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2006年01月31日

amazonは在庫切れだぜ! 楽天ブックスとセブンアンドワイにどーぞ!

本当にありがたいことに、「やまけんの出張食い倒れ日記東京編」が売れているらしい。写真は、種子島に行く際に寄った羽田空港の書店。入って一番みえるところに本が刺してあったので、帰りに撮影したら(失礼しました)、残念なことに一段奥に移動してました。その後どうなったかなぁ。

さっき、丸善の日本橋の店舗にPOPを渡しにいったら、

「とても売れてます!早速追加注文をしたんですよ!」

とのこと。まじすか!?嬉しいなあ、、、

で、amazonは在庫切れしてますね。出版社さんから楽天ブックスとセブンアンドワイの方も紹介をということだったので、記載しておきます!

楽天ブックス http://item.rakuten.co.jp/book/3727521/

セブンアンドワイ http://www.7andy.jp/books/detail?accd=07160679

Posted by yamaken at 15:58 | Comments (4) | TrackBack

南海の極楽アイランド・種子島縦横無尽~鉄砲より魚! こんなに素晴らしい食世界があったか! その1 

朝9時羽田発の飛行機に乗るために羽田へ。

京急線ホームから上がったところにある書店に僕の本があるか?と思って通ったら、、、一番目立つ硝子棚に刺してある! 思わず店員さんを抱きしめようかと思ったが、男性だったのでやめておいた。
飛行機に乗り、鹿児島での乗り継ぎを経て、名機YS-11のプロペラ音を聴きながら種子島空港に到着。小さな空港の待合いに入ると、20人弱の人々がニコニコしながらそれぞれの客を出迎えにきている。

と思ったら!

「やまけんさん、お待ちしてマシたぁ~」

とその内の10人弱が僕を出迎えに来てくれた方達だった!マジ?しかも中には町会議員のセンセイまでいらっしゃる。僕はいつも出張先に着くまではジーンズで、空港で着替えることにしているんだけど、そんな暇がないではないか。

「じゃあさっそく昼ご飯を食べに行きましょう!」

と行った先には、今度は市長さんと助役さんが待っておられた(汗)
もしかしたらこの方々は僕のことを何か勘違いしているのではないかと本格的に心配になる。今回は、農産物や食品のこれからのトレンドやマーケティング、トレーサビリティについての2回の講演をするためにやってきたのである。種子島はもちろん初めてだ。鉄砲伝来の地であるということと、日本で最初に茶葉が収穫されるということ以外には予備知識がない。

講演はかなり白熱というか、一人で勝手に白熱した。聴いてくれているのは農業改良普及員や農協担当者、行政関連だ。講演では何人が寝るかというのが重要なバロメータになるのだが、ほとんどの人がずっと聴いてくれている。それでのってしまって、日本農業の現状と今後、農産物のマーケティング、トレーサビリティの話を実に2時間半もしてしまった。

「いやぁお疲れ様でした!交流会の前に、ちょっとお連れしたい酒造があるんですよ!」

と連れて行ってもらったのが、島で獲れたさつま芋を原料にした高級芋焼酎「安納(あんのう)」を醸す、その名も種子島酒造である。

日本酒やビールまでも成長率では抜き去った本格派焼酎ブームの原動力となった芋焼酎だが、その味の差異を細部まで感じることができる人ってそんなにいないと思う。いや、僕もそんなに鋭敏に芋焼酎を利き比べることはできない。利き酒ではかなり信頼できる友人も「焼酎は正直なところ、よくわからないです」と言っていたくらいだ。
しかし、本格焼酎は原料の香りや風味を極力残す方法で醸される。安納芋という、種子島のトップレベルの特産品をつかった焼酎はどんな風味なんだろうか。

蔵にはいると、いきなり別室に通された。

「こちらが社長、こちらが会長、そしてお酒のコンサルタントさんです」

といきなり一番偉い方々にご挨拶することになり、恐縮。なんと全員、僕の講演を聴いてくれたのだという。

「ぜひ飲んで欲しいんですよ! その前に、原料にしている安納芋を焼きましたので食べてみて下さい!」

おおお
立派な大きさの安納芋である。
ところどころに染み出ているエキスは「蜜ですわ」とのこと。糖度もしっかりしているのだろう。

なんと訊けば、この種子島酒造では自家圃場をもち、原料芋の生産に着手している。全量を自家栽培芋でまかなうのは無理だが、それでもかなりの広さを持っていることを訊いて、俄然興味が出た。

「山本センセイ、私は農業の門外漢から始めたんですけどね、試行錯誤してここまでやってきました。農薬と化学肥料を使わない農法で芋を生産して作っていく。これが一番です。」

と会長がおっしゃる。まさにその通りである。慣行農法といわれる化学肥料と化学合成農薬を使っていた圃場を有機栽培に転換するには3年かかると言われるため、すでに従来型の農業を営んでいる人が転換するのは容易ではない。でも、ここのように他業種から参入するとやりやすいという側面があるのは事実だ。

「じゃあ、難しいことはさておき飲んでください。安納芋でつくった焼酎「安納」です。」

うおっと講演終了後、いきなり焼酎かぁ!ま、いいか、今日の仕事モードはもう終わりである。
ロックにするのがイイと言うことだったが、テイスティングするのにまずはストレートで、その後すこし水を足して香りを立たせて飲み、最後にロックにしてもらうことにした。

濃度の高い感じのする液体を少し舌の上に転がす。瞬間、ブワッと濃く甘い、紫のアントシアン色の分厚いカーテンのようなイメージが眼前に巻き上がった!これは素晴らしい。芋の香り、甘み、旨味が全て濃厚で標準以上なのにも関わらず、クセとして突出しているものがない。素晴らしいピアニストが微細に均一なタッチで弾くメロディのような、抑制のきいた美しさだ!

「おおおおおおおお これは素晴らしい焼酎ですねぇ、、、」

「そうでしょう? こちらは麹を米でつくった焼酎です。」

と、一般には流通していないと言う焼酎も飲ませて頂く。

上質な大吟醸の酒粕で造った粕とり焼酎のような、豊潤で美麗な香りと、ドシッとした芋の旨味がとけ込んで一体化した上質な焼酎である。

「ふぅううううううううううううむ 美味しいですよ!」

間違いなく美味しい。これはしかし鹿児島や種子島の地元の人が毎日飲む焼酎ではないな、都市部の人が買う焼酎だな、と思ったら、そのとおり「たいていは島外、消費地の方に販売しています」ということだった。いやしかしこれは美味しい焼酎だった、、、ちなみにすべて常圧蒸留。濃厚にしてクリアな味を出しているのは、コンサルの方の指導もあるのだろう。感服。

これが無農薬・無化学肥料栽培をした原料のみでつくった「紫極」という最高級品。1万円するわけだが、飲んでみてこれも全く他と違う個性を持つ焼酎だった。原料が無化学肥料栽培であるせいか、味にひっかかりが全くない。それを「あまり個性がないな」と見る向きもあるかも知れないが、川の清流のような澄んだ味は、希有な存在だと思う。かなり気に入りましたゾ。

しこたま飲んで言いたいことだけ言って、気持ちよくなってお別れをする。お土産にたくさん焼酎をいただいてしまった!ありがとうございました、全部飲みます。

駐車場に出ると、従業員全員のお見送りが!うわー そんなVIPじゃないんだよ俺は、と思いながらワンショット。

いやー酔っぱらった!

「やまけんさんすみません、すぐさま懇親会会場に向かいます!」

まじっすか!

懇親会は「井元」。むちゃくちゃ立派な構えである。そういや懇親会って、誰が何人くらいくるんだろう?実は詳細な日程はよくわからないのである。迎えてくださった方々が誘導するままに右往左往する僕であった。

座敷に座ると、まずは卓に並べられたすんごいプレゼンテーションの半割りの蟹が!

うわーすごいビビッドな蟹だ!

「これはアサヒ蟹といいます。この辺で佳く獲れるんですが、味が濃いんですわ~」

という。早く喰いたい!ちなみに半割になってないのも持ってきて頂いたが、うちわエビみたいな、ダイナミックな形である。

殻の中にはギッシリと肉が詰まっていて、旨そうな味噌の部分もタップリ。なにより、可食部分が大きく、食べやすそうである。

「それじゃぁやまけん先生にかんぱーい!」

の言葉が終わらない内にほじくり着手。

蟹酢が味噌で赤く染まる!
ワシッと口に運ぶと、ホックリとした強い蟹の香りが口腔内に充満!

「ぐおっ ほんとに濃い味!」

はっきり言って繊細さはない。それより蟹の味が強くドバハァッっと染み出てくるのだ!蟹好きなら狂喜乱舞のダイナミックな味だ。


お刺身に出てきた「アカバラ」。なんだかは忘れてしまったが、南国の魚はまずいという偏見をせせら笑うようなネットリした旨さである。醤油はもちろんトロリと甘い鹿児島醤油だ。僕はどの地域の調味料も美味しく食べることが出来るので大歓迎。ネットリと旨味を湛えた鹿児島の魚の刺身にこの甘い醤油は実に合う!

こちらは種子島が誇る「ミズイカ」実はアオリイカである!
アオリイカといえば超極上品。それがずどーんと大型の刺身になっているのだ!

もちろんコイツも甘い醤油で食べる。シコッと官能的な食感が歯に伝わり、少し力を入れると肉に歯が刺さっていく。絶品美味である!写真には撮っていないが、このゲソを下げて塩焼きにしてもらったのがまた絶品中の絶品!クニュクニュという超官能的な歯触りをいつまでも永遠に楽しんでいたい、、、と思わせるものなんである!

印象的だったのがこのトビウオのつけ揚げ。

薩摩揚げではなく種子島の名物であるトビウオを用いたものだ。これが実に旨い。トビウオの繊細にして強い個性を持つ味が、すり身でも伝わってくる。

トビウオの一夜干しに至っては、その身が湛える豊かなアミノ酸を十二分に堪能してしまった。ご飯が欲しくてしょうがなくなってしまう!

ブダイの竜田揚げも実に美味。

これまた濃い味なのだ。

「種子島では濃い味付けが多いですね」

というが全くその通りである。僕にはピッタリ。ていうか、おそらく焼酎に合わせるとそうなるのだろうな。
さて井元の女将さんが、「センセイお若いのに凄いわね」とやたら褒めてくださる。「もしかして独身?」と訊かれたが、隣に妻が居たので思わず「いいえ」と本当のことを言ってしまった(笑)だれか紹介してくれるつもりだったのだろうか、、、

その女将が「これ、センセイに食べてもらいたいから、うちの板長から!」と、なんとなんと伊勢エビを刺身にしてくれた!

美味いかって?
まずいわけがない!

トロリと溶ける伊勢エビの香りが実に最高でした。ご馳走様でした!
こうして懇親会の一時が過ぎていった、、、

宿泊の岩崎ホテルにチェックインし、風呂に入ると、すぐに睡魔に襲われたのである、、、

(続く)

Posted by yamaken at 02:10 | Comments (4) | TrackBack

今週の日経ビジネスは傑作である。編集部に拍手!

僕の本があるかなぁ、と思って丸善の日本橋店仮店舗(OAZOではなくて、高島屋の向かい側にあった本店ビルが改築中に作られた仮店舗ね)に足を運んだ。食関連の雑誌コーナーに平積み!やったぜ!
安心してぶらぶら棚を眺めていると日経ビジネスが食関連の特集をしているので買う。レジで「あのー著者なんですけど手書きPOP持ってきたら使って頂けますか?」と訊いたら「はい!」といって下さったので、明日持っていきます。

さてそれで買った日経ビジネスの特集「食の危機」は、とうとうきたか!という傑作特集です。

■日経ビジネス 2006年01月30日号

誰も言わない 食の危機 満腹ニッポンの油断
http://nb.nikkeibp.co.jp/free/backnumbers/2006/20060130.shtml

私も過去に「日本人は食べ物は必ずあるものと思っているけど、いつ無くなってもおかしくない」とか「中国から輸入できるのはお金があるうちだけ」と書いてきましたが、まさにそのテーマに真っ向から取材取り組みしています。野菜の分野ではなく主に大豆などの穀物ですが、まさに穀物こそ人間の生活を支えるものなので、野菜より重要視されるべき。そういう点でもかなり共感を持ちます。

大新聞である日経新聞は相も変わらずすっとこどっこいだなぁと思う農業関連記事を書くことが多いのですが(しばらくまえに「水耕栽培の有機農産物」という、ヒドイ間違いを書いていた時は唖然とした。先日の社説に載った農協改革に関する論説も、農協改革をコスト削減の面だけからとりあげていますが、そんなに単純化していい問題ではないと思います)、そのグループの日経ビジネス編集部は水準高いですね。敬服しました。定価600円。僕の本を買うよりもまずはこの特集買った方がいいかもしれませんな。

Posted by yamaken at 01:06 | Comments (4) | TrackBack

2006年01月30日

唯我独尊カレー三種セット 早々に完売してしまった!

