うーん、もう目が回るを通り越して、この年末、本当につぶれてしまいそうです。困った、、、終わらないよ、、、
しかしさすがにドロドロに毛穴が詰まったようにブログを書きたくなってきました。
そんなに忙しいのに僕は、デジタルカメラを買ってしまったのです。
オリンパス E-3。

週刊アスキーのテストレポート用に借りていたわけですが、、、
こりゃ買わなきゃ駄目だ。
以後、撮影する写真はこいつで撮らないと駄目だ。そう思って、買いました。
ヨドバシカメラ秋葉店に行って、オリンパスユーザでもある販売員の青木君を呼んで、ばこーんと買いました。ボディにレンズも広角からマクロまで4本。純正のストロボ2本。もうね、覚悟を決めました。キヤノンのAPS-Cデジカメにはもう戻らないと思います。
だってすばらしいのよ、このカメラ!
茨城県でいま、最盛期を迎えているレンコンの収穫風景。

レンコンは、蓮の花の地下茎。だから、花が咲き終わって茎が表面に浮いているのだけど、この下方に泥の層があって、そこにあのレンコン部が埋まっているのだ。これを掘り出すのは重労働。

このサイズに縮小するとわからないのだけど、広げてみるとその高精細さ、豊かな階調表現にびっくりしてしまう。E-410、E-510の絵作りも綺麗だったが、さすがはフラッグシップ機、さらに三段階くらいの表現の深さを実現してきた。

チンゲンサイ。前にも書いたけど、標準ズームレンズとして発売された12-60mmSWDは、望遠端ではF4.0だけど、実にボケが美しい。
また、バリアングル液晶だから、地面にぽこっと置いてこんな風にローアングルで撮影するのが苦にならない。

最近僕が凝っている、地面からの眺めが簡単に撮影できるのだ!
こちらは庄内の山菜屋.comから送っていただいた和栗。燻蒸処理をしていないピュアなやつだ。

この質感も見事だ。色合いも実に自然で、かつ豊かに再現していると思う。
レンズもガコーンと買ってしまった。僕は望遠はほとんど使わないので、先の12-60mmでだいたいの距離は事足りるのだけど、広角については定評のある7-14mmを、清水の舞台から飛び降りるような気分で買ってしまった。

ごらんの通り、大砲級のこのレンズ、ほぼ1kgほどの重さの重量級だ。そして、、、なんでそんなに覚悟が必要かというと、値段もすげー重量級なのである。でも、覚悟を決めて買ってしまった。
でも、今回買ったなかでもっとも心に残るレンズはというと、単焦点の50mmf2.0マクロかもしれない。

この小柄なレンズ、すごい描写をしてくれるのである。

もう、一枚も無駄にしないで旨いもの、佳い食の記録をしていこうと思いを新たにするのであった。
と、高い買い物をしたのを正当化するのであった(笑)
明日から二泊三日で大分に行ってきます。
原稿は飛行機内で書きます(←対編集者さん用コメントでした)
今朝、デジカメWatchを観てびっくらこいた!
何の気配も見せていなかったオリンパスから、一眼の新モデルとパンケーキレンズが出るという!
■E-420

僕が愛用しているE-410のマイナーアップグレードバージョンだ。とにかくデジタル一眼レフカメラの中では最軽量で、E-410は375g、新しく出るE-410は380gだ。これに、標準レンズキットとして購入できる
「ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」というレンズがあるのだけど、こいつがまた軽くて写りがとてもいい。どれだけ軽いかというと、レンズが190g。ちょっと重い携帯電話と同じくらいだ。
つまり、
E-420 (380g) + ズイコーデジタル ED 14-42mm (190g) = 570g!
いま、各社の一眼レフデジカメの軽量モデルは、軽量といってもボディだけでだいたい480g前後だ。
たとえばEOS Kiss Digital X2は475g。これに標準レンズのEF-S18-55mm F3.5-5.6 ISが200g。
合わせて675g。この100gの違いは実にでかいのだ。
※ただし、キヤノンのEF-S18-55mm F3.5-5.6 ISは手ぶれ補正がついている。E-410には手ぶれ補正はないので、そこは考慮しないと不公平だが
で、実は今回のモデルチェンジは、ライブビュー中のAFが使いやすくなっていること、液晶画面が大きくなったこと、という感じなので、一般的には「あまり変わってないじゃん」と思われるだろう。
しかし!
すげー変更点があるのだ。それは撮像センサーであるCMOSが新しくなっていると言うことだ。おそらく僕が最近購入して使いまくっているE-3に使われているLiveMOSの型違いなのではないだろうか。そうだとすると、画質は段違いに佳くなるはずだ。
画質の違い、といっても、いままで使っていたE-410も実に綺麗に写るカメラだ。ちなみにこのエントリはE-410で撮影しているが、「この写真、E-3でしょ?」と間違われたことがあるくらいだ。
最近のエントリとよーく比較してもらえば、細部のディティールや階調の豊かさが違うということに気づくと思うけど、E-410はWレンズキットでたったの9万円で買ったものだ。かたやE-3は本体16万+レンズ8万円である。2.5倍程度の価格差があることを考慮すると、ちょっと驚く。
それなのに、E-420では撮像センサーが新しくなっているから、画質が佳くなっているというのだ。
うーん
正直、悩む。
でも、こちらの方は悩まない。速攻で買うこと決めた。
■パンケーキレンズ ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8

やっとでたぜオリンパスのパンケーキレンズ! 95g! 軽い!
薄い単焦点レンズで、形がパンケーキっぽいということでそう呼ばれているのだけど、さすがオリンパスと思うのはf2.8という明るさで、しかもレンズ先端からの最短撮影距離が13センチ。つまりかなり寄れる!
25mmという焦点距離は、フォーサーズ規格では2倍に換算する必要があるので50mmである。つまり標準レンズということ。これ、かなりすごいレンズではないだろうか!?
そうなると、先のE-420(380g) + ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8(95g) = 475g

