僕が所属している食生活ジャーナリストの会(略称JFJ)という団体がある。
■食生活ジャーナリストの会のWeb
http://www.jfj-net.com
読んで字のごとく、食に関するジャーナリストとして活動している方々が集まる会で、現在150人程度が参加している老舗の会だ。僕もはっきりとジャーナリストといえる立場ではないと思うが、末席に参加させて頂いている。
で、この会が毎年行うシンポジウムがあるのだが、なんと今年は僕がコーディネータ(進行役?)を務めることになってしまった。
テーマはズバリ 「食育」 である。
食生活ジャーナリストの会(JFJ) 第15回公開シンポジウムのご案内
テーマ: 『何から始める?「食育」』
~食生活ジャーナリストの取り組みと今後の展望~
2006年2月2日(木)14時~
文京シビックセンター・小ホール【企画の趣旨】
「食育基本法」が2005年7月15日に施行されました。
戦後60年、「食」は大きく変遷しました。戦後まもなくは「乏しい食事」を米の品種改良、増産を通じて「豊かな食事」へと国民こぞって努力した時代でした。
その後、高度成長期を経て、「豊かすぎる食事」の時代へ。しかし、高度成長社会は多くの「食」の問題を抱えていました。核家族、企業戦士の父親、女性の社会進出、カギっ子……。
これらの現象は、いまに至って国民の健康阻害による医療費の増大、家庭の食事の乱れからくる子供たちの成長への影響など、さまざまな問題を引き起こしました。さらに近年、BSEをはじめとする「食の安全」に大きな関心が集まりました。一方で、食生活の乱れを食い止め、健全な「食」とは何かを求める動きが活発になり、「食育」という言葉が解説なしでマスコミに出るようになるまで、そう時間はかかりませんでした。最近は、食に携わる企業も「食育」に大きな関心を寄せています。私たち食生活ジャーナリストの会も「食育」をどう捉え、それぞれの媒体でどう発信していくか、真剣に取り組んでいかなければなりません。
ジャーナリストとして、次代へ「食の大切さ」を言葉として、文字として、映像としてバトンタッチしていかなければなりません。まず、「何から始めるか」という多くの疑問への一つのヒントとして、私たちの体験を通して、「食育の実態とこれから」をシンポジウムの中で語りかけていきたいと思います。どうか皆様、シンポジウムへお出かけくださいますよう、心からお願い申し上げます。
主催/食生活ジャーナリストの会
ということである。
ご存じと思うがこの国では「食育基本法」という法律が成立している。食に関する教育を推進するこの法律ができたと言うことは、ひっくり返してみると、
「もはや家庭や社会環境の中で、食に関する正しい知識や常識が自然に伝達されるということが期待できない」
という認識があるということだ。事実、様々な社会調査が、昭和~平成への変遷の中での食を巡る環境の激変と、家庭での伝統的日本型食生活の崩壊を裏付けている。
で、
どのような食育を行うことが有効なのか、という議論は、実はこれからのテーマである。
食育というキーワードがガンガンと飛び交う中、その食育の方向性をどのようにしていけばいいのかという方向付けは非常に難しい。
一方、食生活ジャーナリストの会に参加している多くの会員が、仕事の中で食育関連の報道をしたり、自ら講義や啓蒙活動を行ったりしている。そうした、いわばこの流れをずっと主体的に関わりながらウォッチしてきた立場から「今後どうすべきか」を考えていく。
そんなシンポジウムにしたいと思っている(私見ですけどね)。
さて僕がコーディネートするのは、とんでもない業界の重鎮の方ばかりである。
■パネラーの皆さん阿部裕吉さん(学校食事研究会事務局長・学校給食の立場から)
砂田登志子さん(食生活・健康ジャーナリスト・食育推進会議専門委員・食育の先駆的実践の中から分かったこと)
福士千恵子さん(読売新聞東京本社生活情報部次長・食育推進会議委員・新聞、一般メディアの取り組みから)
宮川博美さん(家の光協会「家の光」編集部取材グループCデスク・雑誌と文化活動の取り組み)
どの方も、検索エンジンで調べればかなり様々な活躍をみることができる方々だ。
さてこんな人達のお話しを、僕ごときがどうまとめればいいんだろうか、かなり苦しい思いである。
また、各地で食育に取り組む方々の発表等も、可能な限り紹介できればと思っている。
ということで、
2月2日 14時~
ぜひ空けて、文京シビックセンター・小ホールにご参集いただきたいと思います。
ご参加希望者は、下記から企画書をダウンロードの上、FAXかメールにて事務局までご連絡をくださいませ!
ご参加の方には、非常に珍しい 私のスーツ姿を見ることができますよ、、、って全然嬉しくないか。
よろしくお願いします!
11日付けで告知した、私がコーディネータを務める食育関連のシンポジウム、まだまだ席があります。平日開催だからかもしれませんが、もっと多くの人に観ていただきたい状況。
ぜひぜひご参加よろしくです。
しかし本当にイベント続きだなぁ、、、
しかもこの後、唯我独尊のカレー3種セット と なんばんの粕漬けの販売が控えて居るんですよ、、、
みなさんお財布の中身、少し残しておいて下さい、、、
毎月恒例で実施している銀座 食学塾 (私が事務局を務める「就農塾」および「食材塾」とは別の組織です)ですが、いよいよ次回2月14日、重要なテーマが採り上げられます。
日本の食品の安全性を評価する専門機関である、内閣府の「食品安全委員会」の事務局 リスクコミュニケーション官である西郷さんをお呼びしての会だ。そして、お話しの聞き役というか、コミュニケータを私が務めさせて頂くこととなった。食品安全委員会は、いわば「本丸」だ。時期的にも米国産牛の禁輸問題が再燃しており、なかなかに興味深い会になるだろうと思う。
ただし、エキサイティングになるであろうBSE問題にこだわらず、同委員会がどのように機能しているのか、安全性の評価とはどんなものなのか、ということに焦点をあてる会にしたい。
最近どうも誤読されているようだが、食品安全委員会が「米国産牛を容認した」という論調が多いが、同委員会の報告書を読んでみれば、そう単純に言い切れる物ではないとわかるはずだ。報告書には、「米国・カナダに関するデータの質・量ともに不明な点が多い」ということが前提となっている。それでも結論を急がれているため、「管理措置の遵守を前提に評価」した結果としては、リスクの差は日本と比べあまり大きくないと言っているのである。そして、「これらの前提の確認はリスク管理機関の責任であり、前提が守られなければ、評価結果は異なったものになる。」としている。
そして先日、SRMの除去がされていない肉が見つかって大変な騒ぎになっているが、これに関しても
「SRM 除去については、米国及びカナダにおけると畜場での監視の実態が不明であり、リスク管理機関による安全担保についてもその実効性に疑問が残る。特にせき髄片の牛肉等への混入は、その確率は低くとも、起きた場合にはリスクの要因になり得る。そのような場合には、SRM 除去に関しては、米国・カナダの牛に由来する牛肉等のリスクが日本のものと同等かどうかは不明である。そのため、せき髄除去の監視体制の強化を図る必要がある」(原文ママ)
と、極めてまっとうなことを報告書として提出しているのである。
関心のある方は下記で全文をお読み頂きたい。
●米国及びカナダ産牛肉等に係る食品健康影響評価
http://www.fsc.go.jp/sonota/bse1601.html
ということで、この食品安全委員会が日頃どんな活動をしているのかを知るいい機会だ。まだ参加枠はあるそうなので、関心のある人は申し込みをどうぞ。でも、BSE問題だけについて話をうかがうわけではありませんので、そこんとこ、よろしくお願いします。
『銀座 食学塾』
【テーマ】 『もっと安全なモノが食べたい!』
―― 食の安全、常識と非常識 ――
第9回銀座食学塾は、講師に内閣府食品安全委員会事務局リスクコミュニケーショ
ン官西郷正道氏をお迎えして開催します。最近のアメリカ牛肉の輸入再開、中国産野菜の残留農薬、畜産や水産で使われる抗生物質などなど、広く「食の安全について」議論していきたいと思います。
司会は、ブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」で今話題の山本謙治氏にお願いします。
【開催日】 平成18年 2月 14日(火)
シンポジウム 19:00~20:30
交流会 20:45~22:00
【参加費】 シンポジウム 一般 1,000円 学生 500円
交流会 一般 3,000円 学生 1,000円
【会場】 シンポジウム : 畜産会館 (紙パルプ会館向い側)
交流会 : 紙パルプ会館1階 ラウンジパピエ
(〒104-8193東京都中央区銀座3-9-11)
銀座線「銀座」駅より徒歩2分(A12の出口)
(お問合せ): TEL03-3584-8111(代表)
(アクセス): http://www.kamipa-kaikan.co.jp/ )
~プログラム~
第1部シンポジウム 『自分の身体は自分で守ろう!』
―― 食の安全を考える ――
講師 : 西郷正道氏 内閣府食品安全委員会事務局 リスクコミュニケーション官
昭和54年3月筑波大学第二学群生物学類 卒業
昭和55年4月農林水産省 入省(東京肥飼料検査所)
昭和61年10月農林水産省農蚕園芸局肥料機械課管理登録係長
平成2年4月外務省在インド日本国大使館一等書記官
平成3年4月 農林水産省農林水産技術会議事務局国際研究課課長補佐
平成5年6月農林水産省農蚕園芸局農産課課長補佐(環境保全型農業対策室)
平成11年4月 農林水産省農産園芸局肥料機械課課長補佐(総括)
平成13年1月 農林水産省大臣官房企画評価課環境対策室長
平成15年7月内閣府食品安全委員会事務局リスクコミュニケーション官
平成5年から平成12年の間、OECD農業委・環境政策委員会合同作業部会副議長
司会(聞き手) : 山本謙治 株式会社グッドテーブルズ 代表取締役社長
1997年慶応義塾大学院 政策・メディア研究科修士課程卒業。
卒業後、株式会社野村総合研究所に入社、ECビジネスのリサーチ・コンサルティング
業務に従事。
2000年5月ワイズシステム株式会社入社、青果物B2B部門の立ち上げ後、産地の商品企
画・開発、マーケティングコンサルティングを実施。
2004年5月株式会社グッドテーブルズ設立 代表取締役就任。
主に、農産物商品の商品企画・開発・販売、農産物のマーケティング・調査全般、農
産物生産・流通に関する情報化コンサルティング全般、トレーサビリティシステムの
企画・開発・運用を行っている。
第2部 交流会
今回は、湘南で養豚業を営む宮治氏が自慢の豚肉を会場で炭火で焼いてご馳走してく
れる企画を用意してます。ご期待ください!
【定員】 70名
【主催】 『銀座 食学塾』
【協力】 『未来塾21』
『新世代の会』
『日本オーガニックネットワーク』
【お申し込み方法】
以下の内容をご記入の上、メールまたはファクスでお申し込みください。
お申し込みは、2月10日までにお願いいたします。
●お申し込み先 Email: shokugaku@aguri-tokyo.co.jp
FAX 03-5540-4118 TEL03-5540-4117
ファックス番号 03-5540-4118
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・切り取り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第9回『銀座 食学塾』参加申し込み書
◎第1部 シンポジウム ( 参加 ・ 不参加 )
◎第2部 試食会&交流会 ( 参加 ・ 不参加 )
1. 氏名
2. 所属(会社名等)
3.TEL&FAX
4.メールアドレス
5.紹介者(所属ML等)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【お問合せ】
『銀座食学塾』事務局 有限会社アグリクリエイト(内)
高安和夫
TEL:03-5540-4117 FAX:03-5540-4118
E-mail: takayasu@aguri-tokyo.co.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
古くからのこのブログの読者さんはご存じの通り、僕は健康を保つためにいくつかのことをしています。ひとつは筋トレで、とにかく筋肉を増やして基礎代謝量を上げて、食べたものを少しでも多く消費する、いわゆる「燃費の悪い」身体を作ること。近くのジムに通って、せっせこトレーニングしてます。
もう一つはヨガです。実は僕は大学生の頃(っていったら15年前くらいか!ひええ)からヨガやってるんですねぇ。といっても、最近流行ってるパワーなんとかヨガとかそういうんじゃないですよ。ハタヨガという、ベーシックなものと、プラナヤーマという呼吸法を中心に行うクラスに通ってます。ものすごいクラスで、準備運動に腕立て・腹筋・スクワットをダラダラを汗を流すほどやってから、内蔵に強烈な刺激の入るアーサナ(ポーズね)をとって呼吸と意識を集中するというのを1時間半程度やるわけです。トレーニングでは鍛えられない身体の内側、内臓や意識レベルの鍛錬ですね。といっても全然鍛錬できてないんですが。
昔も書いたと思いますが、食品添加物とか農薬とかの不安を叫ぶ人が多いのですが、現代社会ではそれらを全くとらないで生活することが非常に難しい。だから、可能な限り採らない努力をしながら、あとは自分の身体の免疫力や自浄能力を上げることで対応していかなければならないと思っています。僕にとってヨガはその一つの手段です。
最近になって「デトックス」という言葉で、毒素の排出という考え方が出てきたようですが、そういう発想は中国やインドを中心とする医学体系の中では当然というかなんというか、、、なので、そういう新しいキーワードもいいけど、昔から続いている体系を勉強したほうが結局近道と思うわけでした。
さて
で、私のヨガの先生である紙屋まさみさんの先生が、インドのビハール・スクール・オブ・ヨガから来日してセミナーをしてくださることになりました。って、確か昨年も告知しましたね。一昨年から数えて3回目になるわけですが、おそらく今回のセミナーが一区切りとなります。
■第4回BSY世界ツアー講演
「本物のヨーガ プラティヤハーラ瞑想 ”アンタールマウナ” その理論と実践」
4月8(土),9(日)
昨年同様、インド大使館後援の由緒正しき本物のヨガのセミナーです。今回はアンタールマウナという瞑想法です。詳細は僕も理解できていませんのでチラシをご覧下さいませ。昨年はヨガ中級以上の人が対象だったのだけど、今年は初心者でも大丈夫。なのに、すごい奥義を教えてくださるそうです。ドキドキですな。
ということでご関心の方は上記リンクからお申し込みどうぞ。早くしないと昨年同様、すぐ一杯になっちゃうと思いますので、、、
5月11日若干修正を入れました
昨年旗揚げを行った、農業への就職を希望する人向けの塾である「就農塾」は、第一期を好評のうちに終えることができた。
その後、稲、野菜、果樹、流通・マーケティングの講師達と第一期受講生たちと語らううち、やはり第二期もやっていこう!ということになったのである。ということで、第二期就農塾を開講します。
■就農塾Webサイト
http://www.shunoujuku.jp/
右目ニュー「はじめに」をクリックすると、どのような内容を講義するかをみることができます。
また、昨年度の講義の抄録版をPDFでアップしました。実際の講義はもっと密度濃くやっているのですが、プレビュー版の資料と思って頂ければと思います。
注)昨日の段階では前・後編だけしか書いてませんでしたが、実際は前・中・後編です。失礼致しました。
ちなみに第二期は前・中・後編に分けます。「前」は入門者編ということで、第一期に講義した内容をすこし圧縮して、期間的にも短く受講しやすくしました。こちらは、通期で受講して頂くことになります。限定30名。6月21日(水曜日)開講。毎週水曜日です。今期は、スタート時間を19:30にします。一回2時間。「中」の中級編は、レギュラー講師による専門的な講義となります。
そして「後」は、就農塾レギュラー講師以外の、全国の第一線にいる篤農家、種苗育成者(ブリーダー)、そして畜産生産者さんなど、我々自身が話をききたい人達を招いて講義をして頂くというスタイルをとります。こちらは、講義ごとに一般の方も参加可能にします。具体的な内容はまだ未確定、決まり次第告知します。
会場は、縁あって池袋コミュニティカレッジとなりました。池袋西武内にありますから、駅から外に出ることなく会場に入ることができます。ただし自主的な講義ですので、諸般の問い合わせは就農塾にしていただくことになります。詳しくは上に示しました就農塾Webをご参照のこと。
ちなみに昨年中の講義の様子です。
若い人ばかりでしょう?
それはそうだ昨年は40歳までのかたに来て頂きましたので。
でも今年は年齢制限等を設けません。
農業に就職したい人、という部分も緩和します。
やはり、就農はしないけど農業に関心があるという人が多いということがあるので、門戸を開きたいと思います。ちなみに昨年、蓋を開けてみれば、多かったのは農業ビジネスをしたいという人達でした。
ということで
周りにこういうことにご関心を持っている方がいらっしゃったら、ぜひ教えて上げて下さいね!
※申し込み連絡先、書き忘れていました(汗) 追加しましたのでご覧下さい。
今年初頭に、ぼんぼり京橋店(現 東京バルバリ)にて開催した食材塾を覚えておられるだろうか。
この、参加者全員が大根ヅケになった企画の第二弾を、茄子で行いたいと思う。
ここんとこ僕の処に集まってきた茄子達を、ぜひ皆さんにも味わって欲しいという思いから、ちょっと時期的には合わないものもあるのだけど、なんとか集めたいと思う。
時間はまだ未定ですが14時くらいからの予定。
茄子に関心のある料理関係者さんなど、ぜひおいで下さいませ!
■概要
実施日時:8月6日 午後(時間未定)
実施場所:アルキメーデ
テーマ案:ナス 6~8品種を生/揚げ/焼き(一部、蒸/漬)でテイスティング
定員:18名
会費:8,000円
■内容
茄子の解説と品種説明
食味監査
休憩
試食会(シェフによる簡単な茄子料理の試食)
講評会
■当日試食する品種(仮)
・丸茄子
賀茂茄子(京都)
長岡巾着茄子(新潟)
・小ナス
梨茄子(新潟)
丸小茄子(山形)
・中茄子
千両(岡山)
・米茄子
米茄子(大阪)
・水茄子
泉州水茄子(大阪)
他2種程度
お問い合わせ、申し込みは下記↓をクリックしてください。
申し込み・問い合わせは田中あて(chihiro@goodtables.jp)まで、メールにてお願い致します。
申し込みメールには、
お名前
メールアドレス
ご職業
ご参加に際して一言
をお書き下さいネ!
前回は28人ご参集頂いたんですが、今回は会場都合で18名程度です。抽選になる可能性もありますので、ご了承下さいませ!
東京駅八重洲南口の真ん前の八重洲ブックセンターにて、こんな掲示が出ている。
お恥ずかしいけど、一人も集まらなかったら寂しいので告知させてください。
ビジネスパーソンを応援する 八重洲ブックセンター特別講座山本謙治先生講演会
「日本の食と農が直面する危機」
-トレーサビリティの彼方へ&食い倒れ日記-【日 時】 2006年9月21日(木) 18:30~20:30予定(開場:18:00)
【場 所】 八重洲ブックセンター本店 8Fギャラリー
募集人員:100名(申込先着順)申込方法:1階レファレンスコーナーにて承ります。 お電話のお申込みも承ります。(03-3281-7797)
参 加 費 :無料
※定員になり次第、締め切らせて頂きます。
山本謙治「先生」は本当にお恥ずかしいのですが、、、
今まで、農業関連の世界では講演をたくさんしてきているのだけど、一般の人向けの講演はよく考えてみたらこれが初めてかもしれない!?
トレーサビリティに関する本の出版記念イベントでもあるのだけど、内容的にはそれじゃ面白くないと思うので、日本の農と食の現状という、まじめな話から始まりつつ、後半は食い倒れ日記的なお話をしていくという流れにして行きたいと思います。
ので、お時間のある方はぜひ。本を買っていただいた方にはもちろんサインもさせていただきますよ~
今週の木曜日18:30~、東京駅前の八重洲ブックセンターにて、先頃出た本の出版記念講演をすることになっているというのは先週告知したとおりだ。
ちなみに八重洲ブックセンターのWebのイベント情報を観ると、僕の講演の後日にはなんと山本一力先生(たしか深川近辺に住んでいらっしゃるはずだ。いつかお見かけしたいものだ)が講演をされる。そっちのほうはなんも告知しなくても満杯になるんだろうけど、僕のミニ講演なんざ、おそらく定員に全然満たない状態だとおもう。
しかし、八重洲ブックセンターの関係者の皆様も、そして出版社のミソノ氏、デザイナーのワダ氏、みな頑張ってくださっている!これに報いるためにも、ぜひ恥ずかしくない人数にきていただきたい、と思うのだ!
そこで、、、
ニンジンをぶら下げたいと思います。

ご来場いただいた皆様には、わたしやまけんが世界一旨い!と思っている焼き肉のタレ「とむらのタレ」の特選・小瓶を、少なくとも30名の方にプレゼントします!
これは、宮崎県日南市にある、地元の超有名店・焼き肉のとむらのスペシャルダレだ。こないだ週刊アスキーの取材で宮崎編をやったときに、とむらの社長さんが「まあ、東京の人に配ってくださいよ!」と段ボール7ケース、本数にして150本ほどの焼き肉のタレ&ドレッシングをくれたのだ(笑)
以来、アルキメーデオフ会等で配っているのだが、絶賛の嵐である。この焼き肉ダレ、肉の旨さとか関係なく、タレの旨さで肉が食えてしまうというもので、つまり「素材の旨さを活かす」とかそういう軟弱な話は一切なしのストロングダレなのだ!(笑)
これを大放出したい。人数が多かったら抽選です。僕と会場じゃんけんで決めましょう。
ということで、「おお!焼き肉のタレのために行こう!」という方、いますぐ八重洲ブックセンターに申し込みを。
ビジネスパーソンを応援する 八重洲ブックセンター特別講座
山本謙治先生講演会
「日本の食と農が直面する危機」
-トレーサビリティの彼方へ&食い倒れ日記-
【日 時】 2006年9月21日(木) 18:30~20:30予定(開場:18:00)
【場 所】 八重洲ブックセンター本店 8Fギャラリー
募集人員:100名(申込先着順)
申込方法:1階レファレンスコーナーにて承ります。 お電話のお申込みも承ります。(03-3281-7797)
参 加 費 :無料
※定員になり次第、締め切らせて頂きます。
いやー
昨日お集まりいただいた皆様、どうもありがとうございました。80人くらいになったようですね。本当に盛況で、すごく嬉しかったです。

話の内容は前半が日本の食と農の現状、そして消費者がどのように行動すれば食の世界を買えていくことが出来るか、そして後半が食い倒れ日記ばなしでした。
八重洲ブックセンターの皆様(+宮崎)、すばらしい舞台をご提供いただき本当にありがとうございました。
すんごいポスターを作ってくださった和田さん、最高でした!
写真家の宮濱ちゃん、かけつけてくれてありがとう!
最後に誠文堂新光社の敏腕編集員・ミソノ氏、いつもほんとうにありがとう。また一冊本出しましょう!
今日はけっこう虚脱状態です。オフ会のエントリ、ちょっとまってね。
もうすでに応募メールが来てますが、もうちとまってちょうだいねん。
宮崎に行くといつも旨いものを食べさせてくれる、京屋酒造の焼酎ラインナップを試飲することができるイベントが開かれるようだ。京屋酒造といえば、焼酎業界でも一世を風靡した「甕しずく」を世に出した蔵だ。いまでも甕しずくは入手まで2ヶ月くらい待たねばならない商品なはずである。
このイベント、先頃モンドセレクションで金賞を受賞した焼酎も飲めるんだろうか。詳細を聞いていないので申し訳ないが、おそらく地元宮崎でしか販売していない焼酎や秘蔵の商品が出てくるはずだ。
残念ながら僕はこのイベントの日に帯広出張中なので行けないが、告知だけでもしておきたい。
━━━━━━━━━━━━━━━
京屋酒造さんにご協力をいただいて、焼酎をもっと楽しく、もっと気軽に愉しんでもらうための食事会を開催いたします。
第一回目のテーマは、「まず焼酎を知ろう!」ということで、焼酎とはなにか?について、迫っていきます。今回は京屋酒造の渡邊社長にもお越しいただき、「芋焼酎の魅力」について語っていただきます。
また、当日は日ごろではなかなか手に入らない、新酒や限定販売品の焼酎もご用意する予定です!お食事は、樹龍の白戸料理長によって、それぞれの焼酎に合うものを選んで提供していただきます。
【日時】
2006年11月18日17時~(16時50分にはお集まりください)
【場所】
青山 創作和食 樹龍
http://www.j-kiryu.jp/
東京都港区北青山1-4-5 ロジェ青山1F
【定員】
20名
定員になりましたら締め切らせて頂く場合があります。お早めにお申し込み下さい。
【主催】
株式会社食源
東京都千代田区丸の内1-1-3AIGビル9F
【お申込み締切】
11月14日まで
【費用】
焼酎についてのお話に、焼酎5種の試飲と焼酎に合わせたお食事がついて
10,000円(税込)
【お申し込み方法】
以下の項目を下記のFAXまたはメールでお知らせください。
・お名前
・連絡先電話番号(FAX)
・Eメールアドレス
折り返し詳細のご案内をお送りいたします。
メール:toiawase@shokugen.com
FAX:020-4665-0755
(お預かりした個人情報は、会の開催後に破棄させていただきます。)
ということで、本日来店のお客さんには何かいいことがあるらしいぞ! 東京近辺在住のインデアンファンの方はぜひ足を運ぼう!
そういう僕は今、山形県高畠市に居ます。JA山形おきたま青年部の研修会で講演どす。日帰りだけど、インデアンの閉店時間に果たして間に合うだろうか、、、
もう一件。
本日昼なんだけど、先日書いた「ごまだしうどん」のつね三のおやじがやってくるらしい!