いや、これはテレビ放映とはあまり関係がないと思うのですが、唯我独尊のオリジナルカレー三種がもう完売してしまいましたね!販売情報をアップしたのが土曜日の昼ですから、2日間で完売と言うことになります。宮田マスターに連絡をしたら「いやぁ 嬉しいッスね!」とのこと。よかったです。

今回の独尊カレーは通常店で出しているものではなく今回向けに特別に作って貰ったモノですからね、他では絶対に手に入らないものです。仕掛けた方としてはそこも嬉しいわけです。
これによって、彼らからしてみれば、富良野に観光にくるお客さんがいなくなる豪雪の時期にも現金収入ができるわけで、それは素晴らしいことだなと思うわけです。この流れはぜひ次も繋げたいので、来年はまた違うオリジナルカレーをやりましょう。

ちなみに、最近のコメント「富良野カレー番長」と「ふらのDeお遭いしましょう」さんが書いてくださっていますが、今月20日~22日、富良野に上陸します!富良野の食品関連の業者さんを廻って、またマーケティングのお話しなどをすることになりました。楽しみだぁ!もちろん宿泊は宮田マスターの家(笑)。

せっかくですので、その前後に、北海道のどこかに行こうかなと思っています。
釧路のバーA-oneで、フレアーバーテンダー相田君の技をみるか、もしくは行ったことがないところに足を伸ばすか。悩みます。函館にいってラッキーピエロに行きたいが(詳細なコメントありがとう!)、富良野からだと遠いんだよね、、、?

ところで昨日の番組にも出た、山形県白鷹町の「なんばんの粕漬けも順調に売れてて、こっちは600個を突破してしまいましたね。きっと地元も喜んでいると思います。今回は昨年度の価格より100円程度ですが価格が下がっているのに注目していただきたいところです。いろいろ無理くりしながらですが、流通がきちんとできてくると、価格的にもこなれたものになってきますね。

Posted by yamaken at 16:08 | Comments (17) | TrackBack

昨夜は凄かった。

昨日は本当に濃い一日でした。

実はテレビ以外にも、朝日新聞の日曜版「be」に掲載がありました。

http://www.be.asahi.com/be_s/20060129/20060118TKAI0005A.html

書いている平子さんは、寿司処匠でも偶然に遭遇した記者さんです。駿河若シャモを食べたり、シチリア料理の無二路にいったりして下さっているみたいです。感謝。

で、種子島からは午後3時くらいに帰着。身体がなまりすぎていたのでジムでトレーニングし、ご飯を食べてテレビの前で待ち。「スタ☆メン」の放映が始まるしばらくまえからこのブログのヒット数が上昇し、僕の映像が流れ始めた瞬間からグワッとアクセス集中、サーバに繋がりにくくなりました。22時は8484アクセス、23時に9760アクセス、0時にも6270アクセスありました。昔、Yahoo!の登録サイトになった時もすごかったのですけどね。サーバ管理者のプロコムジャパンのGさんと共に「いやーテレビってスゴイですね」としみじみ。

ところで私の箸の持ち方がおかしいの、バッチリ映ってしまいましたねぇ。
ちゃんとした席ではきちんと持つようにしてますが、日常では子どもみたいな持ち方になってしまうのが白日の下にさらされてしまった。お恥ずかしい限りです。全く知らない人に「箸も満足に使えないのに食を語るな」とメールされてしまいました。

それ以外にも、ロケしてもらった母校の自由の森学園高校の映像や、就農塾の取材が流れなかったりというのが残念でしたが、まあ時間の関係だからしょうがないですね。

スタメンという番組を通してみたのは初めてでしたが、総合的なニュース番組でしたね。太田さん面白かったんですけど、「なんでこの人ブログやってんだろうね」と伝わってなかったのが残念。ゲストの女性は好感(笑)でしたね。

ということで種子島からも戻って参りました。富山編と種子島編を併行で書くしかないかな!

Posted by yamaken at 08:31 | Comments (16) | TrackBack

2006年01月29日

本日 出張食い倒れ風景が映像で流れる、、、 フジテレビ「週刊人物ライブ スタ☆メン」

WS000050.jpgいやぁ 唯我独尊カレーとなんばんの粕漬けの販売、週末にもかかわらず売れていますね。どちらももう300セットは売れているようです。なんばんの粕漬けは3000セットありますが、唯我独尊カレーは500セットしかありませんから、あの味をもう一度!と思っている方は早めに注文したほうがいいかもしれません。

さて標題の件、いよいよ本日となりました。
番組予告ページに載ってますね。

■週刊人物ライブ スタ☆メン
1月29日(日) 22時~ フジテレビ系列
http://www.fujitv.co.jp/sutamen/index2.html

ライブドア問題や耐震偽装問題などのいろんな事件が起こっているので、時間的には短くなってしまうようですが、おそらく私が実際に食べている4~5食くらいのシーンが流れると思います。まあどんな会の映像も出るだろうなぁ。そして川崎のペルー料理「インティライミ」も。その他、僕のブログに掲載されている店がいくつか出ると思います。

種子島からは明日昼に帰る予定なので、僕も東京にて観ます!

ところで種子島食い倒れは実に素晴らしい!
帰宅後書きますのでお楽しみに!

Posted by yamaken at 00:34 | Comments (23) | TrackBack

2006年01月28日

とうとう今年もやってきた! なんばんの粕漬けと唯我独尊カレーの販売を開始する!

ゆっくり書いていたいのですが、種子島のホテルにはインターネットの高速回線がないので、簡潔に。

山形県白鷹町のまあどんな会の「なんばんの粕漬け」と、北海道富良野の唯我独尊の「オリジナルカレー三種セット」の販売を開始します! 明日放映の「スタ☆メン」でも紹介されるので、ブログ読者さんにははやめに告知しておきますね!

なんのことか分からない方は本ページ右側にある検索機能で過去ログを探してみてくださいね。
種子島から戻ったら、待望の今年度版のなんばん漬け込み中風景のリポートをします!

■まあどんな会のなんばんの粕漬け 3000セット限定
http://store.yahoo.co.jp/cgi-bin/clink?organic+3MXXZL+09-43.html


■唯我独尊のカレー三種セット 500セット限定
http://store.yahoo.co.jp/cgi-bin/clink?organic+xs2vfA+09-42.html



Posted by yamaken at 08:08 | Comments (10) | TrackBack

2006年01月27日

輝かしきこの夜 フレアーバーテンダー世界17位の相田君とオーパで再開できた!

食い倒れ本の打ち上げをアスキー編集部の皆さんとし、明日からの鹿児島・種子島出張の準備をしていると、オーパ門前仲町店の水澤君から連絡があった。

「いま、北海道の釧路から、相田君が来てるんですよ!」

うおおおおおおおおおおおおおお
マジ!?

と、早朝出発のため寝ようとしていたモードからいきなり目覚め、嫁さんともどもオーパに向かった。そこにいたのはまごうことなきフレアーのサムライ、相田君であった! 未だ観ていない人は、華麗なフレアーバーテンダーの世界にちょっと触れて頂きたいと思う。

■世界バーテンダー協会 FCC部門出場者 相田君はどう戦ったか!http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2005/10/fcc_1.html

「おおおおおおおおおおおおお 相田くーん!」

「いやぁ お会いできて嬉しいです!」

彼は世界大会のフレアー部門に日本から初の代表として出場し、各国から40人近く出場した中でなんと17位という結果を残したのだ。滞在中僕は彼といろいろ話すことができたのだが、その男っぷりは本当にみていて気持ちのよい人間だった。

「僕は北海道を愛してますから」

という郷土に対する愛、人に対するストレートな感情の発露が見てとれる好漢なのである!

せっかくフィンランドを一緒に過ごした相田君が来たのだ。

「水リン、フィンランド大会で飲んだあのウォッカで何か作ってくれる?」

と、アブソリュート(スウェーデンのカクテルだけどね)のラズベリーだったかな、で軽いものを作ってもらった。


嫁さんはいちごを使った、ロングの炭酸が効いたのと頼み、たしかフランス語で「旅立ち」という意味を持つ名前の、素晴らしいカクテルが出てきた。

相田君は帰国後、新聞やテレビなどいろんなメディアに取材を受けて、北海道ではただでさえ有名だったのがもっと凄いことになっちゃったらしい。

「一時期、一日に100人くらいお客さんがきて大変でした。フレアーやりすぎで肩が痛くて(笑)」

僕のブログを読んだという人が、カウントできるだけで6人来店したそうだ。そのうち一人は「えっ やまけんさんはまだ来てないんですか!?やった先を越した!」とつぶやいて去っていったそうだ。ええい口惜しいなあ。

今日はオーパに色んな人が来ていた。相田君らの席の隣には僕のブログを読んでくれている人がいて、挨拶をしてくれた。また、水澤君のバーテンダーの後輩S君も来店していた。知っている人がいるだけでこの世はなんだか嬉しく温かい。

「やまけんさん、釧路に遊びに来て下さいよ!」

うーん行きたいよ相田君!

釧路も行きたいし、函館でラッキーピエロのハンバーガーとカレーも食いたい!
なーんて話をしながらフィンランドの日々が脳裏にパルスのように去来した。

いつまでも話していたかったが明日というかもう今日の朝早くには起きないといけない。一杯で帰ることにした。でも本当に会えてよかった。フィンランドの世界大会という、本当に特別な場で出会って一緒に時を過ごした友と、東京で会う。なにかヘンな気分だ。でも、さして大した話もしていないのにこの幸福感はなんだろう。やはり人と人との付き合いがこの世で一番大切なものだな、と心の底から思った一夜だったのだ。

さて 種子島のために、眠ります。

Posted by yamaken at 01:31 | Comments (4) | TrackBack

2006年01月26日

コメント欄復活!

コメントスパムが凄くて大変だ!というエントリにトラックバックでスパム対策を教えてくれたniniさんの方法で、スパムフィルタを導入しました!

■nni's blog
http://www.nnistar.com/archives/200601242128.php

いまのところスパム来ていないようです!
どうもありがとうございますniniさん!

ということで本のご感想などぜひどうぞご投稿下さいませ!

Posted by yamaken at 23:19 | Comments (5) | TrackBack

やったぜ! 平積みまくってるじゃないかぁ!

うわーん やったよーん

いま、品川・東京と歩いてきたんですが、大書店はもちろん、中規模の書店でも今回の食い倒れ本が平積みになってますね! ムックなので、食べ物の特集本のコーナーではありますが、、、
先ほど、本に掲載させてもらった木場のとある店からも、「東陽町の本屋にも平積みだったよ!」という嬉しい連絡が!
ありがたいことです。明日から種子島に行ってしまうので、本の売れ行きの初動が気になりますが、講演しながらリフレッシュしてきますね。週末の「スタ☆メン」は向こうで観ます。

しかし コメント欄が使えないのは想像以上につまらないな、、、感想、聴きたいッス。

ということで!
食い倒れ日記専用のメールアカウントを作りました!
tokyo@goodtables.jp
こちらにコメント等下されば幸いです。
あくまでこれは暫定措置で、きちんとコメントスパム遮断する機能を実装したらコメント復活しますので、、、

Posted by yamaken at 15:59 | Comments (0) | TrackBack

いよいよ本日発売! 「やまけんの出張食い倒れ日記東京編」 内容には自信あるぜ!

いやー やっぱり嬉しいものである!食い倒れ本の第二冊目である「やまけんの出張食い倒れ日記東京編」が本日発売だ!はやく八重洲ブックセンターに観に行きたい、、、あと、丸善の本店仮店舗がオフィスの近くなので覗きに行こうと。ここ、昨年の「全国版」は置いてくれてなかったんよね。今年はアスキーだから置いてくれるかしら。

ちなみに右の写真は、発行人であるアスキーのF岡さんである。表紙のデザイン決定タイミングにふらっと通りかかったF岡さん。思えばこの本はF岡さんの決断で出たようなものだ。

「いやぁ 嬉しいんだよね、友達の本が出せるってのがサ」

と、出版界の重鎮であるF岡さんがそんなことを言ってくれるのが本当に嬉しい。ありがとうございました。

表紙の題字は、僕のこのブログにも題字を書いてくださっている沖縄の川端パパこと川端吉郎さんに無理なお願いしをして、何パターンか書いて頂いた。(過去ログの沖縄編ご参照のこと)ブログの題字よりもダイナミックさが出ていて、なおかつ僕のイメージそのものという傑作だとおもう。厚く御礼を申し上げます。パパありがとう!


本のサイズは前回の4×4社のものと同じ。 従ってムックという形式です。内容ですが、今回はとにかく東京編ということで、コラムも含めると40店舗の記事を書いています。

で、
前の本では、大幅加筆&再取材したにもかかわらず「ブログの焼き直し」と評されたりして愕然としたので、今回はほとんど全てが再撮影&再取材&リライトです。ブログ内容と同一のものはありません。 唯一、銀座のプルプルオムライスの名店「喫茶YOU」だけはオリジナルのテキストの完成度が自分では高いと思ったので、例の部分はそのままブログ版から抜き出していますが、店主インタビューなどがきっちりはいったオリジナル版になっています。そうそう喫茶YOUはなんとオムレツを作るフライパン技を連続写真で紹介していますから(おそらく本邦初でしょう)、すっごい貴重!

あと、ブログにまだ登場していない店がなんと8店も載ってます!
例えばマニアの多い、台湾の牛丼的存在「髭ちょう魯肉飯」は、なんとその製造工場に潜入して、魯肉の素を作っているところを完全リポート!かなりマニアックな内容なのである。

その他、デリー新川店では「カシミールカレーの素」や「コルマカレーの素」を激撮させていただいた!