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
500g以下で、デジタル一眼レフを持ち歩くことができる。これはスゴイことなんじゃないか?
しかも薄いから、ビジネスバッグにいれることさえ可能だろう。
はやく手に入れたい、、、
発売当日に買っちゃったよ~ん!
オリンパス E-420 は、世界最小・最軽量のデジタル一眼レフカメラだ。本体ボディが軽いということはこれまでも言ってきたことだけれども、今回はそれ以上に特筆すべきポイントがある!
それは、また超軽量のレンズも同時発売されたということだ!
いわゆる「パンケーキレンズ」と呼ばれる薄型の単焦点レンズ。25mmf2.8というもので、オリンパスの規格だと35mmカメラに換算すると50mmという、最も使いやすいといわれる焦点距離だ。しかも、f2.8というのは非常に明るいといえる。この値が小さいほど、背景をぼかした撮影が可能だ。さっそく、昼飯持っていく時に数枚撮影してみた。
(以下、縮小したのみで、一切画像処理していません。Pモード&オートホワイトバランスで撮影。)
いいんじゃないの!?実はすでに人物写真も数枚撮影しているが、発色、ダイナミックレンジ共に前機種であるE-410より格段に佳い!
そう、今回のE-420の最大の改良ポイントは画質なのである。撮像センサーの性能が、上級機であるE-3に準ずるものになったらしい。その恩恵は、22インチモニタ上で、原画像をピクセル等倍で観ると明らかだ。
また、今のところ使用可能レンズは限られるようだけど、ライブビューをしながらコンパクトデジカメのようにオートフォーカスをしてくれるコントラストAFも使いやすい。これはいいんでないの!?
ということで、このカメラ、買いです。ただし、オリンパスのレンズを持っていない人が買うのなら、通常のレンズキットを買うか、Wレンズキットを買うことをオススメしたい。パンケーキレンズもいいが、レンズキットで着いてくるズームレンズは異様に性能が高い。
参考までに、標準レンズキットのレンズで撮影した過去エントリを。
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2007/05/e-410_1.html
これ以上に撮像センサーが佳くなっているのだから、もっと綺麗に撮れるはずだ。
ちかじか、E-420またはパンケーキレンズ買った人限定オフ会をやろうと思います。まだ未定ですが、曜日は木曜日にやりたいと思っています。関心ある人はご連絡ください!
追記
客観的に書いておくけれども、僕はオリンパスのカメラとレンズが好きになったからこうやって書いているけれども、初心者が買ったらいいなぁ、と思うカメラは他にもある。先日、ヨドバシカメラでキヤノンのEOS Kiss X2を触ったのだけれども、2世代前のEos Kiss Digital Nを持っている僕としてはとても驚いた。入門機とはいえないくらいの完成度だと思う。ファインダーを覗いた時に、ピントの山がきちんとつかめるくらいの大きさになっている。液晶もデカイ。手ぶれ補正レンズもキットレンズでついてくるし、まったく隙のない製品だった。ニコンとかはなじみがないので触っていないのでなんともいえない。まったく、人に勧めるのが難しい時代になったものだ、、、
あ、でも、これまで僕が使っていたE-410は、中古としてどこかに売ることが確定。もし僕のお古でよろしければ、欲しいという方はご連絡くださいネ。
最初にお断りしますが、このエントリは完全な与太話だ。
うーん 本当に悩む。
今年は本当に仕事にいそしんだ。今月だけで20日間出張に出ていて、さすがにもう身体が限界だ。でもおかげで今年度も利益は十分に確保。ありがたいことだ。
この利益を何に使うかというと、当然ながらカメラにはかなりつぎ込もうと思っている。僕はプロカメラマンではないけれども、自分が出会う素晴らしい食材を、少しでも美味しそうに美しく撮影して上げたい。そのために、技術を磨くことはもちろんだけども、お金を払えば手に入れられるのであれば、いいカメラとレンズを買っておきたい。
シャッターチャンスは、その一瞬しかないのだから!
ということだけど、ここ2年は完全にオリンパスのシステムを使っている。ボディは超軽量一眼レフであるE-410を最初に買い、その後に出た上級機E-3を現在ではメインに使っている。そして、今年初頭に出たE-420の画質が大幅に向上していたので、現在E-410は会社の部下に使ってもらっていて、気合いを入れるときはE-3、荷物を軽くしたいときはE-420と使い分けている。
でも正直いえばボディよりもレンズにお金をかけている。標準ズームの12-60mm、超広角の7-14mm、50mmマクロ、35mmマクロ、8mmフィッシュアイ、これにレンズキットの安くて軽くてよく写る14-52mmと望遠一本。
(↑ちなみにオリンパスの規格では、上に書いた焦点距離に×2することで、35mm版と同じである)
フラッシュも合計3本買ったので、オリンパスには本当に一気に投資した。
その前は、キヤノンだったけれども、なにが佳いと言って、オリンパスはレンズのキレが最高だ。ビシッと決まったときのシャープな描写は、あまりに気持ちがいい。そして得られる性能と重さを対比すると、キヤノンのレンズシステムよりもこちらの方がいいかな、と思ったわけだ。
ただ、E-3という、オリンパスでは上級機のカメラを使っていても、カメラ本体の性能や撮像素子の質は、キヤノンに勝っているとは言えないな、とも思う。レンズの佳さを活かしきっていないというのは、オリンパスやパナソニックの規格であるフォーサーズにとっては前から言われていたことだ。本当に勿体ない。料理写真を撮影する場合に、僕はだいたいストロボを使用して、ISO100で撮影することが多い。だからレンズ性能をかなり活かすことができるけれども、野外の自然風景を太陽光で撮影する場合には、不満を感じることが多い。
敬愛するKINOKO Webの大作さんはキヤノンの5Dで、あまりに美しく静謐なキノコ写真を撮っておられる。(この大作さんに会いたくて、千葉菌というキノコ観察の会に入会したほどなのだ。)
この写真群をみていると、被写界深度をとても深くとっているにも関わらず、あまりにもノイズが少なく、ため息がでる写真ばかりだ。いっそ同じシステムを買うか!と思ってしまうくらいだが、腕が違うから仕方がない。
第一、キヤノンは会社としての方針が好きじゃないしな、、、と思いながらも、5Dマーク2という新機種が発表された。フルサイズの撮像素子を持つ、定評ある5Dの後継機だ。連射性能などは低いが、料理写真と風景をメインとする僕には問題がない。
しかし、、、キヤノンのレンズで性能のよいLレンズを揃えようとすると、現在のオリンパスのシステムよりもドカーンと重くなるのだ。悩む。しかも、キヤノンのレンズ群はそろそろ大幅にリニューアルされるのではないか?というまことしやかな噂があるらしく、ここでドカンと揃えたら来年、泣きをみるというのはちょっとイヤだ。
一方、ニコンには触ったこともなかったが、仕事でおつきあいのあるプロカメラマン達が使っていたニコンのカメラから産み出される写真は、やはり素晴らしい。週刊アスキーでタッグを組ませていただいた八木澤さんのD3、そしてdancyuで敬愛しながらお仕事させていただいた古市さんもニコンだ。このニコンから、D3Xというプロ機が本日、発表された。画素数が大きいのは当然ながら、ISO100からの始まりで、商品撮影や風景写真を見据えた性能だと思う。こいつがボディだけで90万円前後から販売される。ひゃー
まあ、この最上級クラスのプロ機は、キヤノンの1DsMark3も90万円くらいなので、やっぱりプロ向けカメラのスペックはこうなるのだ。で、何が違うって、ファインダー覗いたことしかないけれど、やっぱり全く違う。動作スピードも何もかも、別次元に違う。
ただ、ニコンのシステムを組もうと思ったら、フルサイズに合わせると標準ズームで20万円、広角ズームで25万円する。キヤノンのレンズより全然高い。もう、死んじゃう(笑)やっぱり写真を撮ることで対価を得られるお仕事でなければ買えないシステムなのだった。
と悩みながら本日、ある機関誌の対談でお茶の水に行く用事があり、途中にあるオリンパスプラザに少しだけ寄る。
E-3の下のカテゴリとなる中級機にE-30というカメラが出たのだ。
展示されているのを触ってみたが、思った以上に素晴らしかった!AFの早さこそ、上級機であるE-3よりも劣っているものの、それ以外の点では優れた動作速度だと思える部分が多い。何より軽い。何より、キットレンズが素晴らしく性能がよい。それなりの価格はするけれども、10万円超クラスの中級機の市場の中で、善戦できる性能のカメラだと感じた。
けど、それは僕がオリンパスのカメラシステムの佳さをわかっているから。きっと、一般の人にはわからない。そして、ニコンとキヤノンの方に流れるんだろうな、と思う。残念だなぁ。
ということで、何を選んで入手しようか、非常に悩み中だ。他にも写真で挑戦したいことがあるのだけども、それはまた別の機会に書きたい。
明日から愛媛。そして、那須高原だ。
今回の京都行きでは、ボディはオリンパスのフラッグシップモデルであるE-3。深夜・早朝にかけて屋外で撮影をするので、世界最速で、どんなに暗い場所でもAFがビッと合うE-3を持っていったわけだ。
ちなみに、近いうちにアップしたいが、こんな写真を撮ってきた。
持参したレンズは、もうこれしかないと評判の高い標準ズーム、12-60mm。これに加えていつもは超弩級バズーカ砲型広角ズームレンズである7-14mmを持っていくのだけど、あまりに重いし、広角はそこまで使わなくていいや、という割り切りのもと、50mmf2.0と、25mmf2.8を持参した。
その中で、この出張で改めて見直したのが、こいつだ。
25mmf2.8は、35mmレンズの焦点距離に換算すると二倍になるので、つまり50mmレンズである。上の写真のごとく、やたらと薄型・超軽量なのでパンケーキレンズと呼ばれる。今年の発売後、あまりにも人気が高く一時は入手が難しかった製品である。
とにかく小さい。軽い。そしてよく写る。
ただし僕も買って、速報レビューをこのブログ上でしたけれども、その後はそんなに使うことがなかった。やっぱりズームレンズは便利だし、僕の使っている12-60mmで代用できるのだから、ということもあり、持ってるけど稼働しないレンズになっていた。
けど、先日の愛媛県大洲市のエントリで評価が変わった。重い荷物を携行したくないのでこのレンズをE-420という、これまた最軽量デジタル一眼レフカメラに装着し、激軽のシステムで持参。こいつで撮った写真が、ビックリするほどによく写っていたのだ!
このエントリね↓
■2008年12月04日 愛媛県大洲市もまた、ローカル食の旨い地域なのである。
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2008/12/post_1241.html
このエントリの写真はぜーんぶ25mmで撮影したものだ。中頃にあるだし巻き卵の写真なんか、マクロっぽいといえるくらいに寄ることもできる。それと、よくカメラマンさんが異口同音に言うように、
「ズーム使わずとも、足をつかえばいい」
つまり50mmの単焦点レンズ一本でも、遠くまで走っていって撮れば建物全体を写せるし、大きく写したければ被写体に寄ればいい。それが腑に落ちた。
ということで、京都のエントリのなかで、とくにこの「千ひろ」の写真は、すべてこのレンズを用い、しかも他のお客さんがいらっしゃるのでストロボを一切使わなかった(もちろん撮影自体、ご主人に御了承いただいてある)。
画像処理は、SilkyPixというソフトでRAW現像し、ホワイトバランスだけ軽く調整している。太陽光ではなく室内の白熱灯下で撮影したので、色をすこしいじる必要があるわけだ。でも、それだけ。トーンカーブとか難しい操作はしていない。
それでこんな写真がとれたのだから、もう嬉しくて仕方がない。
アンダー(暗め)に写っているのがまた非現実的な質感を演出してくれた。ISO640でF2.8、1/50秒。なだらかで素直なボケが、自分ではとても気に入った。
他の店で、ストロボ使用で撮影。
やっぱりオリンパスのレンズは素晴らしい。
こんな写真が、あんな小さいレンズで撮れてしまう。キヤノンやニコンではとりあえず現状では存在しない醍醐味だ。ちなみにペンタックスのカメラでは、パンケーキレンズがもっと豊富にある。
年末のシーズン、デジタル一眼レフを買う人は、オリンパスを選択肢に入れてもいいと思いますぞ。あ、もちろんこんなことを書いていますが、私、オリンパスにはなーんにも便宜を図っていただいていません。あくまで、単なる一ユーザーの声です。ぜひお仲間になりましょう。
パナソニックが「女流一眼」で宣伝しまくっているG1というのも、こないだ触ってきたけど素晴らしい。あれはオリンパスとパナソニックが共同で策定しているマイクロフォーサーズという規格のカメラ。難しいことは省略するけど、ミラーがないので、ボディが無茶苦茶小さい。しかし、撮像素子は今のフォーサーズ規格と変わらない大きさである。つまり、コンパクトデジカメ並みのちっこいボディに、ちっこいレンズの組み合わせが実現するということ。
年明け早い段階でオリンパスから、このマイクロフォーサーズが出ることが有望視されている。今から言っておくけど、買いだ。まだ実現していない、カメラ撮影オフ会もやってみたいものだが、、、
ちまたではニコンのD3Xが90万円!とかキヤノンのEOS5DmarkⅡに黒点が出る!?とか騒がれているが、、、実は僕のカメラでの新しい、そしておそらく最大のチャレンジは、デジタルではないのであった。
大判カメラ。 フィルム面の大きさがすでに通常のL判プリントサイズくらいになる、どでかい撮像面を持ったカメラだ。よく写真館とか、修学旅行の記念写真とかで黒い幕をかぶったカメラマンのおじさんが「はい、うごかないでね、バシャッ」とやる、あれだ。なんで、手でもってぱしゃっと撮影するカメラじゃないんだろう、だいたいあの時代錯誤的な蛇腹はなんなのだろうか、と思っていたのだが、、、
大判カメラが、いわゆる普通の一眼レフカメラ(35mmという)と違うのは、先述したとおり撮像面、フィルム面がでかいこと。だから、でっかいサイズに引き伸ばしても精細感が損なわれない。だからプロの写真の世界では、まだまだ大判は活躍している。
とはいっても、撮影するのが35mmカメラにくらべ超・面倒なので、大判カメラの出番はどんどん減っているという。ちなみに大判にも8×10というどでかいのがあるが、こいつは本当にもう出番が亡くなってきたといわれている。僕が買ったこのカメラの規格は4×5(シノゴ、と呼ぶ)というものだ。
しかし、僕がこれに取り組みたい理由は撮像面のデカサではない。
ごらんのとおり、レンズがある本体前部とフィルムを装着する本体後部の間は、黒い蛇腹(じゃばら) で繋がっている。蛇腹になっているということは、前後に伸び縮みするということに加えて、横方向や斜め方向にあおることができるということだ。
あおることによって、ピント面をコントロールすることができる。なんのことかというと、、、
カメラのピントは、ある一点にしか合わない、というのはうそで、ある面にしか合わない、といった方が正しい。レンズと撮像面(フィルムとかデジカメのセンサー)は、通常は平行だ。従って、ピント面もそれと平行になる。佳いレンズでクローズアップで料理を撮るとき、絞りを開けるという撮り方をすると、一点にしかピントが合って無くて、あとは盛大にぼけた、幻想的な写真を撮ることができる。この時、一点にピントが、と思っているけど、実は面になっている。そしてレンズと撮像面が固定されている場合は、その面は撮像面と平行になっている。
しかし、そうなると風景写真を撮影するとき、困ることがある。
例えば棚田の写真を撮るとする。先日いった栃木県の南那須の棚田の写真を例に取る。
ご覧の通り、階段状に降りていく棚田。撮影時の意図としては、この一枚一枚全部の棚田の面にピントを合わせたいのだけども、それは全然無理。この写真では割と手前のほうにピントが合っていて、奥の方はぼやけてしまっている。
ここで、大判カメラの場合は、蛇腹をあおってレンズ面を傾けることができる。そうすると、ピント面をずらすことができるのだ! 、、、というのは、本を読んだり人に訊いた話であって、まだ僕はそれを実現できていない、、、
要するに僕は、畑や田んぼの、全域にピントがガシッとあった写真を撮りたいのである!そのために大判カメラを買った。
いろんなひとから「辞めた方がいいよやまけんちゃん」といわれた。プロカメラマンのことごとくが「そりゃダメだ。辞めとけ」という。編集者の知り合い達にも「ええええええ 時代に逆行してるね、、、」といわれた。
けど、アントニオ猪木好きの僕としては、逆境に追い込まれれば追い込まれるほどに血がたぎる!そんなにみんなが辞めろっていうのは、きっとスゴイ世界が拡がってるってことじゃないか!?と、、、
というわけで買いました。中野にある中古カメラ屋の伝道、フジヤカメラにて5,6000円なり。
「あんがい安いじゃん!」
と思うでしょ? これにレンズ。シュナイダーのジンマー150mmが、レンズ剥離寸前だけど激安で15,000円。1年持てばいいやと思い、購入。これに加えて、フィルムのクイックローダー2,5000円。ピント確認用のルーペ7000円。フィルムも激烈に高いから、ポラロイドフィルムを装填できるローダーがやっぱり2,5000円。そしてインスタントフィルムが10枚で2000円、、、本体価格よりも、周辺機器や消耗品価格のほうが高いのだ!
それに、4×5のフィルム現像は一枚300円で、それをプリントすると、、、最低ラインの大きさでも一枚2000円以上! ひえええ失敗できねーよ!
ということで、最初の撮影テストは、インスタントフィルムバックをつけて撮影。しかし、最初に装着したインスタントフィルムパック、撮影後のフィルムを力を入れて引き出しすぎて、おじゃんに。一瞬にして2000円がふっとぶ!きゃああああああああああ
気を取り直して装着しなおし、撮影するも、変な光が入ってしまう。なんでだ?と5分ほど逡巡。レンズの下部にあるスイッチをひねらないといけないことに気づく。
そんなこんなをやりつつ、ようやくインスタントフィルムに、思っていた構図で写真を撮ることができた、、、
はい、洒落です。
和歌山県北山村から届いた、今年度産の「じゃばら」のセットの箱を撮影。
いやー
こいつでちゃんとしたフィルムを使って撮影するのがいつになるのか、、、
道のりは遠い。けど、頑張るぞ。
ちなみに
これで撮った4×5のリバーサルフィルムを、どのようにしてスキャンして画像にすればいいのか、どんなスキャナーが一番いいのか、とか、全くわかりません。知ってる人、教えてください!!!!!!
先日来いただいているメールなどでの反応をみると、けっこうカメラネタを楽しみにしている方が多いということがわかったので、与太話しちゃいます。本日、いつもいつも立ち寄るヨドバシカメラ秋葉店にて、とうとう買っちゃった!
オリンパスのフォーサーズ対応レンズの中でも、コストパフォーマンスを超えた素晴らしいレンズと評判の高い一本である。
フォーサーズ規格での50mm~200mmとは、35mm判カメラでは2倍にするので、100mm~400mm!という超望遠の世界だ。そう考えると、キヤノンやニコンなどの同クラスのレンズと比べればとっても小さなガタイのレンズだけれども、これまで僕が買ったレンズの中では文句なしに最も大きなレンズとなった。三脚座がついているレンズ買うの、初めてだもんな、、、
もともと僕が撮影する対象は野菜などの素材と料理、お店の外観内観といったものが多かった。その場合、100mm以上の望遠レンズはほとんど必要が無く、大柄になりがちな望遠レンズなんかいらないよ、と思っていたのだ。
しかし、最近になって生産者さんなど、人の表情も撮るようになってきて、考え方が変わってきた。それは、人の表情を際だたせるためには、それ以外の要素をデフォルメすることができる望遠系のレンズがいいのではないか、ということだ。そんなことは写真やってるひとなら常識なんだろうけど、訳も分からずに撮りながら、ようやくその辺に思いが到達した感がある。
折しも、ニコンかキヤノンから出ているフルサイズ機も欲しいと思っていて、それとの三つ巴で、年末からグルグルと悩み始めたのである。
オリンパスのE-システムは、屋外の畑などに這いつくばって写真を撮るなどの過酷な条件かで力を発揮するシステムだ。いまメインで使用しているE-3は防塵防滴性能が高く、またダストリダクション性能が極めて高いため、レンズ交換時に発生しがちなゴミのセンサーへの付着の心配がほとんど無い。実はこれは、屋外撮影でレンズ交換を頻繁に行う場合には最も重要なことだったりする。ダストリダクションにおけるオリンパスの特許は強力で、他社の追随を許さないのだ。
しかし、E-3の残念なところは、ISO100あたりの低感度で外部フラッシュを焚いて撮影する場合でも、白飛びがしやすいところだ。週刊アスキーの連載をしていた時に、プロカメラマンの八木澤さんが使っていたニコン機と同様の絞りとシャッタースピードのセッティングで、同じ光量のフラッシュを焚いて撮影しているのに、E-3だと白飛びがして使えない、ということが多々あった。おそらく先頃発売されたE-30はその辺の対策がなされていると思うのだけれども、さすがにE-3の広いファインダーに慣れた状態で、E-30のファインダーは使いたくない。
けれども、先頃のイズミルのメニュー用写真を撮ったときにも思ったのだけども、A3程度のプリントまでなら、とくにフォーサーズのセンサーサイズの小ささは気にはならない。そして、詳しい説明は省くけど、フォーサーズは他フォーマットに比べて被写界深度が深くなるので、僕のようにがっちり全体にピントが合った料理写真を撮るような場合には、有利だ。
ということで、E-3を中心にしたE-システムにはこれまで同様にピントばっちり合い系の料理写真と、屋外撮影のメインを担ってもらうことにしようと思っている。ちなみに、フォーサーズからミラーを取り除いたマイクロフォーサーズも、今年中にオリンパスから機体が投入されるはずなので、これは全て揃えていきたい。すでに「女流一眼」のCMでヒット中のパナソニックG1が素晴らしい評価を得ているが、やはりオリンパスのモデルを待ちたいと思っている。
でも、それだけだとちょっと行き詰まりを感じているので、今年はチャレンジをしたいと思っている。その一つが昨年末に大判カメラを買ったこと。そしてもう一つは、フルサイズと呼ばれるフォーマットのデジタル一眼レフを買おうということだ。これも、悶々と情報を集めまくっていたのだけども、ほぼ決めた。
生まれて初めて、ニコンのカメラを所有してみようと思っている。思い切ってD3にしようかとも迷ったけれども、D700にすることになると思う。なぜかというと、外部ストロボをコントロールするための内蔵フラッシュがD3にはついていないのである。僕はオリンパスのシステムでこのワイヤレスストロボコントロールを使いまくっているので、いまさらこの機能がないシステムには戻れない。内蔵フラッシュは、その光を被写体に当てるためではなく、ストロボ発光用のコマンダーとして使いたいのである。
ただしニコンのフルサイズ機に適したレンズはまだ超高価にして超重量級なモデルしか出ていない。これに手を出すにはちょっとまだ勇気がいるので、しばらくは単焦点レンズをつけて使うつもりだ。
で、最初に戻るけれども、望遠の世界を味わってみたいと思ったわけだ。その場合には、35mm換算で2倍の焦点距離になってくれるフォーサーズ規格が有利。超・充実した望遠レンズ群をもつフォーサーズの中でも小型で評判のいい50-200mmを買ってみようかと思ったわけだ。
ヨドバシAkibaにて、いつも僕のことを「センセイ!」と呼ぶサイトウさん(おそらく彼は、僕のことを誰かと勘違いしているに違いない)がもし今日居たら、買ってしまおうと思って3階に。いつも彼がいる高級機コーナーを観ると、居た、、、
で、ちょっと高いお年玉を自分にあげちゃったわけだ。
もう夜なので、まあ本格的なテストは明日だな、と思いながら、家にあった鉢植えと嫁さんをパチリと撮る。400mmだと、部屋の端っこでも人の顔がドアップになってしまう。ふうむ、こんな感じかとPCに転送して表示してビックリ。
な、なんだ、、、 この写りは!?
なんでこんなにボケるの????
しかも絞りf2.8で開放なのに、ピントが合っている部分のキレはビシッとしている。
間違いなく、僕が手にしたレンズで最もボケるものだ。
いやーマイッタ。 望遠レンズってスゴイのね、、、
これで畑の作物をバシバシ撮りたい! と思ったら、冬だからもう端境期でしばらくは絵になる作物が無いんだった(笑)
ということで、静かな年始を過ごしております。7日からはまた愛媛出張。このレンズ、持って行こうかどうしようか、迷う、、、
今年は、カメラ選びが難しかった。オリンパスはフラッグシップ機を出さないし、キヤノンの5DmarkⅡはスペック的にきっちり価格に合わせた出し惜しみ感が満載で気にくわない。フルサイズのカメラを買うならどうせレンズも一から揃えないといけないのだし、ここはニコンに行ってしまえ!と、D700を購入した。今さっきのことだ。今日まで、3万円キャッシュバックがあるので、ぎりぎり滑り込んで買った。ヨドバシ秋葉店のカメラ売場には、以前はオリンパスユーザである青木君がいたけれども、彼がカメラマンとして独立して去ったのちにいろいろと相談しているSさんという方がいる。いつもは大判・中版やライカといった高級カメラのコーナーにいる彼が、最もいま僕が信頼している人だ。
「レンズ、悩んでるんですよ。オートフォーカスで評判の高いニコン純正の60mmf2.8マクロか、それともマニュアルだけども写りがいいっていう、カールツァイスのマクロプラナー50mmf2.0にしようか、、、」
「ん、造りはやっぱりツァイス、いいですよ」
と、ケースから出してくれる。テスト用のニコンF6に装着して、ヘリコイドを回してピントを合わせてみる。んー もうケースから出した時点で終わりだ(笑) D700とこのレンズ、8GBのサンディスクのCFカードを買って丸福コーヒーに入り、矢も楯もたまらずに電源を入れてみる。
初めてのニコン。もそうなんだけど、それより実は楽しみだったのがカールツァイスのレンズだ!金属製のボディの質感は最上級、付属のレンズフードを装着する時も、カチリと寸分の狂いもなくはまる、精緻な造り。
そして、、、
フォーサーズのカメラでは機構上、味わうことができない圧倒的なボケを手に入れるために、フルサイズのD700と、F2.0という明るさのレンズを選択したのである。
その結果!
すげーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
開放絞りであるF2にセットしてコーヒーカップの縁にピントを合わせたら、他の部分はぜーんぶボケボケボケである!
しかもこの喫茶店内は暗いので、ISO感度は1200あたりに上げていた。うん、欲しいものが手に入った!
しかしそれにしても、ピントを合わせるのが非常に大変だ。オリンパスのE-3は暗いところでもビシバシ合う優秀なAFセンサーを持っているうえに、優秀な手ぶれ補正をボディ内に有している。そんなE-3のオートフォーカスで合わせるのに慣れていたので、ぶれずにピントが合う写真を撮るのが難しい。あーこりゃーむずかしい!とつぶやいてるときに嫁さんが向かい側から僕を撮った。最新の僕はすっかり丸くなりました。
家の近くの高速道路の夜景を、ISO3200で撮影。
手ぶれ補正なしでこんなのを撮れる。よし、頑張ってみよう。
とはいっても、オリンパスE-3から乗り換えるよということじゃない。オリンパスのレンズの切れ味からはもう離れられないと思うし、すでにどんな条件ならどんな写真になるかというのが身体に染みついた。メインの写真はE-3、そして、印象的なカットをD700で撮影するという使い分けになるのかなぁ。オリンパスにはそれよりもマイクロフォーサーズ規格のボディとレンズを頑張って欲しいと思っている。
ちなみにフォーサーズというだけに、E-3などで撮影した写真は4:3(僕のブログでは縦位置の写真が多いので、その場合は3:4)になり、ニコンの写真は基本的に3:2だ。いま、このブログでの横幅は500ピクセル。これに合わせると、E-3の画像よりもD700の画像の方が縦に長くなる。そういう風にみていれば、どのカメラで撮ったかおわかりになるだろうと思う。
僕がこれまで仕事をさせていただいたカメラマンさんは、圧倒的にニコン派が多かった。週アスで3年も旅を共にした八木澤さんはいまD3。dancyuでものすごい写真を撮っている古市さんはたしかF4を使っていたと記憶しているけど、昨年、盛岡の福田パンを取材したときにはD3を持って来ておられた。同じくdancyuで、本当に素晴らしい蕎麦の連載の写真を撮っておられる伊藤千晴さんは同じく銀塩だったけど、この正月に電話をしたら「いやーD700買っちゃったよ。デジタルは全然わかんないや」と言っておられた。さて、ニコンさん、楽しみにしてまっせ。派遣社員さんをできるだけ切らないでくださいね。
昨日、午前3時まで明日(というか今日)の牛肉食べ比べ会の資料を作っていたので、ふらふらになりながら外へ。運動不足だからちょっと歩くか、と思ってとぼとぼと進みながら、夜の公園や植え込みをみる。昼にはカラフルであろう花が、モノクロームに沈みながら居るのをみて、高感度撮影が得意なD700であれば撮れるかな、とシャッターを押してみる。
うおおおっと!
全く問題なく撮れる! これにビックリして、夜の花(?)達を見つけて撮影しはじめてしまった。
ISO2500か3000くらいだったと思うが、ノイズが目立たず、色がきちんとのっている。これがニコンの写真かぁああああ と思い、楽しくなってきてしまった。
はっと気づくと門前仲町。なんだ、半分以上の距離を歩いてしまった。楽しい!広角24mmのレンズなのにガッツリとぼけてくれるし、これは楽しい。
28mmのカメラであるGR-Dを所有したとき、しばらくしてこの画角は俺には合わん、と思ったものだけれども、フルサイズのデジタル一眼レフであるD700と24mmレンズで食べ物を撮ると、難しいけれども、それなりに楽しい絵にはなってくれるみたいだ。
鰻の「大江戸」涌井さんのとこで、特大鰻重。
まだストロボ(ニコンではスピードライトというらしい)も買っていないけれども、ストロボを使わなくても一定レベルの写真が撮れてしまうのが恐ろしい。
今日、ヨドバシで35mmF2.0を買った。これで、単焦点レンズばかり50mmマクロプラナー、ニッコールのAF24mmと35mmが揃って、とりあえず困らないラインナップにはなったな。
日曜日から異国に一週間視察で行ってきますが、D700+レンズ3本を持って行こうと思います。
一つ前のエントリにある写真は、一部を除いて料理写真はオリンパスE-3で撮影したものだ。いつもどおりストロボを利用して撮っている。で、この日はニコンD700にカールツァイスのマクロプラナー50mmF2.0も持っていって、皆さんが食べているシーンを自然光で撮影した。
で、料理を自然光で撮影するのは好きじゃないんだけど、とりあえず撮っておくか、と思って撮ってみたら、興味深い結果になったので、載せておきたい。
冒頭の写真を見てもらえればおわかりの通り、オリンパスE-3でF8に絞った写真に比べ、開放で撮影した写真は手前のみくっきり撮れ、後ろはボケっとなる。
なので、絞り開放にしてしまうと何が何だかわからなくなってしまう。絞り優先オートにして、f4.0で撮影した。ISO感度は800だ。

