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2007年11月26日

山形県朝日町のあの蜜入りりんごの樹が、豪雪で折れたという連絡。 農業は先の見えないリスクを負っている。けれどもこのりんご食べてみて欲しい。

今年も”あのりんご”が届いた。
PB162270.jpg
山形県朝日町の山の上の「和郷平」という地域でリンゴ農家を営む、鈴木果樹園のリンゴだ。
あの、暴力的に蜜が詰まりまくっているリンゴだといえば、昨年・一昨年から僕のブログをみているひとならおわかりだろう。

昨年は、蜜入りのフジの6個入りを販売し、限定数量がまたたくまに売り切れた。蜜がびしっと入っている実を選り分け(生産者にはわかるらしい、、、)、市場などに出荷するのとは違う、味重視の選び方をしてもらったこの商品は、鈴木果樹園の名前つき・顔つきの商品だ。気合いを入れて今年も生産に取り組んでいた。

そんな山形を、先週の週アスまつりの前日、何の前触れもなく豪雪が襲った。長野などでも被害がでたが、山形の山間地の果樹は、降り積もる雪の重さでベキベキと音を立てて折れたという。

「うちのりんごも、相当折れました、、、」

と連絡がきたのは、週アス祭り当日だった。
これが折れたリンゴの樹の写真だ。
ore.JPG
主幹がベキンと折れてしまっているのがわかるだろう。
実はこの園地は、蜜入りリンゴを収穫するために手つかずにとっておいたところで、そのため枝にはたわわにリンゴが実っていた。そこへドカ雪がどーんと降り積もり、その重さに耐えられず、樹が折れていったのだ。まだ雪がひどいため、被害の全容ははっきりしないそうだが、来年度以降もきちんと実をつけるリンゴの樹がどれくらい残っているのか、とても心配だ。

「でも、蜜入りリンゴ出荷用の分は確保できそうです。実は雪が降ったせいで急速に冷えて、蜜の入りが余計にすごくなりました。俺、今日食べてみたんですけど、、、リンゴっていう存在を超えたものの味がします」

という。
農産物は寒さが強まると、自身が凍らないように防御をする。たとえばデンプン質のものは、凍らないためにデンプンを糖に変えるのだ。雪下にんじんとか雪下大根とか、雪の下で貯蔵した野菜がやたらと甘くなるのはこの原理である。

そして今回のリンゴも、けがの功名というべきか、やたらと蜜がのりまくっているらしい。出張から帰る木曜日に僕のもとにそのリンゴが届くそうなので、割ってみたらまた写真でアップしたいと思う。

ちなみに、3週間前の時点で彼から送られてきた、今年のリンゴのサンプルはこんな感じだ。
PB162285_1.jpg
びっくりすることに、まだまだ収穫適期でないのにもかかわらず、蜜が入りまくっている!
PB162285_1.jpg
PB162285_1.jpg
蜜の透明感で向こう側が透けてしまいそうだ。

味も、この時点ですでに満点に近い。「蜜」の正体はソルビトールといって、植物の体内のエネルギーが消化しきれず、細胞からしみ出たものだ。だから蜜自体は甘くはない。しかし、エネルギーを消化しきれないという状態は、つまり完全に熟した状態ということだ。だから、蜜が入っているリンゴは完熟していて、甘い。それは確かなことだ。

加えて、和郷平のリンゴは、ほかの地域のにくらべてパキッとした強い食感が特徴だ。柔らかなリンゴを好む人もいるだろうが、ここのリンゴはパキン!と音が立ち、冷たい果汁がジンッと弾けるものだ。僕も嫁も、ちょっとほかの地域のリンゴとは比べられないほどに好きなのだ。

これが、雪の影響でもっと蜜が入りまくっているという。

12月7日からの出荷を目指し、いま彼は雪をかき分けて収穫し、選果している。
このリンゴ、ぜひ買ってあげてもらえないだろうか。

これ、被害にあった産地だから、お涙ちょうだい商法、には絶対にしない。僕はこの商品を販売者に紹介したため、一箱につき150円の紹介料をもらい受けることになっている。限定300箱×150円で45000円。今回は彼のところに出張していないから、僕には費用はかかっていない。だから、微々たるものだけど全額を彼の来年度の補修経費に寄付しようと思う。

その上で言うけど、鈴木君のリンゴ、マジで旨いリンゴですよ。それは保証する。

http://store.yahoo.co.jp/organic/wg0736.html

PB162264.jpg

Posted by yamaken at 17:10 | TrackBack

やぱりすごいぜ オリンパス E-3!

明日から二泊三日で岐阜・恵那市に出張。
その出張にテストレポート用に携えていくE-3が到着!午前中、そわそわして少しだけ試用してしまった。
しかもレンズは同時発売の12-60mm、ワイヤレス制御できるストロボFL-50RとFL-36Rも到着。まさにフル装備だ!

最初に少しがっかりした点についていうと、
うわさのファインダー倍率については、キヤノンの40Dをしばらく前に借りて使ったときと同じようなもので、それほど感動する広さではなかった。E-410などの3桁機から比べれば、格段の差ではあるのだけれども、どどーんとでかいファインダー像に対する期待感が強かっただけに、少しがっかりした。

気を取り直してワイヤレスフラッシュの設定をしてみた。 、、、超・簡単!
FL-36Rを被写体の斜め後ろに置いてテスト撮影をしてびっくりした!
PB260705s.JPG
すげー ぼける!
フォーサーズ規格は撮像素子面積が小さいので、あまりボケないというのが通説。けど、この新レンズ、望遠側がf4なんだけど、それでもこれだけボケてくれた。

ちなみに広角側で撮影するとこんな感じ。
PB260702s.JPG
よしゃ、広角側でもぼかそうと思えばかなりボケてくれる。

いい感じだ!
明日からの撮影が楽しみになってきた、、、
ただし、なんだか僕のレッツノートW5の調子が悪くて、画像の大量アップロードをするFFFTPが動作しない。何でだろ?OSの入れ替え時期が来たということだろうか、、、

では
明日からの出張に向け、仕事ばりばりやります!

Posted by yamaken at 12:59 | TrackBack

「週アスまつり」面白かった! ご来場いただいた皆様、ありがとうございました、、、


週刊アスキーの10周年イベント「週アスまつり」が23日、秋葉原UDXにて開催された。
タイムスケジュールをよーくみると、僕のトークライブ(11:00~12:30)というのが、ステージでの一番最初の演目ではないか。なんだよ~ 客の入りが少なさそうな、一番きつそうな時間帯じゃん。まあいいか、とりあえず恥をかいてこようという気持ちで秋葉原に向かう。

UDXビルの9階控え室にて。スタッフが皆おおわらわで動いている。
しかしこのイベント、面白いなぁ、と思ったことが一つある。だいたいこの手のイベントでは、イベント企画会社がとりしきって、会場内の整理をしたり駆け回るのもイベント会社の派遣さんということが多い。けど、この週アスまつりに関して言えば、週アスの編集スタッフその人たちが走り回っているのである!ただでさえ、誌面に編集者の顔がバンバン出てくる異例の雑誌なのに、リアルイベントでもそれかよ!と突っ込みたくなるところだが、それがまた面白い。

その究極がこの風景である↓

総編集長であるF岡さんその人が、来場者に手渡すパンフ類を袋詰めしているのである(笑)

さてそろそろ時間だ。
会場に入り、ステージ脇の控え室に。人、入ってないだろうなぁ、、、と不安だったが、会場担当さんが「いやいや、結構座ってますよ!」と言ってくれる。11時になりアナウンスが入り、いよいよ登壇、、、お、満席とはいかないけど、結構みてくれてるなぁ。ありがたや、、、

