以前からだが、最近よく下記のような質問を受ける。
「やまけんはあんなにたくさんのお店で食い倒れをしているけど、家では何を食べているの?それ以前に、料理はするの?」
お答えしましょう。僕は小学校4年生の頃から料理が好きになりました。高校の3年次では学校の近くに下宿していたので、毎日自炊。大学・大学院はもちろん一人暮らしで自炊。しかもお金が無かったので外食はあまりしなかった。大学生の時、農学部でもなんでもないキャンパス内に畑を創ったのも、自分で育てた野菜を自分で料理して食べたかったからというのが根本的な目的だった。
このような経緯なので、得意料理とかそういうのは無い。なんでも満遍なく作る。独りなのに天ぷらも揚げるし、学生時代はパンも焼いていた(しかも天然酵母で)。強いていえば、パスタは小学校から好きで探求していたので自信はある。ひところ、僕が連日ラグー(ミートソース)を作っていたので、家族が辟易していたこともある。
そんなわけで料理は大好きだが、よく言われるのが下記のような言葉だ。
「きっと”男の手料理”って感じなんでしょうね!」
これはきっと誉め言葉なのだろう、、、豪快かつリッチなイメージ。確かに、野外料理をするときにはそういうのも作る。例えばこんなの(3段目の画像が僕)。でも、こういうのを誉められるのはあまりうれしくない。現実には、僕の料理は主婦の料理なのだ。考えてほしいのだが、毎日スペアリブやらステーキといった「ハレ」の料理ばかりを食えるわけが無い。僕がいつも作る料理は「ケ」の料理だ。
例えば週末の休日には、
・つるむらさきのゴマ和え
・きんぴらゴボウ
・なすの南蛮漬け
といった惣菜を山ほど作って、でかいタッパーに蓄える。それを1週間かけて食べるような感じだ。とくにきんぴらゴボウは僕には欠かせない料理で、よく食べる。なすの南蛮は、夏から秋にかけてナスが出回るとき、大量に作る。串切りにしたナスを高温でさっと素揚げし、鷹の爪を割った酢醤油に漬けて冷やすだけだが、たまらなく好きだ。これら惣菜に、豆腐の冷奴(たいてい一丁分食べてしまう)と納豆をあわせれば、僕の休日の食卓になる。
日曜日はたいてい寝過ごすので、ブランチとして11時くらいにパスタを作る。トマトソースに自家製のバジルペーストをふんだんに使って、あとは野菜を放り込む。普通と違うのは、麺を200gくらい茹でることだろう。ワンプレートだからふんだんに麺を食べる。うちに来てパスタを食べたことのある人はわかるはずだ、、、
ま、そんな感じなのです。疑問は氷解したでしょうか、Sさん?
種屋、と言っても町なかにある種屋さんではない。いわゆる種苗(しゅびょう)会社という、氏素性のよい種を大量に生産し、販売している会社だ。サカタのタネやタキイ種苗なども勿論そう。この2社はどんな人でも知っているだろうと思うが、実は大小様々に色んな種苗会社があるのだ。
本日は、その一つである「野原種苗」という、可愛い名前の種苗メーカのコンサルタントである千田さんとお会いした。某大手種苗会社を退職されてから、この小さな種苗会社のコンサルにご就任なさったとのこと。ご高齢であるが、ピンと背筋の通ったお話に、少し感動してしまった。話の内容に、というよりは、育種という、気が遠くなるような品種改良の営み一筋に生きてきた方の存在感自体に、圧倒された。
野原種苗の十八番は、小松菜だ。数種類の小松菜について熱く語って頂く。「彩夏(さやか)」という品種に惹かれる。濃緑色で、軸も太めでしっかりとしてるようで、噛み締めるときっとシャグッという強めの食感になるのではないか。個人的に買って、種を蒔いてみよう、と思った。今後、色々と種についてお伺いすることにして、お別れした。やはり、戦中派にはどうしても人間としての説得力・存在感で勝てないなぁと思った。
2003年9月15日
飯田橋にて、醗酵リンク大会が開催された。どんな会かというと、日本の食文化において最も重要なキーワードである「醗酵」を主テーマに、日本酒や各種醗酵食品を紹介するという会だ。
実行委員会の親玉は、藤田千恵子さん。彼女は、日本酒について書かせたら間違いなく日本一のライターだ。danchyuなどで執筆しているので、その活躍を目にしている人も多いはず。ちなみにビッグコミックオリジナルに尾瀬あきらさんにより連載されていた、女性フリーライターの物語「みのり伝説」のモデルは彼女である。

会場には、日本酒の蔵本が11銘柄、展示と試飲ブースを設けていた。そしてそれぞれのテーブルには醗酵食品を用いた料理がずらりと並ぶ。根菜サラダと酒粕から創ったドレッシング、五目炊き込みごはん、煮染め、見事な鯵の干物、ちらし寿司、金山寺味噌、その他数々の品が並んだ。これらを快調に3周ほど食べ回ったのは言うまでもない。山梨の名酒「春鶯囀(しゅんのうてん)」の中込さんが出してくださった、こだわりの卵を使った特大プリンの旨さはこたえられなかった。
出品していた蔵本さんもそうそうたる面々だった。純米酒マニアであればみな舌なめずりをするであろう神亀、武勇、雑賀、杜の蔵、そして私の大好きな島根の桑原酒造の「扶桑鶴」。この桑原酒造の若き専務である大畑さんとは、島根に酒造見学に行ってからも数度、一緒にご飯を食べている。実直で控えめなご性格が、そのまま酒に出ているような、とても品がよく、前に出すぎない、それでいて凄みのある主張をしている酒なのだ。希有である。

と、沢山の酒造がある中で、最も人だかりがしていたのが、我らがタツヤン、石川達也氏が杜氏を務める「竹鶴酒造」だった。バードコートに行った日以降も、毎晩飲み歩いていたらしい。肝臓には気をつけてくれたつやん。

会はタツヤンの音頭によって中締め。その後、神田の居酒屋「新八」にて二次会。JALのチーフパーサーであり、なうての日本酒ライターである鵜飼さんなど、素晴らしい面々が集う。
僕は日本酒業界には門外漢だが、楽しいひとときを過ごした。ちなみにこの会の実行委員で裏方に徹していた工藤君という人物がいる。地酒の世界では有名な居酒屋「五穀家日本橋店」の店長をしていた彼は、今年の初めに同店を辞した。今、別チェーンで修行中だ。僕は勝手に、彼を兄弟分だと思っている。いつもよく喋る彼が、この会では見事に下働き・裏方に徹していた。僕にはできない仕事だ。拍手したいと思った。お疲れさん!
猫の寄生虫が、人の性格に影響を及ぼすそうだ。しかも女性は社交的になり、男は反社会的になるという、、、猫を飼うのは辞めておこうっと。
土曜日だ。昨晩は大事なクライアントでもある友人の五木さんと美女2名と、1時過ぎまで飲んでいた。相当酔ったので、午前11時までだらだらと眠り、起きて料理をしようと思う。家には、熊本で買い込んできた食材がかなりあるが、肉と野菜を食べたくなり、買い物に出る。
近所の八百屋(実はこだわり八百屋で有名な八百周という店)で太めのインゲン、葱、泥つき牛蒡(ごぼう)、ミディトマトを買う。卸もやっていてよい肉が手に入る肉屋「ミートショップイワイ」で和牛の切り落としと豚肩ロースを買って戻る。
まずは炊飯器にご飯を仕込むが、合鴨米に熊本で買ってきた十穀米という、ひえ、あわ、きび、麦等の雑穀を混ぜ込んで炊く。次に何はともあれきんぴら牛蒡。以前も書いたがこれがないと始まらないのだ。ちなみに牛蒡は泥つきに限る。植物にとって泥は人間の皮膚と同じだ。洗ってしまうと鮮度が落ちる。人参もじゃがいももそう。金タワシで擦って泥を落とし、ささがきにして水にさらしアク抜き。フライパンを煙が出るまで熱し、グレープシードオイルを適量おとして鷹の爪を入れ、牛蒡投入。このとき熱されたフライパンからバリバリと音がするが、その音があまりに派手なので「きんぴら」という名前がついたという説がある。(へぇ~)
僕は炒めの段階でごぼうに少し焦げ目がつくくらいに火を通す。砂糖をまぶし、酒をかけ、アルコールを飛ばしながら甘味を牛蒡に入れ、最後に醤油。これだけのシンプルバージョンだ。
これを作りながら、熊本の生産農家、鶴山さんの奥さんが送ってくれた「落花生豆腐」をいただく。水でふやかしたピーナッツをミキサーで呉汁にし、吉野葛(くず)で固めた豆腐。とても味わい深い。一緒についてきた甘めの阿蘇醤油がまたよく合う。そして、同じく阿蘇で購入した、豆腐の味噌漬を開ける。水抜きした豆腐を味噌に漬け込んだもので、チーズのような趣のものだ。これがあるとご飯を永遠に食べられる。
その間、太め(おそらく3Lサイズだ)のインゲンを塩茹でし、ベストフードのマヨネーズで齧る。悪くない。きんぴらが仕上がったので、肉野菜炒めを仕込む。和牛の切り落としと玉葱、もやしを炒める。胡椒とオイスターソースで味を調え、最後に夏の間に作り貯めたバジルペーストを少し落とす。これが旨い。
ご飯も炊けて全部料理が仕上がった。わしわしと食べる。料理をすると、都会のペースで疲れた体調にリズムが戻る。蘇生した。食休みをしたら、トレーニングをして、夜は阿佐ヶ谷にて大事な友人と会う予定。
今日、各地での講演を聞いて下さった方々からの心のこもった農産物が届いた。
熊本県八代市からは、とても大きな新高梨5キロ、コシヒカリ10Kg、お茶、そしてなんと上敷き用の畳表が6畳分(!)。これはすごいことになった、と思ったら、その1時間後に、兵庫県の淡路島で講演をした際にお願いしておいた玉葱(淡路の特産)と、玉葱ドレッシングが届いた。
、、、しばらく買い物の必要がないかもしれない、、、役得である。みなさんどうもありがとうございました。気合を入れていただきます。