ただ、このイベント、申し込み制かもしれないので、行ったけど食べられないかもしれません。でも、せっかくなので載せとこう。食べたい人は連絡して聴いてみてくださいね。私は報告書の中間発表が明日なので、準備でいけるかどうか微妙。けど、自転車ですぐなので、1時~2時くらいにいくかも。
九州一佐伯市「豊後水道の幸」フェア・「漁場の味」試食会の ご 案 内九州一佐伯市「食と観光の祭り」実施協議会
会長(佐伯市長) 西 嶋 泰 義豊穣の大海原「豊後水道」と、緑深き「祖母傾山系」に恵まれた佐伯市。大自然に寄り添い生きてきた人々の知恵が、悠久の時の中で、独自の食文化を育んできました。
「坐来おおいた」では、11月17日から30日まで、壮大な自然がめぐる海部(あまべ)の里の伊勢海老、緋扇貝などの特産品を用いた新たな料理と佐伯の魅力が凝縮された自慢の産品の販売、緋扇貝のディスプレイなどで「豊後水道の幸」フェアを開催いたします。
このフェアの一環として、九州佐伯の地元の味を皆様にお試しいただきたく、試食会にご案内申し上げます。九州一佐伯市「漁場の味」試食会
日 時 平成18年11月21日(火)13:00~14:30
場 所 大分県フラッグショップ「坐来おおいた」
東京都中央区銀座2-2-2 新西銀座ビル8F
電話03-3563-0322
週末の土曜日、のどがイガイガと痛かったのだけど、重要イベントの日だ。先述の通り、岩手県山形村ので短角牛を肥育する生産者・カッキーこと柿木君がぶちあげた「日本一高い牛丼の会」が催されるのだ。
短角牛についてと、山形村については下記、僕が書いている連載コラムをご参照ください。
■日本短角牛を食べて霜降り信仰を考え直してみよう
http://www.blwisdom.com/umai/02/
日本短角種は、東北・北海道の数カ所で生産されているが、その頭数は黒毛和種と比べると圧倒的に少ない。なぜなら、いままで需要が少なく、また霜降りの度合いがどうしても低くなるため、市場での評価が低くなるからだ。つまり、叩かれるのだ。これは本当におかしな話で、短角種は霜降り度合いが低い反面で、うま味を生成するアミノ酸成分の含有量は黒毛和種の数倍になる。だから、黒毛和牛とおなじ尺度で評価することがおかしいのだが、日本の牛肉の格付け方式は一つだけだ。
このため、料理人からは絶大な支持を得ているにもかかわらず、短角種はあまり生産されていないのである。
さて地下鉄広尾駅から歩いて5分程度、香港ガーデンの裏のビルの3F,4Fに山藤(やまふじ)が入っている。

人数限定の会だったのだが、応募がかなりあったようで、3部に分けて実施することになったそうだ。盛会でよかった。
13時に入り、4Fで待機していると、「やまけんさーん」と、生産者のカッキーが顔を出してくれた。
33歳独身、このやさ男ぶりで母牛200頭を飼う、豪腕肥育農家である。
「いやぁ 大変ですよ。子牛価格が高騰続けているのに、肉の値段は上がらないから、僕らは本当に商売になりません。離農する人も多いですよ。」
前にも書いたが、現在、空前の牛肉高騰が続いている。それによって和牛の子牛価格がまず高騰する。一頭20万程度で買えていたのが、今は45万円前後、ヘタをすると100万円を越えるものも出てきている。
その子牛を買って肥育(太らせる)するわけだが、毎日の餌代その他がかかる。出荷体重まで肥育したものを出荷するわけだが、このとき、仕入れ価格に見合った金額で売れるかどうか、ということだ。巷には、最高価格をつけた1000万円クラスの牛が取引されただのと喧伝されるが、それはごく少数だ。通常はそんな高値にはならないため、牛肉の高騰が続いていても採算割れしている肥育農家は多いのだ。
「だから、こういうイベントをしていくことは大切だと思ってるんですよ。」
通常、肥育農家は出荷した後の肉の流通に関わることが出来ない。さすがに牛一頭になると、と畜・解体をした後、枝肉段階のものを自分で売りさばくことは難しい。けれども、彼は自分でなんとか短角牛の素晴らしさを知ってもらうための場を創り出そうとしている。
それに呼応したのが、大地を守る会の直営日本食レストランである「山藤」であるというわけだ。
「おっ やまけんさん どーも!」
と階段を下りてきたのが、山藤の料理長・梅さんだ。
青空をバックに、スゴイ写真になってしまった(笑)
梅さんは、この山藤を立ち上げる前の3年間を岩手県山形村で過ごした。町役場の臨時職員として、町内の食文化をフィールドワークして回っていたのだ。だから山藤では山形村の素晴らしい伝統食が、形をかえて出てくるのだ。この梅さんに連れられ、僕は昨年に山形村に食い倒れの旅に行った。その中身は今後、まとまった形で記録にしていきたいと思ってまだとってあるのだ。どういう形で世に問うか考え中。
それと今回の牛丼に使う米は、これまた新潟県の生産者である長平(ちょうへい)君のもの。大地を守る会の生産者会員でもある彼の生産する米は減農薬・無化学肥料の特別栽培米である。
そう、今回の企画は、「全ての食材の素性がわかる」というところに主眼があるのだ。
「それでは、食事を始めたいとおもいます!」
山藤の前田店長とカッキーと長平君の挨拶があり、いよいよ料理が運ばれる。
ちなみに「3000円の牛丼」というと単純に高いと思われるだろうが、実際には牛丼の他に、前にも買えたとおり「まめぶ」という山形村の素晴らしい郷土料理の椀ものがつき、小金井の生産者の白菜浅漬けが食べ放題、衣かつぎの揚げ物、長平君のコシヒカリのおにぎり、そして平飼い鶏の卵がつく。つまり完全なランチコースであり、3000円だと安いでしょ?という内容だ。これは、牛肉を持ち込みしてくれたカッキーら生産者の努力によるものだ。
そしてこれが運ばれてきた牛丼。
いつも上品な仕上げをする梅さんにしては、グワッと盛り込まれた褐色の肉!おおぶりに切られたタマネギがまた旨そうである。タマネギももちろん大地の生産者のものだ。
ワシッと喰らう。この牛丼は短角牛のバラ肉を使用している。吉野家で使われるショートプレートと近い部位だと思うが、これがまた実にうま味がギュッと凝縮した味だ。大地で扱っている醤油とせんそう糖という粗糖、そして酒くらいしか調味料には使っていないはずだが、複雑なうま味が肉自身とタマネギ、そして煮汁に染み出ている。
これに平飼卵をかけていただくのである。
この写真ではわかりにくいだろうが、大地の平飼い卵は黄身の色がレモン色だ。おそらく初めて見る人はその淡い色に驚くだろう。よくオレンジ色の濃い黄身をもった卵をファーストフード店等でみるだろうが、あれは栄養価にはなんら関係がないのでご注意を。赤みがかった濃い黄身のほうがイメージとして美味しそうだからつくられているだけだ。黄身の色は簡単にコントロールできる。パプリカ色素など赤みの濃い餌をやればいいのである。
卵をジャッジする場合にはそれよりも、割った卵を横から見たときに、白身の部分が2段に盛り上がっているかどうかを見て欲しい。白身がデロッと平板に拡がってしまうようなものは生命力が弱く鮮度が悪いことが考えられる。
この平飼い卵を混ぜて食べるとまた格別。すっかり堪能した!
満員のお客さんもみな満足している模様。井のなかの工藤ちゃんとアルキメーデの重も一緒に来ていて、カッキーに紹介したのだが、「ぜひ短角牛を使ってみたいね!」という言葉が出た。
いずれ、短角牛を食べるオフ会をやっても面白いかな!
梅さんが次の部の準備をしていたのだが、大量の短角牛肉にせんそう糖をふりかけ、よく揉み込んでいた。
「最初に砂糖を揉み込んでおくと、あとで肉を煮込んでもしょっぱくならないんですよ」
そうなのか! 早速家で試してみよう!
会は両生産者の挨拶で終了。
二人にとって佳い会になっただろうか。
さて
ここからが本題だ。
毎日新聞等、各社が取材にきていたようで、記事発表があった。
■[牛丼]東京の料理店が一杯3000円で限定販売 一杯3000円の「日本一高い牛丼」が25日、東京都港区の日本料理店「山藤」で、80食限定で販売された。脂身の少ない岩手県産「短角牛」を、新潟県産コシヒカリの新米と合わせた一品。双方の生産農家らで作る「大地を守る会」が、PRのため企画した。「おいしい」と好評だったが「高すぎて手が出ない」の声も。 (毎日新聞)http://news.livedoor.com/trackback/2769589
今回のイベントは僕が企画したわけではないので口を出さなかったが、ちょっと「説明不足」の感がしたのだ。このイベントで伝えたいことは「高い牛丼」や「美味しい」というキーワード以外に重要なものがある。それが伝わる仕掛けがなされていなかった。
何が一番重要だと考えたかというと、まず一つはこの食卓に上がっている全ての食材の素性が明らかであるということだ。牛・米・野菜から調味料に至るまで、大地を守る会の生産者会員が生産したものである。
次に、3000円という金額が何を象徴するかということ。「高い牛丼」というのが「高級な」という意味にとられてしまうのは危険だ。そうではなく、ここで最も重要だったのは「国産の飼料を食べさせて育った牛肉を牛丼にするといくらくらいになるのか」ということと、それを消費者は受け入れられるのか?という問いなのだ。
新聞社の記事は「おいしい」と好評だったが「高すぎて手が出ない」の声も。」と締めくくられているが、これでは情報不足だと思う(むろん今回の記者さんは予備知識が無かったと思うので仕方がないことだが)。
山形村の短角牛は、なんと全国的にもまれなことに、国産の飼料のみを食べて育っている(これは大地を守る会の食肉として規定されているから実施していることで、他の産地で肥育されている短角牛はこの限りではないのでご注意を)。通常、牛の肥育はコーンを食べさせるが、その99%が輸入飼料である。輸入飼料は安いが、遺伝子組換え・ポストハーベスト等の問題がどうなっているか、完全なる状況把握が難しい。では、そうした安全性や地産地消性を全て担保された牛丼を創るにはいくらくらいかかるのか、そしてそれを消費者はどう感じるのか、ということが今回のイベントの大きな意味だと思うのだ。
実際には、流通の仕組みさえできれば山形村の短角牛の牛丼が3000円ということにはならないと思う。しかし現状ではその評価の仕組みさえないので、3000円という価格が妥当かもしれない。
「生産者の顔が見えて安全で、美味しくて、しかも安いものが食べたい!」
という無邪気にみえる消費者の希望は、しかし生産者の生活を破壊し、食の外部依存をより増加する。3000円の牛丼と300円台の牛丼、この振幅のどのレベルを、自分は選ぶのか。そうした問いかけがこのイベントの本旨であったように思う。
このテーマはもっと深く追っていきたい。
いずれ、短角牛をテーマにしたオフ会をやろう、と強く感じたのであった。
昨日の読売新聞を読んだ人は、もしかすると私の名前を発見されたでしょうか(笑)
ちょうどフードファディズムの記事で依頼が来たのでコメントしたのですが、ここ最近集中的に、食についての我々の態度が問われる事件が相次いでいます。
今後、日本は人口が縮小し、もしかすると国の資産も目減りしそうな雰囲気の中、どのように食と向き合い、どのような食を求めていくかということが非常に重要になります。最近はいろんな企業が「食育」といいながら、食に関わる知識の提供を始めています。しかし、これからは食育の名を借りた販促キャンペーンまがいの動きも多々出てくるでしょう。 「あるある」の事件をみれば、情報を意図的・戦略的に流されたとき、知識を持たない消費者は、情報を正しく評価・峻別することができないということがよくわかります。
で、私が所属する「食生活ジャーナリストの会」(http://www.jfj-net.com)主催で、シンポジウムを開催します。
なんと第一部の基調講演は、間のいいことにフードファディズムの専門家であられる高橋久仁子先生がお話ししてくださいます。フードファディズム(FoodFaddism)とは、
「食べ物や栄養が健康に与える影響を、プラス面・マイナス面のどちらにかかわらず、過大に信じたり評価してしまうこと」
という意味の言葉です。まさに「あるある」などの番組に対する一部消費者の反応の根底となる潮流です。
そして第二部では「大人の食育 子供の食育」と題したシンポジウムを開催します。昨年に引き続いて不肖わたくしめがコーディネータをつとめますが、ゲストが豪華!
このブログ上で紹介したときにかなり大きな反響をいただいた、西日本新聞社の食に関する名連載「食卓の向こう側」の編集委員を務める佐藤弘さん。
そう、このシンポのためにお会いしに行ったのであった。
それと、これまたかなりのメールをいただいたエントリだったのが、僕の母校にして、中高に向けた食育を20年以上続けてきている自由の森学園。
■日本最高峰の学食は、僕の母校にある。 埼玉県飯能市・自由の森学園の素晴らしい食への取り組みをみていただきたい。
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2006/08/post_867.html
生徒からは「お母さん」と慕われる、創立当初からの中心メンバである泥谷千代子さんにご登場いただく。机上の話しではなく、中高生という最も心の揺れ動く年代の生徒の心身の健康にずっと関わり合ってきた立場からお話しをいただく。
その他にも、食育関連の情報交流サイトとして老舗の”ほねぶとねっと”(http://homepage2.nifty.com/shokuiku/)を主催する食育コーディネーター 大村直己さん。
そして!
我が食生活ジャーナリストの会の重鎮にして、超・理論派で超・わかりやすいお話しをされる佐藤達夫さん。
このような豪華布陣でシンポジウムを行います。
平日開催なので来られない人も多いと思いますが、関心のある人はぜひおいでくださいませ。
名刺交換会の時間もありますので、お話ししましょう。
以下、情報です。
------------------------------------------------------------
食生活ジャーナリストの会 第16回公開シンポジウム
「大人の食育・子どもの食育」
~現場の事例から食育の将来をさぐる~
2007年2月19日(月)13:00~
家の光会館7階ホール
協賛:
株式会社カゴメ、株式会社ザンゴジャパン、静岡県東京事務所、大地を守る会、
トーヨーライス株式会社、株式会社ミラ・ソル
*シンポジウムの趣旨*
「食育基本法」の施行から1年半。「食育」ということばがようやく市民権を得てきて、真摯に食育に取り組む企業も日ごとに増えてきました。しかし、後を絶たない食の安全の問題に見るように、生産現場から一般消費者にいたるまで、依然として試行錯誤が続いています。
食生活ジャーナリストの会では、昨年「何から始める? 食育――食生活ジャーナリストの取り組みと今後の展望」というテーマでシンポジウムを開催しました。本会会員の中には、「食育」ということばが認知される以前からこの問題に取り組んでいた専門家もいます。そこで、取材現場で直接・間接的に「食育」に取り組んでいる会員たちがパネラーとなり、取材の中から見えてきた現状と問題提議を行い、今後の方向性をさぐるという実際的な試みでした。
昨年の成果を踏まえながら、今年は教育・研究機関、メディアでそれぞれの立場から「食育」に取り組んでいる方々をお招きして実際的なお話を伺い、活発な討論を展開していただきます。「食育」に何を期待し、どのようにかかわったらよいのかという皆様の疑問に少しでも応えることができれば幸いです。
◇ 構成 ◇
13:00 主催者あいさつ
食生活ジャーナリストの会代表幹事 越膳百々子
13:05~ 基調講演:「フードファディズムと食育」
(群馬大学教育学部教授 高橋久仁子氏)
13:45~ パネルディスカッション
食育コーディネーター 大村直己氏
西日本新聞社編集委員 佐藤 弘氏
自由の森学園 食生活部 泥谷千代子氏
食生活ジャーナリスト 佐藤達夫氏(本会会員)
コーディネーター 食生活ジャーナリストの会副代表幹事 山本謙治
15:45 (休 憩)
16:00~ 名刺交換会
シンポジウム終了後、会場内にて親睦を兼ねた名刺交換会を行います。マダム石
島ご協力による軽食をご用意してありますので、ふるってご参加ください(参加費無料)。
*総合司会/佐々木仁子(フリーアナウンサー・本会会員)
------------------------------------------------------------
【会費】
一般…1,000円 学生…500円
団体(10人以上の団体)…800円
◆お申し込み・問い合わせは下記まで
JFJ事務局 駒井信行
〒330-0801 さいたま市大宮区土手町2-25-2
電話&FAX;048-642-0178
e-mail: okoma@m8.dion.ne.jp
JFJシンポジウムに集まってくださった皆様、どうもありがとうございました!
満員御礼、立ち見までしていただいて申し訳ありませんでした。
内容ですが、群馬大学の高橋先生はフードファディズムの講演でいまや全国を飛び回るお方。30分という短時間の中で、非常に密度の濃い講義をしてくださいました。
パネルディスカッションは、これはもうパネラー選定の勝利か!
ご多忙にも関わらず応諾していただいた(薄謝にもかかわらず)パネラーの皆様のおかげです。本当にありがとうございました、、、
そして朝からバンコクに発ちます。初めてのビジネスクラス! ひゃー 嬉しいですぅ、、、
カメラは持って行きます。スリウォンのモンティアンホテルにはインターネット環境が有料ながらあるそうなので、更新する予定。
あ、でも未完の岩手編はまだまだ続くよずーっと長く。気長に待ってて下さいネ。
では、明日パスポート忘れないことを祈っててください、、、
えーと
表題の通りなんですが、4月12,13日に開催されるウィルコムフォーラムという大イベントにおいて、私ごときがお話しをする運びとなりましたことを報告させていただきます。
コトの発端は、僕が熱烈なウィルコムユーザであり、しかも新社長になられた喜久川さんと仲良くさせていただいており、W-ZERO3を農業に利用するというプロジェクトを推進していることを知った広告代理店A社が、今回のフォーラムを仕切る中で、「やまけんさん出てください」とオファーをしてきたことであった。
え、まじ? 場違いなんじゃないかな?
と思いながらもおもしろそうなので引き受けたのだが、、、
思いもよらぬ展開で、誰もが無料でみられるEXPO会場のメインステージで、20分間喋ることとなったのだ。しかもテーマを観ていただきたい。笑える内容だと思う。

ちなみに
農業に対してW-ZERO3やPHS技術をどのように使っていくかというテーマは、僕が真剣に取り組んでいるものだ。その一端をこの日、紹介できると思う。
ちなみに本日付の日経MJで関連記事が掲載されている。ああいった内容であります。(新聞記事なので引用できないけど)
ちなみに
僕のセッション以外にどんなのがあるかというと下記二つである。
■「WILLCOM PHS WORLD」 ビジネスソリューション & PHS VISION
ウィルコムが展開する「Beyond the Business Mobile」の世界をご紹介するメイン・プレゼンテーションです。
■「WILLCOM PHS FUTURE」 次世代PHSシステム解説
現在実証実験中の次世代PHSがもたらす未来像やその可能性を ご紹介するプレゼンテーションです。
でぇ~
俺のだけ浮きまくってるじゃないか!
まあ、初日は15時からの一回、2日目は二回と少ない登場だし、息抜き的な存在だと思っていただければ幸いです。
ちなみに「やまけんカフェ企画」というのがあって、僕が親しくする生産者さん団体によるある飲み物を先着順で飲めるというのもやります。内容は来ていただいた方のお楽しみ。
おそらくイベント自体は無料で入れると思うので、ぜひ冷やかしに来てください。ていうか、俺のステージなんて、ウィルコム目当ての人は絶対に聴きに来ないよな~ 寂しいぜ。
それはともかく伝え聞きですが、ウィルコムがこのフォーラムで発表する次世代PHSのスペックはむちゃくちゃにスゴイ。これが成れば携帯電話はもう要りませんぜ。僕としてはそれを観に行くのが楽しみという、そういうフォーラムなのでした。
では、もし見に来てくれる人がいるなら、会場でお声を掛けてくださいね。一緒にフォーラムみましょう。
本日朝からウィルコムフォーラム2007のリハーサルなどで東京国際フォーラムに詰めていた。
とりあえず家から自転車で日本橋の事務所に寄って、仕事のメールをかたづけてYシャツに着替えて、またもや自転車で有楽町の国際フォーラムへ。

国際フォーラムB1がメインのエキスポ会場だ。
関係者パスで中に入り、僕が講演することになっているステージへと向かう。
ひゃあ、なんだかきっちりしたステージだよ。全国で農業関連の講演はやってるけど、こんなのは初めてだな。ちょっと緊張。
ちなみに隣のブースでは、目玉ニュースである次世代型PHSの展示。
ちなみにこの、袖机くらいの大きさのゴトンとした箱が、次世代型PHSである(笑)

これが数年のうちに技術革新が進み、携帯電話並の小さな筐体に入ってしまうわけであろう。
なんともスゴイことである。
この次世代型PHSが、会場内で伝送実験をしていたのだが、なんとスループットが20Mbpsらしい。
実際、安定して11Mbpsくらいの速度で伝送をしていた。

実験では、映画ターミネーター2のハイビジョン映像を伝送し表示していたのだが、まったく映像や音声が途切れることがなかった!ものすげー
これが成るなら、携帯電話いらないじゃん。
電磁波も微弱なもので済むから、脳や身体へのインパクトの心配も減るはずだ。
超・期待。 はやく小さい筐体に収まるくらいになってくれ。
さてこっぱずかしいリハーサルが終わったら昼飯ということだが、、、
仕出し弁当もらったけど、有楽町にいるんだから、、、
向いに建つ東京ビルディングTOKIAのB1、インデアンカレーに行くしかないだろう!
この時間は山田店長がいなくてヤマト副店長のカレーがけである。山田君には年が明けてから一回も会ってないなぁ
最近のインデアンでは、必ずピクルス大盛りオプションを2皿つけてもらうようにしている。ホントに旨いんだよね、インデアンのピクルス。
昼飯終わってビッグカメラであやうく最新のiPodを買いそうになるのを押しとどめ、ソニーのノイズキャンセリングヘッドホンを買って控え室に戻って出番まで居眠り。
コンコンとノックの音で、あれ、もう出番か?と慌てて起きると、、、
なんと喜久川社長であった!
「いや今日はお世話になります!きっちり講演お願いしますよ!」
「うわー っていうか喜久川さんこれから基調講演、、、あれ?5分後じゃないですか!」
「ええこれからトイレいってから行きます」
とにこやかに去っていった。そう、僕の講演は喜久川さんの基調講演の裏番組なのである。主要な人たちはきっとそちらに行ってるので全然プレッシャーなしなのである。僕の話はほんの与太話。
時間になり、僕の出番が始まった。
予想外に沢山の人が効いてくれていたので驚いた!
「PHSと農業と食い倒れの楽しい関係」
というバカバカしいタイトルであるが、食い倒れ日記へのW-ZERO3活用の話はともかく、農業とPHSの関わりについてはかなりシリアスなお話しをした。

なんか、熱心に頷きながらきいてくれて居るなぁ、、、
きっと、静かに農業が死のうとしている、なんて話はきいたことがないという人達なんだろうな、と思いながら、熱いれて話しました。明日来てくれる人も時間があればぜひ聴いてくださいね。
ちなみにもちろん
僕の愛機 ”シャーポン”こと赤いW-ZERO3も、美しい女性に掲げられて衆目にさらされたのでありました。

で、この講演、おまけ付きだ。聴衆には引換券がくばられる。何が配られるかというと、、、
ステージ横のこのヤマケンカフェにて

和歌山県有田市の、ストレートミカンジュースをプレゼントするのである!