連載「旅三昧」のトークライブということで、徹頭徹尾食べもののお話しということになる。こういう講演は実は初めてで、僕は通常、「日本の農業の現状と今後」とか「農業マーケティングとは何か」とか「農産物におけるトレーサビリティの今後の方向性」とかそんなことをお話ししている。だから逆にこんな「食い倒れについて自由奔放に話してください!」というのは戸惑ってしまう。ゆえに、前日(ていうか当日)の午前2時くらいまでパワーポイントのスライドをどうしよう、こうしようといじるハメになってしまった。

会場に足を運んでくださった人はお分かりの通りだが、結局、食い倒れ日記や連載「旅三昧」のバカ話だけではなく、日本の異常に低い食糧自給率のお話しや、これから日本人がどんな食を選択すべきなのか?などという話しを交えながら、旅三昧という連載で今後やっていきたいことをつらつらとお話ししたのであった。

途中、このイベントのために山形から上京し、朝7時から自慢の自家米でご飯を炊いて、おにぎり300個を炊き出してくれたまあどんな会の3人をステージにあげ、そして当日朝に岩手の二戸から出てきてくれた山長ミート&つぶっこまんま&杉澤ブラザーズにも上がって貰った。これまで「旅三昧」に出てもらった生産者を紹介することができて、一つ目的が達成できたのである。

「じゃ、まあどんな会のおにぎりを食べてください!」ということで講演終了。肩の荷が下りた~

まあどんな会の面々は講演終了後、直ちに着替えて、3時前に新幹線に乗るために出てしまったため、写真を撮るのを忘れてしまった!残念。彼女たちが握ってくれたおにぎり、一つしか僕の口に入らなかったが、ビックリするほど美味しいおにぎりだった!リーダーの洋子さん宅のコシヒカリだが、炊き加減も最高、モッチリした食感に、一塗りされたなんばんの粕漬けのビリッとした辛味(今年のなんばん粕漬けは例年よりさらに辛い!)が堪らない!

ちなみにおにぎりは、こんな面々によって配られていた。

この人達、週刊アスキー編集部の女性陣である、、、レアだぜ。
僕としてはS岩さんのメイド服姿を観ることが叶わなかったのが残念だ、、、

さてメインステージの次の演目は、なんとスマートフォン伝道師さん達が大集結してのトークライブだ。

携帯評論家という職業(?)の木暮祐一さんのコーディネートで開催された座談会だが、なんとここにW-ZERO3のエバンジェリストである伊藤浩一さん、WindowsMobile関連のウィザードであるkzou氏、屈指のウィルコムの情報サイトを運営するmemn0ck氏、そしてモバイル関連ジャーナリストである山田道夫さんが出ている!

実はこの方々とは、ウィルコムのW-ZERO3に関するガイドブックの座談会でご一緒させていただいたのである。

ウィルコム『W-ZERO3』ファイナルガイド (エンターブレインムック)ウィルコム『W-ZERO3』ファイナルガイド (エンターブレインムック)


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僕はW-ZERO3についてもウィザードでも何でもないので、超・みそっかす状態だったが、、、
この方々は、販売されているスマートフォンを片っ端から買って実際に使っている人たちばかりなのである。

前の方で「目線くれ~!」という光線を発してカメラを構えてたら、みんな気づいて笑ってくれたのでパチリ。

その後、ぶらぶらしていたら、なんと週アスの人気連載「だってサルなんだもん」のいしかわじゅん先生にお会いすることが出来た!

いしかわ先生は、東京の家以外に沖縄の那覇にも事務所を構えているひとである。いいなあ、いいなあと思っていたので「ウラヤマシイです!」と言ったら「いやぁ、沖縄もなかなか難しいところなんだよ」と、いろいろ沖縄の裏の裏の裏の話しをきかせてくれたのだった。

写真は、このイベント用にハンバーガーショップ「Asyl(アジール)」、 カレーの「アキバ海岸」によるギーク弁当。


肉が多すぎて、ちょっと食うのが苦しい、、、

15時、週アス祭りの一角で、あまりにも強力な香りが立ちこめ始めた!

山長ミートによる短角牛焼肉の”試食”である。
これ、販売ではない。この会場では販売ができないため、一口試食をしたわけである。

このブログではお馴染み、山長ミートの槻木専務と、、、

二戸市役所浄法寺支所の杉澤君が次から次へと焼いても、追いつかない程の人がコーナーに溢れる!

その横では、浄法寺周辺で収穫される野生のヤマブドウを醸造した赤ワイン、浄法寺ワインの試飲も行われた。浄法寺ワインは週アスの通販ページである「アスキー365」の部長でもあり、利き酒師の資格までとってしまった望月さんが来客に振る舞ったが、「みんなの喰付きが良すぎて、速攻で無くなった」そうである。

つぶっこまんまの安藤さんが持ってきてくれたへっちょこ団子は、この会場で調理が出来ないため、銀座にある岩手県のアンテナショップで加熱し、アキバに車で運んできたそうだ。

「煮詰まるとどろどろになっちゃうからと思って水分を多めにしたら、ちょっと薄めになっちゃったのよ~」
と残念がる安藤さんだったが、タカキビの団子の美味しさはみんなに伝わったようだ!

と、岩手コーナーも大盛況の内に終了。
よかった、、、

と、これで帰っても良かったのだけど、、、
僕にはこの日、最大に楽しみにしているコーナーが最後に用意されていたのだ。
それは、、、

僕が今、週アスで最も面白いと思っている「Web 0.2」というコーナーの面々が繰り広げる「オフ喜利」である。

「オフ喜利」
http://offgiri.jugem.jp/

「Web0.2」は、電車の中で読んでるとこらえきれず「ブフッ」と吹き出してしまう爆笑のコンテンツだ。
その、週アスでは見開きページでみるテキストとしての大喜利が、目の前でリアルタイムに繰り広げられる!

その席上、また面白いことが起こってしまった。
主要メンバーであるチョリ蔵さんが自己紹介の時に「ヤマケンさんの実物が居たので、サインを貰おうと思っていたら、帰ってしまった、、、」と言っている! いや帰ってないよ! サイン書くよ! と手を挙げて叫んだら、向こうもビックリしていた(笑)

このオフ喜利、僕は十二分に楽しめた。ていうかあんな極限状況で大喜利できる彼らはスゴイ!
なんのことやらわからない人は、ぜひ週アスを買って、Web0.2というページを開いて欲しい。

WEB0.2 頑固親父が威厳をなくした寝言の内容とは?WEB0.2 頑固親父が威厳をなくした寝言の内容とは?
オフ喜利


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会場内で即売していた「Web0.2」の書籍を買い、控え室にもどってオフ喜利メンバー全員のサインをいただく。チョリ蔵氏が、「僕の娘がニコーっと笑うと、ヤマケンさんそっくりなんですよ!」と言っていたのだけど、「そりゃリップサービスだろうな」と軽く受け止めていたら、帰りの電車で彼のページをみたら本当にそのエピソードが、しかも彼の肉筆による似顔絵付きで掲載されていたので大笑いしてしまった。

記念撮影。

写真中央に映っているのは、オフ喜利にゲストとして参加した「兄顔しずか」さんである。

兄顔ガールズ
http://www.anigao.com/pc/bio.html

なんかの冗談かと思ったが、きちんとご活躍されている宇宙人であった。アニ顔星という星からいらっしゃったこの方、無茶苦茶にナイスバディであった。この人が素顔になった、おっと違った、地球人に変装した顔をみることができなかったのがこの日最大の失点であった。

長い一日だったが、佳い一日だった、、、
ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました!

