高知空港前の土佐あか牛に再会しに行った!

2009年12月10日 from 出張,日本の畜産を考える

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前にも書いたと思うけど、高知龍馬空港を降り、空港のロータリーを出たところ、レンタカーの事務所の後ろに、フェンスで仕切られているけれども、広い緑地帯が拡がっている。これは実は、高知大学農学部のキャンパスで、土佐あか牛の放牧場になっている。高知を空路で訪れることがある人はぜひ、空港から歩いても行けるので、覗いてみて欲しい。もう冬なので牧草が少なくなり、ずーっと放牧してはいないかもしれないけど、運動のために放しているはずだ。

しばらくぶりに松川先生に会うことができた。前にあったのが7月末だけど、髪、伸びたなぁ~(笑)

■現在
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■7月30日時点image

「いやー あか牛のこと、どんどん書いてくださいね。毎回寄っていただいて結構ですよ」

と言ってくださる。

「今回、お気に召すかわかりませんけど、土佐あか牛ガールズを用意しておきました(笑)」

ガールズ!?

「学生で、とくにあかうしのの面倒をみてくれるのが3人いるんですけど、今日は一名が欠席で、二名です」

はい、本邦初公開、これが土佐あかうしガールズです!

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履いているのはサンダル! 高知の畜産の現場ではサンダルが正装なのである(笑)

他にも、あかうしの世話をしている職員の方々が居るのだけど、ことごとく佳い顔をしておられる。

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U字溝を逆さにして、ここに餌を入れると、成牛の雌牛にだけ届くよい餌場になるそうだ。こんなのを作る土木作業のようなことを、畜産の関係者はやらなければならない。

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さて、土佐あかうしたちを観に行く。放牧場にいく途中、ヒエが生えている圃場があった。稲を育てていて雑草として生えてきたのか、それともヒエを栽培しているのかはわからなかったが、実は高知には四国にしかないオリジナルなヒエの品種系統が存在する。

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高知県は急峻な山ばかりで、飼料用トウモロコシや牧草などをまとめてつくることが難しい。そこで、このヒエが注目されてきている。

高知県の畜産試験場で、これから僕が名付けた土佐あかうしたちに、このヒエを中心に与え、粗飼料中心で育てる実験を行う。そのことをぼーっと考えてしまった。うまく育ってくれるだろうか。

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おおーう いるいる。

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冬毛に変わろうとしている時期で、毛がボワボワしていて可愛らしい。まだバンビちゃんであるが、前回より確実にでかくなっている。

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この子、珍しい。土佐あかうしと熊本の褐毛和種の一番の違いは、この子のように眼の周りが黒いブチとなる、「毛分け」というのが出てくることだ。でも、通常は毛分けはオスではっきりと出てくる。雌牛はこんなにはっきりはならないはずなのだが、、、

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女の子なのに、ちょっと悪人ぽい顔になっちゃってかわいそう。

そんな雌牛の尻を追いかけるプレイボーイ登場。

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そう、前回来たときに僕に近接遭遇した、あの種牛である。オスはやはりひときわ体格がよく、ごつごつした男前だ。

今回も、「おっとよそ者が来たな」とばかりに、草を食べて自然を装いながらも、僕の方にずりずりと近寄ってくる。

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えーと、 ちょっと近すぎます。

でもこいつ、気は優しい。人間につんけんしてこない。

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おそらくそんなことよりも、気に入ったメスに夢中なんだろう。そして、あろうことかメスもまんざらこいつに気がないわけではない。

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種牛は30頭くらいのメス牛の中に放り込まれる。雌牛は一定期間で発情し、陰部がぽってりと膨れ、粘液が出て、オスを強烈なフェロモンで引き寄せる。そして、興奮したオスがどかーんと一発、突くのである。僕は以前、短角和牛の交尾を見たことがあるが、一瞬にしてド迫力でことを成し遂げていた(笑)

こんな近くではみられないけれども、高知龍馬空港に降り立った方はぜひ、あかうしを見に来て欲しい。あ、でもフェンスを越えて進入したらダメですよ。

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なかなか勢いのあるビラ。学園祭みたいなのがあったらしい。来年はきてみたいものだ。

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高知大学農学部。また遊びに行かせてねーん!