
「もう、美味しいなんて当たり前の形容詞じゃ物足りないです!」
と山田くんも大満足であった。
そしてこの後、晴弘~オーパという輝かしいフルコースを辿り、撃沈したのである。いい夜だった!
このシラス握りとナガラメ写真だが、リコーのデジカメGR-Dを購入してからもっとも綺麗に撮れた一枚であるように思う。やっぱり光量なんだな、重要なのは。
このブログを楽しみにしてくださっている皆さん、いつもどうもありがとうございます。そしてお騒がせしました。予想していたかたも多いと思いますが、コメント欄を廃止することにしました。
ここしばらく黙考し、色んな人に相談をした結果、ふみきることにしました。
私がこのブログを始めたのは2003年7月のことです。当初はMovableTypeを試験的に使ってみようという軽い気持ちでスタートしました。コメント欄やトラックバックについても、デフォルトでオープン状態になっていたのでそのままにしておいたということです。お恥ずかしい話ですが、初めてトラックバックがついたとき、意味がわからず「僕のWebに勝手になにをしてるんだ!」と削除してしまったのを思い出します。
その後、コメントやトラバの意味もわかり、仲間内に近況報告としての食い倒れ状況を報告するサイトとしての運用が続いていたわけです。
そして、だんだんと色んな人にみてもらうようになってきました。この時点でコメント欄についてはなにもルールなどを決めていませんでしたし、自分の中にもありませんでした。返事をかけるものであれば書きましたし、そうしなかったこともあります。いまカウンタをみてみましたが、コメント総数は5282個となっていました。
ルールは作りませんでしたが、掲載されたコメントを僕が削除するということはしないでここまできました。内容が明らかに個人攻撃であったり、差別的表現と思われるものについては修正を加えましたが、それ以外は残してあります。内容に関わらず書いてくださったものだからということで残していたという状況です。
ただ、さすがに私も対応しきれないな、と思うようになってきました。
2006年05月14日 の記事では、久しぶりに寿司処 匠にてたべたシラスの握りと、種子島から人が手で運んでくださったナガラメ(トコブシ)の握りの写真を掲載しました。
これについた31さんのコメントに、どのように対応すればいいのか悩みました。私のことについて書かれている部分は、まあそう思われているのならしょうがないのですが、一番困ったのは種子島から取れたての食材を送ってくださった方や、羽田から門前仲町までわざわざ運んでくださった方に申し訳ない、ということです。私のことをとやかくいっていただくのは仕方がありませんが、エントリに記載した食材や料理までが、なにか汚れたもののように写ってしまうことをとても残念に思ったのです。そのおそれがあるため、書きたくてしょうがないエントリがいっぱいあるのですが、書き込みをためらっているという気持ちもあります。
内容はどうあれコメントを残すというルールをとると、こうした状態は今後も続く可能性があります。だからといって、コメントを私が削除するというのは、どうしても採るべき手段とは思えませんでした。一度は、「そのエントリに関係のないコメントが投稿された場合には新しいエントリを立ち上げてそこに移す」ということも真剣に考えましたが、そこまでする時間が捻出できません。
そういうことから、コメント機能を停止しようと決めました。
ただしそれは批判などを受けたくないから、という話ではありませんし、コミュニケーションをシャットアウトするためのものでもありません。
以前から不思議だったのですが、ブログに対して意見がある方からは、なぜかメールでのご連絡のほうが多い状況です。本ブログ中には、以前からメールアドレスを記載しています。ご意見・ご感想はそちらにいただければと思います。ただし、努力はいたしますが100%返事をお返しすることができるわけではありません。それはご了承頂ければと思います。
また、トラックバック機能は残します。もし何らかのご意見があれば、トラックバックを用いていただくのもありかと思います。ただし最近よくある、エントリとは何も関係のない商品紹介記事からのトラックバック等は削除する可能性もありますので、ご了承ください。
カレーの件でもいくつかのコメントをいただいていますが、コメント欄での対応はいったん終了させていただきます。
最後に、これまでコメントを書いてくださった皆様、本当にありがとうございました。特に困っている私を擁護してくれるコメントを記入してくださった方には、本当に勇気づけられてきました。批判的なコメントも、頭を冷やせば非常に示唆的で、ためになりました。そのほか、コメント欄を通じて新しく人と出会えたり、実に有意義な時間を過ごさせて頂きました。今後はメールにてご感想を聞かせて頂ければと思います。
次のエントリに、シラスとナガラメの記事を再録させて頂きたいと思います。あの写真、実はリコーのコンパクトデジカメであるGR-Dで撮影した、最近の画像では一番よいかなとおもうものでした。素晴らしいナガラメのためにもそうさせていただきますね。
このブログは生きている限り続けるような気がします。みたいと思う方はご自由にご覧ください。おもしろくなかったり、趣旨に合わなかったらごめんなさい。事実でないことが書かれている場合は、削除・修正を検討しますのでどうぞお知らせください。
ブログのみならず、文章を書いて公開することは、読み手の存在を意識しているということです。読み手がいない限りそこには何も発生しません。読んでもらえることは非常に喜ばしいことですし、動機付けになります。しかしだからといって文章は読み手のためだけに存在するものでもありません。私は自分が書きたいことを書いています。そのワタクシ的な部分と、読み手の気持ちとのバランスが上手くとれれば皆が幸せになるわけです。その状態を生み出すことができるかどうか甚だ疑問ではありますが、今後も書いていきたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
先日発生した唯我独尊カレー三種セットの不良品混入の件で、本Web上で中途半端な告知をしてしまったことで、ご不安に感じている方がいらっしゃるというコメントをいただきました。混乱させてしまうような対応をしてしまい、申し訳ありませんでした。
製造したカレーのうち、特定のロットのものについて、製造工程でのミスがありました。これにより、賞味期限内に酸化が進んでしまうという状態でした。これについて、北海道の加工食品業の専門家に指導・分析いただき、唯我独尊における製造フローに問題がなかったかの調査を実施致しました。結果、調理・瓶詰めの過程で、作業者の熟練度の違いにより、具材にカレールーがきちんと混ざり合わない内に殺菌に回してしまったことで、殺菌が不十分になってしまったものが一部混入してしまったことが今回の原因です。
ただし本現象は商品の特定ロットに限定されており、お買い求めいただいた皆様に発生したものではございません。出荷上、お客様を特定できるものについては連絡を差し上げ、追跡ができないお客様分についてはご連絡をいただく形での回収・交換・返金を実施いたしました。交換代品につきましては、同じような不良が発生しないよう、店主・宮田均の厳密な管理下で瓶詰め処理を行い、試作品を食品分析センターに提出し品質のチェックをした上で、代替品を発送いたしました。
以上が、今回行った対応です。ご関係の皆様には本当にご迷惑をおかけしました。
本当はこうしたことは製造業者や販売業者さんと共に迅速に対応すべきと思いますが、原因究明と食品分析等に時間がかかる中、分析結果等、速報的に私のほうで勝手に告知をしたりしていました。その後、代替品の発送まで、保管テスト~分析にも時間がかかり、収代替品の発送、返金が完了したのが5月初頭です。コメントをいただいた「多忙を理由にしてはならない」は確かにその通りと思います。今後同じようなことが起こらないように十分配慮していきたいと思います。
大変にお騒がせ致しまして、申し訳ございませんでした。