そうすると、なんだかすごくいい感じに撮れてるなぁと思ってしまった。余裕がなかったのでレフ板を建てていないから、手前側の光を起こせない状況で、暗く写ってしまっているのが多いけど、これはこれで佳いな。

マクロプラナーは、柴田書店のカメラマンである大山君が中判カメラで「すごくいいですよ!」と愛用しているレンズだ。中判と35mmカメラではレンズも違うけど、きっと佳いだろうと思って背伸びをするつもりで買ってみた。結果、とてもよい買い物をしたと思っている。何がよいかというと、完全にマニュアルフォーカスだということだ。

僕はまったくカメラを使ってこないまま30代を迎え、コンパクトデジカメ→ デジタル一眼レフ(キヤノンAPS-C)→デジタル一眼レフ(オリンパス・フォーサーズ)と展開してきた。むろん、フォーカスはぜんぶオートフォーカス。今回持ったカールツァイスが初めてのマニュアルフォーカスレンズだ。
その世界は全くもってオートと違う。オートフォーカスは瞬時にピントが合うため、合わせようと思ったところにピントが来た絵が、いきなり現れる。
けれどもマニュアルの場合、ぼやっとしている状態から、リングを回すと予期しなかったところからピントが合っていき、微調整をしながら自分が合わせたい箇所にピントを合わせる。そうすると、ピントが「面」であるということがよーくわかるのだ。カメラマンという人種がどのように被写体をみているのか、ということがようやくわかってきた気がする。
ただし、やはり僕は自然光よりはストロボ使用の方が好きだ。だから、実はドイツ・フランスから帰国後、すぐさまニコンの純正ストロボを買い求めた。それと共にオートフォーカスのマクロレンズ(ニコンではマイクロレンズと呼ぶらしい)も入手。カールツァイスはマニュアルだから、片手にフラッシュをもっての撮影ができないからね。

こういうシーンで、もう少し光の粒子をまとわせてあげたい、と思ってしまうのだ。
それにしてもD700は佳いカメラだ、、、
上位機種のD3や、D3Xの方がプロユースだということはわかっているけれども、食い倒れ出張時に持ち歩ける大きさであることや、片手撮影で苦がない重量であること、そして外部ストロボをリモートで発光させるためのコマンダーになる内蔵ストロボがあるというのがでかい。
シャッター音が大きいのがちょっと気になるけれども、それ以外は大変に満足している。というか、これがニコン品質なんですね、という感じ。恐れ入りました。歴史は力なり。
アクアヴィーノでは、このメニューから、菜彩鶏の雑穀入りリゾットをしばらく出しているようだ。関心あるひとはぜひ味わって欲しい。やまぶどう原液のスプマンテ割はレギュラーメニューになっているようだ。こちらも味わってみていただきたい。
それにしても日高シェフの腰の低さ、謙虚な応対ぶりには恐れ入った。巨匠クラスなのに、、、全てを見習いたいと思う。
重要! ニコンのカメラのせいじゃなく、僕の使い方による部分があったので、赤字二重線を入れておきました!
ここしばらく、ニコンD700だけを持って行くことが多くなった。単焦点レンズである24mm、35mm、50mm、60mmマクロを付け替えしながら使っていたのだけれども、、、
すっごくゴミがつきやすい!
デジタル一眼レフを使ったことがある人なら分かるだろうが、銀塩カメラのフィルム面い該当するイメージセンサーの部分に微細なホコリが吸着し、それが画像にボツッと映り込んでしまうのだ。銀塩カメラの時代には、フィルムにホコリがついても、一枚送ってしまえば次のフィルムはまっさらだ。しかし、デジカメのイメージセンサーのホコリはずーっとそこにあり続ける。例えば下記写真に、小さな毛のようなのがついているの、おわかりだろうか。(クリックすると大きくなります)
観ての通り、非常に悲しいものなのだ。ゴミっちゅうのは、、、
しかも、そのゴミを取り除く有効な方法が、あまりない。イメージセンサークリーニングという仕組みがあって、センサーについたホコリをふるい落とす機能をだいたいどのメーカーも有しているのだが、キヤノンやニコンのそれは、ほぼ気休め程度にしかならない。実はオリンパスのデジタル一眼レフに搭載されている仕組みがトップレベルで、特許を押さえているから、他社は今ひとつ効き目のない仕組みに留まらざるを得ないのだ。
例えば、さっきの画像を撮影してから、再生している内に「あああああゴミがついてるジャン!」と思って、イメージセンサークリーニングを数回動作させたのだけども、その10分後くらいに撮影した画像には、位置を変えてきっちり映り込んでいるのである。
ゴミがいくつもついているのが確認できると思う。うーん、、、これはひどい。
そういえば、オリンパスのカメラを使っている時、ゴミの心配など全くといっていいほどしていない。オリンパスのカメラでは、電源のオン・オフ時や任意の時にダスト・リダクションと呼ばれるゴミ取り機能を動かすことができる。ブルルルッと、案外大きな駆動音でセンサーがふるわれているのを感じる。結果、ゴミがついたというのを感じることはほとんど無い。これが驚異的だということを、長らく忘れてしまっていた。
キヤノンのカメラを使っているときも、たまにサービスセンターにいってクリーニングをお願いしていた。ありがたいことに無償だったけれども、旅先でここぞというタイミングで撮影したいときに、ゴミがついていたということになると本当に困る。ニコンの場合も、いまや最大の問題がゴミ取り機能の強化じゃないだろうか。
僕が買ったD700にはイメージセンサークリーニングが搭載されているが、上位機種であるD3にはそれがない。D700でこんなにゴミがつきやすいんだから、D3ユーザーであるプロカメラマンの人たちはすごく苦労しているだろうなと思う。
僕の師匠である八木澤さんも「あまりレンズ付け替えない方がいいよ。ホコリ吸い込むから」という。そうなると、よく使う焦点域をカバーする高性能ズームレンズを買うしかない。
ニコンの場合、D3と共に登場した24mm-70mmf2.8 という、超高性能にして超高価格(実勢価格20万円前後!)ズームしか、事実上選択肢はない。ところがつい先日、シグマというレンズ専門メーカーから、同じ焦点域、同じf値のレンズが出た。しかもこちらは10万円程度。安くはないけど、これでいいかぁ、、、と思っていたが、
「やまけんちゃん、やっぱり純正メーカーのレンズがいいと思うよ」
っという八木澤師匠の声に押されて、買ってしまった24-70mmf2.8!
しかし、、、残念なことはたびたび起きるものだ。
このレンズ、初期不良であった、、、ズームリングがスムーズに廻らない。途中でガコッとやたら抵抗の大きい部分が2カ所ある。写りは特に問題ないようだが、、、
「ん、これはひどいね。初期不良でしょ!」
と、北海道のプロカメラマン本田氏(ニコンF5ユーザー!)も確認してくれたので間違いない。早く返品したいけど、しばらく出張ばかりでいけないよ、、、20万円超のレンズでこれはないだろう、とかなりへこんだのである。
以下、黄色の色かぶりがする、という現象について写真を引用しながら書いていますが、これはトラブルでもなんでもなく、蛍光灯がまたたく間隔より早いシャッターを切ってしまったことによる「フリッカー現象」というものでした。これをなくすには、1/100以下のスピードでシャッターを切る必要があるそうです。ご指摘いただいたニコンの梅林様、ニコンユーザーの渡辺様、どうもありがとうございました!
実は、それ以外にもD700にはちょっと困った現象が発生する。低照度の場面で撮影をすると、画面の半分に黄色いセロファンがかかったような、変な描写になるのだ。最初は、ドイツ・フランス行き前の、牛肉食べ比べ会の時に発生した。
ね。画面全体というわけではなく、ある範囲のみ、黄色っぽくなる。
この現象がずっと継続するので、この日はろくに写真を撮れなかったのだ。明日からのヨーロッパで使えないじゃん!と慌てて購入先に行き、相談して一台取り替えてもらった。担当者さんはニコン通だが、「こんな現象は初めてです」という。しかし、、、二台目になっても発生するのだ。
まず、比較用として、まともに写っている写真。
その直後に同じ条件で撮った写真。
なんなのこれは!?
これもまた頻発した。
画面の全域にわたって色がかぶるのであれば、補正でなんとかなる。けれども、黄ばむのがある範囲内に限定されるから、ややこしい。
ちなみに低照度下で、ストロボを発光させない条件でないと再現しない。ストロボを使うときちんととれる。低照度のシーンに強いはずのニコンのカメラがこんなことになると、非常に困るんだけど、、、
ということで、D700は、使っていてとても素晴らしいと思う時と、「ダメだこりゃ」と思うときが極端なんである。オリンパスのE-3やE-420を使っている時には感じられなかったボケ味があったり、ホワイトバランスの優秀さ、ストロボ撮影をしたときの自然な配光など、オリンパスを上回る部分は多々ある。
しかし、オリンパスのカメラもまた、ニコンのカメラでは代替できない優秀さがあるんだな、と感じたのである。ダストリダクションシステムは先述の通りだが、動作の信頼性という点ではE-3も極めて高いポテンシャルを持っている(バッテリーの持ちに関しては、ニコンに大きく軍配が上がるけど)。
それにやっぱり大きいと思うのは、レンズの違いだ。
オリンパスのレンズはやっぱりとてもいい!何がいいかというと、絞り開放から全く心配なく使うことができる画質なのだ。それが当然と思っていたけど、ニコンのカメラを使うようになって絞り開放で撮影すると、「なんじゃこりゃ!?」と思うこと多数。やっぱりいま思うのは、オリンパスのZDレンズをニコンにつけられたらなぁ、ということである。悩ましい、、、
そういえば、オリンパスから新機種E-620が発売される。
これ、かなりお薦め度の高いカメラだ。イメージセンサーが新しいものになっているので、僕が持っているE-3よりも綺麗な絵がとれるはずだ。しかも、軽い!E-420とE-520の中間的なモデルだから、これまでの機種にくらべかなり使いやすいと思う。ファインダーのみえはおそらく佳くないと思うけれども、明るいレンズとAFを組み合わせれば、そう困ることはないはずだ(すくなくとも僕はあまり困ったことはない)。ただし僕は、ここんとこニコンに投資しすぎたので、しばらく買い物モードは一休み。E-3の後継機種が出るまで、静かに過ごそうと思う。だれかかったら触らせてください~
うーむ やっぱりアマチュアが、偉そうにカメラ談義なんかやるもんじゃないな。一つ前のエントリを公開してからFOODEXに向かい、講演の準備をしている時に、メールが届いた。
なんとニコンの役員さんである!
僕が掲載した写真の現象は、フリッカー現象である可能性が高い、ということだった。蛍光灯の下で撮影する場合、シャッタースピードが速くなると、このようなまだら写真になることが多いらしい。
また、その後もニコンユーザーのプロカメラマンさんから同様のご指摘をいただいた。
原画像を観て、シャッタースピードを確認しないといけないが、どうやらこれは完全に僕の無知によるものであるようだ。
ニコンのご関係者さんならびにニコンユーザーの皆様には深くお詫び申し上げたいと思います。どうか許してやってください、、、
それにしてもニコンのしかも役員さんが、このようなブログごときにきっちりと、しかも誰よりも迅速に対応してくれたことに驚きを覚えてしまった。銀座サービスセンターに一度足を運ばせていただきたいと思う。
ということで、先のエントリは後日、一部修正します。
いま、FOODEXのセミナー修了し、次なる講演先に向かいます。農業法人協会という強者の集まる会でお話ししてきます。
昼食時に近所の公園で花を。
いまはまだ、何を撮っても想像以上にボケる!という事実が衝撃的な段階だ。まあ、幸せな段階だとも言える。
オリンパスE-3だと、絞りを開放にしてもこんなにぼけることはなかったので、とにかくf2.8開放で撮りまくっている。さすがに最新設計のレンズだけあって、絞り開放からとっても高画質。綺麗だ。

