季節はずれだけどズッキーニについて。市場規格のズッキーニよりも、日本では「穫り遅れ」と呼ばれる大きくなっちゃったズッキーニの方が、断然旨いと思っているのは俺だけなんだろうか!?

2013年4月22日 from 食材

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モーレツに原稿書きしてます。1本と重い画像処理が終わったのでいったん休憩。まったく、ニコン純正のCaptureNX2はいい絵が出てくるんだけど、重すぎて困ります。

さてズッキーニ。某誌のために撮ってたんですが、写真は市場流通におけるAS。つまり綺麗なA品で、サイズはS。いちばん人気のある規格ですね。

でもこれって小さいんだよ。ズッキーニがどうやって生るのかを識ってる身としては、なんでこんなにちっこいのを売っちゃうのかなぁと、ズーッと思ってきた。今回、ちょっと興味があってサイズについてどんなふうに語られているのかネットを調べてみたら、、、

ビックリしたっ!

 

なんか結構な人が「大きくなりすぎたズッキーニは美味しくないので、、、」「大きくなりすぎると味が落ちるので、このサイズがベスト」というような書き方をしている!?

ほんとかよぉ、、、

基本的にウリ科の植物は、成熟するほどに味わいや香りが強くなっていくものだと思うんだけどねぇ。ちなみにズッキーニはペポカボチャでウリの仲間です。

僕がいう「大きいサイズのズッキーニ」てのはこんな感じ。

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今回、宮崎の弟分である沼口君に手配してもらいました。品種は国内でもっとも一般的なダイナー。俺は昔、たしかトスカを植えてたな。

これくらい大きくなると、たしかに中央部は種が形成されはじめ、その周りが綿状の組織で包まれる。そこをくりぬいて肉などを詰めて焼くという調理法があるくらいだ。でもおれなんぞはその種の周り部分も含め、とろとろになって旨いじゃん、と思う。

だいたい小さいサイズのズッキーニは食感が単調である。コリンとした食感なのはいいんだけど、風味もそれほどに感じない。大きくしたズッキーニは、火が通るとモロンというかんじの、しなだれかかるような柔らかさになる。それが旨い。

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どっちが旨いか、基本に立ち返って焼いて食べてみた。結果、やっぱり俺はデカイ方が断然好きです。焼き上がりの写真をみても、そのテクスチャに大きく違いが出ているのがわかるだろう。大きいものの方が、果肉部分がしっとりしているのだ。対して小さい方は、皮目ははっきりわかるほどに薄いものの、果肉部と種部の境界もないのがわかるだろう。

ということで、われもズッキーニはデカイほうが旨いと思う人、おらんかね?おれ、間違ってる?

と問いかけつつ、原稿書きに戻ります。