Posted by yamaken at 00:41 | TrackBack

2007年11月23日

じゃあ、これから秋葉原UDXにて「週アスまつり」いってきます。

いやー
今週もほんとに一瞬で過ぎてしまった、、、
今日これから「週アスまつり」に出てきます。
昨晩は、このイベントでおにぎりを握るために山形から出てきてくれたまあどんな会の3人を錦糸町「井のなか」に連れて行った後、0時からまた会社に戻って今日のトークライブ準備。連載「旅三昧」の裏側をお話ししようと思う。

僕のトークライブは11時~12時。
そして、12時からまあどんな会のおにぎり&なんばん粕漬けを配布開始。個数限定だからすぐに亡くなっちゃうと思う。で、15時から、二戸の短角牛&浄法寺ワイン&へっちょこ団子のお汁粉の試食開始だ!

食い倒れ日記読者はぜひUDXビルに集ってくださいませ。
個人的には、週アスの連載「Web0.2」の面々が「オフ喜利」をやるのが楽しみです、、、

とおもってたら、秋葉につきました。
UDXビル二階の会場前には、すでに行列ができてます、、、

Posted by yamaken at 10:01 | TrackBack

2007年11月22日

本日、有楽町の交通会館にて「比内地鶏安心フェスタin有楽町」を開催するそうだ。


食い倒れ日記秋田編でいつも水先案内人をしていただいている、秋田県の佐々木一生さんから連絡があった。

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急なお知らせになってしまいました。

「比内地鶏安心フェスタin有楽町」を開催します。

○日 時:11月22日(木)
      午前11時頃~午後6時30分頃

○場 所:東京交通会館 1F イベントスペース(JR側)

○販売内容(一部ご紹介)
  比内地鶏(正肉)、比内地鶏スープ、きりたんぽ(生)
  セリ、ごぼう、ネギ、、まいたけ、なめこ、里いも
  きりたんぽ(真空)、比内地鶏くんせい、比内地鶏ラーメン
  比内地鶏そば、カップきりたんぽ、比内地鶏卵
  比内地鶏炊き込みご飯のもと、比内地鶏なめらかプリン etc

比内地鶏はもちろん、きりたんぽ鍋の食材が全てそろいます。
三関のセリ、ネギは能代の白神ネギです。

職員一同、
比内地鶏のお面(?)をかぶってがんばっておりますので
お時間がありましたら是非お越しください。
-----------------------------------------------

名古屋コーチンに続き、比内地鶏に関する事件が起こった今、信頼回復のために色々と奔走している。消費者も、マスコミの情報だけではなく、実際に足を運んで、しかも実食した上で実感を持つことが重要だと思う。県のイベントだから、本物の血統の比内地鶏が出てくることは間違いないだろうと思う。
俺、今日は時間がないんだけど、行けるかなぁ、、、

そうそう
12時頃と15時頃に行くと、何かいいことがあるらしい。
お近くの方はどーぞ。

Posted by yamaken at 09:01 | TrackBack

2007年11月21日

ふ、深い! これが青ネギの世界か!! 絶品本物の九条葱を堪能した関西行であったのダ! その2

(九条葱のエントリから続く)


伏見から祇園までは40分ほどかかっただろうか。京都の地理をよくわかっていない僕としては、ぐねぐねと長い道のりだった。だいたい、京都ほど外の人間がわかりにくい場所もない。観光地としての位置づけと、生活する人がいる街としての位置づけが、どこで切り替わるのかがわからないのである。

「この辺が祇園の裏側です」

えっ 裏側?
もの凄い風流な街並みだけど、、、
異邦人としては異様に緊張する京都の街並みに入り、駐車場に車を停める。

「表通りのにぎやかで綺麗な街並みから入るのもいいんですが、私たちはいつも裏から入ります」

と、塀の先に見えてきたのが、「萬屋(よろずや)」の看板だ。

祇をん 萬屋
京都市東山区花見小路四条下ル二筋目西入ル小松町555-1
075-551-3409

引き戸をガラッと開けると、女将さんが出迎えてくださる。一階が昼営業のテーブル席だが、二階に通される。

「二階は常連さんが食べさせて貰える席なんですよ。実はこの萬屋さんの名物が、九条葱をたっぷりチラした「葱うどん」なんです。さっきお邪魔した石田さんの葱が使われているんですよ!」

おおお!そうか、そういうことだったのね!
石田さんのところでも「これからうどん、行くんでしょ?」と言われて、なんのこっちゃと思っていたのだが、ここで葱うどんを食べるという趣向だったのか。

「いえ、葱うどんだけではなんですから、今日は萬屋さんにお願いして、葱づくし食べ比べをしていただきます。」

そういえば舟橋さん、車のトランクからガサッと段ボールを出して女将さんに渡していたが、アレは食べ比べようの葱だったのか!

「じゃあまずは先付けに、、、」

と出していただいたのが、しょっぱなから葱のぬたである。

「左側が石田さんの九条葱、右側が岡山産の葱です。」

おっと
最初から食べ比べだ!
上品なぬた味噌と、アクセントの金時ニンジンの食感が楽しいぬただが、ここは葱の違いを楽しむべきだ。テクスチャはほぼ同じだが、石田さんの葱は表皮が柔らかく、噛んだときのヌチャッと感が強い。岡山県産は表皮の歯触りが強めだ。食味は微細な違いだが、トロリとした粘液は石田さんの葱に、より多量にふくまれていると感じた。

「さあ、ここから葱の食べ比べですよ!」

え、今のは違ったの?と思ったら、怒濤の葱責めである。

芽葱。

万能葱


こちらが萬屋の大将。
知る人ぞ知る、祇園の顔だそうである。

万能葱は博多のJAグループのブランド葱だが、なんとここで舟橋さんの品種が採用されたのだと言う!



この辺の葱食べ比べがどうだったかということは、詳細に書くと長くなるので割愛するけど、大きな確信を持てた!それは、やはり葱でも品種、産地、栽培方法で味が大きく変わるということだ。

今回舟橋さんにお会いしたのは、第四回目を迎える「料理人のための食材研究会」への協力をお願いするためなのだが、ここでも会に出品したい葱が多々あった!

「そうですね、、、九条葱はぜひ食べ比べていただきたいですね!」

やりましょう、やりましょう!

「じゃあ、葱ばっかりだとなんですから、鍋をお出ししますね」

と、生の葱をぽりぽり食べていたモノクロームの世界から、一気にカラフル世界へと突入するのだ!

どどーん!

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
これは、これはもしや、、、?

「はい、丹波の松茸です」

来たああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

しかも、松茸だけではない!

「やっぱり葱には鴨肉があいますんで」


ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

こいつぁ 久しぶりにプレゼンテーションだけでヤラレタ!
怒濤の旨いもん冬バージョン攻撃である!

仕事を終えて駆けつけてくださった、九条葱農家・石田さんも臨席。いよいよ宴の始まりだ。

大将による葱投入。ここから最後まで、具材の投入と火加減調整、煮え加減のお知らせはすべて大将により気持ちよく仕切られた。実は石田さんの葱をいただいて家に帰り、同様に鍋をしたのだけど、全然あの萬屋で食べた味にならない。実は葱の素性だけではなく、火の加減など全てがコントロールされているのだな、と痛感した次第だ。

ご覧の通り鍋には出汁と肉の丸が仕込まれている。

「鴨肉だけだと硬くなってしまいますので、鶏肉もいい塩梅に混ぜてます」

とのこと。この出汁が実に最高!京都だからといってアタリが薄いわけではない。実にしっかりコクのある出汁加減である。このフツフツとした火加減で、九条葱に火が通される。

「はい、もういいようですよ」

という号令の元、箸が伸びる!ていうか俺の箸が伸びた。
PB061699.jpg
関東ではあまり食べられない、葱の青い葉の部分。
いや、葱品種自体が違うから全く比べることは出来ない。
贅沢に箸でつかんで口に放り込んで、ザクリと噛むと、歯が表皮をザリッと引き裂く感覚、そして内側のヌトヌトした粘液が甘~く染みだしてくる瞬間。

青ネギは、快楽だ!