カメラマンの師匠である八木澤さんには、「いずれF12の壁が来るよ」と言われていた。F12の壁とは、だいたい料理写真とかを撮影する際に、F12程度まで絞り込めば、被写体にピントが合い、様になった写真が撮れるのだけども、そこから先、創造的な写真を撮るのは難しくなるという壁だそうだ。
でも、僕の場合はそんな壁は全然まだ先っぽい。フルサイズのカメラという新しい道具のポテンシャルに、ふりまわされている。そしてそれが楽しいと思える段階だ。
D700にこの長いレンズを付けると、肩に掛けたときに身体の脇に出っ張ってしまい、対向車とか前から来る人に当たらないか、ちょっと怖い。でも、いろんなカメラマンが「いま、ニコンではこれ以外に選択肢がない」という。それがわかるような気がする。すげーレンズだ。オリンパスのF2.0レンズ群とは全く性格が違うけど、これもいい。
ちなみに最近の僕の出張時カメラ装備は、
ボディ:D700
レンズ:28-70mmf2.8 と マイクロ60mmf2.8
ストロボ:SB-900、ルミクエストのソフトボックス、ストロボのアンブレラアダプターとエツミの軽量スタンド
バッグ:クランプラー ミリオンダラーホーム7
だ。かなり重いぜ!
さてそろそろ行ってくるかぁ。
先日、ニコンのD700で撮影した画像がおかしいと騒いだのが、蛍光灯を撮影するときに起こりがちなフリッカー現象だということがわかったといいう顛末を書いた。実はあの後、僕に連絡をくれた取締役のかたに、ニコンの銀座サービスセンターに誘っていただいたのだ。
「いちど、銀座センターにいらっしゃいませんか。撮影してしまった画像も、何とかならないかうちのものに聴いてみますので」
キヤノンのサービスセンターも銀座にあるが、ニコンも東京では銀座と新宿にセンターがある。ちなみにオリンパスは神田。僕は出張にほぼ確実にデジタル一眼レフを持っていくし、撮影するのは畑などの屋外であることも多いので、サービスセンターにはお世話になることが多い。カメラにとっては過酷な使い方を多々している。以前、オリンパスE-3を、四万十川の支流でドポンと浸けてしまった時は、修理に5万円以上かかってしまったものだ。そしてニコンでも早速お世話になることになってしまった。
銀座サポートセンターは、ビアホールの銀座ライオンの裏手の通りにあるビルに入っている。あらかじめ役員さんが話しを通してくださっていたおかげで、プロサービス担当の中嶋さんが、「こういう時の画像処理について、アドバイス差し上げますね」と出てきてくださった!
ニコンではニコンプロサービス、略してNPSというものがある。登録をしておくと、機材が壊れた際に修理代金が割引になったり、代替機材を貸してくれたり、新製品を貸し出ししてくれたりするものだ。もちろんプロじゃないとダメ。かつ、ニコン製のボディ3つ以上と、レンズ5本以上を持っていないと登録できない。僕がお付き合いしてきたプロカメラマンで、ニコンユーザーの人は残らずこのNPSに登録している。そして、僕らアマチュアの憧れといえば、「NPS」というロゴの入ったストラップである。僕もいずれは、NPSストラップをもてるようになりたいものだ。
さて、にこにこする中嶋さんと一緒に、PCの前に座る。
「ブログ、見せていただきました!勝手ながら画像をダウンロードして、こういう色かぶりをどうすればいいか、ちょっと試してみたんですよ」
といいながら中嶋さん、画像のフォルダを開く。まず開いたのは、フリッカー現象で画面の半分が黄色かぶりしてしまっている写真。
肉の載った皿をみれば一目瞭然、ちょうど左半分が、蛍光灯のまたたきの瞬間に重なり、黄色くなってしまっている!
「これをですね、ニコンのキャプチャーNXというソフトを使うと、、、こんな感じになるんですよ!」
といって中嶋さんが、圧倒的な魔法を起こしたのである!!!
な、な、なんじゃこりゃぁああああああああああああああ!!!???
黄色かぶりが全くといっていいほど見えなくなっているではないか!
「他の画像も直してみました。」
■修正前
■修正後
■修正前
■修正後
もう本当にビックリである!
しかも、この画像処理に掛かった時間は、、、
「そうですね、7枚の画像修正に20分くらいはかかっちゃいましたね」
いや、20分かかっちゃったじゃなくて、20分しかかかってないんでしょ!?
驚く僕を尻目に、中嶋さんがソフトを立ち上げる。
「実はニコンが作ったキャプチャーNX2というソフトがあります。この製作に私も関わってるんですが、これで簡単に修正ができるんですよ」
(↓これがキャプチャーNX2)
■http://www.nikon-image.com/jpn/products/software/capturenx2/index.htm
キャプチャーNXの存在は、僕も識っていた。だいたいどのカメラメーカーも、自前の画像処理用のソフトウェアを出している。キヤノンから出ているDigitalPhotoProffecionalは使い勝手が佳くて、かなり使い込んだ。でも今では、RAW画像の現像を含め、SilkyPixというソフトを使っているところだ。
キャプチャーNXは、新宿ヨドバシカメラにて、プロカメラマンさんが説明会をしているのを覗いたことがある。カラーコントロールポイントという、特定の範囲内の画質を調整するための仕組みが最大の特徴で、コントロールポイントを使えば、空の青みだけをぐっと濃くしたり、人の顔が暗く移っているのを部分的に明るくしたりということができる。ああ、使ってみたいと思っていたけど、その頃はニコンユーザーではなかったのでまだ観ぬ機能だった。
(↓これがカラーコントロールポイント)
そのキャプチャーNXの製作に関わった人が直接教えてくれるのだ!
「まず、色かぶりしている部分にカラーコントロールポイントを置きます。黄色になっているのを除去したいわけですが、幸いなことに、写っている皿は白色ですし、机の上もあまり色が濃くありませんので、彩度を弱めてあげるだけで調整できます。「彩度を下げる」というっても簡単です。コントロールポイントから出ているこの線をちょっと短くしてあげます。」
うおっ
ホントだ、彩度が下がった!
カラーコントロールポイントは範囲を円で指定できる。円の半径も自由に調整可能だ。でも、一つのポイントが描く円だけでは画像の全てをカバーできない。
「コントロールポイントはいくつでも複製できるんです。このポイントを右クリックして複製し、また違うところにおけば、同じ効果を与えることができるんです。」
そういって中嶋さんは、黄色かぶりしている左半分をほぼ覆う形でポイントを配置した!
これで、背景部分の黄色はほぼ除去できた!
「しかし、これだけでは不十分です。中央の焼いた肉の部分も黄色が載ってしまっています。ですので、肉の内部をくまなく覆うようにポイントを配置して、健全な部分の色が全体に反映するように調整します。」
その結果がこれだ!
ううむ、元からこういう写真だったとしか思えない、見事な処理である!しかも、処理した画像にはほとんどノイズが載っていない。JPEG画像は何度も保存を繰り返すと、その都度、圧縮を行うので画質が劣化する。でも、それがほとんど意識できないできばえなのである。
「このソフトは動作が重いとよく言われるんですが、実はかなり複雑な処理をしています。8ビットの画像を16ビットにロードして、それをまた直すといった処理です。なので、画質劣化はかなり抑えられます。ですから動作の重さはちょっと目をつぶっていただければと思うんですけどね。」
このほか、ゴミが映り込んだときに修正を行うブラシ機能も教えてもらった。
「例えば、この画像に写っている女性のほくろを消すことにしましょう。このブラシを選択して、該当部分をこすると、、、はい、消えました」
これは簡単!周辺のピクセルを解析して、自然な消し方をしてくれた。
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーむ
マジでビックリ。ちなみにキャプチャーNXは有償ソフトで、17900円と、それほどお安くはない。けれども、安くないのも当然の機能ではないか! 機能を試すことは誰でもできて、60日間の使用が可能だ。普通、トライアル試用は30日程度だけど、担当者さんのインタビューを観ると、「機能が多いし、最近のユーザーさんは会社が終わって帰宅後しか使うチャンスがないということもあるはずなので、使い込んでいただくのには2ヶ月くらいあった方がいいだろうと、設定しました」とのこと。ニコンユーザーでなくともJPEG画像の補整ができるし、画質劣化も非常に少ない。カラーコントロールポイントの技術にふれるだけでも、価値があると思う。
ちなみに以前、ゴミが入ったという、愛媛県大洲市の雲海の風景写真を、補正してみた。
クリックすると大きい画像になるが、どこにゴミがついていたかおわかりの方、いるだろうか。かなり見事に消すことができた。
とりあえず僕は、あと数日で試用期間が切れるので、買うことにする。ニコンのオンラインショップがまた、会員登録しないといけなくて面倒なんだけど。しょうがないか。
それはともかく、ニコン銀座サービスセンターの中嶋さん、そしてこの日対応していただいた森さん、プロサービスの会員でもないのにわざわざおつきあいいただいて、どうもありがとうございました!
軽井沢にて、小さな路傍の花。

相変わらず僕は食べられないものには関心がないので、この花の名前もしらない、、、(苦笑)
さてこの花、紫色なのだけど、デジタル一眼レフで撮影すると、青にころんでしまう。実はオリジナル画像はこちら。
これを修正するため、例のニコンのキャプチャーNX2を使って、コントロールポイントをたくさん設置して、色を調整した。
グレーの小さな点が、あちこちにある。これがコントロールポイント。青くなってしまった花弁のあるところすべてをカバーさせようとするとこうなる。
いままで、RAW画像とJPEGの最高画質の二本立てで撮影をしてきたのだけれども、最近はよほどのことがない限りはJPEGだけになってきた。それは、JPEGを開いてこのキャプチャーNX2で修正すると、あまり画質の劣化がないからだ。これはかなり驚き。
ところで先日、画像を整理しようとHDDに取り込んでビューワーソフトでフォルダを見ると、連番のファイル名順にソートしているのに、後の方に撮影した写真が先頭にソートされてしまう。なんじゃこりゃ、と思ってよくみたら、ファイル名が9999を通り越し、0001からカウントされている。
おおおおお つまりカウント数の最大値である9999枚を過ぎて、最初に戻ったと言うことか! 1月後半に購入して3ヶ月で1万ショット行ってしまった、、、この分だと、シャッター耐久回数はかなり早い段階で超してしまいそうである。んー、、、
ちなみに今、僕は32GBのCFカードを使っている。JPEGだったら2000枚も撮れてしまう広大な空間だ。D700は画素数が1200万画素と控えめなので助かる。以前は年間通じて数GBで収まっていた画像ファイルの肥大化は進み、現在HDDは1.5GBのものを2台購入し、デスクトップマシンに着けて、ミラーリングしている。
伝説のカメラマン田中長徳さんなんかの本を読むと、「RAWで撮っている人がいるけど、「いつか使うかも」のためにそんなことするのはおやめなさい」というようなことを仰っている。うーん確かに、と思うが、露出やホワイトバランスを違えてしまった場合の救済策として、やはりRAWで撮る保険はとっておきたいと思って、これまではRAWも併用。しかし、キャプチャーNX2のおかげで、その必要がなくなるかもしれない。
恒例の岩手県二戸市での仕事の後、十文字さんと落ち合った。十文字チキンカンパニーという、ブロイラーの業界で5本の指に入る会社の社長さんである。初めてお会いした時に、カメラ好きだということを伺って以来、どちらかというとカメラ情報交換相手として交流が続いている。なにせこの方、カメラの購入・売り払いのサイクルが凄まじく早くて、持っているカメラ類がころころと変わっていくのだ。
「今日は、自宅へいらして下さい」
とお招きいただいて、二戸駅からも近いご自宅の自室へ。「整理整頓」が仕事上のモットーとおっしゃるだけあって、自分の部屋がすさまじく片付いている!俺には無理だぁ、、、
もちろん、二人が集まればカメラ談義。十文字さんは古くからのマニアだから、銀塩写真の名機をいろいろと持っておられる。とはいっても、「これは!」と思うもの以外は手元に残さないで売ってしまっているらしく、所有物は絞り込まれていた。
その中でぼくが惹かれたのがこれ。
リトルニコンというらしく、本当に小さなボディのカメラ。でも、ファインダーを覗くとくっきりした視野が開ける。ああ、銀塩のマニュアルフォーカスの時代は、とにかくファインダーを覗きながら手で合わせていたんだな、という当たり前のことに思いをはせる。
そんな十文字さんが最近使っているのは、コンパクトデジタルカメラだと写真のLUMIX LX3と、意外にもオリンパスのSPシリーズ。下の写真の中段にボケッと写っているやつだ。
「これ、便利なんですよ。ズームが20倍でよく寄れるのと、ワイヤレスフラッシュを使えるんです」
え、マジ?
オリンパスのフラッシュであるFLシリーズを使うと、ほんとにワイヤレスでの撮影ができた。これ、もしかして俺の使い道もカバーできる?なんて思ったり。
ちなみに一眼レフは、キヤノン、ニコン、オリンパスの三大システムすべてをTPOにあわせて使い分けておられる。かなりのヘビーユーザーなのである。
「さて、と。じゃあ、今日はやまけんさんにぜひ会わせたい人がいるんで」
と、移動。二戸市の合同庁舎のすぐ前に、レストランなどが入っている小さな商業施設があるのだが、そこに写真館がある。
■高村正彦冩眞舘
http://www.excelgarden.net/norihiko/
いやーーーー
久しぶりにうちのめされましたな!
実は、写真集のたぐいはあまり観ないので、どういう写真が佳い写真なのかというのはあまり識らなかったりする。dancyuや専門料理などの料理専門写真に関しては、自分なりに好みというものが存在するが、ポートレート写真などについては僕は定見をまったくもっていない。
しかし!
この高村さんが写す、農村の老夫婦の写真にはマイッタ!本当に参ってしまった!
スタジオのエントランス入ってすぐにかけられたプリントをみて、心から素晴らしい写真だと思ったのだ。
そして、それは彼のWebに縮小版で掲載されている画像からは全くわからない、静かな空気のようなものが充ち満ちていた。
例えば下記の写真。高村さんのWebにサンプルとして掲示されているものを引用させていただく。
これを見ただけでも「わ! 素敵!」と思われるだろう。ちなみに背後に写っているのはタバコの葉。二戸市はタバコ栽培で賑わう産地なのだ。
けどね。
全っ然 違うのですよ! ホンモノのプリントを観たときに味わう感動とは!そこにはまさに「空気感」といえるようなものが漂っていて、たんなる「画像」とは違う「写真」があるといえるものなのだ。
実は高村さんは、地域密着型の写真館を営まれながら、ご自分のライフワークとして地域のご老人の記念写真を撮影していらっしゃる。彼のWebではその一端にふれることができる。
なんと、十文字社長はこの高村さんとずーーーーっと古くからのつきあいで、家族の写真を全て記念撮影してもらっているのだ。さっきの高村さんのサンプルの写真の中にも一枚あるので(笑)探してみると面白いかも。そして、おそれおおいことに、高村さんは僕のブログの写真を非常に評価して下さっているのだという。
「われわれ、フィルムを使う世代にはデジタルでの光の入れ方などはまだ把握しかねている部分が大きいんですが、やまけんさんのは、、、」というのを書くのも恥ずかしい。行き当たりばったり写真しか撮っていない僕がこんなスーパー写真家にほめていただくなんて、10年早いのである。
しっかし
ほんとうに高村さんの写真はすごい!
プリントされたものをみているだけで、写真ではない他のメディアのような、ふしぎな存在感が放射されてくるのだ。
「これが僕の仕事用カメラです。」
と見せていただいたのがこの二台。
フジのGX645と、なんとローライフレックスの中判だ。
「どうしても使いたいレンズがありましてね、、、」
とおっしゃっていたが、やっぱりなんとなく、腑に落ちるものがあった。
今僕はニコンのD700という、35mm版カメラと同じサイズの撮像素子を持ったカメラをメインで使っている。これまで使っていたオリンパスのカメラは、撮像素子のサイズが35mm版の1/2の大きさだ。そうなると何が違うかというと、同じ被写体を同じ大きさで撮影した場合に、前景や背景のぼける量が少なくなる。D700を持って撮影するたびに「おおっ」と驚くほどに違う。
けれども実は、それ以上の違いがあるな、と思っている。オリンパスのカメラの前には、キヤノンのEOSを使っていた。これは、オリンパスの撮像素子よりは一回り大きい撮像素子をもっているものの、35mm版よりは小さいサイズのものだ。それを使っていても感じなかった変化が、D700を手にしてから起きた。明らかに撮影した画像の質が違うのだ。それは、単にボケの量の問題じゃない。言葉にしようがないんだけど、写真からでてくるものが違うと言う気がしてならないのだ。
誤解無きように願いたいが、オリンパスのフォーサーズというシステムから産まれてくる写真は、素晴らしい。自分の欲しい画角とボケの量をきちんと計算して撮れば、スペック的には遜色のない画像を得ることが出来る。オリンパスからは、もうすぐ一眼レフが大型になってしまう最大の要因であるミラー部を除いた「マイクロフォーサーズ」という規格のカメラが発表されるが、間違いなく買うと思う。
けど、それとは全く別の写真を撮る道具として、D700があると思っている。同じ写真は撮れないのである。
そして、高村さんの写真を見て思うのは、35mm版のカメラでは絶対にだせない空気感のようなものが、中判以上のフォーマットのカメラにはある、ということだ。僕が4×5の大判カメラを買い求めたのも、それが欲しいからだ。残念ながら、D700に夢中でポラを切っただけでまだお蔵入り中なのだけど(笑)
高村さんの写真には空気が写り込んでいる。写真を見た瞬間に感じるのは、背景に拡がる畑の清冽な空気がこちらにまで漂ってきそうな臨場感。それは、実物を超えた世界ともいえるように思う。
高村さんの写真を観て、東京に帰ってきてしばらくして、日本のカメラメーカーであるPENTAXが、来年中に中判のデジタルカメラを発売するという報に触れた。価格はなんとか100万円を切るくらいにするという。
「なんじゃそれは、高い!」
と思われるかも知れないが、大きい撮像素子を使ったカメラを造ろうとすると、価格はどうしても高くなる。業務用で中判カメラをカバーするデジタルバックという製品など300万円以上するんだから、、、100万円なら、安いと思う。ま、それにレンズを標準・広角・望遠・マクロと足していくと170万円くらいになっちゃうと思うけど、、、
僕は今から、来年度にむけて貯金しようと思う。デジタルで果たしてあの「空気感」を画像に定着させることができるのかはわからないけれども、試してみる価値はあるだろうと思うからだ。僕も、農村の風景を撮りたい!
さー 仕事頑張るモチベーションができた!
高村さんの奥様のお手製の麦もち。岩手ではもち米が出来なかった時代があったので、麦を練って餅にするのだ。
そして、中にあんこが仕込まれた、これまた麦のまんじゅう。

