東日本大震災炊き出しシェフ支援プロジェクト ~被災地からの報告~ ポルコロッソ山崎シェフより

2011年5月19日 from 東日本大震災

東日本大震災 表題の件、とりいそぎ文章のみアップしておきますね。

やまけんさん
いつもありがとうございます!

状況は外から見ると好転しているように感じていると思うのですが、避難者数は仮設住宅への移転等で減っています。ただ最近知ったお話しなのです、仮設住宅へ移転された方々は自立への一歩を踏み出したという名目で行政からの食事、物資の配給が止まります。

生活するお金がある、ない、買い物するお店がある、ない、足がある、ないは関係なく、一律平等に、支援を打ち切るんだそうです。民間の僕らが、より細やかな目配り気配りのサービスを提供していかなければ、天災ではなく人災で亡くなる方々が出るということだと思います。阪神淡路の震災ではお年寄りの方々が仮設住宅で孤独死をなさった方が多くいらしたと聞いております。それだけは絶対我慢出来ませんので、お食事をお届けしながら、見守り隊、御用聞きをより細やかにコミュニケーションをとっていきたいと考えてます。

あと紙コップの食事からお弁当にするべく、仕出し用のお弁当箱を東京の業者に3000個オーダーしました。間もなく到着すると思うので、よりバランスの取れた食事を提供出来るよう精進いたしますm(__)m

とのこと。

岩手県沿岸部では、仮設住宅が続々と建っている様子が見て取れる。岩手の対応は福島などに比べると早いらしくて、それはよいこと。けれども、仮設住宅に移住した場合、支援を打ち切らなければならないというのは、以前に県庁で話を聞いたときにも話題には出ていた。つまり、被災者の保護を管轄する法で、仮設住宅に入居した場合は「被災者」ではなくなるということらしい。

だからここから先は本当に、山崎シェフが書いているようにコミュニケーション不足での孤独死やストレスによる様々な問題を、一人一人にケアしていく体制が必要になるだろう。と書くのは簡単だけど、実行は厳しいやね、、、

さて、ロレオール伊藤シェフはオーボン・ヴュータンの河田シェフとともにまた陸前高田に入ってきたとのことでした。詳報入り次第アップします。

ちなみに私は、まだ熱が下がらず、グズグズとした体調が続いてます、、、