種子島・沖ヶ浜田の黒糖に情熱を傾ける長野先生とアルキメーデで食事する。

2009年4月 7日 from 首都圏

 

このブログでも何回か採り上げてきた、種子島は沖ヶ浜田の黒糖。昔ながらの、さとうきびを絞って煮詰め、固めるという製造をいているグループだ。その沖ヶ浜田の活動を支えているのが、種子島の市議である長野ひろみさんだ。

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長野さんの経歴は非常に面白い。種子島に生まれ、ハワイ大学で勉学に励んだ後にニューヨークの金融機関でバリバリ働き、その後NPOの活動でラオスなどを廻って活動、そして地元・種子島に戻り、市会議員として精力的に活動している。

第一期目は「ビリから二番目の当選」だったそうだが、先頃行われた選挙では広範な支持を得て、危なげなく当選。そりゃそうだ、この人と話をしていると、種子島を持続的に佳い方向にもっていくためには何をすればいいのか、ということを真剣に考えていることが伝わってくる。女性の観点と、そして世界を股にかけて様々なプロジェクトに関わってきた経験が、彼女の持ち味になっているのである。

本当に久しぶりに神泉のアルキメーデ。

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シェフのキーコこと重とは同い年の気心知れた仲だけども、僕があまり東京にいないせいか、店に足を運ぶ回数はそれほど多くないのであった。あ、そういえば、キーコが以前在籍していた無二路(ムニロ)にもここ数年、足を伸ばせていない。うーん不義理しまくっているなぁ。

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実はキーコは、しばらく前にバイクで車に巻き込まれてしまうという事故に遭ったばかり。俺たちもう若くないんだから、体調には気をつけないと、だよ、キーコ。でも、この日の料理、味もおかしくないし、大丈夫かな。

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タコにジェノベーゼを載せて、フィノッキオのサラダと合わせたもの。フィノッキオは、キーコのシチリアでの師匠であるパスクワリーノが大好きな香味野菜だ。

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お、珍しい、サルシッチャをクルクル巻かずに棒で出してる!

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キハダマグロのインボルティーニとムール貝。
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金目鯛のトルテッリ。魚介の香り鮮やかに香り、旨し。

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リガトーニ、鰯のタリオリーニと、パスタが続く。腹一杯だよ、、、

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極めつけのセコンド。沼津の漁港からの鯛、カサゴ、スカンピ、桜エビなどがどかーんと煮込まれた、恐るべき一皿。皿って言うか、、、

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もはや何が何だかわからないけど、食べてみるとどれも味が散逸しておらず、春らしい柔らかな味を発揮していて美味しい。

スカンピの柔らかな身肉、とろけるようでした。カサゴのぷりんぷりんした肉に、ズッパドペシェを絡めて食べるのがまた絶品。そして写真で見える桜エビが、はかない食感で楽しませてくれる。

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写真は、昨年後半にシチリアから招待され、50人以上の列席者に料理を振る舞うパーティーを仕切ったときのイベント本。格好良く写ってるじゃんか!

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長野さんからは、地域興しの難しさをいろいろと伺った。地域の意識を変えていくのは非常に大変なこと。人と人との関係を調整する難しさと、新しい概念を知ってもらうための苦労は、並大抵のことではない。地域振興と書いてしまえば4文字だけれども、これを実現していくために超えていかなければならない道のりは非常に長く険しい。

それに取り組んでいる長野先生を、東京からひっそりと応援していきたいと思う。

あー また種子島に行きたいなぁ!