先日書いた岩手県のリンゴ「冬恋」と、冬恋にならなかった普通の「はるか」の違いは明白だった!

2016年12月16日 from お取り寄せ

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いまさっき、うちの部下が岩手出張から帰ってきまして。2月に短角和牛の産地を廻る、料理人向けの弾丸ツアーをやるんですけど、気の利いたお土産買ってきてくれました。

「やまけんさん、冬恋ではなくて、はるかを買ってきました。食べ比べできますよ!」

そう、先日書いた「冬恋」は、「はるか」という品種を選果する際に、糖度16度以上・みついり指数2.5以上のものだけを選抜したもの。品種は同じだけどグレードが違うと言うことになる。

けど、はるかと冬恋を並べて食べ比べすることって、なかなか消費地ではないでしょう。目のつけどころがいいぞかきもっちゃん。

で、冒頭写真の通り一目瞭然です。上がはるか、下が冬恋。蜜入りの度合いが全然違います。「みつ」じたいは本当は蜜でもなんでもなくてソルビトールという物質であって、それが甘いわけじゃない。ただし、蜜が入ると言うことは、もう熟していますというサインではある。だから、蜜入りリンゴをあまり持ち上げないでくれという生産者もいるけれども、まあ蜜をありがたがる風潮は仕方の無いことだと思う。

ただね、ふつうのはるかと冬恋を食べ比べると、、、明らかに違う! こういっちゃなんだけど、はるかは普通のリンゴ。冬恋はお菓子のように甘い。また、食感も冬恋の方が引き締まってパキンとしている(まあそれは保存状態によるかもしれないが)。

ということで、やっぱり冬恋は選りすぐりのリンゴです。リンゴ好きの友人によれば、販売後すぐに買ったらしいのだが、1000円どころか2000円くらいしたそうだ。それでもリンゴ好きは、買うらしい。すごいことです、、、

あ、もう事務所の冬恋は売り切れましたので、連絡くれても食べさせることできません。あとはお買い求めを!