一日目から香港のストリートご当地グルメ 澳洲牛奶公司のミルクプリンと麥文記麺家のワンタン麺を堪能中!

2015年9月18日 from 出張

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ということで香港に来ている。気温30度だけれども、それほど過ごしにくくはない。天気はわりとよい。ビジネスの話しの合間にちょいちょいとB級とA級グルメ双方を行き来している。

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「山本さんのお口に合うかわからないんですけど、香港人のダンナが『ローカル香港人が好きなのはこういう店だ!』って教えてくれたところがあります」

と通訳のIちゃんが案内してくれたのが、佐敦(ジョーダン)という地域にある二店。まずは麺料理で、ワンタン麺が名物とのこと。

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麥文記麺家と書いてマクマンキーと呼ぶそうな。店頭には日本語ガイド記事が掲示してある!そうですか有名店なんですね。

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小さな小さなお店、小さな卓を囲んで4人が座る。ワンタン麺がお薦めとのことだけれども、ジャージャー麺的な肉乗せ麺も美味しそうだったのでオーダー。

この入り口の厨房でおいちゃんが麺を茹で、スープを注ぎ、茹だったワンタンを載せ、、、

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という感じで、秒速のスピードで麺が完成し、運ばれてくる!

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参りました!ジャージャー的麺のほうはスープ付きです。

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さて、ワンタン麺だが見ての通り日本とは色んな意味で違う。だって日本じゃワンタンが上に載ってるはずなのに、こっちの場合はスープにワンタンが入った状態の上に麺がトッピングされているではないかっ!

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ちなみにサイズ的には掌に載ってしまうくらいの小ささで、おやつに軽く一杯という大きさだ。香港人はこういう風に、少量のスナック的な食事をちょこちょこととるのがスタイルらしい。

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さて麺だが、イーフー麺のような乾燥麺ではなく、しっかり鹹水の効いた、バーミセリ程度の極細麺である。啜ってみると、存外にしっかりした食感。細麺は食べ応えがないというのは食感の問題なんだな、と思ってしまった。

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そしてやたらとでっかいワンタン! いやこれホントにデカイ!中サイズのエビが一匹分入ってるんじゃないの?という感じだ。バクッとなにも考えずに一口で食べると、エビだけではなく複雑な旨さが小麦の皮から飛び出てくる。

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このワンタンの具は、中サイズのエビ一匹分と、すり身にした豚肉(?)のようだ。この海鮮&肉のダブル攻撃が実にいいコクを産み出しているのである!

それに何より、スープが美味しい! どうも乾燥ホタテを戻して煮込んだ時のような味わいである。そして嬉しいことに、あまり化学調味料を使っていないようなサッパリしたスープである。いいねこれ!

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もう一方のジャージャー麺的なやつ、これも想像つく味ではあるけれども、日本の中華で出てくるジャージャー麺とはまったく違い、甘濃ゆい感じの味わいである。これもまた旨い!

いや旅の初めからいい感じである。と思ったらすぐに「隣のお店が、ミルクプリンで有名なお店なんです!」とのことなので、そのまま並行横スライド方式で隣の店へ。

なんて読むのかわからないけど、澳洲牛奶公司という店だそうです。

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このあたりはミルクプリンの有名店がずらり並んでいるらしいのだけども、ここはローカルの人気が高いらしい。

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このように店の外から、客に供されるミルクプリンの椀がみえる。意外に大きなお椀ですよ!

ところで驚いたことがあって、、、香港で売られている牛乳のほとんどが外国からの輸入品で、日本からも牛乳製品が輸出されているそうだが、人気の高いのがオーストラリア産だそうだ!

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そのオースト産の牛乳を使って造られた杏仁ミルクプリンと卵プリンが有名な店なのだそうだ。

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しかも、プリンは温かいのと冷たいのを選ぶことができるとのこと。

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ご存じの通り舌は温かいものの方がきちんと味を感じることができる。ということで、あったかいのをオーダー!

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すぐさま運ばれてきた両プリン! いやいい感じである!

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杏仁ミルクプリン。ドロリンとまろっとした固まり方で、レンゲでぼったりと救うことができる。口に運ぶと、熱々でやけどしそうになる。我慢してふーふーしたのをトゥルッとすすり込むと、予想していたよりもあっさりとした味わいなのだが、ミルクの焦げ感が感じられ、それが一種のコクとなっていてなかなかに美味しい。

この感じなんだろう、、、あっそうか!と思い当たる。

この焦げた感じ、UHT(超高温殺菌)した牛乳を、さらに煮込んでるからこうなるんだ! これ、120度2秒殺菌かもしくはそれ以上の温度での殺菌だと思う。海外からの輸入なので、低温殺菌牛乳はリスクがこわくて輸入しないのだろう。UHTで菌みなごろしにした牛乳のみが渡ってくるのだろう。UHTは120度というタンパク質変性がおきる温度帯なので、焦げた匂いが牛乳に付く。それを煮詰めるから、もっと焦げた感じになる。僕はUHT牛乳の焦げた感じが大嫌いで、のまない。が、この焦げ感を逆に美味しさに転嫁したこのミルクプリンはなかなかに好きだ。

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カスタードブリンは、これまたわりとアッサリしていて、量の多い器いっぱいでも食べてしまう!熱々なのがまたよい!

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ちなみにこの店の名物は朝食セットで、トーストにふんわり卵焼きを破算だものに、スープマカロニがついたモノを食べる人が異様に多かった。今度来たときにはこちらも食べてみたい!

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いやそれにしても初っぱなから実にいい感じ。俺はやっぱりB級グルメが好きだな~と再認識してしまったのである。