これ、マジウマなんですよ。常温で飲んで貰っても美味しい!
ストレートジュースというだけじゃなくて、絞り方・圧搾率が最適なんですな。


飛ぶように配られてました。明日もたっぷりあるはずなのでお楽しみに。
さて夜は懇親会に僕も招かれた。
しかし周りはウィルコムの端末供給メーカさんとか偉いさんとかばかりで、知ってる人ゼロ。
これはもう食い気に走るしかない。

喜久川社長のお話は実に力強かった。加入者がいまだに右肩上がりってのがスゴイ。
また副社長お二人が、営業畑の人、技術畑の人、どちらも40代の若さ。これからガンガン勝負を掛けるつもりの配剤なんだろう。
ちなみにパーティ料理は、どこかのホテルのケータリング。
そこそこ、という感じかと思ったけど、とってもクラシカルなビーフシチューが非常に旨かった。
コテコテのドミグラスソースに、牛肉と綺麗に面取したニンジンと小タマネギ。ドミグラスってホントに旨いよね。二杯いただきました。
知ってる人もいないし、満腹になったところで失礼してしまいました。
帰り客に渡してくれるおみやげを開けてみると、、、
キャンペーン中の「I=PHS」の”I”をプリントした、KIHACHIのフィナンシェだった。
さて
いまから少し仕事して、明日は二回、講演します。時間は昨日のエントリご覧下さい。
よーし 頑張るぞー
利き酒師で、大学の後輩でもある佐々木チエ氏が、5959(ゴクゴク)の日という記念日を制定したという。記念日って、日本記念日協会というところに申請すれば、個人でも制定できるらしい。知らんかった、、、
■ゴクゴクの日 http://5959day.org/ゴクゴクの日とは、初夏の日ざしが気持ちよくなる5月9日に、家や屋外でビールなどをゴクゴク飲んで爽快感を味わおうと制定された記念日です。
当日は「井のなか」にてイベントをするらしい。まだ数名空きがあるそうなので、ビールにあう料理をガツンと食べながらゴクゴクやりたい人は是非ご参加を。
僕は当日は栃木に出張でいけないのだけど、いいイベントになることを祈ってます。
ここんとこ時間が無くてオフ会企画など一切やっていなかったのですが、東京バルバリの小林オーナーから下記のごとき連絡がきました。
「やまけんさんやりましたよ! 隅田川花火大会の日に屋形船一艘借り切りました。ここで、うちの小池シェフが腕を振るう特製弁当を食べながら花火を眺めるってイベントやりましょうよ!」
ほっほーう それはなかなかスゴイ!
後日届いたチラシがこれである。

ちなみに東京バルバリ、ぼんぼり日本橋を率いる小林さんの本当の会社は「シャンティーオブライフ」。建築やデザインを請け負う会社なので、こういうポスターも、店内メニューのデザインも全部手作りなのである。カッチョイイ!
7月28日(土) PM3:00集合
で、会費が3.5万円、、、
うーん スゲー高い! と思ったら、この中の25000円はまるごと屋形船貸し切り代なのだそうだ。だから、いわゆる天ぷらとか深川飯的な屋形船メニューは全て出る。その上で、小池シェフ特製のバルバリ弁当が出るという超・豪華企画なのである。
まあ、隅田川花火大会を間近で見ることが出来るというだけで、屋形船料金としてはかなりイイ線だと思う。で、僕のブログを読んでくれている人で10名程度なら入れるということなので、告知しておきます。
え、私? もちろんお付き合いがありますので、参加させていただきますよぉ、、、
だからプチオフ会という感じですな。関心のある人は僕にメールください。
テーマとしては「揺れる屋形船の上で食い倒れ写真は撮れるか?」という感じで行こうと思ってます。
■西日本新聞社 食卓の向こう側Webページ
http://www.nishinippon.co.jp/nbl/shoku/昨年、僕が所属する食生活ジャーナリストの会のシンポジウムでお呼びした、西日本新聞社の佐藤さんから、イベント開催のメールが届いた。
さっきはっと気がついたらもう始まってる!ここに紹介していきたいと思う。先週の土曜日が一回目のシンポジウムだったんだなぁ、、、僕はどちらにしても行けなかったのですが、告知お手伝いできなくて申し訳ありませんでした!→佐藤さん
シンポジウムは幸いなことに11月にもう一回別テーマで開催されるようだ。
それでなくとも、展示だけでも見に行きたいなぁ。久しぶりに横浜いくか。

■■■10月6日(土)~11月18日(日)横浜で、「九州発-食卓の向こう側・西日本新聞創刊百三十周年記念展」(横浜市中区・日本新聞博物館)
西日本新聞社は10月6日から、「九州発-食卓の向こう側・西日本新聞創刊130周年記念展」を横浜市中区の日本新聞博物館で開催する。11月18日まで。創刊130周年記念事業の一環で、長期キャンペーン「食卓の向こう側」の内容を集大成して発信するほか、関連するシンポジウムを行う。
「食卓の向こう側」は、食を通して暮らし、コミュニティーなど、多様な社会の断面に向き合うキャンペーンで、3年半で10シリーズを展開してきた。記念展では、「子どもが作る“弁当の日”」「生ごみリサイクル」などのテーマに分け、報道内容や読者と双方向の取り組みなどを、パネルや映像で紹介する。
また、開幕日の10月6日に「『食卓の向こう側』に見えるもの」、11月10日は「広がる輪」と題して、取材記者が登場するシンポジウムを、会場で開催する。
会場には、1877年に創刊された「筑紫新聞」を源流とする本紙の130年の足跡を、パネルや映像で紹介するコーナーも設ける。さらに、期間中、同博物館内に「言論130年九州に立つ」と題した飾り山笠を展示する。昨年の博多祇園山笠の際に奉納された天神一丁目の飾り山笠を、ほぼ実物大に再現するもので、九州を代表する祭りと本紙の歩みを、同時に発信する展示となる。
![]() | 食卓の向こう側〈1〉 西日本新聞社「食くらし」取材班 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
■10月6日(土)「第1回横浜シンポ~食卓の向こう側」に見えるもの」(横浜市中区日本大通・日本新聞博物館)
◇と き 第1回=10月6日(土)
▽午後1-4時
◇ところ 日本新聞博物館(横浜市中区日本大通11)
◇内 容 西日本新聞社が横浜市の日本新聞博物館で開催する「九州発-食卓の向こう側・西日本新聞創刊130周年記念展」にちなみ計2回のシンポジウムを開催する。参加無料(入場者は同博物館への入館無料)
【第1回「食卓の向こう側」に見えるもの】
西日本新聞編集委員・佐藤弘が「なぜ今、食なのか」と題して基調講演。取材班(フリーライター)の渡辺美穂が、できる範囲のことから食習慣を改善させようという「半歩先宣言」を提案し、会場とディスカッションする。連載を漫画化した漫画家・魚戸おさむ氏も参加する。
◇定 員 120人(定員になり次第締め切り)
◇申し込み 往復はがき(返信には返信先住所、氏名を明記)、またはメールに、住所、氏名、職業、電話番号、参加人数、参加希望日を記入し、〒231-8311、横浜市中区日本大通11、日本新聞博物館「食卓の向こう側」係か、
専用メールアドレス:第1回=nishi1006@newspark.or.jp
問い合わせは、同係=045(661)2040
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
■11月10日(土)「第2回横浜シンポ~広がる輪:吉田俊道さん登場!!」(横浜市中区日本大通・日本新聞博物館)
◇と き 第2回=11月10日(土)
▽午後1-4時
◇ところ 日本新聞博物館(横浜市中区日本大通11)
◇内 容 西日本新聞社が横浜市の日本新聞博物館で開催する「九州発-食卓の向こう側・西日本 新聞創刊130周年記念展」にちなみ計2回のシンポジウムを開催する。
参加無料(入場者は同博物館への入館無料)
【第2回「広がる輪」】
生ごみをリサイクルした土から、野菜をつくる過程を通し生命の大切さや、健康的な食生活への見直しを提案している長崎県佐世保市の民間非営利団体(NPO)代表・吉田俊道氏が「生ごみ先生のおいしい食育」と題して基調講演。同県波佐見町の学校現場で、それを実践する小学校教諭・福田泰三氏なども参加してパネルディスカッションを行う。
◇定 員 120人(定員になり次第締め切り)
◇申し込み 往復はがき(返信には返信先住所、氏名を明記)、またはメールに、住所、氏名、職業、電話番号、参加人数、参加希望日を記入し、〒231-8311、横浜市中区日本大通11、日本新聞博物館「食卓の向こう側」係か、専用メールアドレス:第2回=nishi1110@newspark.or.jp
問い合わせは、同係=045(661)2040
吉田俊道さんのホームページ
http://www13.ocn.ne.jp/~k.nakao/
実は11月23日(金曜日、勤労感謝の日)に、秋葉原にて週刊アスキーの10周年イベントが開催される。なんとここで、僕の連載である「旅三昧」の 食い倒れトーク&試食会 というのを開催することになった。

■秋葉原 週アスまつり の告知ページ
http://www.ascii.co.jp/wam10/c002_ya.html
僕のトークはまあ、どうでもいいのだけど、なんとも豪華なゲスト陣が集結し、「試食」つまり無料で食べさせてくれるのダ!販売は規制があっていろいろ難しいため試食になるということなのだけど、来場客にとっては夢のようなお話。ぜひこの日は秋葉原に集っていただきたい。
第一のゲストは、,,
なんと山形県白鷹町のまあどんな会!

■まあどんな会のなんばんの粕漬けはこうして生まれる!
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2006/03/post_771.html
なんばんの粕漬けの今年度版と、佐藤さんの田んぼのお米を10升分、おにぎりに握ってくれる!


そして第二のゲストは、、、
なんと短角牛の町・岩手県二戸市から、あの山長ミートの槻木(つきのき)専務!

そして浄法寺の行政で短角牛を担当する杉沢君!

この二人が来て、短角牛を焼いてくれるのだ!(いや、もしかしたら焼くのではないかも、、、)

ちなみに本職の槻木専務はもちろんのこと、杉澤君も実に実に肉焼きストなのである!


いったい何キロ肉を持ってくるのかわからないし、ホットプレートとか煮込み鍋とかしか使えないと思うんだけど、短角牛を試食で無料で食べられるなんて、なんと太っ腹な!
そして新幹線の二戸駅前で雑穀料理を供する「つぶっこまんま」の安藤さんも来襲!
まだ確定ではないようだけど、へっちょこ団子を作ってくれるかも、という情報が入ってきている。
へっちょこだんごとは、雑穀である「たかきび」の粉を団子にし、お汁粉にしたものだ。たかきびのクセが小豆餡のおいしさと重なると旨さに変化する。実に美味しいデザートなのである。

これだけのものが試食用で出てくるという太っ腹な企画はまずないだろう。
タイムテーブルは当日までの間に変わるかもしれないので、注意してみていてほしい。
ちなみに、、、
11時から僕のトークショーがあるわけだけど、よーく考えてみたら、食い倒れ系の話をこうやって公の場でするのは、実は初めてだと言うことに気づいた!これまで、農産物のトレーサビリティの話とかをすることはあったけど、食い倒れ日記系の話を人前でするというのは、なんとこれが初といっていいだろう。
「旅三昧」で行った訪問地やその旅のことを中心にお話をしていきたいと思う。
ちゅーことで、いってみれば東京で開催するミニオフ会ですな。
ブログ読者もぜひお集まりいただきたい!

食い倒れ日記秋田編でいつも水先案内人をしていただいている、秋田県の佐々木一生さんから連絡があった。
-----------------------------
急なお知らせになってしまいました。
「比内地鶏安心フェスタin有楽町」を開催します。
○日 時:11月22日(木)
午前11時頃~午後6時30分頃
○場 所:東京交通会館 1F イベントスペース(JR側)
○販売内容(一部ご紹介)
比内地鶏(正肉)、比内地鶏スープ、きりたんぽ(生)
セリ、ごぼう、ネギ、、まいたけ、なめこ、里いも
きりたんぽ(真空)、比内地鶏くんせい、比内地鶏ラーメン
比内地鶏そば、カップきりたんぽ、比内地鶏卵
比内地鶏炊き込みご飯のもと、比内地鶏なめらかプリン etc
比内地鶏はもちろん、きりたんぽ鍋の食材が全てそろいます。
三関のセリ、ネギは能代の白神ネギです。
職員一同、
比内地鶏のお面(?)をかぶってがんばっておりますので
お時間がありましたら是非お越しください。
-----------------------------------------------
名古屋コーチンに続き、比内地鶏に関する事件が起こった今、信頼回復のために色々と奔走している。消費者も、マスコミの情報だけではなく、実際に足を運んで、しかも実食した上で実感を持つことが重要だと思う。県のイベントだから、本物の血統の比内地鶏が出てくることは間違いないだろうと思う。
俺、今日は時間がないんだけど、行けるかなぁ、、、
そうそう
12時頃と15時頃に行くと、何かいいことがあるらしい。
お近くの方はどーぞ。
いやー
今週もほんとに一瞬で過ぎてしまった、、、
今日これから「週アスまつり」に出てきます。
昨晩は、このイベントでおにぎりを握るために山形から出てきてくれたまあどんな会の3人を錦糸町「井のなか」に連れて行った後、0時からまた会社に戻って今日のトークライブ準備。連載「旅三昧」の裏側をお話ししようと思う。
僕のトークライブは11時~12時。
そして、12時からまあどんな会のおにぎり&なんばん粕漬けを配布開始。個数限定だからすぐに亡くなっちゃうと思う。で、15時から、二戸の短角牛&浄法寺ワイン&へっちょこ団子のお汁粉の試食開始だ!
食い倒れ日記読者はぜひUDXビルに集ってくださいませ。
個人的には、週アスの連載「Web0.2」の面々が「オフ喜利」をやるのが楽しみです、、、
とおもってたら、秋葉につきました。
UDXビル二階の会場前には、すでに行列ができてます、、、

週刊アスキーの10周年イベント「週アスまつり」が23日、秋葉原UDXにて開催された。
タイムスケジュールをよーくみると、僕のトークライブ(11:00~12:30)というのが、ステージでの一番最初の演目ではないか。なんだよ~ 客の入りが少なさそうな、一番きつそうな時間帯じゃん。まあいいか、とりあえず恥をかいてこようという気持ちで秋葉原に向かう。

UDXビルの9階控え室にて。スタッフが皆おおわらわで動いている。
しかしこのイベント、面白いなぁ、と思ったことが一つある。だいたいこの手のイベントでは、イベント企画会社がとりしきって、会場内の整理をしたり駆け回るのもイベント会社の派遣さんということが多い。けど、この週アスまつりに関して言えば、週アスの編集スタッフその人たちが走り回っているのである!ただでさえ、誌面に編集者の顔がバンバン出てくる異例の雑誌なのに、リアルイベントでもそれかよ!と突っ込みたくなるところだが、それがまた面白い。
その究極がこの風景である↓

総編集長であるF岡さんその人が、来場者に手渡すパンフ類を袋詰めしているのである(笑)
さてそろそろ時間だ。
会場に入り、ステージ脇の控え室に。人、入ってないだろうなぁ、、、と不安だったが、会場担当さんが「いやいや、結構座ってますよ!」と言ってくれる。11時になりアナウンスが入り、いよいよ登壇、、、お、満席とはいかないけど、結構みてくれてるなぁ。ありがたや、、、
連載「旅三昧」のトークライブということで、徹頭徹尾食べもののお話しということになる。こういう講演は実は初めてで、僕は通常、「日本の農業の現状と今後」とか「農業マーケティングとは何か」とか「農産物におけるトレーサビリティの今後の方向性」とかそんなことをお話ししている。だから逆にこんな「食い倒れについて自由奔放に話してください!」というのは戸惑ってしまう。ゆえに、前日(ていうか当日)の午前2時くらいまでパワーポイントのスライドをどうしよう、こうしようといじるハメになってしまった。
会場に足を運んでくださった人はお分かりの通りだが、結局、食い倒れ日記や連載「旅三昧」のバカ話だけではなく、日本の異常に低い食糧自給率のお話しや、これから日本人がどんな食を選択すべきなのか?などという話しを交えながら、旅三昧という連載で今後やっていきたいことをつらつらとお話ししたのであった。
途中、このイベントのために山形から上京し、朝7時から自慢の自家米でご飯を炊いて、おにぎり300個を炊き出してくれたまあどんな会の3人をステージにあげ、そして当日朝に岩手の二戸から出てきてくれた山長ミート&つぶっこまんま&杉澤ブラザーズにも上がって貰った。これまで「旅三昧」に出てもらった生産者を紹介することができて、一つ目的が達成できたのである。
「じゃ、まあどんな会のおにぎりを食べてください!」ということで講演終了。肩の荷が下りた~

まあどんな会の面々は講演終了後、直ちに着替えて、3時前に新幹線に乗るために出てしまったため、写真を撮るのを忘れてしまった!残念。彼女たちが握ってくれたおにぎり、一つしか僕の口に入らなかったが、ビックリするほど美味しいおにぎりだった!リーダーの洋子さん宅のコシヒカリだが、炊き加減も最高、モッチリした食感に、一塗りされたなんばんの粕漬けのビリッとした辛味(今年のなんばん粕漬けは例年よりさらに辛い!)が堪らない!
ちなみにおにぎりは、こんな面々によって配られていた。

この人達、週刊アスキー編集部の女性陣である、、、レアだぜ。
僕としてはS岩さんのメイド服姿を観ることが叶わなかったのが残念だ、、、
さてメインステージの次の演目は、なんとスマートフォン伝道師さん達が大集結してのトークライブだ。

携帯評論家という職業(?)の木暮祐一さんのコーディネートで開催された座談会だが、なんとここにW-ZERO3のエバンジェリストである伊藤浩一さん、WindowsMobile関連のウィザードであるkzou氏、屈指のウィルコムの情報サイトを運営するmemn0ck氏、そしてモバイル関連ジャーナリストである山田道夫さんが出ている!
実はこの方々とは、ウィルコムのW-ZERO3に関するガイドブックの座談会でご一緒させていただいたのである。
![]() | ウィルコム『W-ZERO3』ファイナルガイド (エンターブレインムック) Amazonで詳しく見る by G-Tools |
僕はW-ZERO3についてもウィザードでも何でもないので、超・みそっかす状態だったが、、、
この方々は、販売されているスマートフォンを片っ端から買って実際に使っている人たちばかりなのである。
前の方で「目線くれ~!」という光線を発してカメラを構えてたら、みんな気づいて笑ってくれたのでパチリ。

その後、ぶらぶらしていたら、なんと週アスの人気連載「だってサルなんだもん」のいしかわじゅん先生にお会いすることが出来た!

いしかわ先生は、東京の家以外に沖縄の那覇にも事務所を構えているひとである。いいなあ、いいなあと思っていたので「ウラヤマシイです!」と言ったら「いやぁ、沖縄もなかなか難しいところなんだよ」と、いろいろ沖縄の裏の裏の裏の話しをきかせてくれたのだった。
写真は、このイベント用にハンバーガーショップ「Asyl(アジール)」、 カレーの「アキバ海岸」によるギーク弁当。


肉が多すぎて、ちょっと食うのが苦しい、、、
15時、週アス祭りの一角で、あまりにも強力な香りが立ちこめ始めた!

山長ミートによる短角牛焼肉の”試食”である。
これ、販売ではない。この会場では販売ができないため、一口試食をしたわけである。

このブログではお馴染み、山長ミートの槻木専務と、、、

二戸市役所浄法寺支所の杉澤君が次から次へと焼いても、追いつかない程の人がコーナーに溢れる!

その横では、浄法寺周辺で収穫される野生のヤマブドウを醸造した赤ワイン、浄法寺ワインの試飲も行われた。浄法寺ワインは週アスの通販ページである「アスキー365」の部長でもあり、利き酒師の資格までとってしまった望月さんが来客に振る舞ったが、「みんなの喰付きが良すぎて、速攻で無くなった」そうである。

つぶっこまんまの安藤さんが持ってきてくれたへっちょこ団子は、この会場で調理が出来ないため、銀座にある岩手県のアンテナショップで加熱し、アキバに車で運んできたそうだ。

「煮詰まるとどろどろになっちゃうからと思って水分を多めにしたら、ちょっと薄めになっちゃったのよ~」
と残念がる安藤さんだったが、タカキビの団子の美味しさはみんなに伝わったようだ!
と、岩手コーナーも大盛況の内に終了。
よかった、、、
と、これで帰っても良かったのだけど、、、
僕にはこの日、最大に楽しみにしているコーナーが最後に用意されていたのだ。
それは、、、
僕が今、週アスで最も面白いと思っている「Web 0.2」というコーナーの面々が繰り広げる「オフ喜利」である。
「オフ喜利」
http://offgiri.jugem.jp/
「Web0.2」は、電車の中で読んでるとこらえきれず「ブフッ」と吹き出してしまう爆笑のコンテンツだ。
その、週アスでは見開きページでみるテキストとしての大喜利が、目の前でリアルタイムに繰り広げられる!
その席上、また面白いことが起こってしまった。
主要メンバーであるチョリ蔵さんが自己紹介の時に「ヤマケンさんの実物が居たので、サインを貰おうと思っていたら、帰ってしまった、、、」と言っている! いや帰ってないよ! サイン書くよ! と手を挙げて叫んだら、向こうもビックリしていた(笑)
このオフ喜利、僕は十二分に楽しめた。ていうかあんな極限状況で大喜利できる彼らはスゴイ!
なんのことやらわからない人は、ぜひ週アスを買って、Web0.2というページを開いて欲しい。
![]() | WEB0.2 頑固親父が威厳をなくした寝言の内容とは? オフ喜利 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
会場内で即売していた「Web0.2」の書籍を買い、控え室にもどってオフ喜利メンバー全員のサインをいただく。チョリ蔵氏が、「僕の娘がニコーっと笑うと、ヤマケンさんそっくりなんですよ!」と言っていたのだけど、「そりゃリップサービスだろうな」と軽く受け止めていたら、帰りの電車で彼のページをみたら本当にそのエピソードが、しかも彼の肉筆による似顔絵付きで掲載されていたので大笑いしてしまった。
記念撮影。

写真中央に映っているのは、オフ喜利にゲストとして参加した「兄顔しずか」さんである。
兄顔ガールズ
http://www.anigao.com/pc/bio.html
なんかの冗談かと思ったが、きちんとご活躍されている宇宙人であった。アニ顔星という星からいらっしゃったこの方、無茶苦茶にナイスバディであった。この人が素顔になった、おっと違った、地球人に変装した顔をみることができなかったのがこの日最大の失点であった。
長い一日だったが、佳い一日だった、、、
ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました!
表題の件、新年あけて1月19日(土)に開催されることになった。いままで平日とかでは来にくかった料理人さんがいることもあり、土曜日夜の営業にも何とか間に合うようにということで日中に設定した。

今回の食材であるネギだが、東日本で主流の長ネギ、そして西日本で主流の青ネギ(葉ネギ)を軸に、在来品種なども含め、そうそうたるラインナップでお送りすることになる。
写真は、そこで出品する一つ、あまりにも有名な下仁田ネギである。

作物の力を感じずにはいられない。

鍋に入れ加熱すると、中心部がとろりとマグマのようにとろけだすわけだが、その甘さ、風味たるや半端ではない。食べてるこちらがとろけてしまった、、、
今回は、ものすごい方々に登場していただくことになっている。
まず、先日の京都で本物の九条ネギをいただいた!のエントリに登場された日産種苗の舟橋さんに、ネギの育種とはどんなものなのかをお話しいただく。

そして、
古いブログ読者さんは「おー」と声を上げられるかもしれないが、千住のネギ専門市場の仲買「葱茂」の安藤君には、長ネギの目利きの観点からお話をいただく。

食べていただくのは下記のような品種群だ。
白ネギ:
2品種程度
千住ネギ(品種名は未定、埼玉県近辺)
葉ネギ:
九条ネギ (伏見)
九条ネギ (他地域)
在来ネギ:
平田赤ネギ(山形県庄内地方)
下仁田ネギ(群馬県)
西洋ネギ:
ポロネギ(神奈川県)
ポロネギ(海外産)
最近、ポロ葱の国内産の品質が上がってきていることをご存じだろうか?
そういうことを含めかなりおもしろい内容になると思われるので、ぜひご参加いただきたい。
「料理人のための」と題しているけど、最近の回では百貨店や小売店のバイヤーさんなどもいらっしゃっているので、どういう立場の方でもご参加いただけると思っていただいていいと思う。
詳しくは下記にどうぞ。
■柴田書店 料理人のための食材研究会 募集要項
http://www.shibatashoten.co.jp/modules/eguide/event.php?eid=81
毎週月曜日に放送されているNHKラジオの番組「ビュッフェ131」で、今年何回も野菜を番組あてに送っていただいた、山形県白鷹町のまあどんな会の佐藤洋子さんが電話出演する。
【日本全国・お正月料理 ~あなたの‘守りたい味’はなんですか?~】
●29日(土) 17時~19時
(*天皇杯サッカーが延長の場合、開始時間遅延の可能性アリ)
開始時間がその時にならないと分からないのだけども、漬物のつけ込み最盛期を迎えている白鷹町の郷土食のことを話してくれるはずだ。今日の17~19時、家にいる人はラジオを合わせておいてもらえると嬉しい。
そして明日、同じく「あなたの守りたい”食”」というコーナーにて、僕が14時から出演する。
食い倒れの話し、、、ではない。話す内容は、今年頻発した食の事件に関してと、これから日本という社会が、食に関してどのようなことをしていくべきかという話しだ。興味のある人はどうぞ聴いてください。
なお、番組内で一曲、今年の僕を象徴する曲を流すことが出来るというので、、、
今年自分の中で大ブレイクしたバンドPOLYSICSの曲をリクエストしておいた。流れると嬉しいなぁ。
今日はこれから嫁さんの友人達のために短角牛を焼きます。
僕が所属している食生活ジャーナリストの会が、毎年シンポジウムを開催している。一昨年と昨年は「食育」ということで行ったが、今年のテーマは「食料自給率」だ。
ご存じと思うが、平成17年度の食料自給率は、カロリーベースで39%と発表された。ここ数年、40%をキープしていたが、とうとう40%を切ってしまったのである。もっともっと話題になってもいいと思うのだけど、色んな事件が矢継ぎ早に起こるからか、のど元過ぎてしまったような報道ぶりだ。
これは食の転換期にさしかかっている日本にとっての、ものすごく大きなニュースだ。でも、一方で「でも、39%じゃいけないの?」「食料は輸入できるんじゃない?」と思っている人もたくさんいるだろう。それでも食料自給率について考えてみたいという人は、ぜひこのシンポジウムに参加して欲しい。なんといってもムチャクチャにすごいメンバーが集結するのだ。
【日時・場所】
平成20年1月26日(土)13:00〜
日本教育会館(千代田区一ツ橋)にて
【シンポジウムの内容】
『食料自給率39%じゃ、いけないの?』
<パネラー>
☆東京大学大学院農学生命科学研究所教授 生源寺眞一
☆農林水産省大臣官房参事官 塩川白良
☆農業者 長島勝美
<コーディネーター> 食生活ジャーナリストの会代表幹事 佐藤達夫
<司会進行> 食生活ジャーナリストの会副代表幹事 村松真貴子
パネラーの生源寺(しょうげんじ)先生は、今もっとも日本の農業政策に関わっておられる先生で、農水関連の審議会等の座長や委員を歴任されている方だ。清廉なお人柄と、わかりやすい解説で定評があるから、日本の農業を俯瞰する視点からこの問題を話してくれるはずだ。
そして、今回ぼくのイチオシな方が、農林水産省の塩川さんだ。

塩川さんは農水の参事官というかなり上の役職に就いておられる方だが、正直なところ今までお会いした農水関連の人の中でもっとも論旨明快で、国としての現状は方針を明確にされた上で、ご自身の意見をずばっと言ってくれる人だ。
「役人は何を言ってるのか、最後までよくわからない話をする」
と言われることが多いし、本当にそういう人も多いけど、この人は違う。
日本という国が、激変する世界の食糧事情のなかでどうなってしまうのか、何をすればどのようになるのか、をわかりやすくお話ししてくれると思う。
さてもう一人はこのブログでもおなじみの、神奈川県三浦半島にて年間120品目という信じられない品目数を栽培している専業農家、長島農園の勝美君だ。

長島勝美君は、大学卒業後に単身ドイツに渡り、花き園芸農家で修行をしていた。その時代に、つぶさにヨーロッパ諸国の食料安全保障に関して見聞きしてきている。農家の視点からその話を聴くことができる。
最近、いろんな雑誌などに採り上げられることの多い勝美君だが、その声を聴いたことがある人はあまりいないだろう。これが、かなりガンガン喋るんですよ。期待していただいていいと思う。
で、今回はこのお三方の話をたっぷり聴きたいため、基調講演というものを取っ払ってしまい、最初からパネルディスカッションを行うこととなった。最初に塩川さんから、自給率がどうなっているのかに関する基本的な情報をレクチャーしていただく。次に生源寺先生、長島勝美君と続く。
その後、パネラー同士のやりとりも交えながら、会場の人たちにもマイクを持っていただき、疑問などをぶつけていただくという趣向だ。こうしたやりとりには、コーディネータが欠かせない。丁々発止の議論をするために、食生活ジャーナリストの会の代表幹事を務める佐藤達夫さんが登壇される。