更に、僕がブログに載せたくなかった木場のお好み焼き&韓国料理名店を、とうとう載せてしまったのダ!

いままで本当に載せたくなかった店を、これを機とばかりに放出しているわけですよ。
これで「ブログの焼き直し」とか書かれたらもう失神しちゃいますよ。

あと今回は写真をプロに半分以上おまかせしました。これにはいくつか理由があるのですが、週刊アスキーやインデアンカレーの公式Webで仕事を一緒にさせて頂いたマスターカメラマンである八木澤さんが、信頼のできる方だからです。そして、ちなみにこの店は俺が撮る!ていう店については僕が撮ってます。まあプロとアマで違いは一目瞭然と思いますがご覧あれ。

また追加情報出しますが、もし買って頂いた方でご所望されるばあいは、喜んでサイン致しますので、お申し付けくださいね! なぜかamazonでは、まだ「予約可」のままですが、、、もしかして、発注してくれてないんだろうか?

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今週末から某サイトにてなんばんの粕漬け、唯我独尊カレーを販売開始ししますので、全部買われると食い倒れ関係でけっこうな出費になっちゃって申し訳ありません。しばらく身を削った結実なのでぜひお買い求めいただければと思います!

Posted by yamaken at 08:24 | Comments (3) | TrackBack

2006年01月24日

岡山到着 コメントについて

ただいま岡山県津山市に到着致しました!

さてちょっとお知らせです。ここのところコメントスパムが非常に多く、一日に1000以上つくこともあるくらいです。コメント削除する時間で仕事ができないくらいです、、、

で、サーバ管理企業からもかなり負荷がかかっているという連絡がありまして、しばらくの間、コメントを書き込めない状態にせざるを得ません。とはいえコメントいただくのは私も楽しみにしてますので、いずれ対策を練った上で再開したいと思います。それまではぜひトラックバックで反応をいただければと思います。
本当は26日に出るの本の感想なども伺いたいんですけどね、、、

Posted by yamaken at 18:49 | Comments (1) | TrackBack

時間無し

すみません
富山のエントリ楽しみにしてくださっている人がいるんですが、
忙しすぎてかけません。
昨日は三浦半島で講演。その後、三浦の海鮮を出す「海蔵」に行ったのだけど、終電の時間切れで絶品の天丼を食べられなかった! ほんとうはその後、「エアーズロック定食」も食いたかったんだけど、、、なんのことか分からない人は過去ログを検索してみてくださいネ。

これから岡山出張。

もしもう富山に居るのでしたら カレーうどんの吉宗、インドカレーのデリー、そして漁師料理の松月にいくといいですよ。松月だけは値が張りますがその価値はあります。

それと26日木曜日、いよいよ本が発売だ!

あと、予告しておきますが、28日(土)あたりからなんばんの粕漬けと唯我独尊のカレーのセットを販売開始する予定。間に合えば、ですが、、、
テレビ放映(「スタメン」)にも採りあげられるので、29日以降は売れてしまうかもしれない。だからブログ読者さんが買えるように、早めに告知します!

では!

Posted by yamaken at 12:34 | Comments (4) | TrackBack

2006年01月21日

週末・八重洲周遊

雪が降っている。公共交通機関はともかく、人が滑りまくるんじゃないかという週末。朝から週刊アスキーのテストレポート「パソコンが好きだ!」の撮影。2月上旬から掲載されるので楽しみにしていて下さい。今回のネタは、、、そう、シャーポンです。

で、撮影が終わる頃、宮崎の弟分である沼口が到着。

「兄貴、インデアンカレー食べたいよ!」

望むところだと、八重洲北口のオフィスから徒歩8分の東京ビルディングへ。時間が早かったからか、山田店長ではなく、山戸副店長がコックコートを着てルーかけをしていた。本日はレギュラー卵ピクルスという布陣で舌鼓を打っていると、Uの字型カウンターの向かい側になんとなく観たことがある方が、、、

放送作家の小山薫堂氏ではないか!

びっくり。週刊アスキーのホテルdeGOHANという連載は、小山さんも執筆陣4人の中のメインのお一人だった。ていうか僕が一番無名の人間でした。早めに食べ終わって、店の外で挨拶をさせていただくと「ブログ、みせていただきました」とのこと。うーん光栄です。いきなりお声がけして申し訳ございませんでした。

その後、レギュラーでは足りないので当然(?)ロメスパのジャポネへ移動。週末なので行列。

冒頭の画像にあるようにジャリコ大。横綱でもよかったけれども、カレー&横綱はさすがに辞めといた。
ぶらぶら歩いて八重洲ブックセンターに入る。この店は、東京駅と品川駅構内にあるブックガーデンと同じくらいかそれ以上に僕の本を大量に販売してくれている店だ。地下一階に行くと、いまでも食い倒れ日記全国版が平積み。そして3Fの農業関連コーナーでは、2003年に出した農産物トレーサビリティの本がいまだに平積み、しかもPOPまで着いている!感謝感謝である。

地下に行くと馴染みの店員Aさんが「26日に出るんでしょ?著者の手書きPOPを書いてね!」というので書いた。

恥ずかしながら、中学校時代に友達とヘタな漫画を書いて遊んでいた頃に作ったサインがある。よーくみると平仮名と片仮名と漢字で「山本謙治」となるのだ。しかし汚い字だな、、、こんな手書きPOPでいいのか?

書いていたら、「トレーサビリティ本の方も書いて下さい!」と言われて書いた。僕の本、農業の専門書としては異例に売れているらしい。あれだな、内容じゃなくて表紙が綺麗だから買っちゃうんだな、きっと。ちなみに本の装丁デザイナーさんはインデアンのWebをデザインしてくれた和田さんだ。
てなわけで八重洲ブックセンターに行くとB1Fと3Fで著者の手書きPOPがあります。落書き厳禁!


その帰り道。八重洲南口を出て向いにある北海道のアンテナショップ「Foodist」にふらっとはいってビックリ。なんとあの日本で一番旨いんじゃないかと思っている納豆メーカーである「富士食品」(富良野市)の納豆が3種類置いてあるじゃないか!ひえええ知らんかった!レジの女の子に「これ、いつも置いてるの?」と訊くと「はい、ありますよー」とのこと!ぐああああ 今後ここで毎日買うことにしよう。

有機JAS認定の納豆二品を購入。原料豆と醗酵熟成の方法が違うみたいだ。帰って食べるのが楽しみ。

オフィスに帰ってきて、沼口君がくれた宮崎土産をあける。

フロマルージュと読むのかな。宮崎マンゴーとクリームチーズのお菓子だそうだ。

これがもう超絶に上等な味で旨い!クリームチーズのコクとマンゴーの薫り高さが足されることで、すさまじい相乗効果だ。台のチョコレートビスクのサクサク感がまたスゴイ。いや感動しました。

ということで
来週の出張ウィークの資料作成に戻りまーす。

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2006年01月20日

1月29日(日) フジテレビ22時~ 「スタ☆メン」に出ます

アスキーの編集主幹であるF岡さんからの紹介をいただき、フジテレビさんから密着取材を受けました。10分くらいは食い倒れの日常が流れるようです。

「スタ☆メン」はみたことがなかったのですが(うるるん滞在記と同じ時間帯だからね、、、)、いい番組らしいですね。今回、取材して下さったディレクターのYさんは実に好青年で、とても楽しく取材を受けることが出来ました。

で、
今回の取材の目玉ですが、、、
山形の白鷹町の「まあどんな会」のなんばんの粕漬けを作っているところの映像が流れます!その他にも静岡県で開催したオフ会など、かなりいろいろなシーンが出てくると思います。

「いやー 色んな嫌な事件の取材が多い中、このロケだけが楽しみでした、、、」

と言われた食い倒れロケ、どんな番組になっているのか楽しみです。ちなみに29日当日、僕は種子島へ講演に行っています。向こうでみられるかなぁ、、、

Posted by yamaken at 08:29 | Comments (5) | TrackBack

2006年01月19日

激走激食! 冬の富山は魚が最高! 分刻み食べまくり疾走ロードだったのだ その2

さて講演は60名程度入ってくれてかなり盛況に終わった。昨年中にトレーサビリティの事例集作成の仕事でお邪魔した農協のご担当者であられるHさんも来て下さっていて感激。なんとここのJAでは「山本さんのトレーサビリティ本を読んで、その通りにシステムを作ったのがうちの農協のトレーサビリティシステムです」とのこと。こういう話があると、この仕事しててよかったと思う。

さて
本来なら夜は講演の招聘元であるHCSさんらご一行と飲むというのが常道なのだが、もともとある会でご一緒させていただいている富山の青果市場のKさんが、「せっかくだから飲みましょう」とお誘い下さっている。HCSさんとは翌日昼に飯にいきましょうということになり、夜はKさんにセッティングしていただいた。

そこでご指定いただいたのが「寿司割烹難波」という店だ。

■寿司割烹難波
富山市公文名34-12
電話 076-493-8686
http://www1.odn.ne.jp/nanba/sushi/index.html

富山駅からだとタクシーで15分くらいだろうか。落ちついた一軒家の寿司屋である。


店にはいると、長いカウンターに職人さんがこの日は二名。すでにお待ちいただいていたKさんと、もうお一方いらっしゃった。ご挨拶をすると、なんと大手の水産市場の社長さんであった。今日の講演も途中まで聴いていただいていたとのこと。

「今日はこちらの社長さんのセッティングですよ!」

ということで恐縮しきりだ。しかし水産会社の社長さんのお薦めの店ということは、、、すっげえ旨い店に違いない!

「まあ うちの魚も入ってますけどね、、、富山に来たらやっぱり食べていただきたいのがいくつかありますんでね。」

とおっしゃる。いやもう期待しまくってます!


まず突き出しに ついっ と置かれたのが、この緑色の実の漬物だ。

「間引きしたメロンの漬物ですよ。」

おお、間引きメロンは僕も好きで粕漬けにしたりするが、この型のは美しいな。

この漬物がタダモノじゃなく旨かった!
メロンの濃い瓜としての風味に少しだけ醗酵した香りが付き、塩梅もちょうどよく、ポリッとした食感・ジューシーさともども最高であった!思わず「もう一つ切っていただけますか?」と所望。やっぱり野菜って美しいよね!



もうとにかくおまかせで頂くしかないわけだが、寿司の握りよりも、出てくる数々の海の幸の皿に圧倒されまくったのであった。

まずは何はなくともこれだ!

「白海老の昆布〆です。この一盛りで70匹くらいですかね」

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
門前仲町の寿司処 匠でも定番の富山県産の白海老。 本場で食べる白海老だ!
醤油をすこしつけて頂くと、白海老の解像感の高い甘みと昆布の旨味成分に醤油の香りがまぶさり、そして瞬間的に舌の上でフッと溶けていく。通常、口中の温度に近くなると味の組成がはっきりしてくるが、なぜかこの白海老、冷たいままで舌の上に置かれた瞬間が一番ビビッドな味を感じる!

「いやぁ 旨いですよぉ! 東京の寿司屋で食べる白海老とはやっぱり鮮度が違うから、匂いが一片もなく、香りが素晴らしいですね!」

お造りはブリと鯛そして甘エビだ。

富山湾は海老の種類が豊富で、もちろん旨いということで有名。甘エビも、正直言って関東で食べられるものとは天と地ほどの違いがある。以前、富山出身の友人の子供が、関東の甘エビを「腐ってる」と言って全く食べないという話をきいたくらいだ。

それはこの甘エビを食べてみれば一目瞭然。これまた甘い香りがフワンと口中に漂って消えていく。
醤油つけなくてもいいなこりゃ。
ちなみに富山や石川では回転寿司でも相当に旨い海老が食べられるが、やはりこういういい寿司屋で食べる海老はレベルの高さが違うという感じだ。

焼き物は貝だったのだが、残念ながらこの美麗にして美味、濃厚な味わいを持つ貝がなんだったか失念してしまった。仕方ないよな だって10月25にちのことだもの。にんげんだもの。わすれちゃうよ。

しかし旨さは覚えている!
貝の旨味が焼かれることで活性化して、ずぅうううううううううううううううっと噛み続けていたいくらいの旨さなのである。

そして出てきたイカソウメンがこれまた絶品。

新鮮とかいう形容詞が陳腐に思える甘さと、美しい香り。そして歯応えはムチンとしながらもブルンとした官能的な、もうすぐ20歳を迎える女性のような(スミマセン)食感だったのである!

カウンターの上では、個室の団体客さん用に握りが盛り込まれていく。

ああああああああああ 俺も食いたいぃ~

「いや まあ寿司は東京でも食べられるでしょ?」

と出てきたのが、鰺を味噌で叩いたような一皿。
これがまた絶品だったのだ!

ちなみに酒は立山のお燗。
実は富山といえば僕は銀盤が好きだったので「米の芯」という純米大吟醸を頼んだが、食中酒に適した純米酒を飲み慣れた口で飲んでみると、香りの立ちすぎる酒で、魚に合わせるものではないかと感じた。

「こっちじゃ立山だよ」

と言われるとおり、燗の立山がどうにも合うようだ。

「じゃあ少しだけ握ってもらいましょうかね」

やった!
富山の寿司である。

鯛、イカ、白海老の軍艦、コハダ、マグロをいただく!
もう言葉は入らないだろう、この美人な握り群をみて欲しい!






