「ばんしろう」ことグァバこそ、魅惑のトロピカルフルーツだ!種子島の長野先生より完熟グァバをいただく!

2016年9月23日 from 食材

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SIGMA sd Quattro+50-100mmf1.8

宅配便のお兄さんから荷物を受け取った弊社Kちゃんが「わーーーーすごい香りです!」と声をあげる。なんと種子島からグァバが送られてきた!送ってくれたのは、このブログで種子島の黒糖作りを記事にしたり、種子島紀行を取材した時にお世話になった、種子島の町議でもある長野ひろみさんだ

「この季節になると、いつもグァバの甘い匂いがどこかそこかで風に流されて、やまけんさんを思い出します。今年こそはと、集めました。傷がついて痛みやすいので、食べられるのかどうか、心配しながら送ります。せめて香りだけでもホンモノ。」

とのことだが、ばっちり大丈夫!裂果してるのもあるけど、ぜんぜん美味しく食べられます!

 

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ていうか全然コンディション問題なし。こんなにちゃんと熟して、しかも綺麗な状態で送ってもらえて感動だ。

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このグァバ、鹿児島の離島ではあたりまえに樹がその辺に生えていて、熟した実がぼたぼたと路面に落ちて、それが弾けたり轢かれたりして、香りが辺りに立ちこめる。その香りたるやもう、ムンムンのトロピカルムーンである。そう、マーティン・デニーのクワイエット・ビレッジがちょっとムンムンと聞こえてくる感じ(笑)

なぜ種子島や奄美大島などでこのグァバのことを「ばんしろう」と呼ぶのかわからないのだけれども、初めて奄美を訪れたときに、道路に落ちていたばんしろうの実を「食べてごらん」といわれ口にしたときの衝撃は忘れられない。皮などなかったように歯がルルルルッと果肉にめり込んでいくのだが、その絶妙な食感、そして口中から鼻にかけて流れ上がってくる、なんともエロチックで蠱惑的な香り。そして、クランチチョコのカリカリのように歯に当たる種(呑み込んでしまいます)。

あの感動がまたここに!

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本当にエロチックな果肉です。

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美味しくいただきました、、、

長野さんとこの選挙は来年2月だそうだ。彼女ほど地元・種子島の伝統とモダンを今後どうすべきか考えて行動している人も少ないだろう。再選をとおく東京から祈ります。長野センセイ、ごちそうさまでした!