ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボードとワイヤレスでないのを買った!

2013年8月 7日 from 日常つれづれ

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撮影:オリンパス OM-D 12-50mm

僕は長いこと(就職した時から)、ノートPCでは当時はIBM製だったThinkPadを買い続けてきた。途中二回はレッツノート、そしていまAppleのMacbook Airに浮気中だけれども、いつ戻ってもいいぜというくらいThinkPadが好きだ。

その理由の8割くらいはキーボードだ。コンピュータで文章を書く人間であれば、キーボードはかなり選ぶと思う。そして僕はThinkPadのキーボードに惚れ込んでいる。そしてその理由の7割は、いちばんの特徴である赤いポッチのトラックポイントの存在。残り3割が打鍵感の良さである。

この赤いポッチのトラックポイントを「ええ~使いにくいよ~」という人は多いが、それはほとんどが「使い始めて1時間程度」の人の発言だ。みんなマウスやタッチパッドになれているから、それと同じ使用感を求めてトラックポイントを使っても戸惑うばかり。それはよーくわかる。しかし、そこを我慢して3日間つきあって欲しいのだ。そうしたらかなり高い確率で、以前のポインティングデバイスに戻れなくなるはずだ。

理屈で考えてみればわかる。

マウスもタッチパッドも、どちらもいちどキーボードから手を離してポイント操作をし、またキーボードに戻るという動作が必要だ。しかしトラックポイントは、両手をキーボードのホームポジションに置いたままで操作ができる仕組みになっているのだ。これほど楽なキーボードシステムは他にないのである。中にはタッチパッドで同様にしている人もいるかもしれないが、右クリック・左クリックも含めた操作感では、ThinkPadキーボードに優るものはないだろう。だから、プロの書き手の多くがThinkPadを愛用してきたのだと思う。

しかし今、ThinkPadユーザーの多くがMacBookAirに流れてしまっている。週刊アスキー編集部も、以前はThinkPad使いがかなりいたのだが、一年くらい前に訪ねたら、その最右翼だった副編集長さんが「いやーもうMacです」と変身していたのでビックリした。そしてその後、僕自身もMacbookAirユーザーになってしまった。

MBAはたしかに佳い。何がいいかと言えば一番は、SSD内蔵による操作のスムースさだ。MacOSに由来する操作のしやすさというのは、正直僕の場合は「んーWindows7でいいかな」と思うものが多い。そしてキーボードの打鍵感はわりといいんだけど、ポインティングデバイスがなぁ、やっぱり本当はトラックポイントが欲しいなあと思う。

さて長くなったけど、IBMからレノボに変わったが、ThinkPad関連の商品はクオリティを保ちつつも意欲的な商品が出続けている。キーボードも、トラックポイント付きのものが代々出ていて、僕はこれまで3つのキーボードを使い潰している。そしてこのたびようやく、ブルートゥース対応のトラックポイントキーボードが発売されたのである!

■ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード(日本語) 商品ページ
http://shopap.lenovo.com/SEUILibrary/controller/e/jpweb/LenovoPortal/ja_JP/catalog.workflow:item.detail?GroupID=460&Code=0B47181&category-id=3FB2CEB78A0F49D18148731559AF4603&hide_menu_area=yes

13,041円はちと高いと思う人もいるかもしれないが、期間限定のクーポンとかがよく出ていて、8000円程度で買えるタイミングがあるはずだ。また、ブルートゥース必要ない!と言う人には、もっと安いのがある。

■ThinkPad トラックポイント・キーボー ド (日本語) 商品ページ
http://shopap.lenovo.com/SEUILibrary/controller/e/jpweb/LenovoPortal/ja_JP/catalog.workflow:item.detail?GroupID=460&Code=0B47208&category-id=3FB2CEB78A0F49D18148731559AF4603&hide_menu_area=yes

こちらはクーポンが適用される時期なら5千円台で買えてしまう!PCにUSB接続して使うだけならこちらでOKのはずだ。

僕は今回、この両方を買った(笑) だから、冒頭の写真は二台のキーボードなのである。

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下がブルートゥース、上がUSBオンリーのほうだ。寸法はどちらも同じ!重量だけ、ブルートゥース版のほうが20g程度重いだけだ。

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横から見てもほぼ同じ。当たり前か。

唯一の違いはここ!

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ブルートゥース版の方(上)には、ブルートゥースを起動するためのスイッチがある。この部分だけが外見上違うところだ。あと、キーボードの背面にマイクロUBBの口があるのだけど、そこは写真撮り忘れました。つまり、ブルートゥースキーボードでもUSB接続で使うことも可能ということです。

で、いま早速、自分のデスクトップPCに繋いでいるんだけど、これまで使っていたThinkPad USB トラックポイントキーボード(日本語)との違いをあまり気にせず打鍵できる。これまでと違いアイソレーションキーボードなんだけど、特に大きく違う!とはあまり思わない。とても打ちやすい。パームレストが無くなってスリムになったのも、特に影響無し。そのぶん面積が小さくなったので大歓迎。そして、古くからのユーザーには大きな変更であるファンクションキーが一列になっちゃった問題も、僕は特に問題を感じない。なぜならデスクトップマシンの場合は、音声のボリュームを変えるとか、モニタの輝度を変えるとかそういう動作はキーボードからは行わないので、通常のファンクションキーモードに固定しておけばいいのだ。使うのはF10で英小文字変換とかだけなのである。

ということで、極めてハッピー。あとはこれを持ち帰って、自宅でMBAをモニタに繋ぎ、このキーボードをブルートゥース接続するだけだ。きっと快適な仕事環境になるだろう。あ、でもMac特有のジェスチャーは出来なくなるんだな。うーん、、、それだけは残念だけど、我慢するとしよう。