ちなみに今週は出張がほとんど無いので、ぶらぶらと書きます。
今日はいったいどういう日なのだろうか。最近もっとも仲良くしている大親友、というか兄弟分の工藤ちゃんが、食器類を大量に持ってきてくれた。彼が勤める飲食チェーンのある店舗が閉鎖になるので、そこの什器一式を引き上げているのだそうだ。ちなみにこういうのは、ほとんど捨て値で捨てるしかないらしい。
食器といっても本当に半端ではない。ワゴン車1台満載だ。さすがに個人宅でそんなには使えないので、グラタン皿、無地大皿、大どんぶりなど、皿だけで20枚くらい。業務用の大中すり鉢を5鉢、釜飯用の釜セットを5セット、日本酒の升(ます)を15組、ビールジョッキ5客、卓上炭火コンロ3つ、パエリヤ鍋2枚、うな丼用の丼が5つ、業務用ステンレス寸胴鍋(でか!)1つ、杉の飯桶1つ、その他もろもろ。食器棚にはいりきらないほどになってしまった。もしこのblog読んでてほしい方、少しお分けしますよ、、、取りに着てね。
本当におかしな日だった。朝から食材と食器什器が転がり込んでくる。天に感謝。これから工藤ちゃんをもてなしに大衆居酒屋へ行ってきます。
今日、嬉しい報告があった。
僕の著書である「実践 農産物トレーサビリティ」が、ようやく初版を売り切ったらしい。本日出版社から連絡があった。さすがに専門書なので動きは鈍かったが、出版社の担当者さんによれば、「半年でここまでいくのは農業書としては異例」とのこと。まあよし、としておくか、、、

あとは重版がかかればいいな、、、と祈ることにしよう。ちなみに印税は会社にはいるのだけどね。よし、今日はずっと仕事するつもりだったけど、、、飲みに行こうかな!
朝から熱があってだるいのだが、頑張ってベーコンを仕込んだ。
というと唐突に聞こえるかもしれないが、次の日曜日に、静岡県菊川にある中小家畜試験場というところで、ハム&ベーコン講習会というのがあるのだ。僕の燻製の先生である関さんがこれを仕切ってくださっている。前回は春のあたたかな日に実施。僕は自分で1.5Kgの豚バラを仕込んで、その場で燻製にしてもらい、ベーコンにしたのだ。そのときは若干スパイスのバランスが悪くて、僕の納得いくものが出来なかった。とはいっても、分けてあげた人からは「もしや天才では?」といわれる出来ではあったのだけど。具体的には、タイムとオレガノを使ったのだけど、これはいらなかった。スパイスについてはシンプルな方がいいみたい。
今回はその雪辱の第二回目だ。燻製の詳しい手順は日曜日に実際にしてきた後で書くとして、その前処理を説明しよう。
材料:
豚バラ肉(ブロック) 1.5Kg
前回は1.5Kgの塊を買ったが、今回は500g×3本にした。なぜかというと、端っこの、煙にあたっている部分がもっとも美味しいから。塊だとそれが4辺しかとれない。最初から3つに分ければ、4辺×3の12辺が端っこになるからだ!
ピックル液:(漬け込み液)
・水 1リットルくらい
・塩(天然塩。赤穂の天塩とか) 30%くらいの濃度になるくらい
・砂糖(精白してないやつ。塩と同量)
・日本酒適当
・芋焼酎適当
・胡椒(粒を包丁で刻む)
・月桂樹の葉
・ブーケガルニ
・ニンニク1つかみ
・玉葱ぶつぎり
・セロリ1束
これらを一回煮立てて冷ます。これがピックル(漬け込み)液。
ピックル液ができたら、豚バラブロックをこれに漬けるだけ。ただ、できれば余分な水分をあらかじめ抜き、塩が浸透しやすくするためにあらかじめ豚に塩を摺り込んで数時間置くという下漬けをする。
その後、厚手のビニール袋に豚バラブロックを入れ、ピックル液を満たし、空気が入らないように上手く抜いて縛る。これを冷蔵庫で4日~1週間ほど置いておくのだ。その間に、豚肉の中心部まで塩と砂糖が浸透する。そしてスモークの前日にこれを取り出し、水で塩を抜く。いったん塩を浸透させて、また抜くというプロセスが、肉に化学反応を起こさせるのだ。面白い。
ま、とりあえず12日の日曜日を楽しみにしておいてほしい。市販されているベーコンとはまったく別物が出てくるからネ、、、
SAVAさんからリクエストがあったので、バジルペーストの作り方をお教えしよう。ペスト、とかジェノベーゼとか色々な呼び名があるが、実に色々な料理に使えるソースだ。僕はこれを夏場のバジルが一番美味しい時期に大量に作り、ジャムの瓶などに保存している。
ただ、もう寒くなってきているのでバジルの時期じゃないんだよなぁ、、、ちょっと遅かったか。
■材料
バジル(両手にいっぱい)
にんにく 3かけ
ナッツ類
松の実100g
カシューナッツ 50g
ピスタチオ 10g
塩(天然塩)
胡椒
オリーブオイル(できればEXバージン)
(レシピ詳細は下記をクリック↓)
①ニンニク&ナッツペーストを作る
フードプロセッサに皮をむいたにんにくとナッツ類を入れる。これをペースト状になるまでミキシングする。ある程度細かくなると油分でぼそぼそと固まってしまうので、オイルを入れて伸ばしながらミキシングする。僕が思うに、バジルペーストの要はバジルもそうだけど、ナッツのコクと風味だ。ナッツとニンニクが滑らかになるまでミキシングしよう。
②バジル投入
バジルは洗わず、濡れ布巾で拭くようにする。洗うと香りが飛ぶ。葉を茎からはずして、葉だけ使うようにする。茎は、トマトソースを作る時に一緒にいれて煮込むと香りが移るので、残しておこう。その後ざるに入れて冷蔵庫で冷やしておくこと。熱に弱いので常温でもすぐに黒ずんでしまうから。さてフードプロセッサに投入したらオイルを多めに入れ、塩と胡椒を入れてミキシング。オイルは全体が滑らかになるくらいに多めに入れておく。ちなみにバジルの香りはオイルにしか溶けない。ので、オイルは多め。
③味の調整
全体に混じったらここで味を見る。この時点では塩気は強めがいい。ここでパルミジャーノを入れることもあるが、そうすると長く置いて置けない(チーズがかびる)ので、僕は入れない。強めの味に仕上がったら、あらかじめ熱湯消毒して乾かしておいたビンに入れる。最後にオイルを満たしてペーストが空気に触れないように蓋をする。この状態で1年持つ。
注意点!
・ナッツ類はすべて生を使用すること!市販されているのはほとんどがローストされているが、これはすぐに酸化する。酸化したナッツ油は毒である。ナッツは、百貨店の地下とかで生のが売っている。少し高いけどね、、、でも、1回作っておけば大量にできるのでフンパツしよう!
・もし生がどうしても手に入らなければ、市販のローストのものでよい。その代わり、つくったら2週間以内に使ってしまおう。
・ピスタチオの生はなかなか手に入りにくいので、なければ省略可。でもあると香りとコクが変わるよ。ナッツを数種類使うと、味が複雑になって旨い。松の実だけでもいいけど、おいらは複数使うのが好き。
料理
このペーストをどう使うか。茹で立てのパスタと和えるというのは一般的だけどあんまり僕はしない。トマトソースにペーストを溶くと、相乗効果で旨くなる。この時、醤油をすこしたらすと味に一本筋が入る。この、トマト&バジルペースト&醤油少々、が僕の3原則だ。
例えば野外BBQなんかでよくやるのだけど、パスタを茹でながらあらかじめ別鍋にペーストを入れ、パスタのゆで汁で伸ばしておく。この時火にはかけない!香りがとぶからね、、、そして醤油少々たらす。パスタが茹で上がったら(ディチェコのリングィーネがお奨めだ)ここに入れてペーストと和える。そこに、別に作っておいたトマトソースをかけて軽く和える。
これを食べて旨いと言わなかった人は、今のところ居ない、、、と思う。
参考になれば幸いです。
今日は、大学のホームカミングデー、つまり卒業生全員向けの同窓会だ。幹事だったので朝から出張る。面白かった!やっぱり、久しぶりに人が集まるだけで十分面白い。
けど、9時に家を出る前に、きっちりベーコンの下準備。
①塩漬けにしておいた肉。厚手のビニール袋に密閉して漬け込んである。

