盛岡じゃじゃ麺・三店を攻める

2010年12月20日 from 出張

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なんといっても盛岡といえばじゃじゃ麺だ。ということで、盛岡に移動してから最後の〆にじゃじゃ麺食いたいと思って街に出た。それにしても、じゃじゃ麺専門店も増えたものだ。僕が初めてじゃじゃ麺を食べたのは20年ほど前のはずだけど、その頃は元祖の店である「白龍(パイロン)」しかなかったはずだけど、なんかすげー増えてる感じ。駅前の地下街にも一件、大通りを歩いて二軒。

もういい感じの夜だったので営業をしている店が少ない中、「盛岡じゃじゃ麺 あきを」という店があったので入ってみた。

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煮豚じゃじゃ麺(中)を選択。食券を買って待っていると、5~6分で出てきました。

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ほほーう、限りなく黒っぽいグレーの肉味噌である元祖パイロンのものよりもライトな感じ、そして様々なトッピング付きだ。これをまずはかき混ぜかき混ぜ。

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いやなかなか美味しいですよ、考えられた味の組み立てです。肉味噌の味があっさりしてる分、他のトッピングでスパイシーさやかりかり感、肉っぽさを出している感じ。麺が細めなのでライトです。もちろんチータンあり。ここはチータンが無料というかセットです。

はいそして翌日、県庁にて赤肉サミットの報告などしながら次年度の目標などを打ち合わせし、昼食へ。

「どこにいきたいですか?」

「やっぱりパイロンですかねぇ」

ふふふ なんかですね、やっぱりガツッとした味の肉味噌で麺を食いたいのですよ!

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ここでH課長と雑談してて、驚きの発見があった。

「僕が初めてパイロンにきたのって20年くらい前だと思うんですよ。でもそのときの記憶はなんだか二階に上がって食べたというものなんです。でもいまは二階がないし、あれは記憶の混濁なのかなぁ、と思ってたんですけど、、、」

「えっ やまけんさん、それは記憶違いじゃないですよ!20年前なら2階はあったはず!」

なんとなんと! 実は以前は二階建てで、二階には創業者である先代おやじさんが鍋前に陣取っていたそうだ。先代がお亡くなりになった後、そこにいたる道をふさいでしまい、いま二階は営業していないということらしい。

うわあ、俺の記憶は間違ってなかったぜ!

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じゃじゃ麺の味も変わっていない!

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県庁の須藤氏の流儀。ラー油と酢をかけ混ぜる。

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そして食後のチータンの流儀。 H課長は麺も少し残しておいて、卵をよーく溶く。

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よく溶いた後、おばちゃんに「チータンお願いします」でたっぷりのゆで汁が入って戻ってきた。

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そこにH課長、なんとラー油と胡椒をちゃっちゃっと浮かばせる。

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これがH課長の流儀。うーん 旨そうです。

考えてみれば、じゃじゃ麺という食べ物は盛岡にしかない。東京にじゃじゃ麺を出す店が2店あるけど、それ以外はほとんど無いと言ってもイイ。つまりこのような、じゃじゃ麺食いの作法は岩手県のごく限られた地域のみに存在するわけだ。福井県のソースカツ丼の流儀のようで本当に興味深い。

さてこの後のいわて農林水産躍進大会では、なんと短角牛農家の若手二名、それも僕と大変に関わりの深いお二人が賞を授与されていた!

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左から三番目が、いま僕の二頭目の牛である国産丸を飼育してくれている、久慈市山形町の柿木君。その隣の隣にいる丸刈りの若者が、「さち」がお世話になった漆原さんとこの息子さんである!すげえええええ!

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この会の後半に、講演ということでたっぷり1時間40分ほど話すのである。休憩時間中、控え室にて懐かしき山形村(いまは町)の面々と談笑。

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いや、本当に岩手県での人との関係が広がってきた。友達がいっぱいできてほんとに嬉しい。この友たちのためにもっとできることがあるはずだ。がんばろっと。

さて僕の講演も無事に終了して、さて呑みに行きます。一次会は岩手県の日本酒飲み放題の店。

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月の輪、七福神、南部美人と呑み進んでかな~り酔っ払った中盤!

僕が岩手県の郷土芸能が大好きだという話から、すさまじい盛り上がりに!

もともと僕は高校時代に和太鼓をやっていて、卒業後はプロの太鼓うちになりたくて自転車で東北の民俗芸能を巡る旅をしたこともある。岩手県北上市で開催される「みちのく芸能祭り」という、岩手中の芸能が集結して三日間踊りまくる祭りを、北上駅の駅舎の中に野宿させてもらって見に行ったり、早池峰山に自転車で登って神楽をみたりしていた。岩崎鬼剣舞や黒川さんさ踊りは、自分では踊れないけど、ほんのさわりなら口しょうがができる。

そして、、、「日本で一番かっこいい芸能って、岩泉の「七頭舞(ななずまい)」だよね」といった瞬間に、農林水産部の副部長さんと、H課長が弾けた!

「えええええええええええええええええええ やまけんさん七頭舞を知ってるの?」

「あれは私の故郷の芸能ですよ!」

そこからはもう芸能話ばっかり。いやー岩手の芸能はやっぱり最高です。

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興奮さめやらぬまま、二次会はホルモン。なんて店だったっけなぁ、忘れましたゴメン。

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明日、僕を「草太郎」がいる岩泉に運んでくれる美女・塚原ちゃんも合流。

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みな、いーい感じにできあがってきました。

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岩手の畜産を巡る世界はこれからどんどん変わっていくよ!いや、変えないといけないんだよねぇ。

さてそして最後の〆は、、、

「じゃじゃ麺行きますかぁ」

夜のじゃじゃ麺といえば香醤(こうじゃん)です。

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みなが中盛りを頼むなか、僕と塚原ちゃんが「大盛り!」。

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そしてここで塚原ちゃんから名言が発せられた。

「え、これで大盛りですかぁ?」

一同爆笑。 そう、彼女、美人にしてよく食べるのですよ。

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24時間で3店のじゃじゃ麺制覇。どの店も美味しいです。まあ最終的にはやっぱりぶっちぎりで白龍だけどもね。

ちなみに本エントリの撮影はすべて、リコーGXRと50mmマクロユニット、そして新しい28mmユニットで撮影。みんなそうだとは思わなかったでしょ? ノンストロボで撮るなら、かなり最強のカメラになりつつありますよ、これ。