うおおおお
もっと食いたいと思ったけど、

「寿司はね、まあやっぱり東京が一番技術が高いと思うよ。だからまた違う機会にね」

うーーーーーーーーーーーーーーーーー
なるほど、、、しかし、魚の旨さが半端じゃないので満足度は非常に高い!


さて
この椀がまた最高。濃いめの味噌汁だが、魚のアラが入っているかと思いきや、アラどころか立派な魚の切り身がドンとはいっている。

しかも切り身にはしっかりした焼き目が付いている。下ごしらえをした椀である。適度なこげ目はタンパク質の凝固と共に旨味を生ずるから、これによって椀の旨さが増しているのであろう。いや実に最高!
この店、個人的にぜったいに再訪したいリストに入った!
今度来たら前菜から握りまでズダダダダダと食いまくってみたい。

さて実はこのあとひょんなことからすっごく話が盛り上がった。
実はこの水産会社の社長さんの姪御さんがとある県のとある酒蔵へと嫁いだそうだ。その県名をきいて、フッと僕の脳裏にある小さな酒造が思い浮かんだ。というのも、その県の酒蔵といえばそこしか知らなかったし、見学に行った時にその専務さんが「今度結婚します」とおっしゃっていたからだ。
そこで、その酒造の名前を口にしたのだ。

「○○酒造さんですかね?」

「おおおおおおおおおおおおおおおおお なんで知ってるの?」

ま、まじかよ!?
人生とは本当に面白いものだ。ちなみにその酒蔵見学は、日本酒のトップライターである藤田千恵子さんと、居酒屋伝道師の工藤ちゃんと一緒に行ったのだ。

「こりゃちょっとうちの兄貴に会わせないとな」

ということになり、タクシーで社長さんのご実家へ。事情を聴いた兄ごさんとご母堂が、話を訊いてにっこりされていた。もちろんその傍らにはくだんの酒が出ていたのである。

そしてこれがそのご母堂のあつらえて下さった酒肴。滋味溢れるキンピラに、ひとつ蒲鉾が付いている。

「やまもとさん、これがうちの商品ですよ」

このかまぼこ(蒲鉾)、実に最高!
僕は瀬戸内の蒲鉾しかうけつけなかったが、富山のかまぼこはまた魚の味がして素晴らしい!
感動してしまった、、、

こちらはご母堂の漬けられたタクワン。素晴らしいという他無い。

30分ほどの歓談だったが、実に心が温かくなった。
素晴らしい富山の人間模様に触れた。
そして翌日はまた疾走が始まるのである!
(つづく)

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宮崎県西都市のマンゴー部会より 御礼と近況報告が届きました

2005年晩夏に発生し、九州一円に猛威を振るった台風害によって、宮崎県のマンゴーハウスが倒壊した。地元の農協職員である沼口君の要請により惨状をレポートしてもらい、義援金を募ったのを覚えている方がいらっしゃるだろうか。

■2005年09月09日
宮崎県西都市のアップルマンゴー・ピーマン農家さんへ義援金を送りたい。
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2005/09/post_624.html

■2005年09月20日
皆さん本当にありがとうございました。
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2005/09/post_635.html

総額617,585円、38人の方々から集まった義援金は、ありがたくマンゴー部会長にお渡しした。ナイショにしていていきなりお渡ししたのでかなりビックリされたようだが、非常に感動していただいたようだ。
これが少しでも励みになったのであればいいが、なんと部会の皆さん全員が離農することなく復興に全力を注いでいる。

現地からその後を伝える言葉が来たので、編集無しで掲載します。


マンゴー被災義援金にご賛同頂いた皆様方へ

明けましておめでとうございます。昨年はマンゴー被災義援金を戴きまして、誠に有難うございました。マンゴー生産部会生産者一同にとって大変な激励となりました。感謝の意とともにこれからも誠意をもってマンゴー栽培に取り組んで参る所存でございます。

さて、山本様のブログでマンゴー施設の被災状況をご覧になられたかと存じますが、その後、少しずつではございますが、各農家とも復興に向けて取り組んで参りました。この場をお借りしてご報告させていただきます。

まず、被災した農家全員、マンゴー栽培をやめることなく復興に向けて取り組んでいます。全壊したハウスは、今年4月に新規建設することになりました。半壊したハウスは8割程度が完全復旧しており、残り2割は全壊ハウスと同じく4月から修復建設工事を行う予定です。
 気になるマンゴーの生産量ですが、今年、春から夏にかけてお届けできるマンゴー生産量は例年対比の2割減と予想しています。台風被害は、思ってのほかマンゴーの樹にストレスを与えたようであり、樹によっては花芽分化を向かえないものもございます。一方、重油高騰により燃料代が例年の1.5倍になります。マンゴーハウス1反当り150万円の燃料経費が掛かると予想されており、各生産者は頭を抱えている状況です。

 そのような状況下、マンゴー生産部会は今年、設立20周年を迎え、記念式典を予定しています。台風被災に伴い、多くの皆様にご支援頂きましたこと、これまでの歴史を振り返って多くの苦難を乗り越えてマンゴー産地を形成してきた経緯を思い、今後の発展に繋げていく所存でございます。

なお、計画ではございますが、糖度センサーを用いた果樹選果機を導入する予定となっています。皆様方に喜んでご賞味いただく為にも、今後とも品質の変わらないマンゴーをお届けしたいと思っております。

重ね重ねではございますが、取り急ぎお礼、ご報告とさせて頂きます。

マンゴー生産部会 部会長 島地良次



よかったなぁ、、、
と思う一面、心配は募る。

文中には書かれていないが、ハウスの復興費用は、またもや高額の借り入れを生産者がした上でのことだ。文中にあるように生産コストは非常に高く、ハウス内で暖房を焚き加温する必要があるため、極めて生産コストが高くなる。今後、彼らはかなりの苦戦を強いられるだろう、と思う。

「そんな生産コストをかけて、燃料までつかって生産するなら辞めた方がいい」

という声があるかも知れないが、それは農業者に座して死ねといっているに等しい。
地方の就職難や財政的窮状は都市部の比ではない。ましてずーーーーーっと続く農産物価格の低下により、通常の作物の生産で利益を得ることができる産地は非常に少なくなっている。そうした構造的背景が、栽培難易度の高い高品質な農産物を作るという方向に農家を押しやっているのだ。

だから 引き続き僕はマンゴー生産を応援する。
一方で、農家さんが環境に負荷をかけず、普通に農産物を生産すれば食べていけるような社会になることを望む。それには生産者が継続的に生産活動を行うことができ、かつ消費者が納得して支払うことができる適正価格というものが形成されることが必要だ。

どうやって実現できるものか。
日々悩む。

ともあれ、
部会長、頑張って下さい。マンゴー収穫の時期を心待ちにしています。

そして義援金をご提供下さった皆さん、改めてどうもありがとうございました。

Posted by yamaken at 01:25 | Comments (3) | TrackBack

2006年01月18日

食育シンポジウム参加者もっと求む!

11日付けで告知した、私がコーディネータを務める食育関連のシンポジウム、まだまだ席があります。平日開催だからかもしれませんが、もっと多くの人に観ていただきたい状況。


■食生活ジャーナリストの会シンポジウム 「何から始める?『食育』」を開催します。
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2006/01/post_713.html

ぜひぜひご参加よろしくです。

しかし本当にイベント続きだなぁ、、、

しかもこの後、唯我独尊のカレー3種セット と なんばんの粕漬けの販売が控えて居るんですよ、、、
みなさんお財布の中身、少し残しておいて下さい、、、

Posted by yamaken at 20:51 | Comments (0) | TrackBack

ジビエを食べるオフ会の募集締め切りが近い

先に募集を開始した標題の件ですが、予想以上に申し込みペースが速く、すでに31名となっています。ご連絡いただいた方、ありがとうございます。おかげさまでお店のキャパシティが40名前後ですのでもう余裕がなくなってきつつあります。

いままで申し込み頂いている方は高額のリスクをご承知で申し込んで頂いているので、ありがたくOKとし、これから後の方は抽選とさせてください。今週土曜日夜で募集終了させていただきます。

あと、先の募集エントリで質問をしてくださった「なみへ」さんは、もし申し込んで頂けるなら抽選無しでOKとさせていただきます。

ということでよろしくお願いします。

ところでメニューについて一点。
イノシシの追加確保がちょっと難しいかも知れません。その場合、イノシシのソテーではなく煮込みに変更する可能性高いのですが、お含み置き頂けますか。
この変更で参加を見合わせたいということでしたらいままで申し込みいただいた方もご連絡くださいね。でも、煮込み、旨いと思うので問題ないと思います。

ではでは!

Posted by yamaken at 20:44 | Comments (2) | TrackBack

激走激食! 冬の富山は魚が最高! 分刻み食べまくり疾走ロードだったのだ

富山県は、僕的にみると日本でもトップクラスに食文化の素晴らしい地域だ。何と言っても鰤(ブリ)を代表とする富山湾の海の幸は最高。中でも海老の種類の豊富さと素晴らしい味には心がうちふるえるほどだし、富山県産のコシヒカリにも定評がある。しかしなかなか富山県での仕事というのがない。北陸に講演出張できると本当に嬉しいのだけど、富山は特に仕事が入らないことが多く、出張したくてもできない個人的垂涎の国なのだ。

そんなある日、待望のお仕事の話が舞い込んできたのである。

「弊社主催のセミナーでトレーサビリティについてお話し頂けないでしょうか?」

と声をかけて下さったのが、富山県のシステム企業である北陸コンピュータ・サービスという会社の宗玄(そうげん)さんという方だ。もともとこの会社の他の方が、リテールテックというイベントで僕が出た講演を聴いていて、推してくれたらしい。その後この宗玄さんが東京まで会いに来てくれ、正式に決定した。実は日程的には、バーテンダーコンクールの世界大会inフィンランドの最終日に引っかかってしまうのだが、これは仕事なので仕方がない。フィンランド編の最終日、ガラパーティに出ないで日本に帰国したのはこのためだったのである。

さて
酒飲みであればこの「宗玄さん」という名前をみてオヤ?と思うだろう。
先頃に書いた、著名な日本酒研究家である古川先生と飲んだ時に「宗玄」という酒をいただいた実はこの宗玄さんは「宗玄」の蔵元の血筋の方なのである。何だか色んな縁があるなぁ。僕と同学の先輩で、長身・ハンサムな方だ。

「ぜひ富山の美味しいものを食べて下さい。いくつか私のお薦めを書いておきますね。富山湾魚系王道の店はいくつもありますが、あんまり知られていない、もしくは、旅の人なら寄らない店をピックアップしてみました。」

と送ってくれたリストには、みるからに素晴らしそうな店が連なっていた!


 1.生と活と市場
   21:00しかやってないので、団体客が少なく、
   意外と盲点。
   http://www.h3.dion.ne.jp/~esta/
 2.松月
   富山市内でも海のそば。
   http://www7.ocn.ne.jp/~shogetsu/
   元々漁師料理系。白えびがデ~ンと出ます。
   ちょい高い。
 3.しげはま
   氷見市丸の内2-18 0766-72-0114
   ブリしゃぶの発明者といわれる一宮健三さんの店。
   最近TVに出たため、ちょっとだけ有名になりました。
   富山市からは遠いですが。。。あと、12~2月が旬。
 4.吉宗
   http://www.senmaike.net/color/html/tsuide/kare-udon.html
   B級系ですが、カレーうどんが異常に有名な店。
   高岡市とその周辺の人間だけが知っている店だったのですが、
   先々週強盗に入られ、全県下的に著名店になりました。
 5.デリー高岡店
   これもB級系。
   デリーは全国にて”のれんわけ”しているんだと思いますが、
   30年来の高岡店のカシミールは全国のカレーフェチからも
   一目置かれているそうです。
   http://yuc.jp/search/detail/detail.php?code=43
   4の吉宗と近所。なぜかカレー系が高岡に2つ揃いました。

素晴らしいじゃないか!
この中で面白そうだなと思ったのは、デリー高岡店。言わずと知れたカレーの名店「デリー」ののれん分け店的な存在だという。

さてバーテンダーコンクール世界大会のフィンランドから帰国した翌日、富山空港に降り立つ。バスで富山駅前に到着し、昼飯にはリストの先頭にある「生と活と市場」へ。富山駅横のビル内にある好立地ながら、夜の閉店が早いのでそれほど混まないという穴場店だ。


ちなみにこの店名、「生と活と市場」と書くが、何と読みますか?
これ、「キトキトシジョウ」らしい!
ぼくは「せいとかつとしじょう」だと思っていた!「生活」という言葉を分割したのだろうとおもっていたのだけどさにあらず、北陸一円で、魚の鮮度がいい時に使われる形容詞「キトキト」を模しているわけだ。いや勉強になりました、、、

割烹店的な風情の店内だが、ランチタイム時は気軽に入れる感じで、OLや会社のスーツ族、おばちゃんグループなどが思い思いに昼飯をとっていた。

手ごろな価格のランチがメニューにならんでいる。

しかし食べたいものがいろいろあるのだが、どれを頼めばいいだろうか。この店、名物わっぱ飯を出すらしいのだけど、あまりそそられないな、、、と思い、オーソドックスな刺身定食(1450円)にする。それと、穴子寿司(500円)というのがあったのでこれも追加でオーダー。

しばらくして出てきた刺身定食はやはり実に美味しそうな布陣である!

