アグリツーリズモ・センガの赤玉葱ジャムが激烈に美味しい!厚切りの豚肉ローストに合わせてみたいと思える香りと甘さである!

2016年9月29日 from 食材

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昨日、お客さんを連れて近所のピッツェリア「イル・タンブレッロ」でランチ。ピッツァ2枚とカルツォーネを二人で食べて満腹ニコニコ。帰り際に、日本橋のエグザイルこと大坪君が「あ、やまけんさんこれKさんに渡して下さい」と。

弊社のK隊員が先日ここでランチした際に、別席にイタリアからモッツァレッラを輸入している人がいたそうだ。ランチタイム終わり頃だったこともあって、いろんなモッツァレラを食べ比べさせてもらったらしい(くそーー羨ましい)。

その際にその輸入商の方が「モッツァレッラに赤玉葱のジャムを載せて食べるのが旨い」と言っていたそうで、それをきいたうちの女性陣は「やだー食べたい食べたい」と脳天気にはしゃいでいたそうだ。

その方が後日、ちゃーんと持ってきてくれたのだという。「彼女に渡してやってくれ」とのこと。こういう男はモテそうだな(笑)

ということでK隊員のものだが、僕もご相伴にあずかった。

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ずっしり重い瓶に、ダークな色のジャムがぎっちり。粘性はそれほど高くないかんじで、みためは海苔の佃煮感あり。

センガというメーカーは、イタリアのパルマにほどちかいカンピテッロという地域にある、農産物の加工やレストランなどを広範に行う、いわゆるアグリツーリズモをしている組織らしい。

この赤玉葱ジャムはチッポレ・ロッセと読むののでしょうか。検索したらたくさんのイタリア語レシピが出てくるが、作り方はどれもシンプルで、赤玉葱をスライスし、砂糖とプラスα(ベイリーフやコニャック、レモンなど)と共に煮込んで出来上がりというもの。

この製品も、原材料欄には赤玉葱と砂糖、レモンとしか書かれていない。素晴らしいね!

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とてつもなく固いフタを開けて(あたためてようやく外れました)みると、もうその瞬間からプワーンと香る玉葱の濃密な甘い匂い。

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一瓶の重量の6割が玉葱だということで、じゃあ4割はほぼ砂糖か、さぞかし甘いだろうと思ったのだが、、、スプーンを口に運んでみると、驚くほどに玉葱!たまねぎ!タマネギ!

タマネギ感がすさまじく強くて、甘さはたしかに強いが、それほどまでと感じない。これはつまり、タマネギとは最初から糖度が高いものであるということだ。そう、タマネギってあのツンとくる成分(硫化アリル)があるから辛いと思いがちだけど、糖度はむちゃくちゃに高いものなのだ。砂糖が入っていても、特有の風味があるので、ちょっと甘い玉葱ペーストという感じの味わいである。

それにしても旨い! これは美味しいペーストです。 クミンを加えればチャツネですな。

使い方としては、輸入商さんのお薦め通りにモッツァレッラに合わせるのもいいと思うが、K隊員がボソッと「豚肉に合いそう」と漏らした、それが大正解のような気がする。それも、極厚にカットして、表面にガリッと焼き色をつけて、天火でじっくり水分を飛ばした豚肉に添える。肉塊を切り取り、わりと下品にこの赤玉葱ジャムを載せて、バクリといく。

どう?旨そうだよね!?

ということで、ちかじかやってみようと思います。

で、この製品どこで売ってるのか!? 、、、その輸入商さんの名刺もらってないそうで、現状わかりません。わかり次第ここでお伝えしましょう。こいつぁ旨いよ!