ちなみにこの佐藤さんのWebで書かれているコラムが実に勉強になる。時間があれば読んでみて欲しい。
■適食情報 佐藤達夫のホームページ
http://kazu-net.ne.jp/letitbe/
全体の司会を進行するのは、会の幹事で、アナウンサーの村松貴美子さんだ。
「NHKきょうの料理」の司会を11年間務めたあの方、といえば思い出してもらえるだろう。

ということで、関心のある人はぜひぜひ参加申し込みをして欲しい。営利団体ではないので、ばかみたいに安い参加費で観ることができる。詳細は下記、食生活ジャーナリストの会のWebに記載しているので、、、

■食生活ジャーナリストの会
シンポジウム詳細のページ
http://www.jfj-net.com/news/2007/12/jfj39.php
1月19日(土)、東京は国立のエコール辻 東京校にて、第4回になる食材研究会「ネギ」が開催された。この研究会は、毎回の食材テーマによって集まる方々の顔ぶれが全く変わる!今回はやはりネギということで、蕎麦・うどんなどに関係する方々が多くいらっしゃっていた。
第一部は僕の講義だが、今回は豪華ゲストとして、千住葱商「葱茂」の安藤君、そして九条葱のブリーダーである日産種苗の舟橋さんにお越しいただいたのだ。

テイスティングは二種類、「焼く」と「煮る」だ。

焼き葱はポピュラーな食べ方だが、ネギによっては火の通りが全く違ったらしい。
「煮る」では八方だしを使ったが、ネギの味をシンプルに味わうために、薄めの塩梅にしていただいた。

九条ネギは通常は焼かないため、煮るのみとし、煮加減も長ネギとは違うようにした。

10種のネギは、こんなラインナップになった。
■長ネギ
1 千住ネギ1(埼玉県越谷市)
2 千住ネギ2(埼玉県深谷市)
3 湘南ネギ(神奈川県横須賀市)
■在来種系
4 下仁田ネギ(群馬県
5 平田赤ネギ
■西洋ネギ
6 リーキ(神奈川)
7 リーキ(ベルギー)
■九条ネギ
8 九条葱(京都府A)
9 九条葱(京都府B)
10 九条葱(徳島)
なかなかに興味深い顔ぶれだと思う。
特に国産のリーキは、三浦の高梨さんのところでつくっているよいものがあったのでベルギー産と比較したのだけど、それぞれ味わいが違った。特有の濃厚な風味は国産のほうが出ていたと思う。そんな一つ一つの味の違いを、みっちり講義された知識と照らし合わせながら、参加者のみなさんは食べ比べをしていた。



今回びっくりしたのは、講義中に最前列に「なんだかイケメンがいるなぁ」と思っていたら、あのラーメンの中村屋の中村さんが来ていたことだ。

気さくな人で、ネギについてもずいぶん鋭く深い考察をしていた。今度ぜひ食べに行ってみたいと思う。
毎回恒例の、エコール辻の日本料理課程の先生方が創作される料理、今回は九条ネギを使ったソースをかけた鴨肉。


ネギをペースト状にしたものをオリーブオイルでコーティングすることで、鮮やかで深い緑色が飛ばない。これは自宅でも試してみよう。

左から、日産種苗の舟橋さん、右が葱茂の安藤君、真ん中は九条葱の生産農家である清水さん。わざわざ京都から駆けつけてくれた。この人の農場もぜひ一度訪れてみたいものだ。
今回、いままでの会よりも皆さんの満足度が高かったのか、にこにこしながら帰られた方が多かったということだった。よかった、、、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました! 次は何を食べ比べましょうかね?
さて
一休み後、東京バルバリにて舟橋さんご夫妻と安藤君と、お疲れ様会をさせていただいた。

この日も小池シェフの料理はさえまくっていた!
■リンゴのモスタルダを添えたブーダンノワールを乗せたマッシュポテト、フライドオニオンのせ

■カリフラワーの冷製ポタージュにスッポンのコンソメとウニをジュレにしたもの、とんぶり乗せ


実は舟橋さんとは2年前にこのバルバリで偶然お会いしたのだ。「やまけんさんですよね?私、葱のブリーダーなんです」と話しかけてきてくださったことからおつきあいが始まったのだ。しかもその時、バルバリにて使っている「京丸」の芽ネギは、実は舟橋さんが育種されたものだということがわかり、小池シェフも含めみんなで盛り上がったのである。
だから、小池シェフには「何かネギで一品!」と頼んでおいたのだが、今回のは冴え渡っていた!
■下仁田ネギのイカを包んだカネロニみたて、芽ネギのソースとメレンゲのせ

下仁田ネギを開いたものでイカのミンチに明太子を軽く混ぜたのを包んでカネロニ風に。

芽ネギのほのかな風味がクリームソースにとけ込んで、実に美味しい一品だった!
■あ、これなんだったっけ、、、忘れてしまったパイ包み


■イイダコのアメリケーヌソース煮 スペルト小麦にかけて


■里芋と栗のニョッキ フォアグラのせ


■野菜のココット蒸し煮とあぐーのステーキ



■デザート ホワイトチョコレートのムースをかけた柑橘類のジュレ

いやー 満腹!
僕も最近はあまりここのフルコースを食いきれなくなってきた、、、
小池シェフもでてきて、大放談会。

今度は京都にて、青ネギと白ネギのすき焼きをやってみようということに。さていつ実現するだろうか。
兵庫から車で参加してくださった舟橋さんご夫妻、そして葱茂の安藤君に心から御礼を申し上げたい。ありがとうございました!
もう終わっちゃったイベントなのだけれども、西新宿のオペラシティ内にあるICC(インターコミュニケーションセンター)で17日まで開催されていた特別展を観に行ってきた。
■サイレント・ダイアローグ みえないコミュニケーション
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2007/SilentDialogue/index_j.html
一番観たかったのは、藤幡正樹さんと銅金裕司さんのコラボレーション作品が出ているというのに惹かれてのことである。
藤幡さんは日本を代表するメディアアーティストの一人で、現在は東京芸大の先生をしておられる。
が!
実は何を隠そう、僕が大学時代にやっていた畑サークル「八百藤」の顧問をしていただいていた、恩人なのである!
まだできて二年目のキャンパスで、僕はまだ何も建っていない空き地を耕して畑を創っていたわけだが、それを「へー おもしろいことやってるねぇ」とおもしろがってくれたのが藤幡さんだった。コンピュータグラフィックスの授業などを通じて、藤幡さんがタダモノではない天才であることは何となくわかっていたものの、当時は理解力が及ばず、何を言ってるのかさっぱりわからんという不可思議な相手であった。でも、一番近づきたい人でもあった。
「うちの畑サークルの顧問になってください!」
とお願いしに言ったとき、うーんと一瞬渋い顔をしながら、
「ほんとはそういうのは絶対にやりたくなかったんだけど、ヤマケンが頑張っておもしろい展開をしていくならサポートするよ」
と言ってくれた。サークル活動として学校に認められるためには顧問の先生が就くことが必須だったので、彼のおかげで畑サークル「八百藤」は大学内での地位を得たといってもよい。まさしく恩人である。
さて一方、銅金氏とはまた妙な出会い方をしている。彼は、植物に電極を挟んだりしてその電位変化を目に見える形、または音などに変換するというような作品をこれまでに多数、発表してきているメディアアーティストだ。
■銅金裕司
http://wiki.livedoor.jp/dogane/d/FrontPage
なんとこの方は、日本で二番目にでかい、花の卸売会社に勤める人なのである。植物系(?)のアーティストでありながら、花卉の卸売会社で働いているというおもしろいお立場。
その二人がコラボすると言うことで非常に楽しみに出かけた。
「植物歩行訓練」と名付けられたその作品は、相変わらず全く説明書きもないため、いったいなんなのかわからないものだった。大がかりな機械がウニョーウニョーと動く上に、テラスのようなものがしつらえてあり、鉢植えの植物が固定されている。その植物は「歩行訓練」を受けているのである。
彼らの前には森の中をさまようカメラの映像が投影される。そして、ウニョウニョうごめく機械は、その映像が撮影された時の座標情報に基づいた傾き、揺れなどをなぞって動いている。つまり、擬似的にだが植物は「自分で歩いて投影された森の中を歩いているかのような錯覚」に陥るわけだ。
そしてその植物たちには、銅金さんお得意のセンサーがつけられ、電位測定(なのかな)されている結果がモニターされている。4鉢くらいの蘭が、違う波形を波打たせているのを観ると、なるほど個々の感情のようなものが生み出されているのか?とも思える。
文字で表現するとなんともわかりにくいだろうけれども、実におもしろいものだった。銅金さん自身が、パンフに「本当は、こうして訓練した植物の種子を得なければこの実験は完結しない」という趣旨の内容を書いておられたけれども、確かにおもしろい。つまり「自分は歩けると錯覚した植物の種」なのだ。これを繰り返していくと、本当に歩行する植物ができるかもしれない、という壮大な実験なのである。
おもしれぇ~
やっぱりこういう、どんな意味があるのか?と思いつつも、意味とか関係ないよ!おもしろいよ!という作品は、観ていると妙なパワーを感じてしまう。いや、自分の中に確実にパワーが産まれるのを感じる。
この作品の横には、銅金さんと藤枝さんという方のコラボで、蘭にセンサーをつけて、人間が近寄ったり、音を感じたりするたびに大きく蘭が波形を変える様をみせる作品があった。蘭ちゃんは実にセンシティブで、部屋にあたらしく人が入ってきただけでビヨンと大きく波打つのである。僕が、手から気を出すぞ~みたいな感じでじんわりと包んでいると、だんだん大きな波に変化したりして、カワイイのである。
いやー たのしめた。
ちなみにICCには、この特別展以外に常設している作品群がある。そのうち二つが、大学の同期生のものだった。下記二つである。
■kage
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2007/Openspace2007/art_technology/kage_j.html
ちなみに彼らも藤幡研究会に所属していた。
帰宅してから、そういえばと思って昔のビデオテープを探した。藤幡さんを特集したNHK番組、美のなんたらかんたらというのだ。実はこの番組の最後の方に、藤幡さんが畑にきて、水やりをしている僕と話しながらキュウリを食べたりしているシーンがある。嫁さんが大学時代の僕を観て、「ぜんっぜん別人!やせてるじゃない!」と大笑いする。
しかし僕は衝撃を受けていた。なんと、この番組がつくられた当時、藤幡さんは僕と同じ36歳だったのである!
ひええええええええええええええええええ
自分の今居る位置、なしえたことの小ささを恥ずかしく思った。
頑張らないといけない。
藤幡さん銅金さん、また触発されました。とてもいいイベントでした。
で、前のエントリに書いたICCでの展覧会を観るために訪れた東京オペラシティで、腰を抜かすような、いや鼻血が出てしまいそうなイベント告知に遭遇したのである!
■コンポージアム 2008 スティーヴ・ライヒを迎えて
http://www.operacity.jp/concert/compo/2008/
なんとスティーブ・ライヒがやってくる!
ライヒは、CD屋だとクラシックの現代音楽コーナーに置かれてしまうカテゴリーに属する人だが、間違いなく現代を代表する音楽家・コンポーザーの一人だ。
今回はコンサートが二日間。5月21日の回は、日本初演の曲と、、、
彼の代表曲である「18人の音楽家のための音楽」!
演奏は、同曲のアルバムも出しているアンサンブル・モデルン。とても安定した演奏をするグループだ。しかも、ゲストパフォーマーとしてライヒ自身も演奏に加わるようだ。そうじゃなければこんなに興奮しない。
5月22日の回は、もっと鼻血ものだ。なんとあの超傑作マスターピースである「ドラミング」が演奏されるのだ!パート1だけというのがちょっと残念だが、この日も18人の音楽家のための音楽をやってくれる。
ちなみに「18人の音楽家のための音楽」というのは、僕がもし無人島に流されることになったとき、一枚だけCD持って行ってよしとなったら選ぶであろうものだ。一曲60分。18人の音楽家が演奏する管楽器や弦楽器、打楽器がそれぞれミニマルな音色を出しているのに、なぜか有機的に壮大な音楽がおりなされている。レナード・バーンスタイン指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 のマーラー交響曲第九番は、葬式の時にかけて欲しい曲だけど、「18人」は生きてる間にもっと聴いておきたい曲だ。
「18人」はこれまでに三枚のレコードが出ている。
■ライヒ自身のグループによる、一番あたらしい録音。
| 18人の音楽家のための音楽 | |
![]() | ライヒ(スティーヴ) ライヒ ダブリューイーエー・ジャパン 1998-04-25 売り上げランキング : 358 おすすめ平均 ![]() いい音楽とは 止まらない空間を感じる これは奇蹟だAmazonで詳しく見る by G-Tools |
■今回来日するアンサンブル・モデルンによる録音。音がクリアで聞きやすい。
| ライヒ/18人の音楽家のための音楽 | |
![]() | ハスラム(ミカエラ) ホールトン(ルース) シンプソン(オリーブ) BMGメディアジャパン 1998-09-25 売り上げランキング : 7261 おすすめ平均 ![]() 本家本元でなくともAmazonで詳しく見る by G-Tools |
■ライヒのグループによる、一番最初のアルバム 実は僕はこの盤の演奏が一番好きである。
| ライヒ/18人の音楽家のための音楽 | |
![]() | ライヒ(スティーヴ) スティーヴ・ライヒと音楽家たち ライヒ ポリドール 1992-09-26 売り上げランキング : 42515 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ちなみに上記3枚は、どれを買っても絶対に損はしない。一枚選べといわれれば、最新のライヒグループによるものだろう。それにしてもまたライヒを観ることができるのはうれしい。コンサートではまだ二回しか観たことがないもんな。「18人」は、あれをほんとに生身の人間が演奏しているという事実に驚愕してしまった。その次の、オペラ作品「ザ・ケイブ」は、英語がわかって、しかも聖書の知識がないと楽しめない内容だったのでちょっとだけ今ひとつであった。
しかし、今回はものすごい選曲である。企画者は本当に偉い!
僕がライヒに出会ったのは予備校の頃だ。埼玉県の南浦和駅ちかくにあった「浦和アカデミー予備校」という、今はなき小さな予備校に通っていたのだ。予備校の講義が終わると、近くにあった図書館に行く。CDがかなり置いてあったのだ。
その中にライヒの「ドラミング」があった。実は、最初このCDを手に取ったのは勘違いからだった。当時ぼくはフリージャズに惹かれていて、サックス奏者のスティーブ・レイシーのCDと勘違いしたのだ。
| ライヒ:ドラミング | |
![]() | ライヒ(スティーヴ) ライヒ ダブリューイーエー・ジャパン 1996-10-10 売り上げランキング : 9558 おすすめ平均 ![]() 今一歩面白くない 古くて新しいリズムの魔力Amazonで詳しく見る by G-Tools |
プレーヤーで再生しはじめると、複数のボンゴが打たれる音がずーっと続く。かなり単調だなと思っていたら、だんだんと一人のリズムがズレ始める。なんだよヘタだなぁ、と思った。ズレはだんだんと拡大していって、音楽自体が破綻しそうになる。おいおいなんだこの録音は?と思った瞬間、そのズレが数学的に一回りして、ビタッと違うリズムとして生成される。うーん、これも言葉で説明するのは難しい。この繰り替えしを聴くうちに、ようやく「ああ、このズレは意図的に引き起こされているんだな」とわかった。
ボンゴの単調な音が10分以上つづいたのち、美しいビブラフォンの音がそれに取って代わる。またここでもズレと新たなリズムの生成がつづく。こんな感じで60分ちかくが過ぎていくのである。衝撃的な体験であった。いやーなにをしてんだかわからない予備校生活だけど。
まあそういうわけでライヒが来るのだ。
僕は最前列で観るために、わざわざ東京オペラシティの友の会に3000円払って入会した。で、優先予約日に電話にかじりつき、見事通しチケットを買った。二日目は最前列で見ることになっている。
このライブのチラシに気づいてくれた妻に大・感謝の意を捧げたい。
それにしても
食い倒れ日記とは全く関係ない音楽の話だが、、、ま、たまにはいいでしょう、ということで。

食品関連の最大のイベントといえるフーデックスが最近、単なる社交の場みたいになってきてしまって居るなぁという気がするのだが、スーパーマーケットトレードショーは「こだわり食品フェア」を併設しているせいか、おもしろい出展がちらほらみられた気がする。そこかしこに知っている人がいるのには笑ってしまったが、、、

富士宮オフ会でお世話になったお肉の卸・小売の「さの萬」さん。
なんとこの社長、アメリカやEUではおなじみの、牛肉をドライエージングする設備一式を輸入し、現在その施設でエージングさせた牛肉を試行錯誤中という。来月、試食会があるので、楽しみなのだ。うまくいけば、ピータールーガーのようなステーキができる?いや、日本の黒毛和牛では脂がくどすぎて期待できない。肉にもともと旨味が蓄積されている短角牛にこそ、このドライエージングがビタッとはまるはずだ。

こちらは味噌の「はるこま屋」の五月女さん。
この五月女さん、沖縄の石垣島にはまりまくってしまい、石垣に住むために仕事を創ろうと、なんと一頭丸ごとの石垣牛でカレーを作るという暴挙に出てしまう。

これがその石垣カレーだ。
これが、、、強烈に旨い!
しかも、化学調味料や保存料など一切無添加である。これについてはまた今度レポートしたい。実は部位ごとに分かれたこのカレー一式をいただいて食べたのを、まだブログに書いていないのである。

そのとなりには、これまたおもしろいものが出展されていた。

バーガリンという、つまりマーガリンの代替品である。
聴いたことがある人も多いと思うが、トランス脂肪酸という、人間の体を害をなす物質がある。マーガリンやショートニングといった植物由来の脂を固形化させた製品に含まれていることが多い。EUやアメリカでは極めて危険視され、必ず食品そのものに表示されるようになったものだ。このバーガリンはトランス脂肪酸を1%以下しか含まない、安心できるものだという。
そのお近くには、やっぱり居た!
飯尾醸造の社長と番頭・秋山さんである。

この夜じつは飯尾醸造の若旦那見習いであるあきひろくんと飯を食べたのだが、昼は社長さんと邂逅というわけである。
こちらはビール。なんとシメイの生樽があるというので、呑ませていただいた。グレートに旨いじゃないか、、、アンカースティームもあったので呑ませていただく。

「どちらのプレスの方ですか?」
と尋ねられたのは、ばかでかいストロボ付きのE-3で写真を撮っていたからだろう。残念ながらプレスではないのでした。紛らわしくてごめんなさい。
東京都のブースにいくと、居た居た、孤高の納豆野郎、登喜和食品の遊作社長ご夫婦である!

この日はテンペ粥の試食と、テンペそのものの試食をしておられた。テンペは健康食品と受け取られがちだが、ちゃんとした製品は実に旨い! このお粥が実に旨いのである。

社長とご婦人みずから切り分ける生テンペは、主婦らしき一団がきゃーきゃー言いながら試食されていた。

話題の宮崎ブースにはなんと特産の日向夏(ひゅうがなつ)と唐辛子をホットチリソースにした、その名も「ヒューガラシ(日向辛子)」が置いてあった。

仕事で関係しているハセガワさんのご厚意で、一本いただいて帰り、早速納豆にかけて食べてみたが、日向夏のあの華やかな香りと唐辛子の辛さがたまらない世界観を生んでいた!なかなかに美味である。
ほかにも、八木澤商店の光枝さんや、木次乳業の加納さんなどにも再会。
なんか、地方のすばらしいメーカーさんが、どうどうとスポットを浴びる時代になったんだなと思う。
楽しかった!
いつもお世話になっている八重洲ブックセンターさんで、講演会を開催することとなりました。
↑この写真は2006年に「実践農産物トレーサビリティ」を出版した時に講演会をやらせていただいた時の写真。今回も開いてくださるという。ありがたいことです!
ということで、定員100名ですから、まさか満杯にはならんと思うので、ゆるゆる申し込んでくださいませ。
いつものごとく僕がワーワー喋っても面白くないので、この本をかくきっかけをくれ、講談社に売り込んでくれたフリー編集者である岡部敬史さんにもご登場いただき、対談形式でやっていきたいと思う。
ちなみに岡部さんは宝島社の「このブログがすごい!」の編集者であり、2005年度のベスト2位にこの食い倒れ日記を選出してくれた方だ。ご自分でも「ブログ進化論」や「Web2.0殺人事件」など書いている、敏腕編集者である。
で、何もないとみんな来てくれなさそうなので(笑) 前回同様、撒き餌を用意します。前回は宮崎県の絶品焼き肉のタレ「とむらのタレ」でしたが、、、
今回は、やっぱり本に掲載させていただいたメーカーさんのものを出します。
一つは、宮津のお酢メーカー、飯尾醸造さんの「富士酢」!これを36本用意します。飯尾さんのご厚意で、360mlの特別容器にて。小さいけど、これで本物のお酢の味をしっていただけるだろう。

