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2005年05月25日

激烈 クラテッロにノックアウトされた!

 結婚の前後、いろんなところからいただきものをしました。皆さんどうもありがとうございました。その中でも「最大」のブツをいただいたのが、無二路である。

「お祝いに、ちょっとデカイものを送りたいんですよ、、、」

と意味深に笑う大塚オーナー。うーむ重いってなんだろうなぁ、、、

と、届いてみて仰天した。 なんと生ハムの塊一本である! それもただの生ハムではない。ハモンイベリコなどの高級ハムと並び王者と称されるクラテッロである!

クラテッロは、豚の尻の肉(腿肉ではない)を塩や白ワインなどで漬け、豚の膀胱に包んで吊して熟成するという特殊な製法の生ハム(正確にはサラミ)だ。ポー川の近くで作られていて、作るのに手間がかかるし熟成の成功率も高くなく、高価で希少なものだ。

「お店でも使ったことはないんですけどねぇ、買えるみたいなんで送りました!」

ひええええ コレはビックリである。

僕としたことが執筆や仕事に追われていて、そのデカイ全景を撮るのを忘れてしまった!悔やまれる。4キロの肉塊はこんなにも質量があるのかという感じである。

さすがにこれを夫婦だけで食べるわけにはいかない。ということで、今週末の披露宴でお手伝いをしていただく方々をお招きしてパーティを開いたのであった。

クラテッロは膀胱に包まれているので、紐を切って膀胱を外した。お世辞にも膀胱部分はいい香りとは言えない。全部皮を剥くと手がネチネチになった。うーんマジで旨いのかなぁと心配になる。

表面近い部分はかなり水分が抜けて堅い状態。包丁で少し削いでみるが、サラミの堅いヤツという感じであまり美味しくない、、、 うーん これはどうしたものかと焦りながら少し熱めに包丁で削っていくと、中からピンクの肉断層が覗くようになった!


ここを削いで食べてみたら、、、

ぬおおおおおおおおおおおおおおおお
旨い!

凄まじく旨い!


こんなにネットリと肉の香りがする生ハムはなかなか出会えるもんではないだろう!びっくりした! 本当に素晴らしい熟成香である。感動してしまった、、、

生ハム(正確にはサラミ)って本当に不思議だ。究極的には塩漬けにした肉を吊すだけ。ただ、気候風土が全く違うので日本の高温多湿な環境では作りにくい。イタリアならではの文化だ。その深さにはびびってしまう。

半分近くまで切った断面がこれである。持っているのは、クラテッロ切り係になってもらった本城しんのすけ校長先生である。クラテッロ、切るのがすごく難しいのである。スライサーがないと本当の旨さは味わえないだろうなぁ、、、

色の濃い、水分脱水されたところは少し硬めで風味も乏しいが、とにかく中心部のネットリした部分の香りと味は言い表せない。最高である。この日以降、そのまま食べ、パスタに載せ、ホットサンドにし、来客に振る舞い、、、としているが、1ヶ月経つ今でもまだ食べきっていない。

僕も最高の友人にはこれを送ろうかな、と思った。
無二路の大塚オーナー&マダム、本当にどうもありがとうございました!ご馳走様でした!

Posted by yamaken at 2005年05月25日 09:50 | TrackBack
Comments

クラテッロ、うまいですよね。最初にクラッテロを知ったのは、「イタリア味の原点を求めて」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4560039895/qid%3D1116986211/250-5715463-0429045
という本を読んだ時で、6,7年前だったと思います。この本に書いてある内容を読んで、なんてうまそうなハムなんだろうと思う反面、ポー川流域の人々が自分たちが食べる分程度にしか作っていなくて、商売なんか全く考えていなく、又、一般的には衛生的とは言えない環境でしか作られていない為、当時の DOC も取得不可能で、輸出するなんてありえないどころか、イタリア国内ですら食べるのは難しいという内容に、絶望した記憶があります。それが、日常的に百貨店で手に入るようになったなんて、ずいぶんいい時代になったものだと思います。特に最近は、従来から輸入されている断面が真円に近い、硬く引き締まったタイプ以外に、やまけんさんが紹介している、断面が楕円
に近く、やや柔らかめのタイプも輸入されているようで、味の違いが楽しめてうれしい限りです。しかしながら、本に書いてある製造方法が本当なら、量産できるようなものではないと思います。なにせ自然の力でゆっくりと熟成させてゆくような物のようですので。本当のところ、どうやって生産しているのですかね。詳しい方がいらっしゃいましたら、教えていただけませんでしょうか。

Posted by: チャーシューメン at 2005年05月25日 11:18

クラテッロ、僕も調べてみましたが、確かに最近は工業製品的とまではいかないけど、大量に作っているらしいです。それでもポー川流域の人たちがやっているみたいではありますね。
おそらくピンキリでしょうね。ただ、私がいただいたクラテッロの、ネットリした部分は間違いなくエクセレントでした!

Posted by: やまけん at 2005年05月25日 12:03

どうもです。
クラテッロはジベッロ村のものが最高級とされてますね。
塊で入手したならばその塊ごと一週間程度白ワインに漬け込んだ後に切り分けて食べると最高なんですよー。
ってもう切り分けちゃったのねん。。。。

向こうの高級惣菜屋(ペック、サルマイヨ辺り)ではそういうベストな状態にしたものを売ってたりするのですが、聞いた話ではそのベストな状態にするのが難しいらしいですから
失敗しない方法で食べちゃったのは正解かも。
でもデロンギのスライサーなら安いので、どうせなら買っても良かったのにー(笑)

Posted by: かのう at 2005年05月25日 15:19

はじめまして。
前からいつもお腹ぐぅぐぅさせがら楽しませてもらっています。
私は北イタリア在住なのですが、最近夢だったクラテッロの本場に食べに行ってきました。
その様子を私のブログでも紹介しようと思うので、やまけんさんURLはらせて頂きたいと思い初コメントしました。
カタ-ニャにも何人か友達がいるので帰国時には絶対ム二ロに行きたいと思っています。
ご結婚、本出版おめでとうございます。
これからも楽しみにしています!

Posted by: cibifigaro at 2005年06月07日 20:00
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