炊き出二日目ダイジェスト。

2011年4月14日 from 出張,農村の現実

一日目が終わってないけどごめん。炊き出し二日目、ほとんど寝ていないであろうロレオールとオーボンヴュータンのスタッフとともに陸高へ向かう。

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一日目と同じ避難所にて朝食を作る。

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なんと深夜のうちにアル・ケッチァーノの奥田さんが「俺も行くよ」と車で駆けつけ、スープ作りを手伝ってくれる。ロレオール伊藤シェフと奥田さんの関係は、はためからすると兄弟みたいだ。

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オーボンヴュータン軍団の統率力もすごい!やっぱり有事下では、徒弟制の方がスピード感ある仕事ができるということだろう。カップに入れているのはフルーツポンチ?スミマセン名前がわかりませんが、避難生活中はあまり食べられないであろう色とりどりのフルーツだ。

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下は、旨そうなコンフィチュールを皿盛りするところ。

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この日の主菜はほうれん草入りオムレツ、カレースープ、オーボンヴュータンのパンとコンフィチュール、そして果物、カフェオレだ。

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ロレオールスタッフのセキちゃんとオーボンヴュータンの若衆と僕は、もう一つの避難所に焼き上がったオムレツなどを運搬し、配膳。無我夢中にやってる内に終了。その間はもちろん写真は撮れず。朝ご飯は避難所の全員が食べられるのではなく、55名分セットした。

そして、夕飯と朝食という二回分の炊き出し終了!

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ロレオールとオーボンヴュータンのスタッフ皆さんお疲れ様でした!

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オーボンヴュータン河田シェフ一行はここから直接東京へ戻る。

「おそらく明日も営業なんだろうなぁ、、、」とセキちゃんつぶやく。って、君んとこもじゃないか(笑)

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避難所は高台にあるので、見下ろすと津波被害にあった地域が明瞭に見渡せる。

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ほんとうに1メートルの高度差が明暗を分けているのがよくわかる。すべて、なぎ倒されている。

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出発前、しんのすけから「おまえは、そこに住んでいた人の記憶を踏みにじるような悲惨な写真ばかり撮って来ちゃだめだぞ。」と言われてきた。全くその通りと思うのであまりそういう部分は掲載したくないが、現況はこんな感じだということで一枚。

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かつでそこに住んでいたであろう人たちが、住居跡に佇んでいるのをそこここにみかける。車中、みんな重い気持ちになる。

帰途、伊藤シェフ&奥田シェフともに爆睡。お疲れ様でした。ホロホロ鳥の石黒さんも結局二日目まで残って僕たちを運搬してくれた。ホントにお世話様でした!