ウィルコム新端末を総ざらいで見せてもらった。結果、ENERUSに決めた!ようやく変えるぞ端末を。1700mAhのモバイルバッテリーになるPHS端末、いいぜ。

2012年12月 6日 from 日常つれづれ

原稿執筆で死にそうです。アタマぼーっとしてきました。ので、ちょっと息抜きさせてください。

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僕の個人電話は社会人になってからズーーーーっとウィルコム(当時はDDIポケットだったけど)のPHS一本やりだ。困ったことはほとんどない。いちおう、山奥などに行くことがハッキリしている出張の場合は会社で契約しているドコモ携帯を持参するが、ほとんど使ってない(そろそろ解約しようかな)。

東日本大震災の時も、周りの携帯が総崩れのなか、PHSは淡々と通信ができていた。だから僕は出張先の九州からでも家族の安否を識ることができて、冷静に行動することができたわけだ。災害に強いウィルコムというのは本当だった!

そのウィルコムが、憎っくきソフトバンク傘下になってしまい、ソフトバンクはまたもやウィルコムの自由闊達なPHS戦略を阻害しているようで腹が立つのだが、、、ちなみにソフトバンクが始めたLTE通信の技術は、ウィルコムが開発していたXGPという仕組みである。僕は3年ほど前に、週刊アスキーのテストレポートの取材でこのXGPを間近で観た。フルHD映像をリアルタイムで何本分かを送れてしまう技術で、こんなの通信端末に搭載してどうなんの?と思ったが、今から思えばじつに先進的な企画だったわけだ。

週アスや他誌における、全キャリアのLTE速度比較をみると、一目瞭然でソフトバンクがばかっぱやい。もちろん都市部のみで、エリア的には弱いのだけれども、それでも地方の中核都市をまわる出張族には最高の接続環境を提供してくれる。これが「ソフトバンクすごい!」といわれるのが非常に腹が立つ。声高に言うが「これはウィルコムが開発した技術なんだぞ!」

さて、そのウィルコムがようやく欲しくなるような端末を出してくれたので、久しぶりにウィルコムの「中の人」である●▲さんに、新端末をごそっと持ってきてレビューしていただいた。

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えー、この写真の左にある二台の白い端末は我が家で使ってる端末です。あと下段てまえから二台目の薄いのは私のiPod Touchです。それ以外はウィルコムの新端末。黒く塗ってるのはウィルコムとは関係ない端末です。

下はかなーり長く使いました、わたしの現行端末であるBAUM。

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純白の端末だったのに、数字キーのところがジーンズの尻ポケットにいれてたから、青く染まってるのがわかる。使い込みすぎました、、、最近では電池がよう持ちません。

で、いろいろあるなかで、次の端末はこれに決定!

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これこそ、新端末の中でも異彩を放つ「モバイルバッテリーになるPHS」であるENERUSだ。ちなみにエネルスと読むのかエネラスと読むのかわかりませんぞ、ウィルコム様!

この端末、SII製のもので、長らく使ってきた京セラ端末とは操作感やフォントがだいぶ違う。けど、その違いが新鮮で変えてみたくなったというのもある。だいいち、この画面表示かっこよくないか?

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電池残量がバシーンとあって、それも上段にスタンバイ時間、通話時間があり、電池マークを挟んで下段にはブルートゥースを使用した場合のスタンバイと通話時間が表示されている。しかし、上の写真でなぜか、ブルートゥースを使用した通話時間のほうが何もしない通話時間よりも長くなっているのはなぜだろう!?うーむ、まだ発売前の試用機だからっつうことでスルー。

この端末、割り切り方が凄くて、WWWブラウザを搭載していない。ええっと一瞬思ったけど、よく考えてみたら俺はBAUMを使用している間、ブラウザを使ったことなどほとんどない。そういうことはiPod Touchと3Gモバイルルーターにお任せである。従って、PHS端末に必要なことは音声通話の品質とEメール機能、そして「長時間バッテリーが持つこと」なのである。

その点においてENERUSはすごい!だってこれスタンバイ状態でバッテリーが8日間保つんだよ!ほとんど充電を忘れちゃうでしょう。

そしてこの端末最大の特徴である、モバイルバッテリー機能。

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おしりの部分にあるのは、なんとミニタイプではない、通常のUSB端子である。その右横にある丸い穴はイヤホンジャック。つまりこの端末は平型コネクタなくてもイヤホン刺せる!そのことはまた後ほどとして、さっそくスマホに充電してみましょう。

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はいこのように、スマホ側の画面に「充電中」とありますね。USBケーブルを挿した時に自動的に給電を開始したり、手動で開始するなどは設定で変えることができる。給電しすぎでENERUS自体の電池がなくならないように、何%で給電を終わりにするなども設定可能だ。

下の写真の左上、アンテナマークの横に5Vの電流を給電しているというメッセージが出ているのがわかるだろう。

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僕はいま、出張時にはモバイルルーター用の充電バッテリーを持ち歩いているが、これを減らすことができるのはじつにありがたい。1700mAhは小さいじゃないか、と言う人がいるけれども、iphoneやルーターを3時間程度フル稼働するには十分でしょう。ちなみに僕のモバイルルーターの電池は1880mAhで6時間稼働だ。それなら、ロスを考えても4時間分程度は充電できるだろう。それで十分である。

というわけで僕の新端末はこれに決定!ブラックモデルカッコイイし、こいつでいきます。

ちなみにウチの嫁さんはこのパントンに決定。

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可愛いですな。

もうひとつ可愛いのが、大ヒット端末であるハニービー。

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これもいいんだけど、やっぱり京セラ端末なので、ちょっと操作感を変えてみたいんだよね。

さて、、、書き忘れてましたが、底部のUSB端子の横にある丸いジャックはイヤホン端子。ここにイヤホンを差し込んで何ができるかというと、、、

実はこの端末、Bluetooth機能があって、Bluetooth対応スマホと連携して着信を受けたり、またはENERUSからスマホになりかわって発信することもできるのである。まあしかしPHSがメイン通話端末の僕はこれは使わない。

他に何か使い道ないかなぁ、と思ってたら!iPod Touchと接続して音楽を聴くことができた!あーなるほど、、、しかし、これって別にiPod Touchにイヤホン刺して聴くんでいいよな、とも思ってしまった。うーん Bluetoothを活かすための使い道、なにかないかなぁ、、、