こうして葱を主役にして食べるとよくわかる。出汁の旨みと葱の風味、甘さが絡んだものは、無敵の旨さなのである。

「さてじゃあ葱以外のものも、、、」

と言って、とうとう松茸と鴨肉の投入!


ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
昂奮せずには居られない、地のたぎる鍋風景である!

正真正銘の丹波の松茸、特有の香りが微細な湯気の粒子にのって運ばれ、鼻孔をくすぐりまくる!
いつもはいとおしみつつ、ゆっくり食べるけど、「たっぷりありますから」という声に、バクついてしまう!
ジャクリという菌茸特有の繊維感ある歯触り、そして暴力的な香りが顔の細胞中に充ち満ちた!

うめええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

「鴨肉もたっぷり食べていってくださいネ」


PB061695.jpg
葱の甘さと松茸の香りが溶け出した出汁で柔らかく火を通した鴨肉、至上の幸福である。
そして鴨肉と鶏肉の丸もまた、出汁をだしきっていない絶品な美味しさ。
これで鴨肉の旨さがまた出汁に溶け出す。

「その出汁でこの辺の野菜をたべていただきましょう」

と出てきたのが、京野菜の本道、聖護院大根と水菜、そして葱と松茸の怒濤の攻めである!

聖護院大根は予め軽く茹でられたものを投入。しばし出汁の中に置いて味を煮含ませる。

何度も食べているけど、聖護院大根ほど煮物に合う大根もないだろう。煮くずれずとろけきらないのに、柔らかくたおやかな食感がする。味も淡麗で柔らかな風味。それが葱と鴨と松茸の出汁に絡まって、最上級の食材に変化するのである。

〆は、この鍋の中に蕎麦を投入。うどんではなく蕎麦というところがイイ!


これが旨いんだよなぁ!とすすり込む石田さん。
出汁が蕎麦の香りに絡んで、これは江戸前蕎麦とは全く違う楽しみになっている。

でも、、、
僕はやっぱり、ここの看板商品である葱うどんも食べたいな、、、

「もちろん!それじゃ一つお作りします!」


これが、萬屋の葱うどんだ!
贅沢に、ふんだんに九条葱を盛り込んだうどん。
葱のしたに隠れているうどんは、関西で主流のふくよかで柔らかい麺だ。これが、鍋の出汁とはまたちがう、柔らかめの出汁と葱に絡んで、ホッとする味になっている。

美味しい、、、

「こんど、このうどん食べに昼来ます!」

「ぜひおいでください!」

〆は鍋の出汁で雑炊。

最後まで、米の一粒にまで松茸の香りが絡んだままだった!
なんともゴージャスな一夜である。
気がついてみたらもう0時を廻ろうとしている!4時間にわたる食事をしてしまったのであった。


萬屋の若大将、今は彼が料理を担当しているのである。

もの凄い一日だった、、、

葱について2時間くらい話を聴いて、その後一杯飲めればいいやくらいに考えていたのに、凄まじい美食快食の夜となってしまったのである。

次回、エコール辻&柴田書店&僕で開催する「料理人のための食材研究会 葱編」では、九条葱、絶対に食べ比べることにしようと思う。石田さんの九条葱を味わってみた囲皮とは、1月19日を空けておいていただきたい!

Posted by yamaken at 13:43 | TrackBack

2007年11月19日

とりあえずE-3は”買い”がほぼ決定だ。

前のエントリでもデジカメのお話をしたけど、23日に発売されるオリンパスE-3は買ってしまいそうな気がする。
E-3は、オリンパスがその技術力を世に問うフラッグシップモデルだ。
いま、僕がメインで使っているE-410は世界最小・最軽量のデジタル一眼レフで、位置づけとしては入門機なのである。

しかしもちろん、入門機とはいっても、その写りは僕の用途には極めて佳い、と思っている。
「僕の用途」では、かなりの部分でストロボを利用した撮影となる。

07_10_03414.jpg
自然光を使った料理写真の撮影も流行りだけど、それで満足に綺麗に写す技量は僕にはまだない。やはりストロボを使って光りを回しこんで写すのが僕の精一杯だ。

E-410の前に使っていたのはキヤノンのEOS Kiss DNだ。これに比べてオリンパスのデジカメは、ホワイトバランスに不安があるというのが感想だ。つまり、蛍光灯と日光、白熱灯などマルチな光源が混在するところでオートホワイトバランスにすると、なんだか変な色で撮影されてしまうことが多い。

反面、快晴時の屋外での写真などは抜けるように綺麗に写ってくれる。
07_10_03214.jpg
二戸の短角牛の放牧風景写真を撮るとき、EOS KISS DNにも広角レンズをつけて持って行ったのだけど、比べものにならないほどE-410の方が気持ちよい画質に撮影できた。
07_10_03292.jpg
僕の場合、屋内での料理の撮影と、屋外の野菜や果樹、畜産などの圃場撮影がメイン。ということは、E-410でほぼカバーできると言ってもいい。

どうやら新しいE-3では、もっと画質が向上しているそうだ。撮像センサーも、E-410、E-510に使われているものからさらにバージョンアップしているらしい。階調表現もかなり豊かになっているという話題が、試用したひとからのレポートで出ている。

しかも、ものすごく僕の用途に必要な機能が搭載されたらしいのだ。
それは、外部フラッシュのワイヤレス制御機能だ。


どういうことかというと、E-3と併せて新しく発売されるオリンパス純正のフラッシュを使うと、カメラとフラッシュをワイヤレスでつなぎ、制御することができる。しかも一台だけではなく、複数台の制御が可能になるのだ。

これはすごい!
キヤノンではSTE-2というユニットをホットシューにつけることで実現していた機能なんだけど、これがなんのオプションも必要なくできてしまうのだ!

ただし気になっていたのが、この制御のための信号は内蔵フラッシュのパルスによってなされるということだったので、その内蔵フラッシュの光も撮影時に拾ってしまうのではないか、ということだった。
僕の料理写真撮影では、カメラ正面からの発光はほとんどしない。ストロボをケーブルで結んで反逆光から撮影することがほとんどだ。だから、逆にカメラ本体のストロボが光ってしまっては困るのだ。

そこの部分がどうなんだろうなぁ、と思いながらヨドバシカメラを歩いていたら、、、
僕がE-410を購入した時に案内してくれていた、自身もオリンパスユーザであるウエディングカメラマン、A君が居るではないか!
(↑何のことかわからない人はこのエントリをご参照のこと)

「あー あの、僕は以前あなたからカメラを買った、、、」

「あっ ヤマケンさん! 来てくださったんですか!」

おおっと 覚えてくれていた、、、けどなぜ僕の名前を!?

「いやー ヤマケンさんがブログ書いてくださった後、それをみてE-410買いに来てくださったお客さんが結構いらっしゃるんですよ! 僕も最初、『君がウエディングカメラマン?』って話しかけられて、何で知ってるの?っておもってたんですけど、、、」

ひえーそうなのか!
なんでも、E-410 ,E-510ともに結構買ってくれている人がいるらしい。千葉県でシネコン関連のお仕事をしている読者さん、ご購入後、いかがですか?

