越生〜北本にて、DP3mを持って撮ったり食べたり。

2013年3月11日 from

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本日は越生に行っていた。3月11日の東日本大震災の二日後に急逝した叔父の墓前に顔を出したのだ。

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ここ数日の暖かな陽で、一気に山野草が花を開かせている。越生は紅梅を愉しめるスポットがあるらしく、大賑わいだった。

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上の写真のピント位置等倍。

自然光で晴天の場合は、ドンピシャであまりに美しく写る。

DP3mの焦点距離は50mm、センサーのサイズがAPS-Cなので、35mmフルサイズに換算すると×1.5となり、75mmということになる。

75mmという焦点距離は実に絶妙だ。50mmレンズを標準というけれども、僕はあまり使わない。それはパースがつきすぎるから。ニコンには60mmマクロがあって僕も多用しているけれども、正直いうともう少し長いのが欲しいなあと思う。でも、90mmや105mmのマクロだと、長すぎる場合もある。

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75mmは、適度に短く、適度に長い絶妙な距離感だ。一歩ステップバックすれば引きの絵が撮れるし、一歩よればかなりのクローズアップになる。まあどのレンズもそうだけど、僕の身長・取り方だと75mmはとてもスイートな距離感だといえる。

上の写真の等倍切り出し。枝の質感をみてください。

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寄ろうと思ったら、道ばたの小さな花にも寄れる。しかも、AF性能をかなり信頼できる。不安な場合はAF後にMFというのをONにしておけば、AF合わせた後にピントリングを回して微調整可能。もちろんその際はピント位置が拡大される。

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等倍がこちら。

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DP3mの75mmは画面の全域にわたって変なゆがみやパースが無いので、気持ちいい!

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寄った場合には前景と背景が大きくぼけてくれる。下記は開放のf2.8です。

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花の部分の等倍がこちら。

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念のために言っておくと、シャープネスは一切かけてません。SIGMA Photo ProでTIFF形式で現像後、SilkyPixで等倍にしたのをJPG切り出ししていますが、その際にアンシャープマスクはゼロに設定しています。JPG変換時にクオリティを10%落としているので、劣化しているはずなのですが。

さてお墓参りを終えて、実家のある北本市へ帰るみちすがら、手打ち蕎麦の「あきつ」へ。荒川河川敷からすぐのところにある名店。

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実は墓地を出てしばらく走ったところで、いきなり突風が吹き荒れ、視界が土埃で20mくらいになってしまう。そう、あの嵐に入ってしまった。畑や野原が沢山ある埼玉県西部では、ここしばらく乾燥していたせいか表土がブワアッと舞い上がってしまったようだ。農業者の観点からすると、せっかく栄養豊富な表土が飛んで行ってしまう、、、もったいない、、、

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DP3mに限らず、DPメリルシリーズの3兄弟は、暗所に弱い。三脚など立てて長時間露光すれば問題は全くないのだけれども、手持ちでISO感度をあげようもんなら盛大にノイズが出てしまう。それだけじゃなく、そもそも暗い場所での写真は受光素子にうまく光が回らないのか、綺麗に色が出ないと思っていた。

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けど、DP3mはその辺もなんか改善されているような感じがするのは気のせいだろうか?

アンダー目の写真で味わいがあるし、色再現も素直だと感じた。

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もちろんシャコッと動作するミラーがないうえにレンズシャッターなので、比較的ぶれが少ない。シャッタースピード1/60でもそうそうぶれない。

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あきつの蕎麦、久しぶりに食べたけど美味しかった!

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自宅への帰り道、ちょうどタイルの目があったので、レンズテストも兼ねて。

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上はF5.6。若干の糸巻き歪曲があるのかな?けれども特に気になりません。

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F10まで絞る。等倍で見ても回析の影響はそんなになさそう。

では這いつくばったアングルで。

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F3.5。

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F8.0。このあたりが解像感のピークらしく、キレキレに産毛が表現されている。

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これがF16!等倍でみるとさすがに回析の影響で、産毛がぼやんとしてくる。けど、表現としてはこれもいいね。

それにしても持ち歩くのが楽しいカメラだ、DP3m。次回は、料理写真を載せます。