もう一つは、東京の登喜和食品さんの藁苞(わらづと)納豆!20本ほど用意します。

ちなみにこれらは、ちゃんとうちの会社で買ってみなさんにおわけします。本に載せたから、協賛でタダで下さい、なんて言ったら、本の趣旨と正反対になっちゃうもんね。ということで、講演する側が出血するので、ぜひこの撒き餌を楽しみにおいで下さい。
さーて 一体何を話そうかなぁ。まだあまりきちんと考えていませんが、本を書いている時からまた色んな状況が変わってきていますから、いろいろお話ししましょう。
申し込みは、直接八重洲ブックセンターへ。私のところにメールくれても、対応できませんのでよろしくお願いします。
先にお伝えしてある通り、今週の金曜日18時半から、東京の八重洲ブックセンター本店にて講演会&サイン会を開催する。
現時点で60人くらい申し込みがあるようで、まだまだ空きがあるようだ。なので、ここでまた強力な燃料を投下したい。本で採り上げた「佳い食」を実践しておられるメーカーさんの商品を、僕が自費でお土産を購入して、集まってくださった皆様にお配りしたいと思っているということは述べた。「富士酢」と「本作り納豆」は手配済みだが、コレに加えてもう一つ。
この美しいレモンイエローの卵の黄身をみていただきたい。
読んでいただいた方にはもうおわかりだろう、 これは青森県のトキワ養鶏にて、飼料米で育てている鶏の卵だ。卵の色は、餌で決まる。牛丼店などで濃いオレンジ色の黄身が出て「いかにも濃厚で美味しそう」と思って喜んでいる人もいるだろうが、黄身の色は餌にパプリカ抽出液などを添加することで、簡単にオレンジ色になる。色なんてあまり判断指標にならないのだ。ちなみに、国産飼料を中心に給餌すると、このようなレモンイエローの黄身になる。それは識っていたが、トキワ養鶏が取り組む飼料用のコメで育てると、こんなにも淡い黄色になるのだ。
今回の本で、このトキワ養鶏の項には、多くの人に共感していただいているようだ。つまり、減反を強いられているところで動物の餌用のコメを作る。青森県で減反指示が出されている2000ヘクタールにこれを実施して、そのコメを鶏に食べさせると、青森県民が一年間食べるだけの卵を確保できる。そして、、、それによって、日本全国の自給率は1%向上するというのだ!
穀物価格の高騰によって、本格的に飼料米の可能性が高まってきているが、そんなことがとやかく論議される以前から、トキワ養鶏ではこの試みを実践してきた。
で、今回この飼料米を食べさせた卵を買わせていただき、配ることに決定!
ちなみに、この卵の価格は一玉100円である。
「ヤマケンさんには特別に80円で卸しますよ!」
と言っていただいた、、、 とてもじゃないが10玉パックは買えん。ので、ご無理をお願いして4玉パック×20個を送っていただくこととなった。
さーてこれで、富士酢か本作り納豆か飼料米卵をお持ち帰りいただけるような感じ。90人を超えると、じゃんけんぽんすることになりますな。
ということで、講演会への申し込みは、冒頭のリンク先をよく読んで、八重洲ブックセンターまでお願いします。
今年で3年目になるアグリフードEXPOというイベントが、ビッグサイトで今日と明日の二日間開催されている。ビッグイベントになってしまったFoodexなどよりもちょっとだけ土くさい、いい感じの農業生産法人などが集まるイベントだ。
アグリフードEXPO2008
8月26~27日
http://www.exhibitiontech.com/afx/
このイベントも、最初の頃は各地からおそるおそる参加したという呈の出展者もすごく場慣れしていない感が強くて、それが逆に新鮮でいい!という感じだった。けど3回目にもなると、みな見せ方を工夫してくるものだなぁという感じだ。今日、ささっと歩いて、顔なじみを訪ね歩いてきた。一般の人も入れるので、行ってみるといいと思う。僕の「日本の食は安すぎる」に掲載させていただいたところがかなり多く出ており、試食させてもらえるしね。
※会場内は「写真撮影禁止」という札が出ていた。不思議に思って事務局にいって、写真撮影の許可を願ったところ、「各ブースの人から許可を得ればOK」とのことだった。本エントリに掲載する写真はすべて撮影許可をもらって掲載するものです。
■青森県の常盤村養鶏農業協同組合(トキワ養鶏)
青森のトキワ養鶏は、僕の本でもかなり関心を持たれる率の高い産地だ。物は何かというと、、、
そう、飼料用米の玄米を食べさせた卵、「玄米玉子」である。数日まえに朝日新聞の生活面に掲載されたので知っているひとも多くなったと思う。朝日の記事を書いたのはNさんという女性で、ここのところよく取材先でニアミスする、実によく勉強されている方だ。
しかし常盤村は玉子だけではない。養鶏・養豚、そしてそれらから出てくる糞尿を肥料化し、野菜や果物まで栽培している。しかし最も秀逸なのは、ハムソー、ベーコンなどの畜産加工品だ。
現在でもコープなどで販売されていると思うが、ここのベーコンやハム、ソーセージは文句なしで素晴らしい。合成●●●といったものをほとんど使わずに、実に美味しい商品を生み出している。現在、全国の夏場の気温上昇が激しい中、東北とくに青森の優位性はこれから高くなってくる。畜産においても、野菜栽培についても、稲についてもだ。これからのトキワ養鶏は見逃せない。
この方が常田さん。つい先日あったばかりだから、顔を合わせて笑ってしまった!
■JA日向 みやざき地頭鶏生産部会
宮崎県は入り口近くに大きなブースを構えているが、その一角に、JA日向の大堀さんがみやざき地頭鶏(じとっこ)のブースで出張っている。
ここの地頭鶏については過去ログご参照のこと。
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2008/04/ja.html
地鶏品種であるみやざき地頭鶏は、胸肉が圧倒的に旨いのが特徴。もれなく胸肉のタタキを試食できるので行ってみよう。
■ひまわり乳業(高知)
さて、
今回このイベントに初出場のひまわり乳業。過去、週刊アスキーで採り上げたとおり、ここはノンホモ・パスチャライズ牛乳を中心に生産する、四国の乳業メーカー。山地酪農も支援しており、低温殺菌の方式として、日本では珍しい連続殺菌法をとっているので、非常に美味しい牛乳製品がうみだされる。そして、その生乳で造るヨーグルトが実に美味い!
とりあえずこのひまわり乳業のブースにきたら、「不思議なヨーグルト食べたい」といってみるといい。何がすごいのかというと、おそらく日本では珍しい「ノンホモ・パスチャライズならではのヨーグルト」なのである。なにが違うかは、こうご期待。かなりビックリすると思うゾ。
この方(黄色いジャンパー着ている人)が社長の吉澤さん。ぜひ声をかけてあげて欲しい。
■静岡県 ネクト(お茶)
静岡県の農業法人協会の合同ブースでは、懐かしい顔が多くて立ち去りがたかった。静岡市内のお茶生産組合「ネクト」は、オンラインショップのページの立ち上げに携わったところだ。
べにふうきは、様々な健康効果がささやかれる特殊なお茶。試飲もできるので立ち寄ってあげて欲しい。
■静岡県 富士宮市 青木養鶏
オフ会参加者にはもうおなじみ、「駿河シャモ」を生産する青木さんである。
実は青木さんは静岡県の農業法人協会の会長さんなのであった。今回は駿河シャモではなく銘柄鶏の出品だそうだ。試食してみよう!
■六星 (石川県)
過去、かぶら寿司のエントリで書いたことがある、コメ主体の生産者組織が株式会社となった「六星」。就農塾をやったときに、新規就農ブログを書いてもらったタケが所属している。元気にやっているようで、パンフにも写真が載っていた。
石川は米どころ。もち米かと間違われることが多いというほどにモチモチした食感のコメをわっぱ飯に加工したものが今回の目玉のようだ。たしかにもちもち感強し!旨い!
■ポークランド 小坂町
秋田県と岩手県の県境にある町・小坂町。ここは養豚が盛んなことと、そしてホルモン幸楽の支店があるので僕は数回足を運んでいる。ポークランドは、農水関連の調査で行かせていただいているが、「桃豚」ブランドでイオンなどに出荷している優良な養豚企業だ。
■大分乾しいたけ
ここはできれば避けて通りたかった、、、
シイタケを持ってにっこり笑っているSさんは仕事のクライアントさんである。すみません、原稿かけてなくてゴメンナサイ!
■木次乳業
これもまた僕の本を読んでくれたひとならなるほどと思う、木次乳業。おなじみ加納さんである。島根でお会いするよりも、東京の催事で会うことの方が多い(笑)
1月31日には、この木次乳業の育てるブラウンスイス種の乳牛の肉を、他の和牛と食べ比べる会を開催する。関心のあるひとはどーぞ。
■りぞねっと (米粉麺)
最後に、いま評判を呼んでいる米粉製品だ。以前、山形県の高畠にて農協青年部に対する講演をしたとき、「これ、食べてください」ともたせてもらった米粉麺。それを造っているのがこの高橋さんだ。
堂々たる風格だが、実に思い切りと商才をもつ人だ。なにせ、いま彼のリゾネットでの米粉麺販売は絶好調。
この汁なし担々麺が実に美味いので、試食させて貰うといいだろう。
米粉麺にも、発芽玄米を使ったものなど様々なバリエーションがある。米粉パンもふくめ、今後の利用の方向性は実に広い。
ということで、見所いっぱいなアグリフードエキスポ。もし覗きに行くなら、声もかけてあげてくださいませ。
久々に大イベントである。現地まで来てくれれば、あとのバス移動費と飲食代は全部県がもつよ、という、岩手県ツアーを開催します。名付けて「いわて生産現場探訪ツアー」。
僕が短角牛のオーナーになったこともあって、岩手県の二戸振興局と久慈振興局が一緒になって「じゃあ、現地オフ会みたいなのやってもらいましょう」ということになったのだ。
内容はまさにゴージャス!
まず、国内では有数の、JAS有機認証を取得した、雑穀の神様である高村さんの畑におじゃまし、収穫直前のヒエやアワを見学。
そして雑穀茶屋「つぶっこまんま」にて、雑穀のお膳を昼食にいただく。
そのまま一路、浄法寺の稲庭岳に登り、短角牛が放たれている牧野に行く! ![]()
夜は勿論、「短角亭」にて短角牛を食べる!おそらく他ではなかなか出会えない、短角牛の内臓もこの日は食べることができるはずだ!
二日目はヤマブドウの生産現場見学と、久慈市の短角牛放牧風景、そしてあの郷土食「まめぶ」の試食も予定している。6日(月)の20時に解散予定だ。
このイベント、シェフ、料理雑誌等、そして一般の人向けである。上限35名程度になると思うが、現地までの移動費と宿泊実費以外はすべて岩手県が負担してくれるというものすごいツアーである。参加ご希望の方は、後日正式に申し込み手順をお知らせしますので、とりあえず日程だけは確保を!
では、佐賀~福岡出張に行ってきます!
先にお知らせした表題のツアーですが、いよいよ申し込みを開始いたします。
先日のエントリを読んで、詳細スケジュールをきちんと把握し、参加できるゾという方のみ、お申し込みくださいね。
下記、確認事項です。
・日時はきたる10月5,6日。 募集人数は35名のみです。申し込みが多い場合は抽選になります。
・東京駅7時36分発の新幹線はやて3号に乗車して二戸駅に集合。バスで移動しますので、遅刻したら、、、自力で追いついていただくことになります。なお新幹線は旅行代理店を通じてこちらで手配できるように調整中。
・新幹線での往復代金と宿泊費用、(東京発着ならあわせて3万6千円程度)のみ、自己負担。現地での移動費、食費は岩手県が負担します。
(もちろんお土産代とか、追加飲食費は出ませんヨ。)
・どうしても、という方は、5日か6日のどちらかのみ参加でもOK。ただし交通手段等は要相談です。
以上をご確認の上、下記フォームからご応募くださいませ。
申し込み期限は9月8日(月)の23:59までとします。
■ツアーの受付フォーム
http://my.formman.com/form/pc/8GMIwFwHkvWt3Puj/
あ、もちろんツアーコンダクターはわたくしヤマケンがつとめますので(笑)
皆さんで楽しく行きましょう!ご応募待ってます。
うーむ 表題の件、告知後一日で40人以上の申し込みが来てしまいました。定員35名なのでもう抽選だ、、、
ということで、
すみません来週月曜日までではなくて、締切早めます。今週金曜日の11:59までとします。夜ではなくて昼の11:59です!お間違いないよう、、、
先日、新宿伊勢丹のフェアで「ブリのあつめし」を親子で出しに来たブリ養殖家の村松さんが、明日のブロードキャスターに出演するという。あ、いま確認したら、村松さんがというよりは、彼が率いる「活き粋船団」という団体が、である。
■活き粋船団
http://www.ikiiki-saiki.jp/index.html
きっと放送内でいろいろあると思うけど、今年前半に週アスの連載むけに取材した際の写真を余り載せていたかったので、ここに披露。
明け方、ブリの養殖場に出航。
蒲江漁港は、内湾は非常に穏やかで、栄養が豊富なのか、たくさんの魚が生息する素晴らしい環境だ。
その湾を出たところに養殖用の生け簀がある。この中に5000匹のブリが養殖されている、、、と記憶しているけど、間違ってたらスミマセン。
一つ一つの生け簀は小さく見えるが、海の非常に深いところまで続いている。これもまたお金のかかる財産。
ブリの活け締めをしている人達。
生きているのをすぐに締めて、氷水のなかにザンザンと放り込んでいく。これを漁港ですぐさま大きさ別にわけて、氷詰めして出荷する体制をとっているのだ。
「最近は本当に原油高で燃料費があがり、餌代もあがり、本当に大変になってきたわい」とつぶやいているかのような村松さん。
そんな彼が「船団」でやっているのは、ブリを産地で加工し、価値を高めて販売することだ。しかも、通常は捨てられるアラや頭までも美味しく調理し、商品化している。
これが、特製のタレに漬けられ、あの「あつめし」になるのだ。
「船団」の頒布会員になると、こうしたブリなどの加工品が届く。非常に美味しいので、是非試して欲しいと思う。ちなみにこれら商品は、決して”安い”と思うような価格ではないと思う。けれどもこの価格こそが「漁師が食っていける価格」である。そのベンチマークとして受け取ってもらえればいいのではないだろうか。その代わり、味と安心性(安全性は当たり前なので)は、彼らの保証付きである。「養殖」はイヤだと思っている人に、ぜひ試してもらいたいものだ。
ちなみに、写真にある「がんこ漁師の熱めし」の、村松家バージョンをいただく。
これが熱めし。
これに、熱々の鰹だしを注ぐ。
ブリに熱がはいって半生になり、うま味が増して、もう最高である、、、思い出しただけでもよだれが、、、
ブロードキャスター、みたいけれども僕は明日から秋田県にいくのでみられない。ぜひ皆さんご覧下さいませ。
ちなみに、蒲江漁港の集落の人達が祀る神社でのお祭り風景。
漁師さん達は、出航する際、湾内からこのお社に拝礼して、湾を出て行くそうだ。神様だけではなく、我々消費の側も漁師を守っていかなければならない時期にさしかかっている。
日本の魚食文化は実は危機に瀕している。それが伝わる番組であることを祈りたい。
毎年開催されている醗酵リンク大会。日本酒や発酵食品の書き手として日本屈指の存在である藤田千恵子さんが主催する、日本酒の蔵本さんや発酵食品の造り手さんが参集するイベントだ。過去ログをみると、僕は2003年から参加させていただいているようだ。
■2003年09月16日 醗酵リンク大会に参加した。http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2003/09/post_19.html
しかし今年は荷が重い。僕が基調講演をさせていただくこととなっているのだ。もしまだ週末の予定が空いていて、純米酒や発酵食品が好きな方は、ぜひご参加いただきたい。先に振り込みしていただくようになるので、よくごらんになって申し込んでくださいね。
=============================================================
第六回 醗酵リンク開催のご案内
日本の醸造文化の賜物である日本酒と醗酵調味料、醗酵食品。各地に散らばる伝統の味わいを知り、健やかな食材と共に皆様と楽しみたい。そんな思いから始まった醗酵リンクを今年も開催いたします。
今年のセミナーには、『日本の食は安すぎる!』『農産物トレーサビリティ』の著者であり、大人気ブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」でも数多くのファンを持つ「やまけん」こと、山本謙治氏を講師にお迎えいたします。醸造物である酒や調味料をも含む日本の食を消費者がどう「買い支えて」いったらよいのか、生産者の事情、消費者の意識両面からお話していただく予定です。
セミナーのあとは、恒例のパーティ。今年も日本各地から日本酒・醗酵調味料の蔵元様方にお集まり頂き、存分に飲み、味わい、語らう楽しい時間を過ごしていただきます。お酒も味噌も醤油も酢もみりんも野菜も豆腐も肉も魚も、全部美味しい醗酵リンクにぜひ、どうぞ!
<参加予定蔵元>
神亀酒造(埼玉)/稲葉酒造場(茨城)/武勇(茨城)/喜久醉(静岡)/雑賀(和歌山)/秋鹿(大阪)/久保本家(奈良)/竹鶴(広島)/扶桑鶴(島根)/杜の蔵(福岡)
<参加予定料理店>
銀座「八彩懐石 長峰」/錦糸町「井のなか」/池袋「坐唯杏」/神田「新八」/湯島「楽」
■開催日:平成20年10月19日(日曜日)
受付:午後四時半開始 セミナー開始:午後五時~ パーティ開始:午後六時~
■会場:飯田橋コートメダリオン (JR飯田橋駅西口下車)
東京都千代田区富士見2-10-28フジボウ会館内 http://www.medallion.co.jp/
■参加費:一万円(前金払い込み制)
■申し込み方法:
FAXまたはE-MAILでご参加をお申し込みのうえ、下記銀行口座にお振込みください。申し込み期限は9月30日です。それ以降は事務局にお問い合わせください。
振込み先:りそな銀行神楽坂(304)支店 1503834 醗酵リンク 林千恵子
***************************************************************************
■問い合わせ・お申し込み先:醗酵リンク事務局
165-0805 東京都新宿区矢来町112番地ホワイトコート403 (エレファス内)
電話03-5225-6325 FAX03-5225-6326
E-MAIL e-web@elephas.jp
下記必要事項をご記入の上、FAXまたはEmailにてご返送ください。
お名前: お振込み名義:
ご住所:〒 電話 Email
住所
同行者氏名:
参加人数 計 名
お振込み後4,5日しても連絡がない場合は、お手数ですがご連絡くださいませ。
「富士酢」の飯尾醸造の5代目見習い・飯尾あきひろ君から連絡があったイベント。ブラウンライスというカフェ&デリは、以前、当の飯尾君から特製プリンを送ってもらったことがある。
なんと北海道の共働学舎のブラウンスイス種の牛乳に、栃木の養鶏家・高橋さんの卵を使ったという、オールスター戦さながらのこだわりプリン、旨かった!
で、そのブラウンライスの周辺を会場にして行われるイベントらしい。
詳しい話は、こちらのフライヤーをご覧下さい。
■当日のフライヤー
このイベント、かなり素晴らしいものらしい。飯尾君からは「ぜひ告知してあげてください」という連絡があった。メールから引用。
当日はもちろん富士酢プレミアムも持って行きますし、
なぜかピクルス作りイベントもやることになりました。うちはともかく、素晴らしい生産者の皆さんがいらっしゃいます。
藤原養蜂場のはちみつ試食も面白いですし、
若い農家である、なごみ農園の宮田さんのワークショップなども。ただ、個人的に一番楽しみなのが特製シュークリームです。
共働学舎のブラウンスイス牛乳と高橋丈夫さん(カブトエビ農法で米を作られています)の卵が入ったもの。
まだ食べたことはありませんが、あのプリンと同様の原材料で丁寧につくるものなので期待できます。
しかも、250円という値段のようで、「もっと高くすれば?」とクレームをつけたとこです。
限定300個とのこと。
うーむ
特製シュークリーム旨そうじゃん! 買おう、買おう。この日、午後から友人宅に行くことになっているので、その前に立ち寄りたいと思う。
日本で発行されている新聞の中で、最も古く長く食の問題に取り組んでいる西日本新聞。その長期連載「食卓の向こう側」の仕掛け人である、編集委員の佐藤さんから、イベントの連絡が来た。
どうなる、どうする日本の食シンポジウム in 東京
「ひろがれ弁当の日」子供が作る「弁当の日」。
自分で作る「弁当の日」。
一品持ちより「弁当の日」
そんな取り組みが広がっています。自分で作ることで、食材を作ってくれる農家
いつも料理を作ってくれる人に感謝できるようになります。誰かのために作れば、
できるだけ安全な食材を選びたくなります。
国産の、できれば地元の食材を選びたくなります。「食の安全・安心」「食料自給率」の問題も
弁当の日が超えていくかもしれません。
日本の食と農をかえていくかもしれません。たかが「弁当の日」。
されど「弁当の日」。
とても楽しい「弁当の日」。
みんなで考えてみませんか?日時:2009年1月10日(土) 13:00~16:30
場所:東京大学弥生講堂一条ホール
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
Tel. : 03-5841-8205
http://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/
「弁当の日」は、香川県の小学校で考案されたものだ。いつもは弁当をつくってもらっている生徒に、「自分で弁当を作ってきなさい」という。子供達は四苦八苦しながら弁当を作る中で、いつも自然に、なんの感慨もなく食べている弁当が、こんなに苦労して作られているのかということを自覚する。また、弁当造りの大変なプロセスをそれぞれ経ているから、他人の弁当の中身がどんなものであっても、悪口を言ったりしないという。
これを機に、この小学校の生徒だけではなく、親も、地域も大きく変わっていく。そんな話を、一昨年度に開催された「食生活ジャーナリストの会 シンポジウム」で佐藤さんが報告してくれた。その話をもっとつっこんで聴くことができるイベントだ。
関心のある人はぜひ参加を。僕も行きます。
昨年は岩手県北部に肩入れした一年だったけれども、その波はまだまだ続くのである。岩手県の二戸・久慈振興局とのコラボレーション企画・第三弾は、雑穀とヤマブドウにスポットを当てたイベントを開催する!
岩手県北部地方は、季節風の影響で米が育ちにくく、長いことひえ、きび、あわなどの雑穀類をメインに食べていた文化圏だ。
近年、健康食としての雑穀に注目が集まっているけれども、そもそも地理的・文化的特性から、雑穀を当たり前に食べていた地域。そこには、雑穀の栄養価を最大限に引き出して美味しく食べる文化がある。
そして、雑穀に命を捧げた生産農家もいる。11月の岩手バスツアーで訪れた高村英世さんもそのお一人だ。
これら雑穀は、いまや二戸地域でもいろんな料理への応用が研究されている。二戸在住の農家のお母ちゃん達が、「雑穀料理伝え隊 」なる団体を立ち上げ、様々な料理を提案しているのだ。
どう?美味しそうでしょ?
そして、岩手県久慈市の名物であるヤマブドウ。
強い酸味と、それに隠れてはいるが高い糖度、そしてポリフェノール類を多量に含む機能性の高い食材として、まだまだ未知の可能性を秘めている食材だ。
ヤマブドウは岩手・山形・秋田あたりでワインに利用されているけど、その利用方法はまだまだ広く考えられるはずだ。
こうした、地元の人達が創り出してきた雑穀・ヤマブドウ料理文化も素晴らしいものだが、一方で、雑穀に強い関心を示すプロ料理人も居る。
このお方、日本を代表するイタリアンレストランの一つであるアクアパッツァの日高シェフもそのお一人だ。
なんと日高さんは、以前から雑穀に強い関心があり、独自にレシピをたくさん創り、店でも出しておられたという(雑穀と比内地鶏のリゾットなど)。
今回、岩手の雑穀を使って面白いイベントをしたいのだけど、というお願いをしに行ったときのご快諾ぶりはすごかった。
「ああ雑穀! いいじゃないですか!ぜひやりましょう! うちの「アクアヴィーノ」でコースをつくりますよ!」
ということで、
の実施決定である!
アクアヴィーノは、アクアパッツァがB1Fに構えるビルの1Fにあるオープンな雰囲気のリストランテだ。
そして、実にノリノリに正月中もメニューを考えてくれたというのが、今回メインに腕をふるってくれる山崎シェフである!
「いやー もう正月気分がなかったですよ、メニュー考えてて」
ということだから、かなり期待できるんじゃぁないだろうか。
ちなみに、メニューはまだ検討中。1月中に試食させてもらって、最終的に決定します。
が、
今の段階で、こんなのアリですよね?と話しているのがこんな感じ、、、
(あくまで案であり、全部ではありません。可能性として見て下さいね。)
■前菜
雑穀サラダ ヴィネガー仕立て(いろいろ)
雑穀をまぶしたフリットミスト
雑穀のアランチーニ
岩手野菜のバーニャカウダ
■プリモ
雑穀のリゾットまたはパスタ
雑穀のラビオリ
■セコンド
雑穀クスクス風 短角 やまぶどうソース
■ドルチェ
雑穀のクレープ やまぶどうのソルベ添え
雑穀のクッキー
■パン
雑穀パン、雑穀のグリッシーニ
やまぶどうパン
これに加えて、ヤマブドウ果汁を駆使したスペシャルドリンク付きとなります。アルコールも、ノンアルコールも用意します。
そして!
岩手県からは、雑穀茶屋「つぶっこまんま」を先頃閉店したばかりの安藤直美さんにご来場いただき、地元ならではの雑穀料理法を伝授していただく!
実は雑穀には下処理が必要なのです。わりといろんな料理研究家さんが、袋からそのまま下ごしらえせずに使っているケースが多いけれども、「それじゃぁ味が濁る」というのが本家雑穀料理家のご意見なのだ。
もちろん、レクチャーだけじゃなく安藤さんの雑穀料理もコースの中に入る!もち、岩手県北部の代表的な雑穀スイーツである「へっちょこだんご」はリクエスト済みである!
そして、冒頭で紹介した、雑穀農家の高村英世さんもご参加いただき、雑穀生産のお話しをいただく。
当日は、雑穀の基礎知識についての話とコース料理、シェフのお話と安藤さん・高村さんのお話をゆっくり楽しんでいただく内容になる。
概要はこんな感じだ。
タイトル: 「岩手食材の魅力を探る~ 雑穀、やまぶどう」
日時: 2009年2月8日(日) 12:00~15:00(11:30受付開始)
会場: アクアヴィーノ http://www.acquapazza.co.jp/vino/
東京都渋谷区広尾 5-17-10 EAST WEST 1F TEL:03-5447-5503
定員: 30名
会費: 6000円(お申し込み後、事前振込していただきます)
形式: 着席での食事
ぜひふるってご参加下さい。
なお、、、
来場者には、十文字チキン社がつくってくださった、あの岩手県北食材カレンダーがプレゼントされるそうです、、、(笑)
■イベント参加申し込みフォーム
http://my.formman.com/form/pc/0uxkBfXn6ZADZlNU/
いま、愛媛に来ています。昨夜からお申し込みメールがどんどん来まして、すでに定員を超過しました!
まだ24時間経っていませんが、すでに抽選になっていますので、締め切りとさせていただきます。
よろしくお願いいたします、、、
前のエントリに書いた牛肉の食べ比べ会は6種の牛品種の食べ比べとなるものだけど、実は昨年7月、非公開で短角牛と黒毛和牛の食べ比べ会を実施したのが元となっている。
この会は、岩手県の短角和牛振興のために実施したイベントで、レストランの料理人さんと料理雑誌の編集部さんに声掛けをして行ったものだ。
さすがに、説得力のある会にしなければと思い、きっちりと張り込んだ内容にした。
まず、肉は黒毛和牛と短角牛を比べるわけだが、黒毛もちゃんとしたものを採用しなければならない。岩手県の短角と比べるので、おなじ岩手県産のA5クラスの肉を用意した。短角は、山長ミートにお願いして出してもらったので、問答無用で二戸で肥育したもの。そしてもう一種、、、そう、岩手県が進めているプレミアム短角牛。県内で育てたデントコーンを8割食べさせた、「完全グラスフェッドに近い」短角牛だ。
そして、これを調理するのは、、、
なんと、今をときめくイタリア料理の若手肉焼きの星、「ラ・グラディスカ」の堀江シェフだ!
実はこの人選、短角を焼いてもらったときに、「この人が焼くなら」という説得力があるシェフは誰だ!?という問いを、料理雑誌業界に顔が利く人にお願いして調査をしてみたところ、料理人さんを含め多くの人が「堀江さんがいいでしょう!」ということに。
満を持してお願いに上がったところ、
「面白そうじゃないですか。僕もよく短角使いますけど、いままでとは違う短角の肉との出会いもありそうだし、やりましょう」
と引き受けていただけたのだ!
どういう提供方法がいいか、ということをいろいろ試行錯誤していたのだが、試食段階ではこんな感じの料理もつくっていただいた。
■短角牛シンタマの岩塩包み焼き 雑穀サラダ添え
これは堀江シェフが得意とする料理で、モモ肉を岩塩包みにして丸焼きにし、やわらかい火を通していくものだ。
この方法だと純正赤身肉である短角の個性も出しやすいかと思ったのだけど、実は牛のモモ肉に関して言うと、ホルスタインでも黒毛でも無茶苦茶な差は出にくい、ということでボツに。けれどもこの料理、旨かった!
■短角牛すね肉のヤマブドウワイン煮込み
これはまあ、定番中の定番といえるもの。
すね肉は基本的には使わない前提だったのだけど、堀江シェフが使うとどんな風になるだろうかということと、ヤマブドウ関係製品を使ってもらったら、ということで試作段階に材料を送って創ってもらったものだ。
もちろんこんなの不味いはずがなーい!赤ワインの酸もビシッと効いて、ホロホロ柔らかく崩れる短角の肉も、出がらしにはなっていない、まだ旨味が残る美味しいモノだった。
で、本番は結局どうなったかというと、シンプルに肉の味がわかるようにしよう、という構成になったのである。ロースの部分(というよりサーロイン)とヒレは、タリアータ。イタリア版ステーキといえばいいんだろうか。で、赤身らしさを見るためのモモ肉は、たたいてタルタルにすることとしたのである。
当日の堀江シェフの奮闘はすごかった。助手を一人つけたけれども、とにかくもの凄い量の肉と大格闘!
カットしているのは遠目で見てもわかる、サシが入りまくった黒毛和牛のヒレ。
「あー 切ってるだけで手がベタベタになっちゃうよ!」
こちらは短角のモモ肉。対照的な赤身だ。
多くの人から若手随一の肉焼キストと評される実力は、丁寧な掃除のしぶりからも伺えたのだ。
タルタルのできあがり!
リモーネはお好みで。塩で最低限の味付けだけはしている状態で供した。
タリアータは、堀江シェフが使い慣れないIHヒーターだった。なんと高温リミッターが着いていたようで、ガンガンに強火にするといきなりバチンとスイッチが切れてしまう。最初に焼き目をつける段階ではIHヒーターを使っていたので、シェフはかなり苦労していた、、、モウシワケナシ。
まあ、短角二種と黒毛和牛の食べ比べの結果については、もう僕のブログ読者さんであれば予想はつくだろうから、多くは書かない。予想外だったのはプレミアム短角牛が非常に評価されたことだろう。
お客さんとして来てくださったのは、三つ星・二つ星レストランのシェフやスーシェフ、そして今回行う雑穀やまぶどうイベントの会場になるアクアパッツァの日高シェフなど、そうそうたる面々だった。
何より驚いたのは、会が終わって挨拶をしている最中に、シェフや関係者が「すぐ取引したいんだけど」という声を上げてくれたことだ。結果的に、集まってくれた15店中、6店が取引に繋がったと聴いている。それらの店の格を考えれば、ものすごいことだ。
とこういうイベントを下地にして、さらにグレードアップしたのが31日に行われる牛肉6種食べ比べなのでありました。
では、皆様よい週末を、、、
8日の雑穀やまぶどうイベントに向けた試食会・打ち合わせを本日、東京・広尾のアクアパッツァで行った。ちなみに当日会場のアクアヴィーノは1F、アクアパッツァはB1F。1Fアクアヴィーノは、路に面した明るい感じの、トラットリアとバールの中間的な場所だ。カジュアルに楽しむ雰囲気だから、今回の趣旨には最適だろう。 
さてこの会場で腕をふるうのは、日本のイタリアンを代表する一人である日高シェフとその愛弟子である山崎シェフだ。
どちらも気合い十二分!
とくに山崎シェフは、正月返上で考えたレシピで頭がいっぱいで、すっごく高いテンションを発揮していた。
「11品、考えてみました。どうぞ試食をお願いいたします」
と出てきたのは、ものすごい雑穀料理ばかりだったのだ! 当日の楽しみのためにも、ここでは一部だけ紹介したい。名前も内緒ね、、、
なにも解説しないと「いったいこれは何だ?」と思うかも知れないが、ちょっと驚く料理ばかり。なんといっても、この日のために岩手から上京してくれた、つぶっこまんまの安藤直美さんと振興局の佐藤さんも「うううううううん、こんな雑穀料理があり得るのか、、、」と驚いていたのだから。
いや、マジで素晴らしい!
しかも、これに加えて安藤さんの雑穀料理(ごくシンプルなものですが、、、)もつく。ので、全部で13品くらいになりそうなのである。それを盛り合わせにしたりしながら、提供するので、楽しみにしていただきたい。
ところで、ワイン等のアルコールもサーブする予定だったのだけれども、会の趣旨的にも、酔いが回ると味がわからなくなってしまう可能性もあり、ちょっと控えさせていただく方向です。その分、料理の点数が増えるので、申し訳ありませんが御了承くださいませ。ただし!やまぶどうワインに関しては、ある料理にサプライズ的に登場しますので、お楽しみに!
ところでさっそく、買ったばかりのD700を実戦投入したのだけど、いやぁ難しい、、、ホワイトバランスがバラバラになっている絵があるのはご容赦。
いままでボケの大きな料理写真は好きじゃなかったけど、これも難しいものだと再認識。修行が必要だ、、、
本日、第6回を迎える会が無事開かれた。
既報の通り、黒毛和種”以外”の牛肉品種を6種類食べ比べるというもの。希少品種ばかりなので、今回はそのレアさを知っている人たちが殺到し、満員御礼キャンセル待ち続出という結果に。ありがたいことです。過去5回は野菜でやってきたけど、こんなに引きがあったのは初めて。メイン食材はやはり強い!
会場はいつものごとく、東京都の国立市にあるエコール辻 東京校。
座学編から始まって、いよいよ6種の牛肉の実食だ。
出番を待つ肉達。6種とは以下の通り。
短角和種
褐毛和種(高知種)
無角和種
ブラウンスイス種
ホルスタイン種(通常のエージング)
ホルスタイン種(ドライエージング)
この6種を、フィレとロースの部位の食べ比べをする。フィレは真空調理で芯温が60度になる程度に低温調理。ロースは4cm厚みに切って、ガスの焼き台で片面10分ずつ焼き、10分ベンチタイム。
もう、思った以上の差がでて、参加者も口数少なく夢中で試食していた。
これはフィレ。こんな感じで供されるのを一かけずつ取って食べていく。
フィレ肉は差が出にくいというけれども、脂を含んでいるか否か、筋繊維の密度がどうか、風味が強いか弱いかなど、様々なポイントでみていくとやはり違いが見える。実はフィレは、乳用種であるホルスタインやブラウンスイスでも遜色のない美味しさだった。中でも、ドライエージングのフィレは個人的感想としては旨味が強烈で、図抜けていたと思う。ただ、同じ感想の人もいれば、「この味は好きじゃない」という人も居たのが、面白い。
ロースは、焼き台で焼く。
4cm厚さってのは、とにかくデカイです。しかもサーロインのように面積が大きい肉の場合、すんごくどでかい。一切れずつ食べても、終わる頃には皆「もういらない」状態。でも、ロースはさらに味の違いを感じた。
今回人気が高かったのは、予想通り短角牛と、そして高知県の褐毛和種だった。褐毛と書いて「あかげ」と読むこの牛、熊本のあか牛が有名だけど、実は少し違う系統の牛が高知県で3000頭ほど飼われている。こちらは、熊本の褐毛和種とは系統が違い、朝鮮系の牛の血を色濃く引いている。不飽和脂肪酸の含量が多くなる傾向にあって、脂の切れや肉の旨味に優れている。サシの入り方が5等級には至らないため、格付け上は黒毛には負けるけれども、総合的な旨さはこっちのほうが上かもね、という評価が今回続出していたように思う。このためにわざわざ高知から参加してくれた、県畜産課の公文さん、どうもありがとうございました。
今年は、この高知種の褐毛を食べる会というのもやりたいですな!
時間通りに終了。6回を重ね、実に円滑な運営ができるようになった。参加してくださった皆様、どうもありがとうございました!ステーキハウスが多かったので、ぜひ全店廻ってみたいものだと思う(笑)
それにしても、調理・サービスを担当してくださる辻調グループのスタッフの皆さんには頭が下がる。
皆さん、お疲れ様でした!
で、私は明日からドイツ・フランスを一週間ほど廻ってきます。
インターネット環境はあるみたいだから、おそらくメールとかは大丈夫でしょう。帰国したら、すぐにアクアヴィーノでの雑穀・やまぶどうの会だ、、、
報告が遅くなりましたが、2月8日に開催された「岩手食材の魅力を探る~ 雑穀、やまぶどう in アクアヴィーノ」の会は、大盛況のうちに開催されました。
実はその前日の夜中にドイツ・フランスから東京へ戻ってきたので、へろへろだったけれども、その内容は素晴らしいものでした! さすがは日高シェフと山崎シェフ、さすがは岩手食財という気持ちで一杯。
広尾駅から歩いて3分、アクアパッツァの入るビルの1Fが「アクアヴィーノ」だ。アクアパッツァはリストランテでちょっと緊張するけど、ヴィーノの方は気軽に入ることができる雰囲気で、いつも満杯。
朝9時から、二戸から駆けつけた雑穀料理家である安藤直美さんが雑穀おにぎりを握ってくれる。
ご飯炊きのために山崎シェフも早めに厨房入りしてくれた。
スタッフも総動員!
この日は貸し切りとなるため、その告知とイベントのための黒板イラストを書いてくれるスタッフ女史!
「彼女は黒板絵を描くのがすごく上手いんですよ」
とシェフ。本当にすごい!
開催時間に遅れること5分で全員着席。募集から15時間程度で速攻で埋まってしまっただけあって、みなさんの意気込みもスゴイ!年齢層も様々なひとが集まったのである。
最初の飲み物は、スプマンテでやまぶどう原液を割ったもの。これ、実はアクアパッツァのソムリエである瀧原さんの手によるものだ。
「最初、いただいたやまぶどう原液をそのまま呑んだときには、強い酸味にううっとなってしまったんです。正直、これをどうしようかな、と。けれども、ひらめいてスプマンテで割ってみたんです。そうすると、強い酸味が消えて、代わりに素晴らしい香りと複雑な旨味が味わえるようになったんです」
と話してくれた通り、スプマンテの炭酸が酸味を消してくれ、奥に隠れていたやまぶどうの甘さ、旨味が立ち現れてくるのだ。すばらしい!
ちなみにアルコールを飲めない人には、岩手県北の地サイダーである光泉サイダーで原液を割ったものが振る舞われたのだった。
今回のメニューは超・特別!
素晴らしいラインナップなのだ。
MENU
安藤直美さんの雑穀おにぎり3種(ひえ・粟・きび)
*
高きびとじゃがいものピューレを詰めたオリーブのフライ
鱈とじゃがいものコロッケ アマランサス衣揚げ
きびのフォカッチャ 粟のフォカッチャ 蓮根ハンバーグを挟んで
きびと生ハムで和えたサラダ トマトを器にして・・・
野田村産帆立と白髪葱のサラダ仕立て きびのビネグレットソース
三種類の雑穀と人参、キュウリ、マグロが入った生春巻き わさびの香り
*
ひえの入ったイタリアのトマト味のパン粥
*
岩手県産“菜・彩・鶏”からとったガラスープ 雑穀と寒締ほうれん草
*
雑穀と岩手県産“菜・彩・鶏”の焼きリゾット
2種類のアスパラガスのソテー 山葡萄ピューレと共に
*
あんこうの生ハム巻きソテー マルサラ風味のきびソース 粟のクスクス風添え
*
きびのジェラート 山葡萄ピューレがけ
*
安藤直美さんのへっちょこだんご
なんと堂々14品!(14皿じゃないよ)
それでは一つ一つ追っていきたい。
■安藤直美さんの雑穀おにぎり3種(ひえ・粟・きび)
まずは、雑穀に様々な手を入れた料理が出てくる前に、それぞれの雑穀の味を識っていただくため、シンプルな塩むすびを。奥からひえ・粟・きびの順だ。塩も久慈市の野田の塩を使っている。これが、どれも味と香りが少しずつ違うのである。家庭だと、一度に数種類の雑穀ご飯を食べることは少ない。「あー 違うね!」とみな言いながら口にしていた。
さて、山崎シェフ渾身の料理の始まりだ。
■前菜盛り合わせ
■高きびとじゃがいものピューレを詰めたオリーブのフライ
これ、実は来場者の人気ナンバーワンとなった一品。小さな楕円形のフライはオリーブの中身に、粒の大きなタカキビとじゃがいもピュレを入れたものだ。オリーブという強い個性を持つ素材なのに、きっちりとタカキビの食感と香りがするのが、こちらも強い個性をもつタカキビの持ち味だ。
■鱈とじゃがいものコロッケ アマランサス衣揚げ
日高シェフによると、イタリアでは干しだらを戻したものをジャガイモとあわせて食べることがよくあるそうだ。その衣になんとアマランサスの小さな粒を使った一品。揚げたアマランサスはカリリッと素敵な歯ごたえで、違和感全くなし。
■きびのフォカッチャ 粟のフォカッチャ 蓮根ハンバーグを挟んで
このフォカッチャにはキビや粟が入っている。レンコンハンバーグのしっかりした味と相まって、商品化できてしまいそうな美味しさだ。
そして二皿目の前菜盛り合わせ。
■きびと生ハムで和えたサラダ トマトを器にして・・・
きびだんごのイメージが強いいなきびだけど、実はトマトなどのイタリア食材との親和性は非常に高い。穀物というよりパスタのようになじむのだ。
■野田村産帆立と白髪葱のサラダ仕立て きびのビネグレットソース
同じくキビをホタテとあわせる。不味いわけがない、、、控えめのビネグレットの味が実にほどよい。
■三種類の雑穀と人参、キュウリ、マグロが入った生春巻き わさびの香り
雑穀入り春巻き。「口やすめになるからね」と日高シェフが言っていたけれども、口安めなんて軽さではなく美味しい一皿だ。
■ひえの入ったイタリアのトマト味のパン粥
テーブルに皿が運ばれ、香りを嗅いだ参加者のみんなから「うわーーー」っという声が上がった一皿。
やっぱり、雑穀はトマトソースとの相性が抜群によい!
パン粥の楽しい食感に、プチプチと大きさと硬さの違う雑穀がはいることで、風味も食感も楽しくなるのだ。
■岩手県産“菜・彩・鶏”からとったガラスープ 雑穀と寒締ほうれん草
岩手県二戸市の養鶏企業である十文字チキンカンパニーの銘柄鶏「菜彩鶏」からスープをとり、岩手県のちじみほうれん草を具にしたスープ。十文字チキン社の鶏は信頼していい。サッパリしながら芯のあるスープ。そしてここに、イタリアンならではの技法を。
なんと、やまぶどうワインを少量垂らすのだ!
「イタリアのある州の技法なんですが、こうすることで風味ががらっと変わるんですよ!」
という日高シェフのお言葉通り、やまぶどうの香りがブワッとスープ全体に行き渡る。これは美味しい!一椀で二度楽しめるというお得な料理だった!
そして美しい一皿が、、、
■雑穀と岩手県産“菜・彩・鶏”の焼きリゾット 2種類のアスパラガスのソテー 山葡萄ピューレと共に
糖度が非常に高くなる県産アスパラガスと、雑穀主体の焼きリゾットを合わせたもの。ソースは、やまぶどうの風味を活かすために、産地で果汁をピュレにしたものをそのままあたためてかけただけという。
美しいし、美味しい! 雑穀リゾットは鶏のスープを吸って旨味十分。リゾットというよりも焼きおにぎりのようで、日本人なら誰でも好きになる味だ。それにやまぶどうピュレが加わるだけで、横方向に縦方向のベクトルが加わる。複雑な酸味、甘み、渋みが陰影を添える、奥行きのある一皿になった。
さてそしていよいよセコンドだ!
■あんこうの生ハム巻きソテー マルサラ風味のきびソース 粟のクスクス風添え
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
俺はこの一皿にノックアウトされた!
マルサラソースが甘やかでかぐわしく香る中、キビがそれを十分に吸って上質なクスクスのように舌の上で遊んでくれる。絶妙に薄く巻かれた生ハムを断ち割ると、白いアンコウのフィレの身がホックリと加熱されている。旨味十分のアンコウとマルサラソースのマッチングで、さらにキビが旨くなる。これは脱帽! この料理、また食べたい!
いやー 各席でも参加者のみなさんは楽しんでいただいているようだった。
■きびのジェラート 山葡萄ピューレがけと、安藤直美さんのへっちょこだんご
デザートはへっちょこ団子とキビジェラートだ。
観ていただければ、味もわかっていただけるだろう。キビのジェラート、芳ばしくて美味しい。やまぶどうのピュレは、甘いものにも辛いものにもソースとしては非常にマッチ。この方向性がいいんだろう。
いやーーーーーーーーーーーーーーーー
旨かった! ちなみに全ての料理が出るタイミングで日高シェフに解説をしていただいたのだが、その際、僕が司会進行をしている関係上、写真撮影をできなかった。残念!
そして会の後半は、久慈市のやまぶどう担当者である川原さんと、雑穀生産者である高村さんにご登壇いただく。
料理人と生産者の声を両方聞くことができる機会は少ない。参加した方達は、説得力ある話を聞いてもらってどんな感想をもっただろうか。僕も知りたいところだ。
そういうわけで、会は大盛況のうちに終了!
素晴らしいひとときでした。
終了後、日高シェフと高村さんがずーーーーっと熱心に話し込んでおられた。この両雄、どのような話題になったのだろう。
山崎シェフ、お疲れ様!彼は来る日も来る日もプレッシャーで眠れなかったそうだけど、本当に素晴らしい料理だった。お疲れ様でした! ちなみに彼と僕は同い年であることが判明。イタリアンでは、ラ・グラディスカの堀江シェフ、アルキメーデの重も同い年だ。と言うわけで今度飲みに行こうということになる。日程合わせないとな、、、
この一年間、岩手県北部地域とがっぷり組み合って、短角牛、雑穀、やまぶどうという食材をどのように伝えるかということを考えてきた。
そして、来年もこのつきあいは続きそうだ。今年の内容よりパワーアップした企画を、読者の皆さんにお届けしたいと思うので、よろしくお願いします。
関係者のみなさん、お疲れ様でした!そしてご参加下さった皆さん、ありがとうございました!
一つ前のエントリにある写真は、一部を除いて料理写真はオリンパスE-3で撮影したものだ。いつもどおりストロボを利用して撮っている。で、この日はニコンD700にカールツァイスのマクロプラナー50mmF2.0も持っていって、皆さんが食べているシーンを自然光で撮影した。
で、料理を自然光で撮影するのは好きじゃないんだけど、とりあえず撮っておくか、と思って撮ってみたら、興味深い結果になったので、載せておきたい。
冒頭の写真を見てもらえればおわかりの通り、オリンパスE-3でF8に絞った写真に比べ、開放で撮影した写真は手前のみくっきり撮れ、後ろはボケっとなる。
なので、絞り開放にしてしまうと何が何だかわからなくなってしまう。絞り優先オートにして、f4.0で撮影した。ISO感度は800だ。