②寸胴いっぱいの水で塩抜き5時間。

③塩をいったん抜いて、燻して熱が入った後にちょうどよい塩梅になるように調整するのだ。

さあ、明日は東名高速の工事中なので、4時間以上かかるだろうなぁ、、、ということで朝5時半出発である。寝るぞ、、、
目覚めたらなんと午後2時だった。おまけに外は豪雨だった。ずっと暗くて目覚めが悪かったのか。いや、どうみてもこれは疲れだろう、、、徹底的にぐうたらしようと思うが、だいぶ寝たので部屋とキッチンの片づけをする。洗いものをして、シンクやガスコンロ周りを拭く。
夜はカルボナーラと決めている。昨日燻した自家製ベーコンと、もらってきた駿河若シャモの玉子でカルボナーラを作る。なんという贅沢か! そういえば駿河若シャモについて、まだきちんと説明を書いていないことに気づいた。明日書こう。この食い倒れ日記のコメントに親友の加賀谷が「ベーコン食いてぇ」と書いてあるので、家に誘うと来るという。
しかしカルボナーラはパスタの中でも相当に高カロリーである。トレーニングは必須。ジムでボクシング系のトレーニングを1時間と水泳を30分。帰りに材料を買ってきた。
(続きは下記↓をクリック)
加賀谷が大量のビールと共にやってくる。HCDの準備期間から、会う回数がやたら多いな。カンパチのカルパッチョと豆腐、ベーコンとジャガイモの炒め物でビールを飲んどいてもらう。とはいっても、ジャガイモは「インカの目覚め」という新品種で、現在まだ市場にはあまり出回っていないものだ。栗のような香りとねっとりホクホク感があって実に旨いのだ。加賀谷は「うめー!うめー!」といいながら食ってくれていたが、本当に旨かったんだろう。
■カルボナーラ
・ベーコン(薄いのは×。塊を買って拍子切りにする)
・生クリーム
・玉葱
・チーズ
・塩・胡椒
・良質の卵黄(駿河若シャモの玉子を使用した)
・スパゲッティ(1.8MM。濃厚なのでとにかく太いのがいい)
①油を引かないスキレット(鉄鍋)にベーコンを入れ、じっくり火を通す。表面がカリカリにこげるまで。
②ベーコンを引き上げ、出た油で玉葱をしんなりするまで炒める。
③玉葱に生クリームを入れ、少し煮詰める。塩・胡椒をふり、チーズを溶かす。ここでは熊本で買ってきたゴーダを使用。
④パスタをアルデンテに茹で、あまり水を切らないうちにパンに投入。生クリームと絡めながら卵黄を入れ、これも絡める。ただし熱はかけない。しあげに再度胡椒を振る。
これを皿に380gくらい盛って二人でわしわしと食べる。加賀谷も喜んで食べていたので、旨かったのだろう。黄身が通常の玉子ではないので、実に濃厚だった。ベーコンが旨いのはいうまでもなし。
メシを食い終わり、秘蔵の日本酒「渡舟」を出してやることにした。茨城の府中誉酒造に見学にいった際に買ってきたものだ。ああ、これも書かなければなぁ。渡船は生酒なので置いておくと悪くなっているかと思ったが、実に旨かった。酔っ払い二人で、いろんな話をした。イヤーブックという、卒業記念写真集をみて、好みの女の子は誰か?というのをやると、ことごとく加賀谷と僕の好みは合わないことがわかって面白かった。人は、多様だ。
さて、そろそろ寝よう。明日は仕事だ。
僕の現在のno.1である寿司匠が、とうとう雑誌メディアに掲載された。
紙面は「大人の週末」だ。この雑誌は先月に月刊化されたもので、他誌に比べると、カラーページが多いのに価格設定が非常に安い。加藤ちゃんも喜んでいるし、良いことだなと思った。昨年11月の開店以来、閑古鳥が泣いていたり、一日に1人もお客が入らない時期があったりした。その時分からのつき合いだから、やっぱりこの店がメディアに採り上げられると嬉しい。反面、繁盛してしまうと、今のように兄弟のようなつきあいが出来なくなるのではないかというのもあってちょっぴり寂しい。
大阪出張の前に東京駅にて当の紙面をパラパラとめくる。3000円台で食べられる寿司屋という企画らしい。加藤ちゃんが修行をしていた寿司大が特集の先頭を飾っている。
で、肝心の匠のページだが、なぜか大きく掲載されているのは握りではなく、金目鯛の煮付けの写真だ。ムム?と言う感じ。にぎりの写真は10貫を皿に盛ったのが掲載されているのだが、なんとなくシズル感に欠ける印象だ。うーむ、、、 その場で板前の加藤ちゃんに電話すると、やはり反応はよくない。僕と同様の感想であったようだ。
とはいえ、広告掲載ではなく取材記事としてメディアに載った。一つの実績としては上々だろう。これでどれくらいの集客になるのか、期待しておこう。
新聞各紙で報道されている通り、標題の事件について、最高裁が農家側を敗訴とした二審判決を破棄し、審理を東京高裁に差し戻した。この報に接した各メディアから「報道の自由が規制されることを憂慮」する旨のコメントが出ているが、これは考えさせられる問題だ。
どの世界でも同じとは思うが、業界内部の常識とそれを取り巻く一般社会の常識にはズレがある。お茶を「野菜」と表現することは、農業関係者からすれば全くあり得ない話だ。しかし、一般社会からすれば、「農産物にかわりはないでしょ?」と言われるケースもあるだろう。
お前はどちらに立つのか、と問われた場合、私ならどうするか。基本的には、この世の農業を栄えさせたいと考える自分としては、テレ朝に非を求めざるを得ない。私の価値観からすれば、あの報道内容は明らかに適切ではなかった。また、所沢には生産者の友人が沢山いる。実際そうした友人が出荷できず、苦労した場面を直接みてもいる。当時はテレ朝そしてニュースステーションの顔といえる久米キャスターに嫌悪感を覚えたものだ。
しかしこの判決が言論弾圧や報道規制が強化されるという結果を生み出すのは是としない。事件は、報道に関わった個人の判断能力の欠如から発生しているはずだ。そうした個の判断能力やもろもろの要素を、社会的・構造的な規制で改善することは不可能ではないだろうか?問題は別のところに有るとしか思えない。
直截に言ってしまえば、あれだけインパクトの大きい報道を行うに足る裏付けを、合理的に獲得する能力を有していないならば、報道などしてはいけない。それが原則だろう。その原則すら守れないようならば報道などすべきではないのではないか?ということだ。無論、「裏付けはとれていた」という認識やデータがあるならそれは結構。ただ、社会的判断としてそれが「不適切」とされたのであれば、責任を問われるのは当然のことだ。
そういう覚悟を持ったメディア関係者はどれくらい居るのだろうか。
ということを考えた一件だった。今後どのようになるのか関心深いテーマだ。
ああ、イカンイカン。ついマジメになってしまった!今日は家で男3人ダメダメトリオの宴会である。
寿司処「匠」が掲載された「おとなの週末」だが、効果はあったようだ。金曜日の夜に、以前会社にきていた大根を7本あげたのだが、自分の家用まであげてしまったので一本とりにいった。店はテーブルひとつ残してほぼ満席。ほとんどがご新規さんだ。
カウンターには加藤ちゃんとバイトの娘の他に、2名の若い板前が居た。1人は助っ人だが、1人は今後常駐するらしい。若手に指示を出し、いそいそと動き回る加藤ちゃんの声は、いつもより少しだけ昂揚している気がした。
しばらくの間、匠にいこうと思う人は、予約の電話を忘れないほうがいいだろう。
そして自宅に帰って、親友2人を招き、男三人ダメダメトリオの宴会。したたかに飲み、喰い、酔っ払い二名が自転車でふらつきながら帰っていった。その片一方の加賀谷から電話があった。
「あー、事故に遭っちゃった。これからでかい病院にいってくるけど、鎖骨骨折した。」
なんということ、、、泊めてやったほうがよかったか。おい加賀谷、来週の週末までに治せよ。
今日は岐阜県情報顧問の神成氏の結婚パーティで、幹事である。今夜も酒ということだ。
このページ左側のプロフィールをみていただくとおわかりのように、農業関連の雑誌である「農耕と園芸」という月刊誌に、隔月で連載を書いている。「俺と畑とインターネット」というくだらないタイトルのものだが、なんと実に8年間も連載を続けている。
また、農産物の生産・流通に関しての各種原稿依頼が来るので、出来る範囲で年間に20本くらいは執筆している。
これら原稿は、農業関連メディアという、どちらかというとマイナーな媒体にしか出ない。しかも原稿料は格安で死にそうだ。それではせっかく書いたものがもったいないので、新たにこれらを公開するblogを作った。
食い倒れ日記にマジメモードで書くのはイマイチと思うのでこうした次第。ご関心があれば、覗いて欲しい。
今夜は、我が国が全世界に誇るメディアアーティストである江渡君と加賀谷と僕とで、ある仕組みの打ち合わせ会議をする。この仕組みが日の目をみたら、相当に面白いことになるだろう。そしてその打ち合わせ後、六儀園の横にある絶品焼鳥屋で飲みである。楽しみだ。
ほんの木からつい先日出版された
「危機かチャンスか 有機農業と食ビジネス」 矢崎栄司著
に、僕のインタビューが6ページ分掲載されている。
本の帯には大仰にも、
「オーガニックが日本の食と農を救う?! 界のリーダー38人のロングインタビューを掲載!」
とある。知らない内に「業界のリーダー」になってしまったらしい。けど、あまり嬉しくないんである。
インタビューされている38人はオーガニックビジネスに関わる生産者・団体・流通業者などのトップが多いのだが、僕の位置づけは「インターネット販売」である。しかもこの本の取材、なんと2年前のものだ。実は謹呈本が送られてきた時、なんのことなのかわからずきょとんとしてしまったほどだ。ようやく思い出してみると、人からの紹介で、話を聞きたいという著者の矢崎さんを迎えたのだ。その際にも本にしたいという話は聴いていた。
こういう場合、インタビューを起こしてからのゲラを見せてもらって校正をしたりするのが当然だろう。まして、取材から時点が相当にずれているのだから、内容修正も含めて打診があって然るべきだ。しかし、今回はそういうことが一切無かった。だから、内容を読むと明らかに古い。その時点でのベストな話をしているが、現在では陳腐化している部分もある。もっと良くないのは、取引先の実名が出てしまっていることだ。これは、ゲラチェックがあれば当然削除を要請する部分である。どこの企業が取引先を空かすだろうか。しかもそことは現在は取引をしていないのだ、、、
ま、内容的には実名が出てしまっているところにも害はまったく無いはずなので仕方がないかと思うが、著者には厳重な注意をさせてもらった。ま、自分が掲載されている本だから、売れて欲しいとは思うのだが、複雑だ、、、
「どっちの料理ショー」は、おそらく初めてといってよいほど「素材」とそのつくり手にスポットが当たったエンターテインメント番組である。家に早く帰れるときは観るようにしている。しかし、番組の思うツボというやつだが、毎回毎回歯軋りする思いだ。大体、応援している方が負けてしまうのである。
今回は北海道帯広名物の「豚丼」vs「海鮮丼」だ。僕の豚丼偏愛嗜好は以前のblogで書いている通りで、北海道といえばまずこれだろう、という好物である。
その豚丼が負けた、、、悔しい。何が悔しいかと言えば、海鮮丼に負けたことである。今回の海鮮丼は、ご飯に北海道の海の幸を並べたものである。新鮮極まりないスルメイカの刺身や超特大ボタン海老などをこれでもかと並べた一品。そりゃ、旨いだろう。
