このブログでは何度も採り上げてきた土佐ジロー。全国の地鶏品種のなかでも珍しい、たまごがよく食べられる地鶏である。土佐ジローはとても小さい鶏で、ブロイラー品種が50日で3~4キロに育つのに比べ、なんと120日育てて2キロにもならないという効率の悪い鶏でもある。そこから生まれるたまごもとても小さめで、市販の鶏卵のS玉よりちっちゃい。しかしその小ささと、黄身の味わいが強いこともあって人気を呼んでいるという興味深い存在なのである。 ちなみに、かの京都の南禅寺「瓢亭」でお料理をいただくと瓢亭玉子という名物料理が出てくるが、本店でいただくそれは土佐ジローのたまごである(本店と日比谷店のみ)。 しかし...