ホスティングをお願いしているG原さんより「コメントスパムブロックの新しい方法を入れましたので、使ってみてください」という連絡があった。コメント欄、復活しているので、また以前通りの運用に戻ります。
さて昨朝より山形県白鷹町を再訪。
まあどんな会だけではなく周辺の直売所、集落、そして民家(!)を訪ね歩き、図々しく旬の食べ物をありがたく頂きまくっている。
詳しくは帰ってから書くとして、とりあえず画像の一部をアップ。















気づいた方もいるかもしれないけど、いつもとカメラとレンズが違う。
週刊アスキーのテストレポート用に、キャノンのEOS 30Dと、新しくでた大口径レンズを試用させていただいている。レンズすばらしい!この時期の農村は萌緑色がとろけそうで美しいのだけど、その雰囲気がよく出るみたいだ。15万円もするんだけど、ほしくなった、、、もっとたくさん写真とって帰ります。詳しくは帰京後。
本日も食ってきます。
皆様、いろんなコメントありがとうございました。
そして、、、
以前も同じことが起こったんですが、議論の白熱に伴い、通常のコメントではない、明らかなコメントスパムが大量に打ち込まれ、サーバがダウン寸前という連絡がホスティング管理者からありました。間借りしているサーバなので、さすがに他に迷惑がかかるということで、現在コメントを受け付けられないようになってます。申し訳ありません。「批判的コメントを受け付けないために止めたんじゃないの?」と言われそうなので上記報告。コメントスパムは http://www.formamed.com てところからです。なんでしょうね、、、
で、ご指摘いただいたコメントで一番心にガツンと来たのは、大さんの↓
今のエントリーを読んでても「美味そうだなー、喰いたいなー」って思うぐらいで、2~3年くらい前の「うわあぁぁぁ!すんげー喰いてぇぇぇ!!」というような、空腹時についつい読んでしまって後悔する、胃袋の底にまで直接訴えかけてくるようなパワーのあるエントリーが少なくなったのが残念かな。
という部分ですな。
そうか、そうですか。頑張りますよ!
ということで明日から山形出張に行ってきます。
あ、コメント欄は問題解決したら復旧させますよ。