絶品に美味しい。
大変に佳いお茶をいただきました、、、
ちなみに高村さんは家族の記念写真を得意にしておられるが、被写体のみんなが素晴らしい笑顔をしているものが多い。それはひとえに奥様が「笑わせ役」をしていらっしゃるからだという。いや、それは一番重要な役回りだ。結局、人を撮る写真の善し悪しとは、コミュニケーション力が全てだと思うからだ。
素敵なお二人。たくさんの示唆をいただきました。どうもありがとうございました!
そうそう、高村さんには4×5の大判カメラ用のフィルムホルダーと、なんとお父様の遺品である大判用レンズをプレゼントしていただいた!申し訳ありません、まだ大判のフィルムで撮影を出来ておりません、、、(苦)
それにしても写真って深い!
この分だと、写真にはまだまだ飽きずに自分のライフワークにできそうだ。
オリンパスから正式にリリースされたE-P1。実に佳いカメラだと思う。
まず、小さい。一眼レフには必須だったペンタミラーというものを排したことで、なんとボディ重量がコンパクトデジカメの大きいもの程度の重さ335gである。
しかし、コンパクトデジカメとは違い、レンズ交換式カメラなので様々なレンズを漬けることが出来る。そして、詳しいことは省くが、光学的にレンズの大きさも非常にコンパクトにすることが出来る。
上の写真に着いているレンズに17mmという数字が見えるが、このカメラのマウント規格だと、通常のカメラの標準規格とされている35mm版カメラに換算するには2倍にする必要がある。つまり17mm×2=34mmという焦点距離になる。スナップショットには非常に適した画角だ。しかも明るさはF2.8と明るい。これがムチャクチャにコンパクトなのである。
しかも嬉しいことに、これまで僕が買い溜めていたフォーサーズ規格のレンズや、オリンパスの銀塩カメラ時代のOMレンズなどが、アダプタ経由で使える!
これが実に愉しそう!海外のフォトサイトから引用するが、銘レンズの誉れ高いZD50-200mmというレンズを着けると、こんな風になる!
この大きなレンズをグリップが平らなE-P1でハンドリングするのは大変だろうけど、これでものすごく佳い写真が撮れてしまうというのは、実に実に愉快じゃないか!
ちなみに、すでに海外の写真関連サイトにはサンプル画像が挙がっているのだけど、画質はまさにオリンパス画質だ。つまり、とても佳い。ニコンともキヤノンとも違うテイストの、くっきり細部まで明瞭な写真。被写界深度は深めになり、つまり大きなボケを狙うなら、明るいレンズで絞りを開放近くにしなければならない。けど、オリンパスのレンズなら、開放でも全然問題なく使うことが出来る。
僕として残念だったのは2点。
ひとつめはファインダー(覗き穴?)がないこと。背面液晶を観ながらフレーミングするというのは、上記写真のような巨大レンズを着けた状態ではやりにくそうだ。使ってみないとわからないけどね。実は、ファインダーに眼をつけた状態って、それ自体がカメラを固定することだから、ブレの防止になる。通常のコンパクトカメラのように背面液晶だけで撮影するのはどうなんだろう。パナソニックの女流一眼・G1シリーズのように、EVFを着けて欲しかったと言うのがホンネだ。
ふたつめは、ストロボ関連。実は本機種には内蔵フラッシュがない。しかしそれはいいのだ。僕も内蔵フラッシュで被写体を照らすことはほぼ無いので。ただ、内蔵ストロボがないということは、オリンパスやニコンが実現している、クリップオンストロボをワイヤレスで発光させる、コマンド送信機能が使えないということだ。これは、ストロボをワイヤレスで発光させることでライティングをしている僕にとっては退化である。実は、ファインダーがないことよりもこちらのほうが残念。
けれども、このE-P1は最初の機種。今年度後半には、この上位機種も噂されている。さすがにそれには、僕の懸念点の二つが盛り込まれるだろう。
ということで、わたしゃ本機を買いますぜ。どうも、僕のブログをみてオリンパスのカメラを買ったという人が多いらしいが、そういう人達は最近、ニコンD700ばかりを使う僕に「なんだよー」と思っていることだろう。いやいや これまで使ってた銘レンズを、こいつにくっつけて遊べるんですぜ。しかも、もっと小さいレンズ群が出るんですぜ!
このおもちゃで遊ばない手はない。7月3日が楽しみだ。発売日に入手できるだろうか、、、
■E-P1製品情報
http://olympus-imaging.jp/product/dslr/ep1/index.html
知人からAiAFニッコール85mmf1.4というレンズを借りていることは前にも書いたと思う。このたびの京都・丹後地方の二泊三日にも連れて行ったのだけど、本当に使うのが難しくて苦労した。
f値というのは、検索して調べてもらうといいと思うが、レンズの性能を示すもので、値が小さければ小さいほどに明るいレンズだと思えばいい。そして、この値が小さくなるほど、一般的には高級なレンズになる。ごらんのとおり、「前玉」と呼ばれるいちばん先っぽにあるレンズからしてデカイ。「ガラスの塊」と評されるレンズだ。この大口径で光をかき集めるから、安価なキットレンズのような安いレンズ(f5.6とかの)では暗くて写らない場所でも、写真を撮ることができる。
でも、明るい、ということだけではない。f値の小さなレンズで、絞りをそのf値いっぱいに開けると、ボワッと前景と背景がぼけてくれる。冒頭から、掲載している写真はすべてこのレンズの開放値であるf1.4だ。ぼわーんとぼけてる。
カメラ、というかレンズには絞りというものがあるのだけど、一眼レフを使い始めた頃の僕は、まったくその絞りがなんたるものなのかわからなかった。EOS KISS DIGITAL Nを使い始めた僕は、もっぱらPモード(プログラムモード)で撮影をしていた。Pモードとは、その時の環境の明るさと被写体の距離などから、カメラが最適な絞りとシャッタースピードを求めて撮影してくれるという、至極便利なモードだ。つまり最初の頃の僕は、何も考えずに構図だけ決めてシャッターだけ押していたわけだ。
しかしあるとき気づいた。なんだか被写体や撮り方によって、ピントが合っている部分が小さかったり、逆にピントがビシーッと背景まで合っている写真ができてしまう。具体的には、マクロレンズというものを使って、野菜や食べ物をアップで撮影しようとすると、ピントが合う面がやたらと薄い。なんじゃこりゃ、と思ったが、その頃の僕にはわからなかった。たとえばこんな↓写真ね。

こういう状態を「被写界深度(ひしゃかいしんど)が浅い」ということがわかったのは、しばらく勉強してからだ。ピントは、レンズから任意の距離に垂直の面(壁と考えてもいい)に合う。そしてその面には深さがある。深ければピントはそれだけ合い、浅ければ、ピントは本当に一点にしか合っていないように見える。これをコントロールするのが「絞り」というものだ。絞りを開けるとピントは浅くなる。絞りを閉じる(絞る)と、ピントは深くなる。
モノに接近して、クローズアップして写すマクロ撮影の時、さきのPモードというやつは、思い切り被写界深度を浅くする。だからピントが一点にしか合わないのだ。じゃあ、そのピント面を拡げる(深くする)にはどうすればいいか。それはどんなカメラでもだいたい同じで、PモードではなくAvモードというのにダイヤルを合わせる。液晶画面などにf値が表示されるので、それを大きくしていく。キヤノンのEOS KISSシリーズやニコンのD5000とかの入門機種から中級機種まではAPS-C機と言って、Avモードでf8くらいにすれば、通常は十分にピントの幅が深くなる。f値を大きくしていくことを「絞る」というのだ。
僕は実は絞りをかなり絞って、ピントがビキビキに合っている写真が好きだった。dancyuや専門料理などの僕の好きな料理雑誌は、ピントが深く合った写真が多いことがその理由だ。料理のディテールがわからなきゃしょうがないじゃん、と思っていたわけだ。dancyuで仕事をしているプロカメラマンの伊藤さんに「どれくらいの絞りで撮ってるんですか?f16くらいですか?」ときいたら、ニヤリと笑って「f32だよ」と言っていた。銀塩写真ではそれくらい絞ると、画面の全てにピントが合ったようになる。残念ながらデジタルカメラでは、いろんな理由からそこまで絞れない。
また、僕が惚れ込んで使っていたオリンパスのデジタルカメラ規格であるフォーサーズでは、ボケの大きな写真より、被写界深度が深い写真の方が撮りやすい。だから僕も全面的にピントの合った写真を好んで撮っていたわけだ。
しかし、いま使っているニコンD700は35mm銀塩カメラと同じ撮像素子の大きさを持っていて、同じf値のレンズをつけた場合、フォーサーズよりも大きくぼけて写る。僕がいまメインのレンズとして使っている24-70mmというレンズは、f2.8という明るさだ。デジタル対応のズームレンズでf2.8という明るさはかなりスゴイらしい。どでかくて長くて重くて、正直、もって歩くのにくじけそうになるレンズだけど、すこぶる気に入っている。
しかし、このレンズよりもf値が小さいのである、85mmf1.4は!
そして、f2.8とf1.4の差は、僕が想像していたよりも大きかった!
この写真、真ん中に出てきている成長点の先っぽにピントを合わせたら、もうその前後はほとんど合わないでぼやーっとしている。右側の葉っぱの端のほうもピントが合っているように見えるが、これは成長点と平行の位置にあるんだろう。
先のエントリで、飯尾醸造の5代目見習いである彰浩君のこのショット。
飯尾君にピントを合わしていて、前の部分はブワーァッとぼけて、飯尾君から先の背景はややなだらかにぼけている。こんな圧倒的にぼけるレンズは使ったことがなかった。
しかし、だからこそムチャクチャに使いこなすのが難しいのである。 よくいわれる話だけど、たとえばアップで人の顔を撮影する時、ピントの位置はものすごくシビアになる。どれくらいシビアかというと、人物ポートレート写真の基本である、眼にピントを合わせようとしても、下手をするとまつ毛に合ってしまうことがある。それだけの差で、もう眼はぼやっとぼけてしまって、後でその写真をみて「あああああ やっちゃったよ」と思うのである。正直、僕には使いこなすのが難しい。
しかし、こんなに魅力的なレンズもない、、、どうやらまだこのレンズのリニューアルは先のようだし、買ってしまおうかと迷っている。
「なんだよ、食べ物の写真だけ載せろよ」
という声が聞こえてきそうなので、、、この時期、ファーストフードだけども、これは取り合わせ的に美味しくないわけがないという、フレッシュネスバーガーのハモンセラーノバーガー。バンズに砂糖を使わないでくれればもっといいのに。甘さと脂とアミノ酸に頼らないファーストフードってないもんかね。
という、レンズ話でありました。
デジタル一眼レフの人気によって、比較的大きな書店にいけばかなりのカメラ雑誌が並んでいるのを観ることが出来る。その中でも老舗・重鎮といえば、「日本カメラ」と「アサヒカメラ」だろう。実は僕がよく買うのは学研のCAPAだったりするのだけど(笑)、この二誌は信頼性の高い誌面としてカメラファンには識られている。
その日本カメラの今月号に、なんと僕の撮影風景が掲載されているのである。
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こんな感じ↓
結構写真点数が多い!もちろん掲載されている料理写真は全部僕が撮ったものだ。
最初、編集部から連絡が来たときには本当に驚いた。
「え、オレでいいの?」
だって、老舗中の老舗ですよ、日本カメラは、、、
趣旨をきいて納得。カメラのアマチュアリズム精神を大事にしようという企画で、バリバリのプロカメラマンを取材する企画ではないらしい。中には写真集を出したりや写真展を開いている人もいるけど、カメラマンを生業にしている人はあまりいないみたい(よくわからない)なページだ。
でも、嬉しいですね。あまたある食べものに関するWebから選んでもらったのは、内容が評価されていると言うことだろうか。ということで気合いを入れて撮ってきたのですよ。
撮影させていただいたのは、日本カメラの社屋に近い、人形町の養殖・芳味亭。
いただいたのは、もちろんこの店最大の名物であるビーフシチューだ!
洋食は「ご飯に合う」ということが至上命題。その点、トマトっぽさがやけに親しみやすく白飯消費量が進む、ここの甘めのドミグラスソースは実に強い。
なんてことをじっくり考える間もなく、撮影についてのあれこれやポーズを撮ったりと大忙し。いやー緊張したけど、カメラ話で盛り上がったのでした。
どうやって撮影しているか、ということが、カメラをかじった人ならなんとなくわかるようになっているので(秘密の秘密はさすがに書いてもらってないです)、関心のある人はぜひ買ってあげてください。
というか、やっぱり、雑誌に大きくドカンと自分の写真が印刷されているのをみると、モニタで見るのとは全く違った物性が宿って、とても感動する。安い雑誌じゃないけど、情報満載。ぜひ買ってあげてください。
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本の原稿締め切りで大変なことになっているのに、ほんとうに迷惑なものが届いてしまった(笑)
オリンパスから発売された、マイクロフォーサーズ機。従来の一眼レフカメラから、レフレックスつまりミラー機構をとっぱらってしまったことで、ボディ・レンズともに薄型・小型化を可能にした規格だ。
ニコンのフルサイズ機であるD700があまりに素晴らしいので、もしかするともうオリンパスとはさよならかな、と思っていたところにこいつの発売である。しかもこれまで買い集めてきたオリンパスのレンズ群が、アダプターを経由するとこのボディでも使える。
だったら、まずは試さないとね、とオリンパスのオンラインショップでぽちっと推してしまったのである。

購入したのは「全部入り」セット。つまりボディとパンケーキレンズ、標準ズームレンズ、そしてビューファインダーのセット。また初回予約のみだが、サンディスクのSDHCカードと、特製のレンズキャップが着いてくるというものだ。
発売前から人気が高かったのが、この激薄のパンケーキレンズであるM・ZD17mmf2.8というレンズだ。ホント小さいのがおわかりだろう。あ、ちなみに僕の手は普通のひとより小さいのでわかりにくいかもしれないけど、、、
こいつをつけるとこうなる。

なんだか、D700でこれを撮影しながらふと思ったのだけど、こんなに小さくて軽いと、こう持って親指の腹でシャッターを押すという撮り方も出来てしまうな。こんなのも。
それほどに軽いのだ。じつはオリンパスのカメラ関連の掲示板などで事前情報が飛び交う中で、「思ったより重い」という声が結構あがっていたので心配していたのだけど、これなら全然軽いよ!
ちなみにマイクロフォーサーズのレンズは、D700と同じ35mm版に換算すると2倍の焦点距離になる。ので、このレンズ17mmは二倍して34mmという焦点距離になる。35mmは、若干広角気味になるが使い勝手の佳い、スナップ用レンズだ。おそらくこれは意図的にこの焦点距離を狙ってきたな、と思う。
もうひとつのレンズが標準ズーム。14-42mmf3.5-5.6だ。
どのメーカーも、初心者向けエントリモデルのレンズキットには、安価な標準ズームレンズを付属させる。それなりの写りとしかいいようがないものが多いが、オリンパスの標準ズームはかなりいい描写をするものだ。例えば過去ログになるけど、下記エントリの写真は付属の標準ズームで撮影している。
■2007年05月14日
買ってしまったぜオリンパスE-410! ここ最近の写真は実はこいつで撮影していたのダ!
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2007/05/e-410_1.html

これだけ写れば文句ない。で、これをマイクロフォーサーズ規格用に設計しなおしたのがこいつだそうだ。交換式レンズとしてはめずらしい沈胴式レンズで、回すとびよーんとレンズが繰り出される。

個人的に喜ばしかったのが、SDHCカードの採用だ。これまでオリンパスはxDピクチャーカード という、もう誰も使わないよそんなの!というカードを採用していたのだ。ソニーのメモリースティックも存在意義がわからんメディアだけど、xDは遅い!最大容量が小さい!というアホらしいメディアだったので、これは本当に喜ばしい。
通常のフォーサーズ規格のカメラのほうも、今後はSDHCで行ってほしいものである。
まだ充電も終わってないので撮影はあまりできてない。けど、とりあえず外部ストロボを使っての撮影サンプルをば。
ファインダーがないのでライブビューを覗きながら構図を合わせるのがまだ慣れない。画質などはもっと使い込んでから評価したいと思う。
でも本当の楽しみはこれからだ。今買うともれなくフォーサーズレンズをこのマシンに着けるためのアダプターがプレゼントされるのである。それで、オリンパスの優秀なレンズ群をつけて遊びたい、、、続報を待つべし。
日曜日にもかかわらず仕事があったため、広尾へ。どうせなら山崎シェフがいるアクアヴィーノにて、アクアパッツァグループの誇る超人気まかないメシから正式メニューに昇格した一品、ナポリタンを食べに店に寄った。
という話もだけど、本日は手に入れたばかりのE-P1のみをもってうろうろしたのだ。レンズは17mmf2.8一本のみ。つまり34mmという、若干の広角のみで勝負なのだ。しかもこのカメラはストロボが無く、つまりいつも僕が使用しているワイヤレス発光もできない。したがって、地灯り(その場にある自然光)のみの撮影である。