そうすると、なんだかすごくいい感じに撮れてるなぁと思ってしまった。余裕がなかったのでレフ板を建てていないから、手前側の光を起こせない状況で、暗く写ってしまっているのが多いけど、これはこれで佳いな。

マクロプラナーは、柴田書店のカメラマンである大山君が中判カメラで「すごくいいですよ!」と愛用しているレンズだ。中判と35mmカメラではレンズも違うけど、きっと佳いだろうと思って背伸びをするつもりで買ってみた。結果、とてもよい買い物をしたと思っている。何がよいかというと、完全にマニュアルフォーカスだということだ。

僕はまったくカメラを使ってこないまま30代を迎え、コンパクトデジカメ→ デジタル一眼レフ(キヤノンAPS-C)→デジタル一眼レフ(オリンパス・フォーサーズ)と展開してきた。むろん、フォーカスはぜんぶオートフォーカス。今回持ったカールツァイスが初めてのマニュアルフォーカスレンズだ。
その世界は全くもってオートと違う。オートフォーカスは瞬時にピントが合うため、合わせようと思ったところにピントが来た絵が、いきなり現れる。
けれどもマニュアルの場合、ぼやっとしている状態から、リングを回すと予期しなかったところからピントが合っていき、微調整をしながら自分が合わせたい箇所にピントを合わせる。そうすると、ピントが「面」であるということがよーくわかるのだ。カメラマンという人種がどのように被写体をみているのか、ということがようやくわかってきた気がする。
ただし、やはり僕は自然光よりはストロボ使用の方が好きだ。だから、実はドイツ・フランスから帰国後、すぐさまニコンの純正ストロボを買い求めた。それと共にオートフォーカスのマクロレンズ(ニコンではマイクロレンズと呼ぶらしい)も入手。カールツァイスはマニュアルだから、片手にフラッシュをもっての撮影ができないからね。

こういうシーンで、もう少し光の粒子をまとわせてあげたい、と思ってしまうのだ。
それにしてもD700は佳いカメラだ、、、
上位機種のD3や、D3Xの方がプロユースだということはわかっているけれども、食い倒れ出張時に持ち歩ける大きさであることや、片手撮影で苦がない重量であること、そして外部ストロボをリモートで発光させるためのコマンダーになる内蔵ストロボがあるというのがでかい。
シャッター音が大きいのがちょっと気になるけれども、それ以外は大変に満足している。というか、これがニコン品質なんですね、という感じ。恐れ入りました。歴史は力なり。
アクアヴィーノでは、このメニューから、菜彩鶏の雑穀入りリゾットをしばらく出しているようだ。関心あるひとはぜひ味わって欲しい。やまぶどう原液のスプマンテ割はレギュラーメニューになっているようだ。こちらも味わってみていただきたい。
それにしても日高シェフの腰の低さ、謙虚な応対ぶりには恐れ入った。巨匠クラスなのに、、、全てを見習いたいと思う。
土曜日、某料理雑誌の記事で、日帰りで十勝の生産者さんのところへ取材。最高に面白かったのだけど、帰宅後、いきなりからだがガクガク震えてしまうような悪寒に襲われる。熱い風呂に浸かってそのまま寝たが、日曜日はやはり熱が出て一日ダウン。37.5度でなんとか寝れば直るかな、と思っていたら、徐々に上がってきて、夕方には39度へ突入。久々に死ぬかと思いました。考えてみたら、先週は愛媛・岩手・茨城・北海道、そのうち愛媛以外はすべて日帰り出張だ。こりゃまあ、こうなるよな、と観念して一日寝ていた。
んで本日、37度台後半のまま朝から秋田へ移動。新幹線の中では死んでおりました。秋田県の中小の食品メーカーさんの集まりでの講演だったが、実にスバラシキ顔ぶれの方々がご列席。その中には、あのハタハタ100%しょっつるを醸す諸井醸造所の諸井社長が!
そして、もうひとかた、初めてお会いするのだけれども、大潟村で米を作り、自主的に流通してきた中心人物である涌井さんの顔が見えた。ちょっと興奮してしまった。
講演終了後、本当はホテルに直行して寝たかったけれども、これは少しでもお話しをしたいと思って、涌井さんのところにいってご挨拶。先方もびっくりしてくれて、「ちょっとそこらで、お茶でも」といってくださる。諸井社長もご一緒に、軽く一杯となった。
涌井さんのお話は、僕の講演内容などとるにたりないと思える、実に地に足のついた内容だった。また機会があれば書きたい。諸井さんのしょっつるについては嬉しいお話しがあった。
「実はうちは、県外への売上が8割なんですよ。地元より県外で評価してもらっています。それにね、、、インターネットでの注文が、一日数件ではありますけれども、毎日、来るんですよ!これが本当に嬉しいんです。」
飯尾醸造のプレミアム富士酢もしかりだけども、きちんとしたもの作りをしている人に、個人レベルで情報が届きつつあるのだろう。諸井さんとはいろいろ話が弾んで、いつかオリジナルブレンドの魚醤をタンク一本しこんでもらって、売りたいね、ということに発展。いつかそんなこと、できたらいいなぁ。
そんなこんなで、ホテル到着。もう限界です。
明日からFOODEX。
実は僕も少しだけ関わります。日本の大玉トマトの市場の、7割以上を占めている品種「桃太郎」シリーズ。これを産み出した種苗会社がタキイ種苗という京都の会社だ。実はこのタキイ種苗が、非常に日本の食にインパクトを与えるかも知れない、小さな、しかし意義のある試みを始めている。
それは、菜種油用の菜種品種の開発だ。
ご存じの方も多いだろうが、いま、日本で食用に使われている油の96%以上が、海外産の油脂植物から絞ったものだ。日本の自給率が非常に低いことに、食生活が洋風化して油脂が多用されることと、油脂が海外産のものであることが非常に深く関与している。
で、タキイ種苗の、現在ではおやめになった役員さんが、「これじゃいかん」ということで育種を命じたプロジェクトがある。それが、菜種油用の良質な種を育種するというものだ。
これ、話を聞いて、ちょっと感動してしまった。だってこれ、絶対にもうからない。油脂植物なんてすっごく安く輸入できる。だから、何でできてるか分からないサラダ油は非常に安価に手に入るわけだ。その油の世界の自給に一石を投じようというのは、実に意義深い。
明日から、FOODEXの会場のどこかで、タキイ種苗のブースではこの菜種から絞った「なたねのちから」という油をプレゼンテーションしている。毎日先着200人くらいになるだろうけれども、両国の名豆腐店である「豆源郷」のやわら木綿豆腐に、なたねのちからをたっぷりかけたものを試食できる。ぜひ味わって欲しい。
そんで、3月5日には、わたくしめが、出展者セミナーの枠で話しをさせていただきます。(12時~12時40分)
http://www2.jma.or.jp/foodex/ja/vis_5.html
無料だけど、先着順らしい。こういうセミナーはあまり集まりもよくないらしいが、ぜひ足を運んでいただければ幸いだ。
ということで、そろそろ寝ます、、、
4月5日、恵比寿ガーデンプレイスのホールにて、発酵学の巨匠にして食の大冒険家である小泉武夫先生の講演が会ったことをご存じだろうか。
恵比寿ガーデンプレイスでは、「発酵は旨い」というテーマのセミナーを、一年通して6回開催する。3月には味噌をテーマにして開催されたばかり。そして、今回は発酵食品の大家であられる、小泉武夫 大先生である。
実はこのイベント、うちの会社でプロデュースをさせていただいている。今、僕の会社で働いてくれている敏腕女性コーディネーターが、仕事をさせていただいているのである。そういうわけでこの日、僕はプレスワッペンをつけて、撮影をしていたのでありました。
さて実は小泉先生にはお会いしたことがない! もちろん講演には数回、行って話を楽しんではいるのだけれども、、、あの凄まじくオモシロ美味しそうな文体そのままに、話が進むのだ!
いや、文章読んでいるよりも、お話しの方がすごく面白い。あの「コピリンコ、コピリンコ」などの擬態語が連発される様に、興奮しながら訊いてしまった!
会場はもちろん満員。当初は100名程度の募集のつもりだったのが、あまりに申し込みが多いので、大ホールに場所を移し、300名定員としたのである。
このイベント、次回のテーマは「チーズ」。講師は、フェルミエの本間るみこさん。なんと2000円でテイスティング付きというから、参加した方がいいんじゃないの~?というお得イベントである。ご関心ある方はこちらからどうぞ。
■『発酵はうまい』 セミナー 第二弾 「チーズの醍醐味」http://gardenplace.jp/event/cheeseseminar.html
と書いているうちに、隣から声がかかりました。
「チーズ編、定員に達しましたので、これで受付を終了しま~す」
ということで、今後もテーマが決まり次第、告知しますね。
◆恵比寿ガーデンプレイスWEBサイトアドレス
http://gardenplace.jp/
さて、恵比寿ガーデンプレイスといえば必ずここに寄らなければ、という店がある。それは、B2Fにある「とんかつ武蔵」だ。
その昔、僕が静岡のお茶会社のIT顧問をさせていただいていた時代に、そこの専務が「最高にうまいとんかつ、食べに行こう!」と連れて行ってくれたのが静岡市にある「かつ好(かつよし)」だった。清水に本店があるこの「かつ好」は、おそらく「塩で食べるとんかつ」に関してはここが嚆矢といえるであろうという伝説的な店だ。
銅製の皿の網の上にとんかつを鎮座して客席へもってくる恭しいプレゼンテーションに違わず、絶妙な火入れで厚切りの豚の旨味を極限まで引き出したその味に、まだ大学院生だった僕は圧倒されてしまったのである。
その「かつ好」の支店として恵比寿ガーデンプレイスの中にできたはずだ。そして、その後この店を切り盛りしていた人が、のれん分けの形でこの店を引き継ぎ、店名を変えてリスタートしたという経緯をきいている。
この経緯について僕は、数年前に「食楽」の取材で店主に直接聞いたので、間違いではないと思うが、もしかするとその後また経営が変わったのだろうか。何年かぶりに店に入ってみると、揚げている人は覚えのない顔だった。
でもまあいいのだ。とんかつが美味しければ、、、この店では、一人前に3500円を出す覚悟がなければ、こない方がいい。また、二人以上で来る方が望ましい。なぜなら特吟黒豚のロース250g 3465円と、鹿児島OX豚のロース250g 3200円の、双方を頼んで食べ比べをするのが最も素晴らしい選択だからだ。
まずテーブルには、特製の和辛子ベースのマスタードとソース、香の物が運ばれてくる。