インデアンカレー東京店の店長である山田くんと奥内さんとご飯を食べにいった。山田くんが「門仲フルコース、ぜひ行ってみたいです!」というのだ。もちろんもちろん行こうではないか!ということで僕自身かなり久しぶりの寿司処 匠のカウンターに。
「はいよっ ありぃ~っす!」
といつも通りの加藤ちゃんだが、店のスタッフはここ半年で全入れ替わりをしていた。うーむ馴染むのに時間がかかりそうだ。でも寿司のグレードはいつも通りで安心。旨い!
生しらすの握りは、臭みが無く薫り高く実に旨い。
実はこの日、種子島の市会議員・長野先生より贈り物が届いていた。長野先生は例の最高な黒糖生産をしている沖ヶ浜田を支援している方だ。
「やまけんさん、ナガラメ(トコブシ)とニガだけを送ります!」
と、すごい量の貝と筍が僕のもとに届いたのだ。さっそく加藤ちゃんに「ナガラメ握ってくれないかな」とお願いする。
「こりゃあトコブシって言うか、完全にアワビだね」
といいながらサッとさばいてくれたのがこれだ!

もう旨いとかそう言うんじゃない。さっきまで動いていた(ていうかいまも動いている)ナガラメは、塩で食べても煮切りで食べても最高だ。
「もう、美味しいなんて当たり前の形容詞じゃ物足りないです!」
と山田くんも大満足であった。
そしてこの後、晴弘~オーパという輝かしいフルコースを辿り、撃沈したのである。いいよるだった!
NHKのラジオ「ビュッフェ131」に毎週月曜日に出ることになったことは書いたけど、実はもう一本、文化放送のラジオ番組 「吉田たかよしプラス」に、毎週5分間だけど出ています。今まで忙しくて書いてる暇がなかったけど、もう一ヶ月経ってしまった。
■文化放送 「吉田たかよしプラス」
http://www.joqr.co.jp/blog/plus/

「ぜひ出て欲しいんです」
という連絡を受けた時、正直なところ断ろうと思った。もう十分に忙しいし、やっていられないとおもったのだ。しかし交渉にきてくれた首藤さんという方が、実に食い物好きな人で、激しく一致する瞬間が多かった。しかも僕と同い年だった。僕は同い年に弱い。ということで引き受けることになってしまったのである。
というわけで、毎週火曜日の7:40~7:45の五分間、パーソナリティである吉田たかよしさんと神原智己さんに、「今週はこれを食べろ!」という話をしている。
吉田たかよしさんは、お医者さんであり、国会議員秘書をやっていたという異色の経歴を持つ人だ。
医学博士
東京大学卒業
元NHKアナウンサー
医師免許を取得後、加藤紘一衆議院議員の公設第一秘書として科学技術政策の立案に取り組む。
その後、東京大学大学院・医学博士課程修了。現在、医師の立場から日本健康教育振興協会・理事長を務める一方、青葉メディケアクリニックの院長として内科クリニックを開設。 (文化放送Webより引用)
しかしこの人、むちゃくちゃにテンションが高い人なのだ!

カメラを向けると絶対に普通のポーズをしてくれない!