ということで先に書いたE-3のワイヤレスフラッシュ制御機能の詳細を聞いたところ、「早速メーカに問い合わせます!」ということで聴いてくれた。

その結果、ものすごいことがわかったのだ。

E-3では、内蔵フラッシュを使って細かなパルス信号(コマンダー)をストロボに送り、その後にワイヤレス側のフラッシュが発光する。このコマンダーとしての発光はガイドナンバー1以下の明るさで、露出にはほぼ影響しないということなのだ。

すげーーーーーーーーー!


じゃあ、いままでカメラとフラッシュをコードで結んでいたのは、E-3を買えば要らなくなる。
(その代わり新しいフラッシュを買わないといけないけど、、、うーむ)
しかも、多灯制御できるので、1台のフラッシュを手持ちにし、もう一台を横から置いてアクセントにして撮影するということだってできてしまう!うわぁ、、、

食い倒れ日記の写真は、2003年の開始時からだんだんと変わってきているのだけど、またもやおもしろい方向に行けるかもしれない!

ということでオリンパスE-3、ほぼ購入決定だ、と思う。また散財だ、、、

Posted by yamaken at 16:53 | TrackBack

ようやく冬の寒さ到来。野菜が美味しくなってくる時期だ。

某雑誌の取材で、長島農園に。最近、いろんなところに顔を出している勝美君、さすがにレストラン向けの販売は「もうこれ以上引き受けられないよ」というところまで来たらしい。年間120品目を作付けしながら多数の出荷先を管理するのは大変なので、出荷先を絞るのは仕方がないことだ。

雑誌社のカメラマンさんが撮影している間、僕は勝手に好きなアングルの写真を撮りまくった。
これはまだ本葉が展開されたばかりのカブ。

土の上に直接オリンパスのE-410を置いて撮影。レンズはキットレンズの14-42mmだ。こういうとき、液晶モニタに撮影するシーンが表示されるライブビューは便利だ。一眼レフでも最近は搭載する機種が多くなったけど、その元祖はオリンパスだ。ちなみに長島農園の勝美君もオリンパスユーザ。しかもE-330という、フルタイムライブビューを可能とする唯一のカメラを使っている。

オリンパスのカメラで特徴的なのは、オリンパスブルーと表現される、青空の深い描写だ。コダックの撮像素子を使っていた頃はもっとクッキリしていたそうだが、パナソニックの撮像素子を使っている現在も青さは爽快。たしかにキヤノンのカメラで撮影したものと、青空のクッキリ感が違う。

35ミリf3.5マクロで撮影。枝の下から空を見上げるように撮影してみた。
今日は徹底的にアングルに凝ってみることにする。なかでもやはり、土にぺたんとカメラを置いて、小さな段階の野菜を撮るのがおもしろくなってしまった。

これは水菜。


こちらは小松菜。

カメラの上手な方が、「被写体と同じ目線で撮るのが基本」とおっしゃっていたが、なるほどそれなら丈の低い野菜を撮影する際には、土に載せないと駄目だな。その場合、ファインダーをのぞき込むことは不可能になるので、ライブビューができることは必須だ。欲を言えば、カメラ裏面に固定された液晶ではなく、液晶面をぐりぐりと動かすことのできるバリアングル液晶が望ましいだろう。これはE-410にはついていないが、23日に発売される、オリンパスのフラッグシップ機であるE-3には搭載される。ああ、ほしいなぁE-3!

長島農園の出荷場にカブが山積みされていた。カブの玉の大きさから言って西洋小カブではなく、和種のカブだ。

畑に行ってみると、まさに引き抜き時のカブがぷっくりとふくれていた。

勝美君が畑のなかで、包丁で皮をむいてくれたのにかぶりつくと、西洋カブのような甘さは控えめで、その分、いいカブには必ず強く出てくるロロロっという独特の歯触りと、アブラナ科特有の軽くつーんとする香りがする。

でかいのを一玉もらって帰ったのをできるだけ薄切りにして塩と砂糖でもみ、脱水してから富士酢プレミアムを振ってジップロックへ。翌日、よく漬かったのをいただくと、ルリッという食感と、カブと酢だけのうま味で十分に美味しく食べられた。

今年度の異常気象では、秋があまり冷えずにいきなり冬になった気分だ。「食欲の秋」は私語になってしまうのだろうか。ともかく、これからようやく野菜が旨くなってくる時期だ。適度に冷える冬であってほしいと祈る。

Posted by yamaken at 10:46 | TrackBack

ニンジンの季節がやってきた

ようやく寒くなり、ニンジンが美味しくなる季節がやってきた。
ニンジンはセリ科作物。たしかにニンジンの葉をかじると、セリのように強い香りがぷんと立つ。
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原産地はアフガニスタン周辺といわれるが、そこからヨーロッパ系と中国系の二つの流れに分かれる。
スーパーや八百屋で通常にみかけるのはすべて西洋種。正月などに食べる、真っ赤で細長い、「金時にんじん」と名付けて売られているものが東洋種の中でで生き残っている品種だ。ゴボウと同じく「滝之川」という名品種があったようだが、食べたことがない。

ニンジンは作物のなかでも大好きな部類にはいる。
学生時代に畑をやっていたとき、キャンパス内の畑に借りていた土地に大学院が建つことになって立ち退き、近隣の農家さんの畑を借りることとなった。その畑に牛糞をタップリすき込み、五寸ニンジンを播いたら、圧倒的にぶっとく旨いニンジンをゴロゴロ収穫できた。学部+院の6年間の畑生活で、あの五寸ニンジンが最もよい出来だったと思う。

あの種は、日本のニンジン史上に燦然と輝く「黒田五寸」。事務員のタナカさんが、ご兄弟がやっている種苗店の棚卸品の種を「使いなよ」とくれたのだった。いま、タナカさんは確か慶應の鶴岡キャンパスにいる。懐かしいなあ。
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このやけに長いニンジンが「大長ニンジン」。大根における守口大根のような存在か。たしか和種だと思ったけど、味は西洋っぽい気がする。あと、最近みかけるのが紫ニンジン。写真のは、外側の表皮だけがアントシアンの紫色。一ヶ月ほどまえに食べたのは、中まで真紫色のものだった。僕はこういうアントシアンが発現した品種は今ひとつ食味が悪いと思っているのだけど、この中まで真紫色のものは、ポリフェノールっぽい苦さが少なく、悪くないと思った。

ニンジンもこれからのグッと寒くなる季節、凍らないように体内に糖を溜めようとする。霜が降りるくらいになってからの五寸ニンジンは最高だ。僕は出張とかに出ない日はできるだけ野菜をがばがばと食べることにしているが、ニンジンはスティックに割って軽く塩ゆでして、大ぶりなのを一本は必ず、時には二本分食べる。我が家は相当量のニンジン(と、大好きなタマネギ)を消費していると思う。

最も旨いと思ったニンジンは、熊本の師匠である、ぽっこわぱ農園の五寸ニンジン。

1haくらいの広大な面積を延々とはいずり回り、ニンジンの間引きをした。ニンジンは発芽しにくい性質があるので、厚く筋巻きをする。思いの外に発芽率が良かったときは、厚まきした分、間引きが大変なのだ。地上部に葉がわさっと茂って、根本にニンジンの丸い肩が形成されてきた頃には軽トラの上から思いっきりスコップを振って堆肥を播き、機械で土寄せをする。これで雨が降ると、グワッと養分がニンジンに吸収されるのだ。

収穫可能になったら、すぐに掘り出さない分は地上部を刈り取ってしまう。そのまま土中でニンジン部は保存できるのである。それを掘って水で洗ってガリリッとかぶりつくと、果実のように甘く、香りは間違いなくセリ科野菜の濃厚なやつで、健全なおやつだった。あの濃厚な香りがたまらなく恋しい。アレを超えるニンジンは食ったことがないもんなぁ、、、

Posted by yamaken at 00:53 | TrackBack

2007年11月14日

おっと忘れてた。 アスキー365で、短角牛の単品販売をまたやっている!