いなだかブリかハマチかわからないがそれ系の刺身はもちろんのこと、

富山県ではスーパー店頭でもみかけることができる「ざす」がある。

「ざす」は、カジキマグロを昆布締めにしたものだ。やや単調な味のカジキを昆布で挟むことにより、脱水して旨味を添加することが出来る、実に合理的な食べ方である。これが滅法旨くて、どうして関東では無いのだろうかと残念に思う食べ方なのだ!

他のネタも旨く、1450円の定食で出てくるものとしてはプライスパフォーマンスは間違いなく高いと思う。いやもちろん東京から行った人間としては、ということだ。もしかしたら地元の人にとっては普通の鮮度かもしれないが、やはり海産物は概ね旨い!

「すり身だんごでーす」

といって出てきたのは、魚のすり身をだんごにして揚げたものだ。

アツアツの揚げ出し状態で出てきたのを割ってハフハフと口に運ぶと、魚の肉の甘い香りとプリッモチッとした弾力が素晴らしい。大して期待していなかったのに出色の出来映えである。

そして別オーダーした穴子寿司が出てきた。

なんとこれも予想していたものより手が混んでいて、笹の葉のようなものでくるんだ穴子寿司をせいろで蒸したものだったのだ。

ホカホカの葉を外すと、ふっくら柔らかく蒸し上げられた穴子寿司が現れた。
僕は魚の食感が強めに残った焼き穴子が大好きだけど、とろとろに柔らかく蒸された穴子もまた捨てがたい。酢飯の酸と穴子の甘さが合わさると最強の美味しさで、しかもほっかほかに温かいので旨味と香りが活性化している。これは素晴らしい逸品であった。

いや、旨かった。
満腹になり勘定をしてもらって、少し歩いてホテルへ荷物を預ける。その足で講演会場に向かうと宗玄さんが出迎えて下さった。

「いやー生と活と市場旨かったですよ!」

「そうですか、”ゲンゲ汁”食べられましたか?」

「え?ゲンゲ汁? ああああああああああああああああああああああ 忘れてた!」

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
そう、実は宗玄さんは、富山が世界に誇る不思議に旨い魚”ゲンゲ”を食べられる店として生と活と市場を推して下さっていたのだ。しかしそれを僕はすっかり忘れていた!
まあ仕方がない、次回は絶対にゲンゲを頼もう!

そして講演開始。まずまずの感触で講演終了。その後、富山県の青果物業者の方と会食があるため、一旦ホテルに戻り、その会場である「寿司かっぽ難波」へと向かうのであった、、、
(続く)

Posted by yamaken at 12:09 | Comments (5) | TrackBack

2006年01月16日

久々のオフ会 「ジビエを楽しむ会inカストール@京橋」 を開催することにしました!

ジビエのエントリや、イノシシのエントリなどで京橋に移転したカストールを追いかけ続けているわけだが、その藤野シェフからこんなご提案があった!

「やまけんさんのブログとのコラボで、オフ会やりませんか。2月までにジビエが猟期を終えますから、熟成をかけて、最高に美味しくなったのをやまけんさんの好きな調理法で提供するオフ会ってのは面白いと思いますよ」

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
それは面白い!

ということで仕事の合間に、ランチを兼ねて京橋カストールを訪問。

「ジビエ一種じゃ面白くないですから、3種くらいは食べたいですね! 野ウサギ、イノシシ、鴨なんてどうですか?」

と僕が切り出したが、野ウサギは最適な猟期のものがもうすでに終わってしまっているので難しいとのこと。

「それに、野ウサギってジビエの中でも一番クセが強くて、好きな人は好きだけど、苦手な人はかなりキツイと思うんですよ。イノシシと野鴨はばっちり行けます。イノシシは僕の兄が山中でしとめたのを、ワインでマリネにしています。これを煮込みかソテーにするのはいかがでしょう?」

おおおおおおおおお
そういえばイノシシのエントリで、僕がまだ中がレア気味のシシカツを作った時に「それってヤバイよ」と連絡してくれたのが藤野シェフである。肉を魅せてもらうと、いい感じにワインに漬かっている!

「もちろん火はキッチリ通しますョ(笑)」

ふふふそうですよね!
でも煮込みもいいけど、そうするとホロホロと崩れて食感が弱くなってしまう。ソテーで調理できないですか?と相談。

「うーん 難しいけど、やってみましょう! ただ、そうすると量が足りないかな、、、」

じゃあ、それは僕にイノシシを送ってくれた岡山のT君に頼んでみよう!ということで現在、80Kg程度の雌のイノシシが手配できないか問いあわせ中。

で、メインはやっぱり野ガモだろう。ソースサルミの、濃いバージョンで出して頂きたい!
しかもしっかりした量が食べたい。特に、最高に引き締まって旨いモモ肉の部分を、一人1ピースつけたいものだが、そんなことが可能だろうか?


「大丈夫、鴨はなんとかします。新潟県で網で捕獲した野ガモなので、最高に美味しいですよ!」

とのこと。こいつがそれだ!

熟成しまくりのホンモノの野ガモ。 ソソル!

そして最後、もう一品は何にしようか?

「やまけんさんがお好きな、フォアグラとマンゴーの一皿にしましょうか?ただ、メキシカンマンゴーがいま入ってこないので、フィリピンマンゴーになります。これも美味しいですよ。ブラジル産がいま出回って居るんですけど、繊維質が強いのでフィリピンの方がいいかな。」


まじっすか!?
フォアグラ出してくれるの?

「前菜は、これもやまけんさんが褒めてくれた鴨の燻製でりんごを巻いて、ワサビをちらしたアミューズにしましょうか。」

おおっ これはマジで旨かったからなぁ、採用決定である!

「カストールっていったらやっぱりデセール(デザート)ですよね、、、期待してますよ!」

「ええ、ジビエはやっぱり個性が強いから、デセールも強めの、例えばチョコレート系のものがいいと思うんですよ。」

おおおおおおおおお
やっぱチョコ系か! でもやっぱり藤野シェフの代名詞であるガトーショコラは一口食べたいなぁ。

「あ、もちろん大丈夫です。デザートの皿に盛り込んだり出来ますよ。」

おおおおお凄いことになってきた!

「それと飲み物ですけど、人数が30人以上になれば、いろいろ飲んで頂けると思います。白、白、赤という感じで最低でも3種、もし予算上うまくいけばもう一種、いいワインを開けます。ただ、分量的にガブガブ飲んで頂くことは無理かも知れませんけど」

がぶ飲みする人はそこだけ別会計でいいでしょう(笑)

ジビエオフ会のメニュー、決まった!

食前酒

鴨の燻製でりんごのコンポートを巻いた天然わさび風味

フォアグラとマンゴーのカラメリーゼ ポルトソース

白ワイン

熟成イノシシのソテー ソース等は未定

赤ワイン

新潟産野鴨のロースト ソース サルミ

デザート


これまで色んなオフ会をしたけど、今回の贅沢度はナンバーワンと言える。
これで幾らでやって頂けますか?

「税・サービス料等全部コミコミで、2万円でいかがでしょうか?」

うおっ 安い!

全部メイン級の料理が3品出て、ワインも3~4種飲めてこれは十分にリーズナブルである。

とはいってもオフ会史上最高額の集まりになる。果たして人数、集まるだろうか、、、

「最低最高人員が30人くらい、上限は40人くらいですね、、、」

ということだ。
日程だが、2月17日(金)の19時スタートとしたい。

参加ご希望の方は、kuidaore@goodtables.jpに、お名前と人数と、なにか一言をメールで下さいね。
今回はさすがに抽選はないだろう!と思うのだけど、、、

さて打ち合わせが終わり、カストールのスピードランチをいただく。
ビジネス街むけにオリジナルで作った、ワンプレートのランチだ。この日は牛すね肉の煮込みにポレンタを添えたもの。

煮込みの色をみるとあっさりした幹事に見えるだろうが、かなりビシッとしっかりした味。それに添えられたポレンタがまたしっかりとした食感と風味で旨い!

ポレンタの旨いのってなかなか出会えない。柔らかすぎたり、モッチリしすぎたりと丁度いい食感にならないのだ。でもここのポレンタはトウモロコシ粉の香りがプンッと適度に効いていて旨いのである。これにパンが付くので、ワンプレートながら丁度いいランチだ(僕には足りないが)。

「やまけんさん、これ、バレンタイン向けに開発中のチョコ。食べてみて。パッションフルーツを煮詰めたものを中に入れてるんですよ。まだ試作品だからこれから中身は色々と工夫する予定です。」

ぬおおおお
チョコかぁ、、、甘いのは苦手なんだが、、、と思いながら手を伸ばすと、中からクニュッと魅惑的な酸味が!

これがパッションの煮詰めたのだ!
実にチョコに合うではないか!

「あとこのダークケーキも食べてみて下さい」

といって出てきたのが本当にダークな色合いの、ブランデーなどのアルコールを一杯染みこませたダークケーキ。

「これの2年ものが美味しいんですけど、もう残ってないんですよぉ!」

でも、この3ヶ月ものでも十分に旨い!一本買っておいて、来年までとっておこうかな。

ということでカストールでのオフ会が決定です。
ぜひぜひ皆さんふるってご参加ください!


Posted by yamaken at 17:34 | Comments (5) | TrackBack

阿佐ヶ谷・イズミルのトルコ料理とW-ZERO3とウィルコムの夜を堪能した!!

飛ぶ鳥を落とす勢いで勢力を拡大しつつある通信会社であるウィルコムのマツケンこと喜久川さんから「また飲みましょう」というお誘いをいただいた!それというのも、喜久川さんと僕の共通の知り合いがまた発覚したからである。

なんとも面白いことに、以前政府関連の仕事でご一緒したTさんの弟さんがウィルコムの大株主となった投資会社カーライルのウィルコム担当者であり、そのことから喜久川さんもその兄貴さんをご存じとのこと。と字面で書くとわかりにくいけど、当事者にはかなり意外な取り合わせで驚きつつも笑ってしまった。

場所は阿佐ヶ谷のトルコ料理「イズミル」。年末にバードコートで喜久川さんと飲んだ際にお薦めしておいたのだが、ご夫婦でちらっと行かれたらしい。

「すごく美味しかったですよ!で、W-ZERO3で写真を撮ってたら、店の女将さんに『もしかしてヤマケンのお友達?』って言われましたよ(笑)」

ということだ!エリフ、貴方は勘が鋭いなぁ!
でも、その時は喜久川さんも何が旨いのかが分からなかったらしいので、再度イズミルにて私めがご案内しようという趣旨である。僕をイズミルに紹介してくれたおうさるさんが居ればベストの布陣だがまあ仕方がない。役不足ながらイズミル案内をば引き受けましょう。


いつも店内が綺麗なことに驚くイズミル。そういえば食い歩きを生業とするさる御仁も、店の清潔さと美味しさは比例するとおっしゃっていたな。そういう店ではイズミルは楽勝で合格だろう。
店にはいると、エリフとスレイマンが出迎えてくれる。女将のエリフは最近オーバーワークで疲れ気味だったようだが、少し元気が戻っていた。

「今日はヤマケンが注文しなくてもどんどんスレイマンが料理を出すって言ってるョ!」

いいじゃない、どんどん出してよ!

スレイマンがトマトソースを煮込んでいる。「何それ?」ときくと「イスケンデルケバブ!」といっていた。ああ、俺の大好きなイスケンデルのトマトソースはこうやって作っているんだな。

さて喜久川さんとTさんがやってきて、早速食事開始!
Tさんは元々は日本を代表する投資銀行で働き、そして今は某社で投資関連の仕事をしている。って書くと何が何だか分からないが、僕と彼が顔を合わせることになった政府関連の会議の席上で彼が喋っていることは10分の1も理解できなかった、、、とにかく難しい仕事をされているのである(笑) ちなみに彼の通称は”BFB”。ビッグファットブラザーの意味であり、当然100Kg超の食いしん坊である。

■レンズ豆のスープ

野菜や豆を多用したトルコ料理は、優しい味がベースだ。
このレンズ豆のスープも、レンズ豆をブイヨンで煮たものをミキサーでドロドロにした感じのポタージュで、実に優しい味わい。そしてこれについてきたレモンを搾って酸味を足すと、がぜん輪郭のはっきりした、ぴしっとした味わいのスープに変化した!

■トマトのドルマ

喜久川さんが先日食べた時に絶品だったというドルマ。

「でもね、この料理は温かいともっと美味しいと思うんだよなぁ」

とおっしゃっていたら、、、

「今日は作りたての温かいのがあるよ!」

とエリフ。喜久川さん、よかったですね!

温かいドルマを割ると、中から出てきたのはプレーンな米ではなく、松の実や様々なナッツ類とスパイスで味付けされた、濃い色の米である。一手間かけたなスレイマン!通常の優しい味に深さがプラスされている。冷えたドルマも美味しいが、人肌程度にぬくもりの残ったドルマだと、旨味が活性化してダイレクトに味蕾に感じることができる。

「おっ これは美味しい!」

と喜久川さんもご満悦であった!