しかし。
海鮮丼は、はたして料理として優れているか? 豪華な食材をご飯に並べて出すというだけのものではないか。いや無論そういうのもスキだ。目の前にあったらガッツリ食べてしまうだろう。けど、本道ではないと思う。豚丼は、豚肉を炭火で焼き、タレを絡ませご飯に載せる。このシンプルさではあるが、それだけに素材とタレと焼きという工程で化学変化が起きる。1+1が2以上になるのだ。それが料理の奥深さと言うものではないか。この点で海鮮丼は、単に素材力のみで勝ちあがったと言える。それが納得いかない。
嵐山幸三郎氏も、数年前のdanchyu誌の丼特集の中で、鮭とイクラの親子丼に対して同じようなことを言っている。
「鮭とイクラを乗せても、その二つがぶつかることで相乗効果を出している訳じゃないからなぁ。その点、鶏と玉子の親子丼は全く違う。」
というような内容だったと記憶している。そういうことだ。
ま、とにかく番組では負けたが、僕は豚丼を愛している。帯広よ、、、待ってろよ~また食い倒れに行くから!
フランス語の先生である舞子クンから、「秋刀魚一匹100円で炭火焼きして、大分のカボスをかけて食べられるイベントあるよ!」という魅惑的なお誘いを受けた。ラジオ局の文化放送が「収穫祭」と銘打って神宮外苑で開催するイベントだ。なんでも各地の農協や特産物の出店がやたらと出るらしい。それは行かねばと、某HP社の熱血営業マンである原田君とまゆみちゃん夫妻、そしてフランス人ベンジャミンとそのガールフレンドのリナ(コロンビア人)と共に出かけたのだ。
しかし、、、
あいにくの雨。かなり降っている。
しかも!雨なので早めにさばいてしまおうという主催者の意向で、午前中に秋刀魚を無料配布などという暴挙に出てしまい、午後3時にはすでに秋刀魚ナシ。ウーム。風邪っぽいのに無理して出てきた原田君はもうキレそうである。
しょうがないので態勢を立て直し、「500円で地酒8種類試飲会」で泡盛や芋焼酎「小鶴」などを飲みまくり、早々に酔っ払った。富士吉田焼きソバも食べた。旨かった。
イベントが終わってから近くのベローチェでコーヒーを飲む。舞子クンの友人の女性のボーイフレンドが国籍不明だったので聴いてみると「モルジブ人」。しかもなんと!あの「さんまのからくりテレビ」に、変な外国人として出ているんだそうだ。アミールっていう人なんだけど、知ってますか?俺は観てないから知らないのだ。びっくりしたがいい奴だった。
今日は、サンマは逃したが、さんまの番組出演者に会えた。また、人生で初めてコロンビアの人と友人になった。出会いに恵まれたいい日だ、と思って大江戸線で会社に帰ると、また大きな出会いが待っていたのだった、、、
(つづく)
さて、続きだ。門前仲町の会社で翌日の準備だけして、会社を出た。
ところで僕が人に誇れることと言えば、まずは食欲だ。その他にはそうそう自慢できることはないのだが、ことこれだけはというのがもう一つだけある。それは出会う力だ。32年の短い人生の中で、どうしても偶然とは思えない出会いや再会が多々あった。
そして今日、大倉正之助さんに再会した。
なんとなく、家に帰りがたい気分だったのだ。僕には珍しくファーストフードが食べたくなった。門前仲町のモスバーガーに行こうとしたら、その手前にフレッシュネスバーガーがある。そういえば沖縄でよく食べられているスパムをつかったバーガーが出たはずだと思い、こちらに急遽変更。入店して注文し、バーガーが出るのを待っていたのだ。そこに、革ジャン、皮パンツを履いたライダー風の男が入ってきた。その後姿で、僕にはわかった。振り向いて目が合ったときに「正さん」と呼ぶと、向こうもびっくりしながらも、「ああ~なんでだよ~」と握手。
大倉正之助さんは、破天荒な能楽師だ。大革(おおかわ)という、「カン、カッ」という高い音のなる鼓をご存知だろう。彼はこの大革の重要無形文化財総合認定保持者だ。が、彼の場合、肩書きで「へへぇ~」となる相手ではない。ものすごく型破りで面白い人なのだ。能の舞台のみならずジャズや民族音楽、クラシック等のミュージシャンと共演多数、革ジャンを着て舞台に上がり大革だけで独奏もする。ハーレーを駆るライダーでもあり、ケンタウロスというライダー軍団と、満月の夜には集会を開いて能を演じる。
しかし、
彼と僕との接点は芸能ではない。彼は一時期、能楽の跡取になるのが嫌で家を出ていたのだが、その時期、なんと伊豆で農業をしていたのだ!バイクに農具と野菜を積んで伊豆を走り回っていたのだ。しかも有機農業バリバリである。だから彼と僕が話す内容は、芸能のことよりも先に農業なのだ。無論、彼は農業の世界から能の世界に帰ったのだが、スピリッツは持ったままだ。
とにかくかっこいい人なのだ。
彼とは学生時代に出会った。僕は、実は芸を持っている。モンゴルやトゥヴァ共和国といった国々でよく奏でられている「ホーミー」または「ホーメイ」という歌唱法がある。いわゆる倍音を口腔内で発生させ、低い唸り声のような低音と笛のような高音を同時に発声し、メロディを奏するものだ。一頃CMなどで流れていたこともあるので知っている人も多いだろう。経緯は長くなるので書かないが、僕はこの「ホーメイ」の発声の数種類をできるのだ。で、よく乞われて人前でやったりしていた。渋谷駅でよく路上パフォーマンスをしていたひげ面のゴロさんと言う人と競演もしたりしていた。
そんなある日、とある人が大倉さんを紹介してくれた。いきなり家に行くと「ああ、今から山梨でイベントがあるんだけど、一緒にこない?」といわれ、その場で「行きます。」と、かばん持ちをすることに。実はそのイベントが世界文化デザイン会議というもので、かなり著名な文化人が集まるものだった。その一つの分科会で、大倉さんが大革を打つというのだ。それに適当について来い、ということだ。
行ってみてびっくりした。その分科会の座長は松岡正剛。ゲストにはなんと清水博。そして手塚治虫の息子の手塚眞やその細君(漫画家)。なんだかすごい面々なのだ。で、大革の演奏が終わってから、松岡正剛さんがおもむろに「そういえば本日は、倍音を歌う人がいるそうですねぇ」という。何も聴かされていなかった僕はギョッとしたが、そこでやらないのは男でない。ということでやったのだ。豪勢なパネラーと50人くらいの聴衆の前で、インチキホーミーを。ま、結果は大喝采だったが。
イベントが終わり、東京に帰る車の中で、彼が言う。
「山ちゃんさぁ、これからあるイベントの準備に入るんだけど,一緒にやらないか?」
僕はもう間髪いれずにこう答えた。
「いや、やることあるんで出来ないです。」
今から思うと、ここで「ハイ!」と答えていれば、何か人生は変わっていたと思う。明らかに彼は僕の答えを聞いてずっこけていた。ま、しかしこのときは学校内で畑をやっていて、重要な時期だったので、狙ったわけでも何でもなく、自然にお断りをしたのだ。
その後、彼のライブに行ったりして数回顔を合わせたが、ここ数年のあいだ、連絡はとっていなかった。それがまた再会できたのだ。嬉しい。
「今さっきまですぐそこのラジオ局で番組に出てたんだよ。8日にライブがあるから、おいでよ。招待するよ!その代わりバラシ(片付け)手伝って!」
もちろんいくしかないだろう。
そうだ、宣伝もしておこう。
■『飛天双〇能』
(日時) 2003年11月7日(金)・8日(土)
17:30開演(17:00開場)
(会場) 新木場スタジオコースト
東京都江東区新木場2-2-10
電話:03-5534-2525
営団地下鉄有楽町線、JR京葉線、りんかい線 「新木場」より徒歩4分
(演目) 大鼓独奏 能「山姥」
新作能「一石仙人」(2日間共通)
正さんが笑いながら言った。
「バラシ手伝ってもらいながら、ホーミー聞かせてくれよ」
お安い御用だ。久しぶりに練習をしておこう。
こうして久々の出会い・再会があったのだった。濃い一日だった。
先日も書いた、大倉正之助さんプロデュースの能舞台、飛天双輪能の当日。「招待するからおいでよ。バラシ手伝ってくれればいいから」
ということで、受付はスルー。スタッフシールを貼って客席の隅から能を観る。
ハコは新木場のスタジオコースト。国立能楽堂のような伝統的なたたずまいと違い、ここはオールナイトで皆が踊る、クラブだ。今日の内容は2本立てで、大鼓独奏、能「山姥」 と新作能「一石仙人」。先日木場で正之助さんに再会したのもびっくりだが、この日はもう一つあって、1本目の「山姥」に、安田登さんがワキとして出演していたのだ。安田さんは、僕の高校時代の担任教員をしていた人だ。教員をしていた当時からすでに能役者だったが、僕が卒業する少し前にいろいろあって退職し、現在は能役者やさまざまなことをしている。その彼が出ている。ちょっとびっくりした。まあ、世界は狭いのだ。
二本目の「一石仙人」は古典ではなく現代人が書いた作品。一石仙人とはアインシュタインのことだ。謡の中では相対性理論が語られる。面白かった。
最後、正之助さんが独りで出てきて御礼のことば。そして、
「さいごに、マイクを通さないで肉声で大鼓をやります。」
そういって、一切のPA抜きで演奏が始まった。乾いた大革の音。正之助さんの声。この日いちばん観客の心に迫ったのはこの音だったに違いない。
客が捌けたら撤収。大道具屋さんに適当に混じってばらしをする。おそらく僕が、全く関係ない人だと思った人は居ないだろうな、、、
実にいい夜だった。
洋梨ラフランスの記事を読んで、僕あてに注文や問い合わせをして下さった皆様。スミマセン今年は僕が販売する訳ではないので、直接、尾形果樹園にご連絡ください。匡弘(まさひろ)さんに代わってもらって、ヤマケンのWebをみたと言えば、厚遇してくれると思いますよ。
ところで親友の加賀谷から言われて知ったのですが、いまGoogleで「やまけん」というキーワードで検索をすると、僕のこのWebが一番上に来るそうです。おお、、、ホントだ!ちょっと嬉しい。「やまけん」とかいう短縮形のニックネームはやたら多いので、以前は一番上に来ることはなかったんだけど、、、おそらく更新頻度が高いからですかね。
でも、昔々、私が大学生の頃は、インターネット・WWW利用者も少なく、その中で農業情報関連の内容をきちんと作っていた私のWebサイトは、「日本の農業ホームページアウォード」というイベントで6位にランキングされたことがあるんですよ。
でもそっちよりGoogleで1番上の方が嬉しいかも。よし、次は「食い倒れ」というキーワードで一番になってやる!現在はというと、、、おお!それでも7番目だ。 よーし頑張ろう。
石井威望(たけもち)先生に豪勢なランチをご馳走していただいた。
石井先生とは何者か?希代の天才である。Googleに石井威望と入力して検索してみると、すさまじい量の肩書きが出てくるので、余計混乱するかも知れない。国内の技術関連の委員会の座長等を30以上兼任していたような人だ。そして、私の大学時代の恩師でもある。現在は、東京海上研究所理事長という役職がメインだ。
大手町の研究所のオフィスが近いので、よく遊びに行かせて頂くのだが、あることでお手伝いをし、昼をご馳走していただいた。東京海上ビル23階、皇居を一望できる絶景展望の会員制クラブである。ん~ シチュエーションがご馳走。