こんなにテンションが高い人も珍しい。ニュース番組を読み上げる時はそうでもないらしいのだが、、、
もうお一方、神原智己さんという素敵な女性パーソナリティさんがご一緒くださっている。

なんと神原さんは昔、木場に住んでいたという!これまたビックリな奇遇である。

こういう人達と、毎週5分ではあるけど、仕事をさせていただいているのである。
さて僕に出演交渉をしにきてくれた首藤さんはなかなかの”食い者”である。収録が終わった後、四谷にある文化放送近辺で旨いものがないかを聴くと、素晴らしい店を教えてくれた。
「そうですねぇ、JR四谷駅に戻る道を少し入った「しんみち通り」という商店街に、立ち食いそばの「政吉(まさきち)」という店があるんですけどね。そこの「小海老天つけそば」というのを試して欲しいんですよ!
というので早速いってみたのである。

「政吉」
東京都新宿区四谷1-8
土曜・日曜・祝日 休み

いやこの政吉、来るまで分からなかったけど有名店である。路麺系のランキングではトップ10に入ること多数の名店であった。しばらく前にいっしょに飯を食った、立ち食いそばの評価サイトを運営しているゴリさんも「ここは旨い」と言っていたことを思いだした。
小海老天つけを頼む。小海老天麩羅がつけ汁に5つもはいっているという豪勢な布陣。490円だったかなぁ、すみません450~490円の間でした。それに、100円増しで大盛りの食券を買う。店内は実は立ち食いではなく、立ち食いカウンターに椅子ありという体裁だ。

これが小海老天つけそばだ。小海老といっても、天麩羅屋で出てくる小型のさいまき海老クラスの大きさの海老が5つ、鉢のつけ汁の中にどーんと入っているのである!

そして多くの人が褒めそやす蕎麦は、透明感のある美しいテクスチャだ。

通常の立ち食い系路麺で拝める蕎麦とは一線を画しているではないか!
この蕎麦、毎日長野から取り寄せている6割蕎麦らしいが、実に端整な顔立ちなのである。
一口啜ってみると、角が立った蕎麦から間違いなく香りが染み出てくる。引き締まった食感が素晴らしい、一流の蕎麦である。

しかもこの天麩羅が嬉しい。
通常はかき揚げ天を頼むのだが、この店の代名詞にもなっているこの小海老天、プリプリした海老と天つゆを吸った衣が実にいい味を出している!
あまりに美味しく、瞬間的に食べ終わってしまったので食中シーンを撮ることができなかった、、、
しかし大盛りを食べたけどまだ腹は一杯になっていない。再度食券販売機の前に行き、こんどは牛肉すき煮蕎麦の温かいのを食べることにした。値段は忘れたけどこれも400円台。これに生卵50円をつけた。

甘辛く煮付けられた牛肉ととろとろの玉ねぎ、そして濃いめの煮汁がかけ汁にとけ込んだこの蕎麦も旨い!ただし蕎麦の質が端麗美麗系なので、濃いめの出汁だと汁負けしてしまう感もあるが、しかしそんなのは些細なことだ!

