相変わらずイタリア料理界の香りのマジシャン! ビコローレ・ヨコハマ佐藤護シェフの腕を楽しんだ!

2016年1月 6日 from 首都圏

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年末、とある大人気居酒屋に取材するために横浜に行かなければならなかったので、「それならば」とビコローレヨコハマのランチを予約した。ビコローレヨコハマは、イタリア料理界の一匹狼的存在として尊敬を集めていた佐藤護シェフが一念発起してオーナーシェフとして出したお店。

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そして、そして、佐藤シェフの妻となられたのが、僕の会社の業容をどかーんと拡大してくれた、僕の右腕(以上の存在だったのですが)の清美さんなのである。という経緯はこれまでも書いたと思うけど、もうすっかり地元・横浜でも認知され、毎日満員の状態が続いている。

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この日のランチも、週末ということもあるだろうけど、満員。

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「じつはこれ一回転目で、もう一回転するんですが、そっちももう満席なんですよ、、、」

というから驚いた!

 

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さて昼酒を楽しみつつ、ランチどうしようかな。ランチはABCの三種、Aは1630円で前菜・パスタ・カフェ。B2970円はそれに本日のお魚かお肉の料理が付く。そしてCが6480円で、旬の食材をつかったシェフのお任せコースだ。

ここは、しっかり「シェフのお薦めコース」をとって、ガッチリ食べたいね!ということでおまかせしますということに! で、結論として、シッカリ食べたいならこのCコースが超お薦めだ!

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まずは紅色の鮮烈な、ビーツのスープと、自家製サルシッチャをサラミにしたものを、モッツァレラにのせて。

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この日が寒かったこともあるけど、このポタージュが最高に美味しく染み渡る!野菜のうま味に生ハム切れ端をベースにした、イタリアの味だ。

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前菜盛り合わせは、イタリアンであまりみかけない、コハダと野菜、そしてこれまた自家製のからすみだ。

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このからすみが実に最高、、、ねっとり、じんわりした塩味。コハダもビネガーの締め方が強くて、日本の〆魚とは違う味わいだ。

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そして、感動したのがこの一品。

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手前に特大マッシュルームのフリット、その奥には、生ハムで巻いたブッラータチーズと実に香るトリュフ!

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その下には、マッシュルームを生ハムスープと共に煮てピュレ状にしたソースが。

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この一品、みためは実にシンプルにみえるけれども、素晴らしく複雑で香りが重層的に立ち上る一品なのだ!美味しい!

そしてパスタ。妻と僕で別のお願いしました。僕はこの日のスペシャルパスタからとりあえずピーチのアマトリチャーナ。

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期待違わず美味しい。タマネギの甘さを引き出し生臭みを消したのがトマトと塩漬け豚のうま味と絡まり、そこにピーチとの絡まり感も足されて、最高だ。

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おつぎは蒼い玉子のカルボナーラ。青い玉子というのは、卵殻が青くなるアローカナなどの品種の鶏のたまごだ。

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濃い、、、

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濃いです!

クリームと黄身とチーズとベーコンの油脂が積層されて、実に濃いっ! 妻はこれ一巻きで腹一杯になっていた(笑)。

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メインは子猪つまりうり坊。いや、もう言うことないです。肉の火入れに薫り高いソース、最高です。大浦ゴボウのガルニも紫ハクサイのブレゼも美味しいです。

でもやっぱりこの店に来たら本当はアレが食べたいな、、、と思っていたら!

「やまけんさん、足りませんよね?準備してますよ!」

と清美さんが言ってくれたので、お言葉に甘えまーす!

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佐藤護スペシャルの、パンフォルテの入ったラグー!

※よく分からない方はこちらをご参照。

■”あの佐藤護シェフが!”と料理ジャーナリストを騒然とさせる新店、横浜にあらわる!トラットリア・ビコローレの料理は、羊の皮をまとった狼のごとき素晴らしき料理。どの皿も特徴的な香りがたちのぼる、文句なしの旨い店だ!
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2013/08/post_2003.html

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ふう~大満足。ドルチェはもうなんでもいいや、と思っていたら、ここでも超絶のビックリが!

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店でクリームにしたイタリアの栗をまとわせたセミフレッド、上に載っている渋皮煮も店で煮たもの。

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セミフレッドってようするにアイスだよね、と思って割って口に運んでビックリ!

うまい!

やばい、イタリアンでこんなに美味しいドルチェは久しぶりに食べてしまった!

「これ、人気なんですよ~、これをまた食べたいとおっしゃっていらっしゃるお客さんもいるんですよ」

というが、それ本当だろうな、、、わかるよ。このドルチェはすごい!

ということで、昼からすっかり楽しんでしまった。

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今年は何回いけるかな~! ごちそうさまでした!