先生が最近提唱しているのが「キュービタル」という概念だ。これについては僕があるグループに出したメールを再掲しよう。
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最近、石井威望先生にお会いするようになった。先生は東京海上研究所の理事長になられたのだけど、相変わらずの知的好奇心で、どんどん突き進んでおられるように見受けられる。
http://www.tmresearch.co.jp/
その先生に本を渡すために会いに行ったら、ことのほか喜んでくださり、そこから小一時間の講義(?)が始まった。曰く、、、
「近く、閉塞感が感じられるようになったデジタル社会から、次なるパラダイムシフトが起こる。それは、ビットからキュービット(量子ビット)の世界観へと変わっていく、キュービタライゼーションと名付けられるものだ。
「キュービットとは量子コンピュータ上の概念だが、ここでいうキュービタルとはそれだけではない、価値観としてのキュービタルだ。
「量子力学では光を、粒子と波動のどちらでもありうるという見解を採る。これは、デカルトの心身二元論に拠り構築された近代西欧のパラダイムを過去のものとしている。つまり、二元的な世界観から、二元的意味が「もつれあう」世界観が、キュービタルなのだ。実はその考え方は汎アジア的なものと言える。
というようなことが延々と続くのだけど、僕にとっては衝撃的な講義だった。
このキュービタルという言葉自体が先生の造語なので、Webを検索しても出てこない。下記が、先生の講義緑だ。
http://www.tokiomarine-forum.org/keynote.html
何故、僕にとって衝撃的かといえば、本のテーマになったトレーサビリティという問題を正確に捉えるための視点がここにあったからだ。それを見透かしたかのように、先生は、
「君のこの本に書いてあるトレーサビリティっていうのは、キュービタル的視点が入っていると思うよ」
とおっしゃった。
僕のテーマからいえば、農産物が産地で作られ、流通する際に、どんな情報をどのように貼付することで、消費者に安心感を持ってもらえるのかということが焦点だ。そう、ここですでに二元論になっている。野菜自体はものだから、ものの流通、つまり物流になる。しかし、残念ながら現在の流通では、情報はそれについていかない。何より、日本の野菜生産では、情報は記録されないままものだけが流れていくの普通だったからだ。
しかし、キュービタルな「もつれ合い」の世界においては、情報は常にものに寄り添うべきだ。つまり、今僕や業界で議論されているアプローチとは次元が違うものの見方が必要なのではないか、ということを感じた。
これを発端にいろんなコトを考えたのだけど、とにかく石井先生のお話には刺激を受けた。
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来る11月21日、東京海上研究所にて、このキュービタルをテーマにしてのフォーラムが開催される。無料で参加可能なので、関心を持たれた方はぜひ参加してみて頂きたい。
ちなみに東京海上ビルから、僕の大好きなスパゲッティ屋「リトル小岩井」はすぐ近くである、、、会場で僕を見かけたら声をかけて欲しい。
■第21回東京海上研究所のフォーラム
http://www.tokiomarine-forum.org/
以前の記事に紹介した日本酒ライターの神澤さんと板橋さん夫妻の、長野県蓼科のご自宅に招待して頂いた。これがすんごい家なんである。デジカメで撮ろうとしたら50m離れないと全景が入らない横長さなのだ!