名店の誉れはやはり名店につく。旨いなぁ。会社の近くにある日本橋「そばよし」と、この四谷「政吉」は周回コースにしようと思ったのであった。
さて本日は第5章の校正を終えて、15:30からはNHK第一ラジオ ビュッフェ131の出演だ。今週のテーマは「新玉ねぎ」。
5月11日若干修正を入れました
昨年旗揚げを行った、農業への就職を希望する人向けの塾である「就農塾」は、第一期を好評のうちに終えることができた。
その後、稲、野菜、果樹、流通・マーケティングの講師達と第一期受講生たちと語らううち、やはり第二期もやっていこう!ということになったのである。ということで、第二期就農塾を開講します。
■就農塾Webサイト
http://www.shunoujuku.jp/
右目ニュー「はじめに」をクリックすると、どのような内容を講義するかをみることができます。
また、昨年度の講義の抄録版をPDFでアップしました。実際の講義はもっと密度濃くやっているのですが、プレビュー版の資料と思って頂ければと思います。
注)昨日の段階では前・後編だけしか書いてませんでしたが、実際は前・中・後編です。失礼致しました。
ちなみに第二期は前・中・後編に分けます。「前」は入門者編ということで、第一期に講義した内容をすこし圧縮して、期間的にも短く受講しやすくしました。こちらは、通期で受講して頂くことになります。限定30名。6月21日(水曜日)開講。毎週水曜日です。今期は、スタート時間を19:30にします。一回2時間。「中」の中級編は、レギュラー講師による専門的な講義となります。
そして「後」は、就農塾レギュラー講師以外の、全国の第一線にいる篤農家、種苗育成者(ブリーダー)、そして畜産生産者さんなど、我々自身が話をききたい人達を招いて講義をして頂くというスタイルをとります。こちらは、講義ごとに一般の方も参加可能にします。具体的な内容はまだ未確定、決まり次第告知します。
会場は、縁あって池袋コミュニティカレッジとなりました。池袋西武内にありますから、駅から外に出ることなく会場に入ることができます。ただし自主的な講義ですので、諸般の問い合わせは就農塾にしていただくことになります。詳しくは上に示しました就農塾Webをご参照のこと。
ちなみに昨年中の講義の様子です。
若い人ばかりでしょう?
それはそうだ昨年は40歳までのかたに来て頂きましたので。
でも今年は年齢制限等を設けません。
農業に就職したい人、という部分も緩和します。
やはり、就農はしないけど農業に関心があるという人が多いということがあるので、門戸を開きたいと思います。ちなみに昨年、蓋を開けてみれば、多かったのは農業ビジネスをしたいという人達でした。
ということで
周りにこういうことにご関心を持っている方がいらっしゃったら、ぜひ教えて上げて下さいね!
美食の王国・秋田県を一泊二日で廻ろうなんて、どだい無理な相談だ。秋田県といっても北部と南部で文化や食べ物が違うし、日本海に面した地域と内陸とでも全く違う。そしてそれぞれの地域食が、またディープで面白くて旨い!そんな秋田県の食文化は、実は意外に知られていないというのが僕の印象だ。
どうも秋田県は、昔から家の中で飯を食べるという文化性が強かったらしく、外食にそれほどパワーを入れていないようだ。だから秋田の本当の食文化を知るためには、秋田県の人と仲良くなって、家に招いてもらうしかないんじゃないかと思うのだ。
「いやいや やまけんさん、素晴らしい秋田をご紹介できますよ!」
と事務所まで遊びに来て下さった方がいる。秋田県はなかなか面白い県庁で、「活き活き物産応援チーム」という部署がある。
「とにかく秋田県をPRしまくるぞ!という部署なんですよ。ですから私は日本中飛び回ってます」
というのが、佐々木一生さんだ。この人、一回会ったら忘れられない。いつもニコニコ、飯と酒の話をし出すともう停まらない。陽の気を発散する、実に素晴らしい人なのだ。
「やまけんさん、秋田に遊びに来ませんか?1泊2日でこんなルートを考えてみました。」
というそのルートが恐ろしいものだったのだ!
2月3日(金)
9:15 羽田空港(ANA)
10:25 秋田空港
11:30 昼食
13:00 白瀑(八森町・白神山地のふもと)
松岡食品(白神グリーン豆腐)
15:00 喜久水
17:00 能代市
天洋酒店
べらぼう(夕食)
2月4日(土)
10:00 諸井醸造(しょっつる)
12:00 昼食
14:00 由利正宗
18:00 秋田空港(ANA)
19:05 羽田空港
何がすごいって、実はこのツアー、2月に実施した。秋田県はその頃は豪雪で、ほぼ秋田の北と南を貫くこんなコースが時間通りに着くわけがない!という見通しだったのだ。
「でも大丈夫ッスよ、俺、晴れ男ですから!」
と、過去数回台風の進路を変えた記録を持つ僕が言うが、電話口の佐々木さんは「うーん ちょっと無理があるスケジュールなんですけどねぇ」と不安げである。さては俺を信じてないな。
そしてこの旅、実は錦糸町「井のなか」を開店した店主・工藤ちゃんを誘ったのだ。ちょうど店の工事中で、比較的時間に余裕がある時期なので、食材見学も兼ねて一緒にきてもらったのである。
「ちょうど秋田の酒造をみてみたかったので、ばっちりです!」
と、意気ようようと羽田空港に向かったのである。もち、東京は晴天。

秋田空港は雪に覆われていた!青空が垣間見えているものの、ベースとしては雪空だったのである。
「アニキ、話が違いますね、こっちは寒いですよ!」
と工藤ちゃんが騒ぐとおり確かに寒い。と、空港に迎えに来てくれていた佐々木さんと再会。
「いやぁ こちらはすごい雪です。でもやまけんさんが来た瞬間、晴れましたねぇ」
そうでしょうそうでしょう。

このお人が佐々木一生さんである。まずは車で県庁近くまでいって昼食を食べて、本格的に旅のスタートである。と、車を出して10分後くらいで、晴れ間がみえていた空の色が変わり、雪がダーッと降ってきた!
「これなんですよやまけんさん、、、秋田の空は10分で変わるんです。今回、無事に旅程をまっとうできることを祈ってて下さいネ、、、」
一抹の不安を抱えながら、秋田県庁の近くにある山王2丁目へ。この地域は、以前も書いた「海味」があったりして、けっこうナイスなグルメスポットなのである。