■前菜の盛り合わせ カルシュク・メゼ

いつみても美しいこの盛り合わせを、円盤形パンであるエキメッキにつけてわしわしといただく。この時点ですでにBFBことT氏は「ウマいっすねぇ、トルコ料理いいなぁ、ヘルシーだし!」とかなりの系統ブリをみせていた。

■キュウリ、トマト、スマックのサラダ

キュウリとトマトのサラダはトルコでは定番らしく、チーズを加えたり色んなバリエーションがあるが、本日はトルコ特有のスパイス「スマック」をまぶしたものだ。これがなんとも形容しがたい風味で、日本にはない香りを与えてくれるのだ。次回からサラダこれにしよう、マジ絶品。

■名前、分かりません。

トルコ風肉じゃがだろうか。これも見た目通りゆったりとしたマイルドな煮込みだ。トマトのオレンジかと思うがそれほど酸味は効いていない。ホロホロと崩れるまで煮込んだ鶏肉とジャガイモがあまくしっとり混じり合う。滋味。

■スレイマンスペシャル

出た!
これがスレイマン必殺の料理である。26日に刊行される「食い倒れ日記東京編」にも登場するこの料理、実に手の混んだスペシャル料理なのである。

よく揚がった茄子を半分に割ると、中からシシカバブ様の羊肉とマッシュルームなどの具がボッと出て香り立つ。形容できない風味の絶妙な味付け、肉の塩加減はベリーベスト、これにトロリとした食感の茄子と焼きトマトとあわせ、うっすらとかかっているオイリーなソースを絡めて食べると、もう最高なのである!

「ぉおおおおお これは美味しいね!」

と喜久川さんも大喜びである。

■これも名前わからない

「はいこれ ヤマケンはまだ食べたことないでしょ?」

とエリフが運んできてくれたのが、小麦粉の生地で挽肉を包んで加熱したものをヨーグルトソースで食べる一皿だ。

トルコの肉料理、肉のままだけではなく、なんらかの旨味成分を足していることが多いようだ。例えばドネルケバブは薄切り牛肉を巻き付けて柱にするが、そのてっぺんに羊の脂を載せて、牛肉に複雑な香りが写るようにしている。この料理の挽肉も牛ベースだと思うが、下処理で何らかの味付けが成されていて飽きない。トマトソースとヨーグルトの酸味が絶妙に口中の油分を切ってくれるので、食べ終わってサッパリする。

「この小麦粉の生地がまた絶品ですね。スレイマンさんは本当に粉のマジシャンですね!」

そうでしょTさん!

そして超絶品のイスケンデルケバブが出てきたところで、カーライル社のウィルコム担当のお二人が登場!

「よかったねぇ こんなに旨い料理が終わる前に来られて!でもスペシャル料理はもう食べちゃったよ!ヤマケンさんのブログをみて悔しがりなさい!」

と喜久川さん大笑い。はい、載せておきます。カーライルのご両人、我々こんなの↑食べてました。
カーライルという外資の投資会社に対する知識はほとんど無かったのだが、そこで運用をしているのは実に面白い日本人であるということがわかったので、かなり距離感が解消。特に直接のウィルコムご担当責任者であられるM氏のキャラは凄まじかった!

「この人は飲みに行くと100%寝るんですよ! 初めて僕に会って飲んだ時なんて、ワインバーで僕の肩に頭を載せて寝るんで、周りの人にどう見えるかハラハラしながら飲んでましたよ!」

という喜久川さんの言通り、30分くらいすると目を半開きにしてお眠りになった!その写真もあるのだが、あまりに危険な画像と化しているため(笑)公開できません。
その部下さんであられるT氏はBFBの弟さんだ。なんと彼も前職で僕の友人と同期だったということが発覚。世界は狭い!


もちろんカーライルのお二人もW-ZERO3を常用!

「スケジューラとしても、電話としても使いまくってます!最高ですよこれ!」

そう、実はこの夜、このテーブルを囲んだ6人の中で4人がW-ZERO3を持っているという凄まじいW-ZERO3密度なのである。

一番右が喜久川さんのW-ZERO3、次の赤いのが僕専用シャーポン、次がカーライルT弟さん、そしてMさんのW-ZERO3だ!しかも皆、バリバリ使っているというところが味噌だろう。

しばらくW-ZERO3を使っていて思うのは、各所で指摘されているが初心者にはつらい端末だということ。初心者ってのは、PDAとかPocketPCについてである。PCとはお作法が違うので、慣れるまでに放り出してしまわないかどうかがポイントだ。

でも、付き合い方が分かると非常に心強いマシンだ。実際僕はノートPCを開く回数が若干減った。

W-ZERO3使い、しかも極めて濃いメンツ。この記念写真はかなり笑えるW-ZERO3コミュニティなのである。

さて
デザートは、これもスレイマンのスペシャル、バクラワ。

激甘のこのお菓子、手の混んだ逸品だ。噛むとジュワーッと染み出てくる蜜が堪らない。この甘さを濃いめのチャイで洗う。それと、新作デザートのチョコレートプリン。

これが実に超絶品!

「なんだこりゃ!」

「旨い!」

と声が挙がる素晴らしいものだった。

下半分がチョコレートになっているらしくスプーンを立てると染み出てくる茶色のジュース。プルンプルンのプティング地と混ぜるとマジで最高だったのである。

「デザートが旨い店はホンモノだよね。」

と喜久川さんが納得顔で言う。いやー最高。ちなみにこれを食べた時、カーライルのMさんは寝ていたので口にしていないはずだ。残念!

というわけでさんざん飲んで食った。
もちろん仕事の話は一切抜き!
しかしウィルコムのW-ZERO3やナノセルという技術は農業関連ではかなり使える。僕が運営しているアグリセンサブログで、今度採りあげようと思う。

この夜は不覚にも喜久川さんにおごって頂いてしまった。

「この店、美味しいし店主のコミュニケーションもいいし、何より我々の感覚からすると安いですよ!」

と絶賛していただいた。
素晴らしい夜をどうもご馳走様でした!

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2006年01月14日

食材塾に先駈けて、大根十数種類を食べ比べ、そして死にそうになった、、、

すでに告知している通り、食材塾というのをやる。大根10品種程度を食べ比べるわけだが、これを知った友人の農家が気を利かしてくれて、十数種もの大根品種を送ってきてくれた。

ただ、それは今度の食材塾で採りあげるような多種多様な品種群ではない。青首大根といわれている、現在市場流通のメインとなっている大根品種ばかりを集めたものだ。葉の付け根の大根部分が青くなることで「青首」と呼ばれる品種群。かなり以前から、この青首が日本を代表する品種となった。中でも「耐病総太り」という品種があまりにも有名な代表品種で、収穫時に引き抜き易いように、緩やかに先すぼまりの形をもち、大きくなりすぎず、味は辛味が弱く甘みが乗りやすい特性を持つ。農家が扱いやすく、そして中庸な性質であるためどの料理でも合わせることが出来るため、今日大根といえばこれしかないという状態になっている。

しかしそもそもは、郷土の村々に地大根とよばれるものがたくさん存在した。それが昭和の高度経済成長とともに淘汰されてここに至っているのだ。青首の味はどの料理にも合わせやすいが、それはつまり個性のなさともとれる。おそらくクセの強い地大根と青首を食べ比べてみれば、驚く人はたくさん居ると思う。でも驚くには値しない。そもそも品種は多様であり、味の差はとても大きいのだ。

さて
青首ばかり十数品種が集まったのは偶然ではない。産地の農家が集まって品種を品評しあう会がある。これは種を育種し販売している種苗会社がたくさんある中で、来年の作付けにどの品種を選定するかというプロ農家の集まりだ。これに出品されていた大根を、少し分けてくれたと言うことなのである。だから、多種多様な大根ということではなく、青首という品種を作っているメーカ十数社のものを食べ比べるという指向性なのだ。

「ヤマちゃん、今年は寒害がひどくてね。大根が凍っちゃうくらいの寒害がかなり多発してる。しかも凍っちゃう大根ってのは、糖度が不足してることが多いから、ホントにまずいよぉ!痺れちゃったよぉ。」

と笑いながら送ってきてくれたDさんありがとう!

大型段ボールを開けると、ギッシリと大根が詰まっている。しかしそれらはメーカの違う大根なのに、首が青く、形質も似たり寄ったりである。

同封されていたスペックシートをみると、栽培方法や寒害の被害率などが記載されていた。
以前から使っている食味監査票を使って、この十数種を食べ比べてみようと、刻み始めた。通常、生デカ汁との、煮て食べて監査するのだが、、、

はっきり言ってあまりの不味さに辟易してしまった。全品種、生で囓ってみはしたが、もうこれ以上は先に進めない。

僕の監査票は味覚や食感のいくつかの指標を5ポイント制で評価するのだが、どの指標も3以上につけられるものがない!中でもマシな2品種は手元に残して茹で評価することにしたが、それ以外は飲食店をやっている友人に引き取ってもらうことにした。

いやしかし本当に参った。
驚いたのはさすが青首だけあって、種苗メーカが違っても特性は一緒だということだ。辛味が弱く、甘さが強め。食感は堅くもなく柔らかくもない。この傾向が少しずつパラメータを変えて10数回僕の下を、緩やかに犯していった。

Dさんは言う。

「結局、市場出荷をメインにするプロの生産農家にとっては、突出した旨さはあまり選定基準にならないんだよ。大口の小売に対応している市場では、形が揃っていることが優先されるんだからさ。そうすると、生産で重要なのは、いかに同じ形に揃うか、味にばらつきが出ないか、ということなんだよね。」

そう言うことなのである。
産地ではこうした会を重ね、その産地の主力品種を決めていく。
形が揃っていなければ小売では売れないという神話が続く限り、この傾向は終わらない。
神話の世界を終焉させるためには現実が変わらなければならない。
でも果たして現在、青首とそれ以外の大根の味を想起出来る人がどれくらい居るのだろうか、、、
と暗澹たる気持ちになった。

ということで
食材塾、頑張ってやらないといけないなぁ、と改めて思ったのであった。当日は青首も出るので、食べ比べをすることができる。一目瞭然の結果になると、思う、、、

Posted by yamaken at 18:14 | Comments (2) | TrackBack

2006年01月13日

「食材塾」というのをやります。 第一回目は「大根10種!」

なんだかこの1月・2月はイベントがてんこ盛りなのですが、通常はスーパーにも並んでいない特殊な品種を含めた10種類の大根を一同に集め、様々な方法で食味評価をする会を開催します。

野菜が好きで、品種によってどのような違いがあり、望ましい料理法があるかということに関心のある方でしたらどなたでも参加可能です。急なスケジュールなのですが、限定30名なのですぐに埋まってしまう可能性がありますので、ご連絡はお早めにお願いします。

「食材塾~だいこん10種食べ比べ企画~」

■企画主旨
昨年中に好評を博した就農塾の一環として、野菜・果物の品種別の勉強会「食材塾」を実施します。野菜・果物には、品目ごとに膨大な品種が存在します。例えば大根は知られているだけでも300種以上の品種があると言われています。きゅうりなども、昭和初期までは村ごとに品種があったと言われていたとききます。現在は流通上の問題から品種が淘汰されていますが、それでも日々新たな種が育成されています。

こうした品種について、可能な限り広範囲に収集し、食味評価を行うことで、新しい食スタイルへの提案をするための勉強の場として「食材塾」を設定しました。
野菜、果物に関心のある人が、通常の小売店では出回らないような品種に親しめるよう、レクチャーおよびテイスティングを行い、品種に対する理解を深めることを目的とします。

■内容
① レクチャー … 品目について、品種特性、栽培方法
② テイスティング評価: 生で食べる(スティック)
③ レクチャー … 大根の流通・販売
④ テイスティング評価: 浅漬けで食べる(塩分を加え、浸透圧の違い、歯ざわりの変化を感じる)
⑤ テイスティング評価: 茹でる
⑥ 参加者による大根講評会(利用シーン等のディスカッション)
⑦ 大根料理のテイスティング


■使用する大根(予定)
10種類前後を予定、ただし天候および生育状況により変動します。

三浦ダイコン
青首ダイコン
青長ダイコン(江都青長)
紅芯ダイコン(天安紅芯)
辛味ダイコン(辛丸)
黒長ダイコン
黒丸ダイコン
桜島ダイコン
他2~3

■食味評価の方法
食材塾オリジナルシートを使用

■日時1月22日(日)  13時~15時30分

■会場
日本橋ぼんぼり 京橋店

■参加人数30人限定 先着とします。

■費用5,000円

■参加申し込み・問いあわせ
株式会社グッドテーブルズ 田中千尋 chihiro@goodtables.jp
※メールにてお問い合わせ・お申し込み下さい。

Posted by yamaken at 18:34 | Comments (2) | TrackBack

2006年01月11日

食生活ジャーナリストの会シンポジウム 「何から始める?『食育』」を開催します。

僕が所属している食生活ジャーナリストの会(略称JFJ)という団体がある。

■食生活ジャーナリストの会のWeb
http://www.jfj-net.com

読んで字のごとく、食に関するジャーナリストとして活動している方々が集まる会で、現在150人程度が参加している老舗の会だ。僕もはっきりとジャーナリストといえる立場ではないと思うが、末席に参加させて頂いている。

