なんと北海道でシャロレー牛! 2年後、本場フランスとはまた違った持ち味のシャロレー牛ステーキが食べられるかもしれない、が、しかし!こんなに可愛い子を肉にしちゃうなんてちょっとダメダメ!といいそうになってしまう愛らしさなのである。

2016年2月 8日 from 出張

2016年2月 8日 from 出張,日本の畜産を考える

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北海道3日間の出張の目的はこの子に会うこと。純粋なシャロレー種のオスの子である。日本にも数頭はシャロレーの繁殖牛がいるのだけれども、いま肉になっているのは少ない。このたび、北海道の某所にてシャロレー種のオスを肉牛にするというプロジェクトが始動したのだ。

そこで、このシャロレー君を肥育する生産者さんと、それを一頭買いしステーキにする、とあるイタリアンのオーナーさんとシェフさんと一緒に、牛をみにはるばる十勝まで参りました。

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いたよ、本当にシャロレーだ!

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まあホント、生まれたての牛は可愛いんですよ。すっごく。

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シャロレー種はフランスにおける黒毛和牛のような存在で、生産の主流となる品種だ。特徴はとにかくデカくなるということ。とくに尻、後腿部の肉付きたるやスゴいものがある。赤身中心のフランスの肉業界でずっと好まれてきた歴史があるのだが、サシ重視の日本ではあまり評価されてこなかった。

けれども、赤身ブーム・熟成ブームを経て、シャロレーの美味しさがわかる日本人も出てきている、と思う(思いたい)。

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とはいっても、この子が大きくなって肉になるまであと2年かかる。その際には必ずオフ会をやろうということにした。もちろん餌や肥育期間などこれから決めていくが、それも逐一ここで紹介しよう。お楽しみに!