そういえばアスキーの人から、告知しておいて、といわれていたのをすっかり忘れていたけど、前回、200セットが4日間で完売した短角牛セットの、特上の肩ロースまたはリブロースを単品販売するそうだ。
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■アスキー365
http://www.ascii365.com/shop/contents/campaign9.aspx

このステーキ肉については、冷凍でない、しかも厚みのある短角牛の肉を消費者が買うことはなかなかできないので、お得な企画だと思う。

ちなみに残念だけど今回の肉となる短角は僕は見にいっていない(笑)今回も山長ミートさんが販売するそうなので、ちゃんとした二戸の短角が届くことは間違いないと思う。

しかしそれよりも注目してほしいのは、同時発売している浄法寺ワインだ。
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今回販売しているのは赤ワイン。これ、実は二戸周辺のヤマブドウを原料にしたワインだ。
通常、この手の国産ワインはジュースに毛が生えたような中途半端なものが多いのだけど、これは違った!

僕がオーナーとなった短角の件でお世話になっている杉澤君と初めて飲んだとき、彼が持参して飲ませてくれたのだ。その味は、あたりまえだけどしっかりとしたワインであり、しかも酸と渋みがびしっと利いて、短角牛のうま味とがっぷり四つに組み合う味だったのだ!

「おいおい、このワインは短角と合うなぁ!」

「そーうなんですよ!」

ということで、今回はこの浄法寺ワインの販売を喜びたい。ちなみにラベルデザインは瀬戸内寂聴さんだ。彼女が、浄法寺にある天台寺の住職だったことから実現したらしい。
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(↑ちなみに注がれているワインは白ワインで、今回販売するものとは違う!)


あと、ガスコンロに載せて焼くことで、炭火焼きのような遠赤外線効果がでるスペシャル焼き網も販売するので是非!と担当者のアダチさんからのコメントでした。

Posted by yamaken at 21:19 | TrackBack

緊急告知! 23日に開催される「秋葉原 週アスまつり」にて、 なんと山形のまあどんな会のなんばん粕漬けとおにぎり、そして二戸の短角牛、つぶっこまんまのへっちょこ団子を試食できるゾ!

実は11月23日(金曜日、勤労感謝の日)に、秋葉原にて週刊アスキーの10周年イベントが開催される。なんとここで、僕の連載である「旅三昧」の 食い倒れトーク&試食会 というのを開催することになった。
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■秋葉原 週アスまつり の告知ページ
http://www.ascii.co.jp/wam10/c002_ya.html

僕のトークはまあ、どうでもいいのだけど、なんとも豪華なゲスト陣が集結し、「試食」つまり無料で食べさせてくれるのダ!販売は規制があっていろいろ難しいため試食になるということなのだけど、来場客にとっては夢のようなお話。ぜひこの日は秋葉原に集っていただきたい。

第一のゲストは、,,

なんと山形県白鷹町のまあどんな会!


■まあどんな会のなんばんの粕漬けはこうして生まれる!
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2006/03/post_771.html

なんばんの粕漬けの今年度版と、佐藤さんの田んぼのお米を10升分、おにぎりに握ってくれる!


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そして第二のゲストは、、、
なんと短角牛の町・岩手県二戸市から、あの山長ミートの槻木(つきのき)専務!
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そして浄法寺の行政で短角牛を担当する杉沢君!
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この二人が来て、短角牛を焼いてくれるのだ!(いや、もしかしたら焼くのではないかも、、、)
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ちなみに本職の槻木専務はもちろんのこと、杉澤君も実に実に肉焼きストなのである!
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いったい何キロ肉を持ってくるのかわからないし、ホットプレートとか煮込み鍋とかしか使えないと思うんだけど、短角牛を試食で無料で食べられるなんて、なんと太っ腹な!

そして新幹線の二戸駅前で雑穀料理を供する「つぶっこまんま」の安藤さんも来襲!

まだ確定ではないようだけど、へっちょこ団子を作ってくれるかも、という情報が入ってきている。
へっちょこだんごとは、雑穀である「たかきび」の粉を団子にし、お汁粉にしたものだ。たかきびのクセが小豆餡のおいしさと重なると旨さに変化する。実に美味しいデザートなのである。
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これだけのものが試食用で出てくるという太っ腹な企画はまずないだろう。
タイムテーブルは当日までの間に変わるかもしれないので、注意してみていてほしい。

ちなみに、、、
11時から僕のトークショーがあるわけだけど、よーく考えてみたら、食い倒れ系の話をこうやって公の場でするのは、実は初めてだと言うことに気づいた!これまで、農産物のトレーサビリティの話とかをすることはあったけど、食い倒れ日記系の話を人前でするというのは、なんとこれが初といっていいだろう。

「旅三昧」で行った訪問地やその旅のことを中心にお話をしていきたいと思う。
ちゅーことで、いってみれば東京で開催するミニオフ会ですな。
ブログ読者もぜひお集まりいただきたい!

Posted by yamaken at 20:31 | TrackBack

2007年11月13日

書いてからすごく緊張。 「日本の論点2008」に寄稿しました

ここしばらくエントリを書き込めなかった理由の一つが、先日書いたdancyu誌などへの寄稿が集中したせいだったのだけど、その大きな一つだった「日本の論点」(2008年度版)が刊行された。
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日本の論点2008
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すげー人ばかりが名を連ねているこの本に、まさか僕が寄稿することになろうとは夢にも思わなかった。
もちろんテーマは食い倒れではない(笑)
「現代社会」というカテゴリ内の「食の安全」というテーマについて執筆している。
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古くからのこのブログを読んでくれている人なら、「うん、やまけんがこれまで書いてきたことだね」と思っていただけるような内容だ。

さすが「日本の論点」と思うのは、僕の文章の後に、4ページ使った「基礎知識」というデータページで僕の論点とバランスをとるような各種客観データを掲載している。僕が思いきり右か左に振れているとすれば、この基礎知識のデータをみて、客観的に判断してねという感じだ。さて僕の論はどのように受け取られるだろうか。

さあ今年度最後に残ったのは、延びに延びている新書だ。
編集者の岡部さんを待たせまくっている分、いい本にしたい。ラストスパートだ。

Posted by yamaken at 18:42 | TrackBack

2007年11月12日

ふ、深い! これが青ネギの世界か!! 絶品本物の九条葱を堪能した関西行であったのダ!


ジャガイモの食べ比べ会が終わったと思ったら、もう次回が迫ってきている。1月19日(土)は、ネギの食べ比べだ。関心のある方はぜひ日程を空けておいていただきたい。色んなネギを多角的に評価する会としたいと思っている。

それにしてもネギは東西で文化が全く違うなぁ、と思ってしまった。僕は愛媛で生まれ落ちてから、すぐに埼玉に移って育っている。母親はどちらかといえば関西の料理を出していたが、その頃青ネギは手に入らなかったのだろう、白ネギが我が家の主流であった。いわゆる万能葱を手にしたときは、「食うところの少ない葱だなぁ」などとおもったりしたものである。しかし関西では青ネギが主流。その美味しさを僕は余り理解しないままにここまで来てしまった感がある。

