2015年2月 9日 from イベント,ドライエージングビーフ,首都圏


ということで、今年も赤肉サミット、プロ料理人&流通業者向けイベント、料理研究家向けイベント、そして一般向けイベントの全てが終了!お疲れ様でした、、、
先週の木曜日から土曜日までの3日間、東京メトロのフリーペーパー「メトロミニッツ」の主催で開催された「満月饗宴」。これが一般向け赤肉サミットだったわけです。
会場となったのは、3月3日より恵比寿にてオープン予定のこの店。

雰囲気、もの凄くカッコイイでしょ!? gozzoと書いて「ゴッゾ」と読みます。ごっつぉーさん、という感じでしょうかね。実はすごい人がエグゼクティブシェフとして就任予定なので、お楽しみに。で、恵比寿駅から歩いて8分くらいのこの会場に、ぞくぞくと人が詰めかける、、、


これがメトロミニッツの最新号。実はこの前のページに、僕の撮影した短角牛の写真がドカーンと載ってます。

前払い制ということもあるけれども、どの晩も大盛況、キャンセルとかほとんどなし!

手前が男性なので「オトコ率多い?」と思うかもしれないが、実際には圧倒的に女子会グループが多い!

サーブされる料理は、すべて熟成肉がらみ。煮こごりサラダ。

スネ肉の煮こごり風。
これら前菜をつまみつつ、僕からの赤身肉&熟成の講義をさらっとして、そこから3種×2熟成方法のテイスティングに突入!

左から十勝若牛、いわて短角和牛、土佐あかうしのランプを日本型の熟成方法である吊るし熟成(枯らし)にしたもの。
そして下は、同じ並びでドライエージングしたもの。どちらも同じ個体の右・左枝肉のものという、これいじょうない好条件での食べ比べだ。

あえて、テイスティングはプロにお願いしたものと同じ形式でやっていただいた。そのテイスティングシートはすべて回収させていただき、これを各産地の分析用に使わせていただきます。

みんな真剣そのもの! 意外なことに、3夜とも最後まで皆さん集中してテイスティングしていただきました。このテイスティング、すっごく疲れるんですよ。マジで。しかもこの時点でだいたい120g程度は肉を食べることになる(笑)
疲れたテイスティングの後は、シェフの料理です。

これ最高!刺身かと思うような、低温調理した十勝若牛最高。

カツサンドは、カルネヤのDABカツにインスパイアされて僕が「つくって!」とお願いしたもの。和辛子風味と八丁味噌味の2種類。美味かった!

それにしても、出す料理がすぐさまなくなっていく!最初の晩だけすこし残滓がでたが、あとの2夜はまったく残りがでなかった!

ほんと、美味しかったです。
写真には撮らなかったけど、このほかに熟成方式違い、品種違いのローストビーフとステーキもガンガンでてきた。

これで極上のワインもついて7000円というのは正直あり得ない(笑) メトロミニッツと赤肉サミットの共催だからできました。もうこんな機会ないかもしれません。

熟成肉ラグーもきっちりはまった!
ということで、この日の陣頭指揮をとった森田シェフ。

人前で話すのだけが苦手だそうです。3月から、すごいエグゼクティブシェフがこの店の冠になりますが、調理場は主に彼がこの店を切り盛りします。実力は素晴らしい。安心して任せられます。

ということで、関係者のみなさま、どうもありがとうございました!
わたしはしばらく抜け殻になろうと思います。12日にはスーパーマーケットトレードショーで講演するので、覗きに来て下さいね!
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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