この大きさなので、いつもなら主となる荷物にカメラバッグを持って歩くのだけど、その必要がない。日常的に使っているトートバッグの、財布などをいれる内ポケット内にそのまま収納できてしまった。これはもうコンパクトデジタルカメラ気分。一本しかレンズを持たない時点でコンデジに近い使い方になるわけだけども、コンデジよりはずっとずっと撮像センサーがデカイから、ちゃんとした写真を撮ることができる。
ごらんの通り単焦点らしく、変な歪曲もなく素直な描写。
ISO640で撮影。オリンパスのカメラ規格であるフォーサーズは、撮像センサーがフルサイズの1/2と小さいため、高感度には弱いというのが定説だった。もちろん前提としてはそうだと思うが、このカメラはさすがにオリンパスの最新鋭。僕の持っているフラッグシップモデルE-3よりもあきらかに高感度性能がいいと思う。
そして、f2.8の開放で撮りさえすれば、撮影の仕方によってはきっちりとぼける!
これだけぼけりゃ十分でしょう。
さてアクアヴィーノのランチメニュー、土日のみ出てくるのが特製のラザニヤのセット。
手前のオムレツみたいのがラザニヤね。ペシャメルソースの滑らかさが尋常じゃない。丁寧に作られていて、心から美味しい。
そしてこちらが、隠れた名物・ナポリタン。日高シェフもこれが大好きだという一品だ。
ごらんの通り黒胡椒たっぷり、そして上に乗っている白髪ネギみたいのは、なんとセロリの極細千切り!これを混ぜ込みながら食べるのが旨い!
いや 実はこの間に実感したのだけれども、E-P1で撮るのはとても楽だ。というのは、デジタル一眼レフであれば、どんなに小さなレンズ・ボディであろうとも、カメラを持って、更に左手で料理を手持ちしてのこういう↑カットは撮りにくい。けど、軽量なE-P1であれば全く苦にならないのだ。
コンデジと同じジャン、と思われるかもしれないが、、、実は違う。シャッター部の出来がよくて、片手でホールドして、シャッターを押し込むのが実に楽に、正確にできる。リコーのGR-Digitalを持っているけれども、シャッターの押しやすさは格段にこちらの方がいい。
そして、液晶画面の見えが素晴らしくいいのだ。ファインダーがないことで、使いにくさを危惧していたけれども、逆だった。2004年くらいの、コンデジを持ってばんばん撮りまくってブログを書いていた、何も写真のことを知らなかったあの時代の感覚が戻ったようだ。
ドルチェはアクアヴィーノの向かいにできたジェラテリアのものを店内で食べることができる。リモーネとココナツのが美味しかった。
道路はさんで、はす向かいのせんべい屋にてせんべい買い込み、歩きながらバリバリ。喫茶店で原稿書きもしながら帰宅途中の自家焙煎コーヒー「ピコ」へ。
当面、店主夫妻の二人だけで店を切り盛りすることになってしまったらしく、午前中は焙煎業務に集中するために喫茶営業はしないとのこと! いやーん 午前中の集中時間がなくなる! もし、自家焙煎コーヒーや喫茶店営業について学びたい、仕事したい人がいたら、ぜひコンタクトを取って欲しい。コーヒーの味は保証する。
ちなみにこの画像もISO640。縮小画像だからともいえるけれども、ノイズはほとんど気にならん。使えるぜ、、、
ピコからの帰宅途中、川縁を歩いていると、対岸にオリンパスのデジタル一眼レフ(おそらくE-520とE-30)を持ったカップルが居た。バッグもクランプラーのミリオンダラーを使っていたので、近しく思って声をかけようかどうか迷う。まあでもいいか、と思って歩き始めると、違う方から「やまけんさん!」と声が。えっ?と思ったら、子供を遊ばせていたらしい女性が「あっ 本当にやまけんさんなんだ!!!」と。ずっと前から読んでくれているらしい。こういうのは嬉しいですね。久しぶりに、見知らぬ読者さんとしばしの語らい。それはそうとして、オリンパスのカメラファンはやっぱり、一定数存在するんだな、と思ってしまった。
さて
E-P1だが、開発者が異口同音に言っているように、この機種にストロボがないのは、購入をためらう理由にはならない。なぜか?
ISO感度を上げて撮ればいいから? いや、オリンパスのカメラ史上、最高クラスの高感度特性とはいっても、ISO1200以上になったときにどうなるかはわからない。しかし、、、
オリンパスのカメラはボディ内手ぶれ補正が実に優秀なのである。今日はISO640で、シャッタースピードが1/30という、おそらくニコンD700ではほぼ確実にぶれてるだろうという局面でもブレがなかった。つまり、感度面の不利は手ぶれ補正でカバーできるということ。シャッター速度が遅くても怖がらずに、がっちりホールドをしてシャッターを押してみよう。かなりの確率でぶれない絵が撮れている。
ということで、このカメラはメーカーもそういっているごとく、スナップ用カメラとして最適なのである。僕も当然、D700をメインとしながら、サブとしてこいつを持って行く。そして、D700を持つのがおっくうな場合にも、こいつを外に連れ出せる。しかも安心できる画質であることがわかった。
あとは、フォーサーズの優秀なレンズをつけたときに、どんなパフォーマンスを発揮してくれるか、である。いままではD700+各種レンズと共にE-3+レンズをダブルで持って行くのが死にそうでやめたけれども、ボディがE-P1ならば持って行くのも軽い。だから、標準域やマクロといった部分はD700でセットを構成し、ワン&オンリーな描写をする望遠レンズとE-P1を持って行くというのはどうだろうか、と思っているのだ。 ああ、次の出張が待ち遠しい。それまでにフォーサーズアダプタを手に入れなければ、、、
そうそう
電池の持ちは全く問題ない。なんか、150枚くらいで切れたという話を聞いてびびってたのだけど、、、300枚は撮れるじゃないか!十分でしょ。しかも買ってから知ったが、E-410などのシリーズと同じ電池、同じアダプターだ!よし、予備電池買う必要も無し。
という幸福な気持ちで、月曜日を迎えるのであった。
オリンパスのE-P1はかなり好調な滑り出しをみせているようだ。オリンパスアンチがけっこう多いので、画質がどうの、デザインがどうのと言われるけれども、実際に使ってみるととても優秀なカメラだ。もちろん完全無欠ではなく、欠点というか欠落している部分が多いわけだけども、ユーザーはそれはわかった上で買っているのだからね。単純な画質でいえば、これまでのフォーサーズ史上、最もよい部類に入るだろう。フラッグシップ機であるE-3を所有しているが、正直、そのボディの中にE-P1のエンジン部を載せ替えたいくらいだ。
で、購入をためらっている人の声の多くがフラッシュを内蔵していないということらしい。そう、E-P1にはフラッシュが内蔵されていない。このため暗所での撮影ができないからイヤだという人がいるようだ。
けど、、、僕にとっては内蔵フラッシュを、実際に光を保管するために発光させて使うことはほとんどない。理由は簡単で、レンズが向いている方に光があたった写真は、影がくっきりぎちっと出てしまい、使えないからだ。暗所撮影の場合でも、ISO感度をおもいきり上げて撮るほうがまだマシだと思う。E-P1は前にも書いたように、歴代フォーサーズモデル史上、もっとも高感度の性能がよい部類に入る。それに加えてボディ内手ぶれ補正がかなり効くので、厳しい条件でもけっこう手持ちで撮影が可能だ。
ただし、僕の撮影スタイルでは外部フラッシュは欲しいところだ。今回、E-P1のオプションとして売られているフラッシュは、先に書いたようにレンズの向きにしか光を当てられないものだ。これじゃ、使えない。ので、E-3やE-410に着けていた外部フラッシュFL-36を装着して、料理撮影をしてみた。
料理人は、しばらく前まで麻布のラ・グラディスカのシェフを務めていた堀江純一郎氏。もう識っている人も多いだろうが、8月からなんと奈良にて、東大寺の真ん前で新店「イ・ルンガ」という店をオープンする。
実は岩手県からオファーされている、短角牛の料理人向けセミナーでの調理を、今年も堀江君に担当してもらうことになっていて、実際に出す料理を事前に試食することになっていたのである。しかも堀江君の自宅にて!
(以下、撮影はオリンパスE-P1、レンズはMZD14-42mm)
某所の堀江家からの風景。
今回の短角セミナーは、料理人と料理ジャーナリストに向けたクローズドなもので、テーマもちょっとマニアック。短角牛の、スネや肩やネックなどの、いわゆる硬くて不人気な部位を使う技術についての会だ。サーロインやヒレは何も言わなくても売れるが、本当は人気の低い部位がうれてくれないと意味がない。
「肩でもウデでもネックでも、料理人の腕があれば美味しくできるよ!」
というのが堀江君の言葉。頼もしい!
「このネック(首肉)みてごらんよ、ゼラチンがこんなにはいってスゲー旨そうだろ!」
すでに奈良の新店の準備が進んでおり、仕込みはそちらでしてきたものを東京に持ってきているのでスピーディー。
これはメイン。まずはすね肉のボリートを酸味の効いたバニェットソースで。
すね肉の周辺についている脂はプルプルになり、ホワッと溶けてしまうくらいの柔らかさ。ソースの酸味と合って、シツコサもなくさっぱりと美味しい。
「そういやさ、奈良にもなかなかスゴイ肉があるんだ。やまと牛っていうんだけど、黒毛なのに、赤身がものすごい味なんだよ。」
と彼が出してくれたのが、未経産で32ヶ月齢と長く飼った黒毛和牛のヒレ。
ふうむ
E-P1の話に戻るけど、塩を振ったり胡椒を挽いたりという突発的で動きの速い場面では、フォーカスを合わせるのがちょっと間に合わない。置きピンをしようと思っても、マニュアルフォーカスに切り替える間に動作が終わってしまいそうなので無理。ま、これは「決定的瞬間」を狙うためのカメラとして設計はされていないのだから仕方がない。
でもストロボを使ってバウンスしての撮影だけど、かなりいいでしょ?
このやまと牛のヒレ、もの凄く美味しかった! 黒毛のみに特有のあのぶどうのようなコッテリした香りと、奇跡的にサシが入っていないことで赤身中心となったヒレ肉の旨味が実によいのである。堀江君も「ああ、黒毛の佳さが凝縮されてる、、、」と目をつぶって味わっていた。
黒毛はこんなにも旨い肉質なんだから、頼むから意図的にサシを入れないA1~A2くらいの肉を充実させていただきたいと思ってしまう。

さてお次はパスタ。
「本番では肩肉のラグーを使ったパスタだけど、今日はもう一品、つくってあげるよ」
と、生ポルチーニのタヤリン(タリオリーニ)を作ってくれた!
「キノコは、焼き色が付かないと旨味が出ないからね。水分を飛ばしてもっと火を入れる。」と、強めに火を入れる堀江君。短角牛のブロードを注ぎ、味を調整。
イタリア北部ではタリオリーニをタヤリンと呼ぶ地方があるという。そのタヤリンを手打ちにしたものを用意してくれていたのだが、
「これ、奈良の新店用の秘密兵器。」
むむむっ この緑は何の色!? 実はこれ、新店オープンまで秘密。きいてちょっとビックリ、そして納得の食材が練り込まれているのだ。
うーむ、フライパンをあおっているところは、正直E-P1での撮影では追随ができない!
完成!牛のブロードに塩胡椒とシンプルな味付けだが、たっぷりのポルチーニの味わいと香りは逆に前面に出る!そしてこの謎の緑の風味が、その旨さを際だたせてくれた!
さて、本番用の肩肉のラグーも。
すでに仕込んであるラグーを温める。

麺は中空の穴あきパスタ、ブカティーニ。
できあがり。
ブカティーニのぶっとい、しかもシコシコしたアルデンテの食感と、肩肉のサクサクというような適度な硬さの肉の食感がまたマッチしている。これぞラグーだな。挽肉のミートソースと、こうしたカタマリ肉のラグーとはちょっと違う感じがする。
そしてセコンドの、ネック肉のローズマリー風味ロースト!
煮込みに見えるが、これはローストなのである。肉を焼くときに香味野菜を一緒にいれて、その野菜の水分が肉に移るようにすることで、肉がバサバサにならずネットリ焼き上がるわけだ。

