草太郎は元気でした。畠山利勝さんご夫妻の愛に包まれ、どんどんでかくなっておりました、、、

2010年12月24日 from 出張,日本の畜産を考える,農家との対話

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ブルックのおいしいパスタをいただいて、畠山農場へと向かう。といっても200メートルくらいの移動だ。

畠山ご夫妻、こうしてみるとお若いんだけど、東京で農大に通う立派な息子がいる。これがまた、シャイなんだけど、経営を継ぐ気まんまんのいいやつなんだ。息子が継ぐ気になる経営は、いい畜産経営。

 

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「まず、うちが餌にしてるデントコーンを観て欲しいんだ。俺んとこではデントコーンサイレージと、麦のフスマでほとんど育ててます。デントコーンは俺が栽培してるのと、町の公社の方で栽培しているのと二通りです。これは、俺が栽培したヤツだな。」

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餌用のデントコーンを、実がなって半熟程度になったあたりで、実や芯や茎、葉ごと収穫し裁断して、ラップでグルグルまきにして乳酸発酵させるのがデントコーンサイレージ。コーンだけども粗飼料(濃厚でない飼料)という扱いになる。

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獣医師・松本大策先生の教えにより、僕は必ず家畜の餌は食べてみることにしている。

「人間が食べて嫌な気分になる餌は、家畜も嫌なエサです」

という明快な考え方がある。このデントコーンサイレージ、いささかのおかしいところもない、美味しそうな古漬けの香りと味のするものであった!

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さていよいよ草太郎がいる牛舎へ!

「生育順に区分けしてるんですけど、ちょうど手前のところにいますから。目印になるように、首にヒモ巻いたままにしてますからわかりやすいですよ。」

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牛舎には、10月末の子牛市場で畠山さんが購入してきた若牛が15頭くらい入っていた。眼の周りが少しはげているのは、子牛がこの時期にかかる皮膚病だ。

あっ いた!

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草太郎!元気そうだなぁお前!

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なんだか、僕がマークしてるのを察知してか、逃げる草太郎。

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短角は、ずーっと放牧で育っているから、人になれるのに時間がかかるのである。

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まあそれにしても立派な体格。期待できますな。

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「あらこの子、草太郎っていうんだっけ?あたし達はいっつも、やまけんさんの子だから『ヤマちゃん』って呼んじゃってたわ」

えええええええええええええ それはちがいますぞ、ヤマちゃんは私ですがな!(笑)

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草太郎達が呑んでいるのは、裏の沢からひいてきた水。

周りは山、山、山しかない大自然!

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こんなところで、草太郎は育っていました。

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畠山さん、信頼してお任せいたします。どうぞ草太郎をよろしくお願いします、、、草太郎が出荷可能になるのは2012年の5月あたり。さて、どんな牛になるのか楽しみだ。

後ろ髪引かれつつ畠山家を辞して、盛岡行きのバスが発着する道の駅「三田貝分校」へ。最後までアテンドしてくれた塚原良子ちゃんに大感謝!ほんとにありがとう、岩泉の至宝よ!

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岩泉町の短角牛は、岩手県内でも最大の産地だけにいろいろな問題を抱えてもいる。僕もそれと向き合って、なんらかの方向を一緒に見つけて行ければいいな、と思っている。草太郎よ、お前、責任重大だぜ。