この特製マスタードが またイイ味なのである。そして、じっくり二つの温度帯の違う鍋で揚げられたとんかつが、運ばれてきた!
時間をかけて低温から揚げられるのは変わっていないので安心。かつ好の流派で使われている、特徴的に大きなカツ切り包丁でシャクッシャクッと切り分けられ、こんな銅の容器にのって出てくるのである。
うん、肉汁がじゅんわりとにじみ出る、絶妙な揚げ具合。かといって煮豚のようにじゃぶじゃぶしているわけではなく、きっちりと脱水・旨味の凝縮がなされている。
小皿に盛られた塩で食べるのがお薦めだけれども、最後の方はソースびだびだにして食べてしまうのがどうしようもない僕の欲望。とんかつとは突き詰めれば、ソースを美味しく食べる料理である、というのが僕の結論なのだ(笑)かくしてカツ片にソースとマスタードが化粧されるのであった。
美味しかった!
けれども、やっぱり以前とは少し違う気がする。まず、前回の食楽取材時にじっくり見せてもらった時に驚いたのは、かつ切り包丁の使い方だ。高温の揚げ油の鍋に包丁を入れて熱してあるのだ!そして、揚がったかつを切ると、当然ながらその高温に熱せられた包丁面によって、切り口が ジュワワワ~ と音を立てる。
「ああっ それって、肉の断面を焼き固めて、肉汁が出ないようにしてるんですか?」
と訪ねると、職人さん(たしか山本さんといったはずだ)がニコッと笑って言うのだ。
「ぎりぎりの火入れで揚げますから、断面はピンクになります。もちろんレアではなく、しっかり火が通っているけれども、ギリギリのラインです。そのピンクの断面をみて不安になるお客さんも中にはいらっしゃるんですよ。だからこうして、脇の部分に熱した包丁で火を入れてやるんです。肉汁も出なくなりますしね。」
これに参ってしまったのだ!以後、実は僕の家でもとんかつを揚げるときには、このテクニックを援用させてもらっている。
が、今回、その「ジュワワワ~」音がしなかったのだ。ナタのようなカツ切り包丁でリズミカルに、シャクッシャクッシャクッと切り分けていた。
つまり、火入れの流儀が変わったということだと思う。ギリギリの火入れで、仕上げに側面を焼いて出すのではなく、最初からしっかりピンクが残らないような火入れになっている、という考え方だろうか。
でも、さすがに僕も以前との差異を思い出せないのだ。食楽に書いた原稿のタイムスタンプをみてみたら、2006年のことになっている。さすがに3年前じゃぁ、記憶が薄れてしまうしなぁ。
ということで、謎は残った。けれども、火入れの流儀が変わった(かも)といって、やはり武蔵のとんかつが美味しいことには変わりなかった。
久々の恵比寿行。これから、セミナーのたびに訪れることとなるだろう。また立ち寄って、確認してみたいと思う。
久々に井のなかの工藤ちゃんからお声がかかった。
「久しぶりに長島さんのところでバーベキューやりましょうって、アルキメーデの重さんと言ってるんですけど、どうですか?」
おお、いいねぇ! 思えば工藤ちゃんと僕がまだそれほど忙しくなく、何かといえばつるんでいた時代に、長島農園でよくバーベキュー大会をしていた。その頃にわかに流行ってきたダッチオーブンを使った「クックオフ」だ。日本ダッチオーブンソサエティの公式インストラクターである、クック&ダインの山口壮一さんに教えてもらいながら、参加者がみんな材料とダッチ持ち寄りで料理を作りあい、皆に振る舞い合うという、なんとも最高にのどかで楽しい会だ。
「それじゃぁ、何人かまた誘ってみようかねぇ」
と言いながら脳裏に浮かんできた人たちが数名いた。先般、岩手県の雑穀・やまぶどうイベントで、素晴らしい雑穀料理のコースメニューを作ってくれた山崎シェフ、短角牛のイベントで肉を焼いてくれた堀江純一郎シェフだ。なぜこの二人かというと、アルキメーデ重と僕と堀江シェフは同い年。そして山崎シェフは数ヶ月遅れて生まれた一つ下。同世代なのである! 同い年は仲良くしなきゃね。
ということで、集結!
まずは場所を提供してくれた、長島農園の勝美君とその家族。
嫁さんのフランチェスカも元気、元気。
主催幹事、井のなか 工藤ちゃんと井のなか軍団。
アルキメーデ重一家とスタッフ君たち。
アクアヴィーノ山崎シェフ夫妻。
元・ラ・グラディスカのシェフで今はフリー!の堀江君。
そして、、、昨年秋に実施した、岩手県産地探訪ツアーで、工藤君とすっかり仲良くなってしまった、ラトリエ・ジュエルロブションの新藤スーシェフと仲間たち。
そして、ダッチといえばこの人、日本ダッチオーブンソサエティの公式インストラクターである、山口壮一さんと、そのお仲間たち!
山口さんの運営するクック&ダインのヘビー顧客でもある「おかみ 」も、珍しいベルギービールのダブルマグナム瓶を持参で参戦!
さてパーティー開始! まずは長島農園裏の竹林にて、タケノコ掘りだ。
よく手入れされた竹林のあちこちに、タケノコがニョコッと顔を出している。タケノコ堀りは、とにかくまずは、地面から顔を出すか出さないかの状態のものを見つけ出すのが大変。そして、それがどっち側を向いて生えているのかを判断し、掘り進んで、根元をエイヤと切断する。書くと簡単だけども、やってみるとかなり大変。特に根元をきれいにとるのが大変なのである。
「いやー 普段全然使わない筋肉だから、すげー疲れます!」 と 山崎シェフ。しかし嫁さんは元気満点で、そんな山崎シェフを叱咤激励の図であった(笑)。
一方、タケノコ掘りの最中に、前菜を準備してきたシェフは盛りつけを、、、先頭バッターは堀江シェフである!
「俺もう厨房ないのに、いきなり3日前に作れっていうんだもんなぁ、、、」とぼやきつつ、米のサラダを作ってきてくれた!
イタリアのリゾット用の米かと思いきや、長粒種のインディカ米 だという。
「インディカ米に芯を残して炊くと、その芯を歯がかみ砕いたときにパッと香りが立つんだよ。その香りが最高なんだよね。」
このライスサラダ、実に懲りまくっていて、ピクルスにオリーブ、ツナに豚肉、ケイパーなどが入っているのだけど、豚肉はローズマリーと一緒に岩塩の包み焼きをしたものを細かく刻んでいる。
「にせもののハムなんか使いたくないからね!自分で作ったよ、、、」
という堀江君。店を出て時間のできた彼とよく話すようになったのだけれども、行き当たりばったりで料理をするのではなく、緻密な計算を組み立てて料理の世界を作り込んでいく人だ。生産なんだな、と実感する!
みんな拍手!そしてむらがりむさぼり食べる! 艶っぽい酸味のきいた米が、かみしめるとスクッと芯に当たり、はじける。堀江シェフいうところの「立ち上がる香り」が、日本の米とは違って軽い穀物ぽさを実感する香りだ。塩竃蒸しの豚肉もしっかり塩が回って、食べ進めることができる。堀江君、ごちそうさま!
つづいては、ロブションの新藤スーシェフら3人が、ものすごーいフレンチ前菜を仕込んできた!
な、なんだこれは!チョコサンド? 「新潟の椎茸と鶏肉のはさみ蒸しです」
そしてサーモンのディップに、自家製スモークサーモン!
リエットに、タラのブランダード、チーズ風味のプチシューなどなど、、、
すげえええええええええええええええええええええ
「仕事よりこっちの仕込みの方がリキ入りました、、、いやウソですよウソ」
そりゃそうだけど、ほんと、こんなに力入れていただいてありがとうございました! ちなみに新藤シェフはシェフ連中では若い。若手台頭!いい時代になってきたものである。
全品いただいたが、サーモンのディップやタラのブランダードの味わいは、ぎりぎりの塩分で素材を活かした味付け。これは野外でわさわさ食べるモンじゃないぞと思いながら、ビールと一緒にどわっといただく。 もう最高である!
アクアヴィーノの山崎シェフは、奥さんが富山出身ということで、富山の海の幸を仕込んできてくれた。意表を突かれたのだが、イタリアンではなく和の味!
とくにびっくらこいたのは、このホタルイカの沖漬け。彼自身がつけ込みダレをつくってつけ込んだものだ。大型タッパーいっぱいに作ってきてくれたのだが、参加者一同「うめぇ!」の連発。ワタの臭みなど一片もない、実に透明感とこゆいうま味が両立した味である。
そして、富山と言えばかまぼこ文化。
鯛の形をしたかまぼこ(笑)これがかなり美味しいのである。
「これと、終盤に氷見うどんをたべていただきまーす」
パスタじゃないのか! いや、それも佳し! 山崎シェフの戦略、かなりはまったのである。
で、こんどは長島農園ツアー。僕が知り合った頃から緩やかに規模拡大をしてきている彼の圃場を全部回るのは無理なので、家に面した畑を回る。
ちょうど夏野菜の作付け前の、畝立ての準備で堆肥が筋にまかれている。
灌木状になったローズマリーをバックに、もうすぐ出荷を迎える新タマネギの説明。
「うちの新タマは、ナマでかぶりついて大丈夫ですから」
と勝美君が新藤スーシェフに一株。
躊躇なくがぶりとかじりついたスーシェフ。
「うん、美味しい!辛くないね」
新タマといえども硫化アリルの辛みは強いものも多いが、長島君は施肥設計で炭カルを低くしているのだろう。でも、辛みが少ないと言うことは日持ちがしないということである。百貨店と料理人に対して、自分のペースで出荷する長島農園だからそういう作り方ができるのだろう。
さぁ~て 厨房では、ダッチオーブン巧者である山口さんのワザが炸裂! なんと今回のテーマは「ダッチでピッツァ!」である。
もちろん生地も、わざわざこねてきてくれたものだ!
おまけに、昨晩中につくっておいたトマトソースを忘れてしまったグチさん(笑)
「あーーーー しょうがない、すぐに作る!」
と、これまたダッチで早速煮詰めにかかったのである。
ダッチオーブンは鉄鍋だが、同じく鋳鉄製の頑健な蓋の上にも炭火を載せることで、オーブンの上火と同様の効果を得ることができる。でも、底の部分に直接生地が当たると焦げてしまう。だから、底面には網を引いて、輻射熱でカリッと焼き上げる。
ちなみに今日は深鍋仕様のダッチではなく、スキレットというフライパンタイプのものを使用。
見事に焼き上がるのである!
その後、5枚連続焼き! 後にいくほどカリッと感が強く、いいできにチューニングされていった。
いやー 久しぶりにダッチ巧者のワザを見せていただきましたよ、グチさん。僕もクック&ダインから買わせてもらったキッチン用ダッチとスキレット、結婚祝いにもらったコンボクッカーがあるが、最近では火をあてていない、、、うーむ 久しぶりに使ってみたい気になってしまったのである。
さてアルキメーデ陣に動きあり。
「サルシッチャ(イタリアのソーセージ)を作ってきたからさ、焼こう」
といいつつキーコ、若手に任せて自分は悠々。
これがサルシッチャ!なんと4キロ分仕込んできたという、、、それだけでハラがいっぱいになっちまう量である。
しかしこのとき焼き台の制空権を支配していたのは、ロブション軍団!牛肉のランイチなどとともに、これらの肉塊が彼らの手によって焼かれたのである。
1メートルくらいの長さになっているサルシッチャを焼くのは至難の業!なんていっても、炭火と網の距離調節ができないから、近火の強火なのである!焦げないように頻繁に動かしながら、炎をよけて焼く新藤スーシェフ。
ラムイチとサルシッチャの焼き上がり!お見事である。
この後も、ロブション軍団の肉焼きフィーバーは止まらず。
肉肉している中、井のなかの料理長・佐久間さんのブリ刺し登場!
もちろん料理してる間、食ってる間も、参加者同士の親交が続く。好きな人が好きな人と仲良くなる風景は、やっぱりいいものだ。
さて、ここで僕の秘密兵器を広げよう。島根県のかつべ種畜牧場から送られてきた、ものすごい牛肉である。
みよ、この堂々たるサシ。僕がいつもは「あまり好きじゃない」と称している黒毛和牛である。
でも、もちろん普通の黒毛和牛ではない! これは、、、なんと12歳にもなる、お母さん牛の肉なのである!これについては後日きっちり書くけれども、経産牛という、お産をしてきた牛だ。実経産牛を最高とする日本では、通常は高値では取引されないけれども、じつは肉牛肥育農家の多くが、「経産牛って旨いんだよね」という。
その経産牛の中でも極めつけに年月を経た母牛を、一年間肥育したのがこの肉だ。勝部さんが自信を持って送ってきてくれたものだ。
これを焼いてもらうのは、、、ふふふ、やっぱり堀江君でしょ!
「え、俺やるの?」
とぶつぶつ言いながら、興味があるのか、きっちりと仕事をしてくれた! イタリア風に、ニンニクを潰したものとローズマリーを載せ、オリーブオイルをふりかけてしばしマリネ。ちなみにローズマリーは長島君がすぐさま摘み取ってきてくれたフレッシュものだ。
「あのね、サーロインはそのまま焼いちゃ駄目。カブリの部分を外して、焼き加減を変えないとね」
といいながら切り分け、炭火に載せていく!
おおおおおっ かなりの強火(というかコントロールできないので)! しかもサシが入りまくっているので、脂がジュワジュワ落ちて炎が立つ!
肉焼きの人たちの話を聞くと、「肉にストレス与えないように、柔らかく火を入れる」というようなことを言う人もいるので、コレ大丈夫?と聴いた。
「いいんだコレで。しっかり焼き目つけないと駄目なんだよ。ただし、きちんと焼いた肉を休ませることは重要。」
ばしっと塩をして、焼き分けてくれる。
その味は、、、
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお 強烈に濃い!
これはすごい! 脂がどうのではなくて、肉の部分の香りと味の深みが、通常出回っている実経産牛のものとくらべて段違いである! むろん、こちらの方が深く濃く強く、美味しい!
「なんだこれ?」
「ほんとに黒毛和牛? ほんとにおばあちゃん牛なの?」
という料理人の驚きの声が上がる。本当に旨いのだ、経産牛、、、ただしもちろん勝部さんという最高の生産者が仕立てたからということもあるだろうが、、、このテーマはまた詳しく書いていきたい。
さて、終盤戦になり、山崎シェフが氷見うどんを作り出した!
氷見うどんは乾麺だけど、なんとつゆを着くって1.5リットルPET3本に詰めてもってきてくれた!椎茸がのっているところをみると、出汁に使ったんだろう、激うま!
肉肉肉の攻撃にちょっと口がつかれていたせいか、みな無心にすすっている。
後半戦というのに、山口さんがビンナガマグロのカマを焼き始める。
いやー もうおなかも飽和状態。ぜんぶ実に旨かった、、、
あ、俺が写ってる↓ これ、山口さんが撮ってくれた写真である(笑)
5時を廻り、終了~! これだけ料理関係者が集まり、いりみだれてBBQをすると、やっぱり楽しい。しかも今回は同世代が集まっているというところが、やっぱりいちばんのキモだった。30代というのは、そろそろスーシェフ・シェフに繰り上がって、店を任されるポジションになる時期だ。お互いの情報交換をしながら、交流を深めていくシェフ軍団をみていて、ちょっとまぶしかった。いやー いいもんです。
総勢40名以上になっちまった、超・大事のBBQ大会、とっても楽しかったのでありました。
場所を貸してくれた長島君、本当にどうもありがとう! 工藤ちゃん、幹事お疲れ様!
そして集まってくださった皆様に感謝。またやりましょう!
映画「キング・コーン」がイメージフォーラムシアターで上映されている。「食に関心がある」という人であれば、まず観ておくべき映画だと思う。
朝日新聞をとっている人は、先日この映画評が大きく載り、その紙面に僕のコメントもちょこっと載ったのを読んでいただいたかと思う。あの記事を書いたN沢さんに「やまけんさんに観て欲しいから、試写会に招待して!って映画の配給会社さんに言っておきました!」と誘われて、試写を観に行ったのである。
物語のあらすじは冒頭の画像をクリックしてサイトを見てもらえればわかるが、大学生の二人が、食べものについて調べたいと思う。DNAの検査をしたところ、身体の大半がコーンに由来する食物から出来ているらしいという結果が出たのに驚き、彼らはコーンを巡る旅を始める。アイオワ州のコーン畑を1エーカー借り受け、地域の人達に教えてもらいながらコーンを生産する。そして、その収穫物がどのように食物に変容しているか、を探る旅に出る、、、というものだ。
面白かったのは、上記したように、ある検査機器を使うと、自分の身体を構成する分子レベルで、何に由来する食べ物からできているかということがわかるというシーンだった。現代日本人は何によって出来ているんだろうか。米・麦・大豆・コーンの穀物のうち、どれが最も多いのか、、、
アメリカで生産されているのは、我々が夏に美味しく食べているスイートコーンではない。デントコーンという、飼料用の品種である。実は世界で最も作付けされているのがこのデント種で、ほぼ食用にはならない。エタノール燃料になるのもこれ。つまり、普通に暮らしているとスイートコーンこそがトウモロコシだと思っている人が多いだろうけど、スイートコーンは世界中で生産されているトウモロコシの数%に過ぎないのだ。
もうひとつ。
日本人は知らないうちに大量のコーンを食べている。「え?私はそんなにトウモロコシを買わないよ」という貴方。
鶏肉・豚肉・牛肉・卵・牛乳は食べませんか? 食べる? それならば貴方は間接的にコーンを摂取していることになるのです。
つまり、日本での畜産の餌は、半分以上がデントコーンでできているのである。黒毛和牛の場合、肥育段階で4トン程度の飼料を食べるが、そのうち2トンはデントコーンである。通常、畜産を行う場合は、その国で最も安価に生産できる穀物を与えて育てるものだ。アメリカではコーン、ヨーロッパでは麦など、オーストラリアでは草。しかし日本だけは、終戦後のアメリカの嗜好コントロールによって、米国産コーンをたっぷり食べさせた肉が好きになってしまった。むろんアメリカのせいだけではなくて、生産コストを安くしろという様々な声から、安く買えた輸入飼料を使う方向へとシフトさせられたのだ。いまや、牛乳を搾るホルスタインであっても、高カロリーなコーンを食べないと生乳をたくさん出せないようにチューニングされてしまっている。
しかし、エタノール燃料などの関係でコーンが値上がりし、飼料価格は高くなってしまった。いまは落ち着きつつあるとはいえ、世界の穀物在庫量は依然として減少傾向にある。本来的には、日本は米国産コーンに頼るべきではないのである。
「でも、国産の飼料はコストが高くなるから、難しい」
と言う声が多数だ。でも、、、 もともと肉や卵、牛乳といった畜産物は、高くて当たり前なものではなかっただろうか。終戦直後の日本で卵はとても貴重なタンパク源だったはずだ。だいいち、今は肉や油の摂りすぎで成人病罹患率が高くなっている世の中だ。畜産物が高くなれば、自然にみな摂取率が下がるから、国民の健康にもいい。佳いことずくめだと思うけど。
話題を映画に戻すが、この映画が米国で創られたと言うことが実に興味深い。僕の学生時代からの盟友である、愛媛大学の野崎がいうには、「今、アメリカでも食に関する新しいドキュメンタリーの潮流が産まれつつある。若い世代は、アジテーションではなく、ファッショナブルは受け入れやすい形でのテーゼを行っている」という。
映画の中で彼らが直面するのは、自分達の生活のなかに、知らないうちにコーン由来のものが溢れていたということだ。日本でも同じだが、でん粉はコーンスターチとなり、コーンシロップになる。コーンシロップというと「そんなの、うちでは使ってないよ」と言うかも知れないが、「果糖」といえばどうだろうか?清涼飲料水や加工食品にはコーン由来の果糖が使われていることが多い(正式名称は高果糖コーンシロップ)。映画の後半では、清涼飲料水やジャンクフードの摂りすぎで糖尿病を発症したタクシー運転手との対話が出てくる。アメリカでもコーンシロップには害がある、とする説が多いのである。
彼らは、自分たちが生産しているコーンは、社会のために役に立っているのだろうか?と悩む。肉牛生産の現場も観に行くが、そこは見渡す限り牛がコーンを食べながら育つ風景だ。
そして物語の最後、彼らは自分たちのコーン畑を、、、
ここは書かないでおこう。結末は観てのお楽しみだ。
総じていい映画だったと思う。ただ、ドキュメンタリータッチだけど、どうみてもドキュメンタリーじゃねえな、仕込みがあるな、というシーンはある。けどまあそんなことはどうでもいいや、と思える説得力は、ある。
僕が一番よかったと思うシーンは、アメリカのコーン農家の補助金に関するくだりだ。主人公が近隣の農家にぼやくのだ。
「コーンの収穫を集荷業者に売ったんですけど、赤字なんです。」
それを聴いた隣人の農家はニヤッと笑う。
「で、政府の(補助金)プログラムからの支払で、黒字になるだろ!?」
というシーンだ。つまり、世界中の穀倉となっているアメリカのコーン生産は、収穫物を販売した価格だけでは成り立たない産業なのである! 補助金があって初めて成り立つのがアメリカ農業の屋台骨なのである!
日本では「農業は補助金漬けだ」とか「保護がなければ成り立たないものは産業ではない」などと言われるけれども、世界的に見れば、食料という戦略的なものに保護・補助を全くつけない国なんてないのだ。経済人・財界、そして日経新聞の農業関連記事を書く記者はこの事実をどう思っているんだろうか。
もちろん日本の農業構造において、適切な補助金が適切な人に渡っているかどうかということは考えていかなければならない問題だ。米の生産調整についても、おそらくここ数年で相当議論がおこるだろう。しかし、それと「補助なんかしなくていい」ということは全くリンクしないのである。この映画は、アメリカの事情を知ることによって、逆にそうしたことを明るみに出させてくれるものだと感じた。だから、僕はこの映画を推薦したい。
それともう一つ。この映画の中で、重要なシーンがある。それはコーンシロップの精製だ。彼らはコーンシロップ製造工場に片っ端から連絡をして、製造過程を見学させて欲しいと頼む。そして片っ端から断られる。で、彼らは自宅でコーンシロップを精製するのだ! ひゃーーーーーーーー これはスゴイ。硫酸やらなんやら、危なそうな化学実験が繰り広げられる。よく出来たなぁ、、、
ということで、、、この映画は、みる価値がある。そして、このような映画は、日本でも作られるべきだな、と痛切に感じたのである。ぜひ期間中にイメージシアターフォーラムに足を運ばれたい。
■シアター・イメージフォーラム
http://www.imageforum.co.jp/theatre/index.html
ところで。
イメージシアターフォーラムにはすげー久しぶりに行った、、、
実は、大学生の頃、文化人類学の授業の中で、トリン・T・ミンハというヴェトナムのドキュメンタリー映画監督の作品を「観てこい」と先生に命じられた。しかし、「姓はヴェト、名はナム」というその映画はあまりにもマニアックなもので、どこも上演などしていない。その映画について書いておられた文化人類学者の今福龍太先生に連絡させていただき、映画の配給はイメージシアターだから連絡してご覧、と教えていただいた。
イメージフォーラムに電話すると「あら偶然ね、ある相手に試写しないといけないから、○月○日に観に来なさい」と言ってくれたのである。その日、みそっかすのように端っこでみせてもらったが、イメージフォーラム社長のおばちゃんの存在感はものすごかったことを佳く覚えている。「あんた達、ラッキーだったね」と。いまもこのおばちゃん、お元気でイメージフォーラムを引っ張っておられるそうだ。あのときはお世話になりました。
で、肝心のトリンTの映画だが、、、
始まって20分くらいで、耐えきれず寝てしまった。んー おれにはドキュメンタリー映画は無理だ、、、スミマセン。
ちょうどいま、店頭に並んでいる「美味サライ」を手に取った方は居るだろうか。
サライの増刊号で、食のことだけに注力した特別号だ。実はこの編集長の尾崎さんが、昨年度に開催された、藤田千恵子さんの醗酵リンク大会で僕の話を聴いてくれていて、「ぜひあの話を誌面で展開したい」ということになり、少しだけ力をお貸しすることになった。
それはまあいいんだけど、尾崎さんがえらいのは「日本の食が佳くなって、しかも生産者さんが幸せになれるように、サライで力をお貸しできることはありませんか?」といってくれたことだ。じゃあ、面白い食材がありますよ、と言うことをお話しした。
「プレミアム短角牛」である。
「おお!じゃあそれ、一頭まるごとサライで買って、読者のかたに提案したい!」
ということで、スペシャルページが実現。
以前、週刊アスキーでも誌上通販をしたが、今回はプレミアム短角である。しかも、なんと念の入ったことに、三國シェフの短角牛レシピつきなのである!
一頭まるごとだから、ウデやスネといった硬い部位もある。そうした部分はハンバーグである! 実は三國シェフに、事前にサンプルを送付する際に、肉の部分と脂身の部分を双方送り、「最適な割合を指示してくれ」とお願いした。その結果連絡いただいた赤身と脂身の割合で、挽肉を造っているのだ。
ということで、プレミアム短角牛の小売に関しては、このサライとあと一社、某有名百貨店の贈答用だけで並ぶことになる。でも、美味サライの通販の方が安いと思います(笑)ぜひ買ってあげて下さい。
で、もうひとつ、このプレミアム短角牛が銀座のベージュ東京にて、期間限定で食べられることになった。
プレミアム短角牛については、このブログで過去、イヤと言うほど(笑)採り上げてきたので、まだ識らない人は右上にある検索窓から「プレミアム」と入力して検索してみていただきたい。いろいろ記事が出てくるが、一言で言えば「日本の国産飼料を7割以上食べて育った和牛」である。
牛は、デントコーンという飼料用コーンを食べて育つ。日本の黒毛和牛は、出荷されるまでに2トン以上のコーンを食べる。そしてそれはほとんどが米国産の輸入コーンだ。畜産に限らず第一次産品(米・野菜・肉・魚)はすべて、「何を食べたか」で味がかなり変わる。その一番重要な部分を海外に依存しているのが、日本の食の現状だ。
しかしこのプレミアム短角牛は、幼い子牛の頃は放牧で草を食べ、牛舎に入ってからの餌の7割を、同じ岩手県で栽培されたデントコーンが給餌される。これはすごいことである。
昨日の記事をみてくれればおわかりのとおり、短角牛は幼年期を牧野という広大な草地で育つ。
半年ほど草と乳のみで育った後、草が枯れる秋に牛舎に入り、肥育という段階に入る。
この肥育段階では、通常は配合飼料を与えて育てる。配合飼料とは飼料メーカーが畜種ごとに最適な栄養設計をして造ったパッケージ商品である。そしてその50%以上が輸入穀物で造られている。
でも、プレミアム短角牛は、岩手県内で育てられたデントコーンという飼料用コーンを食べて育つのだ。
これが、デントコーンの種まきをしている風景。
デントコーンの種と肥料を同時に播く特殊なアタッチメントをつけたトラクターで、不耕起栽培を行うのである。
コーンの種が赤いのは、消毒薬が塗布されているからなので、これを食べてはいけませんよ(笑)