ネットリとした食感に焼き上がった濃厚な首肉だが、ハーブの香りが ほのかに効いているので、飽きることなく食べることが出来た。
そして最後の最後、スネ肉の赤ワイン煮。
こうしてみると、どの肉も断面に特徴がある。スネ肉はやはり繊維感がつよいかんじだ。
いやー堀江君ご馳走様。で、昨日開催されたセミナーは大・大成功に終わったのでありました。その模様はまた今度書きましょう。
さてE-P1である。いつもの僕の写真と同じと思ったかも知れないが、これはE-P1にストロボをつけた、冒頭の画像のようなスタイルで撮影している。
この時、ストロボの向きは上か横に向け、白い壁面か、または厨房のステンレス部分にあてて、できるだけニュートラルな色の光が被写体にあたるように考えて撮影している。そうすると、こんな風に撮ることができるということだ。
バウンスだけだとできることに限界はあるが、それでもストロボ無しよりはぜんぜん進歩していると思う。外付けストロボがでかいから、結局コンパクトなシステムにならないじゃないかと言っている人もいるようだけど、いやいや一眼レフのシステムとは比べものにならないほど小さいシステムになるよ。
しかし!
本題とは全然違う問題がある。今回僕はオリンパスのオンラインショップで予約購入をした。買ったのは本体にレンズなど全部入りセット(最も高額)である。
それなのに、、、送られてきた荷物のなかには、保証書に貼るための販売店シールがついていない。それどころか、依頼しておいた領収書もついていない。領収書が別送でくることはよくあることなので、3日ほど待ったが、音沙汰内ので連絡。
「あ、領収書ですねー 承ってますので、別送しますね。そこに保証書用シールも同封します」
しかし、、、その電話をして5日経つが何もきません、、、
保証書と予約購入票をあわせてキャンペーン事務局に送ると、これまでのフォーサーズ用のレンズをE-P1に着けることが出来るアダプタをもらえるので、速攻で手に入れたいのだ。なのに、保証書として機能させるためのシールがない。オリンパスからはなんの音沙汰もありません。
なんのために小売店や量販店ではなくオンラインショップで買うのか。安い値段で買いたければ、発売後しばらくすれば、量販店にいけば安い値で買える。しかし、少しでもメーカーに近いところでおつきあいをしたいという、ユーザーの気持ちがあるから、予約で定価で買っているわけだ。なのになぁ、、、こんなんじゃぜんぜんだめだ、オリンパス。
ある雑誌でE-P1のレビュー記事を書くことになっているんだけど、このままだとその撮影に、フォーサーズアダプタの入手が間に合わないような気がしている。それならそれでしょうがないけどね。
ところで、僕のブログを読んでいる人づてにきいたんだけど、「最近、カメラの話題が多いね。もしかしてメーカーからカメラもらってるんじゃない?」という疑問を持っているひとがいるようだ。
、、、(笑)
ぜひ、貰いたいもんだねぇ。けど、一切無いんだね、これが。
カメラメーカーはすでに一流のプロカメラマンに機材を提供しているわけで、ブログに細々と書いている人間なんて相手にしていないんでしょう。全部自腹でごんす。でもそれでいいのだ。好きなこと書けるからね。
ということで、大阪に出張行ってきます。
週刊アスキーの誌上製品テストレポートの連載用に、E-P1のマウント規格であるマイクロフォーサーズ規格(M4/3)に、他のマウント規格のレンズを着けるためのアダプターを大人借り(注:大人買いではない)した。
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奥右からオリンパス純正の、ズイコーデジタルレンズ用アダプタ。E-420やE-3といった、現行のフォーサーズシステム向けレンズをマイクロ4/3に着けることが出来る。奥左は、オリンパスの銀塩カメラ時代のレンズであるOMレンズを着けるためのアダプタだ。
そして前の二つが、宮本製作所というマニアックなメーカーが作っているレイコールというシリーズ。右がニコンのレンズ用、左がキヤノンのFDマウントという、現行のEFレンズになる前のレンズ群を着けるためのものだ。
今回、ニコン向けは買わせてもらう前提で宮本製作所に連絡したら、「そういうことなら、キヤノンのFD用のもお貸ししましょう」と言っていただいた。けど、残念ながら僕はFDマウントのキヤノンレンズを持っていない。それを伝えると、「じゃあ適当なのレンズを入れてお貸ししますよ」とおっしゃる。電話に出てくださったのは、親子で営む宮本製作所の息子さんのほうだったが、どう考えても筋金入りのカメラマニアである。だって、貸してくれたレンズをみてぶっ飛んでしまった。
55mmf1.2!
なんと、f1.2ですよ、、、ガラスの塊感いっぱいの、ずっしりしたレンズだ。
さてマウントアダプターをかましてこうしたオールドレンズを着けると、こんな感じになる。
宮本製作所のマウントアダプターは非常に軽量。アダプター分、全長は伸びるけれども、重さは問題にならない。
ではこれで撮影した画像は???
すみません、レンズを沢山並べて撮るだけで手一杯。後日とさせてください。
さてお次はニコンのオールドレンズだ。
ニコンについては、最近出ているデジタル対応のレンズはほとんどがGタイプというもの。これは、絞りをマニュアルでカチャカチャ絞りリングで回すものではなく、デジタルで設定するので、工夫しないとアダプター経由では使えないのだ。
と言っている間に、近代インターナショナルというアダプターメーカーから、Gタイプでも絞りを変えられるものが出たらしい。うーん そっちも欲しい、、、が、宮本製作所さんの心意気をまずはごろうじろ。
レンズは、この連載用にニコンにお借りした50mmf1.4。名玉と言われているレンズだ。
か、かっちょえええええ!
もともとはコンパクトで全長も短いレンズなんだけど、アダプターの分のびて、それがかっこいい。このレンズでちょっと撮影してみたけど、しかしやっぱりE-P1でマニュアルレンズはちょっと撮影しにくいな。俺には少なくとも、、、
さて、お次は現行フォーサーズレンズ。こちらは、AFを使うことが出来る。どうせなら、コンパクトなレンズではなく大砲クラスのレンズをつけてみようと、個人的に性能と重量が一番つりあったいいレンズだと考えている50-200mm。
鏡胴をめいっぱい伸ばすとこうだ!
かっちょえええええええええええええええええええ
後ろから。
ここまでくると、「レンズに小さな箱がくっついてる」という状態だ。
次に、これも大砲レンズ、7-14mmF4.0。超高性能の超広角レンズだ。
レンズ鏡胴の方が太いので、片方のボディが地面につきません(笑)
すげー性能がいい、とはいうものの、すさまじく重いので、結局持ち出す回数がとても少ない、かわいそうなレンズである。
そしてもっと広角な、魚眼レンズ。
なかなかかっこいいよね。
しかし、僕が持っている一番のクセ玉がある。それは、、、
OMズイコーシフトレンズ 35mmF2.8だ!
シフトレンズってのは、レンズ光軸をずらすことで、下から見上げたときに建物が上すぼまりで写ってしまったりするのを補正することが出来るレンズだ。これがまたかっちょいい。
ほらね、ずれてるでしょ。
ほーら
かなり趣味的なこのレンズ、実はシフトではなくアオリとよばれるティルトができると思いこんで、中古ショップを探し回ってやっとみつけて買ったものだ。
しかし!
このレンズはシフトのみで、ティルトは出来ない!開封したとたんに大ショックをうけてしまったのだ。けれどもレンズの質感があまりにいいので、手放せないでいる。
箱とケース付きの備品。どなたか、買ってくれませんか?
とこんなふうに、E-P1は遊べるカメラだ。すでにオールドレンズマニアがE-P1を入手していろいろ遊んでいるそうだが、それはそうだろう。ヤルしかないという感じだ。
ご存じの通り、いま現在ぼくが使用しているメインカメラはニコンのD700、サブカメラがD90。スナップにはオリンパスのE-P1を持ち歩いているし、防湿庫にはE-420(オリンパスの名機だと思う)があるけれども、メインシステムは完全にニコン機に移行した感じだ。
既報の通り、ニコンイメージングジャパンのとある役員さんがこのブログの昔からの読者さんということもあって、いろいろとカメラのことを教わったりする関係になった。そしたら、ニコンのWebサイトで連載コンテンツとなっている「talk! talk! talk!」というページで、僕のインタビューを採り上げたいと言っていただいた。まあもちろん断るワケがない。ニコンのフルサイズ機であるD700で、写真に対する愛着がドカンと倍増したのだから。
作品紹介もしてくれるということで気合いを入れてD700で撮影した自信作を20枚選んだが、10枚しか掲載できないようで非常に残念。しかも画像が小さいんだけどね。
■ニコン talk! talk! talk!
http://www.nikon-image.com/jpn/enjoy/interview/talk/2009/0911/index.htm
お楽しみ下さい!
ニコンWebサイトのTalk! Talk! Talk! という記事に登場したということは書いたが、一番最初にそのきっかけを作って下さった取締役のU氏からお誘いをいただいた。
「忘年会やりましょう!親しくしているカメラマンさんも声かけますから」
ということで、井のなかへ行くことにした。
ちなみにU氏と親しくさせていただいた経緯は以前も書いたと思うが、D700を買ってしばらくして、室内で撮影をすると変な色かぶりをしてしまうというクレームじみたエントリを書いたときのことだ。実はその現象は、蛍光灯の下でISO感度を上げすぎると、シャッター速度が速くなり、蛍光灯がまたたく合間を撮影してしまい、結果、黄色い色かぶりがしてしまうというものだ。つまりカメラの問題じゃなくて、撮影者の知識不足。それをご指摘いただき、すぐさま僕もゴメンナサイ記事をアップ。
そうしたら、そのU氏の素早い対応をいくつかのブログが「顧客サービスの鏡」というように採り上げたのだ(この時ばかりは、視ている人ってホントいるもんだな、と思った)。そうしたら、そのエピソードがニコンイメージングの社長さんの耳に入り、、、「よくやったね」と。
ということで仲良くさせていただいているのであった。ちなみにU氏は僕のブログのずーーーーーっと昔からの読者さんである。「いつか当社のカメラを使っていただければと思っていましたが、ようやく使っていただくことになって、本当に嬉しい」と言っていただいた。ニコンという会社の奥ゆかしさを感じてしまうのだ。
で、そんなU氏が声をかけたのだから、いらっしゃるカメラマンさんも相応の方である、ということくらいは推して知るべしだった。前日のその方のブログは拝読したのだけれども、アップされているのはコンパクトデジカメの写真で、食べ歩き・飲み歩き中心の内容なので、そのご素性についてはあまりわからないままに当日を迎えてしまった。
そのお方とは、、、
阿部秀之さんである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
■はい。阿部秀之です!
http://ameblo.jp/abe-hideyuki/
参った。大御所である。日本カメラグランプリの審査員でもあられる。
「いやー ちょうど今月の『月刊カメラマン』誌に、カメラマン仲間でいろんなメーカーのカメラについて辛口批評してる特集があるんで、読んでください!毎年この雑誌は、12月号が面白いんですよ(笑)」
といただいてしまった月刊カメラマン、むちゃくちゃ面白い!抱腹絶倒である。カメラメーカーからの広告が主な収入であろうカメラ雑誌に、ここまで書いていいの?という内容。いやー素晴らしい。
それにしても阿部さん、お顔を視ておわかりの通りものすごーくフレンドリーな方で、緊張気味の僕も嫁も、いつしか爆笑の海に連れて行っていただいた。ホントにエライ人って人格者だなぁ、、、とつくづく思ってしまった。
井のなかのラインナップは、お薦めメニューが出てきていたり、本格的な天麩羅をやっていた職人さんが加わったりして、また面白い展開になっている。豚肉も、鹿熊さんのところの肉だけではなく、富士宮のさの萬さんの肉なども使い始めていて、変化があって面白い。
阿部さんからの神の声。
「やまけんさんの写真、見せてもらいました。露出はきちんとしているので、あとはホワイトバランスですね。黄色がかぶっていたりするのが結構あるから、そこだけちゃんとするといいと思いますよ。ほら、ニコンのカメラだと、撮影後にカメラボディの中で色調整する機能があるから。」
と、ちょいちょいと撮影後の写真の色温度を調整してしまった。うーむ マニュアルみても実感が湧かない機能も、人がやっているのをみると目から鱗というのが多い。
あと、来年中に出るであろうと言われているペンタックスの中判デジタルカメラ、645Dについて、出たら買おうと思ってるんですという話をした。
「うーん 645Dもすごく佳いカメラになると思うけど、ヤマケンさんみたいにフィールドで機動的にぶん回すなら、ニコンのD3Xを買って、アオリができるPC-Eレンズのシリーズを揃えた方が幸せになると思うな。D3Xって、D3と同じボディですけど、中身は全く別物なんですよ。畑の写真を撮りたいなら、ぴったりです。」
うううううううううううううううううううううううううむ、そうなんですか!
また悩みが増えてしまった、、、
中判カメラが使いたい!というのは、撮像センサーのフォーマットが大きくなることによって、35mmサイズのカメラでは出せない圧倒的な解像感と大きなボケに期待しているのだけども、D3Xはそれを待つまでもなく佳い画質だということだ。んー 迷う。
そうこうしているうちに、阿部さんいろんなカメラを取り出して料理を撮影される。冒頭の写真で持っていらっしゃるのが、ニコンのコンパクトデジカメであるCoolpix S1000pjだ。噂の、液晶プロジェクターを内蔵したカメラである!
これも、正直言って「こんなの使うかよ~」と思っていたけど、撮ったはしから「ほら、こんなかんじ」とか、「昨日いった店はこれ」なんてプレゼンできるのがすごくいい! 欲しくなってしまった、、、
そして!
阿部さんが構えているのが、、、リコーが先日発表した、超・話題のユニット交換型カメラであるGXRだ! レンズ交換ではなく、レンズと撮像センサーが一体となったユニットごと交換するというコンセプト。ゴミは入らないし、センサーとレンズの関係も理想を追求できる。阿部さん、テスターとしてリコーから貸与されているのである。
着いているレンズは50mmF2.5マクロ! 僕がよく使う焦点であり、F2.5という明るさであり、しかもマクロレンズである! 人物写真のサンプルを見る限り、コンパクトデジカメでは絶対に出し得ない高品質な絵を出していた。ボケも綺麗。それがこんな小ささで実現するとは、、、
僕も触らせてもらった。正直、飲食店の室内の暗さだと、AFは全くダメ。いったりきたりして、合わない。けど、マニュアルモードもあるので、それで合わせる。EVFを着ければバッチリだろう。写りは、背面液晶画面でしかみてないけど、素晴らしいの一言! これ、欲しいかも知れない、、、リコーは、GR-Dの初代機を買ったものの、28mmという画角が自分に合わなかったことと、ノイズがひどく載るのにがっかりして、使わなくなってしまった。以降、リコー機が出るたびに「ありゃダメだ」と思っていたけど、これは久々に欲しいと思うカメラだった。阿部さんも「これはいいよ!」と仰っている。
いろんな料理が出てきたが、阿部さんもかなりの健啖家。そしてのんべえ。工藤ちゃんによる純米酒のお燗技にはすべて「う、旨い!」と声を上げておられた。よかったよかった、、、
実は工藤ちゃんもニコンユーザー。というか、僕に「アニキが使ってるみたいな一眼レフカメラ買いたいんですけど、何がいいですか!?」というので、そりゃあ貴方、D90でしょ、と買わせたのである。
「重くてなかなか大変です」
というが、、、それは単に撮影する動機がないだけだよ工藤ちゃん。可愛い子供を撮りまくりなさい!
本当に楽しい夜でした。Uさん、素晴らしい出会いの機会を創っていただいて、本当にありがとうございました!阿部さん、また呑みましょう!
そして数日後、中野サンプラザで行われた、ミスター・ニコンこと後藤哲朗さんの講演会に参加した。銀塩カメラ時代のニコンからデジタル時代のD3まで、第一線で開発に携わってきた中心人物だ(いや、だそうだというべきか。僕はコアなニコンマニアではなかったので、最近識ったのだ。)。
120名限定のこの会、中古カメラ販売の聖地ともいえるフジヤカメラが主催した会だ。今年は、不朽の名機であるニコンFが誕生してから50周年だそうだ。それを祝して、フジヤカメラが独自に、単独で、自分たちでお金をかけて、ニコンフェアをやってきたという。その仕上げがこの講演会だそうだ。フジヤカメラは、相当なニコン愛の会社であるらしい。
そもそもニコンの銀塩カメラ史上、プロ向けではこれが最後となるだろうといわれたF6が出た際に、「すばらしき暴挙」とニコン開発陣を讃えた広告をフジヤカメラが出した。それに感動した後藤さんが、開発チームを連れてフジヤカメラを表敬訪問。その夜は盛大に呑んだそうだ。
なんか、カメラの世界って、本当に人情とかで繋がっているんだなぁ、と実感。銀塩カメラのよき時代をまったくしらない僕にとっては、ちょっとあこがれてしまう世界だ。
この写真は、NASAが宇宙に持っていった仕様のニコンF。特別モデルを見せてもらった。むちゃくちゃな人だかりが出来て、遠巻きに撮影するに留まった。
そしてこれは、後藤さんが愛用しているニコンF。
渋い、、、
でも、オリンパスOM-4を買ったものの(そういえばフジヤカメラで買った)、ポジフィルム2本分撮影して、現像とプリントに出したら5000円以上もしたので、「こりゃ無理だ!」とあきらめて売ってしまった(またもやフジヤカメラに売った。先日店頭チェックしたら、もう誰かが買ったらしい)。そんな僕には銀塩カメラの佳さは永遠にわからないと思う。
先日、ある雑誌の取材でご一緒したカメラマンさんは、銀塩派であった。
「銀塩カメラには、可視光線以外のものもちゃんと影響された絵が写っているわけですよ。けど、デジタルだと、目に見えるものとして認知されているものしか認識されない。記録されないわけですよ。それは、やっぱり絶対的な質が違うんです。」
と仰っていた。
僕にはその是非はわからない。銀塩はやれないからなぁ。でも、仰っている理屈はよーく理解できる。
農業に例えてみれば、有機肥料と化学肥料の関係だ。化学肥料は、科学的に植物に有用とわかっているものだけを合成して作られた肥料だ。しかし、自然界にはまだその効能がまったくわからない要素も多々ある。有機肥料はそうしたまだ効能がわからないものも一緒くたになっていることが多い。だから、結果として出てくる農産物の味には影響が出てくる(もちろん、場合によっては化学肥料で作った方が美味しいということもあるけどね)。そういう話だと理解している。
でも、写真は面白い。ぜひ可視光線以外も写せるデジタルカメラを切望したい。それよりまえに、もうちょっと軽いフルサイズ判のデジタル一眼レフカメラを出して欲しいとニコンには言いたい! 重いと萎えるよ。どうぞよろしくお願いいたします。
べつにまだ今年を〆る必要はないんだけど、食べものの話以外で今年をまとめるならば、表題の通り。これまでとは比べものにならないほど、写真に力を入れた年だった。
先日のカレンダー応募の際の一言欄の回答をみると、けっこうカメラの話に関心を持ってくれている人が多いようなので、大いに書かせてもらおうと思う。
ブログではあまり公にしてこなかったけど、いま、雑誌などの連載執筆を6本持っている。泣く子もだまる超定番料理雑誌である「NHKきょうの料理」、土井善晴さんの番組テキスト「おかずのクッキング」、柴田書店のプロ料理人向け「専門料理」、これは一般では手に入らないけど「健康保険」、家庭菜園家むけの「やさい畑」、肉業界向けの「ミートビジネス」。
このうち「専門料理」以外はすべて僕の撮った写真が使用されている。「健康保険」なんかは4ページ僕の写真ばかりの旅紀行ものだ。つまり、僕は職業カメラマンではないけれども「仕事でカメラを使う」という状況になってしまっている。大学生時代など、僕がこんなにカメラに夢中になるとは夢にも思っていなかったから、本当に不思議だ。「食べる」ということを人生の中心に据えていることで、新たな領域に足を踏み入れることが出来た。とても幸せなことだと思う。
それにしてもまだ手に入れて一年経ってないんだなぁ、とビックリしたことがある。それは、いまメインカメラとしているニコンのD700のことだ。昨年、会社の決算で利益が出たら自分へのご褒美としてカメラでも買おうと思っていたのに、メインシステムとしていたオリンパスからはいいカメラが発売されていなかった。
じゃあ他社のカメラか、と思ったとき、どうせなら35mmフルサイズ機が欲しいと思った。きっと今までと違う写真が撮れるという予感があったからだ。そうなると、昨年の段階ではキヤノンかニコンという選択肢しかない。でもキヤノンのカメラは偽装請負事件以降、資本主義の悪い見本となる会社だと思ったので一切買わないことにした。本音を言うと、キヤノンの5DMarkⅡはすごく欲しいカメラだった。しかも魅力的なレンズラインナップがある。けど、「日本の食は安すぎる」などの著作で「佳いものを選ぶ消費行動によって世界を変えよう」という呼びかけをしている僕が、他のものを選択する際に軸がぶれるのは佳くないと歯を食いしばって買わないことにした。
で、ニコンだ。正直いってニコンのカメラは触ったことがなかった。週アスの連載でお世話になっていた、僕のカメラの師匠である八木澤さんはニコンでシステムを組んでいたのでみていたけど、そう言うのをみればみるほど「俺は違うメーカーで」などと思っていたのだ。
しかし今年の1月時点では、フルサイズ機で僕に手が届くのはニコンD700以外に選択肢がなかった。だから正直なところ「好きになれなかったら、売ればいいかぁ」などという不遜な気持ちでD700を買った。レンズも特に気合いを入れず、単焦点でマニュアルフォーカスのカールツァイスのマクロプラナー50mmF2.0。
しかし、、、このフルサイズ機を手にしたことで、僕のカメラ人生は変わってしまったのである。
「な、なんだこのボケの大きさは!」
その時の衝撃はこのエントリにある。
■2009年01月18日 はい買いました 初めてのニコン D700 そしてレンズはカールツァイスのマクロ・プラナー50mmf2.0! 果たして今後の食い倒れ日記の写真環境がどんな展開になるのか、自分でもわからない!http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2009/01/d700_50mmf20.html
オリンパスのデジカメの規格であるフォーサーズ規格は、撮像センサーの大きさがフルサイズの約1/2だ。このため、同じ画角となるレンズを用いたとき、フルサイズよりもぼけにくくなる。それを識らなかった僕は、カメラの教則本などで「風景はF10くらいに絞って」などと書いてあるのをみて、フォーサーズ機でF10に絞っていた。それはフルサイズだとF14くらいになるので、明らかに絞りすぎなのだ!人物写真を撮る時もF5.6とかで撮っていたから、フルサイズ換算するとF9くらいの深い深い被写界深度になっていたはずだ。
僕は元々、料理写真でしばらく前に流行った、一点だけピントが合ってあとはボケボケになっているのが好きじゃなかった。ビシッと全体にピントあっててくれ!というのが好きなので、フォーサーズはその点では非常によいシステムだった。けど、それ以外の人物や風景を撮るときに、なんとなくもう少し味わいのある絵にしたいなあ、とも思っていたのだ。
それが、D700ではなんなく手に入った。僕はD700を手にして始めて、これまでの歴史のなかで磨かれてきたカメラの感覚を知るに至ったわけである。
その後、サブ機としてD90を買った。先日のサンフランシスコ訪問に持っていったのはD90である。悪くない。というか中級機としては異様に素晴らしいカメラだ。
でも、やっぱりフルサイズがいいと思ってしまうのであった。
さて、その一方で今年話題になったのがこいつだ。

オリンパスE-P1。先述のフォーサーズ機の弟分、マイクロフォーサーズ規格に乗っ取ったカメラだ。一眼レフ機の基本的な機構であるミラーを無くしたことで、眼で覗く光学ファインダーはなくなったが、その代わり大幅に筐体を小型化できた。

ご覧の通り、超・小型。しかもレンズは交換できる。パナソニックもこのマイクロフォーサーズ機を出している、というよりオリンパスよりも先行しておりもう三台も世に出している。レンズも魅力的なものを揃えているので、パナには感謝という感じだ。