ということで、兵庫県西宮市にやってきた。
なんで西宮?
実は2年前、とても印象的な出会いがあったのだ。

「東京バルバリ」がまだ「ぼんぼり京橋店」という名前だった頃、カウンターでいつものように飯を食べ、会計しようとしたら、対面に居たご夫婦が声をかけてきてくれたのだ。

「やまけんさんですよね?僕、出張で出てくるときに貴方のページをみてここに来たんですよ!」

「おおおおそうなんですかぁ!」

「実は私、葱のブリーダーなんです。そしたら、今日の料理の中に僕が育種した芽葱(めねぎ)が使われてて、、、感動してたところなんですよ!」

「えええええええええええええええ 葱の育種? 今度ぜひお話を聞かせてください!」

というやりとりがあったのだ!
その後メールで数回連絡を交わし、いつか食べ比べをするときにはスーパーバイザーになって欲しいとお願いしていたわけである。その時がとうとうやってきたのだ。

西ノ宮駅から歩いて5分とかからないところに、日産種苗合資会社のビルがある。事務所一階には、様々な品種の苗がごった返していた(機密かもしれないので掲載しません)。

「これ、なんだかわかります?」

「うーん、、、全然わかりません!」

「刺身のツマですよ。」

「あ、じゃあこの紫色からすると、紅たでじゃないですか?」

「そうそう。うちで品種作ってるんですよ、、、」

なんとなんとそうだったのか!
品種の世界は非常に多様だ。かつてはそれぞれの地方で、民間育種家が土地にあった品種を創り出していた。それも、在来種を数代にわたって交配・選抜し、望みの形質・性質をもったものを選り抜くという方法だ。その後、国や都道府県の試験場が品種改良を行うようになっているわけだが、最も熾烈な戦いをしているのが民間で育種を続ける種苗会社だ。サカタのタネやタキイ種苗などの大手以外にも、大小いりみだれて種を開発する会社が存在している。

「うちなんかは本当に小さい種苗会社なんですよ」

という舟橋さん。彼のお父さんが立ち上げたこの日産種苗、「小さい」と謙遜されているが、ネギの世界ではその名を轟かすブリーダーなのである。

この証書は、九条葱の栽培品種の登録証だ。「大黒宝」という、九条葱の栽培農家の間では名品として語られているネギ品種だ。開発された品種は、このように農林水産大臣の名によって登録されることで、他人が侵すことのできないパテントになるのだ。

「やまけんさん、暗くならないうちに畑みにいきましょう!」

え、マジですか?
今日は2時間くらい座学を学んで、っていう日だと思ってました、、、
車に乗ると、東京でお会いした際にいらっしゃった奥様が運転席に。西宮から京都府の伏見までの快適なドライブが始まったのだ。

道々話しをきいていたら、本当にスケールがデカイ!
育種された品種は、大きな畑で増産して種を取らないと販売できない。その種生産の圃場はなんとチリやオーストラリアなど、地球の裏側にあるのだ! 

実は先日、ヒアリングお願いの電話をかけたら、10秒くらいかかって「ヘロー?」と繋がった。
え?
とおもって「もしもし?」というと、舟橋さんが「はい、フナハシです」と仰る。なんとチリに居るときにかけてしまったのである。あのタイムラグは凄かった、、、

そんなこんなで海外も含めて色んな処に出張するため、奥様もご一緒されることが多い。そしてはんぱじゃなく色んな有名レストランを食べ歩いていらっしゃるのである。名前に挙がるのは、煌めく星付きレストランから、とっておきの秘密のレストランまで多様である。

さて伏見に着いた時にはもう真っ暗になりかけていた。

オリンパスのE-410に標準レンズをつけていると、あまり暗い時にはフォーカスが合ってくれない。

畑全景を写せなかったのは残念だが、この辺は町全体がネギを生産している地域だということだった。そろそろ冷えてきた風に乗って漂うのはもちろん、ネギの香りである。
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生産者は石田さん。20年前に脱サラして兄弟で九条葱をメイン品目にしている。京都府から京野菜の九条葱農家として認定されている、正真正銘のお方だ。

ネギの栽培で面白いのは、ネギ苗は非常に生命力が強く、苗床の状態で一年おいといても大丈夫だということだ。マジ?これがセルトレイの苗床。
実はここですでに技術が発揮されている。

一つのセルの中に、一本ではなく4-5本のネギ苗が植えられている。
もうこれだけで一つの技術なのだそうだ。

この状態からどんどん伸びて立派な大きい苗になってくるわけだが、日数を持たせるためには、上に伸びてくる部分を草刈り機でバリバリ刈ってしまえばいいんだそうである。マジ?

「もうね、セルトレイの土がほとんど無くなって、根っこだけでグルグル巻いてくるんですよ。」

「このまんま上を刈っていって、適切に処理してあげると、1年でも保ちますよ。それを植えればきちんとネギが穫れるという状態で残るんですよ。」


と言って石田さんが見せてくれたこの苗が、1年モノだ。

根の上の部分が数センチ、コケむしているのがわかるだろうか?しかし根は全く健全。
これを床に植えれば立派なネギに育つのだそうである!
従って、育苗(いくびょう)をまとめてしてしまい、適切に管理しておけば、1シーズンにどんどん収穫~再度の定植をして、生産の効率化を図ることが出来るということか。面白い作物だ!

収穫した葱の土を落とし、結束する作業場。
この後、洗いにかけて梱包する。


石田ブラザーズは、品評会では入賞の常連だ。

ネギの他にも淀大根などを栽培しているそうだが、「これは自家用だけ」という。本物の淀大根、、、食いたい、、、それにしても石田ブラザーズ、実にいい顔、そしてお二人とも脱サラでこの道を継いでいるせいか、実に人とのコミュニケーション能力が高い。篤農家はこうじゃないとね!

「さてと、、、じゃあネギをたくさん、食べに行きましょう!」

「え?どこにいくんですか?」

「祇園のうどん屋さんです。」

といって、舟橋さんと石田さんがニマーっと笑う。
ただごとではない予感の中、車は一路祇園へと進むのであった。

(続く)

Posted by yamaken at 11:05 | TrackBack

2007年11月06日

本日発売の「dancyu」12月号、岩手県の短角牛とLa毛利の記事を書かせていただいた!

本日発売の「dancyu」12月号、短角牛に関心がある人はぜひ手にとって欲しい。

コーナー「旬探訪」にて、岩手県の短角牛の記事を書かせていただいた。そしてその2ページ後の「新店、クローズアップ」にて、なんと農園レストラン「La毛利」の記事も書かせていただいているのだ。
もうね、マジで気合い入れましたヨ!

dancyuでの執筆は、種子島の沖ヶ浜田での黒糖生産のルポを書かせていたのが最初だが、今回は何と言っても完全に僕のライフワークの一つとなった短角牛がテーマだ。ちなみに短角牛に関しては数年前にも同誌に森脇慶子さんが記事を書いていらっしゃって、その内容が非常に緻密なものだった。だから、新しい価値を提起できるようにと頑張ってみたつもりだ。

もちろん主役の一つは二戸市浄法寺の短角牛。のどかな放牧風景が写真家の伊藤さんによってビシッと切り取られている(ここに載せてるのは僕の写真だからネ。)。

そしてもう一つ嬉しかったのは、二戸だけではなく、僕の短角牛との出会いである久慈市山形町を登場させることができたことだ!

山形町は、3年前に僕が遊びに行った時はまだ「村」だったが、昨年に久慈市と合併して町となってしまった。アップダウンの激しい山間地中心の町だ。そしてここも、岩手県を代表する短角牛の産地なのである。

山形町のジャニーズ系短角牛肥育農家である(笑)カッキーこと柿木君。
実は山形村の短角牛はもの凄い基準で生産されている。それは何かというと、飼料が全て国産なのだ!