ちなみに神澤さんは青少年少女向け小説を数作出版しているれっきとした小説家さんなのだが、僕としては日本酒ライターであって欲しいのでそう呼ぶ。
夫君の板橋雅弘さんはというと、実はさらに有名な作家である。イタバシマサヒロというカタカナ表記をすればわかる人もいるのではないか?週間少年マガジン誌に長きに渡り連載された(全32巻!)、あの青少年向けチョットHなドキドキ漫画「BOYS BE・・・」の原作者様なのだ!それはこのページを見て頂ければわかるだろう。他にも、第二次UWFの頃に高田延彦の本を書いたりと、プロレス関係者があっと驚く人なのだ。この業績に敬意を表し、僕は彼を「師匠」と呼んでいる。
とまあ、ご夫婦で充実した仕事をしていらっしゃるすばらしい方々なのだ。東京と蓼科をいったりきたりしている彼らの家にお邪魔して、さんざん食い散らかすというのが今回趣旨というわけだ。

兄弟分の工藤ちゃんとその弟子の浅見君の運転で蓼科へ。かなり冷え込む空気の中、「渡辺篤史の建もの探訪」に出てきそうな綺麗で豪勢な家に到着。あとで冗談交じりに言ったら「ああ、ここの建築家はあの番組にもう10回くらい作品がでたらしい」と言っていた。うーむ。
冷え込む前に工藤ちゃんが薫製を仕込む。彼が創作した段ボール燻煙機だ。中には花輪飾りの台を芯として仕込んでおり、簡易ながらも余裕を持って温薫がかけられる設計になってる。

四方山話をしながらメシ。神澤さんは実に料理が旨い!これはおそらく食べることが人並みはずれて好きだからだろう。実に酒が進む旨い料理を作ってくれる。
ウドのきんぴら
野沢菜漬け南蛮炒め
☆ゆで豚のにんにくみそ漬け
☆牡蛎のグラタン
マグロのカマ焼きカボスとスダチ・大根おろし添え
白菜の干しエビ・干し貝柱スープ煮
☆原木しいたけの揚げびたし
☆牛肉・パプリカ・ニンニクの芽のオイスターソース炒め
☆絶品ナスカレー
☆マークは超旨かった料理だ。
全部旨かった!ナスカレーはドンブリに3杯食べた!感動した!
食べて一言
「飲兵衛・食いしん坊が作る料理は旨い。」
これ、ホントだと思う。



北海道シリーズを見て頂ければわかるとおり、かなりエネルギー摂取過多に陥っている。なのに、仕事が繁忙&飲み会シーズンで、トレーニングにいけない。身体の中に膿が溜まっている感覚がする。燃焼させねば、、、
カロリー消費には、運動しかありません(きっぱり)。または粗食。通常は納豆ご飯が基本なのです、私。しかし、今週もかなりイベントが入りまくっている、、、
うーむちょっと辛くなってきた、、、
しかし!世の中には上が居るのだ。レストラン評論家の山本益博氏のことは誰でも知っているだろう。彼のことを余り知らないが、メディアでよくみかけるというくらいの人もいるだろう。
この人はスゴイのだ。僕が高校生のころに読んだ彼の本で、なんと1年間365日外食をし続けたという、空前の行為をしているのだ。いや、蕎麦屋とか定食屋ではないですよ。フレンチとかイタリアンとか鰻とか、とにかく美食系の「ハレ」の食事ばかり食べ続けているんですよ!そして彼は、とうとう体を壊したということなのだけど、、、しかし、これはスゴイ記録。僕は別に追いかけるつもりはないけど、プロ根性とはそう言うものだと思う。
彼が最近、雑誌「おとなの週末」に食べ歩き日記形式の連載を書いているが、非常に面白い。とにかく食事をする店についての嗅覚は動物的なわけで、店に対する提案や叱咤激励まで愛情がこもっている。
僕が「スゴイ」と思う食の冒険家は、この山本益博さんと、もう一人東京農業大学の教授である小泉武夫先生。日経新聞の木曜日夕刊に「食あれば楽あり」というコラムを書いている方といえばおわかりだろうか。テレビにも良く出てくる、発酵食品大好きなおっちゃんである。このお二人には今のところ全くかなわないなぁ、と思う。
というお二人に少しでも近づくため、本日は絶対にトレーニングに行ってエネルギー消費し、胃袋を整えるのダ。
デジカメを新調した。これまではCASIOのカードサイズデジカメ初代Exilimを使っていた。昨年初夏の発売日翌日にゲットして、これまで愛用してきた。しかし、パンフォーカス機のため、90cm以上の接写ができない。これは、僕のような食材撮影者には致命的だ。しかし、カードサイズという小ささは何者にも変えがたく、かつほぼ電源スイッチを押した瞬間に使えるようになる高速起動に慣れてしまったので、同等の性能を求めてしまうのだ。
いろんな機種を触って、今回購入に踏み切ったのが、CANONのIXY-Lだ。中田とミラ・ジャボヴィッチ(だっけ?)がCMに出ているあれだ。
このデジカメ、Exilimより少し大きいのだが、画質の点では大幅に優れている。なんと言っても購入の一番の動機となったのは、3cmまで寄れるスーパーマクロ撮影機能だ。この穴子の写真を見て欲しい! 穴子のコゲまでくっきり撮れているでしょ?

