岡山県高梁市の友より、若イノシシきたる。農林系市職員・徳田君いる限り高梁は面白い!

2009年12月 7日 from 出張,食材

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この季節、ほぼ毎年恒例となってきたのが、岡山県高梁市の徳田君から「獲れたよー」という連絡。野生のイノシシの肉である。

「友人の猟師にたのんどいたのが、昨日ええのが獲れたっちゅうことで、これからさばくけど、いる?」

要るいる、いるよ! 欲しいよぉ!

僕が好きな肉ランキングは、一位が月輪熊、二位がイノシシ、三位がマガモ。イノシシの、特に若いやつは最高だ。しかも徳田君はなんと猟師から撃ったそのまんまをもらい、自宅にてしゃりしゃりとさばく。

「だってそう言う約束で安く譲ってもらうんじゃけん、そんくらいせんと」

と、吊るし切りをしたり置いて切ったり。いまではだいたいどんな動物も切り分けられるそうだ。

この眼鏡男が徳田君。市の職員で、彼が農林課の時に出会ったが、いまはなんと観光課。どんな小さな集落にも廻っている彼にはうってつけだ。

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さて届いた部位はネック~ロース~ヒレにいたる部分だという。

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部位の小ささをみるとすごく若いイノシシだ。肉に臭みはほとんどないだろうことが、みるだけでわかる。

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みよこの美しき輝き!

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我が家ではこの上質な部位が手に入った場合は、問答無用でカツに揚げる。

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そのまま食べられるように、強めの塩と胡椒。ヒレ肉みたいな筒状の部位は長いまま揚げることにする。

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じんわり弱火から揚げてゆったり火を通し、最後に火力を上げて衣をカラッと。そして長めの余熱で火を入れきる。

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食べたことのない人にはわからないだろうけど、、、いやもう、半端じゃなく素晴らしい味なのだ!

野生の植物や人里の畑で餌を確保しているだけなのに、なんでこんなにも深い風味があるのだろうか。臭みは一切ない。肉質はとーーっても柔らかい!絶品だぁ。

あまり獣チックなものが好きでないうちの嫁も「美味しいぃ~!」を連発。素晴らしき体験であった。

ちなみに徳田君は市の職員をしながら、農家グループと様々な試みをしている。例えば、高梁市には短角牛がいる(笑)僕のブログを読んでいた彼から「短角を休耕田に話して荒れ地対策やりたいので、二戸の人を紹介して欲しい」と。杉澤君に紹介をして、仲介の労を執ってもらったのだ。

その時導入した短角達は、このとおり岡山の山の中で元気です!

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その徳田君、明日からちょっと身体の故障で入院とのこと。全快を祈ってるよ!最高のイノシシ、本当にご馳走様でした。