いま、国産飼料100%で育てられている肉牛は日本でほとんど居ないと言ってよい。どこでも濃厚飼料と呼ばれる、トウモロコシを中心とした輸入飼料中心に、牛を太らせるための飼育をしているのが現状だ。だからこの山形町の短角牛生産はあまりに尊い。その辺のことをキッチリ書いた!
僕がオーナーになった母牛の子供は、一匹目は二戸で肥育しようと思うが、二頭目が産まれたら、この山形村で肥育をしてもらおうと考えている。

もちろん、短角牛料理もたくさん紹介している!

短角と言えば焼肉という感じで紹介してきたけれども、実はこの山形町にはものすごい伝統料理文化が伝わってきた。山形村にご執心になってしまって、山形村の食材で本を上梓した料理研究家さんがいらっしゃるくらいだ。

これはべこ汁。どんなものかは誌面で読んで欲しい!


ちなみに、この取材中にもの凄い偶然が起こったのだ。というより取材後なんだけど、新幹線で東京駅に着き、カメラマンの伊藤さんと別れる間際に挨拶をした。

「伊藤さん、どの辺にお住まいなんですか?」

「ん、埼玉の○本市に住んでるんだよ。」

「え、え、えええええええ? 僕の実家もそうなんですよ! □▲8丁目なんですけどね。奇遇だなぁ」

「ん??? 俺の家は○丁目だよ。隣だねぇ、、、」

「ほ、ホントですか? うちの近くに○○ストアってのがあるんですけど、、、」

「あ、俺んちはその駐車場の隣だよ。」

ひええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
なんとなんとなんとなんと!

実家から50メートルのところに伊藤さんの家がある!
びっくりして実家に電話してみて、またもやビックリ。うちの妹が中学生の頃に一緒に通学していたのは、伊藤さんの娘さんだったことが発覚したのである!

先日、うちの実家の斜め裏に住んでた幼なじみの山本まりこちゃんというフォトグラファーの話を書いたけれども、50メートル向こうには伊藤千晴さんが居たのだ!僕の実家周辺はどうなっているのだ!?

人生ってスゴイ。何度もそう実感してきたけど、またもやそう思わざるを得ない。

そうそう、短角牛の2ページ後に、農園レストランLa毛利の記事も書いたので、こちらもぜひよろしくお願いします。

ということで

今月号はぜひ立ち読みではなく買ってくださいませ。
文字量が同誌の記事としては無茶苦茶に多いページになったので立ち読みじゃ読み切れないと思う(笑)

dancyu (ダンチュウ) 2007年 12月号 [雑誌]dancyu (ダンチュウ) 2007年 12月号 [雑誌]


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Posted by yamaken at 07:08 | TrackBack

2007年11月05日

飛騨のことを想っていたら、伝統野菜・あきしまささげをいただいた!豆はやっぱり偉大なり!


週刊アスキーの連載・旅三昧の飛騨・高山編が終了した。
二泊三日の中に凄まじい旅程が詰め込まれたもの凄い密度の取材だったのだが、かなり楽しくスゴさせていただいた。その余韻がずーっと一ヶ月以上残っている。

全く関係のない日常の中で、お付き合いのある青果店の社長さんに、先日開催したジャガイモ食べ比べ会で扱った、まだ一般には手に入らない「はるか」などを試食用にプレゼントしたら、そのお返しに写真の「あきしまささげ」をいただいた。しかも、フレッシュの莢と、豆の両方だ。

あきしまささげは、飛騨高山の伝統野菜の一つだ。
ささげは日本各地に様々な形態の者が伝わる野菜だが、このあきしまささげの特徴といえば、何も言わなくてもわかるであろう紫色の妖艶な模様だ。

近くでよーく見ると、妖艶というよりはボヤーっとした感じの紫色なのだが、、、

このササゲは平べったい形状なのだが、面白いことに、横のヘリの部分には紫の模様が発現していない。紫の発色はアントシアンの作用だけど、この部分に色が出ないのは何故なんだろうか。

しかも、こうした紫品種にありがちなことだが、加熱すると紫色は退色し、普通の緑色になってしまうのだ。

僕はササゲはごくごく軽く、歯触りに生っぽさが少し残る程度に茹でるのが好きなので、まだ紫色が完全には消えていないが、もっと火を通せば完全な緑になるのだ。最近みかけるようになった紫アスパラなども同じように茹でると消えてしまう。

それにしても、このあきしまささげの豆はとても可愛い。

紫色が豆の乾燥状態になっても残るというのはスゴイ!
せっかくなので、大好きな豆サラダを作る。

被るくらいの水につけて一晩おく。
ササゲだけだと足りないので、山形の秘伝豆(茶豆系の大豆)も水につけておく。緑豆なので綺麗な鶯色になるのだ。

水を吸って、綺麗にパンパンに戻った豆達。この戻し汁ごと鍋でゴトゴト茹でる。大豆の方がすぐに火が通るから、別々に。

高校生の頃に愛読していた丸元淑生さんの料理本に載っていた完全栄養食である豆のサラダ。
豆を茹で、ゆであがりにパセリとタマネギのみじん切りを混ぜ、熱いうちにオリーブオイルと米酢を振って混ぜるだけ。これが異様に旨い。塩は豆が備えている分だけで足りる。

パセリとかオイルとか面倒なので、先日書いた飯尾醸造の富士酢プレミアムとタマネギだけで造ったけど、やっぱり旨い。

豆は偉大だ。莢も旨いし実も旨い。そしてどちらも非常に栄養価が高い。もっと食べなければ。
冷たい野菜のサラダ食べるより、豆食った方がいいよ!

それにしても
飛騨の余韻はまだ続いて居るんだなぁ、、、ガンガンに雪が降る冬に、またいきたい。

Posted by yamaken at 00:54 | TrackBack

2007年11月01日

食い倒れ日記旅三昧出張所に、飛騨高山編の暖かき友情の名店「一茶」 再訪記をアップ!

ここんとこさぼり気味だった、食い倒れ日記旅三昧出張所のエントリをアップ。
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http://blogmag.ascii.jp/yamaken/


6月に飛騨高山に某社の仕事で行った際に、初めて社会人になって、真正面から飛騨高山と向き合った。そうしたら、なんともまあ味のある土地であること!ただの観光地ではないということに感動しまくったのだ。
その中でも心温まる出会いとなった、繁華街のなかにあるお茶漬け「一茶」との出会いと再会のエントリをかいたので、ぜひごらん頂きたい。

ちなみに、週アス取材の前、6月の段階で飛騨高山訪問したときは、、僕はこんな仕事をしてきたのであった。

ユビキタスセンシングで切れ目のない食品の高度トレーサビリティを実現!
〜高機能電子タグによる飛騨牛の温度管理履歴閲覧実証実験(後編)〜
http://www.nec.co.jp/effort/ubiquitous/hida/

上記リンク先の下方の囲み記事のなかに、このプロジェクトを評価する僕のコラムに飛ぶリンクがあるので、暇な人はぜひ読んで欲しい。

つまり飛騨高山との出会いの時点から、飛騨牛の肉にテーマが振れていたのである!
そのせいか、今回の週アスでの取材先も見事なまでに飛騨牛づくしなのであった。その前の月には、霜降り肉なんざイカン!というノリで短角牛のことをかきまくっていた人間が、翌月は黒毛和牛の有名ブランドである飛騨牛をこんなに食べることになるとは思わなかった、、、

しかし飛騨牛はなかなかに面白い文化だった。
というのは、飛騨牛は県内完結型の牛肉だったのだ。通常、有名ブランドの銘柄和牛は、生産された土地で食べられるよりも、消費地に運ばれて食べられるのが普通だ。しかし、飛騨牛はほぼ9割以上が飛驒地方内で食べられるということなのだ。それゆえにブランド価値を守ることが出来るんだろうなぁ、と思った。
この辺は次回、書いていきたい。

Posted by yamaken at 01:46 | TrackBack