昼食を食べるのはこの店だ。

■魚菜専科 入船
http://www.atika.co.jp/irifune/top/index2.html


店の入口のカウンターを抜けて奥の個室に入ると、6人用のしつらえが。

あれれと思っていると、県庁からさらに3人の方々がいらっしゃった。その中にはあの懐かしいI氏やN氏もいらっしゃる!再会を喜び堅く手を握りしめたのである。何のことか分からない人は、このブログのトップページ右上にある検索窓に「秋田」と入れて検索して欲しい。過去ログの秋田編が山ほど出てくるはずだ。その中に僕を秋田に誘ったI氏とN氏がいる(笑)

「ここは一応、この辺では最も高級かもしれないといえる料亭なんですけど、今日は昼メニューではなくておまかせで作ってもらってます。やまけんさんに今回の旅のスタートということで、しょっつる鍋を食べて頂きます!もちろん使っている塩汁は今回伺う諸井醸造のものです!」
おおおおおおおおおおおおおお!
素晴らしいではないか!
たしかにこの雪でシンシンと冷えている身体を温めたいと思っていたところだ。昼から鍋、最高である。
しかしこの店の高い実力は先付けからもうかがうことができた。
■芹(せり)のお浸し

大量の鰹節をかき分けると、きっちりと根っこの入った芹が。

シャキッとした歯触りと、ビシッと味の決まった出汁が含められていて旨い!
■冬瓜の煮物

美しい、、、上に2玉載っているのはイクラである。しかも少し醗酵させたような、イズシ(飯寿司)に入っているイクラのような感じだ。胡麻餡との絡み方も上品。
■ギバサ

このネトネトと糸を引く海藻が実に秋田の海の味と香りがして旨いのだ。
■茶碗蒸し

さてここで魚が出てきた!
■イカ刺し

ぬぅおおおおおおおおおおおおおおお
男鹿の海で獲れたヤリイカである!もちろんまだぴくぴく動いている活け作りだ。

白くなってない、身が透けてみえる新鮮さである!
これを秋田の濃いめの醤油に生姜を落として食べる。

イカが甘い!ギュシッギュシッとした独特の歯触りを感じながらすーっと噛み締められる。そして身肉の甘さが染み出してくるのだ!いや、これ最高。
さて鍋が並び始めた!いよいよしょっつるの出番だ。

この方が料理長の牧野 誠悦さんだ。

被写体ブレしてしまったけど、柔らかな表情ながら眼光鋭いビシッとした方である。
「今回はいろいろ蔵を廻られるそうですね、うちのしょっつる鍋にも諸井醸造さんのしょっつるを使っていますので、ご賞味下さい」
というそのしょっつる鍋、はやく食いたい!
これが具材となるハタハタだ。

時期的にはもうハタハタの終盤で、ブリコとよばれる卵が入っていないオスのハタハタだ。
でもこれはこれで身肉の旨さを味わうことができるのである。

さてしょっつるはそう難しい料理ではない。昆布だしとしょっつるで汁を造り、そこにハタハタや葱など野菜を投入していくだけだ。それだけに地となる出汁の旨さがものを言うし、なによりしょっつるの質で全てが決まると言っても過言ではない(はず)のである。

さて鍋が煮えるまでの間に、焼き物が出てきた。
「これ、しょっつるで味を付けております。ご賞味下さい」
え、しょっつるで?
僕はこの瞬間、塩気の強い、そしてあの魚醤特有のプウンとした香りが立ち上る味と風味を頭の中に思い描いたのだ。しょっつるのつけ焼きか、、、と。

しかし!
この料理、僕の想像を遙か20周りくらいを上回った素晴らしいものだった!
キンメの切り身を一口食べると、そこには上品な、魚の持ち香を壊さないあまりにも上品で典雅な香りと、
味がする/しないの閾値ギリギリの帯域にあるほのかな塩分が感じられるのだった!

「のわっ 素晴らしい!!!!!! なんですかこの美しさは! しょっつるに抱いていたイメージがすべて壊れますよ! 魚の風味を最大限に引き出していて、しかもこの落ちついたこなれた塩分がギリギリのところで利いてますね!」
と激しく反応すると、佐々木一生さんがニヤリと笑う。
「それを感じて欲しくてこの店に来たんですよ」
いや、感じましたよー これは凄みのある料理である。誰でもできるもんじゃない、この塩梅。素晴らしい!

