短角和牛「さち」の出荷日が決まりました。 6月23日が彼女の命をおしいただく日どりです。 そして一頭分の牛さんの肉をどのように販売するか。

2010年5月28日 from 日本の畜産を考える

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さちの出荷日が6月23日に決まった。22日中に搬入し、23日にと畜さて放血・冷却の過程を経て解体されることになる。残念というかホッとしたというか、受け入れしてくれる食肉処理場は衛生面から見学を禁じているということで、現場をみることができないということになった。正直なはなし、ホッとしている自分がいる。ふたたびさちと会う時は肉になっている。生々しい話しだけれども、この「生々しさ」がいま、我々の生活からストンと抜け落ちている。それを再度確認するための行為なのである。

さてそんなさちの肉を、飲食店の皆様におわけします。各部位、どれくらいの量がとれるか、どれくらいの価格かというのを掲示します。おそらく皆さん、肉の卸売の単価ってあまりみないでしょう。いろいろ勘案して下記価格に決めました。飲食店の方でご希望のある場合は、左の記入欄にキロ数書いてFAX送っていただければ、、、って、FAX番号は開示してませんでした、ごめんなさい。メールいただければ対応しま

部位名 重量(kg) 単価(円) ご要望記入欄
ネック 4.0 1,870

kg

肩ロース 19.0 4,400

kg

肩バラ 6.0 2,750

kg

肩(ウデ) 16.0 2,750

kg

トウガラシ 2.3 2,200

kg

前スネ 5.0 1,650

kg

内バラ 17.0 1,650

kg

外バラ 17.0 1,650

kg

リブロース 6.0 5,500

kg

サーロイン 10.0 6,050

kg

ヒレ 4.0 6,050

kg

内モモ 10.0 3,300

kg

シンタマ 7.8 3,300

kg

ランイチ 9.4 3,520

kg

外もも 6.0 3,080

kg

シキンボ 3.0 3,300

kg

ハバキ 2.3 1,650

kg

トモスネ 2.5 1,650

kg

       
合計 147.3    
※消費税別の価格です。
※送料別の価格です。送料は15kgまでは1500円前後となります。
※ドライエージングのロース・ヒレは別途用意しております。


これをみて「えー こんなに高いの?」「安いね」などいろんな実感をもたれるでしょう。ただ、これがブロックできたとして、まず端を切り落としたり脂や筋を切り取ったり整形したりという「掃除」をすると、肉の歩留まりは減ります(切り落とした部分はまかないで使ったりするわけです)。なので、上記の量から1割程度は目方が減るということです(部位にもよるけど)。これが原価で、料理をする付加価値がついて、ステーキの価格になるわけですな。

さて、そういう卸売取引だけではなく、以前週刊アスキー誌面で焼き肉パック通販をやった時のように、直販をやります!

あの伝説の、一瞬で完売してしまった一頭山分け企画、、、

■アスキー365共同企画 「二戸産いわて短角和牛 一頭山分け企画」 を本気で開始する!
http://blogmag.ascii.jp/yamaken/cat129/

ここで販売した、ロースとヒレ以外の部位をいろいろミックスして焼き肉&ハンバーグセットにするというアレを、半頭分の肉でやろうと思っている。

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スネやネックなどはミンチにしてハンバーグ用にするのだ。これがまた大好評だったんだよね。

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山長ミートさんにお願いして個人向けパックにして配送することとした。一括してカット~パッキング~配送までやるので、発送日は肉の都合で決めさせていただくことになります。食べたい方、いまから心づもりをお願いいたします。

ああ、宅配どうするかとか考えなくちゃ、、、読者に宅急便のヤマトの社員さんいないかなぁ。