で、この会が毎年行うシンポジウムがあるのだが、なんと今年は僕がコーディネータ(進行役?)を務めることになってしまった。

テーマはズバリ  「食育」  である。





食生活ジャーナリストの会(JFJ) 第15回公開シンポジウムのご案内
テーマ: 『何から始める?「食育」』
~食生活ジャーナリストの取り組みと今後の展望~

2006年2月2日(木)14時~
文京シビックセンター・小ホール

【企画の趣旨】
「食育基本法」が2005年7月15日に施行されました。
戦後60年、「食」は大きく変遷しました。戦後まもなくは「乏しい食事」を米の品種改良、増産を通じて「豊かな食事」へと国民こぞって努力した時代でした。
その後、高度成長期を経て、「豊かすぎる食事」の時代へ。しかし、高度成長社会は多くの「食」の問題を抱えていました。核家族、企業戦士の父親、女性の社会進出、カギっ子……。
これらの現象は、いまに至って国民の健康阻害による医療費の増大、家庭の食事の乱れからくる子供たちの成長への影響など、さまざまな問題を引き起こしました。さらに近年、BSEをはじめとする「食の安全」に大きな関心が集まりました。

 一方で、食生活の乱れを食い止め、健全な「食」とは何かを求める動きが活発になり、「食育」という言葉が解説なしでマスコミに出るようになるまで、そう時間はかかりませんでした。最近は、食に携わる企業も「食育」に大きな関心を寄せています。私たち食生活ジャーナリストの会も「食育」をどう捉え、それぞれの媒体でどう発信していくか、真剣に取り組んでいかなければなりません。
 ジャーナリストとして、次代へ「食の大切さ」を言葉として、文字として、映像としてバトンタッチしていかなければなりません。まず、「何から始めるか」という多くの疑問への一つのヒントとして、私たちの体験を通して、「食育の実態とこれから」をシンポジウムの中で語りかけていきたいと思います。

どうか皆様、シンポジウムへお出かけくださいますよう、心からお願い申し上げます。

主催/食生活ジャーナリストの会




ということである。
ご存じと思うがこの国では「食育基本法」という法律が成立している。食に関する教育を推進するこの法律ができたと言うことは、ひっくり返してみると、

「もはや家庭や社会環境の中で、食に関する正しい知識や常識が自然に伝達されるということが期待できない」

という認識があるということだ。事実、様々な社会調査が、昭和~平成への変遷の中での食を巡る環境の激変と、家庭での伝統的日本型食生活の崩壊を裏付けている。

で、
どのような食育を行うことが有効なのか、という議論は、実はこれからのテーマである。
食育というキーワードがガンガンと飛び交う中、その食育の方向性をどのようにしていけばいいのかという方向付けは非常に難しい。

一方、食生活ジャーナリストの会に参加している多くの会員が、仕事の中で食育関連の報道をしたり、自ら講義や啓蒙活動を行ったりしている。そうした、いわばこの流れをずっと主体的に関わりながらウォッチしてきた立場から「今後どうすべきか」を考えていく。

そんなシンポジウムにしたいと思っている(私見ですけどね)。

さて僕がコーディネートするのは、とんでもない業界の重鎮の方ばかりである。

■パネラーの皆さん

阿部裕吉さん(学校食事研究会事務局長・学校給食の立場から)

砂田登志子さん(食生活・健康ジャーナリスト・食育推進会議専門委員・食育の先駆的実践の中から分かったこと)

福士千恵子さん(読売新聞東京本社生活情報部次長・食育推進会議委員・新聞、一般メディアの取り組みから)

宮川博美さん(家の光協会「家の光」編集部取材グループCデスク・雑誌と文化活動の取り組み)

どの方も、検索エンジンで調べればかなり様々な活躍をみることができる方々だ。
さてこんな人達のお話しを、僕ごときがどうまとめればいいんだろうか、かなり苦しい思いである。

また、各地で食育に取り組む方々の発表等も、可能な限り紹介できればと思っている。

ということで、
2月2日 14時~
ぜひ空けて、文京シビックセンター・小ホールにご参集いただきたいと思います。

ご参加希望者は、下記から企画書をダウンロードの上、FAXかメールにて事務局までご連絡をくださいませ!


■シンポジウム説明書&参加申込書(WORD形式 36KB)

ご参加の方には、非常に珍しい 私のスーツ姿を見ることができますよ、、、って全然嬉しくないか。
よろしくお願いします!

Posted by yamaken at 20:39 | Comments (3) | TrackBack

飯尾醸造の限定お酢が新宿伊勢丹にて発売されているぞ!

この国のお酢の中で、きちんとお酒であるもろみを醸し、静置醗酵して丁寧に造っているものは本当に少ない。その一つである「富士酢」の醸造元である京都の飯尾醸造と、就農塾を通じて縁が深くなったのは先記の通りだ。

その飯尾醸造の若旦那である飯尾君から便りが来た。

「昨年6月に獲れた紀州の梅、南紅梅と白加賀と氷砂糖を、紅芋酢と黒酢で漬けた『うめ紅酢』と『うめ黒酢』をお送りします。香りを楽しむお酢として、ヨーグルトやアイス、果物などにデザートソースとして使ってみてください!」

という文面とともにこの美麗な色のお酢二種がどっさり入ってきた!

梅酒は焼酎で青梅を漬けるが、お酢で漬けるというのは初めてだ。
早速お猪口に入れて味を観てみたが、酢酸のむせかえるような感じは皆無で、甘く綺麗な香りで美味しい!

デザートソースとして、という話だが、調度その日は海鮮丼を食べようと言う日だったので、そのご飯の酢飯に使わせて頂いた。氷砂糖が入っているのが、寿司酢の甘みの代わりになるかな、と思ったのだ。
ひろっきいのミルキークイーンを硬めに炊いて、「うめ紅酢」を少々回しかける。これだけで食べれば旨味を添加していないので酢のポテンシャルが分かるはずだ。

それにしても紅芋酢がベースにあるだけあって、アントシアン色素の赤がきれいに出ている!

今日の海鮮丼はゴージャス。マグロの漬けにブリの胡麻醤油漬け、そして頂き物のイクラ、そしてJA幕別の和ねんじょをすり下ろしたもので食べる。

結果的にこのうめ紅酢、寿司酢としてやや甘めだが素晴らしく美味しく使える!
梅のほのかな香りが、すし飯とびたっと合うのだ。濃いめの具を載せたのもよかった。紅酢のほうはこうやって飯粒がピンクに染まり、華やかな感じだ。これは使えるゾ!

そしてもう一方のうめ黒酢は、骨太な香りと味でこれもいける。すし飯にはちょっと香りが強いが、デザートソースにはこちらはかなり芯の太い、筋の通ったものになるだろう。

この二品、本日から新宿伊勢丹で飯尾君と彼の双子の妹さんが販売するそうだ。

本日より! 新宿・伊勢丹「伝統とモダンの競演 京都展」 1月11日(水)~1月16日(月)。午前10時~午後8時(最終日は6時終了)、本館6階・催事場にて。双子の兄妹、彰浩と淳子が皆様のお越しをお待ち申しております。(06.1/11up)

観に行きたいところだけどいけるかなぁ
飯尾君はともかく、可愛いと評判の妹さんに会いに行きたいと切に願うのであった。

Posted by yamaken at 08:44 | Comments (5) | TrackBack

2006年01月09日

超異常寒波で野菜は高騰。環境変化によって大変な時代が始まる。しかしこの寒さで長島農園野菜が冴え渡っている!

随分前になるが、異常気象というのが常態化して、いまや「超異常気象」であるという新書本が出て話題になった。しかし今やこの超異常気象というのが常態化してしまっている。ここ連日報道されているドカ雪などのニュースに接するたび、今後の世界的な食糧事情の変動を考えずには居られない。

「食糧生産は地球のどこか効率のいいところで行い、それをグローバルな貿易網で利用し合えばいいのだ」

という基本的なグローバリゼーションの考え方と、日本の農業は自由化(外的には貿易自由化、内的には農地法などの規制緩和)の方向へ動くべきだとする論がセットになり、強い流れとなっている。

しかし、上記は「毎日太陽が昇るように、いつまでも食糧は生産され続ける」というような楽観論に基づいたものだ。そして今日の超異常気象や世界的な食糧関連のレポートをみれば、穀物作物などが今後減少していく可能性の方が高いと言える。しかも農業者に対する政治的な締め付けは日本だけではなく先進国全体で強く、今後生産者自身が減少する傾向になるのではないかと思っている。

今回の大寒波によって野菜の値段が高騰しているのがよくニュースになるが、この価格が「高騰」ではなく「通常」になる日も来るかも知れないのだ。大体今の野菜の価格は安すぎるしね、、、
ということでこの大寒波&野菜高騰を、単に「やだなぁ」と思うだけではなくて、来年以降もこうなるかも知れないのだから、日本の食糧供給を如何に安定させればいいのか、ということを考える一つの機にしてみるのもいいのではないか、と思う。

で、
我が家では三浦半島の長島農園から送ってきてくれた冬野菜群でありがたく年を越した。

「今年はね、白菜がシビレルほど旨いですよぉ!」

という勝美君の言葉通り、寒波によって霜に強く当たり、甘みが増した白菜は絶品だった!

堅く締まった中身の黄色い部分が最も甘い。
惜しげなく鍋物等に使わせてもらったが、塩をして2週間ほど漬けて古漬けにしても最高だろうな。


長島農園のホウレンソウは、まったりした味になるのが土質的な特徴だと思うのだが、今年のはしゃっkりした食感と甘みの強さがあり、これも寒波の影響かと思うが実に旨い!

寒波の影響で西日本にはこれからしばらく不足するだろうサラダ菜がまた旨い。


酢のきいたドレッシングに和えると、しんなりしてたくさん食べられる。ジューシーで、少しほろ苦いのがイケル最高のサラダ具だ。

葉と根の間が紫色になるミニ大根が意外に万能的な旨さで驚いた。

綺麗な紫のアントシアン色素を活かそうと、洗って一本丸ごとを下ゆでして、雑煮の具にしてみると、長い一本のミニ大根がおおぶりの椀を一周する。葉は柔らかく、身も適度な歯触りになり、捨てるとことがない優れた野菜だった。

そして今回一番驚かされたのが長ネギだ。

勝美君は一昨年、僕の雑誌連載企画で葱の9品種食い比べをした時に気に入った「ホワイトスター」という品種を育てている。昨年度に彼が生産したホワイトスターはまずまずの出来、というレベルだったが、今年のは段違いに旨くなっていた!

「今年は窒素を可能な限り切って、リン酸を吸い込むように調整したんだよね。しかも三浦は寒波だけど雪が降っていないから、葱が甘く美味しくなる条件が揃ったんですよ!」

というが本当に素晴らしい出来だ。包丁で切った瞬間にジクッと染み出る果汁とみっしりと密に詰まった巻き、これを年越し蕎麦用に小海老とかき揚げにしたら絶品中の絶品だった。

味噌汁の具に、葱のみを少し火を通していれてみたが、これもまた絶品。
嫁さんが正月用に築地で最上の削り節を仕入れてきたのだけど、その出汁でとった味噌汁と葱の相性が抜群で、もう気が遠くなるかと思ってしまった。
最近、インスタント味噌汁を常用する家庭が多いらしいが、食べてみればこの違いは一目瞭然だ。他の支出(例えば携帯電話)を押さえてでも、基本食材にはお金をかけるという方向性になればいいんだけど。

ブロッコリの強めの食感と香りも秀逸。ただし株がかなり小さめなのは、寒波のための生育遅れで、これは仕方がない。

ちなみにブロッコリの実として食べている部分は、実は花蕾(からい)である。しばらくすると黄色くなってくるのは、花になるからなのです。

そして出ました三浦大根。スケールがデカイので全体が写せなかった!

三浦大根は、中太という姿形で、文字のごとく先端と根本が細く、中間が太くなる形状だ。つまり収穫の時に抜きにくい。現在主流の青首は生産しやすく収穫しやすいのだ。でも、年末には三浦大根の需要が発生する。ナマス用だ。

実際、塩で程よく脱水し、酢に漬けただけのナマスという料理で、これほどシャキシャキ感と深い風味を醸し出せる大根品種も少ないだろう。もちろん煮物にしても最高である。京都の聖護院大根と並ぶ美麗な品種だと思う。

キャベツは、あまりの寒さでアントシアン色素がでて紫がかっている。

結球野菜も寒さに当たると甘く美味しくなる!このキャベツも芯まで残らず楽しませてもらおう。

野菜が高いから野菜を買わない、という選択も仕方がないのだけど、この時期の野菜は本当に美味しい。元来野菜はご馳走なのだと思いながら、ぜひ買って食べてみて欲しい。おそらくいつもより野菜の味に敏感になるはずだ。

Posted by yamaken at 17:38 | Comments (7) | TrackBack

福岡”稚加榮”の絶品明太子と、佐賀の極上海苔を味わう!

 日本橋ぼんぼり京橋店で、仕事でご一緒させていただいている方々と小さな新年会をした。

「今日、佐賀県に行って来たんですよ。海苔の組合の仕事だったんですけど、極上の海苔っていうのをお土産にいただいてきましたよ!」

と、Sちゃんが見るからに高級そうな海苔のパックをくれた。佐賀県といえばぼんぼり京橋店の小池シェフの出身地だ。彼を呼んでそう話すと、

「僕もやまけんさんにお土産があるんですよ! 最高に旨い辛子明太子でね。もとは料亭で作っていた明太子なんですが、「稚加榮(ちかえい)」っていうんです。

■稚加榮
http://www.chikae.co.jp/

おおおおおお
なんだか いきなり九州の名品が揃ってしまった!