E-P1の欠点は、オートフォーカス(AF)がコンパクトデジカメと同じ方式のため、遅い。一眼レフ機ならばバシバシとピントを合わせて撮影できるところが、ジーコ、ジーコとゆっくりとしか合わないため、鍋を振っているところなどはとりづらい。じゃあマニュアルでやれば、といっても、よほど経験を積まないと難しい。
けど、クリップオンストロボを併用して撮影すると、かなりの写真が撮れる。全くの初心者にはお勧めしないけど(やはり一眼レフ機のほうがお薦めできる)、一眼レフを使ってて嫌気がさしているひとには奨められる。と思ってたら最近、うちの嫁さんが「これいいわね」といって使い始めた。僕は一切使わないアートフィルター機能にご執心だ。やっぱ、世間一般的にはああいうのがいいのね、、、
ちなみに嫁さんに渡してしまったのはなぜかというと、、、
こいつが来たからである!
そう、E-P1にビューファインダー(EVF)を搭載した、E-P2である。さっそく入手してしまいました。やっぱりオリンパスはこの規格をつくった先駆者だし、ある意味、デジカメの歴史に残る流れを作った当事者ですからね。応援しなきゃね。
EVFもついたし、これでE-P1よりいい写真が撮れるか?といわれると、実はなんとも微妙。僕としては出てくる写真に変わりはないと思う。ただ、撮り方が変わることは間違いない。EVFは、上の写真のように、カメラ背面に向けるだけではなく、こんな風にも出来る。
斜めにもできるし、90度開いて真上からのぞき込むようにもできる。これで構えて街角で撮ると、たしかにあまり警戒されないのである。以下に例(笑)
ちなみに僕のブログは横幅が500ピクセルに設定しているので、横位置の写真だとおおはばに縮小することになってしまう。ので、E-P2を使うときには、縦横同じの正方形フォーマットで撮影することにしている。これが結構よいかんじだ。
あとはとにかくレンズラインナップを充実させて欲しいという感じだ。
オリンパスの担当者さんからも「このズームいかがですか?」と言われるのだけど、f値も暗いし、僕としては好きになれない。そうではなくて、単焦点でF2.0クラスの24mm相当の広角レンズと、60mm相当のマクロレンズを出して欲しい。それさえあればかなりカバーできるのだ。
さて、それはともかく年の瀬になって、もう一台新しいカメラを手にしている。
こいつです! そう、リコーのレンズユニット交換式カメラ、GXR。
これは買ったのではなくて、新年明けて第二週目くらいの週アスで掲載するテストレポート用だ。プロカメラマンの阿部さんに先日お会いした際に「いいよ、これ!」と教えてもらったやつである。その時も実にいいよなぁ、と思ったのだけど、実際に使ってみて、かなりワクワクしてしまった。
手が写ってないからわからないかも知れないけど、これ、実に小さいのですよ。なのに、このレンズユニットはフォーサーズ規格より大きい、APS-Cサイズの撮像センサーを持っている50mm相当のF2.5レンズだ。すげー明るくて高画質。
ストロボ無しのISO400くらいで、けっこうちゃんと撮れてしまう。
うーんこれはかなりいいですよ。しかもですね、ショッキングなことに、操作には慣れているはずのE-P2よりもこちらの方が操作しやすい。ユーザーインターフェースの設計が優秀だ。
ちょっと、買ってしまおうかと食指が動いてしまった。けど、結局ふみとどまっている。それはなぜかというと、このA12という単焦点レンズユニット以外にもうひとつ出ている、24-72mm相当のズームユニットが、あまり好きになれない。
まあ要するにリコーのGR-DシリーズやGXシリーズと同じ写真になるわけですよ。残念だけどぼくは初代GR-Dでかなりがっくしきてしまったので、これじゃあなぁ、、、と思ってしまうのである。だから、リコーさんにも同じようにレンズの充実をお願いしたいところだ。
ということで、また続きます。
新宿ヨドバシカメラに行くと、以前は秋葉店にいたA君がカメラ売り場に販売員として立っている。もちろん、オリンパスのブースの前が彼の定位置だ。カメラマンでもある彼は撮影の仕事とヨドバシの仕事をこなして、嫁さんの故郷であるバリ島と日本を行ったり来たりしている。
バリでE-P2で撮ってきたという写真をみせてもらって驚いた。ものすごいシャープだし、色再現もいい。うっそー なんでこんな風に撮れる?と思ったら、レンズが違った。
「キットレンズのオリンパスのものより、今の時点ではパナソニックのレンズのほうがシャープですね。パナのGH-1やGF-1に着いている14-45mmというレンズなんですけど、ごく平凡でF値も暗いレンズですけど、これがイイ!第一、AFの早さがオリンパスのものより早いんです。」
うわっ! ぐらっと来た! オリンパスはとにかくズームレンズのいいのを早いトコ出してくれないとダメだ。今年中に広角の9-18mm、そして高倍率ズームの14-150mmに期待したい。
それにしてもE-P2はブラックボディが今ひとつ気にくわなかったので、いま流行の「貼り皮」を買った。クロコダイル・レッドという色だ。早速貼ってみたがいかがだろうか。結構セクシーな仕上がりになったんじゃなかろうか。
上記写真に着けているレンズは、マイクロフォーサーズ規格のレンズではなくて、フォーサーズ規格のレンズだ。25mmF2.8。フルサイズ換算で標準レンズの50mmとなる、非常に使いやすく画質もよいレンズ。しかもパンケーキレンズで小さい。Mフォーサーズ機に着けるとアダプター経由で装着しているので大柄になっちゃうけど、それでも現時点ではこのレンズ以外の選択肢がない感じだ。本音を言うとパナの20mmF1.7をすごーく使いたいのだけど、、、ちょっと投資額がかさみすぎてきているから我慢。
このレンズを着けて歩くと非常にいい感じで撮れる。
アートフィルター「ジオラマ」で撮影。こういう、遠近感が凝縮された写真にジオラマフィルターを使うと非常に決まる感じだ。
うん、やっぱりこのレンズとのマッチングがいいのかな。
それと、仕上がり効果をi-Finishにするのがこのカメラを楽しく使うコツかもしれない。今日は、そのi-Finishの設定をいじって、シャープネスを一段高くした。
深川は牡丹町の公園には、その名の通り牡丹が一杯植えられている一角がある。開花期にはクラシックカメラを持ったおじさんたちがずらっと三脚を拡げて撮りに来るスポットだ。
この寒波の中、牡丹はすでに若芽を萌芽していた。
このすさまじい寒波による低温に感応したんだろうか、もう、春の準備を始めている。
帰って、熊本のキエツさんが送ってくれた馬のスジ肉を圧力鍋で炊いて凍らせておいたのを解凍。大根、セロリ、玉ねぎ、にんじんと煮て、一つの鍋にはドミグラスソースでハヤシライスに、もう一つの鍋はカレーにした。カレー&ハヤシのあいがけ。しかも馬スジ肉。アキレス腱とか入っててぷるんぷるん。最高に旨かった。
嫁さんからもらったクリスマスプレゼントは、立派な木製のフォトフレーム。けっこうデカイ。いままでプリントしておいた僕の写真の中から数枚を額装してくれた。
実は、自分の写真を額に入れるのは初めてだ! くすぐったいような気分。でもとても嬉しい。自分の家の中に自分が撮った写真を飾れるなんて、嬉しい。
さて
明日は土佐あかうしを食べる会を開催する。早く寝ようか。
愛媛から帰ってきました。今月・来月は出張がゴガガガッと入っているので、もうこれ以上の仕事は無理。申し訳ありませんがこれから、メールや電話などのレスポンスが如実に悪くなりますので、ご了承くださいませ。以上、業務連絡。
最近、ブログ読んでくれている人と会うと、よくきかれることがある。
「この頃アップしてる写真て、E-P2で撮ってるんですよね?」
そうか、カメラの話題が出た後は、そのカメラに切り替えたと受けとめる人が多いんだな。
えー
現在、メインのカメラはニコンのD700です。E-P1は、写真撮影を想定していない出張時や、スナップ写真用という位置づけで使ってます。先日、オリンパスの人とお話しする機会があったんだけど、赤皮を貼った僕のE-P1を見て「こんな色遣い初めて見た」と驚いておられた。しかも、着けているレンズがフォーサーズ用の25mmf2.8なのをみてさらに「渋い選択です」と。ちょっと嬉しくなっちゃった(笑)
さて
コンパクトデジカメを使ってきたけど、もうちょっといい画質で撮影したくなったという人は多いだろう。そういう相談をよく受ける。その際に「最近やまけんが採り上げてるE-P1とかE-P2っていいんでしょ?」と訊かれることも多い。背面液晶を見てフレーミングして撮影するなど、コンデジとの共通点が多いから、親しみ深いのだろう。
個人的には、そうしたミラーレス機と呼ばれる新興勢力もいいのだけど、総合的にはデジタル一眼レフがいいんじゃないの?と思う。だって、歴史の長さが違う!ミラーレス機はまだ数台しか出てきていないこれからの文化であるのに対して、一眼レフは銀塩カメラ時代から連綿と続いてきた歴史のなかで磨き抜かれている。正直、どの会社の入門機を買っても満足出来るはずだと思う。
ちなみにデジタル一眼レフだったら何がいいの?という問いには、こう答えている。
「周りに教えてくれる人がいるなら、その人が持ってるのと同じメーカーの入門機がいいんじゃないかな」
彼氏でも彼女でも家族でも友人でもいいんだけど、カメラ始めるなら師匠が居た方がいい。マニュアル見て操作を覚えるよりも、実際に撮影しているのを見た方がすぐに習得できる。その場合、操作体系が同じカメラを持っていた方がいいに決まっている。だから、すぐには別れない相手(笑)を探して、その人のカメラのメーカーの入門機を買えば、間違いはないだろう。その方が、レンズも貸してもらえるしね。
でも、デジタル一眼レフはミラーレス機より大きいし、オリンパスかパナソニックのミラーレス機を買いたいという人もいるだろう。現状では、「もすこし待て」という感じだ 。
E-P1とE-P2は趣味性の高いカメラだ。高級感のあるボディで所有欲も満たされる。画質も、フォーサーズ機のフラッグシップであるE-3よりも佳いと思う。けれども、価格も含め、コンパクトデジカメからのステップアップ組にすぐさま薦められるわけではない。
おりしも本日のカメラ系ニュースを見たら、海外のオリンパスWebサイトで新製品らしきティザー広告が出始めたそうだ。どうやらPENシリーズの新製品がまたもや出るようで、デジカメWatchの記事には「内蔵フラッシュがついている可能性もある」というようなことが書いてある。あーそれ、いいなぁ、と思う。だからオリのカメラを欲しいなと思う人は少し待ってもいいかもしれない。
現状で、コンデジからのステップアップ組に薦められるマイクロフォーサーズ機は、パナソニックのGF-1だ。なにせ、パナレンズとの組み合わせでは絶対的にフォーカスが速い。PENシリーズは基本的に静物向けと割り切った方がいい。
で、フラッシュの話だ。PENシリーズには内蔵フラッシュのあるモデルがまだない。だから、光をまとわせたかったら、どうしても外部ストロボをつけなければならない。クリップオンストロボでもいいけれども、そうではなくて半逆光を作ると綺麗に写る。
そうやって撮影した料理の写真を今出てる週刊アスキーに掲載している。けど、みたらすっげーちいさくなっていたので、ここに掲載。
東京バルバリの小池君に頼んで作ってもらったものだ。乳飲み小鳩のロースト!
ちょっとオーバー気味になってしまった(ゴメン)。けど、ストロボ利用の雰囲気は出てるかな。
やっぱりストロボのワイヤレスコントロールができると、グンと幅が拡がるのに、と思うわけだ。オリンパスの次機種に期待!
忙しい、といっている割に、先週の日曜日だけは嫁さんを拝み倒して横浜のカメライベントであるCP+に行った。好きなもののイベントだと、疲れていても行く気になってしまう。なにせ今回は、ペンタックスの中判デジタルである645Dも実機が出ているそうだし、ワクワクである。
まずは、カメラグランプリの審査員でもあられる阿部秀之先生が熱弁をふるっておられるニコンブースへ。
阿部先生のお話は本当にわかりやすく、そして痛快だ!
・デジカメの製品サイクルは早過ぎると批判されるが、デジタル部分の進歩が早すぎるから、2年たつと全く違うものになってしまうからである。銀塩写真時代はフィルムの新製品が出たら画質が変わった。今はフィルムでなくデジタル部分の出来で画質が変わるのだ。
・ニコンの最近のモデル(D3以降)に搭載されているAF、ホワイトバランス、画像処理エンジンであるエクスピードの出来は素晴らしい!オートで撮影した方がいい結果が出る場合もあるくらい。
・アクティブDライティングによる暗部補正はお見事。常時使った方がいい。
・レンズ交換式カメラを買ったなら、レンズを買えてみなけりゃ意味がない。F値が2.8以下の大口径レンズの世界にチャレンジして欲しい。
というような内容で、観客も多く、笑いも交えながら楽しんでいた。僕としては3Dトラッキングという、一度フォーカスを合わせたものをずっと追尾してくれる機能が、マクロ撮影などの時にも使えるよというのが驚き。さっそく設定を変えてみた。
終了後、お疲れだろうに、携帯電話にかけてくださった。
「やまけん君、リコーの開発者さんを紹介したいから一緒に行こうよ!」
そう、リコーのあのレンズユニット着脱式カメラであるGXRを統括している方にお引き合わせいただけるというのだ!
じゃーん!
左が湯浅さん、右が藤森さんだ。
「先日は週刊アスキーでレビューしていただいてありがとうございました、こうしたらいい、とかいうことがあればどんどん言ってくださいね」
と仰っていただいたので、遠慮無く注文をつけさせていただいたのである。まず最初にいっておくと、このGXRに50mmF2.5マクロレンズであるA12ユニットを装着すると、もの凄い画質になる。
週アスに掲載したのはほんの小さい画像になっちゃったので、ここに再掲。
東京バルバリの小池シェフに作ってもらった、野鳩のラーメン(!)である。
メーカー名 : RICOH
機種 : GXR
露出時間 : 1/200秒
レンズF値 : F8.0
ISO感度 : 200
開放F値 : F2.4
みよこのギリッとした引き締まったピント部とボケの対比。ちなみに外付けのストロボを焚いています。これでブツ撮りできちゃうよー という感じ。
しかしながらですね、僕がいつも使っている、ワイヤレスで外部ストロボを発光させる仕組みがないのですよ。だから、ストロボのコントロールにはかなり苦労しました。ニコンやオリンパスのワイヤレスストロボコントロール機能があれば、カメラが被写体と発光量の測定をして、適切な明るさを照射してくれる。もちろんディフューザーとかをつけているから光の量が足りなくなったりするので、その時は少し強目に設定し直す。でも、これが非常に楽にできる。
それが、一からマニュアルでやらなければならないということになると、このGXRだと厳しい。なぜならA12ユニットは暗所でのAFがもの凄く遅い。テスト撮影するだけですごく時間がかかるのだ。なので、TTL調光できて、それをストロボに伝達する仕組みがあれば、初心者でもライティングを行うことが出来る。
そうすれば、コンパクトデジカメでも全くこれまでと違った写真の世界が拡がるはずなんだけど。そう言うお話しをさせていただいた。
これは今度出る、APS-Cサイズの撮像センサーを持つ単焦点28mmユニット。おそらく画質は無茶苦茶よいでしょう。
こちらは開発中だそうだけど、28-300mmの高倍率ズームユニット。こっちの撮像センサーはGR-Dと同じコンパクトデジカメサイズだ。うーん、それじゃぁ画質は期待できないんじゃないか、とつぶやいたら、「いえいえ これの原型となったCX3の写真をご覧下さい。」とおっしゃる。
壁面一杯に引き伸ばされた巨大なバラの花のプリント。え?これ、コンパクトデジカメで撮ったの?

うーん、ちと驚きました。もちろん最良の条件で撮っているのだろうけど、、、
というように、リコーのGXRシリーズはやっぱり見逃せない、と思った。個人的には、仕事で使う写真の焦点域は24mm、35mm、50mm、70mm程度だ。すでに50mmはあるので、その他の単焦点ユニットが出たら完璧だと思う。それにワイヤレスストロボのシステムが着いてくれれば、、、バッチリだな。純正ストロボを作るのは大変だろうから、ストロボメーカーのサンパックやニッシンと組んで出してみるとか、できないだろうか?
さてその後はオリンパスブースへ。マイクロフォーサーズの快進撃で大賑わいの大ブースになっていた。
レンズバーという、いろんなメーカーの古いレンズをアダプタ経由で着けさせてくれるサービスがあって、これをやりたかったんだけど、満員。残念!
で、目を引いたのがこの水中ハウジング商品だ。
これはよくできてる!中に入るのは、先日発売されたばかりのE-PL1。
これ、とてもよくできていて、内蔵ストロボの光を、ハウジング上部に装着した外部ストロボに光ファイバーでつなぎ、同調発光させられるようにしているという。なるほどぉ!
もしかすると水中撮影の世界でもマイクロフォーサーズはいいとこいくかもしれない。安価で至れり尽くせりのシステムになりつつあると感じた。まあ、俺はやらないけどね(笑)。行きつけのコーヒー自家焙煎屋であるピコの田那辺マスターがやりそうである。
さて今回一番、可能性を感じたのが、LEDを使ったライトパネル。いろんなメーカーが商品を展示していたけど、コメットとライトパネルズの商品がよかった!
http://www.bogenimaging.jp/Jahia/site/bijp/cache/off/lang/ja/pid/20536
暗がりでライトパネルを発光させて、E-P1を撮影。うむ、これくらいの大きさのものなら十分にライティングができるな。
問題は、料理を撮影するときの照射範囲だ。うーん これ、試用してみないと怖くて買えないなぁ、、、ディフューザーを使ったらもっと拡散光になるのかなぁ、それとも使えないほどの暗さになっちゃうのかなぁ、、、
など、など。会場を歩いていたら、dancyu記事でお世話になっており名取カメラマンがいらっしゃったり、実り多い一日でした。いい骨休みになりました、、、