色の再現性もよい。実際より彩度が若干上がって華やかになるが、青果物にはそれくらいがちょうどいい。巻きものを写すと、イカの照りやトロタクのコントラストもきちんと表現されている。

これで、本当に旨そうな写真が撮れるはずだ、、、100人力だ。今後さらに、食い倒れ道を突き進んでいきたいと思う。
ああ、、、久しぶりに素晴らしい音楽に打ちのめされた。
高校時代からパット・メセニーのファンなのだ。本日は、ブルーノートでのライブの最終日。クリスチャン・マクブライド(b)とアントニオ・サンチェス(ds)とのトリオだ。親友の高橋パヤと一緒に観る。トリオでのアルバムがそれほど好きでないせいかあまり期待していなかったのだが、とんでもなかった。
友人に手伝って貰い、午後1時前から入場整理券の列に並ぶ。41番目に入る権利を獲得し、入ってみるとマクブライドの目の前。パットの手元も表情も、そしてサンチェスのドラムの生音も聞こえる、ベストな位置だった。2時間弱の演奏、感動の連続であった。
これが本日最大の、大ご馳走であった。今年はもうこれで打ち止めにしてもいい。パヤと、そう言いながら、終電の地下鉄駅に向かった。いい一日だった。
やったぜ! ここのところしばらく、Googleで「やまけん」を検索すると、1番上には、芸能人かなんかの「やまけん」という人が来て、2番目に僕のこのサイトが並んでいたのだが、今週は僕が奪還した!
一番上に来るというのは、何にしても嬉しいことなのである、、、
親友の金子重人が、ついにメジャーデビューを果たした。 そう、、、金子重人とは、この出張食い倒れ日記の←こちらがわに出ている僕の似顔絵キャラクタを書いてくれた「GC Factry.」その人なのである。いずれデビューすること間違いないと思っていたので、先手を打って破格の値段で書いてもらったのである。ふふふ、、、
で、どういうことかというと、先ごろ週刊少年ジャンプが主催した「デジタル漫画大賞」に入選し、とうとう連載漫画をネット上で発表する運びとなったのだ。
http://jump.shueisha.co.jp/henshu/JDM/index.html
このページを開くと出てくる3つの物語のうち、一番右にある「トラベル&トラブル」が彼の作品だ。まあとりあえずは、紙面ではなくネット上でどのような物語が出来うるのか、遊んでみて欲しい。新しい地平が、そこにはある。
金子は、「○長の野望」などで有名なゲームソフトメーカーに就職後、実績を残しつついきなり退職し、
「世界一周してくるよ~」
と日本を飛び出し、1年以上をかけて世界を回った人間だ。その足跡は、彼のWebに順次アップロードされているが、これを漫画化した日記がまた面白い。ま、いずれこれらも作品化されて、日の目を観るだろう。こうなってしかるべき人が、また世に出ようとしている、ということだ。
彼が世界一周に出ると言ったとき、まだ僕は彼の意思を理解できなかったことを告白しよう。でも、今はよくわかる。彼は、偉大な先達だ。運命を切り開くのは、意思と勇気だ。
金子、おめでとう! 地のはてまで応援するぞ!
早いもんだ。もう師走である。あと数日で、新年が来る。
この「出張食い倒れ日記」も、エントリ数140を超えてしまった。一番最初のエントリが、「大阪心斎橋で、小粋な割烹に心酔した」 で、7月8 日付けとなっている。ということは約半年の運用ということだ。だいたい1日に一つのエントリをかけたと言うことか。途中までは身内的仲間が観てくれているひっそりblogだったが、ここのところ、全く僕が知らない来訪者の方が多くなっている。ありがたいことだ。読んでいただいたみなさまに心からありがとうといいたい。
反省としては、どうしても出張よりも首都圏記事のほうが多くなってしまうことだ。昔、メールマガジンとして勝手に食い倒れ日記を送っていたときは、大体1ヶ月の2回くらい、出張先で酔っ払いながら書いていた。それが、なんだか毎日書くことになると、いきおい自分の起居する近隣の出来事が多くなってしまうという次第だ。まあ、仕方がないだろう。
自分でも思ってみなかったことといえば、開拓心よりも店に惚れ込む傾向があるということだ。つまり、いい店を発見したら、それよりいい店を探すのではなく、好きになった店に入れ込むということだ。再三に渡る大阪出張に際しては、「インデアンカレー」を欠かすことは考えられなかった。まあ、インデアンを食べてから別の店にカレーを食べに行っていたりしたのだが、、、そう、この大阪「インデアン」vs「ピッコロカレー」の勝負は自分でも非常にのりまくっていた。そして首都圏では、いくつかの店に集中的に足を運んだ記録が残っていることがわかるだろう。そう、僕は割と浮気しない人間なのだ。
さて、こうした一年の計を残そう。このblogでは「出張」「首都圏」「食材」というカテゴリがある。そのそれぞれでのグランプリを決定していきたいと思う。もちろん、グランプリ選出の店は、右にある「食い倒れの殿堂」入りとする。
僕の仕事は出張が多い。地方の農業関連企業へのコンサルであったり、もっと多いのは講演依頼である。講演に行く際には、できるだけまだ見知らぬ土地を優先している(笑)。
今年出張に行った中で印象に残っているのは下記だ。
・岐阜県 郡上八幡と大垣
今年度最も足を運んだ地域だ。郡上には、鶏の内臓を味噌味で鉄板焼きする「けいちゃん焼き」という料理があり、実に旨い。しかもバカ安なのだ。それと、土産品としては「葉なんばん」が絶品というのも既出の通りだ。
そして大垣では、素晴らしき料亭「四鳥」が僕を迎えてくれた。
・大阪
大阪といえば、もう「カレー夏の陣」である。このblogの中で僕が一番印象強いのがこの辺の対決ものだ。インデアンカレーは、ガイドブックもみずに見つけた店であり、そういうのが本当に嬉しい。ほかにも大阪では旨いもんを一杯食ったのだが、やはり印象が強いのはインデアンカレーなんである。
・北海道 帯広
そして、後半にググっと衝撃的な質量作戦を展開したのが、この帯広編だ。総カロリー数は
計算できない。いや、したくない!とにかく豚丼を食いまくった。もちろん仕事もしたんだヨ!どこまでも続く長いも畑は、圧巻だった。北の大地の素晴らしさを思い知ったのであった。
さて、、、
出張の醍醐味は、単品ではなく、その土地を表す食と出会う喜びである。そう言う観点からこの中で選ぶとすれば、やはり「北海道 帯広の豚丼」となるだろう。カレーはもちろん旨いのだけども、豚丼は北海道それも帯広の文化のなかで育まれた色が濃くでている料理だからだ。「どっちの料理ショー」では、なんだか豪華なだけがとりえの海鮮丼に負けてしまったが、ささやかながらこのblogのベスト・出張先の栄冠をささげたい!中でも、僕の好みの豚丼である、帯広空港のレストラン「白樺」の豚丼をグランプリに推したい。
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ベスト・出張先
「北海道 帯広空港 2Fレストラン「白樺」の豚丼950円」
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出張の部に続いては、首都圏の部だ。エントリ数は44件を数えた。ちなみに、このWebは日記とは名乗っているが、毎日のべつまくなしに書いているわけではない。ちゃんと自分の基準に達した店のみをピックアップしている。
その中でもテーマ的に心に残ったのは、下記のようなエントリ群だ。
・東京の旨い蕎麦
蕎麦については、首都圏外でも旨い蕎麦によく会った年だった。福島の会津若松の割烹の女将が打った蕎麦は、劇的に旨かった。また、北海道夕張の岩崎農場では、人生史上最高の蕎麦を食べてしまった。しかも粉挽きから始まって自分で打つというところまでだ。
・日本酒の旨い居酒屋対決
居酒屋にもよく行った。今年前半によく出没していた「五穀屋日本橋店」の店長が変わってしまってから足が遠のいてしまい、後半は森下の「山利喜」、そして本所吾妻橋の「わくい亭」といった名店に通っていた。どちらも、出てくる酒も旨いし、料理も最高という、隙の無い店だ。来年もまた通うことになるのだろうなぁ、、、
・ロメスパ名店めぐり 後半に掲載しちょっとブレイクしたのがこの路麺スパゲティシリーズだ。大手町の「リトル小岩井」、そして有楽町「じゃぽね」は、読者も足を運んでしまい、すっかりはまったという報告が寄せられている。何と言ってもその焼きソバ的スパの魅力と、レギュラー→ジャンボ→横綱→親方→理事長という段階的大盛りメニューに関心が集まったと言える。来年は、「親方」そして「理事長」に挑戦することになるのだろうな、、、
と、こんな感じで1年が過ぎていったわけだが、、、
この一年、僕が最も愛し、通った店が、門前仲町にある。お分かりだろう、築地周辺の名店を修行で渡り歩き、満を持して2002年秋に独立・開業し、1年かけてきっちりと定着した寿司の名店 「寿司処 匠」 だ。
おそらく今年、僕が最も通ったのはこの匠だ。それなりの投資だったが、、、思えば、一日で僕一人しか客が来なかったり、店を早めに閉めて歌いに行ったりと、店主の加藤ちゃんとの精神的交流は濃密だった。ようやく先ごろ「おとなの週末」に掲載され、それ以降は客足も安定し、スタッフを雇うことができるようになった。来年はさらなる飛躍の年となるだろう。今年、実は31日の大晦日に、スタッフ忘年会があるのだが、それに呼んでもらった。常連客代表として謹んで出席させてもらう。なんとスッポンまで捌くらしい。うーむ楽しみだ、、、
ということで、首都圏の部のグランプリは、文句なしにこの「寿司 匠」とさせていただきたい。
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ベスト・首都圏
門前仲町 「寿司処 匠」