翌日の朝は当然ながらこの明太子と海苔を味わうため、山形の「はえぬき」を炊いていただく。

稚加榮の明太子はかなり評判が高いらしく、料理人も褒めるほどだという。ご飯に一腹ドンと乗せていただく。ちなみに僕は中身だけではなく、卵を包む薄皮が大好きなので、もうバラバラにしてある徳用明太子よりもこうした一本もののほうが有り難い。

ほぐしたピンクの卵を少し箸に載せて味わってみると、驚くほどに優しい調味であることが最初に感じられる。明太子は化学調味料が大量に使われていることが多いのだが、稚加榮の明太子は極力抑えられているような気がする。低インパクトで、ギリギリと辛みの強いものを欲しがる人には受けは悪いだろうが、優しく穏やかな美味しい明太子だと思った。ちなみに辛いのが好きな人には、博多周辺では手に入らないが、平塚の明太子がお薦めだ。

さて、佐賀の海苔組合がイチオシの特上品の海苔の封を開ける。
それだけでプウンと薫る強い磯の香り。
嫁さんが「スゴイ香り!」と声をあげるほどだ。

明太とご飯を巻くと海苔の風味が消えてしまうかと思ったがさにあらず!
パリンと小気味よい音を立てて噛み切れる海苔からプンと上品で心の通った香りが口中をかけめぐる。これは逸品だね!海苔にも上品があるのだということを嫌と言うほど分からされた食卓だったのだ!

小池君、
S井さん、
S賀ちゃん、
どうもご馳走様でした!

Posted by yamaken at 16:40 | Comments (4) | TrackBack

2006年01月06日

こいつぁ 旨い! 神奈川県藤沢市のペルー料理で悶絶! 「オアシス」

本日は神奈川県の藤沢市でヒアリング。藤沢といえば、僕が大学~大学院時代を過ごした青春の地である。しかしながら藤沢駅周辺というのはちょっと微妙な距離感があって、僕が住んでいた「六会(むつあい)」(現在は六会日大前という駅名になっている)からは横浜とか新宿に行くことの方が多かった。そんなわけで藤沢はけっこう未開拓なのである。

ヒアリングが終わり、さてメシである。そういえばたしか、僕にとっての南米系料理の導き手である柴田さんが、「首都圏でペルー料理を食べるなら、川崎のインティライミか藤沢のオアシス」と言っていたのを思いだしたので早速電話。

「美味しいですよ!藤沢駅の北口からすぐですし。道はちょっと分かりにくいけど、ペルーそのままの味。やまけんが好きなアロスコンポージョは無いと思うけど、その他はたいがいあると思うよ。」

まじ!?
ということで探してみることにした。

藤沢駅北口のさいか屋脇を通ってTOPOSに至る道を歩き、「立花」という料理屋の角を右に曲がると、いきなり怪しげな店の並ぶ小径に。ちょっと不安になりながら歩いたが、駐車場の近くに燦然と輝くOASISの看板を発見した!

オアシス
藤沢市藤沢545-209荒川ビル1階
0466-28-6814

店内にはなんと誰もいない!とおもいきや、日本人のお母ちゃん的おばちゃんが出てきて迎えてくれる。

が!

全編ペルー語である!

「○△□~○☆△」

全っ然わからない!
けどまあいいや。だいたい料理の名前だけは分かっているし、メニューみて指させばなんとかなるだろう。

と思って運ばれてきたメニューをみると、日本語表記もあったのでほっと胸をなで下ろしたのであった。

とりあえずクリスタルビールを頼み、調査のバイトをしてくれている学生H君と乾杯。

なんとH君、不遜にも友人から「ペルー料理はまずい!」と聞かされていたという。
何を言う! ペルー料理は日本人が親しみやすい、素晴らしい体系をもった料理だゾ!ということを立証するためにも代表的なものを頼む。

「えーと とりあえずセビッチェ! パパ・アラ・ウアンカイーナ、 アンティクーチョ! それとロモ・サルタド!」

怒濤の僕の好物セットである。
ちなみにペルー料理はそれほど待たずに出てくる。腹へり人種にはもってこいである。

■セビッチェ

川崎の名店「インティライミ」でもお馴染みのセビッチェ。白身魚をレモンでキツめにマリネし、玉ねぎなどと和えたものだ。インティライミ同様、上にインカコーンというか、ペルーのトウモロコシが盛られている。なんとも美しいプレゼンテーションだ!

ちなみにトウモロコシとかトマトとか茄子はだいたい南米、それもペルーあたりの高原地帯が原産である。歴史の重みを料理にも感じるところだ。

このセビッチェ一口食べてビビッときた! すっげぇ旨い! 実にこの店は旨いぞ!
そしてインティライミ同様持ってきてくれたアヒ(唐辛子)のクリームソースをかけると、また辛さとマイルドなコクに満ちた最高の味になる!

そしてペルー料理といえばこれ、の一品。

■パパ・ア・ラ・ウアンカイーナ

ジャガイモを茹でたものにチーズクリームソースをタップリとかけた一品だ。この滑らかなチーズクリームソースが実に柔らかい、温かい感じの味で、おそらくこれはペルー人にとってのオフクロの味なんだろうなという感じだ。

さて
僕が最も愛するペルー料理、それがこいつだ!

■アンティクーチョ

このアンティクーチョは、牛ハツに各種スパイスで漬け込み、串焼きにしたものだ。これが、ハツ(心臓)というモツであるのに、全くモツ臭くなく、食感とジューシーさ、そしてコクとスパイスの刺激で最高にハッピーな肉料理になっているのだ!

果たしてここのアンティクーチョも実に旨い!スパイスの使い方がインティライミより少し強めで、濃い味好きの僕にはかなりイケテル。

一緒に運ばれてきたのが、パセリとニンニクのソースと、玉ねぎを刻んだ、サルサソースのような一品だ。これをアンティクーチョに載せて頂く。

アンティクーチョのスパイスの香りが、パセリソースによってマイルドに緩和され、これはまたいい感じ!さきのアヒソースもかけると、もうかなり超絶に旨い世界である!

■ロモ・サルタド

この料理は、牛フィレ肉とフライドポテトを炒めたものだ。
「フライドポテトを炒める?」
と、文章でみるとかなり引いてしまう内容なんだが、こいつが嘘みたいに旨いのだ!
醤油ではないんだろうけど、なにやらスパイシーな味が絡んでいて、フライドポテトが程よくしんなりとして、牛肉・玉ねぎと絡んでいる。これについてくるご飯、そして目玉焼きを別に注文して載せてグチャグチャにかき混ぜて食べると、スペシャルな旨さ爆発なんである!

「いやー 無茶苦茶 旨いっスね! 学校の近くにこういう店があったらいいのに!」

「そうだろ ペルー料理はまずいなんて誰が言ったんだ!?宗旨替えしなさい!」

「はい もうしました、、、」

そして本日、初めて食べる一品。柴田さんご推奨の料理だ。

■ペスカ・ド・アロ・マチョ  (←って読むのかわからないけど)

これ、魚のカレイをフライにしたものにオレンジがかったクリームソースがかかっているのだが、そのクリームソースの中に玉子が入っているという、我々日本人には少し不思議な料理だ。はたして、ソースの色はオレンジ色を基調にしているものの、クリームの粒と玉子のトロリとした感じの粒子が混ざって不可思議感を醸し出している。

これも別盛りでついてきたご飯に載せて食べてみる。

「おおっ」

「うおっ旨い!」

なんだかよく分からない味の組成なんだけれども、これは旨い!
僕は最初ミントのような、少しスッとする香りを感じたのだが、食べている内にそれは違うものに変容していった。このクリームソースは、何から出来ているのかが全く分からない。溶いた玉子がかき玉とはまた違う感じでトロリととけ込んでいて、これがいっそう不思議に美味しい感覚を強めている。

これはかなりワンダフルな一品であると、言わざるを得ない!

「いやー美味しいねぇ!」

「○△☆★◎■ ありがとうゴザイマス」

とお母さんがニッコリ微笑んでくれる。どうみても日本の人みたいなんだけどね。やはり人類、繋がっているのである。

いやぁ 大満足!これは本当に旨い店であった。

勘定は6800円程度。まあ量的にみると、今日のオーダーはふつうは3人でお腹一杯になるところでしょう。僕はともかくバイトのH君は180センチの剣道出身の猛者だし、、、と考えると、かなりお得な感じだと思う。

僕らが食べ終わるころ、ペルー人のカップルが入ってきて座り、「ロモ・サルタド」と頼んでいた。やっぱり国民的定食なんだな!

いや旨かった!
ただ、藤沢市というロケーションは、現在東京住まいの僕には少し遠いので、わざわざ腰を上げるかというとかなり微妙なのだが、でも川崎の「インティライミ」で美味しいと思った人には、同じように美味しく、しかも味の傾向が少しずつ違い、違う料理も楽しめるという意味で非常に穴場だと思う。

しかしさすがに南米料理オタクの柴田さんである。彼のお薦め店で外れたことは一回もない。
実は彼の最近のお薦めが、新橋にある、日本人が腕を振るうペルー料理屋だという。ここにもいずれ行ってみたい!と思いつつ腹一杯の夜であった。

Posted by yamaken at 22:28 | Comments (9) | TrackBack

2006年01月04日

明けましておめでとうございます!

今年もよろしくお願い致します。いい年にしましょうね。
なんだか昨年があまりに激動&濃い一年だったので、今年をそれ以上の年にすることができるのか非常に不安なところがありますが(笑)、、、

さて暮れには色々な美味しいものをいただきましたが、中でも感動的だったのが、石川県の松任市にある農業生産者団体「六星」から送られてきたかぶら寿司と大根寿司でした。

■六星
http://www.rokusei.net/

僕はこのかぶら寿司を、おそらくこの日本で最も気高く美しく、そして美味しい発酵食品の一つではないかと思っている。大ぶりの蕪(かぶ)をハンバーガーバンズのようにして下漬けし、北陸名産のブリに塩をした切り身と、ニンジン、大根、そして麹を挟み込んで漬けたものだ。そのまる一枚を切った断面が冒頭の画像だが、これほどに美しく食欲をソソル外見もないだろう!まさに冬の北陸の芸術品と言っていいと思う。

一口いただくと、柔らかくも堅くもない、ルリルリと歯の通っていく蕪の絶妙な食感に続いて程よく醗酵した蕪ジュースが染み出てくる。そして中心部のブリの切り身に至るや、刺身のブリとは全く違う世界観をもった切り身から分厚い旨味が染み出してくる。これに、蕪の回りを覆っている麹(こうじ)の香りがまとわりついて、得も言われぬ美しい味空間が現出されるのだ!

この六星、農業生産者団体だけあって、ブリの存在感もさることながら蕪の風味が強い!それが市販品との違いだろうか。実にキリッとした端麗な蕪の香りが突き抜けていくのだ。このかぶら寿司、けっこう高い(メーカー品で、1枚600~1000円くらいか)が、冬のこの時期にしか出回らないわけだから、それくらいの値打ちはある。

なんでこんなに素晴らしいかぶら寿司が送られてきたかというと、この六星という生産者団体に僕のよく知る人達がいるからである。それは、以前このブログでもお伝えしたのだが、「就農塾」という就農者向けのセミナーをした時、ネット上でのアドバイザーとして、昨年新規就農した農大卒業生カップルにブログを書いてもらうことにした。その二人が就職した農業生産者団体が、「六星」だったというわけだ。

■僕らの農業就職日記
~北陸の農業生産法人に就職した若き二人の毎日を追う!~
http://blog.shunoujuku.jp/

ちなみにこのブログ、なかなか面白いものに仕上がっている。こんにち、就農を志す人達は多いのだが、現実的なプランを持っている人は少ない。この農業就職日記をみると、農業法人に修飾すると言うことがどんなことかが垣間見えてくると思う。

ちなみに12月中旬に大好評をもって修了した就農塾第一期だが、あまりに内容も参加者もよかったので、次年度(2006年4月~)も開講することとします。希望者のかたはまっててくださいね。ちかく、就農塾Webもリニューアルします。

さてかぶら寿司と一緒に、大根寿司も入っていた。

これは、蕪ではなく大根と身欠きニシンを漬けたものである。いってみれば庶民版のかぶら寿司。
しかしこちらの味も素晴らしい。大根の野太い食感と風味、そしてニシンの旨味と特有の香りがあって、酒が進むのはこちらかもしれない。

どちらも2月までは通販をしてくれるみたいだ。通販ページがあるのかとおもいきや全くなさそうである。気になる人は電話してみて下さい。「タケさんかナオさんいますか、ヤマケンのWebみました」とか言ってみてくれると、話がスムーズに通じるんじゃないかと思います。

ということで新年早々めでたいかぶら寿司でした。
今年はもっと旨いものを食い倒れ、かつ頑張って更新しますよ~
私にとって食い倒れ日記は「日常」です。書かないと落ち着かないんですよ、、、

Posted by yamaken at 11:22 | Comments (7) | TrackBack