さて、いい具合に鍋が沸き立ってきた!

柔らかいハタハタの身が崩れぬよう仲居さんが盛りつけてくれる。
出汁を一口すすってみる。
うーむ
これまた素晴らしい塩梅である!
秋田県は、その寒さゆえ漬物などの塩分濃度を濃くしがちで、それに由来するのか、脳溢血等の発症率が非常に高いと言われている。東北の寒い環境で活力を出すためには塩分が必要なので仕方がないのだが、それゆえ鍋などもかなり味が濃いと思うシーンが多かった。
しかしこの店、さすがに日本料理の正統を展開して居られる。
関東の味でも関西の味でもない、秋田の味を主張しているのに、その濃度や文法はきっちり日本料理である!

プルプルと柔らかく溶けるハタハタの身が素晴らしい!
諸井醸造の柔らかなアタックのしょっつる出汁が、その身肉の旨さを最大限に引き立てているのだ!
しょっつるはハタハタを塩漬けにして作る調味料だ。それでハタハタを煮るというのは、最高の相性になること間違いない。

さて鍋ばかり堪能しているわけではなく、運転をしない僕はきっちりお酒をいただいた。
でも銘柄忘れた、、、やはりお燗が素晴らしい。秋田でももっと純米のお燗が飲まれればいいのになぁ

「お魚がお好きと言うことで、うちでつけたブリコのイズシ(飯寿司)を少しだけ、、、」

うおおおおおおおおおおおおおおおおおお
悶絶である!
子持ちのハタハタを麹(こうじ)で漬け込んで乳酸醗酵させたイズシは、北海道のイズシ、和歌山のなれ鮨、滋賀の鮒寿司、そして北陸のかぶら寿司と並ぶ発酵食品なのだ!

そしてこの入船のイズシ、旨い!
ビシッと利いた酸味、強すぎない麹の香りと酸味、ハタハタが塩分でキュッと締まった食感。もうしぶんない!これをどんぶり一杯いただきたいものである!
さきほどのイカのゲソが天麩羅になって戻ってきた!

サクサクの衣にヌチヌチとしたゲソが旨い。
そしてしょっつる鍋の汁でつくった雑炊。なんとギバサが流し込まれていて、トロリと仕上がっている!

これについてきたいぶりがっこが超絶品!

店で漬け込んでいるというこのがっこを、これまた山盛り食べたい!のだけどそれができないところが料亭なのである。また行くしかないなこりゃ。

ギバサ入りの雑炊の上品なこと、味付けがしょっつるであるということを忘れるくらいに上品だ。
この店の塩分使いには本当に驚倒した。まさに凄腕である。

「ぜひまた今度は夜にでもゆっくりとお越し下さい」
ぜひそうさせて頂きたいと思います。ご馳走様でした!
さて車に乗ると、先ほどまでのまだらな晴天はどこかへ消し飛んでいた!

「やまけんさん、いよいよ吹雪の秋田を行きますよ!」
こうして旅は始まったのである。
NECさんの機関誌(でいいのかな)である「コンセンサス」という雑誌に小さな連載を始めることとなった。その内容はネット上でも配信されるということをきいていたのだけど、このほど始まった。WisdomというNECのビジネス系コンテンツの中に、なぜか僕の記事だけがメシ関連のエッセイとして掲載されている。
◇Wisdom
http://www.blwisdom.com/
第一回の内容は、秋田県のしょっつるである。
まだ書けていない秋田激走編でお会いした、諸井醸造所の最高なしょっつるについての記事だ。
写真ももちろん僕が撮影したものだ。印刷紙面になると考えると、やはりデジタル一眼レフで撮影した中からセレクトせざるを得ないかな、という感じ。そう言う意味でも自分が気に入っているショットを掲載できた。
ドロドロになった塩漬けハタハタが、1年以上寝かせられることで透明度の高い琥珀色の液体になるのだ。おおきな桶に湛えられたしょっつる液の表面を柄杓で優しく撫でると、静まり感があるまま、綺麗な波が桶の中にうねっていく。その一瞬を撮影できた。
近いうちに本編もこのブログで書くが、まずはこちらをご覧いただければと思う。
ようやく第五章まで書き上げた、、、あとは削って推敲するのと、図版の整理だ。ようやく一息つけそうです、、、
「やまけんさん、コシアブラがとれてっから、送るよ!」
と山形県白鷹町のまあどんな会代表・佐藤洋子さんから電話がある。この時期、白鷹では山菜がびっしりと出てくるのだ。昨日送ってくれたのが、本日午前中に届いた!素晴らしい!早速ブランチで天麩羅をしてしまった。

箱一杯に詰まった山菜。コシアブラ、コゴミ、タラの芽だが、どれがどれかおわかりだろうか。

これがコシアブラ。
得も言われぬ香気をもつ山菜だ。木の芽といった方がいいだろうか。檜(ひのき)と松と杉を合わせて、控えめにしたような香りがする。実に魅惑的で美しい山菜なのだ!