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新年は、寿司匠での大忘年会で迎えました。食べたものは、、、
・あんこう鍋 こんなにアン肝の入った鍋は初めてだ!
・スッポン鍋 セイちゃんが捌いたスッポン、最高!スープも旨いし生き血も飲みました。で、もちろん雑炊も。
・刺身 いつものネタを豪勢に、、、
・餃子 浅草「末っ子」のを各自2人前くらいずつ
ということで正月から食い過ぎです。
今年もよろしくお願いいたします。
うどんのエントリに、カマタスエコさんがコメントを下さった。
彼女は、僕と同じかそれを上回るくらいの旨い物好きである。そんな彼女のサイトは、レシピも含め、すばらしい充実ぶりだ。
電脳カマタ食堂http://www.cx.sakura.ne.jp/~bistro/
ちなみに彼女はライター/デザイナーといった色んな顔を持つアネゴである。僕が連載を書いている「農耕と園芸」誌に、同じく連載を持つ仲間でもある。しばらく前までイタリアにはまっていたらしく、blogの横にその特集記事があるので、ぜひご覧いただきたい。
アネゴ、メシ食いに行こうな。
オムライスのエントリへのコメントで、「やまけん太った」説が矢のように刺さりまくったので、急遽昼飯を抜いてジムへ飛び、測定してきた。
、、、太ってねーよ!
それどころか体脂肪率が落ちてるよ!
年末の飲み会シーズンで毎日飲み歩いていた前回計測時に19で、今回は18になっとる。30才以上の男性の平均値が17~23だぞぉ!ただし、年末年始にトレーニングできなかったから、筋肉量が少し落ちていた。誤差範囲だけどね。
ということで、皆さん写真をみて「顔がでかくなった」と指摘するが、これは「写真のマジック」なのだと判断したい。ていうか、そういうことにしといてよ。
まあよく言われるのだ。なんでこんなに食い歩いているのに、ボテボテの肥満にならないのか。それは、、、当たり前のことだけど努力してるんだよーん。
フィットネスジムではよく言われていると思うが、食事はカロリーで表されるエネルギーに転化する。これを消費していくのが人間という生き物だ。エネルギーが余ると、脂肪になる(太る)。足りないと、身体に付いた脂肪層を燃焼して代替する(つまり痩せる)。この原理は絶対不変だ。ダイエット法の本が沢山でているけど、この基本原理だけは絶対に変わらない。
痩せたい~と思っている時にメシを抜くというのは、余り意味がない。そのメシ抜き状態を毎日続けられるのであればいいのだが、毎日など続くわけがないのだ。それよりも、脂肪を効率よく燃焼させるためには、筋肉量を増やすことが有効だ。筋肉は、動作時にエネルギーを消費してくれるからだ。つまり、ただ歩くだけでも、筋肉が多い方が消費エネルギーが多くなる。これを基礎代謝の向上という。
この基本原理は、僕が高校生の頃(今から14年くらい前だ)に買って貪り読んだ「チャック・ウイルソンのトレーニング・バイブル」で勉強したものだ。
チャック・ウィルソンといえば、よくテレビ番組に出ていたからみんな知っているだろう。実は彼は優秀なトレーナーなのだ。ちなみに高校時代、僕は仲間と「プロレスリング研究会」を作り、毎日体育館のマットの上で異種格闘技戦(僕が柔道で友人がテコンドー、空手とか)をやっていたのだ。その仲間の間でこの本はよく読まれ、バーベルを体育館に持ち込んで、ベンチプレスをしていたものだ。バカな高校時代だった、、、(遠い目)
そういうわけだが、ここ最近のダイエットとかフィットネスの話を聴いても、10数年前に出版されたチャックの本で書かれていることをなぞっているか、今日的に体裁が変わっているだけだ。ということで、僕は黙々とバーベルを上げ、筋肉量を増やし、水泳をし、基礎代謝を上げて、日々食い倒れているのである。
以上、僕のいいわけでした。さて、今夜は接待でフグを食う。
そうなのだ。正月明けからぼちぼちと首都圏を中心に食い歩いていたのだが、これから実に怒濤の地方出張月間が始まろうとしているのだ。
やまけんの出張人生始まって以来の密度、かつ場所は散逸しまくりのダイナミック月間になるかもしれない。
1月
19日 金沢 かぶら寿司、寒鰤、カニ、
23日 帯広 インディアンカレー、豚丼
24日 札幌 ジンギスカン、寿司
25日 大阪 インデアンカレー、 はりはり鍋
26日 和歌山 鯖のなれ鮨、ラーメン
2月
2-3日 帯広 豚丼以外のもの
5-6日 山形 蕎麦! 肉蕎麦! 納豆汁
10日 福井 蕎麦!
第3週以降、断続的に帯広、和歌山。
うーむ
俺の身体ははたしてどこまで持つのだろうか?
命をかけて食い倒れるゾ!
刮目して待て!
食倒ラーであるやまけんはしかし、またの姿として農産物ITコンサルタントという身分を持っているのだった。で、日経新聞のIT戦略チームである「デジタルコア」というところが本を出すのだが、そこに寄稿を要請されたので書きました。
本の名前は
「デジタルID革命」
だ。
明日発売なんだが、すでにAmazon.comでは予約できるようになっとる。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532311179/qid%3D1074769034/249-4467765-3286718
この本、分かり易く言えばIDタグ(RFIDタグね)の技術と社会との関連について書いた本だ。で、技術的な話などが並ぶ中、食品のトレーサビリティというコラムで僕が3000字くらい書いている。関心がある人は、ぜひ手に取って頂きたい。
ちなみに主著は、有名な國領二郎先生(慶應義塾大学)だ。
立ち読みはやーよ。
さて、すでに恐怖の出張月間に入っている。
明日は、猛吹雪の帯広に発つ。しかもJAS便だ。(でも問題の機体ではないらしい)
帯広では、また新手の豚丼を食べる。JAの方が、
「まっ黒の豚丼を食べに行こう!」とおっしゃってるのだ。むふふふ楽しみである。こんな短期間で何種類の豚丼を食べているのだろうか。
新年明けてからいろんな人と「飲もうね」という声を交わしている。が、そのほとんどに応えられないまま、繁忙期に入ってしまった。BLOGへのコメントで「飲もうね」約束をさせていただいた皆様にも申し訳ない。3月まで待ってくれ~
ちなみに明日からも食い倒れ更新はするが、きちんと仕事してるんだからね!食い歩きに行ってるんじゃないんだからね!勘違いしないでね!
という、お詫びでした。