これを農家さんが集まり、大きな圃場に播いていたのである。
で、これが伸びてあのトウモロコシの実を付けるのだが、葉の先が茶色になるくらいまで完熟させた後に、これまた特殊な大型機械で刈り取る。トウモロコシの樹を茎から葉から実まですべて細かく裁断して、それを巨大なラップで七重くらいに包んで、巨大なタイヤのようにしてくれる機械だ。北海道などで黒や白の巨大タイヤのようなオブジェが並ぶシーンをみたことあるひとがいるだろうが、あれは牧草なのである。
ああしておくと、きっちり密閉されているので、中の植物が自分が持っている水分で醗酵する。外気と遮断されているので嫌気性醗酵になる。つまり乳酸発酵になる。それがこれだ。
これがまた、実にすばらしい漬物の香り!そう、ぬか漬けのような香りと味なのである。
僕の尊敬する獣医師の松本大策先生は、「牛に与える餌は、必ず自分でも食べて確認する」と仰っている。ので、僕もこのデントコーンサイレージを食べた。茎の部分も実の部分も。これが本当に、漬物の味!きっちり醗酵した古漬けの味なのである。感動してしまった!
このおばあちゃんが、プレミアム短角牛の生産農家のお母さん。「ご隠居さんなのよ、わたし」と言うが、第一線バリバリである
この肉を昨日、ベージュ東京のシェフであるジェロームと一緒に視察に行ったわけである。
ジェロームが握手している方が、今回ベージュ東京で食べるプレミアム短角牛を生産した農家さんである!ていうか、上のおばあちゃんの息子さんね。
岩泉のプレミアム短角牛の販売を一手に担う岩泉産業開発という会社の人達にふるまわれた短角の肉、焼き加減と塩加減はジェロムが見極める!
牛舎では牛たちと積極的にコミュニケーション!
こんな濃密な旅をした彼が、今日食関係のプレス向けに、試食会を開催した。僕も、岩手県の担当の高橋さんもプレゼンテイターとして出席。皆さんより先に、試食させてもらったのである。
サーロインを岩塩に載せてオーブンでギリギリの火加減で焼いたもの。
ソースも何も無しで、塩のみで食べたが、実に絶妙な味!さすがの火入れである。とはいっても、はやりの低温調理とは全く違う。きっちりと肉の旨味を引き出していた。
二品目はこれ。

ラビオリ、、、実は中に入っているのは、ウデ肉である。牛はサーロイン だけで出来ているわけではない。様々な部位のなかで、西洋料理ではあまり歓迎されない硬い部位もある。でもそこもきちんと引き取って料理してくれるのが彼のウデである。
これにパルミジャーノチーズの薄切りが乗って完成!
具のウデ肉はリエットのようにほぐされて、バジルなど香草とともに詰められている。ソースもフォン・ド・ブフ。牛のフォンを煮詰めたものだ。

あんまり味について言う必要もないだろうけど、、、素晴らしい! ウデ肉がほぐされて再構築されているが、その旨味は黒毛では絶対に出し得ないものだ。
そして、、、これがメインだ!
プレミアム短角牛のウェリントン風!

支配人の石田さんいわく 「ジェロームがこの料理をベージュでやる気になったのは、短角牛と出会ったからこそですね」とのこと。黒毛ではこんな料理したって美味しくならないということが、イヤと言うほどわかっていたのである。
味は、、、 何も言う必要、ないですよね。もう、とてつもない火入れです。フォアグラが、なぜかこのプレミアム短角牛のサーロインとすさまじくマッチ。脂の美味しさではなく、肉の旨味を増幅し合うのだ。
さて、試食終了後、プレスの方々(そうとう選び抜かれています)がご来場。
僕も高橋さんも説明をさせていただきながら、かなりハイテンションに試食が進んだ。
プレスの方々も大満足してくれたと思う。
ベージュ東京のWebにも、このプレミアム短角牛の件については書いてある。
■http://beige-tokyo.com/j/mailmag/40th/
これじゃあよくわからないかもしれないが、基本的にはアラカルトで供することになる。ので、コース6500円ではありませんよ!それと、ウェリントン風はかたまり肉で焼かなければならないので、複数人のオーダーが必要になる。なので、是非食べたい向きは、予約をお願いします。
えーと、基本的にそうお安い店ではありません。銀座のシャネルビルですからね。けど、食べる価値はあると思う!
実はオフ会をやろうかとも考えた。けど、会期中に全然日程がない(出張ばっかり)。なので、関心のある人はぜひベージュ東京に連絡を。
そして、自宅でステーキやハンバーグを食べたいという人は、発売中の「美味サライ」をお買い求めいただき、内容に協賛していただけるなら、ぜひ通販のご利用を。
まあこの肉、美味しいことは間違いないですよ。それは、信じていただいて佳いと思う。日本人が食べて佳い肉。それは、少なくとも50%以上は日本でできる餌を食べて育った肉ではないだろうか、と思うのである。
さて明日は広島。玄米の米麺を旅してきます。

昨年10月に開催して大好評をいただいた岩手県北部の食を巡るツアーを覚えておいでだろうか。
■2008年10月07日 岩手県北を巡る旅 二戸市・久慈市で雑穀・短角牛・ヤマブドウの生産現地に足を運ぶツアー 大盛況! 現地の人達と消費地の人達のふれあいは、やっぱり「何か」を生むのだと実感した2日間だったのであった!
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2008/10/2_17.html
このツアーは、岩手県の久慈振興局と二戸振興局という、二つの区域の局が共同で企画したもので、おそらくこんな企画は前代未聞だったというものだ。それが非常に盛況だったし、この前後に行った料理人向けの短角牛の食べ比べ会や、アクアヴィーノで昨年開催した岩手県北の食材を食べる会も大好評だったこともあり、、、
「今年もやりましょう!」
ということになったのだ!
ということで今年もやります岩手県北部ツアー。しかも昨年と同じではなく、今年は久慈市に重点を置いたツアーにしたいと考えている。
ツアー内容はこんな感じだ!
■岩手県北部の食材に触れるツアー2009
開催日時:10/4(日)~5(月)
定員: 35名
参加費: 46,000円程度(岩手までの交通費、宿泊費、バスチャーター費、飲食費を含みます)※もしかすると団体割引でもっと安くなるかも知れません。
申し込み方法:下記Webから申し込んでください。応募多数ですと、抽選になります。
http://my.formman.com/form/pc/8GMIwFwHkvWt3Puj/
昨年は二戸市の雑穀と短角牛の牧野を見学し、久慈市に移動してという流れだった。で、今年はまず二戸市に入るけれども、その日のうちに久慈市に移動し久慈グランドホテル泊ということになる。
とはいっても二戸市を過ぎ去るわけではありません。昨年のツアーで皆さんが最も印象深かったと評してくれた、雑穀農家のパイオニアである高村英世さんの農場で、刈り取り体験をまたさせていただくことになった!
高村さんは、雑穀でJAS有機の認証を取得している、岩手を代表するといってよい雑穀農家さんだ。昨年はその畑で、アワの脱穀とアマランサスの刈り取りをさせていただいたのだ。
アマランサスは、ビックリするほどに背の高い、鮮やかな紅色の作物であった!
さてそして、今年度の新趣向として、この雑穀で遊ぼうということになった。
実は昨年度参加者から一つ強い不満が出たのだ。参加者というのは料理人の皆様。実は昨年度は錦糸町「井のなか」、「ラトリエ・ジュエルロブション」、「バードコート」、「東京バルバリ」というそうそうたる店の皆さんが参加してくださったのだが、、、
「あのさぁ、俺たちにも料理させてよ!」
という声が上がったのだ!そう、食材の旅なんだから、他の人が作ってくれた料理だけじゃなくて、素材をいじってみたい、というニーズがあったのだ。
そこで! 今年はまずこの二戸の合同庁舎内にある調理室を借り切って、雑穀料理の講習会をすることにした!
雑穀料理を教えてくれるのは、もちろん昨年の昼食に雑穀弁当をつくってくれた「つぶっこまんま」の安藤直美さんだ!
残念なことに「つぶっこまんま」は店をクローズし、二戸駅前の跡地には別の居酒屋が入ってしまっている。でも直美さんは雑穀料理家として相変わらず走り回っている。
ここで、ぜひご参加料理人さん達には創作料理をしていただこうというわけだ(笑)
ちなみにすでに今年度もラトリエ・ジュエルロブションより飯塚シェフがご参加、井のなかチームも勿論参加ということになっている(料理人は一般とは別枠でお誘いしてるわけです)。どんな料理をしてくれるのかな~ 楽しみである。
その後、一路 久慈市に移動。先回は軽~く通り過ぎた「野田の海塩」の製塩工場をきっちりと見学させてもらう。実はこれがとても重要。なぜなら、短角牛の文化は塩と密接に関わっているからだ。その昔、久慈市の内陸部では沿岸部で製塩された塩を運ぶための荷役に、牛を使った。それが短角のベースとなった南部牛なのだ。だから、塩を運ぶという荷役があって初めて短角牛が生まれたといっても過言ではないわけなのである。
で、夜は僕もまだ行ったことがない「ビストロくんのこ」。楽しみである!
さて二日目はまた素晴らしい企画が目白押し。まずは昨年、雨の中でワイワイと楽しんだヤマブドウの圃場見学。
実はこの久慈市のヤマブドウがひそかに人気でてきているらしい。アクアパッツァグループではすでにアペリティフに、シャンパンのヤマブドウ割りという飲み物が人気を博している。それに、これから複数店舗で、ヤマブドウをつかったデザートが供される予定だ。
さてそして!
一つのメインイベントと言っていいだろう、、、昨年、後半にちょろっと寄っただけになってしまったが、「あの料理は本当に美味しかった!」と大好評をいただいた場所、、、
そばの匠館にて、成谷自然食の会のみなさんに、あの久慈市山形町の必殺の郷土料理「まめぶ」をご馳走になる!
まめぶとは山形町に伝わるハレの日の料理。とはいっても見た目は地味で、おすまし汁に根菜類と団子が入っているだけのものだ、、、
と思ってまず汁をすすってビックリ! ホンシメジ(その辺のスーパーで売っているシメジじゃない。天然のシメジ)を干したもので出汁のベースをとるという、現代日本ではあまりに贅沢な汁なのだ! 昨年度の参加者のなかで、特に料理人グループが「うっこれは、、、旨い!」とびっくりした味。
そしてこの団子をかじると、、、
なんと中には地元のオニグルミと、シュッと甘い黒砂糖が仕込まれている!
しょっぱいシメジの汁に甘くこうばしい団子、この組み合わせが実にスペシャル!100人いれば100通りの作り方があるという、この不思議に素晴らしい料理を、今年はじっくり味わおうではないか。
もちろん、この地方特有の「豆腐をつなぎにいれる」蕎麦も食べるぞ!
ちなみにまめぶづくりはこんな感じ。画像は2005年に僕が見せていただいたときのものだ。
こんな風にしてまめぶはできているのだあああああああああああああああああ!
さて、その後、これまたメインの一つである短角牛。昨年度は二戸で牧野をみていただいたけれども、今年は山形町。何を隠そう、僕が初めて短角牛と出会った地である。
実を言うと、久慈市山形村の短角牛は他にはない特徴をもっている。大地を守る会との契約取引をしているので、餌が全量国産なのである! これはすごいことですよ。国産100%の餌。プレミアム短角牛は県産の粗飼料を70%給餌するが、残り30%の飼料には国産以外のものもはいる。しかし山形町の短角は完全100%自給なのである。
こんな感じのツアーになる。いやー 長くなってスミマセン。
で、今回の参加費用ですが、昨年にくらべるとちょっと高くなります。なぜかというと、昨年は岩手までの交通費&宿泊費以外は全部県が負担するよ!という風にサービスしすぎて財政的に大変でした(笑)
今年は、バスの移動代や飲食費をちょこっとずつ負担してもらうので、昨年度より7000円ほどアップさせてください。なにとぞ、、、
■お申し込みは下記Webから
http://my.formman.com/form/pc/8GMIwFwHkvWt3Puj/
昨年はたしか1日で定員オーバーになって、4日くらいで締め切ったと思います。今年はどうなるかな?とりあえず1週間は受けつけたいと思いますが、定員35名ですから、応募が100名を超えるようであれば早めに締め切らせていただくことになると思います。お早めにご応募お願いします。
ではでは、楽しみにしております、、、
本日、いよいよ第二回目の岩手ツアーです。 天気も保ちそうだし、よかったよかった!
では行って参ります、、、
ちょうどいい、というべきかなんというべきか、スローフード協会のテッラ・マドレというイベント主催者から「短角牛を食べる夕べみたいなイベントをしてくれませんか?」と頼まれました。
で、せっかくなので、下記エントリで短角牛料理をガシガシ作ってくれた堀江シェフを招いてのイベントをやります。10月21日夜、横浜で開催。
■自宅モードの堀江純一郎の料理を撮った。
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2009/07/e-p1_3.html

告知はスローフード協会がやるということで任せているのだけど、開催2週間前なのにぜんぜん告知してくれてなくて非常に不安! なのでブログでも告知することにしました。人数が集まらなかったらうちの会社がかぶることになってしまいそうです。ぜひ21日夜にまだ予定が入っていない人、食べに来てください~!
【スローフードディナー開催概要】
http://slowfoodnippon.com/event03.html
岩手二戸の短角牛ディナー
~日本の自然の恵みたっぷりで育った安心・安全な赤身肉の美味しさをまるごと食す
~
農産物流通コンサルタント 山本謙治 & イ・ルンガ 堀江純一郎
日時: 10月21日(水)19:00~21:30 (開場 18:30)
会場: 横浜マリンタワー3F スローフードディナー特設会場
神奈川県横浜市中区山下町15番地
人数: 40名
会費: 12,000円(サ・税込、料理、ワイン付)
協力: 岩手県、㈱グッドテーブルズ
◆メニュー
◎前菜盛り合わせ:
三谷牧場のモッツァレラチーズ、ハーブ、トマトのサラダ
【すね肉】 ゆで肉スライス バニェットソース添え
【ロース】 タリアータ 雑穀サラダ添え
◎プリモ:
【短角のブロード】 パルミジャーノのリゾット
【腕(かた)】 ラグー ロンブリケッリ
◎セコンド:
【ネック】 赤ワイン煮 熟成じゃがいものピューレ
◎ドルチェ:やまぶどうのムース 栗のモンテビアンコ仕立て
◆ドリンク
やまぶどうジュースのスプマンテ割り、
料理に合わせたワイン付き
お申し込みはこちらからお願いします。
http://slowfoodnippon.com/event03.html
やまけん、テッラマードレにて講演をします。
http://www.slowfoodjapan.net/terramadre_jp/terra_jp2.html

あと一週間になってしまった!! けど、まだ席がたーくさん空いてます。こういうイベントやるなかで初めてのことですが、ヘルプ求むです!来週水曜日のディナーがまだおきまりでない貴方、岩手の短角牛を食べに来ませんか?
ちまたではミシュラン京都・大阪版で賑わっていますが、イタリアで一つ星を獲得して帰ってきた堀江純一郎シェフが、得意の肉料理をガッツリ造ってくれます。
以下は、プロの料理人に向けて短角牛の様々な部位を料理するセミナーの模様、いままで公開していなかったイベントでした。
料理内容は当日のものとは大きく変わりますが、イメージということで、、、
すみませんどうぞおいで下さいませ!
【スローフードディナー開催概要】
http://slowfoodnippon.com/event03.html
岩手二戸の短角牛ディナー
~日本の自然の恵みたっぷりで育った安心・安全な赤身肉の美味しさをまるごと食す
~
農産物流通コンサルタント 山本謙治 & イ・ルンガ 堀江純一郎
日時: 10月21日(水)19:00~21:30 (開場 18:30)
会場: 横浜マリンタワー3F スローフードディナー特設会場
神奈川県横浜市中区山下町15番地
人数: 40名
会費: 12,000円(サ・税込、料理、ワイン付)
協力: 岩手県、㈱グッドテーブルズ
◆メニュー
◎前菜盛り合わせ:
三谷牧場のモッツァレラチーズ、ハーブ、トマトのサラダ
【すね肉】 ゆで肉スライス バニェットソース添え
【ロース】 タリアータ 雑穀サラダ添え
◎プリモ:
【短角のブロード】 パルミジャーノのリゾット
【腕(かた)】 ラグー ロンブリケッリ
◎セコンド:
【ネック】 赤ワイン煮 熟成じゃがいものピューレ
◎ドルチェ:やまぶどうのムース 栗のモンテビアンコ仕立て
◆ドリンク
やまぶどうジュースのスプマンテ割り、
料理に合わせたワイン付き
お申し込みはこちらからお願いします。
http://slowfoodnippon.com/event03.html
今週の日曜日は久しぶりにゆっくりできた。 ウィークデーは出張がガンガンはいるので、できるだけ週末は仕事を入れずにしないとバランスがとれない。けど、現実的にはそうもいかず、なんだかんだと用事が入って休めないことがほとんどなのだった。
土曜日は、僕が所属する青果物流通研究会の例会。
民間種苗会社の谷川さんから、種苗会社の現状と、在来種の種はこれからどんどんコストがかさみ、もしかすると無くなっていくかもしれないというお話し。
そして後段は日本経済新聞の樫村さんの話。同紙に連載されている「日本の農力」の主力となっている人だ。日経新聞に対しては、自由化路線支持の流れの中、農業に対して非常にバイアスのかかった報道をする大手という印象を持っていたが、この人は実に小気味よくずばずばと農業の直面する問題と課題と未来に対する考察を話してくれた。数年前までの日経の農業面はあんなにひどかったのに、ここんとこ徐々に方向が修正されている?と思っていたのだが、こういう人がいるからなんだろうか。
で、研究会メンバーは日曜日に日比谷公園で開催される「土と平和の祭典」に参加。
このイベント、シンガーの加藤登紀子さんが協力しているイベントだ。そして、我が青果物流通研究会は加藤さんの夫で数年前に亡くなった藤本敏夫さんが設立した団体。そのご縁もあって、研究かいに参加している仲卸さんが取扱品を持って集まり、テントの一角で野菜や卵を販売したのである。
熊本県の天水から、夏みかんと温州みかんの掛け合わせ品種「肥のあけぼの」を持ってきていた生産者団体「マルヨ青果」の面々。青年部副リーダーの上村さんが、外国人に対して立派な英語でプレゼンしているのが頼もしかった。
名古屋北部市場の仲卸「山武」は、渥美半島のミディトマト、ゴボウを持ってきていた。このゴボウがやたら太くてよかったので、思わず買ってしまった。
ちなみに前日、赤松農相が名古屋北部市場を視察。「産直で中抜きする大手スーパーが多いらしいが、市場の機能を発揮することも重要だ。」と、イオンなどを牽制するような談話をしていたそうだ。これは実に重要な話。
みな、中抜きは世の中のためと思っているようだが、中抜きなんて非効率な商法は、本当は社会コストを引き上げるものだ。卸売市場という物流拠点を使う方が何倍も効率的な取引になるのだから。赤松さん、流通関係者にとってはいいアピールをした。
横のブースにはなんと大地を守る会、らでぃっしゅぼーや、PALシステムと、知った顔ばかり並んでいる。ちょっとした同窓会のような感じで、沢山の人と再会した。
山形県は米沢のファーマーズクラブあかとんぼの面々が、置賜風の芋煮を出していた。米沢牛がたっぷり入って300円。トロケルような芋がごろんと入っていて旨かった。キノコが入っているが、現地では「キノコはイラね」「白菜入れろ」「それは邪道だ」などということで真剣なけんかがおきるほど、具に対するコダワリが各地で違うそうだ。
和歌山から来ていた「みかんの会」津田君と上田君は、持ってきていた温州みかんを最後はたたき売りして完売。お疲れさん。
「こんなイベント誰が集まるかぁ、って思ってたけど、東京だとこんなに人が集まるんだね!関西だったら終わり頃になって、おばちゃんが「安くなった?」って集まるくらいだよ。やっぱり大都市は違う!」
とビックリしていた。そう、そんなものなのだ。こうした都市型マルシェは、とにかく農村と霧離れていればいるほど成功する。逆に言えば産地が近い場所だと当たり前すぎて成立しない。
莫大な補助金がついたマルシェ・ジャポン・プロジェクトというのが走っていて、赤坂サカスだとかアークヒルズ、みなとみらいなどでマルシェを展開しているようだ。さてこの動きは定着するんだろうか。
そんなことを思いながらビックカメラ有楽町店B2Fのカメラ売場へ行き、ライカM9が欲しいなあとつぶやきながらレンズの価格にビビる。
歩いて有楽町から銀座に抜け、インズに入っている喫茶北欧にてホットサンド。
コンビーフキャベツとハム卵が旨い。
ピコでコーヒーを飲み、歩いてジムに行き、ウェイトを挙げてプールで泳ぐ。久しぶりにフルの休日。さて、仕事しますか!
感動の郷土色「まめぶ」を堪能した後は、いよいよ短角牛だ。肥育農家の落安さんの牛舎へ向かう。
山形村では、大地を守る会と短角牛の契約取引を行っている。日本では非常に珍しい、国産100%の飼料を給餌した短角牛を出荷しているのだ。

落安さんは、大地との契約取引が始まってからの最初の短角牛生産部会長を務めた人だ。牛舎に入っても全く糞尿の匂い無し。非常に綺麗な管理をしているのが見て取れた。
しかし、山形村の短角牛を巡る状況は厳しい。
山形村の短角は大地を守る会との契約取引だけではなく、高級スーパーである明治屋にも出荷している。ただここのところ、メインの大地の取引が、不況の影響もあって大きく落ち込んでいる。
大地のシステムは10万世帯の会員からの事前発注システムだ。短角牛はつねにレギュラーメニューとして掲載されているけれども、もちろん安い値段ではない。一般の流通が、生産者を叩きまくった割安な価格をつけているのに対し、大地の場合は生産者の生活を保障しうる正当な価格をつけているからだ。
しかし、家計における食費の割合を下げようとする人達が多い中、やはり短角牛の受注数は減っているという。そうなると大地としても、売れる見込みのない短角を仕入れるわけにはいかない。
「だから、この牛舎の一番端っこにいる牛たちは、本当はもう出荷しているはずなんですよ。でも売れないので、溜まっているわけです。」
そうなると、えさ代が毎日かかっていくので、コストがどんどん上がっていく。畜産という仕事は、数年をかけて産物を得るものだ。1年先の景気など、どうしたって予測できない。常に大きなリスクを抱えながら生産をしている。消費者は危機が来れば財布の紐を締めて緊縮できるけれども、生産者はそうはいかない。消費者一人一人がこうした事情を理解して、できれば「支える消費」に加わってほしいものだと思う。
道の向こうには、収穫期を迎えたデントコーン畑が拡がっていた。これぞ国産の餌のエース。カロリーも十分で、短角なのにサシも入るくらいの佳い餌だ。他国に依存しない、他国の取り分を横取りしない畜産を日本が行う日は、いつになったらくるのだろうか。それは、生産者の意識よりは消費の意識の問題なのだと改めて感じながら、牧野に向かった。
去年は二戸が誇る浄法寺の稲庭牧野の広大な風景を楽しんだが、今年は晴れ渡った空の下、最高のコンディションで久慈市山形村の牧野を訪れることができた!
僕らが到着すると、放牧されていた牛たちが「何なに?何かくれるの~!!!」と勘違いして寄ってくる。
参加者一同、初めてみる短角牛の大きな体躯におっかなビックリしている。
でもせっかくの牧野。ホカホカの糞に気をつけながら、どうぞ足を踏み入れてくださいな。