これはタラの芽。きちんと掃除をして写真を撮らなかったので、ところどころに草がへばりついてしまっているが、何とも有機的で不思議な形をしているものだ。

これはコゴミ。シダ類だ。白和えにされるのをよくみかけるだろう。
これらは全てアク抜きをしなくても食べられるものばかりだ。早速天麩羅にして塩でいただいた(ガツガツ食べたので写真はない)。
店頭でもこれからタラの芽などが並ぶだろう。一年でこの時期しか味わえない豊かな山の幸だ。ちょっと高くても、ぜひ食べておこう!
うーん 書きおわらん!
最後の第5章を書いているのだけど、ページ数が足りません。
泣いても笑っても明日までに初稿を出してしまわないといけないのだけど、、、
朝から別件の電話対応しまくりなのである。
独立して最初の一年は仕事があるのか?と不安に思う毎日だったけど、仕事が沢山いただけるようになると今度は手が回らなくなる。永遠の課題だな、、、
でも連休中も一応食べてました。
事務所から近いのでぼんぼり京橋店に顔を出すと、ジャイアン小池が新作を並べてくれる。
昨年シチリアに行った身としては懐かしい、ライスコロッケ「アランチーニ」。

「今日はカワハギの実を入れたアランチーニです!」
なんとカワハギの実がちりばめられたリゾットにチーズも入れて揚げられたアランチーニに、タコのラグーを敷いてある。これが激ウマ。

もうこいつだけでいいから5個食べたいと思ってしまう。
「そうはいきませんよ! やまけんさんが惚れ込んでる短角牛が入るようになったんで、メニューに追加しました!」

うおっ
これ、サイズがおわかりにならないと思うが、洗面器クラスの丼である。

「通常は丼でご飯付きでは出しませんよ! これ、500gくらいのローストです。それくらいのサイズが一番美味しく焼けますね」

サシの少ない赤身中心の短角牛を、周りはカリッと、中は赤みを残して綺麗にローストしている。ニンニクの効いた甘辛醤油ダレをからめたこのロースト、白飯が進みすぎる!

おかげで腹が一杯で、原稿が進まないのだ。反省。
さて今日は月曜日なのでまた3時半からNHKラジオ生出演。
終わったらまた原稿書きのため、監禁。
あー
いつになったら終わるのやら、、、
日本酒業界では知らぬもののいない怪物、上原浩先生がお亡くなりになられた。
まさに巨星といえる存在だった上原先生が亡くなったことで、今後の日本酒業界ははっきりと後進の方々にゆだねられたと言うことになる。
上原先生は、あの尾瀬あきらさんの名作「夏子の酒」でも、酒造りを指導する国税局の上原久先生というキャラクタで登場する人だ。僕もお酒の会で2回ほどそのお姿を見かけたことがある。ちなみに「井のなか」の工藤ちゃんの大先生が上原先生だ。彼が五穀家日本橋店で純米酒居酒屋の道を歩み始めた時、上原先生に店の顧問になっていただいたという。居酒屋が上原先生を「顧問」として迎えたのは他にあまりないことだったろう。
![]() | 純米酒を極める 上原 浩 光文社 2002-12-17 by G-Tools |
![]() | カラー版 極上の純米酒ガイド 上原 浩 光文社 2003-12-16 by G-Tools |
農業と酒の世界は極めて密接だ。日本酒は米と水が造り出す芸術的な飲み物であり、そして醗酵が重要なプロセスであるということも共通している。何より酒造りを行う集団やその長である杜氏は、歴史的にそのほとんどが農家だった。その酒造りを、ある高みからよい方向へと指導してきた上原先生だったのである。伝説は色々と聞くが、もう少しその実物に触れさせていただければよかったと悔やむ。
ご冥福を祈ります。
ちなみにいま、4章を書き終わります。明日明後日で5章を書いて、ひとまず終了の予定。